JP2022128822A - クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、自動車のエンジンとトランスミッションとの間に配置され、エンジンからトランスミッションへの動力の伝達・遮断を行うクラッチレリーズ軸受装置に関する。
マニュアルトランスミッション(MT)のクラッチ装置では、図5に示すように、エンジン側にフライホイール33、トランスミッション側にプレッシャプレート42があり、両者の間に摩擦材を貼り付けたクラッチディスク44が配置される。フライホイール33に固定されたクラッチカバー45にダイヤフラムスプリング40が支持されている。ダイヤフラムスプリング40のばね力でプレッシャプレート42がクラッチディスク44をフライホイール33に押し付けることによって摩擦力が発生し、エンジンの出力軸50からの動力がトランスミッションのインプットシャフト38に伝えられる。ダイヤフラムスプリング40の内径側を押圧すると、クラッチディスク44がフライホイール33から離れてクラッチが遮断される。このクラッチ遮断時にダイヤフラムスプリング40を押す働きをするのがクラッチレリーズ軸受装置Xである。
クラッチレリーズ軸受装置Xは、図5に示すように、クラッチペダル(図示省略)と連動するレリーズフォーク32に押圧されることでフロントカバー34上を軸方向にスライドする。フロントカバー34はトランスミッションのクラッチケース36に取り付けてあり、フロントカバー34の内部をトランスミッションのインプットシャフト38が貫通している。常時は、クラッチレリーズ軸受装置Xがダイヤフラムスプリング40から離れており、ダイヤフラムスプリング40の作用でプレッシャプレート42を、フライホイール46のクラッチディスク44に押し付けてクラッチが入った状態、即ち、エンジンの出力軸50からの動力が伝達される状態にある。クラッチペダルを踏み込むと、レリーズフォーク32が図5の反時計方向に揺動し、クラッチレリーズ軸受装置Xをダイヤフラムスプリング40に押し付ける。これにより、クラッチレリーズ軸受装置Xと接触したダイヤフラムスプリング40が撓み、プレッシャプレート42がクラッチディスク44から離れて、クラッチが切れ、エンジンの出力軸50からの動力が遮断される状態になる。
特許文献1のクラッチレリーズ軸受装置では、内輪の内周面に鋼材製の接触部材を圧入し、接触部材の端部に形成した凸球面状の突出部をダイヤフラムスプリングと接触させるようにしている。
しかしながら、この構成では、ダイヤフラムスプリングと接触部材との接触部が金属同士の接触となる。ダイヤフラムスプリングを熱処理で高硬度化することは難しいため、この金属接触によって、ダイヤフラムスプリングの摩耗が進行し、クラッチ装置の寿命低下を招くおそれがある。また、金属接触により振動やノイズも発生するおそれがある。
以上に鑑み、本発明は、クラッチ装置の耐久性を低コストに向上させ、さらに振動あるいはノイズの発生を抑制することを目的とする。
本発明は、内側軌道面を有する内輪、外側軌道面を有する外輪、および内側軌道面と外側軌道面の間に介在する転動体とを有する軸受を備え、前記軸受に与えた軸方向の押し込み力により、前記軸受を軸方向に移動させてダイヤフラムスプリングを押圧するクラッチレリーズ軸受装置において、前記軸受が樹脂製の緩衝部材を介してダイヤフラムスプリングを押圧することを特徴とするものである。
かかる構成では、クラッチの遮断時に、回転するダイヤフラムスプリングが軟らかい樹脂製の緩衝部材と接触して変形する。そのため、ダイヤフラムスプリングが金属と摺動することはなく、これによりダイヤフラムスプリングの摩耗を抑制することができる。また、金属同士の接触による異音や振動の発生を抑制することができる。
かかる構成においては、前記緩衝部材および前記内輪のそれぞれに軸方向に延びる円筒面を設け、前記緩衝部材の円筒面と前記内輪の円筒面とを締め代を持って篏合させて、前記緩衝部材を内輪に取り付けることができる。
これにより、緩衝部材を簡易な組み込み作業で内輪に取り付けることができ、製造コストの高騰を防止することができる。また、樹脂製の緩衝部材を内輪に篏合する際には、樹脂製の緩衝部材が弾性変形して締め代を吸収する。そのため、内輪には篏合後も殆ど拡径方向に膨張させようとする力(膨張力)が作用しない。そのため、内輪の拡径方向の膨張変形によるレリーズ軸受の内部隙間の変動を防止することができ、軸受性能への悪影響を回避することができる。
この場合、前記内輪の円筒面を、前記外輪のダイヤフラムスプリング側の端面よりもダイヤフラムスプリング側に配置するのが好ましい。
これにより、内輪の内側軌道面から遠く離れた位置で緩衝部材を内輪に篏合固定することになるので、内側軌道面には拡径方向の膨張力がより一層作用し難くなる。そのため、内輪の拡径方向の膨張変形による軸受の内部隙間の変動をより一層効果的に防止することができる。
以上の構成では、前記緩衝部材を、内輪の内径面と外径面の間でダイヤフラムスプリングと接触させるのが好ましい。
これにより、ダイヤフラムスプリングとの接触時に緩衝部材に作用する荷重(レリーズ荷重)を内輪の端面の全面で受けることができる。そのため、樹脂製の緩衝部材の耐久性を高めることができる。
前記緩衝部材と内輪の間に、両者の相対回転を防止する回り止めを設けることができる。これにより、内輪に対する緩衝部材の取り付け強度が高まり、緩衝部材の内輪からの脱落を防止することができる。
以上に述べたクラッチレリーズ軸受装置では、前記緩衝部材をポリアミド樹脂で形成することができる。
以上のように、本発明によれば、クラッチ装置の耐久性を低コストに向上させることができる。また、振動あるいはノイズの発生を抑制することができる。
以下、この発明の実施形態に係るクラッチレリーズ軸受装置Xを図1~図5に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図1において、トランスミッション側となる紙面右側を軸方向一方側、エンジン側となる紙面左側を軸方向他方側と呼ぶ。
この実施形態に係るクラッチレリーズ軸受装置Xは、図1に示すように、スリーブ1と、このスリーブ1の外径側に配置されたレリーズ軸受2と、クラッチレリーズフォーク32(図5参照)が当接する略円板状の側板3と、レリーズ軸受2に所定の軸方向荷重を付与する弾性部材4と、スリーブ1、レリーズ軸受2、側板3及び弾性部材4を保持するカバー5とを備えている。
この実施形態に係るクラッチレリーズ軸受装置Xは、後述するように、トランスミッション側の軸心とエンジン側の軸心との間にずれが生じた場合、レリーズ軸受2をずれ量に応じて径方向に摺動させることで、両軸心間の芯ずれを自動的に調心する、自動調心型である。
スリーブ1は、クラッチカバー36(図5参照)に取り付けられたフロントカバー34上を軸方向に摺動可能な円筒状に形成される。スリーブ1は、樹脂製であり、例えば、PA(ポリアミド)66等の熱可塑性合成樹脂で形成される。
レリーズ軸受2は、外輪6と、内輪7と、保持器8と、転動体9とを有する。レリーズ軸受2は、スリーブ1の外径側に所定の径方向隙間S1を介して配置されている。外輪6は、内周に外側軌道面6aを有している。内輪7は、外輪6の内径側に設けられ、外周に外側軌道面6aに対向する内側軌道面7aを有している。内輪7は円筒状である。内輪7の軸方向他方側の端部には、外輪6の軸方向他方側の端面より軸方向外側、より詳細にはカバー5の軸方向他方側に形成された内向きフランジ5aの外端面よりも軸方向他方側、に延長された延長部7bが形成されている。
このように、内輪7は、内輪軌道面7aを有し、外輪6と略同一の軸方向寸法を有する本体部と、当該本体部(外輪6の軸方向他方側の端面)よりも軸方向他方側に延長した延長部7bとを一体に有する。外輪6の外側軌道面6aと内輪7の内側軌道面7aとの間には、複数の転動体(ボール)9が両軌道面6a,7aに対して転動自在に配置される。保持器8は、複数の転動体9を円周方向の等配位置に保持する。外輪6の両端部にはシール10、11が装着されている。シール10、11は、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
運転者がクラッチペダル(図示省略)を踏むと、内輪7が後述する緩衝部材21を介してダイヤフラムスプリング40を軸方向他方側に押圧する。これに伴って、ダイヤフラムスプリング40が撓むことにより、図5に示すプレッシャプレート42がクラッチディスク44から離れ、エンジン側とトランスミッション側が一時的に切り離される。
側板3は、図2に示すように、略円板であり、鋼鈑素材をプレス加工することで形成されている。側板3は、鋼板素材として、浸炭鋼板を用いている。この実施形態では、側板3を形成する鋼板の素材は、SCM(クロムモリブデン鋼)である。SCMからなる冷間圧延鋼板をプレス加工することにより側板3が形成される。
側板3は、インサート成形により樹脂製のスリーブ1と一体化されている。側板3には、クラッチレリーズフォーク32に係合してそれをガイドする本体部3aが形成されている。
側板3は、本体部3aの内径端から軸方向一方側に延びる鍔部3bを有する。鍔部3bを含む側板3の内径端部は、スリーブ1に埋設されている。 なお、鍔部3bは、本体部3aの内径縁から軸方向他方側(エンジン側)に延びていてもよい。
弾性部材4は、例えば、鋼板プレス成型品の皿バネである。具体的には、弾性部材4は、複数、例えば3~5個の波を有する断面が平坦な有端リング状をなし、鋼線(JIS規格のSW、SWP系)等の線材から波押しおよび丸め成形され、熱処理により歪み取り焼鈍後、時効硬化処理が施されている。
カバー5は、耐食性を有する鋼板、例えば、冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系)やオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系)等をプレス加工にて前記レリーズ軸受2を覆う円筒状に形成されている。カバー5には、軸方向一方側の端部に弾性部材4を収容する内フランジ5aが形成されると共に、軸方向他方側の端部の周方向複数箇所に舌片5bが形成されている。この舌片5bを側板3の外径部に加締め固定することで、カバー5によって、弾性部材4、外輪6、および側板3が分離しないように保持されている。
レリーズ軸受2の外輪6は、弾性部材4によって軸方向一方側に弾性的に押圧される。したがって、外輪6に対する所定の保持力が維持され、調心位置にレリーズ軸受2を長期間安定して保持することができる。弾性部材4は、カバー5の内フランジ5aとの間で摺動することがないため、カバー5に偏摩耗が生じることはない。
スリーブ1の外周面と内輪7の円筒所面状の内周面7cとの間には、半径方向すきまS1が設けられており、レリーズ軸受2の外輪6の外周面とカバー5の内周面との間には、当該半径方向すきまS1よりも小さい半径方向すきまS2が設けられている。そして、外輪6とカバー5の内側面との間に介在される弾性部材4の付勢力によって、外輪6が側板3の端面に弾性的に押圧される。これにより、レリーズ軸受2がスリーブ1の外周と側板3の端面との間において半径方向に摺動自在、すなわちフローティング可能に弾性的に保持される。レリーズ軸受2は、半径方向すきまS1,S2によって、スリーブ1および側板3に対して半径方向に調心移動が可能であり、その調心移動量は小さい方の半径方向すきまS2によって規制される。よって、スリーブ1の軸心Oと出力軸50(図5参照)の軸心との間に組み込み上の誤差等があり、ダイヤフラムスプリング40の回転中心とクラッチレリーズ軸受装置Xの回転中心との間に芯ずれが生じても、レリーズ軸受2がそのずれ量に応じて調心移動する。これにより、芯ずれが自動的に調心される。
図1および図3に示すように、クラッチ装置のダイヤフラムスプリング40とレリーズ軸受2の内輪7との間には、環状の緩衝部材21が配置される。緩衝部材21は、ダイヤフラムスプリング40と接触する接触部Cを有する。緩衝部材21は、内輪7の延長部7bの軸方向他方側の端部に篏合させることで内輪7に固定される。
緩衝部材21は樹脂材料を成形することで形成される。樹脂材料の中でも耐熱性および強度面に優れるポリアミド樹脂を用いるのが特に好ましい。図3および図4に示すように、緩衝部材21は、接触部Cを有する環状の本体部21aと、本体部21aから軸方向一方側に延びる円筒状の篏合部21bとを一体に有する。篏合部21bの外周面21b1(円筒面)は、内輪7の軸方向他方側の端部の内周面7c(円筒面)に締め代を伴って篏合される。篏合部21bは本体部21aの外径端に設けてもよく、この場合、篏合部21bは内輪7の軸方向他方側の端部の外周面に締め代を伴って篏合される。
緩衝部材21の本体部21aの軸方向他方側の端面21a1は凸状の曲面で形成され、軸方向一方側の端面21a2は凹状の曲面で形成される。また、内輪7の延長部7bの軸方向他方側の端面7dは凸状の曲面で形成されており、この端面7dに緩衝部材21の本体部21aの軸方向一方側の端面21a2が密着している。本実施形態では、緩衝部材21の本体部21aの軸方向他方側の端面21a1、軸方向一方側の端面21a1、および内輪7の延長部7bの端面7dは、何れも単一の曲率半径を有する球面状に形成されている。球面状の各端面21a1,21a2,7dは、何れも同じ曲率半径で形成することができる。
緩衝部材21と内輪7の間には、両者の相対回転を防止する回り止めを設けるのが好ましい。この回り止めとして、例えば図4に示すように、内輪7の軸方向他方側の端部の内周面7cに、軸方向他方側の端面7dに開口する切欠き7eを設けると共に、緩衝部材21の篏合部21bに、外径側に突出する突出部21cを設け、切欠き7eに突出部21cを篏合させることが考えられる。これとは逆に、内輪7側に突出部を設けると共に、緩衝部材21側に切欠きを設けてもよい。また、同様の回り止めを、緩衝部材21の本体部21aの軸方向一方側の端面21a2と内輪7の軸方向他方側の端面7dの間に設けてもよい。
緩衝部材21は、内輪7の軸方向他方側の端部に篏合固定される。この際、緩衝部材21の篏合部21bの外周面21b1(円筒面)と内輪7cの内周面7c(円筒面)とが締め代を伴って篏合することで、緩衝部材21の内輪7からの脱落が防止される。このように緩衝部材21と内輪7のそれぞれに軸方向に延びる円筒面(21b1,7c)を設け、この円筒面同士を、締め代を伴って篏合させることにより、緩衝部材1を簡易な組み込み作業で内輪7に取り付けることができ、製造コストの高騰を防止することができる。
クラッチの遮断時には、内輪7の軸方向他方側への移動に伴って、緩衝部材21の本体部21aの凸曲面状の端面21a1がダイヤフラムスプリング40と接触し、ダイヤフラムスプリング40を弾性的に変形させる。この際、回転するダイヤフラムスプリング40が軟らかい樹脂製の緩衝部材21と接触するため、ダイヤフラムスプリング40の摩耗を抑制し、かつ金属同士の接触による異音や振動の発生を抑制することができる。
緩衝部材21におけるダイヤフラムスプリング40との接触部Cは、内輪7cの内周面7cと外周面の間の領域に設けるのが好ましい。これにより、ダイヤフラムスプリング40との接触時に緩衝部材21に作用する荷重(レリーズ荷重)を内輪7の軸方向他方側の端面7dの全面で受けることができる。そのため、緩衝部材21を樹脂製としても十分な耐久性を得ることができる。
また、樹脂製の緩衝部材21を内輪7に篏合する際には、樹脂製の緩衝部材21が弾性変形して締め代を吸収する。そのため、内輪7には篏合後もそれ自身を拡径方向に膨張させようとする力(膨張力)が作用しない。特に、本実施形態のように、内側軌道面7aから遠く離れた延長部7bに緩衝部材21を篏合させれば、内輪7には膨張力がより一層作用し難くなる。そのため、内輪7の拡径方向の膨張変形によるレリーズ軸受2の内部隙間の変動を防止することができ、軸受性能への悪影響を防止することができる。これに対し、特許文献1に記載のように内輪の内径側に、内輪の軸方向全長にわたって鋼製の接触部材を圧入したのでは、圧入後に内輪が拡径方向に膨張変形するため、レリーズ軸受の内部隙間が変動し、軸受性能が低下するおそれがある。
以上、この発明の実施の形態について説明を行ったが、この発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得る。
例えば、以上の説明では、樹脂製の緩衝部材21を内輪に設けた場合を説明したが、この緩衝部材21は、ダイヤフラムスプリング40と接触可能な軸受各部(例えばカバー5、外輪6等)に設けることができる。また、樹脂製の緩衝部材21は、軸受2側だけでなく、ダイヤフラムスプリング40側に設けることもできる。この場合、軸受各部(例えば内輪7の軸方向他方側の端部)が緩衝部材21と接触することで、ダイヤフラムスプリング40を変形させることになる。
1 スリーブ
2 レリーズ軸受
3 側板
4 弾性部材
5 カバー
6 外輪
7 内輪
7c 内輪の内周面(円筒面)
7e 切欠き(回り止め)
8 保持器
9 転動体
21 緩衝部材
21a 本体部
21b 篏合部
21b1 篏合部の外周面(円筒面)
21c 突出部(回り止め)
40 ダイヤフラムスプリング
X 自動調心型クラッチレリーズ軸受装置
Y クラッチ装置
2 レリーズ軸受
3 側板
4 弾性部材
5 カバー
6 外輪
7 内輪
7c 内輪の内周面(円筒面)
7e 切欠き(回り止め)
8 保持器
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21 緩衝部材
21a 本体部
21b 篏合部
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21c 突出部(回り止め)
40 ダイヤフラムスプリング
X 自動調心型クラッチレリーズ軸受装置
Y クラッチ装置
Claims (6)
- 内側軌道面を有する内輪、外側軌道面を有する外輪、および内側軌道面と外側軌道面の間に介在する転動体とを有する軸受を備え、前記軸受に与えた軸方向の押し込み力により、前記軸受を軸方向に移動させてダイヤフラムスプリングを押圧するクラッチレリーズ軸受装置において、
前記軸受が樹脂製の緩衝部材を介してダイヤフラムスプリングを押圧することを特徴とするクラッチレリーズ軸受装置。 - 前記緩衝部材および前記内輪のそれぞれに軸方向に延びる円筒面を設け、前記緩衝部材の円筒面と前記内輪の円筒面とを締め代を持って篏合させて、前記緩衝部材を内輪に取り付けた請求項1に記載のクラッチレリーズ軸受装置。
- 前記内輪の円筒面を、前記外輪のダイヤフラムスプリング側の端面よりもダイヤフラムスプリング側に配置した請求項2に記載のクラッチレリーズ軸受装置。
- 前記緩衝部材を、前記内輪の内周面と外周面の間でダイヤフラムスプリングと接触させる請求項2または3に記載のクラッチレリーズ軸受装置。
- 前記緩衝部材と前記内輪の間に、両者の相対回転を防止する回り止めを設けた請求項2~4の何れか1項に記載のクラッチレリーズ軸受装置。
- 前記緩衝部材をポリアミド樹脂で形成した請求項1~5の何れか1項に記載のクラッチレリーズ軸受装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021027255A Pending JP2022128822A (ja) | 2021-02-24 | 2021-02-24 | クラッチレリーズ軸受装置 |
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- 2021-02-24 JP JP2021027255A patent/JP2022128822A/ja active Pending
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