JP2003103698A - 金属調化粧板とその成型方法 - Google Patents

金属調化粧板とその成型方法

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JP2003103698A
JP2003103698A JP2001299430A JP2001299430A JP2003103698A JP 2003103698 A JP2003103698 A JP 2003103698A JP 2001299430 A JP2001299430 A JP 2001299430A JP 2001299430 A JP2001299430 A JP 2001299430A JP 2003103698 A JP2003103698 A JP 2003103698A
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Takashi Kamiya
隆志 神谷
Kazuto Yamada
一登 山田
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Aica Kogyo Co Ltd
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Aica Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の金属調化粧板として金属箔の表面に
紫外線硬化性樹脂をコートして仕上げたものなどがあ
る。これらでは表面エンボスができない、光沢度を選択
できないなどの課題があつた。また、パール顔料等で印
刷した印刷紙を使用した化粧板では充分な金属感が得ら
れなかった。 【解決手段】 ポリエステル樹脂フィルム、アルミニウ
ム箔並びに熱硬化性樹脂含浸紙の接触面に接着剤を介在
させるとともに表面仕上げ材を該ポリエステル樹脂フィ
ルムに載置して成形一体化した金属調化粧板により、任
意のエンボス仕上げと幅広い光沢度を選べるようになつ
た。しかも複合化した熱硬化性の接着剤を使用すること
により剥離強度、耐熱性等に優れた品質を確保できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築分野、家具分野等に
おいて使用される金属調化粧板、詳しくは高い光沢度と
密着性、耐熱性に優れる金属調化粧板並びにその製法に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、金属調化粧材として、金属箔に樹脂
シートを積層したもの、金属箔の表裏に樹脂層を積層し
たものとして、金属箔の表面に紫外線硬化タイプの樹脂
をコートし、硬化させたものが知られている。
【0003】このような仕上げの金属調化粧シートでは
表面エンボスの付与ができない、単調な光沢度の製品し
か生産できない等の問題が残されていた。更にメラミン
樹脂化粧板やジアリルフタレート樹脂系化粧シート等に
おいてもパール顔料等で印刷した印刷紙を使用しても充
分な金属感が得られなかった。
【0004】また、金属箔と表面の樹脂層及び裏面の樹
脂含浸紙等の基材との密着性、耐熱性が不十分であるた
め切断、曲げ等の加工時に接着面に剥離が生じたり、カ
ウンターとして使用された場合、加熱された状態の鍋等
が置かれた場合には接着層の耐熱性が不足するためにフ
クレが生じるなどの問題があつた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑みてなされたもので、耐熱性、剥離強度等に優
れ、様々にエンボス仕上げと幅広い光沢度を自在に付与
できる金属調化粧板及びその成形方法を提供せんとする
ものである
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の金属調化粧板の
成型では、積層構成として、表面側より、ポリエステル
樹脂フイルム、アルミニウム箔、熱硬化性樹脂含浸紙と
し、各素材の接触面に接着剤を介在させるとともに、表
面仕上げ材を該ポリエステル樹脂フイルムに載置して熱
圧する成型方法を採用している。表面に積層するポリエ
ステル樹脂フイルムは厚み0.010〜0.1ミリのシ
ート体が採用される。0.01ミリ以下では化粧板製造
上において取り扱い性が悪いため好ましくない。逆に
0.1ミリ以上では不必要に厚くなりコスト高になるた
め使用に適さない。
【0007】また、ポリエステル樹脂フイルムの裏面若
しくは表面に意匠性を高めるために適宜種々の模様など
印刷が施されてもよい。
【0008】アルミニウム箔は厚み0.006〜0.2
ミリのものが使用に適している。0.006ミリ以下で
は薄すぎて金属調化粧板の製造時の取り扱い性が悪くな
るため好ましくない。0.2ミリ以上では成形された金
属調化粧板のナイフ等による切断性や曲げ加工性が低下
するため好ましくない。また不必要に厚くなりコスト高
になるため好ましくない。
【0009】裏面に積層される熱硬化性樹脂含浸紙に採
用される樹脂としてはフェノール樹脂、メラミン樹脂。
不飽和ポリエステル樹脂等があり、基材として使用する
坪量100〜300g/m2 クラフト紙、チタン紙等
の紙基材や合成繊維、天然繊維等から加工された30〜
200 g/m2の不織布等に熱硬化性樹脂が対基材3
0〜500重量%含浸処理されて加工されたシート体が
使用される。30%以下であつては層間強度に不足する
ため好ましくない。500%以上では製造時の含浸性に
問題があり、またコスト高になるため適さない。
【0010】該熱硬化性樹脂含浸シートは1枚若しくは
複数枚が重ねられて使用される。該ポリエステル樹脂シ
ートと該アルミニウム箔との接着並びに該アルミニウム
箔と熱硬化性樹脂含浸紙との接着には、本発明の金属調
化粧板の加工並びに用途を考慮して、耐熱性があり、密
着性に優れ、しかも切断等の加工時の衝撃にも耐えるこ
とのできる剥離強度の良好な接着剤を選定する必要があ
り、例としてウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系、ビニル
エステル樹脂系、ブチラール樹脂系、ポリイミドシロキ
サン系、ポリイミド−エポキシ系等の複合化された熱硬
化性の接着剤が適している。
【0011】これらについて、具体的な例として、ポリ
エステルポリウレタンポリイソシアネートとテルペン系
炭化水素の無水マレイン酸付加物並びに有機ポリイソシ
アネートとを配合した接着剤、エポキシ樹脂及びエポキ
シ樹脂硬化剤のほかに可溶性ポリイミドシロキサン並び
にエポキシ変性ポリシロキサン等が配合された接着剤、
エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂硬化剤にアルキルフェノ
ール樹脂並びにアクリルニトリルブタジエンゴム等を配
合つた接着剤、エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂硬化剤に
ニトリルゴムのほかイミダゾール化合物、第三級アミン
類等の硬化促進剤を配合した接着剤、芳香族テトラカル
ボン酸にジアミノシロキサンを反応させたポリイミドシ
ロキサンにエポキシ樹脂及びエポキシ樹脂硬化剤を配合
した接着剤、ポリビニルアセタール樹脂にエポキシ樹脂
及びエポキシ樹脂硬化剤を配合した接着剤、耐熱性を確
保するためにブチラール化度が75%以下のブチラール
樹脂とフェノール樹脂を配合した接着剤等の複合化され
た熱硬化性の接着剤がある。
【0012】該ポリエステル樹脂シートと該アルミニウ
ム箔との接着、該アルミニウム箔と熱硬化性樹脂含浸紙
との接着とは、同一の接着剤が使用されてもよいし、異
なった接着剤が使用されても構わない。
【0013】また、接着剤はアルミニウム箔の表裏に塗
布する方法以外に、該ポリエステル樹脂シートの裏面、
熱硬化性樹脂含浸紙の表面に塗布する方法が採用されて
もよい。
【0014】また、熱硬化性樹脂含浸紙の樹脂率が低い
場合や、特に多孔質で浸透性が高い基材が使用されてい
る場合には接着剤が熱硬化性樹脂含浸紙の内部に浸透し
てしまい接着面の接着剤成分が少なつて接着力を確保で
きないなどの問題がある場合には熱硬化性樹脂含浸紙の
表面に樹脂プライマーを塗布して接着剤の浸透を止め、
接着剤が塗布されることが望ましい。
【0015】耐熱性として、成型された金属調化粧板を
カウンター表面に接着して使用した場合の耐熱評価方法
であるJISK6902に規定するオイル鍋試験(下記
に説明)に合格することが望まれる。
【0016】オイル鍋試験は温度180℃に加熱された
オイルの入った鍋をカウンター表面に置いた場合に金属
調化粧板の積層面に剥離が出るかどうかで評価する方法
であり、層間接着に使用された接着剤の耐熱性が不足す
ると層間に剥離が出てしまう。
【0017】また、剥離強度が求められるのは、金属調
化粧板を各種基材に接着加工するために所定サイズに切
断するなどした時に剥離強度が不足すると層間で剥離す
ることがあるためである。また、曲げ加工する場合にも
剥離強度が不足すると層間で剥離することがある。この
ような加工時のトラブルを避け、併せて上記オイルバス
試験を合格させるためには20℃で1kg/インチ以上
の剥離強度が求められる。平面引っ張り強度に関しても
同様に4kg/cm2以上の接着力が得られないと、切
断時や曲げ加工時に接着面で剥離現象となるため、これ
以上の平面引っ張り強度が求められる。
【0018】これらの接着剤はこれらの接着剤は成型作
業を簡便にするために 該ポリエステル樹脂シートの裏
面若しくは該アルミニウム箔の表裏に予め塗布されて接
着剤層を設けたものとして使用されることが望ましい。
このような素材として供給されれば積層作業、成型作業
を速やかに実施できる。
【0019】表面仕上げ材としては通称当て板と呼ばれ
る板状、或いはシート状のものが使用できる。材質とし
ては金属、合成樹脂、木材、紙、布等、或いはこれらを
ベースとして表面に樹脂コート、メッキその他の表面処
理の為された素材等が使用できる。
【0020】これらの表面仕上げ材には、素材の表面を
表面処理して所定の光沢度に調整したもの、素材の持つ
表面状態のものほか、或いは更に線状、木目状、ドット
状、不定形状、円盤状等の様々なエンボス形状が付与さ
れたものなどが使用できる。エンボス形状のサイズには
看者がエンボス形状として認識できる0.01〜0.5
ミリ程度の深さのものが適合している。表面仕上げ材及
び成型された化粧板の光沢度は、ASTM D523に
準拠した測定方法(使用機器例/(株)村上色彩技術研
究所製 携帯用光沢度計 GMX−101型)により測
定される。
【0021】メラミン樹脂化粧板と比較して光沢度の採
用可能な範囲について、本発明の化粧板と対比してみる
に、実施例、比較例において明らかなように本発明に係
わる化粧板では採用可能な範囲が顕著に広いことが確認
できる。これらの表面仕上げ材は積層素材の最上部のポ
リエステル樹脂シートの上に載置され、プレス工程にお
いて温度120〜190℃、圧力10〜100kg/c
m2の熱圧条件下で成型される。
【0022】実施例1 上より、厚み0.012ミリのポリエステル樹脂フイル
ム、表裏に下記に記載の配合の接着剤が塗布、乾燥して
ある厚み0.02ミリのアルミニウム箔及び坪量195
g/m2のクラフト紙にレゾール形フェノール樹脂を樹
脂率50%含浸させた含浸紙(1)4枚を順次重ね、ポ
リエステル樹脂フイルムの上に表面仕上げ材として光沢
度が126に調整された平滑な厚み3ミリのステンレス
板の間に置き、温度140℃、圧力60kg/cm2、
20分間で成形し、厚み 0.8ミリの実施例1の金属
調化粧板を成形した。成形した金属調化粧板の光沢度、
剥離強度、平面引っ張り強度及びオイル鍋試験の結果は
表の通りであつた。
【0023】実施例2 表面仕上げ材として光沢度36(梨地エンボスタイプ)
の厚み3ミリのステンレス板を使用し、下記の実施例2
の接着剤を使用する以外は実施例1と全て同様にして実
施例2の金属調化粧板を成型した。成型した属調化粧板
の光沢度、剥離強度、平面引っ張り強度及びオイル鍋試
験の結果は表の通りであつた。 実施例3 光沢度164の二軸延伸ポリプロピレンフィルムを鏡面
仕上げで厚み3ミリのステンレス板とポリエステル樹脂
フィルムの間に配置し、下記の実施例3の接着剤を使用
する以外は全て実施例1と同様にして実施例3の金属調
化粧板を成型した。
【0024】成型した属調化粧板の光沢度、剥離強度、
平面引っ張り強度及びオイル鍋試験の結果は表の通りで
あつた。 実施例4 光沢度7.1(皮革表面転写フェノール樹脂成型板)を
使用し、下記の実施例4の接着剤を使用する以外は全て
実施例1と同様にして実施例4の金属調化粧板を成型し
た。成型した属調化粧板の光沢度、剥離強度、平面引っ
張り強度及びオイル鍋試験の結果は表の通りであった。
【0025】比較例1 実施例1に使用した含浸紙(1)4枚の上に坪量80
g/m2のパール顔料を含有したインクで印刷された化
粧印刷紙にメラミン樹脂を150重量%した化粧含浸紙
を重ねた積層物に実施例1に使用した表面仕上げ材を重
ねて温度140℃、圧力60kg/cm2 、20分
間、熱圧成型した。成型したのち当て板を取り外して成
型したメラミン樹脂化粧板の光沢度、剥離強度、平面引
っ張り強度及びオイル鍋試験の結果は表の通りであつ
た。
【0026】比較例2 実施例2に使用した表面仕上げ材を使用する以外は、比
較例1と全て同一にして比較例2のメラミン樹脂化粧板
を成型した。成型したメラミン樹脂化粧板の光沢度、剥
離強度、平面引っ張り強度及びオイル鍋試験の結果は表
の通りであつた。
【0027】比較例3 実施例3に使用したと同一の二軸延伸ポリプロピレンフ
ィルムを鏡面仕上げて、厚み3ミリの鏡面仕上げのステ
ンレス板とポリエステル樹脂フィルムの間に配置する以
外は、比較例1と全て同一にして比較例3のメラミン樹
脂化粧板を成型した。成型したメラミン樹脂化粧板の光
沢度、剥離強度、平面引っ張り強度及びオイル鍋試験の
結果は表の通りであつた。
【0028】比較例4 実施例3において接着剤として下記の比較例4用の接着
剤を使用する以外は全て実施例3と同一にして比較例4
の金属調化粧板を成型した。成型した属調化粧板の光沢
度、剥離強度、平面引っ張り強度及びオイル鍋試験の結
果は表の通りであつた。
【0029】実施例1に使用の接着剤調整及び塗布
(以下重量部を単に部として表示)ポリビニルブチラー
ル(電気化学(株)#2000)40部、エポキシ樹脂
(シェル エピコート1007)30部並びにフェノー
ル樹脂(ユニオンカーバイト社BKB2620)30部
をメチルエチルケトン/エタノール/トリクロロエチレ
ン系の混合溶媒で溶解し、15%溶液の接着剤溶液を調
製した。アルミニウム箔の表面をトリクロロエチレンで
脱脂し、この接着剤溶液を塗布厚み200〜300μに
塗布し150℃において20分間加熱処理した。
【0030】実施例2、実施例3、実施例4に使用の接
着剤調整及び塗布 ポリエステルポリウレタン(バイエル社 デスモコール
#400)100部とポリイソシアネート化合物(三菱
化学社 IPDP−BT385)7部をメチルエチルケ
トン400重量部に溶解して実施例2、同3並びに同4
の接着剤溶液を調製した。
【0031】アルミニウム箔の表面はトリクロロエチレ
ンで脱脂し、この接着剤溶液を塗布厚み200〜300
μに塗布し室温において乾燥させた。
【0032】比較例4に使用の接着剤及び塗布 酢酸ビニル・塩化ビニル共重合樹脂 ( 積水化学(株)
社 ソルバインM)50部をアセトン・トルエン混合溶
媒300部に溶解して接着剤溶液を調製した。
【0033】アルミニウム箔の表面はトリクロロエチレ
ンで脱脂し、この接着剤溶液を塗布厚み200〜300
μ塗布し室温において乾燥させた。
【0034】表
【0035】試験評価方法 光沢度 ASTM D523に準拠する測定方法により
測定する。 使用機器/(株)村上色彩技術研究所製 GMX−10
1型 剥離強度 20℃に設定された恒温槽の20時間放置したあと、同
温度の恒温槽付き剥離試験器により180度剥離強度
(kg/インチ)を200mm/分で引っ張り測定す
る。 平面引っ張り強度 18ミリパーチイクルボードにクロロプレン系接着剤で
化粧板を貼着し、貼着面が2センチ角の引っ張り冶具を
シアノアクリレート系接着剤で化粧板表面に貼着する。
引っ張り冶具に沿って化粧板表面からカッターでコア層
迄切り込みを入れ、5ミリ/分の引っ張り速度で平面引
っ張り強度(kgf/cm2)を測定する。
【0036】オイル鍋試験 (JISK6902に規
定) 平底アルミニュウム容器に約500mlの植物油を入
れ、180℃に加熱したのち、試験体の上に20分間放
置し、容器を取り除き、肉眼にて試験体の欠点を観察、
確認する。異常がない場合は合格。フクレ、剥離、変
色、艶変化等の異常がある場合は不合格。 切断試験 成型した化粧板を毎分4500回転数のマル鋸を使用し
送り速度20m/分で切断したときに切断箇所の剥離の
有無について確認する。 剥離なし/合格 、 剥離あり/不合格 金属調外観 金属調外観の有無があるか、劣るがどうかで判定する。
【0037】
【発明の効果】本発明になる金属調化粧板はポリエステ
ル樹脂層と熱硬化性樹脂硬化層の中間にアルミニウム箔
が密着性、耐熱性、剥離強度に優れる接着剤を介在させ
て一体に成型されているため、印刷では表現できない金
属感と実用的な性能に優れるものであり、カウンター等
の表面材料に採用されても全く不安を持つことなく利用
できる。
【0038】このような性能は複合化された熱硬化性の
接着剤が採用されているために実現できたものであつ
て、他の接着剤では実現できなかった。
【0039】また、本発明の金属調化粧板の成型では表
面仕上げ材に幅広い種々の光沢度を持つ専用当て板は勿
論、突き板、樹脂フイルム、紙、布等様々なシート体や
板状物を利用でき、それらの表面状態、即ち光沢度ない
し凹凸状態が表面に転写された金属調化粧板を成型でき
る。また、従来の化粧板では実現が困難であつた光沢度
の幅広い選択性が得られたため、所望される各種の光沢
度の金属調化粧板が容易に生産できる。
【0040】更に、アルミニウム箔の表面若しくはポリ
エステル樹脂層の裏面に印刷が施された場合にはどのよ
うな柄、模様でも採用でき金属感を持った意匠性の高い
外観が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB04 AB10B AB33B AK01C AK07 AK33C AK41A BA05 BA07 BA10A BA10C CB00D CB00E DG10C EJ39 EJ82C GB08 GB81 JB13C JB13D JB13E JK06 JK14A YY00B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル樹脂フイルム、厚み0.2ミ
    リ以下のアルミニウム箔並びに熱硬化性樹脂含浸紙の接
    触面に接着剤を介在させるとともに、該ポリエステル樹
    脂フィルムに表面仕上げ材を載置して熱圧成型されたも
    のであつて、剥離強度が1.0kg/インチ以上である
    ことを特徴とする金属調化粧板。
  2. 【請求項2】複合化された熱硬化性の接着剤が使用され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の金属調化粧
    板。
  3. 【請求項3】ポリエステル樹脂フイルム、厚み0.2ミ
    リ以下のアルミニウム箔並びに熱硬化性樹脂含浸紙の接
    触面に接着剤を介在させて金属調化粧板を熱圧成型する
    に際して、該ポリエステル樹脂フィルム上に表面仕上げ
    材を載置して枚葉で成型することを特徴とする金属調化
    粧板の成型方法。
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