JP2003113219A - ポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents

ポリウレタン樹脂の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高樹脂物性で、樹脂物性の湿度依存性が小さ
く、さらに特に高い耐熱性能を有するポリウレタン樹脂
およびポリウレタンフォームの製法を得る。 【解決手段】 活性水素成分(A)とポリイソシアネー
ト成分(B)を発泡剤の存在下または不存在下に反応硬
化させて発泡または非発泡ポリウレタン樹脂を製造する
方法において、(A)が、活性水素化合物に炭素数3以
上の1,2−アルキレンオキサイドが付加されてなり、
末端1級OH化率が40%以上で、且つ、水酸基当量x
と総不飽和度y(meq/g)が式(1)の関係を満た
すポリエーテルポリオール(a)および/またはその変
成物(a’)からなることを特徴とするポリウレタン樹
脂の製造方法。 y≦(1.9×10-8)x2 (1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリウレタン樹脂お
よびポリウレタンフォームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高樹脂物性で、且つ樹脂物性の湿
度依存性が小さいポリウレタン樹脂やポリウレタンフォ
ームの製造方法としては、炭素数3以上の1,2−アル
キレンオキサイドが付加されてなる1級OH化率が40
%以上のポリエーテルポリオールを使用する方法がある
(特開2000−344881号公報)。しかしなが
ら、この方法では特に高い耐熱性の要求される分野では
性能が不十分な場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高樹脂物性
で、樹脂物性の湿度依存性が小さく、さらに特に高い耐
熱性能を有するポリウレタン樹脂およびポリウレタンフ
ォームの製法を得ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、活性水素
成分として、末端1級OH化率が高く、且つ、水酸基当
量xと総不飽和度y(meq/g)が特定の関係を満た
す、炭素数3以上の1,2−アルキレンオキサイドが付
加されてなるポリエーテルポリオールを使用すること
で、上記の問題点を解決できることを見出し、本発明に
到達した。
【0005】すなわち本発明は、下記(I)〜(III)
である。 (I) 活性水素成分(A)とポリイソシアネート成分
(B)を発泡剤の存在下または不存在下に反応硬化させ
て発泡または非発泡ポリウレタン樹脂を製造する方法に
おいて、(A)が、活性水素化合物に炭素数3以上の
1,2−アルキレンオキサイドが付加されてなり、末端
1級OH化率が40%以上で、且つ、水酸基当量xと総
不飽和度y(meq/g)が式(1)の関係を満たすポ
リエーテルポリオール(a)および/またはその変成物
(a’)からなることを特徴とするポリウレタン樹脂の
製造方法。 y≦(1.9×10-8)x2 (1)
【0006】(II) 活性水素化合物に炭素数3以上の
1,2−アルキレンオキサイドが付加されてなり、末端
1級OH化率が40%以上で、且つ、水酸基当量xと総
不飽和度y(meq/g)が式(1)の関係を満たすポ
リエーテルポリオール(a)および/またはその変成物
(a’)からなることを特徴とするポリウレタン樹脂製
造用活性水素成分。 y≦(1.9×10-8)x2 (1)
【0007】(III) 総不飽和度が0.07(meq/
g)以下である、活性水素化合物の炭素数3以上の1,
2−アルキレンオキサイド付加物(a1)に、フッ素原
子、(置換)フェニル基および/または3級アルキル基
が結合したホウ素もしくはアルミニウム化合物の存在
下、炭素数3以上の1,2−アルキレンオキサイドを付
加するポリエーテルポリオールの製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、水酸基当量xは
下式(2)で定義されるものであり、具体的には、水酸
基価を測定し、56100/水酸基価により求めたもの
である。 (水酸基当量)=(数平均分子量)/(平均水酸基数) (2) また、総不飽和度y(meq/g)は、JIS K−1
557(1970年版)記載の方法で測定された値であ
る。
【0009】本発明において、分子末端に位置する水酸
基中の1級水酸基の比率である末端1級OH化率は、予
め試料をエステル化の前処理をした後に 1H−NMR法
により算出する。 1H−NMR法の詳細を以下に具体的
に説明する。 <試料調製法>測定試料約30mgを直径5mmの 1
−NMR用試料管に秤量し、約0.5mlの重水素化溶
媒を加え溶解させる。その後、約0.1mlの無水トリ
フルオロ酢酸を添加し25℃で約5分間放置して、ポリ
オールをトリフルオロ酢酸エステルとし、分析用試料と
する。ここで重水素化溶媒とは、重水素化クロロホル
ム、重水素化トルエン、重水素化ジメチルスルホキシ
ド、重水素化ジメチルホルムアミド等であり、試料を溶
解させることのできる溶媒を適宜選択する。
【0010】<NMR測定>通常の条件で 1H−NMR
測定を行う。 <末端水酸基の1級OH化率の計算方法>1級水酸基の
結合したメチレン基由来の信号は4.3ppm付近に観
測され、2級水酸基の結合したメチン基由来の信号は
5.2ppm付近に観測されるから、末端水酸基の1級
OH化率は下式(3)により算出する。 1級OH化率(%)=[p/(p+2q)]×100 (3) ただし、 p:4.3ppm付近の1級水酸基の結合したメチレン
基由来の信号の積分値 q:5.2ppm付近の2級水酸基の結合したメチン基
由来の信号の積分値 である。
【0011】本発明(I)および(II)に用いるポリエ
ーテルポリオール(a)は、活性水素化合物に炭素数3
以上の1,2−アルキレンオキサイドが付加されてな
り、末端1級OH化率が40%以上のポリエーテルポリ
オールである。末端1級OH化率が40%未満では、ポ
リウレタン化反応時に、活性水素成分(A)とポリイソ
シアネート成分(B)との反応性が低く、硬化性が悪か
ったり、樹脂物性が低かったりする。(a)の末端1級
OH化率は、通常40%以上、好ましくは50%以上、
さらに好ましくは60%以上、とくに好ましくは70%
以上である。(a)の末端1級OH化率が高くなるほ
ど、硬化性に優れ、高樹脂物性となる。また、炭素数2
のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド)が付加
されてなるポリエーテルポリオールでは、末端1級OH
化率が40%以上であっても、親水性が高いため、樹脂
物性の湿度依存性が大きくなる。さらに、1,2−アル
キレンオキサイド以外の炭素数3以上のアルキレンオキ
サイドが付加されてなるポリエーテルポリオールでは、
末端1級OH化率がほぼ0%となり、イソシアネート
との反応性が低く、硬化性が悪かったり、樹脂物性が低
くなったりすることがあるか(例えば2,3−ブチレン
オキサイド付加物)、末端1級OH化率が100%と
なっても、常温で固状となり、取り扱いが容易でないこ
とがある(例えば1,4−ブチレンオキサイド付加
物)。
【0012】(a)は、さらに水酸基当量xと総不飽和
度y(meq/g)が式(1)の関係を満たすものであ
り、好ましくは式(1’)の関係を満たすものである。 y≦(1.9×10-8)x2 (1) y≦(1.9×10-8)x2−0.003 (1’) xとyが式(1)の関係を満足しない場合は、得られる
ポリウレタン樹脂やポリウレタンフォームが高い耐熱性
能を有しない。また、xの範囲としては、200〜50
00が好ましい。さらに好ましいxの範囲は、硬質ポリ
ウレタンフォーム用としては200〜350であり、半
硬質ポリウレタンフォーム用としては500〜3000
であり、軟質ポリウレタンフォーム用としては700〜
3000であり、エラストマー用としては300〜40
00であり、シーリング材用としては700〜4000
である。
【0013】(a)の具体例としては、活性水素化合物
〔例えば、多価アルコール、アミン類、および活性水素
含有化合物(上記多価アルコールとアミン類、多価フェ
ノール、ポリカルボン酸等)にアルキレンオキサイドを
付加した構造のポリオール並びにこれらの混合物〕に、
炭素数3以上の1,2−アルキレンオキサイドが付加さ
れてなり、前記1級OH化率、前記xとyの関係式を満
たすものである。
【0014】上記多価アルコールとしては、炭素数2〜
20の2価アルコール(脂肪族ジオール、例えば、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−およ
び1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどのアルキレングリコー
ル;および脂環式ジオール、例えば、シクロヘキサンジ
オール、シクロヘキサンジメタノールなどのシクロアル
キレングリコール)、炭素数3〜20の3価アルコール
(脂肪族トリオール、例えば、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオ
ールなどのアルカントリオール);炭素数5〜20の4
〜8価またはそれ以上の多価アルコール(脂肪族ポリオ
ール、例えば、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエ
リスリトールなどのアルカンポリオールおよびその分子
内もしくは分子間脱水物;ならびにショ糖、グルコー
ス、マンノース、フラクトース、メチルグルコシドなど
の糖類およびその誘導体)が挙げられる。
【0015】アミン類としては、アンモニア;脂肪族ア
ミンとして、炭素数2〜20のアルカノールアミン(例
えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミンおよびイソプロパノールアミン)、
炭素数1〜20のアルキルアミン(例えば、n−ブチル
アミンおよびオクチルアミン)、炭素数2〜6のアルキ
レンジアミン(例えば、エチレンジアミン、プロピレン
ジアミンおよびヘキサメチレンジアミン)、炭素数4〜
20のポリアルキレンポリアミン(アルキレン基の炭素
数が2〜6のジアルキレントリアミン〜ヘキサアルキレ
ンヘプタミン、例えば、ジエチレントリアミンおよびト
リエチレンテトラミン)が挙げられる。また、炭素数6
〜20の芳香族モノもしくはポリアミン(例えば、アニ
リン、トルイジン、フェニレンジアミン、トリレンジア
ミン、キシリレンジアミン、ジエチルトルエンジアミ
ン、メチレンジアニリンおよびジフェニルエーテルジア
ミン);炭素数4〜20の脂環式アミン(シクロヘキシ
ルアミン、イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジア
ミンおよびジシクロヘキシルメタンジアミン);炭素数
4〜20の複素環式アミン(例えば、ピペラジン、アミ
ノエチルピペラジンおよび特公昭55−21044号公
報記載のもの)およびこれらの2種以上の併用などが挙
げられる。
【0016】アルキレンオキサイドを付加する活性水素
含有化合物としては、前記の多価アルコール、アミン類
以外に、多価フェノール、ポリカルボン酸等が挙げられ
る。
【0017】多価フェノールとしては、ピロガロール、
ハイドロキノンおよびフロログルシン等の単環多価フェ
ノール;ビスフェノールA、ビスフェノールF、および
ビスフェノールスルホン等のビスフェノール類;フェノ
ールとホルムアルデヒドの縮合物(ノボラック);たと
えば米国特許第3265641号明細書に記載のポリフ
ェノール等が挙げられる。ポリカルボン酸としては、炭
素数4〜18の脂肪族ポリカルボン酸(コハク酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、グルタル酸、アゼライン酸な
ど)、炭素数8〜18の芳香族ポリカルボン酸(テレフ
タル酸、イソフタル酸など)、およびこれらの2種以上
の混合物などが挙げられる。
【0018】上記活性水素含有化合物(2種以上併用し
てもよい)に付加させるアルキレンオキサイドとして
は、炭素数2〜8のものが好ましく、例えばエチレンオ
キサイド(EO)、プロピレンオキサイド(PO)、
1,2−、1,3−、1,4−および2,3−ブチレン
オキサイド、1,2−、1,4−および2,3−ペンテ
ンオキサイド、スチレンオキサイド並びにこれらの2種
以上の併用が挙げられる。付加の方法は、とくに限定さ
れず、例えば通常用いられるアルカリ触媒(KOH等)
を用いる方法が挙げられる。これらのアルキレンオキサ
イドの、活性水素1個当たりの付加モル数は、好ましく
は15モル以下、さらに好ましくは10モル以下であ
る。
【0019】(a)は、硬化速度と粘度の点から、好ま
しくは平均2〜8個、さらに好ましくは平均2.5〜8
個の水酸基を有する。
【0020】また、これらの活性水素化合物に付加する
炭素数3〜8またはそれ以上の1,2−アルキレンオキ
サイドの具体例としては、プロピレンオキサイド、1,
2−ブチレンオキサイド、1,2−ペンテンオキサイ
ド、スチレンオキサイド等が挙げられる。好ましくはプ
ロピレンオキサイドおよび1,2−ブチレンオキサイド
であり、さらに好ましくはプロピレンオキサイドであ
る。
【0021】末端1級OH化率が40%以上で、水酸基
当量xと総不飽和度y(meq/g)が式(1)の関係
を満たすような(a)を得る具体的方法としては、例え
ば、前記活性水素化合物(多価アルコール、アミン
類、および活性水素含有化合物にアルキレンオキサイド
を付加した構造のポリオール並びにこれらの混合物)に
水酸化セシウム(例えば米国特許第3,393,243
号明細書)、複金属シアン化物錯体(例えば米国特許第
3,829,505号明細書)等から選ばれる1種以上
の触媒の存在下で炭素数3以上の1,2−アルキレンオ
キサイド(とくにプロピレンオキサイド)を付加させ、
触媒を除去した後、特定の触媒の存在下で炭素数3以
上の1,2−アルキレンオキサイドを付加させることに
より得られる。
【0022】水酸化セシウムを用いる場合の使用量は、
活性水素化合物100質量部に対して、好ましくは0.
2〜10質量部、さらに好ましくは1〜8質量部であ
る。反応温度は、好ましくは60〜150℃、さらに好
ましくは70〜120℃である。水酸化セシウムを除去
する方法としては、とくに限定されず、通常用いられる
吸着剤(シリケート系吸着剤等)で吸着処理する方法等
が挙げられる。上記複金属シアン化物錯体としては、シ
アン化コバルト亜鉛等が挙げられる。複金属シアン化物
錯体を用いる場合の使用量は、活性水素化合物100質
量部に対して、好ましくは0.01〜5質量部、さらに
好ましくは0.05〜2質量部である。反応温度は、好
ましくは−20〜100℃、さらに好ましくは0〜60
℃である。複金属シアン化物錯体を除去する方法として
は、とくに限定されず、通常用いられる吸着剤(シリケ
ート系吸着剤等)で吸着処理する方法、特公昭59−1
5336号公報に記載の方法等が挙げられる。これらの
中では水酸化セシウムが好ましい。また、上記の段階
での、活性水素1個当たりの1,2−アルキレンオキサ
イドの付加モル数は、5〜85モルが好ましく、10〜
70モルがさらに好ましい。の段階終了後の、1,2
−アルキレンオキサイド付加物(a1)の総不飽和度
は、通常0.07(meq/g)以下、好ましくは0.
05(meq/g)以下である。
【0023】上記の段階に用いる特定の触媒として
は、特開2000−344881号公報に記載のものが
挙げられ、具体的には、フッ素原子、(置換)フェニル
基および/または3級アルキル基が結合したホウ素もし
くはアルミニウム化合物であり、トリフェニルボラン、
ジフェニル−t−ブチルボラン、トリ(t−ブチル)ボ
ラン、トリフェニルアルミニウム、ジフェニル−t−ブ
チルアルミニウム、トリ(t−ブチル)アルミニウム、
トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン、ビス(ペン
タフルオロフェニル)−t−ブチルボラン、トリス(ペ
ンタフルオロフェニル)アルミニウム、ビス(ペンタフ
ルオロフェニル)−t−ブチルアルミニウムなどが挙げ
られる。これらの中で好ましいものは、トリフェニルボ
ラン、トリフェニルアルミニウム、トリス(ペンタフル
オロフェニル)ボラン、トリス(ペンタフルオロフェニ
ル)アルミニウムであり、さらに好ましいのはトリス
(ペンタフルオロフェニル)ボラン、トリス(ペンタフ
ルオロフェニル)アルミニウムである。アルキレンオキ
サイドの付加条件についても上記公報に記載の方法と同
様でよく、例えば、生成する開環重合体に対して、通常
0.0001〜10質量%、好ましくは0.001〜1
質量%の上記触媒を用い、通常0〜250℃、好ましく
は20〜180℃で反応させる。また、の段階での、
活性水素1個当たりの1,2−アルキレンオキサイドの
付加モル数は、1〜20モルが好ましく、1.5〜10
モルがさらに好ましい。
【0024】(a)は、その変成物(a’)として用い
てもよい。また、(a)と(a’)を併用してもよい。
変成物(a’)としては、重合体ポリオール、多量体、
ポリエステル化物(ポリエステルポリオール)等が挙げ
られる。重合体ポリオールは、ラジカル重合開始剤の存
在下、芳香族炭化水素モノマー(スチレン等)、不飽和
ニトリル(アクリロニトリル等)、(メタ)アクリル酸
エステル〔メチル(メタ)アクリレート等〕などのビニ
ルモノマーを、(a)中で重合し安定分散させて得るこ
とができる。重合体ポリオール中の重合体粒子の含量
は、好ましくは5〜60質量%である。多量体(例えば
2〜6量体)は、(a)を、アルキレンジハライド(メ
チレンジクロライド等)、ジカルボン酸などでジャンプ
させて得られる。ポリエステル化物は、(a)を、前記
ポリカルボン酸もしくはその無水物、低級アルキル(ア
ルキル基の炭素数:1〜4)エステル等のエステル形成
性誘導体と反応させて得られる。
【0025】本発明の製法に用いる活性水素成分(A)
中には、(a)以外に、必要により他の活性水素化合物
(b)を併用することができる。他の活性水素化合物
(b)としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、これら以外の各種ポリオール、多価アル
コール、アミン類並びにこれらの混合物であって、
(a)以外のもの等が挙げられる。ポリエーテルポリオ
ールとしては、前記の(a)を得るのに用いる活性水素
化合物の前記のアルキレンオキサイド付加物であって、
(a)に該当しないものが挙げられる。
【0026】ポリエステルポリオールとしては、前記の
ポリオール(とくに、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−又は1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール等の2価アルコール;前記ポリエー
テルポリオール;またはこれらとグリセリン、トリメチ
ロールプロパン等の3価又はそれ以上の多価アルコール
との混合物)と、前記ポリカルボン酸もしくはその無水
物、低級アルキル(アルキル基の炭素数:1〜4)エス
テル等のエステル形成性誘導体(例えば、アジピン酸、
セバシン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テレフタ
ル酸ジメチル等)、または前記カルボン酸無水物および
アルキレンオキサイドとの縮合反応物;そのアルキレオ
ンキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド等)付加反応物;ポリラクトンポリオール、例えば前
記ポリオールを開始剤としてラクトン(ε−カプロラク
トン等)を開環重合させることにより得られるもの;ポ
リカーボネートポリオール、例えば前記ポリオールと低
級アルコール(メタノールなど)の炭酸ジエステルとの
反応物;等が挙げられる。
【0027】これら以外の各種ポリオールとしては、重
合体ポリオール、すなわち前記ポリオールの少なくとも
1種中で、ラジカル重合開始剤の存在下、アクリロニト
リル、スチレン等のビニルモノマーを重合し安定分散さ
せたもの;ポリブタジエンポリオール等のポリジエンポ
リオールおよびそれらの水添物;アクリル系ポリオー
ル、特開昭58−57413号公報及び特開昭58−5
7414号公報等に記載された水酸基含有ビニル重合
体;ヒマシ油等の天然油系ポリオール;天然油系ポリオ
ールの変性物;国際公開WO98/44016号公報に
記載の末端ラジカル重合性官能基含有活性水素化合物
(モノオールも含む);等が挙げられる。多価アルコー
ル、アミン類としては前述のものが挙げられる。
【0028】本発明において、(A)中の(a)と
(b)の合計に基づく(a)の含有量は、好ましくは2
0質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上、とく
に好ましくは70質量%以上である。
【0029】本発明で用いられるポリイソシアネート成
分(B)としては、従来からポリウレタン樹脂に使用さ
れているものが使用できる。このようなイソシアネート
としては、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソ
シアネート、脂環式ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポ
リイソシアネート、これらの変性物(例えば、カルボジ
イミド変性、アロファネート変性、ウレア変性、ビュー
レット変性、イソシヌアレート変性、オキサゾリドン変
性など)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。
【0030】芳香族ポリイソシアネートとしては、炭素
数(NCO基中の炭素を除く;以下のイソシアネートも
同様)6〜16の芳香族ジイソシアネート、炭素数6〜
20の芳香族トリイソシアネートおよびこれらのイソシ
アネートの粗製物などが挙げられる。具体例としては、
1,3−および1,4−フェニレンジイソシアネート、
2,4−および2,6−トリレンジイソシアネート(T
DI)、粗製TDI、2,4’−および4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレ
ンポリフェニルイソシアネート(粗製MDI)、ナフチ
レン−1,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン
−4,4’,4’’−トリイソシアネートなどが挙げら
れる。脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜
10の脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体
例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0031】脂環式ポリイソシアネートとしては、炭素
数6〜16の脂環式ジイソシアネートなどが挙げられ
る。具体例としては、イソホロンジイソシアネート、
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナ
ンジイソシアネートなどが挙げられる。芳香脂肪族ポリ
イソシアネートとしては、炭素数8〜12の芳香脂肪族
ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、
キシリレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テ
トラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられ
る。変性ポリイソシアネートの具体例としては、ウレタ
ン変性MDI、カルボジイミド変性MDI、ショ糖変性
TDI、ひまし油変性MDIなどが挙げられる。これら
のうちで好ましいものは、TDI、MDI、粗製TD
I、粗製MDI、ショ糖変性TDI、ウレタン変性MD
I、カルボジイミド変性MDIから選ばれた一種以上の
有機ポリイソシアネートであるである。
【0032】発泡もしくは非発泡ポリウレタン樹脂の製
造に際してのイソシアネート指数[(NCO基/活性水
素原子含有基)の当量比×100]は、好ましくは60
〜200、さらに好ましくは80〜120、とくに好ま
しくは90〜115である。また、イソシアネート指数
を上記範囲より大幅に高くして(たとえば300〜20
00)ポリウレタン中にポリイソシアヌレート基を導入
することもできる。
【0033】本発明においては、必要によりポリウレタ
ン反応に通常使用される発泡剤(C)を使用し、ポリウ
レタンフォーム(好ましくは発泡倍率が5〜100倍)
とすることができる。(C)としては、水、水素原子含
有ハロゲン化炭化水素、低沸点炭化水素、液化炭酸ガス
等が用いられる。(C)に水のみを単独で用いる場合、
水の使用量は(A)100質量部当たり、好ましくは
0.1〜30質量部、さらに好ましくは0.2〜20質
量部である。他の発泡剤と併用する場合の水の使用量
は、好ましくは0.1〜10質量部である。
【0034】水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤
の具体例としては、HCFC(ハイドロクロロフルオロ
カーボン)タイプのもの(例えばHCFC−123、H
CFC−141b、HCFC−22およびHCFC−1
42b);HFC(ハイドロフルオロカーボン)タイプ
のもの(例えばHFC−134a、HFC−152a、
HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−
245ca、HFC−245faおよびHFC−365
mfc)などが挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、HCFC−141b、HFC−134a、HFC−
356mff、HFC−236ea、HFC−245c
a、HFC−245fa、HFC−365mfcおよび
これらの2種以上の混合物である。水素原子含有ハロゲ
ン化炭化水素を用いる場合の使用量は、(A)100質
量部あたり、好ましくは50質量部以下、さらに好まし
くは5〜45質量部である。
【0035】低沸点炭化水素は、通常沸点が−5〜70
℃の炭化水素であり、その具体例としては、ブタン、ペ
ンタン、シクロペンタンおよびこれらの混合物が挙げら
れる。低沸点炭化水素を用いる場合の使用量は、(A)
100質量部あたり、好ましくは40質量部以下、さら
に好ましくは5〜30質量部である。また、液化炭酸ガ
スを用いる場合の使用量は、(A)100質量部あた
り、好ましくは30質量部以下、さらに好ましくは25
質量部以下である。これらのうち、好ましいのは、水、
および水と他の発泡剤との併用である。
【0036】本発明において必要によりウレタン化触媒
(D)を使用することができる。(D)として、ポリウ
レタン反応に通常使用される触媒、例えばアミン系触媒
〔トリエチレンジアミン、N−エチルモルホリン、ジエ
チルエタノールアミン、N、N、N’、N’−テトラメ
チルヘキサメチレンジアミン、1−イソブチル−2−メ
チルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ−[5,
4,0]−ウンデセン−7、ビス(ジメチルアミノエチ
ル)エーテル(カルボン酸塩)など〕および/または金
属触媒(オクチル酸第一スズ、ジラウリル酸ジブチル第
二スズ、オクチル酸鉛など)が挙げられる。触媒の使用
量は(A)の合計100質量部当たり、好ましくは0.
001〜6質量部である。
【0037】本発明の製造方法においては、必要により
通常用いられる添加剤(E)を用いることができる。
(E)としては、整泡剤(ジメチルシロキサン系整泡
剤、ポリエーテル変性ジメチルシロキサン系整泡剤等の
シリコーン整泡剤など);酸化防止剤(ヒンダードフェ
ノール系、ヒンダードアミン系など)や紫外線吸収剤
(トリアゾール系、ベンゾフェノン系など)のような老
化防止剤;無機塩(炭酸カルシウム、シリカ、硫酸バリ
ウムなど)、無機繊維(ガラス繊維、炭素繊維、セラミ
ックス繊維など)、ウイスカー(チタン酸カリウムウイ
スカーなど)のような充填材;難燃剤(リン酸エステル
類、ハロゲン化リン酸エステル類など);可塑剤(フタ
ル酸エステル類など);接着剤(変性ポリカプロラクト
ンポリオールなど);着色剤(染料、顔料);抗菌剤;
抗カビ剤;重合禁止剤;ラジカル重合開始剤(アゾ化合
物、過酸化物など);連鎖移動剤(アルキルメルカプタ
ン類など)等が挙げられる。
【0038】ポリオール成分(A)100質量部に対す
るこれらの添加剤の使用量に関しては、整泡剤は、好ま
しくは10質量部以下、さらに好ましくは0.2〜5質
量部である。老化防止剤は、好ましくは1質量部以下、
さらに好ましくは0.01〜0.5質量部である。充填
剤は、好ましくは50質量部以下、さらに好ましくは3
0質量部以下である。難燃剤は、好ましくは20質量部
以下、さらに好ましくは1〜15質量部である。可塑剤
は、好ましくは10質量部以下、さらに好ましくは5質
量部以下である。これら以外の上記添加剤は、好ましく
は1質量部以下である。
【0039】本発明の方法による発泡もしくは非発泡ポ
リウレタン樹脂の製造法の一例を示せば、下記の通りで
ある。ポリウレタン低圧もしくは高圧注入発泡機または
撹拌機を使用して、(A)と(B)とを急速混合する。
得られた混合液(発泡原液)を密閉型もしくは開放型の
モールド(金属製または樹脂製)に注入し、ウレタン化
反応を行わせ、所定時間硬化後、脱型してポリウレタン
樹脂を得る。また、スプレー発泡、連続発泡してもポリ
ウレタン樹脂を得ることができる。なお、必要により
(C)、(D)、(E)を使用する場合はあらかじめ
(A)に所定量混合して使用するのが好ましい。
【0040】本発明の方法で製造されるポリウレタン樹
脂およびポリウレタンフォームは、高樹脂物性で、樹脂
物性の湿度依存性が小さく、さらに特に高い耐熱性能を
有するため、自動車の内装に使用される軟質フォーム、
半硬質フォーム、建材、冷蔵庫の断熱材や合成木材に使
用される硬質フォーム、ロール用等のエラストマー、そ
の他塗料やシーリング材等に広く利用できる。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて「部」、「%」および「ppm」は質量基準であ
る。
【0042】実施例1〜2および比較例1〜2(軟質ス
ラブフォームの製造と評価) 表1に示した発泡処方に従って、(B)以外を所定量配
合した原料を高圧発泡機のポリオール成分用タンクに、
(B)をイソシアネートタンクに仕込み、それぞれ25
℃に温度調節し、15MPaで衝突混合して、あらかじ
め25℃に温度調節したアルミ製の箱(底面350×3
50mm、高さ300mm、上部解放)に注入し、軟質
スラブフォームを得た。性能試験の結果を表1に示す。
【0043】実施例3〜6および比較例3〜6(半硬質
フォームの製造と評価) 表2〜3に示した発泡処方に従って、(B)以外を所定
量配合した原料を高圧発泡機のポリオール成分用タンク
に、(B)をイソシアネートタンクに仕込み、それぞれ
40℃に温度調節し、15MPaで衝突混合して、あら
かじめ45℃に温度調節したアルミ製モールド(底面4
00×400mm、厚み15mm)に注入し、0.16
g/cm3の半硬質ウレタンフォームを得た。性能試験
の結果を表2〜3に示す。
【0044】<使用原料の記号の説明>(a−1):グ
リセリン1モルに水酸化セシウムを触媒として、数平均
分子量が2000になるまでPO32.9モルを段階的
に付加し〔触媒使用量0.3%(反応生成物基準)、反
応温度95〜105℃〕、常法により水酸化セシウムを
除去した後、特開2000−344881号公報の実施
例1と同様にして、トリス(ペンタフルオロフェニル)
ボランを触媒としてPO17.2モルを付加し〔触媒量
50ppm(反応生成物基準)、反応温度75℃〕、そ
の後触媒成分を除去した、常温で液状のポリエーテルポ
リオールである。水酸基価=56、水酸基当量x=10
02、1級OH化率=70%、総不飽和度y=0.01
5meq/g〔式(1)の右辺:0.019〕
【0045】(a−2):グリセリン1モルに水酸化セ
シウムを触媒として、数平均分子量が2000になるま
でPO32.9モルを段階的に付加し〔触媒使用量0.
3%(反応生成物基準)、反応温度90〜100℃〕、
常法により水酸化セシウムを除去した後、特開2000
−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス
(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO1
7.2モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物基
準)、反応温度70℃〕、その後触媒成分を除去した、
常温で液状のポリエーテルポリオールである。 水酸基価=56、水酸基当量x=1002、1級OH化
率=70%、総不飽和度y=0.010meq/g〔式
(1)の右辺:0.019〕
【0046】(a−3):グリセリン1モルに水酸化セ
シウムを触媒として、数平均分子量が4000になるま
でPO67.4モルを段階的に付加し〔触媒使用量0.
6%(反応生成物基準)、反応温度95〜105℃〕、
常法により水酸化セシウムを除去した後、特開2000
−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス
(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO1
7.2モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物基
準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去した、
常温で液状のポリエーテルポリオールである。 水酸基価=33.7、水酸基当量x=1665、1級O
H化率=70%、総不飽和度y=0.048meq/g
〔式(1)の右辺:0.053〕
【0047】(a−4):グリセリン1モルに水酸化セ
シウムを触媒として、数平均分子量が4000になるま
でPO67.4モルを段階的に付加し〔触媒使用量0.
6%(反応生成物基準)、反応温度90〜100℃〕、
常法により水酸化セシウムを除去した後、特開2000
−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス
(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO1
7.2モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物基
準)、反応温度70℃〕、その後触媒成分を除去した、
常温で液状のポリエーテルポリオールである。 水酸基価=33.7、水酸基当量x=1665、1級O
H化率=70%、総不飽和度y=0.040meq/g
〔式(1)の右辺:0.053〕
【0048】(a−5):グリセリン1モルに水酸化セ
シウムを触媒として、数平均分子量が5000になるま
でPO84.6モルを段階的に付加し〔触媒使用量0.
7%(反応生成物基準)、反応温度95〜105℃〕、
常法により水酸化セシウムを除去した後、特開2000
−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス
(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO1
7.2モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物基
準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去した、
常温で液状のポリエーテルポリオールである。 水酸基価=28.1、水酸基当量x=1996、1級O
H化率=72%、総不飽和度y=0.065meq/g
〔式(1)の右辺:0.076〕
【0049】(a−6):グリセリン1モルに水酸化セ
シウムを触媒として、数平均分子量が5000になるま
でPO84.6モルを段階的に付加し〔触媒使用量0.
7%(反応生成物基準)、反応温度90〜100℃〕、
常法により水酸化セシウムを除去した後、特開2000
−344881号公報の実施例1と同様にして、トリス
(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてPO1
7.2モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成物基
準)、反応温度70℃〕、その後触媒成分を除去した、
常温で液状のポリエーテルポリオールである。 水酸基価=28.1、水酸基当量x=1996、1級O
H化率=72%、総不飽和度y=0.055meq/g
〔式(1)の右辺:0.076〕
【0050】(b−1):特開2000−344881
号公報の実施例1と同様にして、グリセリン1モルにト
リス(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてP
O50.1モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成
物基準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去し
た、常温で液状のポリエーテルポリオールである。 水酸基価=56、水酸基当量x=1002、1級OH化
率=70%、総不飽和度y=0.030meq/g〔式
(1)の右辺:0.019〕
【0051】(b−2):グリセリン1モルに水酸化セ
シウムを触媒としてPO70.8モルを付加し、ついで
EO10.9モルを付加し〔触媒使用量0.3%(反応
生成物基準)、反応温度95〜105℃〕、その後触媒
成分を常法により除去した、常温で液状のポリエーテル
ポリオールである。 水酸基価=56、水酸基当量x=1002、1級OH化
率=70%、総不飽和度y=0.015meq/g〔式
(1)の右辺:0.019〕
【0052】(b−3):特開2000−344881
号公報の実施例1と同様にして、グリセリン1モルにト
リス(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてP
O84.6モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生成
物基準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去し
た、常温で液状のポリエーテルポリオールである。 水酸基価=33.7、水酸基当量x=1665、1級O
H化率=70%、総不飽和度y=0.074meq/g
〔式(1)の右辺:0.053〕
【0053】(b−4):グリセリン1モルに水酸化セ
シウムを触媒としてPO72.6モルを付加し、ついで
EO15.9モルを付加し〔触媒使用量0.3%(反応
生成物基準)、反応温度95〜105℃〕、その後触媒
成分を常法により除去した、常温で液状のポリエーテル
ポリオールである。 水酸基価=33.7、水酸基当量x=1665、1級O
H化率=74%、総不飽和度y=0.050meq/g
〔式(1)の右辺:0.053〕
【0054】(b−5):特開2000−344881
号公報の実施例1と同様にして、グリセリン1モルにト
リス(ペンタフルオロフェニル)ボランを触媒としてP
O101.9モルを付加し〔触媒量50ppm(反応生
成物基準)、反応温度75℃〕、その後触媒成分を除去
した、常温で液状のポリエーテルポリオールである。 水酸基価=28.1、水酸基当量x=1996、1級O
H化率=71%、総不飽和度y=0.082meq/g
〔式(1)の右辺:0.076〕
【0055】(b−6):グリセリン1モルに水酸化セ
シウムを触媒としてPO90.5モルを付加し、ついで
EO15.0モルを付加し〔触媒使用量0.3%(反応
生成物基準)、反応温度95〜105℃〕、その後触媒
成分を常法により除去した、常温で液状のポリエーテル
ポリオールである。 水酸基価=33.7、水酸基当量x=1665、1級O
H化率=74%、総不飽和度y=0.064meq/g
〔式(1)の右辺:0.076〕
【0056】(b−7):トリエタノールアミン
【0057】(B−1):TDI、NCO%=48.3
の有機ポリイソシアネートである。〔日本ポリウレタン
工業(株)製「コロネートT−80」〕 (B−2):粗製MDI、NCO%=31の有機ポリイ
ソシアネートである。
【0058】(C−1):水 (D−1):日本乳化剤(株)製「ミニコールL−10
20」(トリエチレンジアミン、ジプロピレングリコー
ル混合物) (D−2):サンアプロ(株)製「Ucat−100
0」(N、N、N’、N’−テトラメチルヘキサメチレ
ンジアミン) (E−1):日本ユニカー(株)整「L−540](ジ
メチルシロキサン系整泡剤)
【0059】<試験例> 軟質スラブフォームの試験 <1>:コア密度(kg/m3) <2>:硬さ(kgf/314cm2) <3>:圧縮残留ひずみ率(%) <1>〜<3>はJIS K 6400(1997年版)に
準拠した。 <4>:湿熱圧縮残留ひずみ率(%) <3>の試験において、温度50℃、湿度95%とした。 <5>:耐熱試験後の湿熱圧縮残留ひずみ率(%) 耐熱試験(110℃、2000時間)後に<4>の試験を
実施した。
【0060】半硬質フォームの試験 <6>:成形1日後のフォームの引張強さ(kgf/cm
2) JIS K 6301(1995年版)に準拠 <7>:成形1日後のフォームを温度50℃、湿度95%
の条件に22時間放置した後、引張強さを測定した(k
gf/cm2) <8>:耐熱試験(110℃、2000時間)後のフォー
ムの引張強さ(kgf/cm2
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【発明の効果】本発明の活性水素成分を用いた本発明の
ポリウレタンの製造方法によれば、従来の方法に比較し
て、高樹脂物性で、樹脂物性の湿度依存性が小さく、さ
らに特に高い耐熱性能を有するポリウレタン樹脂および
ポリウレタンフォームを得ることができる。上記効果を
奏することから、本発明の方法により得られるポリウレ
タンフォームは、クッション材、衝撃吸収材、緩衝材、
遮吸音材、断熱材、合成木材用として広く利用できる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA03 BA07 CA01 CA04 CA12 CA24 CB02 CB03 CB04 CB05 CC01 CC03 CC23 DB03 DB04 DB05 DC07 DC50 DG02 DG04 DG05 DG15 DG18 HA01 HA06 HA07 HA08 HC01 HC03 HC12 HC13 HC17 HC18 HC46 HC52 HC61 HC64 HC71 KA01 KC13 NA03 NA05 RA10 RA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性水素成分(A)とポリイソシアネー
    ト成分(B)を発泡剤の存在下または不存在下に反応硬
    化させて発泡または非発泡ポリウレタン樹脂を製造する
    方法において、(A)が、活性水素化合物に炭素数3以
    上の1,2−アルキレンオキサイドが付加されてなり、
    末端1級OH化率が40%以上で、且つ、水酸基当量x
    と総不飽和度y(meq/g)が式(1)の関係を満た
    すポリエーテルポリオール(a)および/またはその変
    成物(a’)からなることを特徴とするポリウレタン樹
    脂の製造方法。 y≦(1.9×10-8)x2 (1)
  2. 【請求項2】 活性水素化合物に炭素数3以上の1,2
    −アルキレンオキサイドが付加されてなり、末端1級O
    H化率が40%以上で、且つ、水酸基当量xと総不飽和
    度y(meq/g)が式(1)の関係を満たすポリエー
    テルポリオール(a)および/またはその変成物
    (a’)からなることを特徴とするポリウレタン樹脂製
    造用活性水素成分。 y≦(1.9×10-8)x2 (1)
  3. 【請求項3】 総不飽和度が0.07(meq/g)以
    下である、活性水素化合物の炭素数3以上の1,2−ア
    ルキレンオキサイド付加物(a1)に、フッ素原子、
    (置換)フェニル基および/または3級アルキル基が結
    合したホウ素もしくはアルミニウム化合物の存在下、炭
    素数3以上の1,2−アルキレンオキサイドを付加する
    ポリエーテルポリオールの製造方法。
  4. 【請求項4】 (a1)が、活性水素化合物に、水酸化
    セシウムおよび複金属シアン化物錯体から選ばれる1種
    以上の触媒の存在下、炭素数3以上の1,2−アルキレ
    ンオキサイドが付加されてなる請求項3記載のポリエー
    テルポリオールの製造方法。
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