JP2003104945A - 2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ジヒドロキシベンゼン誘導体およびその製造方法 - Google Patents
2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ジヒドロキシベンゼン誘導体およびその製造方法Info
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Abstract
1,4-ベンゾキノン化合物の水難溶性、及びその還元過程
による薬物送達上の問題を同時に解決できる2,3-ジメト
キシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン化合物の誘導
体を提供することである。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 …(I)(式中R1およびR2はそれぞれ水素原子また
は窒素置換基を有するカルボン酸残基を意味し,少なく
とも一方は窒素置換基を有するカルボン酸残基である。
R 3は 【化2】 nは1〜10の整数を意味する。R4は水素原子または
水酸基の保護基を意味する。)で表される2,3-ジメトキ
シ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼンカルボン酸エス
テル誘導体。
Description
メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン誘導体およびその製
造方法、特にその水溶性の改善と還元過程を必要としな
い送達法に関する。
ノン骨格を持つ化合物はミトコンドリアの呼吸鎖におい
てフラビン蛋白とチトクローム系間の酸化還元系を構成
し、酸化的リン酸化を制御することで電子伝達系として
機能し、ATP合成において重要な役割をしている。2,3-
ジメトキシ-5-メチル-1,4-ベンゾキノンの6位にポリイ
ソプレニル基を有する化合物はユビキノンあるいはコエ
ンザイムQとも呼ばれる。ユビキノンは6位側鎖のイソ
プレン単位数(n)を付して同族体を区別される。天然に
はnが1〜13の同族体が知られており、哺乳動物ではデ
カプレニル基を有するユビキノン-10が主要なユビキノ
ンである。6位に10-ヒドロキシデシル基を有するイデベ
ノンは強力な電子伝達能を有する。
ゾキノン化合物は次のような状態や病気に対して有益な
作用を発揮する。歯周病、血液循環系病、記憶障害、疲
労、異常心鼓動、高血圧、免疫機能障害、C型肝炎など
肝臓病、加齢、スポーツにおける人の能力の改善等であ
る。 2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ベンゾキノン化合
物(酸化型)は体内で一部が還元され2,3-ジメトキシ-5
-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン化合物(還元型)と
して存在することが知られており、優れた作用の多くは
還元型である2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキ
シベンゼン化合物の優れた抗酸化作用によると考えられ
ている。さらに、2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒド
ロキシベンゼン化合物(還元型)にはコラーゲンタンパ
ク質の酸化的障害の防護効果、すなわち皺取りと皺予防
効果、および美白効果が期待される。
在する2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ベンゾキノン化合
物はユビキノン-10であり、側鎖に炭素50個からなるデ
カイソプレニル基を有するため脂溶性が非常に高く水に
全く溶けない化合物である。このユビキノン-10の水難
溶性は種々の投与方法(経口投与、注射投与、経皮投与
など)の障害になっている。実際,ユビキノン-10の経
口投与でのバイオアベイラビリティは非常に低く、その
原因は溶解速度に起因すると考えられている。したがっ
て,ユビキノン-10の難溶性の問題を克服することは種
々の投与方法を可能にし、バイオアベイラビリティの確
保において重要な意味を持つ。
布するが、抗酸化作用が強く非常に有用な還元体である
ユビキノール-10の細胞膜中存在量はα−トコフェロー
ルに比較して1/10程度であり少ない。2,3-ジメトキ
シ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン化合物(還元
型)の抗酸化作用を効率よく発揮させるためには効率的
な還元体の供給が望まれる。しかしながら、還元体の供
給は体内の還元酵素の能力に依存しているのが現状であ
る。
ョン、リポゾーム、ミクロ粒子、ナノ粒子の脂質を用い
る処方が開示されている( WO 95/05164,U.S. Pat. N
o. 4,824,669,U.S. Pat. No. 4636381,U.S. Pat. No.
4,483,873)。高濃度の界面活性剤と脂質とポリエチレ
ングリコールを使用する処方特許WO 86/04503、中鎖脂
肪酸モノグリセリドと植物油からなる処方特許JP 63188
623、リン脂質との混合物U.S. Pat. No. 4,684,520が挙
げられる。
メトキシ-5-メチル-1,4-ベンゾキノン化合物の水分散系
を作ることによって難溶性の問題を解決するものであ
り、還元体である2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒド
ロキシベンゼン化合物のバイオアベイラビリティの確保
のための問題は解決できていない。本発明の目的は、2,
3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ベンゾキノン化合物の水難
溶性に起因する薬物送達上の問題と、その2,3-ジメトキ
シ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン(還元型)への
還元過程による薬物送達上の問題を同時に解決できる2,
3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン化合
物の誘導体を提供することである。
に本発明者等が鋭意検討を行った結果、特定の2,3-ジメ
トキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼンカルボン酸
エステル誘導体が、優れた水溶性および生体内での2,3-
ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン化合物
(還元型)放出性を発揮し得ることを見いだし、本発明
を完成するに至った。
-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン誘導体は、一般式
(I)
換基を有するカルボン酸残基を意味し、少なくとも一方
は窒素置換基を有するカルボン酸残基である。R 3は
水酸基の保護基を意味する。)で表されることを特徴と
する。
るカルボン酸残基が、アミノ酸、N−アシルアミノ酸、
N−アルキルアミノ酸、N,N−ジアルキルアミノ酸、
ピリジンカルボン酸およびそれらのハロゲン化水素酸塩
またはアルキルスルフォン酸塩の残基からなる群より選
択される少なくとも一種であることが好適である。本発
明において、窒素置換基を有するカルボン酸残基は、窒
素原子に対し水素原子ないし、1または2のアルキル
基、アシル基が結合したものが好適である。このアルキ
ル基としては、炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアル
キル基、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、
n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、1−メチルプロピル基、te
rt−ブチル基、1−エチルプロピル基、イソアミル基な
どを例示することが可能であり、特にメチル基、エチル
基が好ましい。また、アシル基を有する場合の炭化水素
鎖も同様に定義可能である。
は炭素数1〜7の直鎖、分岐または環状のアルキレン基
で結合される。分岐状のアルキレン基とは、例えばイソ
プロピル、イソブチル、tert−ブチル、1−エチルプロ
ピルなどのアルキル基から誘導されたアルキレン基を意
味する。環状アルキレン基とは、シクロペンタン環、シ
クロヘキサン環、あるいはメチルシクロヘキサン環など
を構造中に含むアルキレン基を意味する。アルキレン基
として特に好ましいのは、メチレン基あるいはエチレン
基である。
化水素酸塩などが好ましい。本発明において、ハロゲン
化水素酸塩は融点が原体のキノン化合物よりも高くなる
場合が多く、製剤化にあたっての取り扱いが容易になる
利点がある。また、アルキルスルフォン酸塩としては、
メタンスルフォン酸塩などが例示される。
の製造方法は種々考えられるが、代表的な方法を述べれ
ば以下の通りである。一般式(II)で表される2,3-ジメ
トキシ-5-メチル-1,4-ベンゾキノンを還元剤で還元し、
一般式(III)で表される2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4
-ジヒドロキシベンゼンとし、この2,3-ジメトキシ-5-メ
チル-1,4-ジヒドロキシベンゼンと窒素置換基を有する
カルボン酸、若しくはその反応性酸誘導体またはこれら
のハロゲン化水素酸塩とを常法によりエステル化反応を
行うことにより、本発明の目的物質(I)を得ることが
できる。ここで用いる還元剤は水素化ホウ素ナトリウ
ム、ハイドロサルファイトナトリウム、トリーn?ブチ
ルフォスフィン、塩化亜鉛、塩化第1スズなどを挙げる
ことができる。
1,4-ジヒドロキシベンゼンカルボン酸エステル誘導体の
製造方法は、1級または2級アミノ基あるいは側鎖に水
酸基、チオール基を有するアミノ酸の各官能基をtert−
ブトキシカルボニル基(以下t-BOC基と略記)、ベンジ
ルオキシカルボニル基(以下Z基と略記)、9−フルオ
レニルメトキシカルボニル基(以下FMOC基と略記)など
の適切な保護基で保護して用い、N,N−ジアルキルア
ミノ酸またはピリジンカルボン酸はハロゲン化水素酸塩
を用いてジシクロヘキシルカルボジイミド(以下DCCと
略記)、塩酸1−メチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−カルボジイミド(以下EDCと略記)、N,N
−ジサクシニミドオギザレート(以下DSOと略記)など
の活性エステル化試薬の存在下に反応を行うことが好ま
しい結果を与える。この際溶媒としてはピリジンが好ま
しい。
酸ハロゲナイトとりわけ酸クロリドを用いる方法が好ま
しい結果を与える。この際溶媒としては無水ベンゼンー
無水ピリジン混合物が好ましい。ハロゲン化水素酸塩お
よびアルキルスルフォン酸塩は常法により遊離のアミノ
酸エステルとハロゲン化水素酸またはアルキルスルフォ
ン酸を反応させて製造する。N−アシルアミノ酸エステ
ルを製造した後、常法によりハロゲン化水素酸で脱保護
基化することによってハロゲン化水素酸塩を製造するこ
とができる。
内に広範囲に存在する加水分解酵素で容易に加水分解さ
れて2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼ
ン化合物を生成する。すなわち,還元酵素による活性化
過程を律速としないで抗酸化性が強い2,3-ジメトキシ-5
-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン化合物(還元型)の
バイオアベイラビリティを確保することが可能である。
また、本発明で得られる目的物質(I)は、融点が原体
である2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ベンゾキノン化合
物(酸化型)よりも高く製剤技術上、取り扱いが容易で
あり、比較的高い水溶性を有する。従って、注射剤、経
口投与剤、口腔内投与、水性塗布剤として有用である。
いて説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。実施例1〜10 下記製造方法A〜Dに示す方法により表1〜3に示す2,3-
ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン誘導体
を製造した。
v)100mlに溶解し、トリエチルアミン30mlを加
え、ジ−tert−ブチルジカルボネートを徐々に加え30
分間室温で撹拌する。減圧下ジオキサンを留去し、炭酸
水素ナトリウム水溶液(0.5 M)50mlを加え酢酸エ
チル100mlで洗う。酢酸エチル層を50mlの炭酸水素
ナトリウム水溶液で洗い、水層を合わせて氷冷下でクエ
ン酸水溶液(0.5 M)を加えて酸性(pH3)とし、塩
化ナトリウムを飽和させた後、酢酸エチルで抽出する
(100ml × 3)。抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱
水後、減圧下溶媒を留去し、油状残渣をイソプロピルエ
ーテルを加えるか、または冷却して結晶化させて、N−
t−BOC−アミノ酸を得る。2,3−ジメトキシ−5−メ
チル−6−デカイソプレニル−1,4−ベンゾキノン
(ユビキノン−10)1.16 mmolをイソプロピルエ
ーテル100 mlに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム
2.8 mmolをメタノール15mlに懸濁させて加え、溶
液の黄色が無色になるまで室温で撹拌する。反応液にア
ルゴンガスを飽和させた蒸留水100mlを加えイソプロ
ピルエーテル層を洗う、分液後イソプロピルエーテル層
を無水硫酸ナトリウムで脱水し減圧下溶媒を留去し2,
3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニル−
1,4−ジヒドロキシベンゼン(ユビキノール−10)
を得る。2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイ
ソプレニル−1,4−ジヒドロキシベンゼンにN−t−B
OCアミノ酸2.8mmol、DCC 2.8mmol、無水ピリジン
30mlを加え雰囲気をアルゴンガスに置換した後、室温
で24時間撹拌する。溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸
エチルを加えて可溶性画分を抽出する(100ml × 2
回)。抽出液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルフラッ
シュクロマトグラフィー(溶離溶媒;n−ヘキサン:酢
酸エチル,85:15)で分離精製し、2,3−ジメト
キシ−5−メチル−6−デカイソプレニル−ベンゼン
1,4−ビスーN−t−BOC−アミノ酸エステルを得
る。2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプ
レニルベンゼン 1,4−ビスーN−t−BOC−アミ
ノ酸エステルを少量のアセトンに溶解し、塩酸−ジオキ
サン(3.5N)をエステル結合量の約20倍量の塩酸
量に相当する量を加え脱保護基化を行う。反応終了後溶
媒を減圧留去し、残渣をアセトンで再結晶して2,3−
ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニルベンゼ
ン 1,4−ビスアミノ酸エステルの塩酸塩を得る。
ル−1,4−ベンゾキノン(ユビキノン−10)1.1
6 mmolをイソプロピルエーテル100 mlに溶解し、水
素化ホウ素ナトリウム2.8 mmolをメタノール15ml
に懸濁させて加え、溶液の黄色が無色になるまで室温で
撹拌する。反応液にアルゴンガスを飽和させた蒸留水1
00mlを加えイソプロピルエーテル層を洗う。分液後イ
ソプロピルエーテル層を無水硫酸ナトリウムで脱水し減
圧下溶媒を留去し2,3−ジメトキシ−5−メチル−6
−デカイソプレニル−1,4−ジヒドロキシベンゼン
(ユビキノール−10)を得る。2,3−ジメトキシ−
5−メチル−6−デカイソプレニル−1,4−ジヒドロ
キシベンゼンにN−t−BOCアミノ酸1.4mmol、DCC
1.4mmol、無水ピリジン30mlを加え雰囲気をアルゴ
ンガスに置換した後、室温で24時間撹拌する。溶媒を
減圧下留去し、残渣に酢酸エチルを加えて可溶性画分を
抽出する(100ml × 2回)。抽出液を減圧下濃縮
し、残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー
(溶離溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル,85:15)
で分離精製し、2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−
デカイソプレニル−4−ヒドロキシベンゼン 1−N−
t−BOC−アミノ酸エステルと2,3−ジメトキシ−
5−メチル−6−デカイソプレニル−1−ヒドロキシベ
ンゼン4−N−t−BOC−アミノ酸エステルを得る。
2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニ
ル−4−ヒドロキシベンゼン 1−N−t−BOC−ア
ミノ酸エステル、若しくは2,3−ジメトキシ−5−メ
チル−6−デカイソプレニル−1−ヒドロキシベンゼン
4−N−t−BOC−アミノ酸エステルを少量のアセ
トンに溶解し、塩酸−ジオキサン(3.5N)をエステ
ル結合量の約20倍量の塩酸量に相当する量加え脱保護
基を行う。反応終了後溶媒を減圧留去し、残渣をアセト
ンで再結晶して2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−
デカイソプレニル−4−ヒドロキシベンゼン 1−アミ
ノ酸エステルの塩酸塩、および2,3−ジメトキシ−5
−メチル−6−デカイソプレニル−1−ヒドロキシベン
ゼン4−アミノ酸エステルの塩酸塩を得る。
ル−1,4−ベンゾキノン(ユビキノン−10)1.1
6 mmolをイソプロピルエーテル100 mlに溶解し、水
素化ホウ素ナトリウム2.8 mmolをメタノール15ml
に懸濁させて加え、溶液の黄色が無色になるまで室温で
撹拌する。反応液にアルゴンガスを飽和させた蒸留水1
00mlを加えイソプロピルエーテル層を洗う。分液後イ
ソプロピルエーテル層を無水硫酸ナトリウムで脱水し減
圧下溶媒を留去し2,3−ジメトキシ−5−メチル−6
−デカイソプレニル−1,4−ジヒドロキシベンゼン
(ユビキノール−10)を得る。2,3−ジメトキシ−
5−メチル−6−デカイソプレニル−1,4−ジヒドロ
キシベンゼンに塩酸N,N−ジアルキルアミノ酸2.8
mmol、DCC 2.8mmol、無水ピリジン30mlを加え雰囲
気をアルゴンガスに置換した後、室温で24時間撹拌す
る。溶媒を減圧下留去し、残渣を蒸留水に懸濁させ炭酸
水素ナトリウムを加えてpH7〜8にした後に酢酸エチル
で可溶性画分を抽出する(100ml × 3回)。抽出液
を無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下溶媒を留去し,
残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(溶離
溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル,85:15)で分離
精製し、2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイ
ソプレニルベンゼン 1,4−ビスーN,N−ジアルキ
ルアミノ酸エステルを得る。2,3−ジメトキシ−5−
メチル−6−デカイソプレニルベンゼン 1,4−ビス
ーN,N−ジアルキルアミノ酸エステルを少量のn−ヘ
キサンに溶解し2倍モル量の塩酸−ジオキサンを加え溶
媒を減圧下留去し、残渣をアセトンで再結晶して2,3
−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニルベン
ゼン 1,4−ビスーN,N−ジアルキルアミノ酸エス
テルの塩酸塩を得る。
ル−1,4−ベンゾキノン(ユビキノン−10)1.1
6 mmolをイソプロピルエーテル100 mlに溶解し、水
素化ホウ素ナトリウム2.8 mmolをメタノール15ml
に懸濁させて加え、溶液の黄色が無色になるまで室温で
撹拌する。反応液にアルゴンガスを飽和させた蒸留水1
00mlを加えイソプロピルエーテル層を洗う。分液後イ
ソプロピルエーテル層を無水硫酸ナトリウムで脱水し減
圧下溶媒を留去し2,3−ジメトキシ−5−メチル−6
−デカイソプレニル−1,4−ジヒドロキシベンゼン
(ユビキノール−10)を得る。2,3−ジメトキシ−
5−メチル−6−デカイソプレニル−1,4−ジヒドロ
キシベンゼンに塩酸N,N−ジアルキルアミノ酸2.8
mmol、DCC 2.8mmol、無水ピリジン30mlを加え雰囲
気をアルゴンガスに置換した後、室温で24時間撹拌す
る。溶媒を減圧下留去し、残渣を蒸留水に懸濁させ炭酸
水素ナトリウムを加えてpH7〜8にした後に酢酸エチル
で可溶性画分を抽出する(100ml × 3回)。抽出液
を無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下溶媒を留去し,
2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニ
ル−4−ヒドロキシベンゼン 1−N,N−ジアルキル
アミノ酸エステルと2,3−ジメトキシ−5−メチル−
6−デカイソプレニル−1−ヒドロキシベンゼン 4−
N,N−ジアルキルアミノ酸エステルを得る。2,3−
ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニル−4−
ヒドロキシベンゼン 1−N,N−ジアルキルアミノ酸
エステル、若しくは2,3−ジメトキシ−5−メチル−
6−デカイソプレニル−1−ヒドロキシベンゼン 4−
N,N−ジアルキルアミノ酸エステルを少量のn−ヘキ
サンに溶解し、2倍モル量の塩酸−ジオキサンを加え、
溶媒を減圧下留去し、残渣をアセトンで再結晶して2,
3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニル−
4−ヒドロキシベンゼン 1−N,N−ジアルキルアミ
ノ酸エステルと、2,3−ジメトキシ−5−メチル−6
−デカイソプレニル−1−ヒドロキシベンゼン 4−
N,N−ジアルキルアミノ酸エステルの塩酸塩を得る。
式およびその物性、製造方法について、表1,3に示
す。なお、実施例1〜6については、質量分析(m/z,F
AB-MS)および核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR,
δ(ppm,内部標準TMS))を表2に示す。
ルー1,4−ベンゾキノン(以下ユビキノンー10)、
2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニ
ルー1,4−ジヒドロキシベンゼン(以下ユビキノール
−10)、2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカ
イソプレニルベンゼン 1,4−ビスーN,N−ジメチ
ルグリシネート塩酸塩(実施例4:以下Uq-bis-DMG)、
2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニ
ルー1−ヒドロキシベンゼン 4−N,N−ジメチルグ
リシネート塩酸塩(実施例5:以下Uq-4-DMG)、2,3
−ジメトキシ−5−メチル−6−デカイソプレニルー4
−ヒドロキシベンゼン1−N,N−ジメチルグリシネー
ト塩酸塩(実施例6:以下Uq-1-DMG)のそれぞれ0.1
0mmolをメスフラスコに取り、蒸留水を加えて5mlと
し、25℃、24時間撹拌後、メンブランフィルター
(0.5μm)でろ過し、ろ液中の各添加化合物濃度を
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定した。
の検出限界以下で、溶解度は測定できなかった。Uq-bis
-DMG、Uq-4-DMG、Uq-1-DMGは水に溶解し、溶解度を表4
に示した。
等張リン酸緩衝液に、Uq-bis-DMG、Uq-4-DMG、Uq-1-DMG
を添加し、37℃で反応させ、経時的に反応液中に生成
するユビキノールー10をHPLCで測定した。ユビキノー
ルー10は非常に酸化されやすい化合物であるため、生
成したユビキノールー10を酸化体ユビキノンー10と
して測定した。 HPLC条件:カラムはCAPCELL PAK UG120、移動相はエタ
ノールーアセトニトリル(3:7〜5:5,v/v)、流速
0.7ml/min、検出は273nmの吸光度でおこなった。
けるユビキノールー10の生成を図1と2に示した。等
張緩衝液のみを用いた場合、実験時間内ではUq-bis-DM
G、Uq-4-DMG、Uq-1-DMGのいずれの化合物も有意な加水
分解は観察されなかった。一方、ラット肝臓S9およびラ
ット肝臓ミクロソーム溶液中では全ての化合物の加水分
解が加速され,経時的にユビキノールー10が生成し
た。ラット肝臓中の組成によって加水分解は触媒され
た。この加水分解反応はエステラーゼ阻害剤エゼリンの
添加によって強く阻害された(図3参照)。このことか
らUq-bis-DMG、Uq-4-DMG、Uq-1-DMGの肝臓組成による加
水分解はエステラーゼによって触媒されることが明らか
になった。
ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン誘導体
によれば、窒素置換基を有するカルボン酸と2,3-ジメト
キシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼン化合物のエス
テル誘導体にすることにより、水溶性を改善し、しかも
還元酵素に依存しないで生体内に広範囲に存在するエス
テラーゼを利用して優れた抗酸化作用を呈する2,3-ジメ
トキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼンの放出がな
される。
-1,4-ジヒドロキシベンゼン誘導体のラット肝臓S 9溶液
中でのユビキノールー10への再変換性の説明図であ
る。
-1,4-ジヒドロキシベンゼン誘導体のラット肝臓ミクロ
ソーム溶液中でのユビキノールー10への再変換性の説
明図である。
-1,4-ジヒドロキシベンゼン誘導体のラット肝臓ミクロ
ソーム溶液中でのユビキノールー10への再変換性に及
ぼすエステラーゼ阻害剤の影響の説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 …(I) (式中R1およびR2はそれぞれ水素原子または窒素置
換基を有するカルボン酸残基を意味し,少なくとも一方
は窒素置換基を有するカルボン酸残基である。R 3は 【化2】 nは1〜10の整数を意味する。R4は水素原子または
水酸基の保護基を意味する。)で表される2,3-ジメトキ
シ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼンカルボン酸エス
テル誘導体。 - 【請求項2】 請求項1記載の誘導体において、窒素置
換基を有するカルボン酸残基が、アミノ酸、N−アシル
アミノ酸、N−アルキルアミノ酸、N,N−ジアルキル
アミノ酸、ピリジンカルボン酸およびそれらのハロゲン
化水素酸塩またはアルキルスルフォン酸塩の残基からな
る群より選択される少なくとも一種であることを特徴と
する2,3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼ
ンカルボン酸エステル誘導体。 - 【請求項3】 一般式(II) 【化3】 …(II) (式中R3は 【化4】 nは1〜10の整数を意味する。R4は水素原子または
水酸基の保護基を意味する。)で表される2,3-ジメトキ
シ-5-メチル-1,4-ベンゾキノンを還元して得られる一般
式(III) 【化5】 …(III) (式中R3、R4は前記の意味を有する。)で表される2,
3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼンと、
1級または2級アミノ基あるいは側鎖に水酸基、チオー
ル基を有するアミノ酸のアミノ基および水酸基、チオー
ル基を保護基で保護したアミノ酸とをエステル化反応さ
せることを特徴とする一般式(I) 【化6】 …(I) (式中R1およびR2はそれぞれ水素原子または1級ま
たは2級アミノ基を有するカルボン酸残基を意味し,少
なくとも一方は1級または2級アミノ基を有するカルボ
ン酸残基である。R3は 【化7】 nは1〜10の整数を意味する。R4は水素原子または
水酸基の保護基を意味する。)で示される2,3-ジメトキ
シ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼンカルボン酸エス
テル誘導体の製造方法。 - 【請求項4】 一般式(III) 【化8】 …(III) (式中R3、R4は前記の意味を有する。)で表される2,
3-ジメトキシ-5-メチル-1,4-ジヒドロキシベンゼンと、
N,N−ジアルキルアミノカルボン酸あるいはピリジン
カルボン酸のハロゲン化水素酸塩を活性エステル化試薬
の存在下にエステル化反応させること、若しくはN,N
−ジアルキルアミノカルボン酸あるいはピリジンカルボ
ン酸の反応性酸誘導体をエステル化反応させること特徴
とする一般式(I) 【化9】 …(I) (式中R1およびR2はそれぞれ水素原子またはN,N
−ジアルキルアミノカルボン酸あるいはピリジンカルボ
ン酸を意味し,少なくとも一方はN,N−ジアルキルア
ミノカルボン酸残基あるいはピリジンカルボン酸残基で
ある。R3は 【化10】 nは1〜10の整数を意味する。R4は水素原子または
水酸基の保護基を意味する。)2,3-ジメトキシ-5-メチ
ル-1,4-ジヒドロキシベンゼンカルボン酸エステル誘導
体の製造方法。
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JP2001301986A JP5096653B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ジヒドロキシベンゼン誘導体およびその製造方法 |
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- 2001-09-28 JP JP2001301986A patent/JP5096653B2/ja not_active Expired - Lifetime
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