JP2003107574A - 撮影システム - Google Patents
撮影システムInfo
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- JP2003107574A JP2003107574A JP2001297433A JP2001297433A JP2003107574A JP 2003107574 A JP2003107574 A JP 2003107574A JP 2001297433 A JP2001297433 A JP 2001297433A JP 2001297433 A JP2001297433 A JP 2001297433A JP 2003107574 A JP2003107574 A JP 2003107574A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- photographing
- light
- light source
- control unit
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- Pending
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特別な操作などを必要とせずに、多彩な構図
で撮影を行うことができ、どのような構図であっても、
最適な照明を行うことができる撮影システムを提供す
る。 【解決手段】 略箱状の筐体80内部に被写体が入って
撮影を行う撮影システムであって、側壁部81,82に
被写体センサ70を備えて被写体の位置を検出し、この
検出結果に応じて、前部光源21〜25,上部光源2
6,背部光源27,下部光源28から最適な照明を選択
して発光量制御を行う。また、被写体センサ70の検出
結果に応じて、最適な構図で撮影できる位置に被写体の
誘導を行う。
で撮影を行うことができ、どのような構図であっても、
最適な照明を行うことができる撮影システムを提供す
る。 【解決手段】 略箱状の筐体80内部に被写体が入って
撮影を行う撮影システムであって、側壁部81,82に
被写体センサ70を備えて被写体の位置を検出し、この
検出結果に応じて、前部光源21〜25,上部光源2
6,背部光源27,下部光源28から最適な照明を選択
して発光量制御を行う。また、被写体センサ70の検出
結果に応じて、最適な構図で撮影できる位置に被写体の
誘導を行う。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が自らの写
真を撮影し、その場で撮影画像を得ることができる撮影
システムに関するものである。
真を撮影し、その場で撮影画像を得ることができる撮影
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、例えば、特
許第2986544号公報に記載の自動写真撮影装置が
知られている。また、バストアップと全身を撮影するこ
とができる装置として、特許第3000527号公報に
記載の画像プリント供給装置が知られている。
許第2986544号公報に記載の自動写真撮影装置が
知られている。また、バストアップと全身を撮影するこ
とができる装置として、特許第3000527号公報に
記載の画像プリント供給装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の装置は、略正面からの簡易的な照明しか備えていない
ので、得られる画像は、陰影の表現性に乏しく、平面的
な像となってしまうという問題があった。また、撮影位
置及び撮影範囲も所定の位置を想定しており、被写体が
中途半端な位置に居る場合には、露出がオーバー又はア
ンダーとなったり、不自然な陰影となるなど、高品質の
画像が得られなかったり、撮影範囲からはみ出したり、
偏ったりしてしまうという問題があった。更にまた、所
定の身長の人物を対象としているため、身長が高い人物
又は身長が低い人物を撮影する場合には、照明が適切に
行われないという問題と共に、撮影される構図も不自然
になるという問題があった。
の装置は、略正面からの簡易的な照明しか備えていない
ので、得られる画像は、陰影の表現性に乏しく、平面的
な像となってしまうという問題があった。また、撮影位
置及び撮影範囲も所定の位置を想定しており、被写体が
中途半端な位置に居る場合には、露出がオーバー又はア
ンダーとなったり、不自然な陰影となるなど、高品質の
画像が得られなかったり、撮影範囲からはみ出したり、
偏ったりしてしまうという問題があった。更にまた、所
定の身長の人物を対象としているため、身長が高い人物
又は身長が低い人物を撮影する場合には、照明が適切に
行われないという問題と共に、撮影される構図も不自然
になるという問題があった。
【0004】本発明の課題は、特別な操作などを必要と
せずに、多彩な構図で撮影を行うことができ、どのよう
な構図であっても、最適な照明を行うことができる撮影
システムを提供することである。
せずに、多彩な構図で撮影を行うことができ、どのよう
な構図であっても、最適な照明を行うことができる撮影
システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、撮影装置(10)と、前記撮
影装置により撮影される被写体を異なる位置及び/又は
方向から照明する複数の照明装置(21〜29)と、画
像情報を出力する出力装置(32)と、前記撮影装置及
び前記照明装置を制御して撮影を行う制御部(31)
と、前記制御部に接続され、前記制御部からの情報の表
示、及び/又は、前記制御部への操作入力を行うことが
できる表示操作部(35)と、を備える撮影システムで
ある。
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、撮影装置(10)と、前記撮
影装置により撮影される被写体を異なる位置及び/又は
方向から照明する複数の照明装置(21〜29)と、画
像情報を出力する出力装置(32)と、前記撮影装置及
び前記照明装置を制御して撮影を行う制御部(31)
と、前記制御部に接続され、前記制御部からの情報の表
示、及び/又は、前記制御部への操作入力を行うことが
できる表示操作部(35)と、を備える撮影システムで
ある。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の撮影
システムにおいて、前記制御部(31)は、前記表示操
作部(35)により指定された撮影モードに応じて、制
御の動作を変更すること、を特徴とする撮影システムで
ある。
システムにおいて、前記制御部(31)は、前記表示操
作部(35)により指定された撮影モードに応じて、制
御の動作を変更すること、を特徴とする撮影システムで
ある。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の撮影システムにおいて、前記被写体の位置及び
/又は動きを検出する被写体状態検出装置(31,7
3,74)を備え、前記制御部(31)は、前記被写体
状態検出装置の検出結果に応じて、制御の動作を変更す
ること、を特徴とする撮影システムである。
に記載の撮影システムにおいて、前記被写体の位置及び
/又は動きを検出する被写体状態検出装置(31,7
3,74)を備え、前記制御部(31)は、前記被写体
状態検出装置の検出結果に応じて、制御の動作を変更す
ること、を特徴とする撮影システムである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載の撮影
システムにおいて、前記被写体状態検出装置(31,7
3,74)は、前記被写体の高さを検出可能であるこ
と、を特徴とする撮影システムである。
システムにおいて、前記被写体状態検出装置(31,7
3,74)は、前記被写体の高さを検出可能であるこ
と、を特徴とする撮影システムである。
【0009】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
に記載の撮影システムにおいて、前記制御部(31)
は、前記被写体状態検出装置(31,73,74)の検
出結果に応じて、撮影範囲を調整すること、を特徴とす
る撮影システムである。
に記載の撮影システムにおいて、前記制御部(31)
は、前記被写体状態検出装置(31,73,74)の検
出結果に応じて、撮影範囲を調整すること、を特徴とす
る撮影システムである。
【0010】請求項6の発明は、請求項3から請求項5
までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、前
記制御部(31)は、被写体が所定時間静止しているこ
とを前記被写体状態検出装置(31,73,74)によ
り検出した場合に、撮影を開始すること、を特徴とする
撮影システムである。
までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、前
記制御部(31)は、被写体が所定時間静止しているこ
とを前記被写体状態検出装置(31,73,74)によ
り検出した場合に、撮影を開始すること、を特徴とする
撮影システムである。
【0011】請求項7の発明は、請求項3から請求項5
までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、前
記制御部(31)は、被写体が第1の所定時間静止して
いることを前記被写体状態検出装置により検出した場合
に、撮影を開始する合図を行い、その後、前記被写体が
第2の所定時間静止していることを前記被写体状態検出
装置により検出した場合に、撮影を開始すること、を特
徴とする撮影システムである。
までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、前
記制御部(31)は、被写体が第1の所定時間静止して
いることを前記被写体状態検出装置により検出した場合
に、撮影を開始する合図を行い、その後、前記被写体が
第2の所定時間静止していることを前記被写体状態検出
装置により検出した場合に、撮影を開始すること、を特
徴とする撮影システムである。
【0012】請求項8の発明は、請求項1から請求項7
までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、前
記制御部(31)が行う制御は、前記照明装置(21〜
29)の内いずれの照明装置を使用するかの光源選択制
御、及び/又は、前記照明装置の光量を変更する光量選
択制御を含むこと、を特徴とする撮影システムである。
までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、前
記制御部(31)が行う制御は、前記照明装置(21〜
29)の内いずれの照明装置を使用するかの光源選択制
御、及び/又は、前記照明装置の光量を変更する光量選
択制御を含むこと、を特徴とする撮影システムである。
【0013】請求項9の発明は、請求項3から請求項8
までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、前
記被写体状態検出装置(73,74)は、赤外線を投光
及び受光する赤外線センサにより、前記被写体を検出す
ること、を特徴とする撮影システムである。
までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、前
記被写体状態検出装置(73,74)は、赤外線を投光
及び受光する赤外線センサにより、前記被写体を検出す
ること、を特徴とする撮影システムである。
【0014】請求項10の発明は、請求項3から請求項
9までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、
前記被写体状態検出装置(31)は、前記撮影装置(1
0)により撮像される画像に対して、画像処理を行うこ
とにより、前記被写体の移動状態、及び/又は、位置を
検出すること、を特徴とする撮影システムである。
9までのいずれか1項に記載の撮影システムにおいて、
前記被写体状態検出装置(31)は、前記撮影装置(1
0)により撮像される画像に対して、画像処理を行うこ
とにより、前記被写体の移動状態、及び/又は、位置を
検出すること、を特徴とする撮影システムである。
【0015】請求項11の発明は、請求項1から請求項
10までのいずれか1項に記載の撮影システムにおい
て、前記照明装置(21〜29)は、前記被写体の前方
から光を照射する前部光源(21〜25)に加えて、前
記被写体の上方から光を照射する上部光源(26,2
9),前記被写体の後方から光を照射する背部光源(2
7),前記被写体の下方から光を照射する下部光源(2
8)のうち、少なくとも1つを含むこと、を特徴とする
撮影システムである。
10までのいずれか1項に記載の撮影システムにおい
て、前記照明装置(21〜29)は、前記被写体の前方
から光を照射する前部光源(21〜25)に加えて、前
記被写体の上方から光を照射する上部光源(26,2
9),前記被写体の後方から光を照射する背部光源(2
7),前記被写体の下方から光を照射する下部光源(2
8)のうち、少なくとも1つを含むこと、を特徴とする
撮影システムである。
【0016】請求項12の発明は、請求項1から請求項
11までのいずれか1項に記載の撮影システムにおい
て、前記照明装置には、自らは発光せずに、他の発光光
源からの光を反射することにより前記被写体を照明する
反射照明装置を含むこと、を特徴とする撮影システムで
ある。
11までのいずれか1項に記載の撮影システムにおい
て、前記照明装置には、自らは発光せずに、他の発光光
源からの光を反射することにより前記被写体を照明する
反射照明装置を含むこと、を特徴とする撮影システムで
ある。
【0017】請求項13の発明は、請求項1から請求項
12までのいずれか1項に記載の撮影システムにおい
て、記憶媒体に対して情報を保存及び/又は読込む外部
記憶装置(36〜40)を備え、前記出力装置は、前記
外部記憶装置を含むこと、を特徴とする撮影システムで
ある。
12までのいずれか1項に記載の撮影システムにおい
て、記憶媒体に対して情報を保存及び/又は読込む外部
記憶装置(36〜40)を備え、前記出力装置は、前記
外部記憶装置を含むこと、を特徴とする撮影システムで
ある。
【0018】請求項14の発明は、請求項13に記載の
撮影システムにおいて、前記出力装置(32,36〜4
0)は、前記撮影装置(10)により撮影した画像の他
に、前記記憶媒体(36〜40)から読込む画像の出力
を行うことができること、を特徴とする撮影システムで
ある。
撮影システムにおいて、前記出力装置(32,36〜4
0)は、前記撮影装置(10)により撮影した画像の他
に、前記記憶媒体(36〜40)から読込む画像の出力
を行うことができること、を特徴とする撮影システムで
ある。
【0019】請求項15の発明は、請求項1から請求項
14までのいずれか1項に記載の撮影システムにおい
て、外部からの光による悪影響を防止しする遮光部(8
1,82,84,86)と、背景の不要物が撮影されな
いようにする背景部(83)と、を有し、被写体となる
人物が、内部に入ることができる略箱状の筐体80を備
えること、を特徴とする撮影システムである。
14までのいずれか1項に記載の撮影システムにおい
て、外部からの光による悪影響を防止しする遮光部(8
1,82,84,86)と、背景の不要物が撮影されな
いようにする背景部(83)と、を有し、被写体となる
人物が、内部に入ることができる略箱状の筐体80を備
えること、を特徴とする撮影システムである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本
発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明による撮影システムの
第1実施形態の概要を示す透視図である。図2は、図1
に示した撮影システムを、説明のために展開して示した
図である。本実施形態における撮影システムは、撮影装
置10,前部光源21〜25,上部光源26,背部光源
27,下部光源28,処理装置30,スピーカ61,6
2等を備え、側壁部81,82,背景部83,天井部8
4,床部85,前壁部86等を有した略箱状の筐体80
に囲まれ、不図示の出入り口から被写体となる人物が出
入り可能になっている。
発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明による撮影システムの
第1実施形態の概要を示す透視図である。図2は、図1
に示した撮影システムを、説明のために展開して示した
図である。本実施形態における撮影システムは、撮影装
置10,前部光源21〜25,上部光源26,背部光源
27,下部光源28,処理装置30,スピーカ61,6
2等を備え、側壁部81,82,背景部83,天井部8
4,床部85,前壁部86等を有した略箱状の筐体80
に囲まれ、不図示の出入り口から被写体となる人物が出
入り可能になっている。
【0021】撮影装置10は、いわゆるデジタルスチル
カメラであり、処理装置と接続されている。
カメラであり、処理装置と接続されている。
【0022】前部光源21〜25は、撮影装置10及び
処理装置30のまわりに配置され、被写体の前方から照
明を行う光源である。前部光源21〜25は、被写体の
上下左右あらゆる箇所の照明の均一性を保持する役割を
果たす。上部光源26は、被写体の上方から照明を行う
光源であり、被写体の髪の質感(いわゆるエンジェルリ
ング)の表現を行い、前後左右の照明の均一性を保持
し、更に、背面に生じる影を低減する役割を果たす。背
部光源27は、被写体の後方から照明を行う光源であ
り、背面に生じる影を低減する役割を果たす。下部光源
28は、被写体の下方から照明を行う光源であり、鼻の
下や顎の下、及び、下半身に生ずる影を低減する役割を
果たす。前部光源21〜25,上部光源26,背部光源
27,下部光源28は、いずれも独立して処理装置30
により発光制御される閃光発光装置であり、以下、これ
らをまとめて照明装置と呼ぶこととする。
処理装置30のまわりに配置され、被写体の前方から照
明を行う光源である。前部光源21〜25は、被写体の
上下左右あらゆる箇所の照明の均一性を保持する役割を
果たす。上部光源26は、被写体の上方から照明を行う
光源であり、被写体の髪の質感(いわゆるエンジェルリ
ング)の表現を行い、前後左右の照明の均一性を保持
し、更に、背面に生じる影を低減する役割を果たす。背
部光源27は、被写体の後方から照明を行う光源であ
り、背面に生じる影を低減する役割を果たす。下部光源
28は、被写体の下方から照明を行う光源であり、鼻の
下や顎の下、及び、下半身に生ずる影を低減する役割を
果たす。前部光源21〜25,上部光源26,背部光源
27,下部光源28は、いずれも独立して処理装置30
により発光制御される閃光発光装置であり、以下、これ
らをまとめて照明装置と呼ぶこととする。
【0023】図3は、処理装置30を中心として、撮影
システム全体を示す制御ブロック図である。処理装置3
0は、制御部31,プリンタ32,表示操作部35,外
部記憶装置36〜40等を有し、撮影システム全体を統
合して各種処理を行う装置である。制御部31は、撮影
装置10,照明装置21〜28,プリンタ32,表示操
作部35,外部記憶装置36〜40,被写体センサ70
が接続され、これらの動作を統括して制御を行う部分で
あり、本実施形態では、パーソナルコンピュータを使用
している。また、処理部31は、撮影装置10から得ら
れた画像に対して画像処理を行い、被写体の位置及び動
作を認識することも行える。したがって、処理部31
は、被写体センサ70からの情報と、撮影装置10から
得られる画像から得られる情報とを合わせて、被写体の
状態を検出する被写体状態検出装置としての機能も有し
ている。
システム全体を示す制御ブロック図である。処理装置3
0は、制御部31,プリンタ32,表示操作部35,外
部記憶装置36〜40等を有し、撮影システム全体を統
合して各種処理を行う装置である。制御部31は、撮影
装置10,照明装置21〜28,プリンタ32,表示操
作部35,外部記憶装置36〜40,被写体センサ70
が接続され、これらの動作を統括して制御を行う部分で
あり、本実施形態では、パーソナルコンピュータを使用
している。また、処理部31は、撮影装置10から得ら
れた画像に対して画像処理を行い、被写体の位置及び動
作を認識することも行える。したがって、処理部31
は、被写体センサ70からの情報と、撮影装置10から
得られる画像から得られる情報とを合わせて、被写体の
状態を検出する被写体状態検出装置としての機能も有し
ている。
【0024】図4は、処理装置30の外観を示す図であ
る。処理装置30の上段部正面には、タッチパネル付き
モニタである表示操作部35の画面が配置されている。
表示操作部35は、CRTや液晶パネルで構成される。
表示操作部35は、操作の案内や、操作の状況、読み取
った画像又は編集加工した画像等を表示する表示手段と
して機能すると共に、各種操作入力を行う入力部として
も機能する。
る。処理装置30の上段部正面には、タッチパネル付き
モニタである表示操作部35の画面が配置されている。
表示操作部35は、CRTや液晶パネルで構成される。
表示操作部35は、操作の案内や、操作の状況、読み取
った画像又は編集加工した画像等を表示する表示手段と
して機能すると共に、各種操作入力を行う入力部として
も機能する。
【0025】表示操作部35の画面の横には、外部記憶
装置36〜40が設けられている。また、処理装置30
の上段部と下段部を分けている略水平となっている部に
は、プリント物等の画像を読み取ってデジタルデータ化
するスキャナの読み取り面41が設置され、これらは、
本実施形態において、画像データを入力する手段として
利用することができる。本実施形態における外部記憶装
置36〜40は、具体的には、フロッピー(登録商標)
ディスク装置36,光ディスク装置37,PCカード装
置38,スマートメディア(商標)装置39,コンパク
トフラッシュ(商標)装置40等を有している。
装置36〜40が設けられている。また、処理装置30
の上段部と下段部を分けている略水平となっている部に
は、プリント物等の画像を読み取ってデジタルデータ化
するスキャナの読み取り面41が設置され、これらは、
本実施形態において、画像データを入力する手段として
利用することができる。本実施形態における外部記憶装
置36〜40は、具体的には、フロッピー(登録商標)
ディスク装置36,光ディスク装置37,PCカード装
置38,スマートメディア(商標)装置39,コンパク
トフラッシュ(商標)装置40等を有している。
【0026】その他、処理装置30は、メンテナンスキ
ー42,スピーカ43,硬貨投入口44,硬貨返却レバ
ー45,紙幣挿入口46,釣銭返却口47,レシート取
出口48,プリント物(標準サイズプリント用)取出口4
9,プリント物(プリカットシール用)取出口50,前面
ドア開閉キー51等を備えている。
ー42,スピーカ43,硬貨投入口44,硬貨返却レバ
ー45,紙幣挿入口46,釣銭返却口47,レシート取
出口48,プリント物(標準サイズプリント用)取出口4
9,プリント物(プリカットシール用)取出口50,前面
ドア開閉キー51等を備えている。
【0027】図1に戻って、スピーカ61,62は、待
機中や操作中に音声ガイド,BGM,効果音などを発生
する部分である。先に示したスピーカ43は、処理装置
30の近くで操作を行っている場合に使用され、スピー
カ61,62は、主に撮影時に使用される。
機中や操作中に音声ガイド,BGM,効果音などを発生
する部分である。先に示したスピーカ43は、処理装置
30の近くで操作を行っている場合に使用され、スピー
カ61,62は、主に撮影時に使用される。
【0028】側壁部81,82は、図2に示すように、
格子状に配置された多数の受光部73,投光部74から
成る被写体センサ70を備えている。投光部74から
は、赤外光が投光され、受光部73にこの赤外光が到達
するか否かにより、被写体の存在の有無を検出する。図
5は、被写体センサ70を説明する図である。図5に示
す例では、投光部74a,74bからの赤外光が被写体
に遮られて、受光部73a,73bにより検出すること
ができない。このことにより、被写体の位置及び高さを
検出することができるようになっている。また、側壁部
81,82は、投光部74a,74b及び受光部73
a,73b以外の部分を白色とし、光の回りをよくする
ようになっている。
格子状に配置された多数の受光部73,投光部74から
成る被写体センサ70を備えている。投光部74から
は、赤外光が投光され、受光部73にこの赤外光が到達
するか否かにより、被写体の存在の有無を検出する。図
5は、被写体センサ70を説明する図である。図5に示
す例では、投光部74a,74bからの赤外光が被写体
に遮られて、受光部73a,73bにより検出すること
ができない。このことにより、被写体の位置及び高さを
検出することができるようになっている。また、側壁部
81,82は、投光部74a,74b及び受光部73
a,73b以外の部分を白色とし、光の回りをよくする
ようになっている。
【0029】次に、本実施形態における撮影システムの
動作について説明する。図6は、撮影システムの動作全
体の概要を示すフローチャートである。ステップ(以
下、Sとする)10から動作を開始する。S20では、
利用者(=被写体)が、利用したい機能を選択する。こ
こで、撮影システムが有する機能としては、利用者が持
参した外部記憶媒体から画像データを読込んでプリント
アウト等を行う機能と、撮影装置10を利用して証明写
真,娯楽用の写真シール等を撮影する機能とが備わって
いる。
動作について説明する。図6は、撮影システムの動作全
体の概要を示すフローチャートである。ステップ(以
下、Sとする)10から動作を開始する。S20では、
利用者(=被写体)が、利用したい機能を選択する。こ
こで、撮影システムが有する機能としては、利用者が持
参した外部記憶媒体から画像データを読込んでプリント
アウト等を行う機能と、撮影装置10を利用して証明写
真,娯楽用の写真シール等を撮影する機能とが備わって
いる。
【0030】S30では、S20において選択した機能
に応じて表示操作部35に必要な代金を表示して、課金
処理を行う。S40では、S20において選択した機能
が撮影を必要とするか否かの判断を行う。撮影を行わな
い場合には、S60に進み、撮影を行う場合には、S5
0に進む。S50では、撮影処理を行う。尚、撮影処理
の詳しい説明は、後に図7を用いて説明する。
に応じて表示操作部35に必要な代金を表示して、課金
処理を行う。S40では、S20において選択した機能
が撮影を必要とするか否かの判断を行う。撮影を行わな
い場合には、S60に進み、撮影を行う場合には、S5
0に進む。S50では、撮影処理を行う。尚、撮影処理
の詳しい説明は、後に図7を用いて説明する。
【0031】S60では、利用者が、持参した外部記憶
媒体から、プリントアウト等を行う画像を選択する。S
70では、出力する画像に対して、画像加工処理を行
う。ここで、画像加工処理には、例えば、画像の明るさ
を調整したり、一部を切り取る(トリミング)等のよう
に、画像自体を加工する処理の他、落書き、選択した模
様をスタンプするように追加、画像の合成等も含んでい
る。S80では、利用者が、出力形態の指定を行う。こ
こで、出力形態とは、画像を複数画面に分割する分割数
の指定や、プリント用紙の種類の選択等を含んでいる。
S90では、S80において行った出力形態の指定にし
たがって、出力を行う。ここで、出力とは、プリントア
ウトに限らず、記憶媒体への記憶も含んでおり、いずれ
に出力するのかは、先のS80において、指定される。
媒体から、プリントアウト等を行う画像を選択する。S
70では、出力する画像に対して、画像加工処理を行
う。ここで、画像加工処理には、例えば、画像の明るさ
を調整したり、一部を切り取る(トリミング)等のよう
に、画像自体を加工する処理の他、落書き、選択した模
様をスタンプするように追加、画像の合成等も含んでい
る。S80では、利用者が、出力形態の指定を行う。こ
こで、出力形態とは、画像を複数画面に分割する分割数
の指定や、プリント用紙の種類の選択等を含んでいる。
S90では、S80において行った出力形態の指定にし
たがって、出力を行う。ここで、出力とは、プリントア
ウトに限らず、記憶媒体への記憶も含んでおり、いずれ
に出力するのかは、先のS80において、指定される。
【0032】図7は、図6におけるS50の撮影処理を
更に詳しく示したフローチャートである。以下、図7を
用いて、撮影処理に付いて説明を行う。S501から撮
影処理を開始する。S502では、撮影モードの選択を
行う。本実施形態における撮影システムは、証明写真撮
影モード、バストアップ撮影モード、全身撮影モード、
及び、前述の各モードを組合わせ可能な組合わせモード
を有している。S503では、S502において選択し
た撮影モードに応じて、利用者(被写体)に対して、ス
ピーカ61,62からの音声及び表示操作部35の画面
表示により、立ち位置の案内を行う。S504では、被
写体センサ70から被写体の立ち位置及び高さに関する
情報を取得する。
更に詳しく示したフローチャートである。以下、図7を
用いて、撮影処理に付いて説明を行う。S501から撮
影処理を開始する。S502では、撮影モードの選択を
行う。本実施形態における撮影システムは、証明写真撮
影モード、バストアップ撮影モード、全身撮影モード、
及び、前述の各モードを組合わせ可能な組合わせモード
を有している。S503では、S502において選択し
た撮影モードに応じて、利用者(被写体)に対して、ス
ピーカ61,62からの音声及び表示操作部35の画面
表示により、立ち位置の案内を行う。S504では、被
写体センサ70から被写体の立ち位置及び高さに関する
情報を取得する。
【0033】S505では、これから撮影を行う撮影モ
ードに対して、被写体の位置が適正な位置に居るのか否
かの判断を、S504において得られた情報に基づいて
行う。適正な位置に居ない場合には、S506に進み、
適正な位置に居る場合には、S507に進む。S506
では、被写体に対して、適正な位置に移動するように促
す案内を行う。例えば、全身撮影モードが選択されてい
る場合に、被写体が撮影装置10に対して近すぎる場合
には、音声及び画面表示により、後に下がるように案内
を行う。このときに、あと何歩、あと何センチ等の具体
的な案内を行うようにすることもできる。案内を行った
ら、再びS504を実行し、適正な位置に被写体が移動
するまで、繰り返す。尚、この繰り返しは、所定の時間
に限り行い、被写体が移動を行わない場合には、撮影モ
ードを変更するなどしてもよい。
ードに対して、被写体の位置が適正な位置に居るのか否
かの判断を、S504において得られた情報に基づいて
行う。適正な位置に居ない場合には、S506に進み、
適正な位置に居る場合には、S507に進む。S506
では、被写体に対して、適正な位置に移動するように促
す案内を行う。例えば、全身撮影モードが選択されてい
る場合に、被写体が撮影装置10に対して近すぎる場合
には、音声及び画面表示により、後に下がるように案内
を行う。このときに、あと何歩、あと何センチ等の具体
的な案内を行うようにすることもできる。案内を行った
ら、再びS504を実行し、適正な位置に被写体が移動
するまで、繰り返す。尚、この繰り返しは、所定の時間
に限り行い、被写体が移動を行わない場合には、撮影モ
ードを変更するなどしてもよい。
【0034】S507では、被写体に対して、ポーズを
決めるように案内する。S508では、被写体が所定時
間(第1の所定時間)静止しているか否かを判断する。
この判断は、主に、撮影装置10から得られる画像を画
像処理することにより、被写体の動作を検出して行う
が、補助的に被写体センサ70からの情報も加味して、
総合的に判断を行う。被写体が動いている場合には、S
509に進み、被写体が静止している場合には、S51
1に進む。S509では、被写体が動いていることか
ら、まだ撮影の準備ができていないことが考えられるの
で、ポーズを決めるように案内を行ない、S508に戻
る。
決めるように案内する。S508では、被写体が所定時
間(第1の所定時間)静止しているか否かを判断する。
この判断は、主に、撮影装置10から得られる画像を画
像処理することにより、被写体の動作を検出して行う
が、補助的に被写体センサ70からの情報も加味して、
総合的に判断を行う。被写体が動いている場合には、S
509に進み、被写体が静止している場合には、S51
1に進む。S509では、被写体が動いていることか
ら、まだ撮影の準備ができていないことが考えられるの
で、ポーズを決めるように案内を行ない、S508に戻
る。
【0035】S510では、被写体の位置に応じて、撮
影時に発光する光源と、発行時の光量を決定する。ま
た、被写体センサ70により得られた被写体の高さに応
じて、上部光源26の発光量の調整も行う。図8は、全
身撮影を行うときの被写体の立ち位置と構図を示す図で
ある。全身撮影を行うときには、被写体は、撮影装置1
0から離れた位置に立ち〔図8(a)〕、全身を収めた
構図F1が得られる〔図8(b)〕。図9は、図8に示
す状態における照明装置の発光する位置を示す図であ
る。図8に示す状態で撮影を行うときには、前部光源2
1〜25,上部光源26,背部光源27,下部光源28
の全てを発光する。また、撮影距離が長いので、前部光
源21〜25の発光光量を大きくして発光する。
影時に発光する光源と、発行時の光量を決定する。ま
た、被写体センサ70により得られた被写体の高さに応
じて、上部光源26の発光量の調整も行う。図8は、全
身撮影を行うときの被写体の立ち位置と構図を示す図で
ある。全身撮影を行うときには、被写体は、撮影装置1
0から離れた位置に立ち〔図8(a)〕、全身を収めた
構図F1が得られる〔図8(b)〕。図9は、図8に示
す状態における照明装置の発光する位置を示す図であ
る。図8に示す状態で撮影を行うときには、前部光源2
1〜25,上部光源26,背部光源27,下部光源28
の全てを発光する。また、撮影距離が長いので、前部光
源21〜25の発光光量を大きくして発光する。
【0036】図10は、バストアップ撮影を行うときの
被写体の立ち位置と構図を示す図である。バストアップ
撮影を行うときには、被写体は、撮影装置10に近い位
置に立ち〔図10(a)〕、全身を収めた構図F2が得
られる〔図10(b)〕。図11は、図10に示す状態
における照明装置の発光する位置を示す図である。図1
0に示す状態で撮影を行うときには、前部光源のうち、
下方に設けられている前部光源24,25は、発光しな
い。これらの光源は、主に被写体の下部を照明する光源
であり、バストアップの撮影では、必要ないからであ
る。また、背部光源27も発光しない。被写体と背面と
の距離が十分に離れているため、背面に影が発生せず、
発光する必要がないからである。
被写体の立ち位置と構図を示す図である。バストアップ
撮影を行うときには、被写体は、撮影装置10に近い位
置に立ち〔図10(a)〕、全身を収めた構図F2が得
られる〔図10(b)〕。図11は、図10に示す状態
における照明装置の発光する位置を示す図である。図1
0に示す状態で撮影を行うときには、前部光源のうち、
下方に設けられている前部光源24,25は、発光しな
い。これらの光源は、主に被写体の下部を照明する光源
であり、バストアップの撮影では、必要ないからであ
る。また、背部光源27も発光しない。被写体と背面と
の距離が十分に離れているため、背面に影が発生せず、
発光する必要がないからである。
【0037】図7に戻って、S511では、撮影開始を
案内する。S512では、S511における撮影開始の
案内後、所定時間(第2の所定時間)被写体が静止して
いた場合に、撮影を行う。尚、図7には示していない
が、この段階で再び被写体が移動した場合には、S50
9に戻り、ポーズを決めるように案内を行う。S513
で撮影処理を終了する。
案内する。S512では、S511における撮影開始の
案内後、所定時間(第2の所定時間)被写体が静止して
いた場合に、撮影を行う。尚、図7には示していない
が、この段階で再び被写体が移動した場合には、S50
9に戻り、ポーズを決めるように案内を行う。S513
で撮影処理を終了する。
【0038】本実施形態によれば、被写体センサ70を
設けて、被写体の位置に応じて適切な照明を選択するの
で、構図の自由度が高く、質の高い画像を簡単に撮影す
ることができる。また、画像処理により被写体が静止し
ていることを検出したときに、撮影を行うので、表示操
作部35から離れて撮影を行うときであっても、簡単か
つ確実に撮影を行うことができると共に、被写体ブレも
防止することができる。
設けて、被写体の位置に応じて適切な照明を選択するの
で、構図の自由度が高く、質の高い画像を簡単に撮影す
ることができる。また、画像処理により被写体が静止し
ていることを検出したときに、撮影を行うので、表示操
作部35から離れて撮影を行うときであっても、簡単か
つ確実に撮影を行うことができると共に、被写体ブレも
防止することができる。
【0039】(第2実施形態)図12は、第2実施形態
における撮影システムを、図2と同様に説明のために展
開して示した図である。第2実施形態における撮影シス
テムは、第1実施形態における上部光源26に代わっ
て、上部光源29a〜29dを設けた点と、一部制御内
容が異なるのみであるので、その他の共通する部分の詳
しい説明は、省略する。
における撮影システムを、図2と同様に説明のために展
開して示した図である。第2実施形態における撮影シス
テムは、第1実施形態における上部光源26に代わっ
て、上部光源29a〜29dを設けた点と、一部制御内
容が異なるのみであるので、その他の共通する部分の詳
しい説明は、省略する。
【0040】第2実施形態では、第1実施形態における
上部光源26に代わって、上部光源29a〜29dを、
筐体80の天井部分に設けている。第1実施形態におけ
る上部光源26では、被写体の髪の質感を表現すること
ができる。しかし、上部光源26は、単一の光源であ
り、全体的に発光するので、被写体の顔に現れる陰影を
微妙に表現することが難しい。そこで、本実施形態で
は、撮影品質を向上するために、上部光源を複数設け、
被写体センサ70の検出結果に応じてこれら複数の上部
光源を選択的に発光するように制御を行う。
上部光源26に代わって、上部光源29a〜29dを、
筐体80の天井部分に設けている。第1実施形態におけ
る上部光源26では、被写体の髪の質感を表現すること
ができる。しかし、上部光源26は、単一の光源であ
り、全体的に発光するので、被写体の顔に現れる陰影を
微妙に表現することが難しい。そこで、本実施形態で
は、撮影品質を向上するために、上部光源を複数設け、
被写体センサ70の検出結果に応じてこれら複数の上部
光源を選択的に発光するように制御を行う。
【0041】制御部31は、被写体センサ70が検出し
た被写体の前後方向位置に応じて、上部光源29a〜2
9dの内のいずれを発光させるかを選択する。例えば、
被写体が前方に位置している場合には、上部光源29a
を発光して、他の上部光源29b〜29dを消灯とす
る。被写体が後方に位置している場合には、上部光源2
9dを発光して、他の上部光源29a〜29cを消灯と
する。被写体が中間の位置に居る場合には、その位置に
応じて、上部光源29b又は29cを発光させる。
た被写体の前後方向位置に応じて、上部光源29a〜2
9dの内のいずれを発光させるかを選択する。例えば、
被写体が前方に位置している場合には、上部光源29a
を発光して、他の上部光源29b〜29dを消灯とす
る。被写体が後方に位置している場合には、上部光源2
9dを発光して、他の上部光源29a〜29cを消灯と
する。被写体が中間の位置に居る場合には、その位置に
応じて、上部光源29b又は29cを発光させる。
【0042】本実施形態によれば、上部光源を複数設け
て、被写体の位置に応じて、より細かく照明の位置を変
更するようにしたので、更に撮影品質を向上することが
できる。
て、被写体の位置に応じて、より細かく照明の位置を変
更するようにしたので、更に撮影品質を向上することが
できる。
【0043】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。 (1)各実施形態において、側壁部81,82は、白色
とする例を示したが、これに限らず、例えば、撮影画像
をより立体的に表現したり、背景を着色する場合にその
色の反射光を防ぐために、側壁部を黒くしてもよい。ま
た、肌色をきれいに再現するために、肌色の側壁部とし
てもよい。
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。 (1)各実施形態において、側壁部81,82は、白色
とする例を示したが、これに限らず、例えば、撮影画像
をより立体的に表現したり、背景を着色する場合にその
色の反射光を防ぐために、側壁部を黒くしてもよい。ま
た、肌色をきれいに再現するために、肌色の側壁部とし
てもよい。
【0044】(2)各実施形態において、側壁部81,
82は、光源を備えていない例を示したが、これに限ら
ず、光源を備えて、被写体センサ70の位置に応じて発
光する光源を選択するようにしてもよい。
82は、光源を備えていない例を示したが、これに限ら
ず、光源を備えて、被写体センサ70の位置に応じて発
光する光源を選択するようにしてもよい。
【0045】(3)各実施形態において、前部光源22
〜25は、左右では均等に発光する例を示したが、これ
に限らず、例えば、撮影モードの選択肢により多彩な表
現を行うモードを備えて、選択した撮影モードに応じ
て、左右の発光量バランスを調整するようにしてもよ
い。
〜25は、左右では均等に発光する例を示したが、これ
に限らず、例えば、撮影モードの選択肢により多彩な表
現を行うモードを備えて、選択した撮影モードに応じ
て、左右の発光量バランスを調整するようにしてもよ
い。
【0046】(4)各実施形態において、被写体センサ
70は、側壁部81,82に格子状に設けた例を示した
が、これに限らず、例えば、側壁部に設けたセンサで
は、前後方向の位置のみを検出し、天井部84に被写体
までの距離を測定することにより高さを検出するセンサ
を設けてもよい。
70は、側壁部81,82に格子状に設けた例を示した
が、これに限らず、例えば、側壁部に設けたセンサで
は、前後方向の位置のみを検出し、天井部84に被写体
までの距離を測定することにより高さを検出するセンサ
を設けてもよい。
【0047】(5)各実施形態において、被写体センサ
70は、赤外線の投受光により被写体を検出する例を示
したが、これに限らず、例えば、複数のカメラにより被
写体を検出して、画像処理により被写体の位置を検出し
てもよいし、床面に被写体が立つと入力されるスイッチ
又は圧力センサなどを使用してもよい。
70は、赤外線の投受光により被写体を検出する例を示
したが、これに限らず、例えば、複数のカメラにより被
写体を検出して、画像処理により被写体の位置を検出し
てもよいし、床面に被写体が立つと入力されるスイッチ
又は圧力センサなどを使用してもよい。
【0048】(6)各実施形態において、画像処理によ
り被写体の静止を検出する例を示したが、これに限ら
ず、例えば、画像処理により撮影画像中における被写体
の配置を検出して、適正な撮影位置となるように、撮影
装置を移動したり、画像処理により撮影範囲を変更する
等の調整を行うようにしてもよい。
り被写体の静止を検出する例を示したが、これに限ら
ず、例えば、画像処理により撮影画像中における被写体
の配置を検出して、適正な撮影位置となるように、撮影
装置を移動したり、画像処理により撮影範囲を変更する
等の調整を行うようにしてもよい。
【0049】(7)各実施形態において、照明装置は、
全て光源である例を示したが、これに限らず、例えば、
照明装置の内の一部を、いわゆるレフ版等の、自らは発
光せずに、他の発光光源からの光を反射することにより
被写体を照明する反射照明装置としてもよい。
全て光源である例を示したが、これに限らず、例えば、
照明装置の内の一部を、いわゆるレフ版等の、自らは発
光せずに、他の発光光源からの光を反射することにより
被写体を照明する反射照明装置としてもよい。
【0050】以上詳しく説明したように、本発明によれ
ば、複数の照明装置を制御部により制御するので、撮影
する構図に最適な照明を行うことができる。また、撮影
モードに応じて、若しくは、被写体状態検出装置の検出
結果に応じて、制御を行うので、撮影する構図、照明等
が最適な撮影を簡単に行うことができる。
ば、複数の照明装置を制御部により制御するので、撮影
する構図に最適な照明を行うことができる。また、撮影
モードに応じて、若しくは、被写体状態検出装置の検出
結果に応じて、制御を行うので、撮影する構図、照明等
が最適な撮影を簡単に行うことができる。
【図1】本発明による撮影システムの第1実施形態の概
要を示す透視図である。
要を示す透視図である。
【図2】図1に示した撮影システムを、説明のために展
開して示した図である。
開して示した図である。
【図3】処理装置30を中心として、撮影システム全体
を示す制御ブロック図である。
を示す制御ブロック図である。
【図4】処理装置30の外観を示す図である。
【図5】被写体センサを説明する図である。
【図6】撮影システムの動作全体の概要を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図7】図6におけるS50の撮影処理を更に詳しく示
したフローチャートである。
したフローチャートである。
【図8】全身撮影を行うときの被写体の立ち位置と構図
を示す図である。
を示す図である。
【図9】図8に示す状態における照明装置の発光する位
置を示す図である。
置を示す図である。
【図10】バストアップ撮影を行うときの被写体の立ち
位置と構図を示す図である。
位置と構図を示す図である。
【図11】図10に示す状態における照明装置の発光す
る位置を示す図である。
る位置を示す図である。
【図12】第2実施形態における撮影システムを、図2
と同様に説明のために展開して示した図である。
と同様に説明のために展開して示した図である。
10 撮影装置
21〜25 前部光源
26 上部光源
27 背部光源
28 下部光源
29a〜29d 上部光源
30 処理装置
35 表示操作部
36〜40 外部記憶装置
61,62 スピーカ
70 被写体センサ
73 受光部
74 投光部
80 筐体
81,82 側壁部
83 背景部
84 天井部
85 床部
86 前壁部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03B 15/02 G03B 15/02 J
17/38 17/38 B
H04N 7/18 H04N 7/18 U
Claims (15)
- 【請求項1】 撮影装置と、 前記撮影装置により撮影される被写体を異なる位置及び
/又は方向から照明する複数の照明装置と、 画像情報を出力する出力装置と、 前記撮影装置及び前記照明装置を制御して撮影を行う制
御部と、 前記制御部に接続され、前記制御部からの情報の表示、
及び/又は、前記制御部への操作入力を行うことができ
る表示操作部と、 を備える撮影システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の撮影システムにおい
て、 前記制御部は、前記表示操作部により指定された撮影モ
ードに応じて、制御の動作を変更すること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の撮影シス
テムにおいて、 前記被写体の位置及び/又は動きを検出する被写体状態
検出装置を備え、 前記制御部は、前記被写体状態検出装置の検出結果に応
じて、制御の動作を変更すること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項4】 請求項3に記載の撮影システムにおい
て、 前記被写体状態検出装置は、前記被写体の高さを検出可
能であること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の撮影シス
テムにおいて、 前記制御部は、前記被写体状態検出装置の検出結果に応
じて、撮影範囲を調整すること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項6】 請求項3から請求項5までのいずれか1
項に記載の撮影システムにおいて、 前記制御部は、被写体が所定時間静止していることを前
記被写体状態検出装置により検出した場合に、撮影を開
始すること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項7】 請求項3から請求項5までのいずれか1
項に記載の撮影システムにおいて、 前記制御部は、被写体が第1の所定時間静止しているこ
とを前記被写体状態検出装置により検出した場合に、撮
影を開始する合図を行い、その後、前記被写体が第2の
所定時間静止していることを前記被写体状態検出装置に
より検出した場合に、撮影を開始すること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
項に記載の撮影システムにおいて、 前記制御部が行う制御は、前記照明装置の内いずれの照
明装置を使用するかの光源選択制御、及び/又は、前記
照明装置の光量を変更する光量選択制御を含むこと、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項9】 請求項3から請求項8までのいずれか1
項に記載の撮影システムにおいて、 前記被写体状態検出装置は、赤外線を投光及び受光する
赤外線センサにより、前記被写体を検出すること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項10】 請求項3から請求項9までのいずれか
1項に記載の撮影システムにおいて、 前記被写体状態検出装置は、前記撮影装置により撮像さ
れる画像に対して、画像処理を行うことにより、前記被
写体の移動状態、及び/又は、位置を検出すること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項11】 請求項1から請求項10までのいずれ
か1項に記載の撮影システムにおいて、 前記照明装置は、前記被写体の前方から光を照射する前
部光源に加えて、 前記被写体の上方から光を照射する上部光源,前記被写
体の後方から光を照射する背部光源,前記被写体の下方
から光を照射する下部光源のうち、少なくとも1つを含
むこと、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項12】 請求項1から請求項11までのいずれ
か1項に記載の撮影システムにおいて、 前記照明装置には、自らは発光せずに、他の発光光源か
らの光を反射することにより前記被写体を照明する反射
照明装置を含むこと、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項13】 請求項1から請求項12までのいずれ
か1項に記載の撮影システムにおいて、 記憶媒体に対して情報を保存及び/又は読込む外部記憶
装置を備え、 前記出力装置は、前記外部記憶装置を含むこと、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項14】 請求項13に記載の撮影システムにお
いて、 前記出力装置は、前記撮影装置により撮影した画像の他
に、前記記憶媒体から読込む画像の出力を行うことがで
きること、 を特徴とする撮影システム。 - 【請求項15】 請求項1から請求項14までのいずれ
か1項に記載の撮影システムにおいて、 外部からの光による悪影響を防止しする遮光部と、 背景の不要物が撮影されないようにする背景部と、 を有し、 被写体となる人物が、内部に入ることができる略箱状の
筐体を備えること、 を特徴とする撮影システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001297433A JP2003107574A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 撮影システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001297433A JP2003107574A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 撮影システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003107574A true JP2003107574A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19118517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001297433A Pending JP2003107574A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 撮影システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003107574A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005195857A (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Make Softwear:Kk | 写真自動販売機の制御方法、写真自動販売機、および写真自動販売機の制御プログラム |
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- 2001-09-27 JP JP2001297433A patent/JP2003107574A/ja active Pending
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