JP2003177460A - 写真撮影装置および方法 - Google Patents

写真撮影装置および方法

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JP2003177460A
JP2003177460A JP2001377409A JP2001377409A JP2003177460A JP 2003177460 A JP2003177460 A JP 2003177460A JP 2001377409 A JP2001377409 A JP 2001377409A JP 2001377409 A JP2001377409 A JP 2001377409A JP 2003177460 A JP2003177460 A JP 2003177460A
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Teruhiro Akamatsu
彰宏 赤松
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変化に富んだカメラアングルや背景状態での撮
影を可能とする写真撮影装置とその方法を提供する。 【解決手段】撮影ブース9内において複数の撮影光軸で
撮影しうるように構成された撮影手段6A,6Bを備
え、被写体2の撮影位置を撮影ブース9内における複数
箇所において撮影を行いうるように構成した。こうする
ことにより、変化に富んだカメラアングルや背景状態で
の撮影を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームセンター等
に設置され、硬貨等の投入により使用者を含む被写体を
撮影し、撮影画像を写真プリント等として販売する写真
自販機の写真撮影装置およびその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲームセンター等において、写真
を撮影してシールプリント等にする写真自販機が数多く
設置されている。このような写真自販機に採用されてい
るシステム構成としては、一般に、図11に示すような
ものが用いられている。このものは、本体52の内部
に、略45°の角度をもってハーフミラー53が設けら
れている。このハーフミラー53の奥に、使用者54を
撮影するカメラ55が設けられ、ハーフミラー53の下
方には、上記カメラ55で撮影された画像を表示するモ
ニタ56が設けられている。図において51はコントロ
ーラ、57は写真プリント58を印刷するプリンタであ
る。
【0003】上記写真自販機では、ハーフミラー53を
透してカメラ55で撮影された画像がモニタ56に表示
され、このモニタ56に表示された画像がハーフミラー
53に反射して使用者54によって確認できるようにな
っている。そして、使用者54は、モニタ56に映った
自分の姿を確認しながら所望のポーズをとり、好みのと
ころでコントローラ51を操作して静止画を撮影するこ
とが行われる。そして、この静止画は、適当な背景色等
と合成されて写真プリント58として印刷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような方式であると、カメラ55が固定的に取付けられ
ているので、使用者54を正面から撮影する単一機能と
なり、プリントされた写真のバリエーションが単調なも
のとなる。同時に、背景として配置された絵柄や色彩等
からなる背景色等と使用者との相対位置関係も一種類に
限られるので、やはり単調な写真になる傾向が強くな
る。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、被撮影者である被写体と背景色等との組合せ関
係を、より豊富なものにする写真撮影装置とその方法の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、使用者を含む被写体の撮影を行う撮影ブ
ースと、上記撮影ブース内において複数の撮影光軸で撮
影しうるように構成された撮影手段とを備え、被写体の
撮影位置を撮影ブース内における複数箇所において撮影
を行いうるようになっている写真撮影装置を第1の要旨
とする。
【0007】一方、上記目的を達成するために、本発明
は、使用者を含む被写体の撮影を行う撮影ブースと、上
記撮影ブース内において複数の撮影光軸で撮影しうるよ
うに構成された撮影手段とを準備し、被写体の撮影位置
を撮影ブース内における複数箇所において撮影を行うよ
うにした写真撮影方法を第2の要旨とする。
【0008】すなわち、本発明の第1の要旨である写真
撮影装置は、上記撮影ブース内において複数の撮影光軸
で撮影しうるように構成された撮影手段を備え、合わせ
て、被写体の撮影位置を撮影ブース内における複数箇所
において撮影を行いうるように構成されている。このよ
うに複数の撮影光軸を採用することにより、いわゆるカ
メラアングルが多様化され、被写体を種々な方向から撮
影できて、被写体と背景色等との相対位置関係が豊富な
ものとなる。よって、プリントされた写真は、被写体と
背景色等との調和が最適な状態になり、しかも、被写体
と撮影光軸(カメラアングル)がその人の好みに合った
態様になり、使用者の満足度をより高めた写真が提供で
きる。
【0009】さらに、被写体が撮影ブース内を適当に移
動できるように、撮影ブース内の床の広さや床面形状を
設定しておくことにより、被写体は自己の撮影位置を複
数箇所にわたって適宜選び、背景色等やスクリーン等と
の関係を好みに合わせてより一層豊富にすることがで
き、上記のような満足度を著しく高めることができる。
このように、撮影位置が複数箇所になし得ることは、背
景色等やスクリーンとの組合せ関係を多様化させるの
に、非常に有効である。
【0010】上述のような作用効果は、カメラと被写体
との間における複数化された撮影光軸と、被写体の複数
箇所とされた撮影位置と、背景色等との3者を合理的に
複合させたことが基本的な発想となって、得られてい
る。
【0011】一方、本発明の第2の要旨である写真撮影
方法は、上記撮影ブース内において複数の撮影光軸で撮
影しうるように構成された撮影手段を備え、合わせて、
被写体の撮影位置を撮影ブース内における複数箇所にお
いて撮影を行いうるように構成されている。
【0012】したがって、第1の要旨と同様な複数の撮
影光軸や撮影個所が、撮影方法に反映されて、上記第1
の要旨と同様な作用効果が得られる。
【0013】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、上記撮影手段が、撮影光軸の角度を変更することに
より複数の撮影光軸で撮影しうるように構成されている
場合には、被写体を種々な角度から撮影できるので、被
写体と背景色等との相対位置をより豊かに選ぶことがで
きて、満足度の高い写真が提供できる。また、被写体を
種々な角度から撮影できることは、被写体の得意とする
ポーズアングルをカメラに対して取るのと同時に、背景
色等に対しても得意なポーズを取ることが可能となる。
【0014】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、上記撮影手段が、撮影ブース内に突出するよう設け
られている場合には、撮影手段が突出していることによ
り撮影光軸の向きを潤沢に確保できる。もし、透明ガラ
スの背後に撮影手段が配置されているような場合であれ
ば、透明ガラスの周縁部材が撮影光軸を妨げることにな
り、上記のような利点が得られなくなる。また、上記の
突出により撮影光軸の変化を確保するための機構的なス
ペースが十分に求められる。
【0015】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、撮影ブース内の複数箇所の壁面をバックとして撮影
を行いうる場合には、壁面を形成するブース素材の質感
やその素材が有している色柄等を、上記の複数の撮影光
軸や撮影位置によって最適な状態で活用できる。このよ
うにして、できあがった写真は被写体と背景色等が最適
の調和となる。
【0016】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、撮影ブース内に複数のバックスクリーンを存在させ
ている場合には、複数のバックスクリーンを上記の複数
の撮影光軸や撮影位置によって最適な状態で活用でき
る。このようにして、できあがった写真は被写体と背景
色等が最適の調和となる。
【0017】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、撮影ブースの出入り口がバックスクリーンとなりう
るカーテンにより外部と仕切られている場合には、カー
テンにバックスクリーンとしての機能と外部との遮断機
能とを果たさせることとなり、ブースの構成部材を多機
能化するのに有効である。すなわち、本来バックスクリ
ーンとしての機能が期待されていなかったブースの構成
部材が、バックスクリーンの役割を果たしているのであ
る。合わせて、カーテン内面の色合いと壁面を構成する
素材の色合いを、同じまたは近似したものにしておくこ
とにより、実質的にカーテンが存在しないような形態で
バックスクリーンを形成することができる。
【0018】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、上記バックスクリーンが背景合成用のスクリーンで
ある場合には、被写体画像とバックスクリーンの表面状
態とを明確に識別した上で、例えば、背景色等記憶手段
から読み出された背景色等と合成するのに好適である。
特に、上記のカーテンがバックスクリーンの1部を形成
しているという構成のもとでは、カーテンの存在に影響
されることなく、本来のバックスクリーンの機能を十分
に発揮させることができる。
【0019】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、撮影ブースの天井面近傍にミラーが設けられ、上記
ミラーに反射する被写体を撮影しうるように構成されて
いる場合には、被写体の反射像をミラーを介して撮影手
段に収録するので、撮影手段を撮影ブースの上方に配置
する必要がなく、構造簡素化と原価低減にとって有効で
ある。また、被写体は空を見上げたようなポーズを取る
ことができるので、写真のバリエーションが幅広くな
る。
【0020】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、上記ミラーがハーフミラーである場合には、被写体
の反射光の強度が低減された状態で撮影されるので、で
きあがった被写体画像は、明るさが押えられたトーンの
ものとなり、独特な味合いがかもし出せる。
【0021】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、上記ミラーが湾曲ミラーである場合には、被写体が
湾曲ミラーの湾曲形状や湾曲度合いに応じて変形した被
写体画像となるので、コミカルな写真が湾曲ミラーの特
質を生かして入手することができる。
【0022】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、上記ミラーが凸面鏡である場合には、凸面鏡独特の
特定箇所を拡大した被写体画像となるので、被写体自体
の個性を強調した写真が得られる。
【0023】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、上記撮影ブースを形成する内面に向かって閃光を照
射する閃光照明装置を備え、上記閃光照明装置の壁面で
の反射光により被写体を撮影するように構成されている
場合には、上記反射光が撮影ブース内に無数の方向性を
もって被写体に照射されるので、被写体には影にともな
う陰影がほとんどなくなり、はつらつとした明るさに満
ちた写真が得られる。そして、このような写真が、上述
のように複数の撮影光軸や複数の撮影箇所の利点と複合
することにより、より新鮮味の高い写真が完成する。
【0024】本発明の写真撮影装置および方法におい
て、撮影ブース内の撮影領域における光量が実質的に均
一になるよう設定されている場合には、撮影ブース内で
撮影する箇所のどこであっても閃光照明の光量が実質的
に均一化されるので、バックスクリーンに影ができたり
せず、他の背景画像との合成が首尾よく行えて、上述の
ような良好な写真が入手できる。特に、撮影ブース内の
撮影領域における光量の適正化であるから、いわゆる必
要な箇所の光量制御を行えばよく、したがって、閃光照
明装置の配置個数や照明光度を合理的に選定し、照明手
段の簡素化や原価低減にとって有効である。
【0025】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0026】図は、本発明の写真撮影装置および方法の
一実施の形態を示す図であり、図1および図2は、写真
自販機に本発明の写真撮影装置が組込まれている態様を
図示している。
【0027】さらに、以下に説明する実施の形態は、写
真撮影装置および方法と、それを実施する際に必要な閃
光照明装置との組合わせとされている。
【0028】図1,図2に示されているように、ここで
は、撮影専用として設置された撮影ブースと、その撮影
画像情報を被写体自身の好みに合わせ編集する編集ブー
スとに分割された形式を例示している。
【0029】この写真自販機は、内部および前面に各種
の装置が設けられた筐体1と、上記筐体1の上から被写
体2の背後まで達するように突き出された天井部3Aと
を備えている。
【0030】そして、上記天井部3Aの両側には図1の
奥側の側壁5Aと手前側に配置されている側壁5B(図
1には表れていない)が形成されている。これらの側壁
5A,5Bは、例えば、合成樹脂製のパネルや皺のない
状態で張られたシート材で形成されている。側壁5A,
5Bには、出入口4Aが設けられ、そこにカーテン4が
吊り下げられている。被写体2の背後にはバックスクリ
ーン28が配置されている。このバックスクリーン28
は、動作ローラ28Eに巻き取られる構造とされ、複数
の色彩のバックスクリーンが選べるようになっている。
ここでは、例えば黄色のバックスクリーン28Cとピン
クのバックスクリーン28Dの2色式である。
【0031】上記筐体1の前面部,天井部3A,カーテ
ン4,図1の奥側の側壁5Aと手前側に配置されている
側壁5B,床面3B,バックスクリーン28等で囲まれ
た空間により被写体2の撮影用ブースが形成され、上記
筐体1が撮影用ブースの一部を構成するようになってい
る。なお、撮影ブースは上記のように空間部として形成
され、それは、符号9で示されている。なお、通常は、
手前側の側壁5Bの側にも出入口やカーテンが配置され
ている。
【0032】上記筐体1の内部には、被写体2を撮影す
るカメラ6Aが設けられ、上記筐体1のカメラ6Aの被
写体2側に位置する面には、ガラス等の透明板7が嵌め
込まれている。また、上記筐体1の前面には、その上部
と下部に、被写体2に対して正面から閃光を照射して照
明するストロボ8が設けられている。また、別のカメラ
6Bが、撮影ブース9内に突出した状態で枠材10に取
付けられている。
【0033】図3は、上記カメラ6Bが枠材10に取付
けられている状態を、拡大した正面図として示してい
る。
【0034】上記筐体1の内部には、上記カメラ6A,
6Bから画像データを受信して画像記憶等を行うコンピ
ュータ装置11が設けられている。また、上記筐体1の
被写体2側には、被写体2の好みのポーズ等が画像表示
されるディスプレイ12が配置されている。このディス
プレイ12には、カメラ6A,6Bからの画像信号がコ
ンピュータ装置11に入力され、これを被写体2が操作
して読み出すようになっている。なお、符号13は、デ
ィスプレイ12に備付けられて操作信号を入力するタッ
チペンである。このような操作信号の入力は、タッチペ
ン13に限らずボタン式や操作レバー式に代えて行って
もよい。また、符号16は、筐体1に取付けられたスピ
ーカであり、コンピュータ装置11からの信号で動作
し、被写体2に対して指示事項を音声で案内する。
【0035】さらに、上記筐体1には、コイン検出を行
うコインセレクタ14、すなわち対価を受領する手段が
設けられている。また、種々なポーズや背景色等との組
合わせで多数の写真が撮影されるのであるが、それを編
集するためには多数の写真を後述するサーバ18から別
の編集用のコンピュータ装置19で呼び出せるようにし
ておく必要がある。そのために、記録カードが取出せる
カードプリンタ15が設けられている。このカードプリ
ンタ15からは画像番号等が印字されたメモリー用紙を
出力してもよく、あるいは、磁気カードの形で出力して
もよい。
【0036】上記のメモリー用紙や磁気カードに代え
て、上記コンピュータ装置11に記憶させた暗証番号で
編集用のコンピュータ装置19を使用できるようにして
もよい。
【0037】撮影ブースでの撮影メモリー、例えば、磁
気カードを媒体にして編集ブースで編集作業が行われ
る。編集ブースは符号17で示され、サーバ18を介し
て編集用のコンピュータ装置19が撮影用のコンピュー
タ装置11に接続されている。編集ブース17には、上
記磁気カードの読取装置19A,編集用のディスプレイ
20とそのタッチペン21,プリンタ22,カッタ23
等が配置され、また、符号24はプリンタ22から出て
きた印刷媒体である。なお、符号25はスピーカであ
る。
【0038】以上に説明した撮影ブース9と編集ブース
17における動作を説明する。
【0039】被撮影者である被写体2が撮影ブース9内
に入り、まず、所定額のコインをコインセレクタ14に
入れ、ここでコインがチェックされ金額等が正常である
かどうかが判定される。これによって、使用可能となっ
たコンピュータ装置11からの信号を受けてディスプレ
イ12に操作手順が表示され、被写体2はこの手順にし
たがってディスプレイ12の表面をタッチペン13でタ
ップ(軽く叩く)等することにより、各種の操作信号が
コンピュータ装置11に送られる。この操作の途上で、
被写体2は自己の画像をディスプレイ12で確認しなが
ら気に入った画像になったタイミングでシャッタ操作が
行われる。
【0040】上記シャッタ操作で撮影された画像データ
は、コンピュータ装置11を経てサーバ18に格納され
る。このとき、各撮影画像の画像データにそれぞれ撮影
画像番号等が割当てられ、各画像データは、上記撮影画
像番号等と関連付けた形でサーバ18に格納される。そ
して、撮影画数が所定の数量になったときには、撮影画
像番号等の信号がコンピュータ装置11からカードプリ
ンタ15へ送られており、被写体2は撮影画像番号等が
印字等により記録されたメモリー用紙あるいは磁気カー
ド等をカードプリンタ15から受領する。
【0041】ついで、被写体2は編集ブース17に入
り、上記の磁気カードを読取装置19Aにセットしたり
メモリー用紙を見ながら編集用のディスプレイ20にタ
ッチペン21を用いて撮影画像番号等を打込んだりする
ことにより、上記サーバ18に格納された画像データを
コンピュータ装置19に読み出して、ディスプレイ20
に表示する。そして、被写体2は、ディスプレイ20に
表示された撮影画像を吟味して、気に入った撮影画像を
選定し、編集作業を行う。
【0042】この編集作業は、例えば、上記タッチペン
21を用いて行われ、タッチペン21の先端をディスプ
レイ20の表面に接触させて文字や図形等を描いて入力
しうるようになっており、手書き入力された文字・図形
等の画像データやスタンプ画像等を、上記の撮影画像に
コンピュータ装置19で合成する。この合成された画像
をディスプレイ20に表示させ、最終的に確認してから
この合成画像をプリンタ22で印刷して、編集ブース1
7での作業が完了する。
【0043】図1,図2は、撮影ブース9と編集ブース
17とが分離した形態であるが、本発明を実施しその利
点を享受するに当たっては、上記両ブース9,17を一
体化して撮影と編集および印刷を同一筐体で行う形態に
しても、何ら変わるところはない。
【0044】つぎに、本発明の要旨をなす複数の撮影光
軸や複数の撮影位置に関して、説明をする。
【0045】図1に示した撮影手段であるカメラ6A,
6Bは、被写体の指示により位置や向きを自由に変更で
きるように構成されている。カメラ6Aは、上下方向に
固定された真直ぐなレール26にスライド移動可能に取
付けられている。また、撮影ブース9内に突出している
カメラ6Bは、上下・左右・斜め等のあらゆる方向に回
動できる状態で取付けられている。これら両カメラの可
動取付け構造は、一般的なレールガイド機構、ユニバー
サルな首振り機構等を採用することにより、容易に実施
することができる。
【0046】このようなカメラの移動方向や範囲は、図
4に種々な形態として示されている。(A)は、図1の
カメラ6Aを正面から見た図であり、2点鎖線図示の枠
線27は透明板7の枠部材を示している。(B)は、左
右に移動する場合、(C)は、上下左右に、いわゆる+
型のレール26であり、これを×型のレール26として
もよい。(D)は、(A)に示した構造をダブル型にし
た場合である。また、(E)は、側面から見た図であ
り、上下方向のレール26が円弧型になっていて撮影光
軸が円弧移動にしたがって撮影光軸の角度を変更してい
る。
【0047】上述の説明は、主として複数の撮影光軸の
実現手法であるが、図5には、複数の撮影光軸の選定
と、被写体の撮影位置を複数箇所とした両者の複合形態
が示されている。
【0048】図5の(A)は、カメラ6Aが左右に移動
できるように支持され、被写体2は実線図示の位置に立
ったり、2点鎖線図示の位置に立ったりする。このよう
に撮影位置を色々と選べるようにするために、撮影ブー
ス9の床面の広さや床面形状が選定されている。例え
ば、(A)においては、少なくともカメラ6Aの移動範
囲に対応できる床面3Bの広さが設定してある。そし
て、被写体2が移動し、かつカメラ6Aが移動すること
により、カメラ6Aと被写体2の相対位置関係を多様に
選ぶことができ、また、カメラ6Aとカーテン4側の側
壁5Cや側壁5Aとの相対位置関係も多様に選ぶことが
できて、できあがった写真のバリエーションが一層豊か
なものとなる。
【0049】同図(B)は、円弧型のレール26にカメ
ラ6Aをスライド移動可能に取付けたもので、(A)の
場合と同様に多様化された撮影画像が得られる。さら
に、ここでは、複数のバックスクリーン28A,28B
を側壁5A,5Bに沿わせて配置し、実線図示の被写体
2や2点鎖線図示の被写体2のいずれの場合であって
も、カメラ6Aの位置を変えることによって、両バック
スクリーン28A,28Bの両方を任意に選ぶことがで
きる。したがって、被写体2の好みに合わせた背景の色
彩や画像が選択できる。
【0050】上述の実施の形態による作用効果を説明す
る。
【0051】すなわち、複数の撮影光軸を採用すること
により、いわゆるカメラアングルが多様化され、被写体
2を種々な方向から撮影できて、被写体2と背景色等と
の相対位置関係が豊富なものとなる。よって、プリント
された写真は、被写体2と背景色等との調和が最適な状
態になり、しかも、被写体2と撮影光軸(カメラアング
ル)がその人の好みに合った態様になり、使用者の満足
度をより高めた写真が提供できる。
【0052】さらに、被写体2が撮影ブース9内を適当
に移動できるように、撮影ブース9内の床の広さや床面
形状を設定しておくことにより、被写体2は自己の撮影
位置を複数箇所にわたって適宜選び、背景色等やスクリ
ーン等との関係を好みに合わせてより一層豊富にするこ
とができ、上記のような満足度を著しく高めることがで
きる。このように、撮影位置が複数箇所になし得ること
は、背景色等やスクリーンとの組合せ関係を多様化させ
るのに、非常に有効である。
【0053】図4(E),図5(B)(C),図6
(A)(B)等に示されている実施の形態は、撮影光軸
の角度を変更する場合である。それ以外は、上記実施の
形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付してい
る。
【0054】上記の撮影光軸の角度変更は、カメラ6B
をユニバーサルに揺動させたり、円弧型のレール26に
沿って移動させたりすることにより、容易に実現する。
それ以外は、上記実施の形態と同様の作用効果を奏す
る。
【0055】図1,図5(B)(C),図6等に示され
ている実施の形態は、カメラ6A,6Bが撮影ブース9
内に突出するように設けられている場合である。それ以
外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には
同じ符号を付している。
【0056】カメラ6Aが突出していることにより撮影
光軸の向きを潤沢に確保できる。もし、透明ガラスの背
後にカメラが配置されているような場合であれば、透明
ガラスの周縁部材が撮影光軸を妨げることになり、上記
のような利点が得られなくなる。また、上記の突出によ
り撮影光軸の変化を確保するための機構的なスペースが
十分に求められる。それ以外は、上記各実施の形態と同
様の作用効果を奏する。
【0057】図1,図5,図6に示された実施の形態
は、撮影ブース9内の複数箇所の壁面5A,5B,5C
をバックとして撮影を行いうる場合である。それ以外
は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同
じ符号を付している。
【0058】壁面5A,5B,5Cを形成するブース素
材の質感やその素材が有している色柄等を、上記の複数
の撮影光軸や撮影位置によって最適な状態で活用でき
る。このようにして、できあがった写真は被写体2と背
景色等が最適の調和となる。それ以外は、上記各実施の
形態と同様の作用効果を奏する。
【0059】図5(B)に示されている実施の形態は、
撮影ブース9内に複数のバックスクリーン28A,28
Bを存在させている場合である。ここでは2枚のバック
スクリーン28A,28Bが側壁5A,5Bに沿った状
態で設けられている。それ以外は、上記各実施の形態と
同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0060】上記の複数のバックスクリーン28A,2
8Bを複数の撮影光軸や撮影位置によって最適な状態で
活用できる。特に、バックスクリーンが複数枚とされて
いるので、スクリーンの色彩を多様化することができ
る。このようにして、できあがった写真は被写体と背景
色等が最適の調和となる。それ以外は、上記各実施の形
態と同様の作用効果を奏する。
【0061】図5(A)(B)に示されている実施の形
態は、撮影ブース9の出入り口がバックスクリーンとな
りうるカーテン4により外部と仕切られている場合であ
る。すなわち、出入り口を構成するカーテン4の内面
を、バックスクリーンの機能を果たすようなスクリーン
色彩としてある。それ以外は、上記各実施の形態と同様
であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0062】本来バックスクリーンとしての機能が期待
されていなかったブースの構成部材が、バックスクリー
ンの役割を果たしているのである。合わせて、カーテン
4の内面の色合いと側壁5Cを構成する素材の色合いと
を、同じかまたは近似したものにしておくことにより、
実質的にカーテンが存在しないような形態でバックスク
リーンを形成することができ、複数の被写体2が撮影ブ
ース9内に入っても十分大きなバックスクリーンを使用
することができる。それ以外は、上記各実施の形態と同
様の作用効果を奏する。
【0063】図5(A),(B)に示されている実施の
形態は、上記バックスクリーン28A,28B、あるい
はカーテン4と側壁5Cとの調和された色調の表面が、
背景合成用のスクリーンとされている場合である。上記
の背景合成は、上記ディスプレイ20を操作してバック
スクリーンの色彩等に代わる背景色等が選択されるもの
で、コンピュータ装置19において背景色等との合成が
なされる。例えば、背景色等記憶手段から読み出された
背景色等と合成するのである。
【0064】被写体画像とバックスクリーンの表面状態
とを明確に識別した上で、例えば、背景色等記憶手段か
ら読み出された背景色等と合成するのに好適である。特
に、上記のカーテン4がバックスクリーンの1部を形成
しているという構成のもとでは、カーテン4の存在に影
響されることなく、本来のバックスクリーンの機能を十
分に発揮させることができる。
【0065】図5(C)に示されている実施の形態は、
撮影ブース9の天井面近傍にミラー29が取付けられ、
上記ミラー29に反射する被写体を撮影するものであ
る。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様
の部分には同じ符号を付している。
【0066】被写体2の反射像をミラー29を介してカ
メラ6Bで撮影するので、カメラ6Aを撮影ブース9の
上方に配置する必要がなく、構造簡素化と原価低減にと
って有効である。また、被写体2は空を見上げたような
ポーズを取ることができるので、写真のバリエーション
が幅広くなる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の
作用効果を奏する。
【0067】つぎの実施の形態は、上記ミラー29がハ
ーフミラーとされた場合である。それ以外は、上記各実
施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付し
ている。
【0068】被写体2の反射光の強度が低減された状態
で撮影されるので、できあがった被写体画像は、明るさ
が押えられたトーンのものとなり、独特な味合いがかも
し出せる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用
効果を奏する。
【0069】さらに、つぎの実施の形態は、上記ミラー
29が湾曲ミラーとされた場合である。それ以外は、上
記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号
を付している。
【0070】被写体2が湾曲ミラーの湾曲形状や湾曲度
合いに応じて変形した被写体画像となるので、コミカル
な写真が湾曲ミラーの特質を生かして入手することがで
きる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果
を奏する。
【0071】さらにつぎの実施の形態は、上記ミラー2
9が凸面鏡とされて場合である。それ以外は、上記各実
施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付し
ている。
【0072】上記凸面鏡独特の特定箇所を拡大した被写
体画像となるので、被写体自体の個性を強調した写真が
得られる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用
効果を奏する。
【0073】上記の写真撮影装置および方法を実施する
際には、すぐれた閃光照明装置との組合わせが重要であ
る。
【0074】図6から図9に示された閃光照明装置につ
いて説明する。閃光照明装置全体は符号30で示され、
図8に示されたような照明ボックス31とその内部に配
置されるストロボ32から構成されている。上記照明ボ
ックス31は、平たくて四角い不透明のカバー板33
と、その周辺に結合された透光板34と、カバー板33
の内面に固定されたストロボ32等によって構成されて
いる。この透光板34は、カバー板33の4辺または必
要な辺に結合され、ストロボ32からの閃光が撮影ブー
ス9を形成する内面に向かって照射され易くするため
に、傾斜した状態で配置されている。したがって、カバ
ー板33の4辺に透光板34が結合されている場合に
は、ちょうど角錐台形を呈している。そして、透光板3
4は、例えば、透明または半透明の合成樹脂製の板で作
られている。
【0075】上記照明ボックス31とストロボ32は、
側壁5Aに直交している他の側壁5D側に、ここではカ
バー板33の内面に固定され、ストロボ32の照射方向
は側壁5Aに向けられている。そして、側壁5A,5
B,5C,5D,カバー板33,天井部3Aの内面,床
面3B等は、閃光を反射し易い白色あるいはアイボリー
ホワイトのように明るい表面色とされている。このよう
に隣接した直交壁面に閃光を照射する構造が撮影ブース
9内の複数箇所に配置されていることにより、図6に示
されたような多数の反射光が被写体2に照射され、被写
体2には影のない、あるいは影があっても気にならない
ような閃光照明が施される。
【0076】図6に示された撮影手段であるカメラ6B
は、撮影ブース9内に突出した状態で配置されており、
このカメラ自体は被写体2の撮影位置の移動に追従する
ために、前述のユニバーサル機構で支持されている。な
お、ここでは図示していないが、照明ボックス31を天
井に取付けてもよく、また、床面3Bにストロボ32を
埋設してもよい。
【0077】図9は、ストロボ32が露出した状態で配
置されている場合である。このような構成は、上記カバ
ー板33の反射効果は得られないが、構造を簡素化し減
価低減を図る点で有利である。
【0078】図6から図9に示された実施の形態は、上
記撮影ブース9を形成する内面に向かって閃光を照射す
る閃光照明装置30を備え、上記閃光照明装置30の壁
面での反射光により被写体2を照明して撮影するように
構成されている場合である。それ以外は、上記各実施の
形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付してい
る。
【0079】上記反射光が撮影ブース9内に無数の方向
性をもって被写体2に照射されるので、被写体2には影
にともなう陰影がほとんどなくなり、はつらつとした明
るさに満ちた写真が得られる。そして、このような写真
が、上述のように複数の撮影光軸や複数の撮影箇所の利
点と複合することにより、より新鮮味の高い写真が完成
する。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果
を奏する。
【0080】さらに、図6から図9に示された実施の形
態は、撮影ブース9内の撮影領域における光量が実質的
に均一になるよう設定されている場合である。このよう
な光量の調整は、閃光照明装置30の閃光強度や大き
さ、あるいは配置位置を適宜選定することにより行われ
る。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様
の部分には同じ符号を付している。
【0081】撮影ブース9内において、撮影する箇所の
どこであっても閃光照明の光量が実質的に均一化される
ので、上述のような良好な写真が入手できる。特に、撮
影ブース9内の撮影領域における光量の適正化であるか
ら、いわゆる必要な箇所の光量制御を行えばよく、した
がって、閃光照明装置30の配置個数や照明光度を合理
的に選定し、照明手段の簡素化や原価低減にとって有効
である。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効
果を奏する。
【0082】図10には、他の実施の形態が示されてお
り、上記両ブース9,17を一体化して撮影と編集およ
び印刷を同一筐体で行う場合である。すなわち、図1に
示されている筐体1の中にプリンタ22やカッタ23を
配置し、他方、カードプリンタ15が取除かれている。
【0083】本発明の写真撮影装置および方法は、図1
0から理解できるように、写真自販機における各種の機
能手段と組合されることにより、写真自販機としての商
品価値をより一層向上させることができる。
【0084】すなわち、図1のディスプレイ20に相当
する「撮影画像を表示する手段」が上述の写真撮影装置
および方法に備えられている場合である。上述の写真撮
影装置および方法によって得られる各種の作用効果が、
上記「撮影画像を表示する手段」に相乗されてすぐれた
商品機能の写真自販機が実現する。
【0085】さらに、図示されていないが、カメラのシ
ャッタを操作するボタンスイッチ,タッチペン式の操作
手段、あるいはズーム調節手段等に相当する「撮影装置
を操作する入力手段」が上述の写真撮影装置および方法
に備えられている場合である。上述の写真撮影装置およ
び方法によって得られる各種の作用効果が、上記「撮影
装置を操作する入力手段」に相乗されてすぐれた商品機
能の写真自販機が実現する。
【0086】さらに、図1のスピーカ16,25に相当
する「音声を出力する手段」が上述の写真撮影装置およ
び方法に備えられている場合である。上述の写真撮影装
置および方法によって得られる各種の作用効果が、上記
「音声を出力する手段」に相乗されてすぐれた商品機能
の写真自販機が実現する。
【0087】さらに、図1のコインセレクタ14に相当
する「対価を受領する手段」が上述の写真撮影装置およ
び方法に備えられている場合である。上述の写真撮影装
置および方法によって得られる各種の作用効果が、上記
「対価を受領する手段」に相乗されてすぐれた商品機能
の写真自販機が実現する。
【0088】さらに、図1のプリンタ22に相当する
「撮影画像をプリントアウトする手段」が上述の写真撮
影装置および方法に備えられている場合である。上述の
写真撮影装置および方法によって得られる各種の作用効
果が、上記「撮影画像をプリントアウトする手段」に相
乗されてすぐれた商品機能の写真自販機が実現する。
【0089】さらに、図1のディスプレイ20やタッチ
ペン21に相当する「撮影画像を編集する手段」が上述
の写真撮影装置および方法に備えられている場合であ
る。上述の写真撮影装置および方法によって得られる各
種の作用効果が、上記「撮影画像を編集する手段」に相
乗されてすぐれた商品機能の写真自販機が実現する。
【0090】さらに、図1のディスプレイ20やタッチ
ペン21に相当する「第2画像を入力する手段および受
け付ける手段」が上述の写真撮影装置および方法に備え
られている場合である。これは、撮影画像と上記第2画
像を合成する手段が包含されているもので、上述の写真
撮影装置および方法によって得られる各種の作用効果
が、上記「第2画像を入力する手段および受け付ける手
段」に相乗されてすぐれた商品機能の写真自販機が実現
する。
【0091】以上に掲げた各種の「手段」は、当然のこ
とながら、図1のコンピュータ装置11や19と有機的
に連携している。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本発明の写真撮影装置に
よれば、撮影ブース内において複数の撮影光軸で撮影し
うるように構成された撮影手段を備え、合わせて、被写
体の撮影位置を撮影ブース内における複数箇所において
撮影を行いうるように構成されている。このように複数
の撮影光軸を採用することにより、いわゆるカメラアン
グルが多様化され、被写体を種々な方向から撮影でき
て、被写体と背景色等との相対位置関係が豊富なものと
なる。よって、プリントされた写真は、被写体と背景色
等との調和が最適な状態になり、しかも、被写体と撮影
光軸(カメラアングル)がその人の好みに合った態様に
なり、使用者の満足度をより高めた写真が提供できる。
【0093】さらに、被写体が撮影ブース内を適当に移
動できるように、撮影ブース内の床の広さや床面形状を
設定しておくことにより、被写体は自己の撮影位置を複
数箇所にわたって適宜選び、背景色等やスクリーン等と
の関係を好みに合わせてより一層豊富にすることがで
き、上記のような満足度を著しく高めることができる。
このように、撮影位置が複数箇所になし得ることは、背
景色等やスクリーンとの組合せ関係を多様化させるの
に、非常に有効である。
【0094】また、写真撮影方法としても、上記装置の
場合と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の写真撮影装置を示す側
面図である。
【図2】上記写真撮影装置のブロック図である。
【図3】図1におけるカメラの取付け状態を示す部分的
な正面図である。
【図4】カメラをスライド支持しているレールの各種態
様を示す正面図である。
【図5】撮影ブースを全体的に示す平面図と斜視図であ
【図6】閃光照明装置が配置された撮影ブース全体の平
面図である。
【図7】閃光照明装置の取付け状態を拡大して示した横
断平面図である。
【図8】照明ボックスの斜視図である。
【図9】他の閃光照明装置の取付け状態を拡大して示し
た横断平面図である。
【図10】他の実施の形態を示す側面図である。
【図11】従来の写真撮影装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 被写体,被撮影者 3A 天井部 3B 床面 4 カーテン 4A 出入口 5A,5B,5C,5D 側壁 6A,6B カメラ 7 透明板 8 ストロボ 9 撮影ブース 10 枠材 11 コンピュータ装置 12 ディスプレイ 13 タッチペン 14 コインセレクタ 15 カードプリンタ 16 スピーカ 17 編集ブース 18 サーバ 19 コンピュータ装置 19A 読取装置 20 ディスプレイ 21 タッチペン 22 プリンタ 23 カッタ 24 印刷媒体 25 スピーカ 26 レール 27 枠線 28A,28B,28C,28D バックスクリーン 28E 動作ローラ 29 ミラー 30 閃光照明装置 31 照明ボックス 32 ストロボ 33 カバー板 34 透光板 51 コントローラ 52 本体 53 ハーフミラー 54 使用者 55 カメラ 56 モニタ 57 プリンタ 58 写真プリント
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/08 G03B 15/08 Z 15/10 15/10 15/12 15/12 A H04N 5/238 H04N 5/238 Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者を含む被写体の撮影を行う撮影ブ
    ースと、上記撮影ブース内において複数の撮影光軸で撮
    影しうるように構成された撮影手段とを備え、被写体の
    撮影位置を撮影ブース内における複数箇所において撮影
    を行いうるようになっていることを特徴とする写真撮影
    装置。
  2. 【請求項2】 使用者を含む被写体の撮影を行う撮影ブ
    ースと、上記撮影ブース内において複数の撮影光軸で撮
    影しうるように構成された撮影手段とを準備し、被写体
    の撮影位置を撮影ブース内における複数箇所において撮
    影を行うようにしたことを特徴とする写真撮影方法。
  3. 【請求項3】 上記撮影手段が、撮影光軸の角度を変更
    することにより複数の撮影光軸で撮影しうるように構成
    されている請求項1または2記載の写真撮影装置または
    方法。
  4. 【請求項4】 上記撮影手段が、撮影ブース内に突出す
    るよう設けられている請求項3記載の写真撮影装置また
    は方法。
  5. 【請求項5】 撮影ブース内の複数箇所の壁面をバック
    として撮影を行いうる請求項1〜4のいずれか一項に記
    載の写真撮影装置または方法。
  6. 【請求項6】 撮影ブース内に複数のバックスクリーン
    を存在させている請求項1〜5のいずれか一項に記載の
    写真撮影装置または方法。
  7. 【請求項7】 撮影ブースの出入り口がバックスクリー
    ンとなりうるカーテンにより外部と仕切られている請求
    項1〜6のいずれか一項に記載の写真撮影装置または方
    法。
  8. 【請求項8】 上記バックスクリーンが背景合成用のス
    クリーンである請求項6または7記載の写真撮影装置ま
    たは方法。
  9. 【請求項9】 撮影ブースの天井面近傍にミラーが設け
    られ、上記ミラーに反射する被写体を撮影しうるように
    構成されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の写
    真撮影装置または方法。
  10. 【請求項10】 上記ミラーがハーフミラーである請求
    項9記載の写真撮影装置または方法。
  11. 【請求項11】 上記ミラーが湾曲ミラーである請求項
    9または10記載の写真撮影装置または方法。
  12. 【請求項12】 上記ミラーが凸面鏡である請求項11
    記載の写真撮影装置または方法。
  13. 【請求項13】 上記撮影ブースを形成する内面に向か
    って閃光を照射する閃光照明装置を備え、上記閃光照明
    装置の壁面での反射光により被写体を撮影するように構
    成されている請求項1〜12のいずれか一項に記載の写
    真撮影装置または方法。
  14. 【請求項14】 撮影ブース内の撮影領域における光量
    が実質的に均一になるよう設定されている請求項13記
    載の写真撮影装置または方法。
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