JP2003103720A - ポリスチレン系熱収縮フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
ポリスチレン系熱収縮フィルムおよびその製造方法Info
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Abstract
能で、表面全体が溶剤シールが可能な熱収縮フィルムを
提供する。 【解決手段】 フィルム本体の少なくとも片面に皮膜が
設けられた熱収縮フィルムであって、フィルム本体の主
成分がスチレン・ブタジエン共重合体であり、皮膜が、
スチレン系ブロック(A)と、(メタ)アクリル酸エス
テル系ブロック(B)からなるブロック共重合体から形
成され、80℃の温水中に30秒保持したときの少なく
とも一方向の熱収縮率が20%以上のポリスチレン系熱
収縮フィルムを製造する。
Description
縮フィルムに関し、特に水性インキでの印刷が可能であ
り、かつリサイクル可能で、溶剤シール性に優れたポリ
スチレン系熱収縮フィルムに関する。
ラスチック容器においては、それらの名称などの表示を
施すために、印刷されたラベルが取り付けられるが、そ
のようなラベルとして熱収縮フィルムが用いられてい
る。例えば、収縮前のフィルムを溶剤シールで筒状に加
工して、ガラス瓶やペットボトルに被せて加熱すると、
ガラス瓶やペットボトルの形状にそってフィルムが収縮
し、一体化する。そのような熱収縮フィルムとしては、
スチレン・ブタジエン共重合体からなるフィルムが、熱
収縮する際にシワや歪みが無く、収縮後の外観に優れ、
またポリエチレンテレフタレート(PET)との分別が
容易で、ペットボトルのリサイクルに適しているので、
広く使われている。また、現時点ではラベルの製造に際
し、油性のグラビア印刷インキを用いてフィルムに印刷
を施しているが、水性インキに切り替えたいという要望
がある。
する密着性が不十分で、印刷が不均質になり、印刷不良
になるという問題があった。そこで、特開平7−140
901号公報には、これらの課題を解決する熱収縮フィ
ルムが提案されている。この公報には、スチレン・ブタ
ジエン共重合体製の熱収縮フィルムの表面に、グラビア
印刷版などを用いて印刷によってポリウレタン水性分散
体からなるプライマー層を設け、この上に水性インキを
用いて印刷する熱収縮フィルムが開示されている。
ン・ブタジエン共重合体とポリウレタン水性分散体とは
相溶性がない。したがって、これらの物質を含む熱収縮
フィルムを破砕、溶融し、再び成形してリサイクルする
ことができないという問題があった。
合体からなる熱収縮フィルムにおいては、帯状のフィル
ムの端部を突き合わせて接着して筒状にする場合など
に、溶剤をフィルムの表面に薄く塗布してスチレン・ブ
タジエン共重合体をわずかに溶解させて接着する溶剤シ
ールが適用されている。しかし、特開平7−14091
3号公報に記載された熱収縮フィルムにおいては、ポリ
ウレタン水性分散体からなるプライマー層の上に溶剤を
塗布しても溶剤シールを行うことができない。したがっ
て、プライマー層を塗布しないのりしろ部分を設けて、
この部分に溶剤を塗布して溶剤シールを行わなければな
らないという問題があった。そのため、印刷工程時にの
りしろ部分を確保するために、プライマー層を設ける位
置を制御しなければならなかった。また、プライマー層
の範囲とのりしろ部分の範囲が限定されてしまうため、
決まった用途に用いる決まったサイズの熱収縮フィルム
しか製造することができなかった。
で、水性インキによる印刷が可能で、かつリサイクル可
能な熱収縮フィルムを提供することを課題とする。ま
た、表面全体が溶剤シールが可能な熱収縮フィルムを提
供することを課題とする。
に、本発明のポリスチレン系熱収縮フィルムは、フィル
ム本体の少なくとも片面に皮膜が設けられた熱収縮フィ
ルムであって、フィルム本体の主成分がスチレン・ブタ
ジエン共重合体であり、皮膜が、スチレン系ブロック
(A)と、(メタ)アクリル酸エステル系ブロック
(B)からなるブロック共重合体から形成され、80℃
の温水中に30秒保持したときの少なくとも一方向の熱
収縮率が20%以上であることを特徴とする。また、前
記フィルム本体が2層以上の多層構造であってもよい。
前記(メタ)アクリル酸エステル系ブロック(B)が、
(メタ)アクリル酸エステル及び(メタ)アクリル酸か
らなる共重合体ブロックであると好ましい。また、ブロ
ック共重合体を構成するスチレン系ブロック(A)の数
平均分子量が500〜30,000であり、(メタ)ア
クリル酸エステル系ブロック(B)の数平均分子量が
1,000〜50,000であることが好ましい。
チレン・ブタジエン共重合体を主成分とするフィルム原
反の少なくとも片面に、スチレン系ブロック(A)と、
(メタ)アクリル酸エステル系ブロック(B)からなる
ブロック共重合体からなる皮膜を形成し、該皮膜を形成
したフィルム原反を80〜100℃に加熱して、延伸処
理を施すことによって製造することができる。
(フィルム原反)はスチレン・ブタジエン共重合体を主
成分としている。フィルム本体(フィルム原反)の材料
には、このスチレン・ブタジエン共重合体以外にポリス
チレン樹脂、スチレンブチルアクリレート共重合体、ス
チレン・イソプレン系ブロック共重合体などを配合する
ことができる。ポリスチレン樹脂としては、スチレンの
単独重合体である汎用ポリスチレン、ポリスチレンにブ
タジエン共重合体などの弾性体をブレンドした耐衝撃性
ポリスチレンなどを用いることができる。
るいは2層以上の多層構造とすることができる。多層構
造の場合は、組成の異なるスチレン・ブタジエン共重合
体を主成分とする層を積層して形成する。例えば特許第
3001158号の特許掲載公報に記載のものなどが好
ましい。すなわち、両外層が(a)ブタジエン単位含有
量が少なくとも15重量%のスチレン−ブタジエン−ス
チレン型ブロック共重合体90〜100重量%と、
(b)スチレン−ブチルアクリレート共重合体およびポ
リスチレン樹脂の中から選ばれた少なくとも1種10〜
0重量%との混合物からなり、中間層が(c)ブタジエ
ン単位含有量15〜40重量%のスチレン−ブタジエン
−スチレン型ブロック共重合体9〜59重量%と、
(d)スチレンブチルアクリレート共重合体40〜90
重量%と、(e)ブタジエン単位含有量50〜80重量
%のスチレン−ブタジエン−スチレン型ブロック共重合
体、ブタジエン単位含有量20〜50重量%のスチレン
−ブタジエン−スチレン型ブロック共重合体水素添加物
およびイソプレン単位含有量20〜50重量%のスチレ
ン−イソプレン−スチレン型ブロック共重合体水素添加
物から選ばれる少なくとも1種1〜8重量%と、(f)
ポリスチレン樹脂0〜50重量%との混合物からなる少
なくとも3層構造を有し、全体に対する中間層の厚さの
比率が50〜90%で、全体におけるブタジエン単位と
水素添加ブタジエン単位と水添イソプレン単位の合計含
有量が5〜15重量%のものである。
レン系ブロック(A)および(メタ)アクリル酸エステ
ル系ブロック(B)から構成されており、例えば、AB
型ジブロック共重合体、ABA型トリブロック共重合
体、BAB型トリブロック共重合体などを挙げることが
できる。これらのなかでも、熱収縮フィルム原反に対す
る接着性とともに水性インキによる印刷性に優れること
から、AB型ジブロック共重合体が好ましい。 スチレン系ブロック(A):(メタ)アクリル酸エステ
ル系ブロック(B)の重量比は好ましくは1:5〜5:
1、より好ましくは1:3〜3:1とされる。ブロック
(A)の重量比が少なすぎるとフィルム原反との十分な
接着性が得られなくなる傾向があるとともに、フィルム
原反との相溶性が低下するため、リサイクル性が低下
し、多すぎると水性インキによる印刷性が低下する傾向
がある。
は、好ましくは500〜30000、より好ましくは1
000〜20000とされる。500未満であると皮膜
の強度が低下する傾向があり、30000をこえると塗
布時の分散不良や増粘が生じやすくなる。なお、本明細
書でいう数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー(GPC)法により、標準ポリスチレン検
量線から求めた値である。
単独重合体、または、スチレンおよびスチレンと共重合
可能なビニル系単量体の少なくとも1種が共重合してな
る共重合体である。このビニル系単量体としては、例え
ば、アクリロニトリル、アクリルアミド、(メタ)アク
リル酸およびそれらの誘導体(例えば、エステル、塩な
ど)などが挙げられる。スチレン系ブロック(A)にお
けるスチレンに由来する構造単位の割合は、スチレン系
ブロック(A)の全構造単位に対して100〜55重量
%であることが好ましく、より好ましくは100〜65
重量%である。スチレンに由来する構造単位の割合が少
なすぎるとフィルム原反(フィルム本体)ヘの充分な接
着性が得られず、不都合である。
ック(B)の数平均分子量は、好ましくは1000〜5
0000、より好ましくは2000〜30000とされ
る。1000未満であると水性インキによる印刷性が低
下し、30000を超えるとフィルム原反への接着性が
低下する傾向がある。
(B)は、(メタ)アクリル酸エステルの単位を(メ
タ)アクリル酸エステル系ブロック(B)の全構造単位
の合計重量に基づいて50〜100重量%含有している
ものが好ましく、70〜100重量%含有しているもの
がより好ましい。(メタ)アクリル酸エステルの単位と
しては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アク
リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)
アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチ
ル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸オ
クタデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸2―
ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジルなど
から誘導される単位が挙げられ、これらのうち1種また
は2種以上を用いることができる。
(B)は、必要に応じて、(メタ)アクリル酸エステル
と共重合可能なビニル系単量体単位を、全構造単位に対
して0〜50重量%、好ましくは0〜30重量%含有さ
せることができる。(メタ)アクリル酸エステルと共重
合可能なビニル系単量体の単位としては、例えば、スチ
レン、p−スチレンスルホン酸、そのナトリウム塩、カ
リウム塩等のスチレン系単量体;(メタ)アクリル酸、
クロトン酸、ケイ皮酸、イタコン酸、マレイン酸、及び
それらの中和塩;無水マレイン酸、無水イタコン酸、無
水シトラコン酸、ブテニル無水コハク酸、テトラヒドロ
無水フタール酸;(メタ)アクリロニトリル;酢酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル等のビニルエステル;(メタ)ア
クリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド、;N−ビニル−2−ピロリドンなどから誘導される
単位を挙げることができ、これらのうち1種または2種
以上を用いることができる。
ック(B)は、(メタ)アクリル酸エステル及び(メ
タ)アクリル酸からなる共重合体ブロックであると好ま
しい。(メタ)アクリル酸単位を含有することによっ
て、水性インキによる印刷性が向上する。(メタ)アク
リル酸単位を含有する場合、(メタ)アクリル酸単位
は、全構造単位に対して5〜40重量%含有されている
ことが好ましい。
リル酸エステル系ブロック(B)からなるブロック共重
合体の合成方法に、特に制限はないが、例えば、片末端
にメルカプト基を有する重合体ブロック(A)の存在下
に、重合体ブロック(B)を構成する単量体成分をラジ
カル重合することによりブロック共重合体を製造する方
法が、目的とする数平均分子量および分子量分布を有す
るブロック共重合体を簡便かつ効率的に製造することが
できるので好ましい。
は、例えば以下のようにして製造することができる。す
なわち、押出法などの公知の成形方法によって帯状のフ
ィルム原反を製造する。フィルム原反の厚さは特に限定
しないが、例えば100〜500μm、好ましくは12
0〜400μmとされる。一方、皮膜の材料を酢酸エチ
ル/イソプロピルアルコールの混合溶剤などの適当な溶
剤に溶解して、前記フィルム原反の片面、あるいは両面
に塗布する。または、皮膜の材料を水性分散液として、
前記フィルム原反の片面、あるいは両面に塗布する。こ
のとき、乾燥したときに皮膜の材料がフィルム原反1m
2 当たり好ましくは0.1〜10g、より好ましくは
0.5〜5gになるように塗布する。なお、水性分散液
を作成する方法としては、例えば、ブロック共重合体を
適当な界面活性剤の存在下で乳化する方法や、あるい
は、ブロック共重合体のブロック(B)が(メタ)アク
リル酸などが共重合されたブロックである場合、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等で中和して
乳化する方法などがあげられる。
した後、80〜100℃に加熱し、熱収縮性を付与する
方向に3〜8倍、好ましくは4〜6倍程度に延伸して、
フィルム本体の少なくとも片面に皮膜が形成された熱収
縮フィルムを得る。延伸時の温度は皮膜の材料のTg
(ガラス転移点)の温度以上の温度に設定するのが好ま
しい。なお、ガラス瓶、ペットボトルなどのラベル用の
場合は、帯状のフィルム原反の幅方向(横方向)に延伸
するのが通常である。そして、必要に応じて、この熱収
縮フィルムの表面に、水性インキを用いて公知の方法に
よって印刷を行う。
に30秒浸漬して保持したときの熱収縮率は、20%以
上、好ましくは25%以上とされる。20%未満である
と熱収縮性が不十分である。熱収縮率は材料などによっ
ても変化するが、上述の延伸時の温度、倍率などを変化
させることによって変更することができる。また、熱収
縮フィルムの表面に酢酸エチル/n−ヘキサンの混合溶
剤などの適当な溶剤を薄く塗布することにより、溶剤シ
ールを行うことができる。また、熱収縮フィルムを破砕
し、フィルム原反の材料に混合してリサイクルして、再
びフィルム原反を製造することができる。
ては、スチレン系ブロック(A)と(メタ)アクリル酸
エステル系ブロック(B)からなるブロック共重合体の
皮膜を形成することによって水性インキによる印刷が可
能となる。また、この皮膜の作用により、熱収縮後にお
いても印刷不良などが発生しない。また、フィルム本体
(フィルム原反)の材料と皮膜の材料が相溶性があるた
め、熱収縮フィルムをフィルム本体(フィルム原反)の
材料に混合してリサイクルすることができる。さらに、
皮膜の上から溶剤を塗布して溶剤シールを行うことがで
きるため、フィルム原反の全面に皮膜を形成することが
でき、皮膜材料の塗布範囲の制御が必要なく、製造操作
が簡単である。また、延伸前に皮膜を形成するため、出
来上がりの熱収縮フィルムの面積と比較して小さい面積
に皮膜の材料を塗布すればよいので、皮膜の材料を塗布
するローターなども小さくてよく、経済的である。
る。 [1]皮膜の材料の合成 以下のようにして皮膜の材料を合成した。なお、製造例
1、2は本発明に係るブロック共重合体であり、製造例
3は製造例1で得られたブロック共重合体を水性分散液
としたもの、製造例4はAブロックがスチレン系ブロッ
クではないブロック共重合体である。
スチレン−アクリル酸エチル/アクリル酸共重合体のA
B型ブロック共重合体)の製造] (1)スチレンモノマー750重量部を反応容器中に仕
込み、窒素雰囲気下で90℃に昇温した。これにチオ−
S−酢酸0.32重量部を添加して30分後に、ラジカ
ル重合開始剤(V−65、和光純薬)のトルエン溶液
(5wt%)を6ml/hの速度で、さらにチオ−S−
酢酸のトルエン溶液(5wt%)を9ml/hの速度で
反応容器に連続的に添加し、重合を開始した。重合率
(ポリマー転換率)が40%になった時点で反応を停止
した。得られた溶液をメタノールに沈殿させてから減圧
乾燥し、末端にチオ−S−酢酸エステル基を有するポリ
スチレンを得た。
酢酸エステル基を有するポリスチレン200重量部、ト
ルエン200重量部、ブタノール100重量部を反応容
器に仕込み、70℃でこれに10wt%のNaOH/メ
タノール溶液1mlを添加して、ポリスチレン末端のチ
オ−S−酢酸エステル基のエステル交換反応を行った。
2時間後、これに酢酸0.25gを添加して反応を終了
した。得られた溶液をメタノールに沈殿させてから減圧
乾燥し、末端にメルカプト基を有するポリスチレンを得
た。
基を有するポリスチレン100重量部、アクリル酸エチ
ル70重量部、アクリル酸30重量部、トルエン200
重量部を反応容器に仕込み、90℃、窒素雰囲気下で、
これにラジカル重合開始剤(V−70、和光純薬)のト
ルエン溶液(0.1wt%)を7ml/hの速度で連続
的に添加し、重合を開始した。重合率(ポリマー転換
率)が95%になった時点で反応を停止し、ポリスチレ
ンブロック(スチレン系ブロック(A))およびアクリ
ル酸エチル/アクリル酸共重合体(アクリル酸エチル:
アクリル酸=70:30(重量比))ブロック((メ
タ)アクリル酸エステル系ブロック(B))から構成さ
れるAB型ジブロック共重合体(以下、これを「ブロッ
ク共重合体(1)」と称する)を得た。得られたブロッ
ク共重合体(1)のスチレン系ブロック(A)の数平均
分子量は11000、(メタ)アクリル酸エステル系ブ
ロック(B)の数平均分子量は10000であった。
レン/メタクリル酸n−ブチル共重合体−アクリル酸エ
チル/アクリル酸共重合体のAB型ブロック共重合体)
の製造] (1)スチレンモノマー570重量部、メタクリル酸n
−ブチル180重量部を反応容器中に仕込み、窒素雰囲
気下で90℃に昇温した。これにチオ−S−酢酸0.7
4重量部を添加して30分後に、ラジカル重合開始剤
(V−65、和光純薬)のトルエン溶液(2wt%)を
7ml/hの速度で、さらにチオ−S−酢酸のトルエン
溶液(10wt%)を9.3ml/hの速度で反応容器
に連続的に添加し、重合を開始した。重合率(ポリマー
転換率)が50%になった時点で反応を停止した。得ら
れた溶液をメタノールに沈殿させてから減圧乾燥し、末
端にチオ−S−酢酸エステル基を有するスチレン/メタ
クリル酸n−ブチル共重合体を得た。
リル酸n−ブチル共重合体を用いて製造例1(2)と同
様の操作を行い、末端にメルカプト基を有するスチレン
/メタクリル酸n−ブチル共重合体を得た。 (3)(2)で得られた末端にメルカプト基を有するス
チレン/メタクリル酸n−ブチル共重合体100重量
部、アクリル酸エチル90重量部、アクリル酸10重量
部、トルエン200重量部を反応容器に仕込み、90
℃、窒素雰囲気下で、これにラジカル重合開始剤(V−
70、和光純薬)のトルエン溶液(0.1wt%)を7
ml/hの速度で連続的に添加し、重合を開始した。重
合率(ポリマー転換率)が95%になった時点で反応を
停止し、スチレン/メタクリル酸n−ブチル共重合体ブ
ロック(スチレン系ブロック(A))およびアクリル酸
エチル/アクリル酸共重合体(アクリル酸エチル:アク
リル酸=90:10(重量比))ブロック((メタ)ア
クリル酸エステル系ブロック(B))から構成されるA
B型ジブロック共重合体(以下、これを「ブロック共重
合体(2)」と称する)を得た。得られたブロック共重
合体(2)のスチレン系ブロック(A)の数平均分子量
は4900、(メタ)アクリル酸エステル系ブロック
(B)の数平均分子量は4800であった。
分散液の製造] ブロック共重合体(1)20重量部、キシレン80重量
部を撹拌機付きの反応槽に仕込み、100℃で溶解し
た。次に、0.2%の水酸化ナトリウム水溶液167重
量部を1時間かけて系内に連続添加し、キシレン−水懸
濁液を得た。この懸濁液中のキシレンを留去することに
より、固形分20%濃度の水性粗乳化物を得た。この水
性粗乳化物100重量部および28%アンモニア水2.
0重量部を加圧反応容器に仕込み、150℃で1時間撹
拌した。撹拌後室温まで冷却して水性分散液を得た。
メタクリル酸メチル−アクリル酸エチル/アクリル酸共
重合体のAB型ブロック共重合体)の製造] (1)メタクリル酸メチル750重量部を反応容器中に
仕込み、窒素雰囲気下で70℃に昇温した。これにチオ
−S−酢酸14.3重量部を添加して30分後に、ラジ
カル重合開始剤(AIBN、和光純薬)0.04重量部
を添加し、重合を開始した。重合率(ポリマー転換率)
が40%になった時点で反応を停止し、得られた溶液を
メタノールに沈殿させてから減圧乾燥し、末端にチオ−
S−酢酸エステル基を有するポリメタクリル酸メチルを
得た。
メチルを用いて製造例1(2)と同様の操作を行い、末
端にメルカプト基を有するポリメタクリル酸メチルを得
た。 (3)(2)で得られたポリメタクリル酸メチルを用い
て製造例1(3)と同様の操作を行い、ポリメタクリル
酸メチルブロック(A)およびアクリル酸エチル/アク
リル酸共重合体(アクリル酸エチル:アクリル酸=9
0:10(重量比))ブロック((メタ)アクリル酸エ
ステル系ブロック(B))から構成されるAB型ジブロ
ック共重合体(以下、これを「ブロック共重合体
(3)」と称する)を得た。得られたブロック共重合体
(3)のポリメタクリル酸メチルブロック(A)の数平
均分子量は10200、(メタ)アクリル酸エステル系
ブロック(B)の数平均分子量は9900であった。
ン−ブタジエン−スチレン型ブロック共重合体(旭化成
工業社製、製品名:アサフレックス805)を押出機で
製膜して厚さ300μmの帯状のフィルム原反を製造し
た。このフィルム原反の片面に、製造例1のブロック共
重合体(1)を酢酸エチル/イソプロピルアルコール
(重量比40/60)の混合溶剤に濃度1重量%になる
ように溶解して、乾燥後の塗布量が1m2 当たり1.5
gになるように塗布し、70℃、0.5分の条件で乾燥
した。そして、このフィルム原反を90℃に加熱し、横
に5倍延伸処理して厚さ60μmの熱収縮フィルムを得
た。
インキを用いて印刷を施した。24時間後、この印刷面
にセロハンからなる片面粘着テープ(JIS Z 15
22)を貼着して剥離する、JIS K 5400に準
ずるテープ剥離試験を行ったが、印刷は全く剥離しなか
った。また、熱収縮フィルムの横方向(幅方向)の熱収
縮率は42%であった。熱収縮後においても、印刷不良
は発生しなかった。
に酢酸エチル/n−ヘキサン(重量比70/30)の混
合溶剤を連続的に塗布して溶剤シールを行ったところ、
熱収縮フィルムの送り速度が120m/分の条件で、溶
剤シールで筒状に加工することができ、シール強度は良
好であった。さらに、この熱収縮フィルムを粉砕して、
スチレン−ブタジエン−スチレン型ブロック共重合体
(旭化成工業社製、製品名:アサフレックス805)に
30重量%配合し、フィルム原反を押出し、延伸処理し
た。その結果、押出性、延伸性は良好で、フィルムの透
明性も良好であり、製品化できるものであった。
重量%のスチレン−ブタジエン−スチレン型ブロック共
重合体(電気化学工業社製、製品名:クリアレン)を押
出機で製膜してフィルム原反を製造した。このフィルム
原反に、製造例2のブロック共重合体(2)を酢酸エチ
ル/イソプロピルアルコール(重量比40/60)の混
合溶剤に濃度1重量%になるように溶解し、乾燥後の塗
布量が1m2 当たり1.5gになるように塗布した後、
95℃に加熱し、横に5倍延伸処理して熱収縮フィルム
を得た。また、この熱収縮フィルムの横方向の熱収縮率
は30%であった。この熱収縮フィルムについて実施例
1と同様にして印刷を施して剥離試験を行ったところ印
刷は全く剥離しなかった。また、溶剤シール性、リサイ
クル性についても実施例1と同様の結果が得られた。
のフィルム原反を、共押出法で製膜して得た。 両外層の材料:ブタジエン単位含有量が20重量%のス
チレン−ブタジエン−スチレン型ブロック共重合体(旭
化成工業社製、製品名:アサフレックス805) 中間層の材料:ブタジエン単位含有量20重量%のスチ
レン−ブタジエン−スチレン型ブロック共重合体(旭化
成工業社製、製品名:アサフレックス805)27重量
%、ブチルアクリレート単位含有量が15重量%のスチ
レン−ブチルアクリレート共重合体(旭化成工業社製、
製品名:SC004)70重量%、およびブタジエン単
位含有量が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレ
ン型ブロック共重合体(旭化成工業社製、製品名:タフ
プレン126)3重量%の混合物この3層構造のフィル
ム原反の厚さは250μm、外層/中間層/外層の厚さ
の比は10/80/10であった。
製造例1のブロック共重合体(1)を、酢酸エチル/イ
ソプロピルアルコール(重量比40/60)の混合溶剤
に溶解して、乾燥後の塗布量が1m2 当たり1.5gに
なるようにを塗布、乾燥した。ついで、このフィルム原
反を85℃に加熱し、横に5倍延伸処理して、厚さ50
μmの熱収縮フィルムを得た。
53%であった。この熱収縮フィルムについて実施例1
と同様にして印刷を施し剥離試験を行ったところ印刷は
全く剥離しなかった。また、溶剤シール性についても実
施例1と同様の結果が得られた。さらに、この熱収縮フ
ィルムを破砕して中間層の材料に30重量%の割合で混
合し、3層構造のフィルム原反を押出し、延伸処理し
た。その結果、押出性、延伸性は良好で、フィルムの透
明性も良好であり、製品化できるものであった。
共重合体(1)の水性分散液をフィルム原反に塗布する
以外は、実施例1と同様にして、熱収縮フィルムを作製
した。この熱収縮フィルムの横方向の熱収縮率は42%
であった。この熱収縮フィルムについて実施例1と同様
にして印刷を施し剥離試験を行ったところ印刷は全く剥
離しなかった。また、溶剤シール性についても実施例1
と同様の結果が得られた。さらに、この熱収縮フィルム
を破砕して中間層の材料に30重量%の割合で混合し、
3層構造のフィルム原反を押出し、延伸処理した。その
結果、押出性、延伸性は良好で、フィルムの透明性も良
好であり、製品化できるものであった。
(3)を用いた以外は、実施例2と同様して熱収縮フィ
ルムを製造した。この熱収縮フィルムの横方向の熱収縮
率は30%であった。そして、実施例1と同様にして印
刷を施し、テープ剥離試験を行ったところ、印刷が全面
的に剥離した。
ロックを用いない比較例1においては、印刷不良が発生
した。これに対して、本発明に係る実施例1〜4におい
ては、印刷の定着が良好で、溶剤シール性、リサイクル
性も良好であった。
レン系熱収縮フィルムは、フィルム本体の少なくとも片
面に皮膜が設けられ、フィルム本体の主成分がスチレン
・ブタジエン共重合体であり、皮膜が、スチレン系ブロ
ック(A)と、(メタ)アクリル酸エステル系ブロック
(B)からなるブロック共重合体から形成され、80℃
の温水中に30秒保持したときの少なくとも一方向の熱
収縮率が20%以上であるので、水性インキによる印刷
が可能であり、熱収縮後においても印刷不良が発生しな
い。また、フィルム本体の材料に混合してリサイクルす
ることができる。さらに、溶剤を塗布して溶剤シールを
行うことができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 フィルム本体の少なくとも片面に皮膜が
設けられた熱収縮フィルムであって、 フィルム本体の主成分がスチレン・ブタジエン共重合体
であり、 皮膜が、スチレン系ブロック(A)と、(メタ)アクリ
ル酸エステル系ブロック(B)からなるブロック共重合
体から形成され、 80℃の温水中に30秒保持したときの少なくとも一方
向の熱収縮率が20%以上であることを特徴とするポリ
スチレン系熱収縮フィルム。 - 【請求項2】 請求項1記載のポリスチレン系熱収縮フ
ィルムにおいて、 フィルム本体が2層以上の多層構造であることを特徴と
するポリスチレン系熱収縮フィルム。 - 【請求項3】 前記(メタ)アクリル酸エステル系ブロ
ック(B)が、(メタ)アクリル酸エステルおよび(メ
タ)アクリル酸からなる共重合体ブロックであることを
特徴とする請求項1または請求項2記載のポリスチレン
系熱収縮フィルム。 - 【請求項4】 ブロック共重合体を構成するスチレン系
ブロック(A)の数平均分子量が500〜30,000
であり、(メタ)アクリル酸エステル系ブロック(B)
の数平均分子量が1,000〜50,000であること
を特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載のポ
リスチレン系熱収縮フィルム。 - 【請求項5】 スチレン・ブタジエン共重合体を主成分
とするフィルム原反の少なくとも片面に、スチレン系ブ
ロック(A)と、(メタ)アクリル酸エステル系ブロッ
ク(B)からなるブロック共重合体からなる皮膜を形成
し、 該皮膜を形成したフィルム原反を80℃〜100℃に加
熱して、延伸処理を施すことを特徴とするポリスチレン
系熱収縮フィルムの製造方法。 - 【請求項6】 前記フィルム原反が2層以上の多層構造
であることを特徴とする請求項5に記載のポリスチレン
系熱収縮フィルムの製造方法。 - 【請求項7】 前記(メタ)アクリル酸エステル系ブロ
ック(B)が、(メタ)アクリル酸エステルおよび(メ
タ)アクリル酸からなる共重合体ブロックであることを
特徴とする請求項5または請求項6記載のポリスチレン
系熱収縮フィルムの製造方法。 - 【請求項8】 ブロック共重合体を構成するスチレン系
ブロック(A)の数平均分子量が500〜30,000
であり、(メタ)アクリル酸エステル系ブロック(B)
の数平均分子量が1,000〜50,000であること
を特徴とする請求項5ないし7いずれか一項に記載のポ
リスチレン系熱収縮フィルムの製造方法。
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JP2000029392A (ja) * | 1998-05-08 | 2000-01-28 | Fuji Seal Inc | ポリスチレン系熱収縮性ラベル |
JP2000094598A (ja) * | 1998-07-24 | 2000-04-04 | C I Kasei Co Ltd | 多層ポリスチレン系熱収縮フィルム |
JP2001096678A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-10 | Toko Shizai Kogyo Kk | 熱収縮フィルム及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001298814A patent/JP4846145B2/ja not_active Expired - Lifetime
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