JP2003105192A - 有機化合物低放散性の湿気硬化性組成物 - Google Patents

有機化合物低放散性の湿気硬化性組成物

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JP2003105192A JP2001304630A JP2001304630A JP2003105192A JP 2003105192 A JP2003105192 A JP 2003105192A JP 2001304630 A JP2001304630 A JP 2001304630A JP 2001304630 A JP2001304630 A JP 2001304630A JP 2003105192 A JP2003105192 A JP 2003105192A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケイ素
基を含有する反応性組成物であって、良好な性能と室内
空気への有機化合物の放散量が少ないことを併有する組
成物を提供する。 【解決手段】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
イ素基を含有するオキシアルキレン重合体(A)、1分
子中に少なくとも1個の加水分解性ケイ素基を含有する
アクリル系重合体(B)または1分子中に少なくとも1
個の加水分解性ケイ素基を含有するポリイソブチレン重
合体(C)からなる群から選択される少なくとも1種を
含む反応性組成物(D)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用の分野】1分子中に少なくとも1個の加
水分解性ケイ素基を含有する反応性組成物を塗工した後
の大気中への有機化合物の放散量が少ないため、建築物
の接着剤、シーリング材等に用いた場合、居住者に対す
る影響度が比較的軽微である室温硬化性組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建築物のシーリング材、接着剤として従
来はシリコーン系、ポリウレタン系、ポリサルファイド
系、エポキシ系、変成シリコーン系、溶剤系クロロプレ
ン系、溶剤系酢酸ビニル系等に種々の反応性重合体また
は非反応性重合体が使用されている。
【0003】近年、建築物の主として内部に使用する壁
装材、床材、天井材等部材のシールおよび接着接合にお
いては、シックハウスの観点から居住者の健康への配慮
のため室内空気への有機物の放散量の少ないことが、よ
り求められるようになってきた。また建築物に内部に設
置する家具、空調設備、テレビ等の家電製品についても
同様の要求がある。建築物に使用する接着剤のシーリン
グ材に用いられる重合体や添加剤に含有される有機溶剤
や液状物は、作業性を確保するために好ましいものであ
るが、それらの従来の製品は室内空気に揮発し放散され
やすい性質を有している。放散量の一部はこのような溶
剤や低沸点添加剤由来と推定されているが、これらを除
くと作業性、保存安定性、接着性等が大きく低下する傾
向がある。また、溶剤に溶解せしめた接着剤、シーリン
グ材であって施工後、単に溶剤が揮発し残存した非反応
性重合体が固着する組成物の場合は製品中の溶剤を無く
すことは作業が全くできないことを意味する。
【0004】さらに溶剤や低沸点添加物を除去して高沸
点の添加物を使用しても、放散量が減少しない場合があ
るといわれている。1分子中に少なくとも1個の加水分
解性ケイ素基を含有しない他の湿気硬化性組成物の放散
量を請求項記載のGEV法にて測定した結果、高い放散
量を有することが判った。
【0005】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
イ素基を含有するオキシアルキレン重合体(A)、1分
子中に少なくとも1個の加水分解性ケイ素基を含有する
アクリル系重合体(B)または1分子中に少なくとも1
個の加水分解性ケイ素基を含有するポリイソブチレン重
合体(C)からなる群から選択される少なくとも1種か
ら成りかつ溶剤を添加しない反応性組成物(D)は既に
知られている。しかし、単に溶剤の添加有無だけでは放
散量は規定されず、シックハウスの観点から全有機化合
物または特定の有機化合物の大気への放散量を意図的に
削減せしめた反応性組成物は知られていなかった。
【0006】水系組成物を同用途向けに使用することは
過去から実施されているが、乾燥が遅いという致命的欠
点とともに、場合によっては商業的に必要な作業性改善
のために添加した有機物助剤が放散するケースもある。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は1分
子中に少なくとも1個の加水分解性ケイ素基を含有する
反応性組成物であって、良好な性能と室内空気への有機
化合物の放散量が少ないことを併有する組成物を提供す
ることにある。
【0008】有機化合物の放散量とはいわゆるTVOC
(トータル・ボラタイル・オーガニック・コンパウン
ド;全揮発性有機化合物)といわれるものであり、建築
物の室内に放散されることにより居住者への健康に対し
一定の影響を及ぼすものと言われている。このような建
築物の室内TVOCの測定法はいくつかすでに提案され
ており、また現在でも測定法そのものの検討が鋭意なさ
れている状況である。既知の測定法として知られている
方法のひとつが、ドイツの床接着剤からの放散量の測定
に係る団体であるGEV(ゲマインシャフト・エミッシ
ョンコントリールテ・フェリーゲヴェルクシュトッフェ
・エー・ヴェー)の定めるGEVスペシフィケーション
・アンド・クラシフィケーション・クライテリア200
1年2月14日版に記載の測定法である。
【0009】GEV法の概略は容積100リッター以上
のチャンバーに試料塗工量0.4M2/M3で試験片を投
入し、23℃相対湿度50%の条件下で、新鮮な空気で
換気を0.5回/HRで行うものである。放散量の測定
は、投入後10日目の2時間分のチャンバー排気をすべ
て吸着管で捕集し、その後脱着させて、ガスクロマトグ
ラフィーと質量分析機で同定と定量を行うものである。
同定のレベルは5段階のカテゴリーに分類されており、
トルエン換算で定量をする場合、同定をしない場合等が
定められている。脱着量をチャンバー容積M3あたりに
した値(μg/M3)でTVOCを表す。10日目に測
定するのは、10日以前に揮散するものは施行時から居
住開始までに放散しうるものであり居住者への影響は少
ないと考え、10日以降のものは10日目の放散量で代
表しうると設定されたものと思われる。どの沸点範囲の
溶剤の放散量が少ないと居住者にとって好ましいのかは
一概に言えないと考えられる。
【0010】GEVのTVOC表示のランクは3段階に
別れており、500μg/M3以下をEMICODE
EC−1;Very Low Emission(エミコード イーシ
ー1;非常に低放散量)、500〜1,500μg/M
3をEMICODE EC−2;Low Emission(エミコ
ード イーシー2;低放散量)、1500μg/M3
上をEMICODE EC−3;Not Low Emission
(エミコード イーシー3;低放散量ではない)の3ラ
ンクである。
【0011】また発ガン性(または疑いのある物質)と
してGEV法は7種の化合物(ベンゼン、アクリルアミ
ド、アクリロニトリル、ホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド、酢酸ビニル、1,4ジオキサン)を指定し、1
日目の2時間捕集量をもって測定している。
【0012】平成13年7月の段階で日本の厚生労働省
は室内空気への放散量を規制すべき対象物質として11
物質を定めている。例えば、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼン、スチレン、パラジクロロベンゼン、フタル
酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジ−n−ブチル等
である。
【0013】従来技術による組成物は、高分子量ポリマ
ーの場合や比較的低分子量であっても分子間の凝集力が
高い場合は作業性の確保のため溶剤や流動性改質剤の添
加が必須であり、その寄与も一部あると推定されるが、
予想外に高い放散量となることがGEV放散量の測定結
果で初めて明らかになった。本発明の解決すべき課題は
GEV法によるTVOCがエミコード EC−1を満足
し、かつ厚生労働省が指針値を策定した物質を放散量中
に非検出となる湿気硬化性組成物を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】1分子中に少なくとも1
個の加水分解性ケイ素基を含有するオキシアルキレン重
合体(A)、1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
イ素基を含有するアクリル系重合体(B)または1分子
中に少なくとも1個の加水分解性ケイ素基を含有するポ
リイソブチレン重合体(C)からなる群から選択される
少なくとも1種を必須成分とする反応性組成物(D)
は、従来技術では困難であった低放散量で良好な性能と
することが可能となった。オキシアルキレン重合体
(A)がエポキシ樹脂(E)を含有するする場合も従来
技術では困難であった低放散量を得られた。
【0015】本発明の係る分子中に少なくとも1個の加
水分解性ケイ素基を含有するオキシアルキレン重合体
(A)は1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケイ素
基を含有し、本発明でいう加水分解性ケイ素基は特に限
定されるものではないが、代表的なものを示すと、例え
ば下記一般式(1)で表わされる基が挙げられる。 −(−Si(R1 2-b)Xb−O−)m−Si(R2 3-a)Xa ……(1) 式中、R1およびR2は、いずれも炭素数1〜20のア
ルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜2
0のアラルキル基または(R′)3SiO−で示される
トリオルガノシロキシ基を示し、R1またはR2が2個以
上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっ
ていてもよい。ここでR′は炭素数1〜20の1価の炭
化水素基であり、3個のR′は同一であってもよく、異
なっていてもよい。Xは水酸基または加水分解性基を示
し、Xが2個以上存在するとき、それらは同一であって
もよく、異なっていてもよい。aは0、1、2または3
を、bは0、1または2をそれぞれ示す。また、m個の
一般式(2) −Si(R1 2-b)Xb−O− ……(2) におけるbは異なっていてもよい。mは0〜19の整数
を示す。但し、a+Σb≧1を満足するものとする。
【0016】上記Xで示される加水分解性基は特に限定
されず、従来公知の加水分解性基であればよい。具体的
には、例えば、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、
アルケニルオキシ基等が挙げられる。これらの内では、
水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメ
ート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカ
プト基およびアルケニルオキシ基が好ましいが、加水分
解性が穏やかで取扱いやすいという観点からアルコキシ
基またはアルケニルオキシ基が好ましい。また(a+Σ
b)は1〜5であるのが好ましい。加水分解性ケイ素基
としては、ジメチルモノメトキシシリル基、メチルジメ
トキシシリル基、トリメトキシシリル基、エチルジエト
キシシリル基、トリエトキシシリル基、メチルジイソプ
ロペニルオキシシリル基およびトリイソプロペニルオキ
シシリル基からなる群から選択される少なくとも1種が
加水分解性活性の高い点と分解性が穏やかで取扱いやす
い点とを勘案すると更に好ましい。
【0017】反応性ケイ素基はオキシアルキレン重合体
1分子中に少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個存
在するのがよい。重合体1分子中に含まれる反応性ケイ
素基の数が1個未満になると、硬化性が不充分になり、
良好なゴム弾性挙動を発現しにくくなる。反応性ケイ素
基はオキシアルキレン重合体分子鎖の末端に存在しても
よく、内部に存在してもよい。反応性ケイ素基が分子鎖
の末端に存在すると、最終的に形成される硬化物に含ま
れるオキシアルキレン重合体成分の有効網目鎖量が多く
なるため、高強度、高伸びで、低弾性率を示すゴム状硬
化物が得られやすくなる。
【0018】本発明の(A)成分の重合主鎖を構成する
オキシアルキレ重合体は一般式(3)に示す構造のもの
使用できる。 −R3−O− ……(3) (式中、R3は炭素数1〜4の2価のアルキレン基) 入手容易の点からは、一般式(4): −CH(CH3)CH2−O− ……(4) で示される繰り返し単位を含有するオキシプロピレン重
合体が好ましい。このオキシプロピレン重合体は、直鎖
状であっても分枝状であってもよく、あるいは、これら
の混合物であってもよい。また、他の単量体単位等が含
まれていてもよいが、一般式(4)に表わされる単量体
単位が、重合体中に50重量%以上、好ましくは80重
量%以上存在することが好ましい。
【0019】本発明における高分子量で分子量分布が狭
く(ゲル浸透クロマトグラフィによるMw/Mnが小さ
く)官能基を有するオキシアルキレン重合体は、オキシ
アルキレンの通常の重合法(苛性アルカリを用いるアニ
オン重合法)やこの重合体を原料とした鎖延長反応方法
によって得ることは極めて困難であるが、特殊な重合法
であるセシウム金属触媒、特開昭61−197631
号、特開昭61−215622号、特開昭61−215
623号、特開昭61−218632号に例示されるポ
ルフィリン/アルミ錯体触媒、特公昭46−27250
号及び特公昭59−15336号等に例示される複合金
属シアン化錯体触媒、特開平10−273512に例示
されるポリフォスファゼン塩からなる触媒を用いた方法
等により得ることができる。実用上、複合金属シアン化
錯体触媒を用いる方法が好ましい。なお、反応性ケイ素
基含有オキシアルキレン重合体の分子量分布は、対応す
る反応性ケイ素基導入前の重合体の分子量分布に依存す
るため、導入前の重合体の分子量分布はできるだけ狭い
ことが好ましい。
【0020】反応性ケイ素基の導入は公知の方法で行な
えばよい。すなわち、例えば、以下の方法が挙げられ
る。例えば複合金属シアン化錯体触媒を用いて得られる
オキシアルキレン重合体の場合は特開平3−72527
に、ポリフォスファゼン塩と活性水素を触媒として得ら
れるオキシアルキレン重合体の場合は特開平11−60
723に記載されている。
【0021】(1)末端に水酸基等の官能基を有するオ
キシアルキレン重合体と、この官能基に対して反応性を
示す活性基及び不飽和基を有する有機化合物を反応させ
るか、もしくは不飽和基含有エポキシ化合物との共重合
により、不飽和基含有オキシアルキレン重合体を得る。
次いで、得られた反応生成物に反応性ケイ素基を有する
ヒドロシランを作用させてヒドロシリル化する。
【0022】(2)(1)法と同様にして得られた不飽
和基含有オキシアルキレン重合体にメルカプト基及び反
応性ケイ素基を有する化合物を反応させる。
【0023】(3)末端に水酸基、エポキシ基やイソシ
アネート基等の官能基(以下、Y官能基という)を有す
るオキシアルキレン重合体に、このY官能基に対して反
応性を示す官能基(以下、Y′官能基という)及び反応
性ケイ素基を有する化合物を反応させる。
【0024】このY′官能基を有するケイ素化合物とし
ては、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルジメチルメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリイ
ソプロペニルオキシシラン、γ−アミノプロピルメチル
ジイソプロペニルオキシシランなどのようなアミノ基含
有シラン類;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシランな
どのようなメルカプト基含有シラン類;γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどのよ
うなエポキシシラン類;γ−(メタ)アクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロ
イルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルジメチルメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエト
キシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
メチルジイソプロペニルオキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロイルオキシプロピルトリイソプロペニルオキシシ
ランなどのようなビニル型不飽和基含有シラン類;γ−
クロロプロピルトリメトキシシランなどのような塩素原
子含有シラン類;γ−イソシアネートプロピルトリエト
キシシラン、γ−イソシアネートプロピルジメチルメト
キシシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシ
シランなどのようなイソシアネート含有シラン類;ジメ
チルメトキシシラン、メチルジメトキシシラン、トリメ
トキシシラン、メチルジエトキシシラン、トリエトキシ
シラン、メチルジイソプロペニルオキシシラン、トリイ
ソプロペニルオキシシランなどのようなハイドロシラン
類などが具体的に例示されうるが、これらに限定される
ものではない。
【0025】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
イ素基を含有するアクリル系重合体(B)の製法として
は、ラジカル共重合法、リビング重合法が使用できるが
これに限定されるものではない。重合においては、単量
体を通常の溶液重合法や塊重合法などにより重合させる
ことにより得られる。
【0026】一般的なラジカル重合法の例としては、特
開昭59−168014号、特開昭54−123192
号、特開昭63−112642号等が例示される。
【0027】リビング重合法としては特開平11−08
0249、特開平11−005815、特開平11−1
16617、、特開平11−080571、特開平11
−080570、特開平11−130931、特開平1
1−116763、特開平9−272714号、特開平
9−272715号等が例示される。
【0028】アクリル系重合体(B)に用いられる(メ
タ)アクリル酸エステル単量体は一般式(5)で示され
る単量体が好ましい。 CH2=C(R4)COOR5……(5) 式中、R4は水素原子またはメチル基、R5は置換または
非置換の1価の炭化水素基を示す。
【0029】前記一般式(5)中のR5としては、たと
えばメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、
t−ブチル基、2−エチルヘキシル基などの炭素数1〜
8のアルキル基;ラウリル基、トリデジル基、セチル
基、ステアリル基、炭素数22のアルキル基、ベヘニル基
などの炭素数10以上のアルキル基;グリシジル基、ア
ミノエチル基、ジエチルアミノエチル基などの置換炭化
水素基をあげることができる。これらの中ではR5とし
てメチル基やn−ブチル基、2−エチルヘキシル基、ス
テアリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体
が好ましい。
【0030】これらは単独で用いてもよく、2種以上混
合して用いてもよい。2種以上の(メタ)アクリル酸エ
ステル単量体の混合例としては、炭素数1〜8のアルキ
ル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量
体と炭素数10以上のアルキル基を有する(メタ)アク
リル酸アルキルエステル単量体との組み合わせが、加水
分解性ケイ素基を含有するオキシアルキレン重合体
(A)との混合物の透明性の点から好ましい。また、炭
素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル単量体と炭素数8〜10のアルキル基を
有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体との
組み合わせが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単
量体の取り扱いやすさ及び加水分解性ケイ素基を含有す
るオキシアルキレン重合体(A)との相溶性の点から好
ましい。また別の組み合わせとして、炭素数1〜2のア
ルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル
単量体と炭素数4以上のアルキル基を有する(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル単量体との組み合わせが、経
済性の点から好ましい。本アクリル重合体(B)中には
(メタ)アクリル酸エステル単量体以外の単量体に起因
する単位が含まれていてもよいが、本アクリル系重合体
(B)中の(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体
に起因する単位の量は50重量%以上、さらには70重
量%以上が好ましい。
【0031】(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量
体以外の単量体としては例えばアクリル酸、メタクリル
酸などのカルボン酸基含有単量体;アクリルアミド、メ
タクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミドなどのアミド基、グリシジ
ルアクリレ−ト、グリシジルメタクリレ−トなどのエポ
キシ基、ジエチルアミノエチルアクリレ−ト、ジエチル
アミノエチルメタクリレ−ト、アミノエチルビニルエ−
テルなどのアミノ基を含む単量体;その他アクリロニト
リル、イミノールメタクリレート、スチレン、α−メチ
ルスチレン、アルキルビニルエーテル、塩化ビニル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、エチレンなどのなどの
単量体があげられる。
【0032】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
イ素基を含有するアクリル系重合体(B)は、数平均分
子量で500〜100,000のものが取扱いの容易さ
の点から好ましい。
【0033】本アクリル系重合体(B)にいう加水分解
性ケイ素基は前述の一般式(1)と同一のものを用いる
ことができる。経済性などの点から好ましい加水分解性
ケイ素基は一般式(6) −Si(R2 3-a)Xa……(6) (式中、R2、X、aは前記に同じ)で表わされる基で
ある。上記Xで示される加水分解性基は特に限定され
ず、従来公知の加水分解性基であればよい。具体的に
は、ハロゲン原子、水素原子、アルコキシ基、アシルオ
キシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、アミ
ノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基などが
あげられ加水分解性が穏やかで取扱いやすいという観点
からアルコキシ基またはアルケニルオキシ基が好まし
い。アクリル系重合体(B)にいう加水分解性ケイ素基
としてはジメチルモノメトキシシリル基、メチルジメト
キシシリル基、トリメトキシシリル基、エチルジエトキ
シシリル基、トリエトキシシリル基、メチルジイソプロ
ペニルオキシシリル基およびトリイソプロペニルオキシ
シリル基からなる群から選択される少なくとも1種が加
水分解性活性の高い点と分解性が穏やかで取扱いやすい
点とを勘案すると更に好ましい。
【0034】本アクリル重合体(B)中の加水分解性ケ
イ素基の個数は充分な硬化性をうる点から平均1個以
上、さらには1.1個以上、とくには1.5個以上が好
ましく、また見掛け上加水分解性ケイ素基1個当りの数
平均分子量が300〜4000になるように存在するこ
とが好ましい。
【0035】本アクリル系重合体(B)に加水分解性ケ
イ素基を導入する方法としては種々のものがあるが、た
とえば(イ)重合性不飽和結合と反応性シリコン官能基
を有する化合物とを、他の単量体に添加して共重合する
方法、(ロ)重合性不飽和結合および反応性官能基(以
下、Y基という)を有する化合物(たとえばアクリル
酸)を他の単量体に添加して共重合させ、そののち生成
した共重合体を反応性珪素基およびY基と反応しうる官
能基(以下、Y′官能基という)を有する化合物(たと
えばイソシアネート基と−Si(OCH33基を有する化合
物)と反応させる方法などがあげられる。
【0036】前記(イ)の方法で用いられる化合物の具
体例としては、たとえば次の化合物があげられる。 CH2=CHSi(CH3)(OCH32、CH2=CH
Si(CH3)Cl2、CH2=CHSi(OCH33
CH2=CHSiCl3、CH2=CHCOO(CH 22
Si(CH3)(OCH32、CH2=CHCOO(CH
22Si(OCH33、CH2=CHCOO(CH22
Si(CH3)Cl2、CH2=CHCOO(CH22
iCl3、CH2=C(CH3)COO(CH22Si
(CH3)(OCH32、CH2=C(CH3)COO
(CH22Si(OCH33、CH2=C(CH3)CO
O(CH23Si(CH3)(OCH32、CH2=C
(CH3)COO(CH23Si(OCH33、CH2
C(CH3)COO(CH22Si(CH3)Cl2、C
2=C(CH3)COO(CH22SiCl3、CH2
CHCH 2OC(O)−Ph−COO(CH23Si
(CH3)(OCH32、CH2=CHCH2OC(O)
−Ph−COO(CH23Si(OCH33、CH2
CHCH2OC(O)−Ph−COO(CH23Si
(CH3)Cl2、CH2=CHCH 2OC(O)−Ph−
COO(CH23SiCl3、が挙げられる。但し、P
hはパラフェニレン基を示す。
【0037】これらのシラン化合物は種々の方法により
合成されるが、たとえばアセチレン、アリルアクリレ−
ト、アリルメタクリレ−ト、ジアリルフタレ−トなどと
メチルジメトキシシラン、メチルジクロルシランなどと
をVIII族遷移金属の触媒下で反応させることにより製造
することができる。このような遷移金属錯体触媒として
は、白金、ロジウム、コバルト、パラジウムおよびニッ
ケルから選ばれたVIII族遷移金属錯体化合物が有効に使
用される。とくに白金ブラック、塩化白金酸、白金アル
コ−ル化合物、白金オレフィンコンプレックス、白金ア
ルデヒドコンプレックス、白金ケトンコンプレックスな
どの白金系化合物が有効である。
【0038】(ロ)の方法で用いる化合物中、Y基およ
びY′基の例としては種々の基の組合わせがあるが、一
例としてY基としてビニル基、Y′としてヒドロシリコ
ン基(H−Si)をあげることができる。Y基とY′基と
はヒドロシリル化反応をおこし結合しうる。Y基として
ビニル基をもち、さらに重合性不飽和結合を有する化合
物としては、アリルアクリレート、アリルメタクリレー
ト等をあげることができる。またY′基としてヒドロシ
リコン基をもち、さらに反応性シリコン官能基を有する
化合物の代表例としてのヒドロシラン化合物の具体例と
しては、トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、メ
チルジエトキシシラン、メチルジメトキシシラン、ジメ
チルメトキシシラン、フェニルジメトキシシラン等のア
ルコキシシラン類;メチルジアセトキシシラン、トリメ
チルシロキシメチルアセトキシシランなどのアシロキシ
シラン類;ビス(ジメチルケトキシメート)メチルシラ
ン、ビス(シクロヘキシルケトキシメート)メチルシラ
ン、ビス(ジエチルケトキシメート)トリメチルシロキ
シシランなどのケトキシメートシラン類;ジメチルシラ
ン、トリメチルシロキシメチルシラン、1,1−ジメチル
−2,2−ジメチルジシロキサンなどのハイドロシラン
類;メチルトリ(イソプロペニルオキシ)シラン、ジメ
チルトリ(イソプロペニルオキシ)などのアルケニルオ
キシシラン類などがあげられるが、これらに限定される
ものではない。
【0039】反応は前記単量体および要すればラジカル
開始剤などを、好ましくは数平均分子量500〜100,000の
重合体(B)をうるために必要に応じてn−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタンのごとき連鎖移
動剤を加えて50〜150℃で反応させる。本発明では
重合溶媒としてキシレン、トルエン等の芳香族溶剤、酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル溶剤、プロパノー
ル、ノルマルブタノール、2−ブタノール、イソブタノ
ール等のアルコール溶剤あるいはこれらの混合物を用い
ることができる。溶媒は反応終了後あるいはオキシアル
キレン重合体(A)または/およびポリイソブチレン重
合体(C)と混合後に蒸発等により除去しできるだけ残
存量を減少することが必須である。溶剤を用いることな
く本オキシアルキレン重合体(A)または/およびポリ
イソブチレン重合体(C)本の存在下に(メタ)アクリ
ル酸エステル単量体を重合することによっても本アクリ
ル重合体(B)を得ることができる。
【0040】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
イ素基を含有するポリイソブチレン重合体(C)の製法
および組成物は特開昭63−6041号、特開昭63−
6003号、特開昭63−205304号、特開平1−
38407号、特公平4−69659号、特公平7−5
3768号等に例示されている。一般的には低温度で開
始剤の存在下でリビング重合にてイソブチレン単量体を
付加せしめて重合体を得た後、末端基と反応性を有する
加水分解性ケイ素基含有化合物との反応で1分子中に少
なくとも1個の加水分解性ケイ素基を含有させることが
できる。加水分解性ケイ素基の導入法は本オキシアルキ
レン重合体、本アクリル重合体と同様な方法で導入が可
能であるが、末端ビニル基にヒドロシラン化合物を付加
させる方法が最も一般的である。
【0041】本発明の組成物には、必要に応じて可塑
剤、硬化触媒、充填剤、脱水剤、接着付与剤、その他の
添加剤などを加えて使用してもよい。
【0042】前記可塑剤の具体例としては、低分子量の
オキシアルキレン重合体、好ましくは末端基の一部また
は全部が水酸基、アルキル基等であるポリプロピレンオ
キシド重合体またはアクリル重合体が使用される。フタ
ル酸ジ−2−エチルヘキシルやフタル酸ジ−n−ブチル
は空気中への放散量の高さの点と厚生労働省の指針値策
定の対象物質である点の両方から好ましくない。アクリ
ル重合体である可塑剤の具体例としては、特開平200
0−178456号等に提案されているリビングラジカ
ル重合により製造した分子量分布が1.8以下の(メ
タ)アクリル系重合体が例示できるが、特にこれらに限
定されるものではない。また、「工業材料」1998年
8月号P.110に記載の東亜合成(株)製SGOポリ
マーも使用できる。
【0043】これらの可塑剤は単独で使用してもよく、
2種以上を併用してもよい。低い放散量を得るためには
一般的な低分子量可塑剤(例えばフタル酸ジ−2−エチ
ルヘキシル等の低分子量フタル酸エステル系可塑剤)の
使用を回避することが好ましいが、必要によっては放散
量に悪影響を与えない範囲で低分子可塑剤と併用しても
よい。これらの可塑剤は、反応性組成物(D)の100
重量部に対し5〜100重量部程度使用することが好ま
しい。
【0044】前記硬化触媒の具体例としては、スズ金属
触媒として、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ステアリン
酸錫などの2価錫カルボン酸塩類;ジブチル錫ジラウレ
ート、ジブチル錫ビス(アルキルマレエート)などのジブ
チル錫ジカルボキシレート類、ジブチル錫ジメトキシ
ド、ジブチル錫ジフェノキシド、などのジアルキル錫の
アルコキシド誘導体類、ジブチル錫ジアセチルアセトナ
ート、ジブチル錫アセトアセテートなどのジアルキル錫
の分子内配位性誘導体類、ジブチル錫オキシドとエステ
ル化合物による反応混合物、ジブチル錫オキシドとシリ
ケート化合物による反応混合物、およびこれらジアルキ
ル錫オキシド誘導体のオキシ誘導体などの4価ジアルキ
ル錫オキシドの誘導体;また、非スズ金属触媒として、
オクチル酸やオレイン酸、ナフテン酸、ステアリン酸な
どをカルボン酸成分とするカルボン酸カルシウム、カル
ボン酸ジルコニウム、カルボン酸鉄、カルボン酸バナジ
ウム、カルボン酸ビスマス、カルボン酸鉛、カルボン酸
チタニウム、カルボン酸ニッケルなどのカルボン酸金属
塩類;テトライソプロピルチタネート、テトラブチルチ
タネート、テトラメチルチタネートなどのチタンアルコ
キシド類;アルミニウムイソプロピレート、モノsec
−ブトキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニ
ウムsec−ブチレートなどのアルミニウムアルコキシ
ド類;ジルコニウムノルマルプロピレート、ジルコニウ
ムノルマルブチレートなどのジルコニウムアルコキシド
類;チタンテトラアセチルアセトナート、チタンエチル
アセトアセテート、オクチレングリコレート、チタンラ
クテートなどのチタンキレート類;アルミニウムトリス
アセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチルアセ
トアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルア
セトアセテートなどのアルミニウムキレート類;ジルコ
ニウムテトラアセチルアセトナート、ジルコニウムモノ
アセチルアセトナート、ジルコニウムビスアセチルアセ
トナート、ジルコニウムアセチルアセトナートビスエチ
ルアセトアセテート、ジルコニウムアセテートなどのジ
ルコニウムキレート類;アミン類、アミン塩、4級アン
モニウム塩、グアニジン化合物等の塩基性化合物などが
挙げられる。これらは単独もしくは混合して使用でき
る。
【0045】低分子量有機化合物(例えば溶剤)、脱離
しやすい低分子量配位子(例えば2エチルヘキシルフタ
レート)を含有する硬化触媒の使用は放散量の点から使
用を回避うることが好ましい。特にキシレン等の芳香族
溶剤を含有する硬化触媒は使用してはならない。
【0046】これらの硬化触媒は、硬化性組成物(D)
100重量部に対して0.1〜10重量部程度使用でき
る。
【0047】前記充填剤としては、たとえば重質炭酸カ
ルシウム、軽質炭酸カルシウム、膠質炭酸カルシウム、
カオリン、タルク、シリカ、酸化チタン、ケイ酸アルミ
ニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、カーボンブラッ
クなどがあげられる。上述の添加剤同様に高い放散量に
寄与する低分子量の有機化合物により表面処理された充
填剤の使用を回避することが好ましい。その使用量は硬
化性組成物(D)の100重量部に対して10〜300
重量部の範囲が好ましい。
【0048】脱水剤としては加水分解性シリコン化合物
が好ましい。例えば、Si(OC254、CH2=CH
Si(OAc)3、CH2=CHSi(OCH33、HS
CH2CH2CH2Si(OCH33、CH2=C(C
3)C(O)OCH2CH2CH2Si(OCH33ある
いはCH2=C(CH3)C(O)OCH2CH2CH2
i(OCH2CH2OCH23のようなメタクリルオキシ
シラン化合物、または上述の加水分解性シリコン化合物
の縮合物が使用できる。
【0049】放散量を抑制するためには充填剤の表面に
吸着された水分を配合前乾燥により減少させ、脱水剤使
用量を削減することも有効である。また使用する脱水剤
の沸点は200℃以上のものが好ましいが200℃以下
の脱水剤を使用する場合は反応性組成物(D)中の含有
量を5000PPM以下、好ましくは100PPM以下
とすることがより好ましい。200℃以下の脱水剤を用
いる場合も、該脱水剤の縮合物を用いる方法または反応
性組成物(D)をエージングすることにより200℃以
下の残存脱水剤を減少させる方法をとることができる。
【0050】接着付与剤としては、具体的にはH2
(CH26NH(CH23Si(OCH33、H2
(CH28NH(CH23Si(OCH33、H2
(CH26NH(CH23Si(CH3)(OC
32、H2N(CH26NH(CH23 Si(OCH
2CH33、H2N(CH22NHCH2−Ph−(C
22Si(OCH33、H2N(CH24NHCH2
Ph−(CH22Si(OCH33等のアミノシラン類
(但し、Phはパラフェニレン基を示す。)、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジメトキシシラン等のエポキシシラン
類が例示できるが、これらに限定されるものではない。
これらの接着付与剤は、1種または被着体に応じて2種
以上を混合使用してもよい。
【0051】また使用する接着付与剤の沸点は200℃
以上のものが好ましいが200℃以下の接着付与剤を使
用する場合は反応性組成物(D)中の含有量を5000
PPM以下、好ましくは100PPM以下とすることが
より好ましい。200℃以下の接着付与剤を用いる場合
も、該接着付与剤物の縮合物を用いる方法または反応性
組成物(D)をエージングすることにより200℃以下
の残存接着付与剤を減少させる方法をとることができ
る。
【0052】前記その他の添加剤としては、たとえば水
添ヒマシ油、有機ベントナイトなどのタレ防止剤、着色
剤、老化防止剤、などが挙げられる。その他添加剤には
トルエン、キシレン、スチレン、パラジクロロベンゼ
ン、フタル酸ジ2−−エチルヘキシル、フタル酸ジ−n
−ブチル等の厚生労働省が指針値を策定した物質や放散
量に悪影響を与える添加物が含まれることは好ましくな
く、充分な排除が必要である。
【0053】このようにして得られる本発明の組成物は
建築物の室内部材向けの接着剤、シーリング剤に好適で
ある。また室内に設置する家具、家電製品、事務機器等
の接着剤、シーリング剤としても好適である。
【0054】室内向けの接着剤の例としては日本工業規
格のA5536、A5537,A5538、A554
7、A5548等が挙げられる。具体的な部材の例とし
ては、根太と梁・大引き、床板との接合、床暖房ヒータ
ーと床板・基材との接合、温水マットとフローリング・
コンクリートスラブの接合、各種ボード類と胴縁面との
接合、巾木と壁面との接合、木質フロア仕上げ材と合
板、パーチクルボード等の下地材との接合、金属製束の
接合等に使用される。
【0055】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明の組成物を具体
的に説明する。
【0056】(合成例1)耐圧重合缶にポリプロピレン
グルコール(分子量2000)を100g仕込み、水分
と酸素を除去した後、ヘキサシアノコバルト酸亜鉛グラ
イム配位物0.08gを添加しポリプロピレンオキシド
500gを90℃にて5時間追加反応せしめた。得られ
たポリプロピレングリコールの分子量は末端基定量法で
12,000、ゲル浸透クロマトグラフィーでの分子量
分布(Mw/Mn)は1.25であった。このポリプロ
ピレングリコールの水酸基に対して1.2倍当量のNa
OMeのメタノ−ル溶液を添加してメタノ−ルを留去
し、続いて8gのアリルクロライドを反応させて得られ
た粗アリル末端ポリプロピレングリコールを3,000
gのヘキサンに溶解せしめた。このヘキサン溶液を水と
接触せしめて脱塩精製した後、ヘキサンを蒸発させたア
リル末端ポリプロピレングリコールにメチルジメトキシ
シラン11g、塩化白金酸触媒溶液(H2PtCl・6H2Oの
8.9gをイソプロピルアルコール178mlに溶解さ
せた溶液)0.34mlを加えたのち80℃で2時間反応
させてシリル末端ポリプロピレングリコール510gを
得た。反応溶液中の残存ヒドロシリル基の量をIRスペ
クトル分析法により定量したところ、ほとんど残存して
いなかった。またNMR法により加水分解性ケイ素基の
定量をしたところ、分子末端に(CH3O)2Si(CH3)CH2C
H2CH2O−基を1分子当り約1.7個有するオキシプロピレ
ン系重合体が得られた。
【0057】(合成例2)105℃に加熱したキシレン
43g中にアクリル酸ブチル28g、メタクリル酸メチ
ル46g、メタクリル酸ステアリル20g、γ−メタク
リロキシプロピルメチルジメトキシシラン4.4gおよ
びキシレン23g混合物に重合開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル2.0gを溶かした溶液を4時間かけ
て滴下した後、2時間後重合を行ない、固形分濃度60
%で、GPC(ポリスチレン換算)による数平均分子量
(Mn)が8,700の分子内に加水分解性ケイ素基を
含有するアクリル重合体を得た。
【0058】(合成例3)合成例1で得られた加水分解
性ケイ素基含有ポリオキシプロピレン重合体と合成例2
で得られた加水分解性ケイ素基含有アクリル系重合体と
を固形分比(重量比)60/40でブレンドし、エバポ
レーターを用い、減圧下、110℃加熱条件で脱揮を行
ない、固形分濃度99%以上の本発明の硬化性組成物
(D)を得た。
【0059】(合成例4)耐圧重合缶にポリプロピレン
グルコール(分子量2000)を100g仕込み、水分
と酸素を除去した後、ヘキサシアノコバルト酸亜鉛グラ
イム配位物0.08gを添加しポリプロピレンオキシド
500gを90℃にて5時間追加反応せしめた。得られ
たポリプロピレングリコールの分子量は末端基定量法で
12,000、ゲル浸透クロマトグラフィーでの分子量
分布(Mw/Mn)は1.24であった。このポリプロ
ピレングリコールの水酸基に対して1.2倍当量のNa
OMeのメタノ−ル溶液を添加してメタノ−ルを留去
し、続いて8gのアリルクロライドを反応させて得られ
た粗アリル末端ポリプロピレングリコールを3000g
のヘキサンに溶解せしめた。このヘキサン溶液を水と接
触せしめて脱塩精製した後、ヘキサンを蒸発させたアリ
ル末端ポリプロピレングリコールにトリメトキシシラン
11g、塩化白金酸触媒溶液(H2PtCl・6H2Oの8.9g
をイソプロピルアルコール178mlに溶解させた溶
液)0.34mlを加えたのち80℃で2時間反応させ
てシリル末端ポリプロピレングリコール510gを得
た。
【0060】反応溶液中の残存ヒドロシリル基の量をI
Rスペクトル分析法により定量したところ、ほとんど残
存していなかった。またNMR法により反応性ケイ素基
の定量をしたところ、分子末端に(CH3O)3SiCH2CH2CH2
O−基を1分子当り約1.7個有するオキシプロピレン系重
合体が得られた。
【0061】(合成例5)合成例2のキシレンの代りに
イソブタノールを用いる以外は合成例2に従い合成例5
のポリマーを得た。固形分濃度60%で、GPC(ポリ
スチレン換算)による数平均分子量(Mn)が8,70
0の分子内に加水分解性ケイ素基を含有するアクリル重
合体を得た。
【0062】(合成例6)合成例1で得られた加水分解
性ケイ素基含有ポリオキシプロピレン重合体と合成例5
で得られた加水分解性ケイ素基含有アクリル重合体とを
固形分比(重量比)60/40でブレンドし、エバポレ
ーターを用い、減圧下、110℃加熱条件で脱揮を行な
い、固形分濃度99%以上の本発明の硬化性組成物
(D)を得た。
【0063】(実施例1〜4)実施例1は合成例1の組
成物を、実施例2は合成例3の組成物を、実施例3は合
成例4の組成物を、実施例4は合成例6の組成物をそれ
ぞれ用い、配合する前の重合体中の残存溶剤量をガスク
ロマトグラフィー法により測定した結果を表1に示す。
【0064】
【表1】
【0065】(実施例5)実施例5は合成例1の重合体
100重量部(以下部と表す)に対し、炭酸カルシウム
(商品名;白艶華CCR)120部、酸化チタン(同;
R820)20部、可塑剤(ジイソデシルフタレート)
55部、アミド系チクソ性付与剤(同;テ゛ィスハ゜ロン6500)
2部、加水分解性シラン(同;A171)2部、接着付
与剤(同;A−1120)3部、光安定剤(同; LS
770)1部、紫外線吸収剤(同;チヌビン327)1
部をミキサーで加熱減圧下で混合した後、錫硬化触媒
(同;U220)2部を配合し、配合物をカートリッジ
に充填し1液配合物を得た。本配合物からの有機物の1
0日後の放散量(TVOC)をGEV法により求めた。
【0066】(実施例6)実施例6は合成例3の重合体
100重量部(以下部と表す)に対し、炭酸カルシウム
(商品名;白艶華CCR)50部、加水分解性シラン
(同;A171)3部、接着付与剤(同;A−112
2)2部ミキサーで加熱減圧下で混合した後、錫硬化触
媒(同;U220)2部を配合し、配合物をカートリッ
ジに充填し1液配合物を得た。本配合物からの有機物の
10日後の放散量(TVOC)をGEV法により求め
た。
【0067】(実施例7)実施例7は実施例5に用いた
合成例1の重合体の代わりに合成例4の重合体を用いた
他は実施例5と同じ操作を行った。
【0068】(実施例8)実施例8は実施例6に用いた
合成例3の重合体の代わりに合成例6の重合体を用いた
他は実施例6と同じ操作を行った。
【0069】(実施例9)実施例9は実施例5に用いた
イソデシルフタレートの代わりに可塑剤としてPPG3
000を用いた他は実施例5と同じ操作を行った。
【0070】実施例5〜9のGEV法有機物の放散量の
データを表2に示す。
【0071】
【表2】
【0072】表1の結果から、本実施例1、3のポリオ
キシプロピレン重合体(A)は芳香族溶剤を含め溶剤が
未検出であると判る。また実施例2,4のポリオキシプ
ロピレン重合体(A)とアクリル重合体(B)との混合
物は芳香族溶剤またはアルコール溶剤が1、000PP
Mレベルで検出されたと判る。表2の結果から、実施例
1〜4の重合体組成、実施例5〜9の配合物ともにすべ
ての例の放散量(TVOC)は500μg/M3以下で
あり、エミコードの最小放散量レーティングのEC−1
に属することが判る。また厚生労働省が指針値を策定し
た物質のキシレン、トルエン、エチルベンゼン等が重合
体に含有されている実施例2、6の場合でさえ同対象物
質は放散された有機物中にいずれも非検出であった。
【0073】
【発明の効果】本発明の組成物は大気への有機化合物の
放散量が少ないため室内居住者により好ましい環境を与
えることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 33/06 C08L 33/06 43/04 43/04 63/00 63/00 A // C09K 3/10 C09K 3/10 G Fターム(参考) 4H017 AA04 AB02 AB16 AC05 AE03 4J002 BG04X BG05X BQ00X CD003 CH05W FD010 FD020 FD140 FD200 FD340 GJ00 GJ02 GL00 4J031 AA20 AA27 AA53 AB01 AC13 AD01 AE03 AE11 AF13 4J100 AB16Q AG15Q AG70Q AL03P AL04P AL05P AL08Q AL62Q AL66Q AL75Q AP16Q AS02Q BA15Q BA71H BA71Q BA77H BA77Q BB01H BB01Q BC43Q CA04 CA05 CA06 CA31 DA01 HA61 HC79 JA03 JA67

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
    イ素基を含有するオキシアルキレン重合体(A)、1分
    子中に少なくとも1個の加水分解性ケイ素基を含有する
    アクリル系重合体(B)または1分子中に少なくとも1
    個の加水分解性ケイ素基を含有するポリイソブチレン重
    合体(C)からなる群から選択される少なくとも1種を
    含む反応性組成物(D)からの空気中への有機化合物の
    放散量がGEV(ゲマインシャフト・エミッションコン
    トリールテ・フェリーゲヴェルクシュトッフェ・エー・
    ヴェー)の定めるGEVスペシフィケーション・アンド
    ・クラシフィケーション・クライテリア2001年2月
    14日版に記載の測定法において、1,500μg/M
    3未満であるところの組成物。
  2. 【請求項2】反応性組成物(D)が1分子中に少なくと
    も1個の加水分解性ケイ素基を含有するオキシアルキレ
    ン重合体(A)と1分子中に少なくとも1個の加水分解
    性ケイ素基を含有するアクリル系重合体(B)との混合
    物である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】反応性組成物(D)からの空気中への有機
    化合物の放散量が500μg/M3未満であるところの
    請求項1,2記載の組成物。
  4. 【請求項4】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
    イ素基を含有するポリオキシアルキレン重合体(A)が
    エポキシ樹脂(E)を含有することを特徴とする請求項
    1〜3記載の組成物。
  5. 【請求項5】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
    イ素基を含有するアクリル系重合体(B)が(1)炭素
    数1〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アル
    キルエステル単量体と(2)炭素数10以上のアルキル
    基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体
    との混合物からなる、加水分解性ケイ素基を分子鎖の内
    部または/および末端に有するアクリル系重合体である
    ことを特徴とする請求項1〜4記載の組成物。
  6. 【請求項6】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
    イ素基を含有するアクリル系重合体(B)が(1)炭素
    数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アル
    キルエステル単量体と(2)炭素数8〜10のアルキル
    基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体
    との混合物からなる、加水分解性ケイ素基を分子鎖の内
    部または/および末端に有するアクリル系重合体である
    ことを特徴とする請求項1〜4記載の組成物。
  7. 【請求項7】1分子中に少なくとも1個の加水分解性ケ
    イ素基を含有するアクリル系重合体(B)が(1)炭素
    数1〜2のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アル
    キルエステル単量体と(2)炭素数4以上のアルキル基
    を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と
    の混合物からなる、加水分解性ケイ素基を分子鎖の内部
    または/および末端に有するアクリル系重合体であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4記載の組成物。
  8. 【請求項8】加水分解性ケイ素基を含有するオキシアル
    キレン重合体(A)の原料であるポリオキシアルキレン
    がオキシアルキレンの通常の重合法(苛性アルカリを用
    いるアニオン重合法)、この重合体を原料とした鎖延長
    反応方法、複合金属シアン化錯体を触媒とする重合法、
    セシウム金属を触媒とする重合法またはポリフォスファ
    ゼン塩を触媒とする重合法からなる群から選択される少
    なくとも1種である方法によりアルキレンオキシドを重
    合させ得られたオキシアルキレン重合体であることを特
    徴とする請求項1〜7記載の組成物。
  9. 【請求項9】加水分解性ケイ素基を含有するオキシアル
    キレン重合体(A)および/またはアクリル系重合体
    (B)の加水分解性ケイ素基がジメチルモノメトキシシ
    リル基、メチルジメトキシシリル基、トリメトキシシリ
    ル基、メチルジエトキシシリル基、トリエトキシシリル
    基、メチルジイソプロペニルオキシシリル基およびトリ
    イソプロペニルオキシシリル基からなる群から選択され
    る少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜8
    記載の組成物。
  10. 【請求項10】加水分解性ケイ素基を含有するオキシア
    ルキレン重合体(A)の原料であるポリオキシアルキレ
    ンが複合金属シアン化錯体を触媒とする重合法により得
    られたものであって、数平均分子量(Mn)が6,00
    0以上かつ分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜9記載の組成物。
  11. 【請求項11】反応性組成物(D)に含有される沸点2
    00℃以下の有機化合物の総量が5,000ppm以下
    であるところの請求項1〜10の組成物。
  12. 【請求項12】反応性組成物(D)に含有される沸点2
    00℃以下の有機化合物の総量が100ppm以下であ
    るところの請求項11の組成物。
  13. 【請求項13】反応性組成物(D)に含有される沸点2
    00℃以下のシリコン系有機化合物の総量が5,000
    ppm以下であるところの請求項11の組成物。
  14. 【請求項14】反応性組成物(D)に含有される沸点2
    00℃以下のシリコン系有機化合物の総量が100pp
    m以下であるところの請求項13の組成物。
  15. 【請求項15】反応性組成物(D)を常温14日続いて
    50℃14日反応硬化せしめた硬化物からの請求項1記
    載の方法(但し硬化条件を除く)による有機化合物の放
    散量が100μg/M3未満であるところの請求項1〜
    14の組成物。
  16. 【請求項16】反応性組成物(D)がトルエン、キシレ
    ン、スチレン、エチルベンゼン、パラジクロルベンゼ
    ン、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジ−n
    −ブチル、ホルムアルデヒドのいずれも含有しないこと
    を特徴とする請求項1〜15の組成物。
  17. 【請求項17】反応性組成物(D)が請求項1記載の方
    法での有機化合物の放散量がトルエン、キシレン、スチ
    レン、エチルベンゼン、パラジクロルベンゼン、フタル
    酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジ−n−ブチル、
    のいずれも1μg/M3未満でありかつホルムアルデヒ
    ドが5μg/M3未満であることを特徴とする請求項1
    〜15の組成物。
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