JP2003107828A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003107828A
JP2003107828A JP2001303109A JP2001303109A JP2003107828A JP 2003107828 A JP2003107828 A JP 2003107828A JP 2001303109 A JP2001303109 A JP 2001303109A JP 2001303109 A JP2001303109 A JP 2001303109A JP 2003107828 A JP2003107828 A JP 2003107828A
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文明 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写後の各感光体ドラムに残留した各現像剤
を除去し、除去した現像剤を再利用可能で、かつその構
造が単純な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複数の画像形成ステーションPa〜Pd
から生じる残留トナーを共通して導く1つの搬送路7が
形成される搬送路形成部3と、スクリュー15の回転に
よって、搬送路7内に収容される残留トナーを搬送路形
成部軸線方向両端部に形成される排出孔に搬送する搬送
手段4とを有する。スクリュー15は、巻き方向切換え
点Pから搬送路内の残留トナーを分けて2つの方向にそ
れぞれ搬送することができる。このように共通の搬送路
7で残留トナーの搬送が行われるので、画像形成ステー
ションPa〜Pdごとに搬送路7および搬送手段4を設
ける必要がなく構造を単純にすることができる。また一
方の排出孔から一種類の残留トナーを排出させることに
よって、再利用可能な残留トナーを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の現像剤を重
ね合わせて記録材に画像形成を行い、転写後の像担持体
に残留した現像剤を再利用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の多色画像形成装置は、複数
の感光体ドラムと複数の現像手段とを有し、各現像手段
は、感光体ドラムごとに異なる色のトナーを、感光体ド
ラムに付着させる。現像手段によって感光体ドラムごと
にそれぞれ異なった色のトナー像が形成される。記録材
は、搬送方向上流側から下流側に移動するにつれて、各
感光体ドラムに形成されるトナー像が、記録材に順次転
写される。これによって記録材は、複数のトナーが重ね
合わされ、多色の画像が形成される。
【0003】感光体ドラムに付着したトナーは、転写時
に完全に記録材に転写されず、一部のトナーが転写後に
感光体ドラムに残留する。また画像濃度調整のために感
光体ドラム上に形成するパッチ画像作成時においても、
一部のトナーが感光体ドラムに残留する。
【0004】また前段の転写工程によって記録材に付着
したトナーが、後段の転写工程時に感光体ドラムに移動
する逆転写現象が生じる。後段の感光体ドラムに付着す
るトナーは、記録材から移動したトナーによって混色す
る。
【0005】転写後の感光体ドラムに残留した残留トナ
ーは、クリーニング手段によって感光体ドラムから除去
される。後段の感光体ドラム状に形成されるになるにつ
れて、残留トナーは異色のトナーが多く混入する。残留
トナーは、廃棄用収容器に収容されて廃棄される。従来
の技術の多色画像形成装置は、残留トナーを有効利用せ
ず、トナーの消費量が大きくなり、経済性が悪いという
問題がある。
【0006】上述の従来の技術の画像形成装置の問題を
解決する第2の従来の技術として、特開昭61−196
268号公報に開示される画像形成装置がある。第2の
従来の技術の画像形成装置は、最初の転写工程を行う第
1の感光体ドラムから除去されたトナーを回収する回収
路と、後段の感光体ドラムから除去される後段のトナー
が導かれる搬送路とが、別々に設けられる。
【0007】第1の感光体ドラムから除去される残留ト
ナーは、回収路を移動し、再び現像手段内に収容され、
画像形成に再利用される。第1の感光体ドラム以外から
除去される残留トナーは、搬送路を移動し、廃棄用収容
器に収容されて廃棄される。このように第2の従来の技
術の多色画像形成装置は、トナーが移動する通路が複数
設けられ、逆転写による異色のトナーの混入のない第1
の感光体ドラムから除去されるトナーを再利用し、他の
感光体ドラムから除去されるトナーを廃棄する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開昭61−1
96268号公報に開示される多色画像形成装置では、
再使用されるトナーが移動する回収路と、廃棄されるト
ナーが移動する搬送路が別々に設けられる。したがって
各トナーの各通路および各トナーがそれぞれの通路内を
移動するための駆動源を設ける必要がある。したがって
画像形成装置の構造が複雑になり、画像形成装置を構成
する部品点数が増加するという問題がある。また部品コ
ストおよび組み立てコストを削減できずに不経済である
という問題もある。
【0009】したがって本発明の目的は、複数の現像剤
を用いて画像形成を行う画像形成装置において、転写後
の各感光体ドラムに残留した各現像剤を除去し、除去し
た現像剤を再利用可能で、かつその構造が単純な画像形
成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録材に順次
重ね合わせて現像剤による現像剤像を形成する複数の画
像形成ステーションに関連して共通に設けられ、現像剤
像の形成時に発生する廃現像剤が導かれる搬送路が形成
され、両端部に廃現像剤を排出する排出孔が形成される
搬送路形成部と、搬送路を挿通して設けられ、回転する
ことによって搬送路内の廃現像剤を搬送する搬送手段で
あって、搬送路内の所定位置よりも一端部寄りの廃現像
剤を一端部に向けて搬送し、所定位置よりも他端部寄り
の廃現像剤を他端部に向けて搬送する搬送手段とを含む
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0011】本発明に従えば、複数の画像形成ステーシ
ョンに対して、共通の搬送路形成部が設けられ、搬送手
段によって、搬送路内の所定位置よりも一端部寄りの廃
現像剤を搬送路形成部の一端部に向けて搬送するととも
に、搬送路内の所定位置よりも他端部寄りの廃現像剤を
搬送路形成部の他端部部に向けて搬送する。これによっ
て各廃現像剤を、搬送路の所定位置から分けて、搬送路
形成部両端部に形成される各排出孔にそれぞれ移動させ
ることができる。すなわち共通の搬送路内を移動する廃
現像剤を、搬送路内で2つに分けて2つの排出孔に別々
に搬送することができる。共通の搬送路で搬送が行われ
るので、画像形成ステーションごとに搬送路および搬送
手段を設ける必要がない。また部品点数を減らし、構成
を簡単化にすることができ、部品コストおよび組み立て
コストを削減することができる。
【0012】また本発明は、搬送手段は、回転軸と、回
転軸にその外周を旋回して螺旋状に設けられる螺旋翼体
であって、前記所定位置から一端部側の部分と他端部側
の部分との巻き方向が異なる螺旋翼体とを有することを
特徴とする。
【0013】本発明に従えば、螺旋翼体が、回転軸の軸
線まわりに回転することによって、搬送路内に導かれた
廃現像剤を掻き、回転軸が延びる方向に搬送し、いわゆ
る廃現像剤をスクリュー搬送する。螺旋翼体の巻き方向
が、所定位置で異なるので、所定位置よりも搬送路の一
端部側に位置する廃現像剤を、搬送路形成部の一端部の
排出孔に搬送し、所定位置よりも搬送路形成部の他端部
側に位置する廃現像剤を、搬送路形成部の他端部の排出
孔に排出することができる。これによって搬送路に導か
れる廃現像剤を2つに分けて、各排出孔にそれぞれ搬送
することができる。
【0014】また螺旋翼体は、搬送路内を仕切る仕切り
となり、搬送方向に逆らって廃現像剤が、逆流すること
を防止することができる。搬送路には、搬送路内を挿通
する回転軸および螺旋翼体を収納する領域が形成され、
回転駆動機構を搬送路外に設けることができる。
【0015】また本発明は、前記所定位置は、各画像形
成ステーションのうち画像形成順が最も先となる第1段
画像形成ステーションから廃現像剤が導かれる位置と、
画像形成順が第1段画像形成ステーションの次となる第
2段画像形成ステーションから廃現像剤が導かれる位置
との間にあることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、第1段画像形成ステーシ
ョンから廃現像剤が導かれる位置と、第2段画像形成ス
テーションから廃現像剤が導かれる位置との間に、所定
位置が設けられる。これによって第1段画像形成ステー
ションで生じる廃現像剤を、搬送路形成部の一端部の排
出孔に搬送することができ、第1段画像形成ステーショ
ンよりも画像形成順が後になる他の画像形成ステーショ
ンで生じる廃現像剤を搬送路形成部の他端部の排出孔に
搬送することができる。第1段画像形成ステーションで
生じた廃現像剤に、他の廃現像剤が混入することを防止
して、搬送路形成部の一端部の排出孔に搬送することが
できる。
【0017】また本発明は、第1段画像形成ステーショ
ンは、無彩色の現像剤によって現像剤像を形成すること
を特徴とすることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、第1段画像形成ステーシ
ョンは、無彩色の現像剤によって現像剤像を形成する。
無彩色の現像剤の色は、たとえば黒色などの明度が低い
色で実現される。第1段画像形成ステーション以外の画
像形成ステーションで生じる廃現像剤が、搬送路内の所
定位置よりも搬送路形成部の一端部に向かって移動し、
第1段画像形成ステーションで生じる廃現像剤に、混色
することがあっても、第1段画像形成ステーションで生
じる廃現像剤が無彩色であるので、搬送路形成部の一端
部の排出孔から排出される廃現像剤は、混色による色の
変化の影響が軽減される。これによって搬送路形成部の
一端部の排出孔から排出される廃現像剤を、再び画像形
成に用いられる現像剤として第1段画像形成ステーショ
ンに収容し、再利用することができる。
【0019】また本発明は、搬送路形成部の一端部に形
成される排出孔から排出される廃現像剤を第1段画像形
成ステーションに回収するための回収手段が設けられる
ことを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、回収手段によって、搬送
路形成部の一端部に形成される排出孔から排出される廃
現像剤を、第1段画像形成ステーションに回収すること
ができるので、第1段画像形成ステーションで生じた廃
現像剤を再利用することができる。また作業者が搬送路
形成部の一端部の排出孔から排出される廃現像剤を集
め、集めた廃現像剤を、第1段画像形成ステーションに
回収する手間を省略することができ、利便性を向上させ
ることができる。
【0021】また本発明は、第2段画像形成ステーショ
ンは、第1段画像形成ステーションの現像剤の色との配
色の視認性が低い色の現像剤によって現像剤像を形成す
ることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、第2段画像形成ステーシ
ョンが、第1段画像形成ステーションの現像剤の色との
配色の視認性が低い色の現像剤によって現像剤像を形成
する。これによって搬送路内で、第1段画像形成ステー
ションで生じた廃現像剤と第2段画像形成ステーション
で生じた廃現像剤とが混色することがあっても、混色し
た廃現像剤は、第2段画像形成ステーションで生じる廃
現像剤の色が目立つことを防止し、混色した廃現像剤の
色の変化の影響を少なくすることができる。これによっ
て第1段画像形成ステーションで生じ、搬送路形成部の
一端部の排出孔から排出される廃現像剤を、再び画像形
成に用いられる現像剤として再利用することができる。
【0023】また本発明は、前記所定位置は、各画像形
成ステーションのうち画像形成順が最も先となる第1段
画像形成ステーションから廃現像剤が導かれる位置と、
画像形成順が第1段画像形成ステーションの次となる第
2段画像形成ステーションから廃現像剤が導かれる位置
との間であって、かつ第1段画像形成ステーションから
廃現像剤が導かれる位置寄りにあることを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、第1段画像形成ステーシ
ョンから生じる廃現像剤を、搬送路形成部一端部の排出
孔に搬送することができ、第1段画像形成ステーション
より画像形成順が後になる画像形成ステーションから生
じる廃現像剤を、搬送路形成部の他端部の排出孔に搬送
することができる。
【0025】前記所定位置が、第1段画像形成ステーシ
ョンから廃現像剤が導かれる位置寄りに設けられるの
で、第2段画像形成ステーションで生じた廃現像剤が、
所定位置を超えて、所定位置から搬送路形成部の一端部
側に移動することがより困難となる。これによって第1
段画像形成ステーションから生じた廃現像剤に、他の現
像剤が混入することを防止して、搬送路形成部の一端部
の排出孔に搬送することができる。
【0026】また本発明は、各画像形成ステーション
は、静電潜像が形成される像担持体と、静電潜像を現像
して像担持体に現像剤像を形成する現像手段と、像担持
体に形成される現像剤像を記録材に転写する転写手段
と、転写後に像担持体に残留する現像剤を除去するクリ
ーニング手段とを有することを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、各画像形成ステーション
は、像担持体に形成される静電潜像を現像剤像として現
像手段が現像し、転写手段によって、各像担持体に形成
される現像剤像を記録材に順次転写する。転写後に像担
持体に廃現像剤として残留する現像剤は、クリーニング
手段によって除去される。用紙に順次現像剤像を重ね合
わせた後に、現像剤像を定着する構成では、画像形成順
が後になる画像形成ステーションで生じる廃現像剤に
は、前に用紙に形成された現像剤像の現像剤が混入する
逆転写現象が生じる場合がある。逆転写現象が生じた場
合には、廃現像剤は、混入した現像剤によって混色す
る。上述の発明に従えば、搬送路内を搬送される廃現像
剤を分けることができ、逆転写現象によって混色した廃
現像剤と、逆転写現象の影響がなく混色していない廃現
像剤とを分けて、廃現像剤の回収または再利用を容易に
行うことができる。これによって、像担持体を用いた画
像形成ステーションで生じる廃現像剤の回収および再利
用を好適に実現することができる。
【0028】たとえば第1段画像形成ステーションで生
じた廃現像剤は、逆転写現象の影響がなく、第1段画像
形成ステーションから搬送路に導かれた廃現像剤は、他
の廃現像剤が混入することがない。第1段画像形成ステ
ーションで生じた廃現像剤を、搬送路形成部一端部の一
方の排出孔から排出することによって、一方の排出孔か
ら排出される廃現像剤に、第1段画像形成ステーション
以外で生じた廃現像剤が混入する可能性を減らすことが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
画像形成装置1の主要な構成を簡略化して示す断面図で
ある。画像形成装置1は、記録材であるカットシート状
の用紙に、異なる色の複数のトナー像を順番に重ね合わ
せて、多色画像を形成する。画像形成装置1は、複数た
とえば4つの画像形成ステーションPa,Pb,Pc,
Pdと、図示しない用紙搬送ベルトと、搬送路形成部3
と、搬送手段4と、廃棄用収容器5と、回収路形成部6
とを含んで構成される。各画像形成ステーションPa〜
Pdは、静電潜像が形成される感光体ドラム22a〜2
2dと、感光体ドラム22a〜22dに形成される静電
潜像を現像して、トナー像を形成する現像手段24a〜
24dと、感光体ドラム22a〜22dに形成されたト
ナー像を用紙に転写する図示しない転写手段と、感光体
ドラム22a〜22dに残留した廃現像剤となる残留ト
ナーを除去するクリーニング手段26a〜26dとを備
える。
【0030】各現像手段24a〜24dは、それぞれ異
なる色の現像剤であるトナーを収容するトナー槽11a
〜11dを有する。各現像手段24a〜24dは、静電
潜像が形成される各感光体ドラム22a〜22dにそれ
ぞれトナーを付着させ、トナー像を形成する。画像形成
装置1は、感光体ドラム22a〜22dごとに形成され
るトナー像を用紙に順次転写し、用紙に各色のトナーを
重ね合わせて多色画像を形成する。
【0031】転写後の各感光体ドラム22a〜22dに
は、記録紙に転写されなかったトナーが外周面に残留す
る。各クリーニング手段26a〜26dは、各感光体ド
ラム22a〜22dに残留した各残留トナーを、各感光
体ドラム22a〜22dから除去する。
【0032】上述の構成を有する4つの画像形成ステー
ションPa〜Pdは、一列に並んで配置される。用紙搬
送ベルトは、4つの画像形成ステーションPa〜Pdの
並ぶ方向と平行に配置され、各画像形成ステーションP
a〜Pdの各感光体ドラム22a〜22dに臨んで配置
される。用紙搬送ベルトは、静電吸着によって用紙を吸
着して搬送し、用紙が各画像形成ステーションPa〜P
dの各感光体ドラム22a〜22dに順次近接または接
するように搬送する。いいかえると用紙搬送方向Cに沿
って、4つの画像形成ステーションPa〜Pdが並ぶ。
【0033】4つの画像形成ステーションPa〜Pdの
うちの用紙搬送方向C最上流側に配置される第1段画像
形成ステーションPaは、画像形成順が最も先となり、
黒色のトナー像を形成する画像形成ステーションであっ
て、現像手段24aに黒色のトナーが収容される。第1
段画像形成ステーションPaの用紙搬送方向C下流側の
第2段画像形成ステーションPbは、画像形成順が第1
段画像形成ステーションの次となり、イエロー色のトナ
ー像を形成する画像形成ステーションであって、イエロ
ー色のトナーが現像手段24bに収容される。第2段画
像形成ステーションPbの用紙搬送方向C下流側の第3
段画像形成ステーションPcは、シアン色のトナー像を
形成する画像形成ステーションであって、シアン色のト
ナーが現像手段24cに収容される。第3段画像形成ス
テーションPcの用紙搬送方向C下流側の第4段画像形
成ステーションPdは、マゼンダ色のトナー像を形成す
る画像形成ステーションであって、マゼンダ色のトナー
が現像手段24dに収容される。
【0034】搬送路形成部3は、略円筒状に形成され、
4つの画像形成ステーションPa〜Pdが並ぶ方向に平
行に延び、用紙搬送ベルトとほぼ同じ方向に延びる。搬
送路形成部3は、軸線方向両端面を塞ぐ有底筒状に形成
され、搬送路形成部3の内部空間は、残留トナーが搬送
される搬送路7として形成される。搬送路形成部3の軸
線方向一端部は、搬送路形成部3が、画像形成装置1の
一部として構成された状態で、第1段画像形成ステーシ
ョンPa側に配置される。
【0035】搬送路形成部3の軸線方向両端部3a,3
bには、搬送路形成部3を半径方向に挿通する排出孔9
a,9bが形成され、軸線方向両端部3a,3bの間の
位置に、搬送路形成部3を半径方向に挿通する4つの挿
入孔10a〜10dが形成される。
【0036】各クリーニング手段26a〜26dが、感
光体ドラム22a〜22dから除去した各残留トナー
は、挿通孔10a〜10dを通過し、搬送路7に搬送さ
れる。残留トナーは、搬送路7内を挿通し、2つの排出
孔9a,9bから排出される。
【0037】搬送路形成部3が画像形成装置1の一部を
構成した状態で、各挿通孔10a〜10dは、各クリー
ニング手段26a〜26dと搬送路7とを連通してそれ
ぞれ設けられる。第1段画像形成ステーションPaで生
じた残留トナーが通過する第1の挿入孔10aは、4つ
の挿入孔10a〜10dのうちで最も一方の排出孔9a
寄りに形成される。第2段画像形成ステーションPbで
生じた残留トナーが通過する第2の挿入孔10bは、第
1の挿入孔10aに対して、搬送路形成部3の軸線方向
他方側隣に形成される。同様に第3段画像形成ステーシ
ョンPcで生じた残留トナーが通過する第3の挿入孔1
0cは、第2の排出孔10bに対して、搬送路形成部3
の軸線方向他方側隣に形成される。第4段画像形成ステ
ーションPdで生じた残留トナーが通過する第4の挿入
孔10dは、第3の排出孔10cに対して、搬送路形成
部3の軸線方向他方側隣に形成される。
【0038】搬送路形成部3が画像形成装置1の一部を
構成した状態で、各排出孔9a,9bは、搬送路形成部
3の下部に形成され、各挿通孔10a〜10dは、搬送
路形成部3の上部に形成される。たとえば搬送路形成部
3は、各クリーニング手段26a〜26dよりも下方に
設けられる。これによって各クリーニング手段26a〜
26dで除去された残留トナーは、各挿通孔10a〜1
0dから、重力によって下方に向けて移動し、搬送路7
内に落下する。したがって各クリーニング手段22a〜
26dから搬送路7に導くための機構を必要としない。
また各排出孔9a,9bは、搬送路形成部3の下方に設
けられるので、搬送路形成部3の両端部3a,3bに搬
送された残留トナーは、各排出孔9a,9bを通過し下
方に向かって落下する。したがって残留トナーを、排出
孔9a,9b下方に通過させるための機構を設ける必要
がない。
【0039】搬送路形成部3は、画像形成装置1の一部
を構成した状態で、その軸線方向一端部3aは、用紙搬
送方向Cの上流側に配置され、回収路形成部6と連結さ
れる。回収路形成部6は、搬送路形成部3の軸線方向一
端部3aと、第1段画像形成ステーションPaの現像手
段24aのトナー槽11aとを接続し、屈曲して延び
る。回収路形成部6は、その伸延方向に延びる内方空間
が形成され、略パイプ状に形成される。回収路形成部6
は、たとえばプラスチックから成る。
【0040】回収路形成部6の内方空間は、回収路8と
なる。回収路8は、搬送路形成部3の一端部3aに形成
される一方側の排出孔9aと、第1段画像形成ステーシ
ョンPaの現像手段24aのトナー槽11aとを連通す
る。搬送路形成部3が画像形成装置1の一部を構成した
状態で、搬送路形成部3の軸線方向他端部3bは、用紙
搬送方向Cの下流側に配置され、廃棄用収容器5に連結
される。軸線方向他端部3bに形成される他方の排出孔
9bは、廃棄用収容器5内方空間と連通する。
【0041】搬送手段4は、回転軸12と、螺旋翼体1
3と、回転軸12を回転駆動させる回転駆動手段14と
を含んで構成される。螺旋翼体13は、回転軸12の外
周部から突出し、回転軸12の外周まわりを旋回して、
螺旋状に回転軸12軸線方向に延びる。回転駆動手段1
4は、搬送路形成部3の外部に設けられる。回転軸12
と螺旋翼体13とによって、いわゆるスクリュー15が
構成される。回転軸12は、搬送路形成部3をその軸線
方向に挿通し、用紙搬送方向C下流側となる回転軸12
の軸線方向他端部に回転駆動手段14が連結される。搬
送路形成部3の軸線方向両端部3a,3bには、回転軸
12を回転可能に支持する軸受けが設けられる。また回
転軸12が、搬送路形成部3を挿通する部分には、その
部分から残留トナーが飛散することを防止するためのV
リングなどのシール部材が設けられる。
【0042】螺旋翼体13は、搬送路内の所定の位置で
ある巻き方向切換え点Pから軸線方向一端部3a側の部
分13aと、巻き方向切換え点Pから軸線方向他端部3
b側の部分13bとで巻き方向が異なる。具体的には、
軸線方向一端部3a側から回転軸12に設けられる螺旋
翼体13を見て、回転軸12が、図1で時計回りとなる
周方向一方向Dに回転する場合に、巻き方向切換え点P
から軸線方向一端部3a側の部分13aは、周方向一方
向Dと反対方向に回転軸12を旋回しながら、巻き方向
切換え点Pから軸線方向一端3a部側に延びるように設
けられる。また巻き方向切換え点Pから軸線方向他端部
3b側の部分13bは、周方向一方向Dと反対方向に回
転軸12を旋回しながら巻き方向切換え点Pから軸線方
向他端部3b側に延びるように設けられる。また螺旋翼
体13は、回転軸12の外周面から、搬送路形成部3の
内周面に近接または接する位置まで、突出してして形成
される。
【0043】巻き方向切換え点Pは、搬送路形成部3の
第1段画像形成ステーションPaに対応する第1の挿入
孔10aが形成される位置Aと、第2段画像形成ステー
ションPbに対応する第2の挿入孔10bが形成される
位置Bとの間の位置に設けられる。これによって一方の
排出孔9aに、第1段画像形成ステーションPaで生じ
た残留トナーを排出することができ、その他の残留トナ
ーを他方の排出孔9bから排出することができる。
【0044】さらに搬送路形成部3の第1の挿入孔10
aが形成される位置Aと、第2の挿入孔10bが形成さ
れる位置Bとの間であって、かつ第1の挿入孔10aが
形成される位置A寄りの位置に設けられることが好まし
い。すなわち巻き方向切換え点Pから第1の挿入孔10
aが形成される位置Aまでの距離L1が、巻き方向切換
え点Pから第2の挿入孔10bが形成される位置Bまで
の距離L2よりも短く形成されることが好ましい。これ
によって、第2段画像形成ステーションPbで生じた残
留トナーが、巻き線方向切換え点Pを通過することを困
難にすることができ、第2段画像形成ステーションPb
で生じたトナーが一方の排出孔9aから排出されること
を防止することができる。また第1段画像形成ステーシ
ョンで生じる残留トナーは、逆転写現象が生じず、他の
トナーとの混色のおそれが少ない。
【0045】回収路形成部6は、搬送路形成部3の軸線
方向一端部3aから下方に延び、U字状に屈曲して、た
とえば搬送路形成部3よりも上方位置にある第1段画像
形成ステーションの現像手段24aのトナー槽11aの
上部位置に延びる。画像形成装置1は、一方の排出孔9
aから排出される残留トナーを、回収路8を搬送して、
再び第1段画像形成ステーションPaの現像手段24a
に回収するための回収手段16が設けられる。回収手段
16は、回収路8内に収納される。
【0046】図2は、図1のセクションIIを拡大して
示す断面図である。回収手段16は、回収路内を螺旋状
に延び、可撓性および弾発性を有するスクリュー体であ
る回転自在なコイルスプリング17と、一組のかさ歯歯
車18a,18bとによって構成される。2つのうちの
一方のかさ歯歯車18aは、回転軸12の一方の排出孔
9a寄りの部分12aに設けられる。2つのうちの他方
のかさ歯歯車18bは、一方のかさ歯歯車18aに対し
て直交して噛合し、一方の排出孔9aに対向して設けら
れる。他方のかさ歯歯車18bは、図示しない軸受けよ
って回転可能に支持され、一方の排出孔9aを塞がない
位置に配置される。また他方のかさ歯車18bは、円筒
状に形成され、軸線方向に挿通する挿通孔が形成され
る。残留トナーが、他方のかさ歯車18bの挿通孔を通
過し、一方の排出孔9aから回収路8に移動することに
よって、搬送路の軸線方向一端部3aで詰まることを防
止することができる。
【0047】他方のかさ歯歯車18bには、コイルスプ
リング17が連結される。コイルスプリング17は、他
方のかさ歯歯車18bの回転に伴って、回転自在に設け
られる。コイルスプリング17は、回収路内を伸延方向
に挿通する。コイルスプリング17の回転によって螺旋
ポンプ作用が生じ、一方の排出孔9aから回収路8に排
出された残留トナーを感光体ドラム22aよりも高所に
位置するトナー槽に移動させることができる。コイルス
プリング17は、可撓性を有するので、屈曲した回収路
内を全長にわたって挿通することができる。
【0048】上述の構成によって、各画像形成ステーシ
ョンPa〜Pdで生じた残留トナーを2つに分けて各排
出孔9a,9bに排出することができ、一方の排出孔9
aから排出される残留トナーを再利用することができ
る。
【0049】各画像形成ステーションPa〜Pdで各感
光体ドラム22a〜22dに生じた残留トナーは、各ク
リーニング手段26a〜26dによって除去される。各
クリーニング手段26a〜26dが除去した残留トナー
は、画像形成ステーションPa〜Pdごとに設けられる
各挿入孔10a〜10dを通過し、共通の一本の搬送路
形成部3内の搬送路7に収容される。搬送路7内に搬送
された残留トナーは、スクリュー15が回転することに
よって掻き取られ、搬送路形成部3の軸線方向に搬送さ
れる。
【0050】第1段画像形成装置Paで生じた残留トナ
ーは、巻き方向切換え点Pよりも搬送路形成部3の軸線
方向一端部寄りの部分に収容され、搬送路形成部3の軸
線方向一端部に向かって搬送され、一方の排出孔9aか
ら回収路8に収容される。第2〜第4段画像形成装置P
aで生じた残留トナーは、巻き方向切換え点Pよりも搬
送路形成部3の軸線方向他端部寄りの部分に収容され、
搬送路形成部3の軸線方向他端部に向かって搬送され、
他方の排出孔9aから廃棄用収容器5に収容される。
【0051】回収路8に収容された残留トナーは、コイ
ルスプリング17が回転することによって、回収路8内
を現像手段24aのトナー槽11aに向かって搬送され
る。トナー槽11aに収納された残留トナーは、再び画
像形成に利用される。
【0052】上述のように本発明の実施の一形態に従え
ば、第1段画像形成ステーションPaで生じた残留トナ
ーを、混色することなく、回収および再利用することが
でき、かつ複数本の搬送路および搬送手段を必要とせず
に、単純な構成で画像形成装置を実現することができ
る。具体的には、巻き方向が異なる一本のスクリュー1
5を用いることによって、搬送路7およびスクリュー1
5の本数を減らすことができ、装置サイズを縮小するこ
とができる。またスクリュー15の本数を減らすことに
よって、軸受け、Vリングなどのシール部材および駆動
源の個数を減らすことができる。部品点数を減らすこと
によって、部品コストおよび組み立てコストを低減する
ことができる。
【0053】第1段画像形成ステーションPaで生じた
残留トナーを、他の残留トナーと分けて、一方の排出孔
9aから排出するので、残留トナーの処理を容易に行う
ことができる。たとえば他のトナーと混ぜるべきでない
一種類のトナーを分けることによって、残留トナーの処
理を容易に行うことができる。また一方の排出孔9aか
ら排出されるトナーは、他のトナーが混入するおそれが
少ないので、再利用可能なトナーとして好適に用いるこ
とができる。
【0054】また画像形成装置1は、回収手段16が、
一方の排出孔9aから排出される残留トナーを回収し
て、トナー槽11aに収納することができる。搬送路7
とトナー槽11aとを回収路6によって、トナー移動可
能に接続することによって、作業者が手動で残留トナー
を回収する手間を省き、残留トナーをトナー槽11aに
収容するときにトナーが飛散するおそれをなくすことが
できる。
【0055】また回転軸12および螺旋翼体13から成
るスクリュー15は、搬送路形成部3の全長にわたって
延び、コイルスプリング17は、回収路形成部6の全長
にわたって延びる。スクリュー15およびコイルスプリ
ング17が回転することによって、トナーは、搬送路お
よび回収路内を攪拌されながら搬送される。トナーが攪
拌されながら搬送されるので、トナーが搬送路および回
収路内で凝集および固化することを防止することができ
る。
【0056】第1段画像形成ステーションPaがトナー
像を形成するために用いるトナーの色は、黒色などの明
度の低い無彩色が好ましい。黒色のトナーを用いること
によって、第1段画像形成ステーションよりも後段の画
像形成ステーションPb〜Pdのトナーが搬送路7を逆
流して、第1段画像形成ステーションPaの黒色のトナ
ーに混入した場合であっても、他のトナーの混入による
混色の影響を少なくすることができ、残留トナー再利用
時に得られる画像の品質が低下することを防止すること
ができる。また黒色のトナーは、他のトナーに比べてト
ナー消費量が高いので、黒色のトナーを再利用すること
によって、トナー残量の偏りを少なくすることができ
る。
【0057】また第2段画像形成ステーションPbが、
トナー像を形成するために用いるトナーは、いずれの色
のトナーでもよいが、好ましくは第1段画像形成ステー
ションPaとの配色が行われても、イエローなどの配色
の視認性が低い色のトナーが用いられる。これによって
搬送路7内で、第1段画像形成ステーションPaで生じ
る残留トナーに混入する確率が最も高い第2段画像形成
ステーションPbで生じる残留トナーが搬送方向を逆流
して、黒色のトナーに混入した場合であっても、第2段
画像形成ステーションPbのトナーの混入による混色の
影響を少なくすることができ、残留トナー再利用時に得
られる画像の品質が低下することを防止することができ
る。
【0058】また螺旋翼体13は、搬送路形成部内周面
に、近接または接して設けられる。螺旋翼体13によっ
て搬送路7が仕切られ、搬送路7内のトナーが、搬送路
形成部軸線方向に容易に移動することを抑制する。これ
によって残留トナーは、搬送方向に対して逆流すること
が困難になり、分けられた残留トナーが混入することを
防止することができる。またたとえば搬送路7形成部
を、内周が軸線方向にほぼ均一な一本の円筒状に構成す
ることによって、スクリュー15を容易に挿入すること
ができる。たとえば搬送路形成部3の軸線方向他端部3
bを開放してスクリュー15を挿入し、次に軸線方向他
端部3bを塞ぐことによって、スクリュー15を容易に
搬送路7内に挿入することができる。また搬送路形成部
3の軸線方向両端部、挿入孔10a,10b,10c,
10dおよび排出孔9a,9bをシールすることによっ
て、搬送路形成部3から外部にトナーが飛散することを
防止することができる。また1つの搬送路形成部3に1
つの回転軸12が挿通するので、搬送路形成部3および
回転軸12が複数ある場合に比べて、搬送路形成部3を
厚み方向に挿通する隙間が少なく、搬送路形成部3のト
ナーもれが生じる可能性を少なくすることができる。
【0059】図3は、本発明の実施例を示すデジタルカ
ラー複写機500の主要な構成を簡略化して示す断面図
である。図1および図2に示す本発明の実施の一形態の
構成を、たとえば画像形成装置であるデジタルカラー複
写機500が有する。デジタルカラー複写機(以下複写
機500と呼ぶ)は、複写機本体502と、その上方に
設けられる両面自動原稿送り機構部(Reversing Automa
tic Document Feeder:略称RAD)112とを有す
る。複写機本体502は、上部に原稿台111が形成さ
れ、複写機本体502の外方に面して操作パネルが設け
られる。また複写機本体502は、その内部に、画像読
み取り部110と、画像形成部210と、給紙機構部2
11と、転写搬送ベルト機構部213とを備える。
【0060】両面自動原稿送り機構部112は、原稿台
111に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台11
1の上面に対して所定の位置関係を有する。両面自動原
稿送り機構部112は、その上部または側部の挿入位置
に配置された原稿を搬送可能に設けられる。
【0061】両面自動原稿送り機構部112は、挿入位
置に配置される原稿を搬送し、原稿の厚み方向一方の面
を、原稿読み取り部110に対向させ、原稿を原稿台上
面111aの所定の読み取り位置に接するように配置す
る。また両面自動原稿送り機構部112は、読み取り位
置に配置される原稿を反転させた後、厚み方向他方の面
を原稿読み取り部110に対向させ、原稿を原稿台上面
111aの所定の読み取り位置に接するように配置す
る。また両面自動原稿送り機構部112は、読み取り位
置に配置された原稿を排出位置に搬送する。両面自動原
稿送り機構部112は、複写機500全体を制御する制
御部から与えられる命令に応じて、上述の各搬送動作を
実行可能に設けられる。制御部は、複写機500全体の
動作に関連して各命令を両面自動原稿送り機構部112
に与える。
【0062】原稿台111の上部には、透光性を有する
ガラスなどの平板111bが形成され、画像読み取り部
110は、前記平板111bの下方に設置される。画像
読み取り部110は、読み取り位置に搬送された原稿に
形成される画像を読み取る。画像読み取り部110は、
原稿台の平板111bと平行に移動する2つの原稿走査
体113,114と、光学レンズ115と、光学変換素
子である結合電荷素子(Charge Coupled Device 略
称:CCD)ラインセンサ116とを有する。
【0063】2つのうちの一方の第1の原稿走査体11
3は、原稿画像表面に光を照射する照射ランプ113a
と、光が照射された原稿から反射光によって形成される
反射光像を第2の原稿走査体114に向かって反射する
第1ミラー113bとを有し、平板111bと一定の距
離を保ちながら所定の走査速度で、平板111bに平行
に往復移動する。
【0064】2つのうちの他方の第2の原稿走査体11
4は、第1のミラー113bから反射された反射光像
を、光学レンズ115に向かって反射する第2および第
3のミラー114a,114bを有し、第1の原稿走査
体113と所定の位置関係を保って、平板111bに平
行に往復移動する。光学レンズ115は、反射光像を縮
小し、反射光像をCCDラインセンサ116上の所定位
置に結像する。
【0065】CCDラインセンサ116は、結像された
反射光像を受光し、白黒画像またはカラー画像を読み取
り、赤、青および緑の各色成分に色分解した3つのライ
ンデータを電気信号として出力する。CCDラインセン
サ116は、電気信号に変換した3つのラインデータで
ある原稿画像情報を、図示しない画像処理部に与え、画
像処理部は、画像情報を所定のアルゴリズムにしたがっ
てデータ処理する。
【0066】画像形成部210は、画像読み取り部11
0の下方に設けられる。また転写搬送ベルト機構部21
3は、画像形成部210に対向して設けられる。給紙機
構部211は、原稿が収容される用紙トレイ400から
原稿を一枚ずつ分離し、給紙ローラ401によって、画
像形成部210に向かって搬送する。原稿は、画像形成
部210の手前、すなわち原稿搬送方向上流側に配置さ
れる一対のレジストローラ212によって搬送されるタ
イミングが制御され、画像形成部210に搬送される。
両面に画像形成が行われる場合には、厚み方向一方面に
画像が形成された後、用紙が反転され、一対のレジスト
ローラ212によってタイミングが制御されて、用紙の
厚み方向他方面に画像が形成される。
【0067】転写搬送ベルト機構部213は、画像形成
部210に沿って原稿を搬送し、駆動ローラ214と、
従動ローラ215と、転写搬送ベルト216とを有す
る。転写搬送ベルト216は、無端環状に形成され、画
像形成部210に臨んで配置される。転写搬送ベルト2
16の内周面は、駆動ローラ214および従動ローラ2
15の外周面に接した状態で張架される。転写搬送ベル
ト216は、原稿を静電吸着し、画像形成部210に沿
って移動させる。また転写搬送ベルト216の画像形成
部210から離れた位置たとえば下側の外周面に近接し
てパターン画像検出センサ232が設けられる。
【0068】複写機500は、転写搬送ベルト機構部2
13の原稿搬送方向下流側に、原稿に転写形成されたト
ナー像を定着するための定着手段217および原稿の厚
み方向両面に画像を形成するために、搬送方向を切換え
る搬送方向切換体404とを有する。定着手段217
は、一対の定着ローラ402を有し、一対の定着ローラ
402間であるニップ部403を通過する原稿を加熱加
圧し、トナーを原稿に定着する。
【0069】搬送方向切換体404は、画像形成装置を
形成した状態で、定着手段217の用紙搬送方向下流側
に設けられる。搬送方向切換体404は、用紙搬送方向
に向かうにつれて上端面と下端面が近接し、先細りにな
る略3角形板状に形成され、定着ローラ402の軸線方
向に平行に延びる角変位軸まわりに角変位する。搬送方
向切換体404が下方A1に向かって角変位することに
よって、原稿は、搬送方向切換体404の上面に接触し
て、その上面に沿って搬送される。また搬送方向切換体
404が上方A2に向かって角変位することによって、
原稿は、搬送方向切換体404の下面に接触して、その
下面に沿って搬送される。
【0070】搬送方向切換体は404、搬送方向切換ゲ
ート218内に設けられ、角変位することによって、2
股に分かれた原稿搬送路の一方に原稿を導き、搬送路を
定着後の原稿を排出トレイ220に排出する搬送路と、
画像形成部210に再び搬送する搬送路とを選択的に切
換える。搬送方向切換体404によって画像形成部21
0に再び搬送される原稿は、スイッチバック搬送路22
1によって転写搬送ベルト216に接する面が反転さ
れ、画像形成部210に再び搬送される。
【0071】画像形成部210には、第1段画像形成ス
テーションPa、第2段画像形成ステーションPb、第
3段画像形成ステーションPcおよび第4段画像形成ス
テーションPdが、転写搬送ベルト216に平行に、用
紙搬送方向上流側から並んで設けられる。駆動ローラ2
14と従動ローラ215との間に張架される転写搬送ベ
ルト216は、駆動ローラ214によって摩擦駆動さ
れ、駆動ローラ214および従動ローラ215まわり
に、すなわち図2に矢符Zで示す方向Zに、回転する。
【0072】駆動ローラ214は、第4段画像形成ステ
ーションPdよりも定着手段217側に配置され、従動
ローラ215は、第1段画像形成ステーションPaより
も給紙機構部211側に配置される。駆動ローラ214
および従動ローラ215の軸線は、互いに平行に延び
る。転写搬送ベルト216は、静電吸着することによっ
て給紙機構部211から搬送される原稿を吸着し、原稿
を第1段画像形成ステーションPaから第4段画像形成
ステーションPdへ順次搬送する。
【0073】各画像形成ステーションPa〜Pdは、同
一の構成を有し、感光体ドラム222a〜222d、帯
電器223a〜223d、現像手段224a〜224
d、転写用放電器225a〜225d、クリーニング手
段226a〜226dおよび露光手段となるレーザビー
ムスキャナユニット227a〜227dとをそれぞれ有
する。
【0074】各感光体ドラム222a〜222dは、転
写搬送ベルト213に近接または接して設けられ、駆動
ローラ214および従動ローラ215の軸線と平行な軸
線を有する。感光体ドラム222a〜222dは、転写
搬送ベルト213の回転方向Zと従う方向Fに周速度が
同一となるように図示しない駆動手段によって回転駆動
される。各感光体ドラム222a〜222dの外周まわ
りに、感光体ドラム回転方向Fに順に並んで各感光体ド
ラム222a〜222dをそれぞれ一様に帯電させる各
帯電器223a〜223d、各感光体ドラム222a〜
222d上に形成された静電潜像をそれぞれ現像する各
現像手段224a〜224d、現像された各感光体ドラ
ム222a〜222d上のトナー像を原稿にそれぞれ転
写する転写手段である転写用放電器225a〜225d
および各感光体ドラム222a〜222d上に残留する
トナーをそれぞれ除去するクリーニング手段226a〜
226dが配置される。
【0075】各レーザビームスキャナユニット227a
〜227dは、帯電器223a〜223dと現像手段2
24a〜224dとの間の感光体ドラム外周面に、レー
ザ光を照射し、たとえばそれぞれの感光体ドラム222
a〜222dの上方に配置される。
【0076】各レーザビームスキャナユニット227a
〜227dは、形成する画像に応じて変調されたドット
光を発する図示しない半導体レーザ素子と、半導体レー
ザ素子からのレーザ光を主走査方向に偏向させるための
ポリゴンミラー240a〜240dと、偏向手段である
ポリゴンミラー240a〜240dによって偏向された
レーザ光を感光体ドラム222a〜222dに表面に結
像させるためのfθレンズと、反射方向を変更する複数
のミラーとをそれぞれ有する。
【0077】各レーザビームスキャナユニット227a
〜227dは、形成する画像に応じて感光体外周面に部
分的にレーザ光を照射する。レーザ光が照射された感光
体ドラム222a〜222dは、レーザが照射された部
分の電荷が低下し、レーザが照射されなかった部分とに
電位差が生じ、外周表面に静電潜像を形成する。
【0078】現像手段224a〜224dは、トナーを
プラスに帯電させ、トナーを感光体ドラムに付着させ
る。トナーは、感光体ドラム222a〜222dにおい
て、レーザが照射されなかった部分に付着し、静電潜像
がトナー像として現像される。
【0079】第1段画像形成ステーションPaのレーザ
ビームスキャナユニット227aは、カラー原稿の黒成
分像に対応する画素信号が入力され、黒成分像に対応す
るレーザ光を感光体ドラム222aに照射する。第2段
画像形成ステーションPbのレーザビームスキャナユニ
ット227bは、カラー原稿のイエロー成分像に対応す
る画素信号が入力され、イエロー成分像に対応するレー
ザ光を感光体ドラム222bに照射する。第3段画像形
成ステーションPcのレーザビームスキャナユニット2
27cは、カラー原稿のシアン成分像に対応する画素信
号が入力され、シアン成分像に対応するレーザ光を感光
体ドラム222cに照射する。第4段画像形成ステーシ
ョンPdのレーザビームスキャナユニット227dは、
カラー原稿のマゼンダ成分像に対応する画素信号が入力
され、マゼンダ成分像に対応するレーザ光を感光体ドラ
ム222dに照射する。
【0080】これによって色変換された原稿画像情報に
対応する静電潜像が、各感光体ドラム222a〜222
d上に形成される。各現像手段224a〜224dに
は、それぞれのレーザビームスキャナユニット227a
〜227dに対応する色のトナーが収容され、第1段画
像形成ステーションPaの現像手段224aは、黒色の
トナーが収容され、第2段画像形成ステーションPbの
現像手段224bは、イエロー色のトナーが収容され、
第3段画像形成ステーションPcの現像手段224c
は、シアン色のトナーが収容され、第4段画像形成ステ
ーションPdの現像手段224dは、マゼンダ色のトナ
ーが収容される。各感光体ドラム222a〜222d上
の静電潜像は、これらの各色のトナーによって現像さ
れ、画像形成部210によって、変換された原稿画像情
報が、各色のトナー像として再現される。
【0081】デジタルカラー複写機500は、原稿に
は、カットシート状用紙を使用し、用紙は、給紙カセッ
トから送り出されて給紙機構211の給紙搬送路のガイ
ド内に供給される。供給された原稿の先端部分が、図示
しないセンサによって検知され、このセンサから出力さ
れる検知信号に基づいて、原稿は、一対のレジストロー
ラ212の位置で一端停止する。原稿は、各画像形成ス
テーションPa〜Pdとのタイミングを合わせて、一方
向Zに回転している転写搬送ベルト216上に送られ
る。
【0082】転写搬送ベルト216は、第1段画像形成
ステーションPaと給紙機構部との間に設けられた用紙
吸着用帯電器228によって、帯電される。したがって
給紙機構部211から供給される原稿は、転写搬送ベル
ト216上に確実に吸着された状態で、第1段画像形成
ステーションPaから第4段画像形成ステーションPd
までの間をずれることなく搬送される。各画像形成ステ
ーションPa〜Pdでは、各色のトナー像が形成されて
いるので、転写搬送ベルト216によって、静電吸着し
て搬送される原稿の原稿面上で各トナー像が重ね合わさ
れる。
【0083】第4段画像形成ステーションPdによる画
像の転写が完了すると、原稿は、除電用放電器229に
よって、原稿は転写搬送ベルト216から分離される。
分離された原稿は、定着手段217へと搬送される。定
着手段によって217によってトナーが定着された原稿
は、図示しない原稿排出孔から排紙トレイ220に排紙
される。
【0084】上述の説明では、レーザビームスキャナユ
ニット227a〜227dによって、レーザビームを走
査して各感光体ドラム222a〜222dを露光し、静
電潜像を形成する。別の静電潜像形成のための構成とし
て、レーザビームスキャナユニット227a〜227d
に変えて、発光ダイオードアレイと、結像レンズアレイ
から成るLEDヘッドと呼ばれる露光手段を用いてもよ
い。LEDヘッドは、レーザビームスキャナユニットと
比べると、サイズを小型化することができる。またLE
Dヘッドには、稼動部分がないので、騒音を低減するこ
とができる。したがって複数の画像形成ステーションを
必要とし、大型化するタンデム方式の画像形成装置に好
適に用いることができる。
【0085】転写搬送ベルト216の画像形成部210
と反対側の外周面には、パターン画像検出センサ232
が設けられる。パターン画像検出センサ232は、転写
搬送ベルト216に転写形成された画像調整用のパッチ
画像の濃度を測定する。画像形成部210に環境センサ
233が備えられる。環境センサ233によって、環境
条件を検出することができる。このようにパターン画像
検出センサ232および環境センサ233によって得ら
れた情報に基づいて、各帯電器223a〜223dのグ
リッドバイアス電圧、各現像手段224a〜224dの
現像バイアス電圧、各転写用放電器225a〜225d
の転写バイアス電圧、レーザビームスキャナユニット2
27a〜227dの出力電圧および画像処理を行う画像
処理部の中間調テーブルなどを調整し、良好な画像形成
を行うことができる。
【0086】環境センサ233は、装置内の温度および
湿度を検出し、急激な温度および湿度変化の影響の少な
い位置に設けられ、たとえば画像形成部210の近傍に
設けられる。転写搬送ベルト216の内側には、駆動ロ
ーラ軸と平行な軸線を有する検出ローラ231が2本設
けられ、検出ローラ231は、転写搬送ベルト216に
接触し、転写搬送ベルト216を外側に押出し、パター
ン画像検出センサ232と転写搬送ベルト216との距
離を一定に保つことができる。さらに通電時、通電後の
所定時間経過および画像形成枚数、交換可能な消耗部品
の使用時間などの所定基準値に応じた条件が設定される
ことによって、その条件に一致した場合にさらに最適な
画像調整を行うことができる。
【0087】また転写搬送ベルト216の画像形成部2
10と反対側の外周面には、転写搬送ベルト216の外
周面に付着したトナーを除去するベルトクリーニング手
段241が形成され、ベルトクリーニング手段241
は、クリーニング部材240が転写搬送ベルト216の
外周面に当接することによって、トナーを転写搬送ベル
ト216から剥離する。
【0088】また上述の複写機500の構成では、パッ
チ画像を転写搬送ベルト216に転写したあとに、パッ
チ画像の濃度を検出する構成であるが、転写搬送ベルト
216に転写せずに、感光体ドラム上でパッチ画像の濃
度を検出して、画質調整のためのデータを検出してもよ
い。この場合には、濃度測定後に、クリーニング手段2
26a〜226dによって、感光体ドラム222a〜2
22d上の残留トナーが除去される。
【0089】また複写機500は、図1に示す構成を有
し、搬送路形成部3と、搬送手段4と、廃棄用収容器5
と、回収路形成部6とを有する。図3では、搬送路形成
部3と、廃棄用収容器5と、回収路形成部6とを含んだ
外形線を2点鎖線で示す。
【0090】これらの構成は、図1に示す構成と同様に
設けられ、上述と同様の効果を得ることができる。複写
装置500は、画像読み取り、画像形成、用紙搬送を行
う必要がある。したがって構成が複雑となり、残留トナ
ーを再利用可能な構成を設けた場合において、構造が簡
単でかつ部品点数が少ない構成が望まれる。本発明によ
れば残留トナーを再利用可能な複写機500を好適に実
現することができる。具体的には、単純な構成によっ
て、第1段画像形成ステーションで生じる残留トナーを
再利用可能であり上述した第2の従来の画像形成装置に
比べて、単純な構成であり、構成部品の数を減らすとと
もに、小型化をすることができる。また部品点数を減ら
すことによって、部品コストおよび組み立てコストを低
減することができる。
【0091】図4は、本発明の他の実施例を示すデジタ
ルカラー複写機600の主要な構成を簡略化して示す断
面図である。図1に示す本発明の実施の一形態の構成
を、たとえば中間転写方式を採用したデジタルカラー複
写機600が有する。中間転写方式を採用したデジタル
カラー複写機(以後複写機600と呼ぶ)は、図3に示す
複写機500とほぼ同様の構成を示し、同一の構成につ
いては、同一の符号を付し説明を省略する。中間転写方
式では、各画像形成ステーションPa〜Pdで形成され
た各色のトナー像を中間転写ベルト216A上に順番に
重ね合わせて転写し、すべてのトナー像を中間転写ベル
ト216Aに重ね合わせる。中間転写ベルト216Aに
転写されたトナー像は、向かいあう一対の2次転写ロー
ラ243の間を通過するときに、給紙機構部211から
供給された原稿上に転写される。
【0092】このような中間転写方式の複写機において
も、図1に示す構成を有し、搬送路形成部3と、搬送手
段4と、廃棄用収容器5と、回収路形成部6とを有す
る。図4では、搬送路形成部3と、廃棄用収容器5と、
回収路形成部6とを含んだ外形線を2点鎖線で示す。図
4のこれらの構成は、図1に示す構成と同様に設けら
れ、上述と同様の効果を得ることができる。複写装置6
00は、画像読み取り、画像形成、原稿搬送を行う必要
がある。したがって構成が複雑となるので、残留トナー
を再利用可能な構成を設けた場合において、構造が簡単
でかつ部品点数が少ない構成が望まれる。本発明によれ
ば残留トナーを再利用可能な複写機600を好適に実現
することができる。具体的には、単純な構成によって、
第1段画像形成ステーションで生じる残留トナーを再利
用可能であり上述した第2の従来の画像形成装置に比べ
て、単純な構成であり、構成部品の数を減らすととも
に、小型化をすることができる。また部品点数を減らす
ことによって、部品コストおよび組み立てコストを低減
することができる。
【0093】また搬送路7、回収路8および廃棄用収容
器5は、定着手段217から離れた位置に配置される。
熱源となる定着手段217から離れた位置に、搬送路
7、回収路8および廃棄用収容器5が設けられることに
よって、搬送される残留トナーが固まることを防止し
て、残留トナーを円滑に搬送することができる。
【0094】上述の記載は、本発明の実施の例示であっ
て、発明の範囲内で構成を変更することができる。たと
えば各画像形成ステーションPa〜Pdがトナー像を形
成するトナーは、1成分または2成分トナーのどちらで
もよく、黒、イエロー、シアンおよびマゼンダでなくて
もよく、画像形成ステーションの数も、4つでなくても
よく、2つ以上であればよい。また画像形成装置は、記
録材として原稿に画像を形成するとしたが紙でなくても
よく、たとえば透明樹脂シート等であってもよい。また
回転軸12の巻き方向切換え点P部分に、搬送路7を仕
切る仕切り板を設けることによって、より確実にトナー
の混入を防止することができる。また搬送路7は、その
軸線が一端部3aに向かうにつれて上方に位置するよう
に傾斜していてもよく、第2〜第4段画像形成ステーシ
ョンPb〜Pdで生じた残留トナーが、一方の排出孔9
aへの移動を困難にし、第1段画像形成ステーションP
aで生じた残留トナーが混色することを防止することが
できる。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像形成
ステーションごとに搬送路および搬送手段を設ける必要
がなく、共通の搬送手段によって、各画像形成ステーシ
ョンから生じる廃現像剤を搬送し、2つの排出孔に分け
て排出することができる。共通の搬送手段および搬送路
が設けられることによって、部品点数を減らし、構成を
簡単化にすることができ、部品コストおよび組み立てコ
ストを削減することができる。
【0096】また画像形成装置は、各排出孔から排出さ
れる廃現像剤を容易に収容することができ、収容される
廃現像剤の処理を容易に行うことができる。また搬送手
段および搬送路を共通化し、搬送手段および搬送路の数
を低減することによって、画像形成装置において、搬送
手段および搬送路形成部が占める領域を減らし、画像形
成装置を小型化することができる。
【0097】また本発明によれば、螺旋翼体が回転する
ことによって、搬送路に導かれる廃現像剤を2つに分け
て排出孔に搬送することができ、搬送路内の廃現像剤を
搬送する搬送手段を好適に実現することができる。たと
えば螺旋翼体が、搬送路内を仕切る仕切りとなることに
よって、廃現像剤が、搬送手段を所定位置に向かって逆
流することを防止することができる。また搬送路には、
搬送路内を挿通する回転体および螺旋翼体を収納する領
域が形成されるだけでよく、回転駆動機構を搬送路外に
設けることができ、搬送路が大型化することを防止する
ことができる。
【0098】また本発明によれば、第1段画像形成ステ
ーションで生じた廃現像剤に、他の現像剤が混入するこ
とを防止して、搬送路形成部の一端部の排出孔に搬送す
ることができる。これによって第1段画像形成ステーシ
ョンから生じる廃現像剤を、排出孔から排出させること
ができる。これによって各排出孔から回収される廃現像
剤の処理を容易に行うことができる。
【0099】また本発明によれば、第1段画像形成ステ
ーションは、無彩色の現像剤によって現像剤像を形成
し、第1段画像形成ステーションで生じた廃現像剤が、
搬送路内で混色した場合に、混色による色の変化の影響
を軽減することができる。これによって第1段画像形成
ステーションで生じ、搬送路形成部の一端部の排出孔か
ら排出される廃現像剤を再び画像形成に用いられる現像
剤として再利用することができる。これによって現像剤
を有効に利用し、無駄に消費される現像剤の量を低減し
て、単位現像剤量あたりに形成される記録剤に形成され
る画像を増やすことができる。特に第1段画像形成ステ
ーションが、黒色の現像剤を用いて、黒色現像剤像を形
成し、黒色現像剤が再利用することによって、消費量が
他の色に比べて大きくなる黒色現像剤の残量と他の現像
剤の残量との偏りを低減することができる。
【0100】また本発明によれば、回収手段によって、
廃現像剤を集めて、第1段画像形成ステーションに再び
収容することができるので、廃現像剤を再利用すること
ができる。これによって無駄に消費される現像剤を減ら
し、単位現像剤量あたりに記録材に形成することができ
る画像を増やすことができる。また作業者が、廃現像剤
を第1段画像形成ステーションに収容する回収作業を行
う必要がなく、利便性を向上させることができる。
【0101】また本発明によれば、第2段画像形成ステ
ーションが、第1段画像形成ステーションの現像剤の色
との配色の視認性が低い色の現像剤によって現像剤像を
形成する。これによって第1段画像形成ステーションで
生じた廃現像剤が、搬送路内で混色した場合に、混色に
よる色の変化の影響を軽減することができ、第1段画像
形成ステーションで生じ、搬送路形成部の一端部の排出
孔から排出される廃現像剤を再び画像形成に用いられる
現像剤として再利用することができる。これによって現
像剤を有効に利用し、無駄に消費される現像剤の量を低
減して、単位現像剤量に形成される現像剤像を増加させ
ることができる。
【0102】また本発明によれば、搬送路内の所定位置
が、第1段画像形成ステーションから廃現像剤が導かれ
る位置寄りに設けられるので、第1段画像形成ステーシ
ョンから生じた廃現像剤に、他の現像剤が混入すること
を防止して、搬送路形成部の一端部の排出孔に搬送する
ことができる。これによって他の現像剤が混入しない第
1段画像形成ステーションで生じた廃現像剤を得ること
ができる。これによって排出孔から排出される廃現像剤
の処理を容易に行うことができる。
【0103】また本発明によれば、各画像形成ステーシ
ョンが、像担持体と、現像手段と、転写手段と、クリー
ニング手段とを有し、請求項1〜7に記載の各構成にす
ることによって、各画像形成ステーションで生じる廃現
像剤の回収または再利用を好適に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の画像形成装置1の主要
な構成を簡略化して示す断面図である。
【図2】図1のセクションIIを拡大して示す断面図で
ある。
【図3】本発明の実施例を示すデジタルカラー複写機5
00の主要な構成を簡略化して示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すデジタルカラー複写
機600の主要な構成を簡略化して示す断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 3 搬送路形成部 3a 搬送路形成部軸線方向一端部 3b 搬送路形成部軸線方向他端部 4 搬送手段 5 廃棄用収容器 6 回収路形成部 7 搬送路 8 回収路 9a,9b 排出孔 10a,10b,10c,10d 挿入孔 12 回転軸 13 螺旋翼体 14 回転駆動手段 15 スクリュー 16 回収手段 22a,22b,22c,22d 感光体ドラム 24a,24b,24c,24d 現像手段 26a,26b,26c,26d クリーニング手段 P 巻き方向切換点 C 用紙搬送方向 Pa Pb Pc Pd 画像形成ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 善也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA06 AA07 AB02 AD03 AD16 2H134 GA01 GB02 HD00 JA02 JA11 JB02 KF02 KH09 KH10 KJ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材に順次重ね合わせて現像剤による
    現像剤像を形成する複数の画像形成ステーションに関連
    して共通に設けられ、現像剤像の形成時に発生する廃現
    像剤が導かれる搬送路が形成され、両端部に廃現像剤を
    排出する排出孔が形成される搬送路形成部と、 搬送路を挿通して設けられ、回転することによって搬送
    路内の廃現像剤を搬送する搬送手段であって、搬送路内
    の所定位置よりも一端部寄りの廃現像剤を一端部に向け
    て搬送し、所定位置よりも他端部寄りの廃現像剤を他端
    部に向けて搬送する搬送手段とを含むことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段は、 回転軸と、 回転軸にその外周を旋回して螺旋状に設けられる螺旋翼
    体であって、前記所定位置から一端部側の部分と他端部
    側の部分との巻き方向が異なる螺旋翼体とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定位置は、各画像形成ステーショ
    ンのうち画像形成順が最も先となる第1段画像形成ステ
    ーションから廃現像剤が導かれる位置と、画像形成順が
    第1段画像形成ステーションの次となる第2段画像形成
    ステーションから廃現像剤が導かれる位置との間にある
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 第1段画像形成ステーションは、無彩色
    の現像剤によって現像剤像を形成することを特徴とする
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 搬送路形成部の一端部に形成される排出
    孔から排出される廃現像剤を第1段画像形成ステーショ
    ンに回収するための回収手段が設けられることを特徴と
    する請求項3または4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 第2段画像形成ステーションは、第1段
    画像形成ステーションの現像剤の色との配色の視認性が
    低い色の現像剤によって現像剤像を形成することを特徴
    とする請求項4または5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記所定位置は、各画像形成ステーショ
    ンのうち画像形成順が最も先となる第1段画像形成ステ
    ーションから廃現像剤が導かれる位置と、画像形成順が
    第1段画像形成ステーションの次となる第2段画像形成
    ステーションから廃現像剤が導かれる位置との間であっ
    て、かつ第1段画像形成ステーションから廃現像剤が導
    かれる位置寄りにあることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 各画像形成ステーションは、 静電潜像が形成される像担持体と、 静電潜像を現像して像担持体に現像剤像を形成する現像
    手段と、 像担持体に形成される現像剤像を記録材に転写する転写
    手段と、 転写後に像担持体に残留する現像剤を除去するクリーニ
    ング手段とを有することを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
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