JP2003107669A - パターン欠陥検査装置 - Google Patents

パターン欠陥検査装置

Info

Publication number
JP2003107669A
JP2003107669A JP2001294854A JP2001294854A JP2003107669A JP 2003107669 A JP2003107669 A JP 2003107669A JP 2001294854 A JP2001294854 A JP 2001294854A JP 2001294854 A JP2001294854 A JP 2001294854A JP 2003107669 A JP2003107669 A JP 2003107669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
data
phase shift
bit
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001294854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3448041B2 (ja
Inventor
Hideo Tsuchiya
英雄 土屋
Shinji Sugihara
真児 杉原
Kyoji Yamashita
恭司 山下
Toshiyuki Watanabe
利之 渡辺
Kazuhiro Nakajima
和弘 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001294854A priority Critical patent/JP3448041B2/ja
Priority to US10/252,718 priority patent/US6883160B2/en
Publication of JP2003107669A publication Critical patent/JP2003107669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3448041B2 publication Critical patent/JP3448041B2/ja
Priority to US11/079,338 priority patent/US7209584B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting
    • G03F1/84Inspecting
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30148Semiconductor; IC; Wafer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】クロムパターンと位相シフトパターンの混在フ
ォトマスクにおいて、擬似欠陥を検出すること無く、両
パターンを同時に検査できるパターン欠陥検査装置を提
供する。 【解決手段】遮光パターン用のアライメントマークと位
相シフトパターン用のアライメントマークを計測して得
られる両パターンの位置ずれ量に基づき、両パターンの
設計データの位置ずれ量を補正し、それにより得られた
参照パターンを基準として披検査パターンのパターン欠
陥検査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路用
フォトマスク等、パターンが形成された試料のパターン
欠陥検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模集積回路(LSI)の製造プロセ
スにおいて、回路パターン転写用光縮小露光装置(ステ
ッパ)は、4〜5倍に回路パターンを拡大したフォトマ
スクを原版として用いる。このフォトマスクへの完全性
(パターン精度および無欠陥など)への要求は年々極め
て高くなっている。近年、超微細化・高集積化によって
ステッパの限界解像度近傍でパターン転写が行なわれる
ようになり、高精度フォトマスクがデバイス製造に不可
欠となってきた。
【0003】中でも、超微細パターンの欠陥を検出する
マスク欠陥検査装置の性能向上が先端半導体デバイスの
短期開発・製造歩留まり向上には必須である。そのよう
なパターン欠陥検査装置の一例を図17に示す。
【0004】この装置では顕微鏡などを用いてフォトマ
スク1に形成されているパターンを拡大し、この拡大パ
ターンを図18に示すように幅(W)200μm程度の
細い短冊状のストライプに分割し、このストライプを連
続的(実際はテーブルが連続的に動く)に走査すること
によってパターンの欠陥を検査している。
【0005】再び図17において、XYθテーブル2上
にフォトマスク1を載置して適切な光源3によってフォ
トマスク1に形成されているパターンを照明する。フォ
トマスク1を透過した光は拡大光学系4を介してフォト
ダイオードアレイ5に入射し、フォトダイオードアレイ
5上にパターンの光学像が結像される。
【0006】フォトダイオードアレイ5上に結像された
パターンの光学像は、フォトダイオードアレイ5によっ
て光電変換されさらにセンサ回路6によってA/D変換
される。このセンサ回路6から出力された測定パターン
データは、位置回路7から出力されたXYθテーブル2
上におけるフォトマスク1の位置を示すデータと共に参
照データ発生回路8に送られる。
【0007】一方、フォトマスク1へのパターン形成時
に用いたパターン設計データは磁気ディスク9から制御
計算機10を通してビットパターン展開回路11に読み
出される。ビットパターン展開回路11は、パターン設
計データを、例えば画素単位のビットパターンデータに
変換し、このビットパターンデータを参照データ発生回
路8に送る。
【0008】参照データ発生回路8は、送られてきた図
形のビットパターンデータに適切なフィルタ処理を施し
て参照多値データを発生する。センサ回路6から得られ
た測定パターンデータは、拡大光学系4の解像特性やフ
ォトダイオードアレイ5のアパーチャ効果、隣接画素間
の干渉などによってぼやけが生じた状態にあるため、設
計側のデータにもフィルタ処理を施して多値データと
し、測定パターンデータと比較し易いようにしている。
【0009】比較回路12は、測定パターンデータと参
照多値データとを適切なアルゴリズムに従って比較し、
一致しない場合は欠陥ありと判定している。
【0010】ところで、最近はさらに集積度の高いLS
Iの出現が望まれ、これに伴って光転写装置の解像度を
さらに向上させることが望まれている。この要望を実現
する手段として、フォトマスクに光の干渉を利用する位
相シフトパターンを設けることが提案されている。
【0011】すなわち、フォトマスク1に形成されるパ
ターンは、図19に示すように周辺パターン21と回路
パターン22とに分けられる。回路パターン22はさら
にロジック・コントローラ部23とメモリ部24とに分
けられる。これら回路パターン22の特に微細パターン
の形成が要求される部分に位相シフトパターンを形成す
ることが必要となっている。
【0012】通常のフォトマスクは、ガラス基板の表面
に遮光機能のあるクロム層を所定の形状(以後、クロム
パターンと呼ぶ)に設けたものとなっている。位相シフ
トパターンは通常SiOなどの透光性材料で形成され
る。
【0013】位相シフトの構造には種々の方式が考えら
れており、図20の(a)に示すレベンソン方式、
(b)に示す補助パターン方式、(c)に示すエッジ強
調方式、(d)に示すクロムレス方式、(e)に示すハ
ーフトーン方式などがある。なお、これらの図において
25はガラス基板、26はクロムパターン、27は位相
シフトパターンを示している。
【0014】これらの事情からパターン欠陥検査装置に
は、位相シフトパターンの欠陥を含むパターン欠陥を正
確に検出できる機能が要求されている。しかしながら図
17に示した従来の欠陥検査装置では、クロムパターン
と位相シフトパターンが混在したフォトマスクの場合に
は、両方のパターンの欠陥検出を同時に行えない問題が
あった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、パターン
を形成するときに用いられたパターン設計データと、実
際に測定された測定データとを比較してパターン欠陥を
検出する従来のパターン欠陥検査装置では、図20に示
すようなクロムパターン26と位相シフトパターン27
が混在したフォトマスクの場合に、フォトダイオードア
レイ5で観測される光強度プロファイルは図21に示す
形態となる。
【0016】なお、図20と21では、(a)〜(e)
は夫々対応している。また、図20のパターンがクロム
パターン26のみで形成されていた場合の光強度プロフ
ァイルは図22(a)〜(e)に示す形態となる。
【0017】クロムパターン26と位相シフトパターン
27が混在する場合、それぞれに対応する光強度は明ら
かに異なる。つまり、図22(c)、(d)に示すよう
に、位相シフトパターン27の輪郭部で光強度が大きく
変化したり、位相シフトパターン27の光強度がガラス
部25とクロムパターン26との中間の値となるいわゆ
るトライトーン状態となっている特徴がある。
【0018】このようなクロム・位相シフトパターン混
在マスクを検査する際、特に例えば図23(a)のパタ
ーンのA−A断面の光強度は(b)のようになる。この
場合に、クロムパターン26描画時と位相シフトパター
ン27描画時のパターン位置ずれや製造プロセス上のば
らつきなどの原因で、実際の被検査パターンは、許容範
囲ではあるが、設計データ通りにクロムパターンと位相
シフトパターンの重ね合わせができていない場合があ
る。
【0019】許容できる程度の不良であっても過剰に検
出すると、修正必要の有無を後からオペレータが判断し
なければならず、結局効率が低下してしまう。このた
め、許容できる程度の欠陥を指摘しないようにすること
が検査装置の性能向上に大きく貢献する。
【0020】例えば、図23(a)のB部が、図23
(c)のB´部のように、位置ずれを生じたり線幅が設
計データ通りに仕上がっていなかったりすることがあ
る。このような場合、欠陥検出感度を高めると、その部
分を擬似欠陥として誤検出する。このため、欠陥検出感
度を充分に上げられないという問題があった。
【0021】また、パターンコーナ部分が丸まってしま
った場合に、図24に示すように設計パターン(a)と
観測パターン(b)の差が生じて(c)に示す欠陥を指
摘してしまうため、感度を上げることができないという
問題もあった。
【0022】そこで本発明は、クロムパターンと位相シ
フトパターンが混在したフォトマスクであっても、両パ
ターンの許容できる程度の位置ずれを擬似欠陥とするこ
となく、両パターンを同時に効率よく検査できるパター
ン欠陥検査装置を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパターン欠陥検査装置は、パターンが形成
された試料に光を照射し、前記パターンの光学像を受光
して光電変換する光電変換手段と、前記光電変換手段で
得られた信号を基にして前記パターンに対応した測定パ
ターンデータを発生する測定パターンデータ発生手段
と、前記試料に遮光パターンを形成するときに用いられ
るアライメントマーク情報つきの遮光パターン設計デー
タと、位相シフトパターンを形成するときに用いられる
アライメントマーク情報つきの位相シフトパターン設計
データとを格納する記憶手段と、前記遮光パターン設計
データをビットパターン展開して得た第1のビットパタ
ーンデータと、前記位相シフトパターン設計データをビ
ットパターン展開して得た第2のビットパターンデータ
を出力するビットパターン展開手段と、前記遮光パター
ン設計データに対応して前記試料に形成された前記アラ
イメントマークを計測して得られる第1のアライメント
計測情報と、前記位相シフトパターン設計データに対応
して前記試料に形成された前記アライメントマークを計
測して得られた第2のアライメント計測情報とから求め
られた前記試料に形成された前記遮光パターンと前記位
相シフトパターンの位置ずれ量を用いて、前記遮光パタ
ーン設計データと前記位相シフトパターン設計データの
位置ずれ量を補正する位置ずれ補正手段と、前記位置ず
れ補正手段で前記遮光パターン設計データと前記位相シ
フトパターン設計データの位置ずれ量が補正された後
の、前記第1及び第2のビットパターン展開データを合
成し、前記測定パターンデータと比較できる参照データ
を発生する参照データ発生手段と、前記参照データ発生
手段から得た前記参照データと前記測定パターンデータ
とを比較して前記試料に形成されているパターンの欠陥
有無を判定する判定手段とを具備することを特徴とす
る。
【0024】本発明では、遮光パターンすなわちクロム
パターン描画時と位相シフトパターン描画時のパターン
位置ずれや製造プロセス上のばらつきなどの原因で、ク
ロムパターンと位相シフトパターンが設計データ通りに
重なっておらず、位置ずれを生じていたり、線幅が設計
データ通りにできていない場合に、実際に計測された両
パターンの位置ずれ量を用いて、クロムパターンと位相
シフトパターンの設計データの位置ずれ量を補正する。
この補正後の設計パターンを用いてパターン欠陥検査を
行うので、許容できる位置ずれを擬似欠陥とすることな
く、両方のパターンの欠陥検出を同時に実行できる。
【0025】また、記憶手段に格納されている設計デー
タには識別情報、つまり位相シフトパターンの有無、位
相シフトパターンの構造や種類などを示す情報が付与さ
れているので、この情報を基に検査方法や検査アルゴリ
ズムなどの変更が検査実行中において随時可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0027】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係るパターン欠陥検査装置の構成を示すブ
ロック図である。この構成は図17に示されている従来
の装置の構成と基本的には同じであるので、同一部分に
は同一番号を付している。また、重複する部分の詳しい
説明は省略する。
【0028】図1の装置が従来の装置と異なる点は、磁
気ディスク装置9に、前記試料に遮光パターンを形成す
るときに用いられたアライメントマーク情報つきの遮光
パターン設計データ(データA)と、位相シフトパター
ンを形成するときに用いられたアライメントマーク情報
つきの位相シフトパターン設計データ(データB)とを
格納させ、これらを検査に使用することである。さら
に、位置ずれ補正回路13が新たに設けられている。
【0029】パターン設計データは長方形や三角形を基
本図形としたもので、例えば図2に示すように図形のX
寸法L、Y高さL、図形の配置座標(x、y)を組
み合わせて記述されている。データにはこの他に遮光パ
ターンと位相シフトパターンを区別する識別子や、描画
時や検査時の設定条件が含まれている。
【0030】検査装置はこのデータを読み込んで、遮光
パターン(クロムパターン)設計データのみの場合、位
相シフトパターン設計データのみの場合、両者が混在し
ている場合に応じて、検査に必要な各回路の動作モード
の設定を行う。
【0031】以下、第1の実施形態の特徴部分を、図3
のブロック図を用いて説明する。ビットパターン展開回
路11は、図18に示した検査ストライプと呼ぶ短冊状
の領域を単位として、磁気ディスク装置9から制御計算
機10を介して、データメモリ部111にデータを受け
取る。
【0032】送られた図形データは、メモリ部111か
ら図形解釈部112に送られ、ここでその図形データの
図形形状を示す図形コード、図形寸法などを解釈する。
解釈された検査ストライプの図形は、ビットパターン発
生部113で、さらにビットパターンデータに展開され
る。
【0033】この際の1ビットの寸法は、例えば100
nmや10nmなどの設計データ側で設計ルールと呼ば
れている所定の基準寸法に合わせることも考えられる
が、本実施形態では、センサで測定パターンを取得する
際の1画素寸法に揃えてある。さらに、1画素を256
段階程度の階調データで表現して、等価的にデータの分
解能を向上する工夫をしている。
【0034】展開されたビットパターンデータは、ビッ
ト展開手段出力段に設けた大容量のストライプパターン
メモリ部114に一時的に蓄積される。その容量は検査
ストライプ1本分のビットパターンデータを格納するの
に充分な大きさにしておく。
【0035】本実施形態では、遮光パターン(クロムパ
ターン)設計データ、位相シフトパターン設計データ両
者が混在している場合には、まず一方の設計データをビ
ットパターン展開手段で処理して出力段に設けた大容量
のパターンメモリ部114に検査ストライプ1本分を一
時的に蓄積する。
【0036】次いで他方の設計データをビットパターン
展開手段で処理する。なお、遮光パターン(クロムパタ
ーン)設計データのみの場合や、位相シフトパターン設
計データのみの場合はこのような順次処理は不要であ
る。
【0037】上述の混在データの場合には、遮光パター
ンの展開パターンデータと位相シフトパターンの展開パ
ターンデータは、ビットパターン展開部11の出力段に
設けられた同期バッファ115,116を通じて、位置
ずれ補正回路13に入力される。
【0038】より詳細には、遮光パターンと位相シフト
パターンの展開パターンデータを、一方は展開結果をパ
ターンメモリ部114に一時的に蓄積せずにそのまま出
力し、パターンメモリ部114に一時的に蓄積してあっ
た他方のビットパターンデータを上記に同期して並列に
出力し、位置ずれ補正回路13に入力させる。
【0039】位置ずれ補正回路13は、試料(マスク
1)に形成された遮光パターンと位相シフトパターンの
位置ずれ量に基づき、一方のビットパターンデータに対
して他方のビットパターンデータをずらして、パターン
相互に生じている位置ずれを反映させる。これにより、
実際に観測される試料の像に対応するパターンデータを
作成する。
【0040】上記の位置ずれ量は、アライメントの工程
において遮光パターンと位相シフトパターンそれぞれの
アライメント計測情報から求められる。アライメント計
測情報は、センサー回路6のアライメントマーク検知に
同期して、レーザー測長システム2で発生され、その位
置座標情報が位置回路7に入力される。この位置座標
は、さらに制御計算機(CPU)10に伝達され、ここ
で位置ずれ量が計算される。計算された位置ずれ量は、
位置ずれ補正回路13、あるいは後述するフィルタ回路
82に伝達される。
【0041】つぎに、位置ずれ補正回路13で位置ずれ
補正されたパターンデータは参照データ発生回路8に入
力され、遮光パターン、位相シフトパターンそれぞれの
光量振幅、位相などを考慮して、合成部81で合成され
る。
【0042】さらに、合成されたデータは、拡大光学系
4の解像特性やフォトダイオードアレイ5のアパーチャ
効果、隣接画素間の干渉などによるぼやけを模擬するた
め、二次元フィルタ82によりフィルタ処理を施され
る。
【0043】参照データ発生回路8の出力は、比較回路
9に入力され、センサ5で取り込んだ測定パターンデー
タと適切なアルゴリズムに従って比較され、一致しない
場合は欠陥ありと判定される。
【0044】ここで、図4を用いてアライメントの説明
をする。遮光パターン(クロムパターン)と位相シフト
パターンが混在している場合には、フォトマスクのパタ
ーン位置ずれは、図4に示すような形態で生じることが
想定される。即ち、図4(a)のように文字Aが全体が
平行にずれる、図4(b)のようにある点を中心に回転
している、図4(c)のようにマスク伸縮方向の微妙な
誤差などで相互のパターン位置がずれてしまう、などで
ある。
【0045】この位置ずれを計測するには、図5に示す
ように遮光パターン(クロムパターン)と位相シフトパ
ターンそれぞれのアライメントマークの座標を測定す
る。アライメントマーク29は実パターンと同じ条件で
描画・プロセス処理されたものだから、被検査パターン
の描画時の歪やマスク回転を推定できるものである。
【0046】遮光パターン(クロムパターン)用のマー
ク31〜34と位相シフトパターン用のマーク35〜3
8は、識別可能な配置やマーク形状にしてあり、設計上
は被検査パターン(チップ)の外周部に、長方形の頂点
(4ヶ所)など、X、Y座標が把握しやすい位置に配置
される。センサ5で各マークが存在する領域から実際の
マークを撮像し、マークが捉えられたときの座標を、比
較回路12経由、位置回路7に位置座標データとして取
り込む。
【0047】このアライメントマークの形状は、さまざ
まなものが考えられる。例えば図6(a)に示すような
十字マークはその交点をX、Y座標の座標として扱う。
遮光パターン(クロムパターン)と位相シフトパターン
を分別する便宜のために、2つの十字マークを重ならな
いようにわずかにずらし、遮光パターン(クロムパター
ン)26中に位相シフトパターン27の十字マークと、
位相シフトパターン27中にガラス25の十字マークを
配置しておく。
【0048】ガラスと遮光パターン(クロムパターン)
と位相シフトパターンの組み合わせを変えたものが図6
(b)、図7(a)である。この他、図7(b)〜
(d)のように2つの十字マークを重ねていても、光強
度の判定しきい値を工夫すれば識別可能とすることがで
きる。
【0049】アライメントの工程では、被検査パターン
(チップ)の外周部に配置された4ヶ所を巡回して、遮
光パターン(クロムパターン)と位相シフトパターンそ
れぞれの4点の座標を求める。4点は図5の通り、左下
から反時計回りに遮光パターン(クロムパターン)の1
番〜4番マーク31〜34、位相シフトパターンの1番
〜4番マーク35〜38とする。
【0050】次に、本発明の欠陥検査装置での補正の概
念を述べる。被検査パターン(チップ)の外周部の長方
形の頂点(4ヶ所)など、X、Y座標が把握しやすい位
置にアライメントマークを配置したのは、被検査パター
ン(チップ)自体も、アライメントマークが実際に描画
されたのと同様の伸縮、回転、その他の歪を生じている
ことを前提としている。従って、設計データ上の任意の
座標が実マスク上ではどのような座標になるかは、アラ
イメントマーク4点の座標から、伸縮や回転成分を距離
の比例配分などで按分して推定することができる。
【0051】アライメントの一般的な考え方として、誤
差が被検査パターン(チップ)の平行移動の誤差、倍率
誤差だけならば、4点を測定しなくても、任意の2点を
計測して設計データと実パターンの寸法の差を求めれ
ば、誤差の補正を行うことができる。
【0052】マスク回転や直交度誤差まで考慮するため
には、3点を計測する必要がある。この3点は、図5の
1番〜3番マーク31〜33のように、1〜2番マーク
の辺と2〜3番マークの辺の二辺が直角を挟む構成で配
置されたものが望ましい。
【0053】但し、図5の通り4点を計測すれば、被検
査パターン(チップ)が任意の四辺形に変形している状
態として捉えることができ、4点のずれを比例配分すれ
ば、被検査パターンの任意の座標において、設計座標か
ら実パターン座標へ歪補正込みの変換を行うことができ
る。
【0054】以上は、遮光パターン(クロムパターン)
または位相シフトパターンのいずれか一方のみが存在し
ている場合のアライメントを説明したが、図5のように
遮光パターンの1番〜4番マーク31〜34、位相シフ
トパターンの1番〜4番マーク35〜38の両方を使っ
て位置ずれを補正する方法を次に説明する。
【0055】まず、遮光パターンと位相シフトパターン
について、それぞれ4点のアライメントマークで歪・回
転誤差を計測し、被検査パターンの任意の座標に対応す
る設計座標に対し、実パターン座標への歪補正込み変換
を行う。
【0056】ある設計座標値をアライメントに基づく実
パターン座標に変換すると、遮光パターン、位相シフト
パターンそれぞれ微妙に異なる座標になるが、図1や図
3の位置ずれ補正回路13には、この微妙に異なる座標
の差分を設定する。
【0057】このように構成することで、実際の遮光パ
ターンと位相シフトパターンの位置ずれを生じている状
態を模擬した参照パターンデータを発生できる。例え
ば、遮光パターンを基本として参照データ発生回路8の
動作を行わせる際には、位相シフトパターン用のアライ
メントマークで計測した歪・回転誤差を反映した位相シ
フトパターンデータを、遮光パターンデータに加えれば
よい。
【0058】位置ずれ補正回路13は、図8に示すよう
に入力バッファ130、131、再サンプリング回路1
32、遅延バッファ133、134とから構成される。
バッファ130、131にはビットパターン展開回路1
1から2次元パターンを切り出してy方向(矢印135
の方向)にスキャンした状態で順次入力される。
【0059】再サンプリング回路132は局所並列2次
元バッファ(不図示)を持ち、画素単位でX、Y方向に
ずらすほか、ずらし量に応じた比例重み付け加算を行っ
て、1画素以内の微調整を行うことができる。
【0060】この図8の構成で入力バッファ130に遮
光パターンデータ、入力バッファ131に位相シフトパ
ターンデータを入力し、位相シフトパターンデータの位
置ずれを微調整する。遅延バッファ133、134は、
遮光パターンデータ側と位相シフトパターンデータ側の
データの同期を調整するもので、通常、遅延バッファ1
34は遅延量ゼロで、遅延バッファ133には再サンプ
リング回路132で生じる遅延を補償する遅延量を設定
しておく。
【0061】再サンプリング回路132での演算は2次
元マトリックスAI〜CIIIのそれぞれの重み付け計数
をk〜kとして各要素を重み付け加算する。すなわ
ち、次の式のように演算する。
【0062】A=kAI+kBI+kCI+k
AII+kBII+kCII+kAIII+k
BIII+kCIII なお、図4(b)のように回転ずれを生じている場合に
は、厳密には角度の誤差も考慮する必要があるが、この
装置の局所的な視野では、回転角度の誤差は局所的には
平行な位置ずれで近似できる。
【0063】また、以上の説明では、遮光パターンを基
本として、参照データ発生回路8の動作を行わせる際
に、位相シフトパターン用のデータを位置補正して検査
基準データを発生する方法を説明したが、逆に位相シフ
トパターン用のアライメントマークを基準にして、遮光
パターン用の設計パターンデータを位置補正することも
当然可能である。
【0064】(第2の実施形態)図9は、本発明の第2
の実施形態に係るパターン欠陥検査装置の構成を示すブ
ロック図である。前述の第1の実施形態では、位置ずれ
を予め位置ずれ補正回路13で合わせてから、参照デー
タ発生回路8中のフィルタ回路82で、アライメント計
測情報に基づくマスク回転や伸縮の補正を施している
が、第2の実施形態ではこの機能を次のように変形して
いる。
【0065】フィルタ回路82では、被検査パターンに
生じている伸縮・回転などによる歪を、各アライメント
マーク計測情報に基づき、4点のずれを比例配分する補
正処理や伸縮補正処理で設計データに補正を行って、フ
ィルタをかけて観測された被検査パターンに良く一致す
る検査基準データ(参照データ)を発生している。
【0066】第2の実施形態では、図9に示すように、
これら伸縮・回転などの補正機能を行うフィルタ回路を
82及び83の2つ用意している。即ち、一方の82で
は遮光パターンに生じている歪を遮光パターン用のアラ
イメント計測情報に基づいて補正し、もう一方の83で
は位相シフトパターンに生じている歪を位相シフトパタ
ーン用のアライメント計測情報に基づいて補正する。
【0067】その後、遮光パターン、位相シフトパター
ンそれぞれの光量振幅、位相などを考慮してこれらを参
照データ発生回路8´中の合成部81で合成する。フィ
ルタ回路82,83は、さらに拡大光学系4の解像特性
やフォトダイオードアレイ5のアパーチャ効果、隣接画
素間の干渉などによるぼやけを模擬するためのフィルタ
処理を施す。
【0068】この方式では、参照データ発生回路8´内
に歪補正機能を有するフィルタ回路が82,83の2つ
必要になるが、第1の実施形態で必要だった位置ずれ補
正回路13は不要になる。
【0069】(第3の実施形態)図10は、第3の実施
形態に係るパターン欠陥検査装置の構成を示すブロック
図である。前述の第1及び第2の実施形態では、遮光パ
ターン、位相シフトパターン相互の位置ずれを補正する
ためのハードウェア(即ち、位置ずれ補正回路13、フ
ィルタ回路82、83)が必要であった。第3の実施形
態では、このハードウェアで実行していたことを、ソフ
トウェアで実現するものである。
【0070】第3の実施形態では、遮光パターンを基本
として参照データ発生回路8の動作を行わせる際に、位
相シフトパターン用のデータをソフトウェア的に位置補
正して参照データを発生する方法を説明する。
【0071】図10において、遮光パターン(クロムパ
ターン)用のデータAと位相シフトパターン用のデータ
Bはディスク9に格納されている。制御計算機(CP
U)10は、位置回路7のデータからアライメントマー
クの位置情報を読み取り、被測定試料(実マスク)上の
アライメントマーク位置座標を入手する。その際に、設
計上のアライメントマーク位置39〜42に対して遮光
パターン(クロムパターン)用のマークは31〜34と
入力され、位相シフトパターン用のマークは35〜38
と入力されたとする。
【0072】基本となる遮光パターン(クロムパター
ン)用データは、チップデータから所定の幅の検査スト
ライプ領域を抽出してビットパターン展開回路11に送
る。ビットパターン展開回路11は、図10では図示を
省略したが図1と同様にして、そのデータを解釈し、ビ
ットパターンを発生して、一旦、ストライプメモリ(1
14)に格納する。
【0073】位相シフトパターン用のデータは、遮光パ
ターン用のアライメントマーク計測座標31〜34と位
相シフトパターン用のアライメントマーク計測座標35
〜38の差分だけ、ずらした位置を検査ストライプ領域
の抽出領域としてビットパターン展開回路11に送る。
ビットパターン展開回路11はそのデータを解釈し、ビ
ットパターンを発生して、参照データ発生回路8に出力
するが、その際には先に展開してストライプメモリ(1
14)に格納してあった遮光パターン用のビットパター
ンデータも同期して出力する。
【0074】ビットパターン展開回路11から同期して
出力された2つのパターンデータは参照データ発生回路
8に入力され、第1の実施形態と同様に、遮光パター
ン、位相シフトパターンそれぞれの光量振幅、位相など
を考慮して合成される。さらに、拡大光学系4の解像特
性やフォトダイオードアレイ5のアパーチャ効果、隣接
画素間の干渉などによるぼやけを模擬するために、二次
元フィルタ回路82によりフィルタ処理が施される。
【0075】参照データ発生回路8の出力は、比較回路
9に入力され、センサ5で取り込んだ測定パターンデー
タと適切なアルゴリズムに従って比較し、一致しない場
合は欠陥ありと判定する。
【0076】この方式では、ソフトウェアによるストラ
イプ切り出し位置がすでに遮光パターンと位相シフトパ
ターンの位置ずれを反映しているので、前述の第1の実
施形態の位置ずれ補正回路13(図3)や第2の実施形
態の参照データ発生回路8内の2系統のフィルタ82,
83(図9)のように、特別なハードウェアなしで被検
査パターンに良く一致する検査基準データ(参照デー
タ)を発生できる。
【0077】(第4の実施形態)図11は、本発明の第
4の実施形態に係るパターン欠陥検査装置の主要部の構
成を示すブロック図である。
【0078】遮光パターン、位相シフトパターン相互の
描画位置ずれと同様に、パターンを形成する際のプロセ
スの違いなどの要因で、遮光パターン、位相シフトパタ
ーンそれぞれの仕上がり線幅の誤差やパターンコーナに
生じるパターンの丸まりの程度にも違いが生じる可能性
がある。第4の実施形態では、図11に示すように、リ
サイズあるいはコーナー丸めのための補正回路を追加す
ることにより、遮光パターン、位相シフトパターンそれ
ぞれに別々の寸法のリサイズ処理と、コーナ丸め処理を
施すことができる。
【0079】図12は、リサイズ・コーナ丸め補正回路
49の説明を容易にするために、既に説明した位置ずれ
補正回路13を削除したブロック図である。図12には
図示しないが、図3で説明したように、遮光パターン
(クロムパターン)用のデータAと位相シフトパターン
用のデータBはディスク9に格納されている。制御計算
機(CPU)10はデータを読み取り、被測定試料(実
マスク)上のアライメントマーク座標を計測したり、被
測定試料上に形成されたモニターマークを読み取りパタ
ーンの線幅やコーナパターンの丸まり寸法を測定した
り、検査前の準備動作をする。
【0080】図13に示すように、モニターマーク50
はマスク上に適当な線幅で縦横のライン/スペースパタ
ーン50a、50bや、直角や135度、45度のコー
ナを含むマーク50cを、マスク1上の被検査領域51
に掛らない部分に配置しておく。
【0081】モニターマーク50も被検査実パターンと
同様の描画・プロセスを経て形成されているので、モニ
ターマーク50で線幅を測定したり、コーナ丸まり形状
を測定して、実パターンに適したリサイズ寸法量とコー
ナ丸め寸法を取得できる。遮光パターン(クロムパター
ン)用と位相シフトパターン用は異なると予測されるの
で、モニターマーク50はそれぞれの寸法が測定できる
よう配置する。
【0082】図13(a)の斜線部は遮光パターンを表
わすが(周囲はガラス)、同一パターンでこの斜線部分
を位相シフトパターンで形成したもの(不図示)を製作
して2つで1セットとし、図13(b)に示すように、
被検査パターン領域51の外周部に配置する。例えば、
図13(b)において、上部の2つのモニタマーク50
を上記の1セットとし、下部の2つのモニターマーク5
0を上記の他の1セットとすればよい。
【0083】ここでは、展開された設計パターンデータ
のパターン線幅を太らせたりG細らせたりする処理(リ
サイズ)とコーナパターンの角を丸める処理(コーナ丸
め)の処理方法は問わないが、リサイズ処理では、最大
2〜3画素の太らせ・細らせが可能で、1画素の1/1
0程度の設定分解能を有する処理方法が望ましい。
【0084】コーナ丸め処理では、90度のほか、13
5度、45度のコーナに個別に丸め寸法を指定すること
が可能で、凹凸を区別できることが必要なので、最大3
〜4画素程度、1画素の1/10程度の設定分解能を有
する処理方法が望ましい。
【0085】具体的な処理回路は、例えば3×3のテン
プレートを走査して、中心画素の値を演算して置き換え
るなどの教科書的な手法を用いることができるので、こ
こでは説明を省略する。
【0086】モニターマークで測定した線幅調整所要量
(リサイズ寸法)とコーナ丸め所要量は、遮光パターン
データをビットパターン展開処理する時には、遮光パタ
ーンで測定した設定値をリサイズ回路とコーナ丸め回路
に設定し、位相シフトパターンデータをビットパターン
展開処理する時には、位相シフトパターンで測定した設
定値をリサイズ回路45とコーナ丸め回路46に設定す
る。
【0087】図12の構成で、遮光パターンデータを展
開処理する時には、コーナ丸め回路46の出力はストラ
イプパターンメモリ47に導かれて検査ストライプ1本
分のパターンデータを保持し、次に位相シフトパターン
データを展開処理する時には、コーナ丸め回路46の出
力は同期バッファ48を介して参照データ発生回路8に
送るとともに、ストライプパターンメモリ47を読み出
して、位相シフトパターンデータと同期して遮光パター
ンデータも出力する。
【0088】出力されたそれぞれのパターンデータは参
照データ発生回路8に入力され、第1の実施例と同様
に、遮光パターン、位相シフトパターンそれぞれの光量
振幅、位相などを考慮して合成される。さらに、拡大光
学系4の解像特性やフォトダイオードアレイ5のアパー
チャ効果、隣接画素間の干渉などによるぼやけを模擬す
るためのフィルタ処理が施される。
【0089】参照データ発生回路8の出力は、比較回路
9に入力され、センサ5で取り込んだ測定パターンデー
タと適切なアルゴリズムに従って比較し、一致しない場
合は欠陥ありと判定する。
【0090】図11に示したように、第1の実施形態と
組み合わせて、遮光パターンと位相シフトパターンとで
別々のリサイズ量とコーナ丸め量を設定する事と、遮光
パターンと位相シフトパターンとで生じている位置ずれ
を補正する事を組み合わせることは、より良い参照デー
タを発生するために有効である。
【0091】(第5の実施形態)第5の実施形態は第4
の実施形態の変形例で、図14に主要部のブロック図を
示す。補正回路49´を、リサイズ・コーナ丸めに必要
なリサイズ寸法やコーナ丸めの半径を、遮光パターンデ
ータ用と位相シフトパターン用の両方をハードウェア内
に格納しておき、処理するデータに応じて即時に回路動
作状態を変更できる構成にしている。
【0092】図14に示すごとく、リサイズ値とコーナ
丸め量を格納するレジスタ52〜55を装備しており、
予め遮光パターンで測定した設定値、位相シフトパター
ンで測定した設定値をそれぞれのレジスタに格納してお
く。
【0093】遮光パターンデータを展開処理する時に
は、遮光パターン用の設定値をリサイズ回路とコーナ丸
め回路に設定し、位相シフトパターンデータを展開処理
する時には位相シフトパターン用の設定値をレジスタか
ら読み出してリサイズ回路45とコーナ丸め回路46に
設定する。
【0094】このようにすることで、制御計算機10か
らデータ切り換えの都度、リサイズとコーナ丸め設定量
を書き込む手間が無くなり、処理時間を短縮できる。
【0095】(第6の実施形態)第6の実施形態は、第
4の実施形態の他の変形例であり、図15に主要部のブ
ロック図を示す。
【0096】第4あるいは第5の実施形態では、ストラ
イプパターンメモリ47をリサイズ回路45とコーナ丸
め回路46のあとに挿入しているが、第6の実施形態で
は、図15に示すごとく、リサイズ・コーナ丸め補正回
路49″中のストライプメモリ47をリサイズ回路45
とコーナ丸め回路46の前(展開回路11の直後)に挿
入している。
【0097】このような構成でも、遮光パターンと位相
シフトパターンとで別々のリサイズ量とコーナ丸め量を
設定する効果は実現できる。
【0098】以上説明した第1〜第6の実施形態では、
この発明の趣旨である許容できる程度の位置ずれ、リサ
イズ誤差、コーナ丸まりの程度であれば、擬似欠陥に至
らぬように検査基準データ(参照データ)を補正して、
効率のよい補正を行うことができる。
【0099】しかしながら、位置ずれ、リサイズ、また
はコーナー丸めの補正量が規定値を超えた場合には、警
告を発生して検査を行わずに終了することも必要であ
る。次の第7の実施形態では、このような例を説明す
る。
【0100】(第7の実施形態)図16は第7の実施形
態に係る警告発生の手順を示すフローチャートである。
先ず、位置ずれの場合には、検査に先立って実施するア
ライメントの工程で、遮光パターン設計データに対応す
るアラインメトマーク(図5の31〜34)と位相シフ
トパターン設計データに対応するアライメントマーク
(図5の35〜38)の夫々を計測し、一旦制御計算機
10に取り込む。
【0101】次に、設計上の配置位置との位置ずれを算
出する段階で、予めパラメータファイルなどに記述して
おいた位置ずれ許容値を参照し、これを超えているか否
かを判断し、許容値を超えている場合には、その検査に
着手せずに警告を発して終了する。
【0102】次に、リサイズとコーナ丸めの検査に進む
が、リサイズの誤差を検出する方法は、以下のようにし
て行うことができる。図13に示すように、マスク1の
チップ領域外周部に配置してあるリサイズ・コーナ丸ま
りモニターマーク50を仮に検査してみて、そのセンサ
取り込み画像と参照パターン画像を計算機10に取り込
み、その両者を適当な計算処理で比較することにより、
パターンの線幅を一致させるために必要なリサイズ寸法
を求める。このとき、予めパラメータファイルなどに記
述しておいたリサイズ許容値を超えている場合には、そ
の検査に着手せずに警告を発して終了する。
【0103】同様に、コーナ丸め寸法の補正量が規定値
を超えた場合には、図13に示すようなモニタマーク5
0を仮に検査して、そのセンサ取り込み画像と参照パタ
ーン画像を制御計算機10に取り込み、その両者を適当
な計算処理で比較する。これにより、参照パターン画像
に施すコーナパターン部分が、どの程度の丸まり量でセ
ンサ取り込みとよく一致するかを求める。このとき、予
めパラメータファイルなどに記述しておいたコーナ丸め
寸法許容値を超えていると判断した場合は、その検査に
着手せずに警告を発して終了する。
【0104】以上の動作は、図1に示す本発明の構成
上、制御計算機10におけるソフトウェアを図16の如
く組み立てることにより、新たなハードウェア構成要件
を付加することなく実現できる。
【0105】以上の説明および図16では、アライメン
トの工程は、予め形状と配置位置を定めたアライメント
マークで行う手法を示しているが、本発明の趣旨は遮光
パターン設計データに対応する実際のパターン描画位置
と、位相シフトパターン設計データに対応する実際の位
相シフトパターン描画位置の位置関係を把握することで
あるから、予め形状と配置位置を定めたアライメントマ
ークを用いずとも、実際のパターンの一部で同等の位置
ずれの特徴が捉えられれば、そのパターンで位置ずれを
計測することも有効である。
【0106】同様に、リサイズとコーナ丸め寸法をモニ
タマークを計測する例で説明しているが、本発明の趣旨
は遮光パターン設計データ・位相シフトパターン設計デ
ータに対応する実際のパターン形状を把握することであ
るから、予め形状と配置位置を定めたモニタマークを用
いずとも、実際のパターンの一部で同等のリサイズ寸法
やコーナ丸まり寸法を計測することも有効である。
【0107】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施するこ
とが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階
の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み
合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例え
ば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除
されても、所定の効果が得られるものであれば発明とし
て抽出され得る。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればフ
ォトマスクにパターンを形成する際に用いられた遮光パ
ターン(クロムパターン)の設計データと位相シフトパ
ターンの設計データに対し、実際のパターンの位置ずれ
に対応する位置ずれ量を補正することによって、擬似欠
陥としての誤検出が抑制され、さらに遮光パターンと位
相シフトパターンの欠陥検査を同時に行うことができ
る。
【0109】マスクが描画された際の位置ずれや製造プ
ロセスの過程で生じるパターン線幅やコーナ丸まりの誤
差が遮光パターン(クロムパターン)と位相シフトパタ
ーンとで異なる場合でも、これを補償することもできる
ので、欠陥検出感度を上げても擬似欠陥を発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る欠陥検査装置の
構成を示すブロック図
【図2】設計データのフォーマット例
【図3】本発明の第1の実施形態に係る欠陥検査装置の
主要部のブロック図
【図4】パターンずれの例
【図5】アライメントマークの配置例
【図6】アライメントマークの形状例
【図7】アライメントマークの他の形状例
【図8】第1の実施形態に係る位置ずれ補正回路の構成
【図9】本発明の第2の実施形態に係る欠陥検査装置の
主要部のブロック図
【図10】本発明の第3の実施形態に係る欠陥検査装置
の主要部のブロック図
【図11】本発明の第4の実施形態に係る欠陥検査装置
の主要部のブロック図
【図12】第4の実施形態のリサイズ・コーナ丸め補正
回路49を抽出したブロック図
【図13】リサイズ・コーナ丸まりモニターマークの例
(a)と、配置例(b)
【図14】本発明の第5の実施形態の欠陥検査装置にお
けるリサイズ・コーナ丸め補正回路49´を抽出したブ
ロック図
【図15】本発明の第6の実施形態の欠陥検査装置にお
けるリサイズ・コーナ丸め補正回路49″を抽出したブ
ロック図
【図16】本発明の第7の実施形態に係る警告発生手順
を示すフローチャート
【図17】従来の欠陥検査装置の構成を示すブロック図
【図18】マスクとストライプの関係を示す概念図
【図19】マスクのパターン配置例
【図20】位相シフトの構造例を示す図
【図21】図20において、クロムパターンと位相シフ
トパターンとが混在している部分および位相シフトパタ
ーンだけが存在している部分の透過光強度プロファイル
を示す図
【図22】図20の構成で、クロムパターンだけが存在
しているとした場合の透過光強度プロファイルを示す図
【図23】遮光パターンと位相シフトパターンの位置ず
れと、透過光強度の関係を説明する図
【図24】パターンコーナ丸まりの例
【符号の説明】
1…フォトマスク 2…XYθテーブル 3…光源 4…拡大光学系 5…フォトダイオードアレイ 6…センサ回路 7…位置回路 8、8´…参照データ発生回路 9…磁気ディスク 10…制御計算機 11…ビットパターン展開回路 12…比較回路 13…位置ずれ補正回路 21…周辺パターン 22…回路パターン 23…ロジックコントローラ部 24…メモリ部 25…ガラス基板 26…クロムパターン 27…位相シフトパターン 29…アライメントマーク 31〜34…遮光マスク用アライメントマーク 35〜38…位相シフトマスク用アライメントマーク 39〜42…設計データ アライメントマーク 43…設計データ上の検査ストライプ 44…アライメント補正を反映した検査ストライプ 45…リサイズ回路 46…コーナ丸め回路 47…ストライプパターンメモリ 48…同期出力バッファ 50…モニターマーク 51…被検査領域 52〜55…レジスタ 130,131…入力バッファ 132…再サンプリング回路 133,134…遅延バッファ 135…スキャン方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 恭司 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 渡辺 利之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 中島 和弘 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2F065 AA20 AA54 BB02 BB17 CC20 DD03 FF02 FF67 HH13 JJ03 JJ26 PP12 QQ23 QQ25 QQ38 RR05 2G051 AA56 AB02 AC02 CA03 CB02 EA08 EA11 EA12 EA14 EB01 ED12 ED15 2H095 BB03 BD06 BD15 BD28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンが形成された試料に光を照射
    し、前記パターンの光学像を受光して光電変換する光電
    変換手段と、 前記光電変換手段で得られた信号を基にして前記パター
    ンに対応した測定パターンデータを発生する測定パター
    ンデータ発生手段と、 前記試料に遮光パターンを形成するときに用いられるア
    ライメントマーク情報つきの遮光パターン設計データ
    と、位相シフトパターンを形成するときに用いられるア
    ライメントマーク情報つきの位相シフトパターン設計デ
    ータとを格納する記憶手段と、 前記遮光パターン設計データをビットパターン展開して
    得た第1のビットパターンデータと、前記位相シフトパ
    ターン設計データをビットパターン展開して得た第2の
    ビットパターンデータを出力するビットパターン展開手
    段と、 前記遮光パターン設計データに対応して前記試料に形成
    された前記アライメントマークを計測して得られる第1
    のアライメント計測情報と、前記位相シフトパターン設
    計データに対応して前記試料に形成された前記アライメ
    ントマークを計測して得られた第2のアライメント計測
    情報とから求められた前記試料に形成された前記遮光パ
    ターンと前記位相シフトパターンの位置ずれ量を用い
    て、前記遮光パターン設計データと前記位相シフトパタ
    ーン設計データの位置ずれ量を補正する位置ずれ補正手
    段と、 前記位置ずれ補正手段で前記遮光パターン設計データと
    前記位相シフトパターン設計データの位置ずれ量が補正
    された後の、前記第1及び第2のビットパターン展開デ
    ータを合成し、前記測定パターンデータと比較できる参
    照データを発生する参照データ発生手段と、 前記参照データ発生手段から得た前記参照データと前記
    測定パターンデータとを比較して前記試料に形成されて
    いるパターンの欠陥有無を判定する判定手段と、を具備
    することを特徴とするパターン欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 前記位置ずれ補正手段は、前記第1と第
    2のビットパターンデータを、前記遮光パターンと前記
    位相シフトパターンの位置ずれ量で補正した後、前記第
    1と第2のビットパターンデータを前記参照データ発生
    手段に出力し、 前記参照データ発生手段は、前記第1と第2のビットパ
    ターンデータを合成した後フィルタ処理を行い、前記測
    定パターンデータと比較できる前記参照データを発生す
    ることを特徴とする請求項1に記載のパターン欠陥検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記位置ずれ補正手段は、前記第1のア
    ライメントマーク計測情報に基づいて前記第1のビット
    パターンデータを位置補正しながらフィルタ処理を施
    し、前記第2のアライメントマーク計測情報に基づいて
    前記第2のビットパターンデータを位置補正しながらフ
    ィルタ処理を施し、 前記参照データ発生手段は、前記2つのフィルタ処理の
    結果を合成し、前記測定パターンデータと比較できる前
    記参照データを発生することを特徴とする請求項1に記
    載のパターン欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 前記位置ずれ補正手段は、前記遮光パタ
    ーン設計データと前記位相シフトパターン設計データの
    一方から所定の幅の検査ストライプ領域を抽出して前記
    ビットパターン展開手段に送り、前記遮光パターン設計
    データと前記位相シフトパターン設計データの他方か
    ら、前記第1と第2のアラインメント情報の差分だけず
    らした検査ストライプ領域を抽出して前記ビットパター
    ン展開手段に送り、 前記参照データ発生手段は、前記ビットパターン展開手
    段から出力された前記第1と第2のビットパターンデー
    タを合成した後フィルタ処理を行い、前記測定パターン
    データと比較できる前記参照データを発生することを特
    徴とする請求項1に記載のパターン欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】 前記ビットターン展開手段から前記第1
    と第2のビットパターンデータが入力し、前記第1と第
    2のビットパターンデータの少なくとも一方に、所定の
    パターン線幅に変更する処理を施すリサイズ手段をさら
    に具備し、 前記参照データ発生手段は、少なくとも一方がリサイズ
    処理された前記第1と第2のビットパターンデータを合
    成することを特徴とする請求項1に記載のパターン欠陥
    検査装置。
  6. 【請求項6】 前記ビットターン展開手段から前記第1
    と第2のビットパターンデータが入力し、前記第1と第
    2のビットパターンデータの少なくとも一方の所定のコ
    ーナーパターンを、所定の曲率半径に変更する処理を施
    すコーナー丸め手段をさらに具備し、 前記参照データ発生手段は、少なくとも一方がコーナー
    丸め処理された前記第1と第2のビットパターンデータ
    を合成することを特徴とする請求項1に記載のパターン
    欠陥検査装置。
  7. 【請求項7】 位置ずれ、リサイズ及びコーナ丸めの何
    れかの補正量が規定値を超えた場合には、警告を発生し
    て検査を行わずに終了する手段をさらに具備することを
    特徴とする請求項1乃至6に記載のパターン欠陥検査装
    置。
JP2001294854A 2001-09-26 2001-09-26 パターン欠陥検査装置 Expired - Fee Related JP3448041B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001294854A JP3448041B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 パターン欠陥検査装置
US10/252,718 US6883160B2 (en) 2001-09-26 2002-09-24 Pattern inspection apparatus
US11/079,338 US7209584B2 (en) 2001-09-26 2005-03-15 Pattern inspection apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001294854A JP3448041B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 パターン欠陥検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003107669A true JP2003107669A (ja) 2003-04-09
JP3448041B2 JP3448041B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=19116378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001294854A Expired - Fee Related JP3448041B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 パターン欠陥検査装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6883160B2 (ja)
JP (1) JP3448041B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011270A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Nec Corp 画像パターン補正方法、及びそれを適用した模擬画像生成方法、並びにパターン外観検査方法
JP2006215528A (ja) * 2005-01-05 2006-08-17 Fujitsu Ltd レチクル検査装置およびレチクル検査方法
JP2009222631A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toppan Printing Co Ltd 周期性パターンのムラ検査装置および方法
US8233698B2 (en) 2007-03-19 2012-07-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Pattern inspection apparatus, corrected image generation method, and computer-readable recording medium storing program
JP2012523560A (ja) * 2009-04-10 2012-10-04 エスエヌユー プレシジョン カンパニー リミテッド 映像センタリング方法
JP2012233733A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Nuflare Technology Inc 検査方法および検査装置
JP2014527160A (ja) * 2011-07-13 2014-10-09 コー・ヤング・テクノロジー・インコーポレーテッド 検査方法
KR101467924B1 (ko) * 2012-03-22 2014-12-03 가부시키가이샤 뉴플레어 테크놀로지 검사 장치 및 검사 방법
JP2017156339A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 由田新技股▲ふん▼有限公司 対象物の自動アライメント方法及びその自動アライメント検出装置
JP7461407B2 (ja) 2021-05-14 2024-04-03 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 位置合わせ誤差を決定するための方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004212221A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Toshiba Corp パターン検査方法及びパターン検査装置
JP4056412B2 (ja) * 2003-03-10 2008-03-05 株式会社東京精密 パターン検査方法及び装置
JP4230880B2 (ja) * 2003-10-17 2009-02-25 株式会社東芝 欠陥検査方法
JP4351522B2 (ja) * 2003-11-28 2009-10-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ パターン欠陥検査装置およびパターン欠陥検査方法
US7258953B2 (en) * 2005-01-28 2007-08-21 Lsi Corporation Multi-layer registration and dimensional test mark for scatterometrical measurement
JP4605708B2 (ja) * 2005-04-19 2011-01-05 大日本スクリーン製造株式会社 定形パターン抽出装置、パターン描画装置、定形パターン抽出方法およびプログラム
JP4585926B2 (ja) 2005-06-17 2010-11-24 株式会社日立ハイテクノロジーズ パターンレイヤーデータ生成装置、それを用いたパターンレイヤーデータ生成システム、半導体パターン表示装置、パターンレイヤーデータ生成方法、及びコンピュータプログラム
US7898653B2 (en) * 2006-12-20 2011-03-01 Hitachi High-Technologies Corporation Foreign matter inspection apparatus
JP2008249921A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Advanced Mask Inspection Technology Kk レチクル欠陥検査装置およびレチクル欠陥検査方法
US20080320421A1 (en) * 2007-06-20 2008-12-25 Demaris David L Feature extraction that supports progressively refined search and classification of patterns in a semiconductor layout
JP2011085536A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Nuflare Technology Inc レビュー装置および検査装置システム
JP4988000B2 (ja) * 2010-03-17 2012-08-01 株式会社東芝 パターン検査装置及びパターン検査方法
DE102010030758B4 (de) * 2010-06-30 2018-07-19 Globalfoundries Dresden Module One Limited Liability Company & Co. Kg Steuerung kritischer Abmessungen in optischen Abbildungsprozessen für die Halbleiterherstellung durch Extraktion von Abbildungsfehlern auf der Grundlage abbildungsanlagenspezifischer Intensitätsmessungen und Simulationen
WO2018011827A1 (en) * 2016-07-15 2018-01-18 Indian Institute Of Technology (Iit Madras) A swirl mesh lean direct injection concept for distributed flame holding for low pollutant emissions and mitigation of combustion instability

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07118440B2 (ja) * 1986-07-09 1995-12-18 東芝機械株式会社 電子ビ−ム描画装置
JP2856846B2 (ja) * 1990-05-31 1999-02-10 株式会社東芝 パターン欠陥検査方法とその装置
US5475766A (en) * 1991-09-05 1995-12-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Pattern inspection apparatus with corner rounding of reference pattern data
JP3154802B2 (ja) 1992-03-31 2001-04-09 株式会社東芝 パターン欠陥検査装置
JP3466730B2 (ja) * 1994-09-16 2003-11-17 株式会社東芝 パターン評価装置およびパターン評価方法
US5844809A (en) * 1995-07-28 1998-12-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for generating two-dimensional circuit pattern
JPH10104168A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Toshiba Corp 設計データに基づく図形データ展開装置
US5739348A (en) * 1996-10-23 1998-04-14 Eastman Kodak Company Method of synthesizing tert-amido-substituted 2-(2'-hydroxyphenyl) benzotriazole compounds in a one-step process

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011270A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Nec Corp 画像パターン補正方法、及びそれを適用した模擬画像生成方法、並びにパターン外観検査方法
JP2006215528A (ja) * 2005-01-05 2006-08-17 Fujitsu Ltd レチクル検査装置およびレチクル検査方法
US8233698B2 (en) 2007-03-19 2012-07-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Pattern inspection apparatus, corrected image generation method, and computer-readable recording medium storing program
JP2009222631A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toppan Printing Co Ltd 周期性パターンのムラ検査装置および方法
JP2012523560A (ja) * 2009-04-10 2012-10-04 エスエヌユー プレシジョン カンパニー リミテッド 映像センタリング方法
TWI481860B (zh) * 2009-04-10 2015-04-21 Snu Precision Co Ltd 影像對中方法
JP2012233733A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Nuflare Technology Inc 検査方法および検査装置
JP2014527160A (ja) * 2011-07-13 2014-10-09 コー・ヤング・テクノロジー・インコーポレーテッド 検査方法
US10706521B2 (en) 2011-07-13 2020-07-07 Koh Young Technology Inc. Inspection method
KR101467924B1 (ko) * 2012-03-22 2014-12-03 가부시키가이샤 뉴플레어 테크놀로지 검사 장치 및 검사 방법
JP2017156339A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 由田新技股▲ふん▼有限公司 対象物の自動アライメント方法及びその自動アライメント検出装置
JP7461407B2 (ja) 2021-05-14 2024-04-03 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 位置合わせ誤差を決定するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030061594A1 (en) 2003-03-27
JP3448041B2 (ja) 2003-09-16
US7209584B2 (en) 2007-04-24
US20050172255A1 (en) 2005-08-04
US6883160B2 (en) 2005-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3448041B2 (ja) パターン欠陥検査装置
JP3998334B2 (ja) 欠陥検査方法
JP4095621B2 (ja) 光学画像取得装置、光学画像取得方法、及びマスク検査装置
JP3668215B2 (ja) パターン検査装置
JP2856846B2 (ja) パターン欠陥検査方法とその装置
JP2020510864A (ja) 2つのフォトマスクを比較することによるフォトマスクの検査
JP2001175857A (ja) 参照画像作成方法、パターン検査装置及び参照画像作成プログラムを記録した記録媒体
JP2008112178A (ja) マスク検査装置
CN109659245B (zh) 监测光掩模缺陷率的改变
JP2006250845A (ja) パターン欠陥検査方法とその装置
CN102193302A (zh) 一种掩膜图形缺陷的检测方法及系统
CN104317159A (zh) 一种掩膜图形缺陷的检测方法及系统
JP2015508513A (ja) データベース支援再適格性レチクル検査の方法および装置
JP3154802B2 (ja) パターン欠陥検査装置
TW201721483A (zh) 用於半導體遮罩檢測之基於多邊形之幾何分類
JP4860294B2 (ja) 電子顕微鏡
JP2009042055A (ja) マスク欠陥検査データ生成方法とマスク欠陥検査方法
JP2003287505A (ja) 欠陥検査装置
JP3413110B2 (ja) パターン検査装置、パターン検査方法およびパターン検査プログラムを格納した記録媒体
JP3762244B2 (ja) 図形データ展開方法
US8300918B2 (en) Defect inspection apparatus, defect inspection program, recording medium storing defect inspection program, figure drawing apparatus and figure drawing system
JP2001272770A (ja) マスク欠陥検査方法及びマスク設計データ作成方法
JPH05198641A (ja) パターン検査装置
JP2000258349A (ja) フォトマスク外観検査装置
JP4899652B2 (ja) 露光用マスクの検査装置、検査方法、製造方法および露光用マスク

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees