JPH1158620A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents
化粧板及びその製造方法Info
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- JPH1158620A JPH1158620A JP22741397A JP22741397A JPH1158620A JP H1158620 A JPH1158620 A JP H1158620A JP 22741397 A JP22741397 A JP 22741397A JP 22741397 A JP22741397 A JP 22741397A JP H1158620 A JPH1158620 A JP H1158620A
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Abstract
ンディング処理をしなくても接着加工ができて、リサイ
クルが可能な化粧板とその製法を提供する。 【解決手段】 熱硬化性樹脂(例、メラミン樹脂)含浸
オーバレイ紙10、樹脂(例、メラミン樹脂)含浸パタ
ーン紙11、樹脂(例、フェノール樹脂)含浸コアー紙
12からなる樹脂含浸紙層1の裏面にコート紙(例、サ
イズ剤添加紙にアクリルエマルジョンを被履した紙)2
を積層した化粧板。
Description
を必要とせず、裏面サンディング処理をしなくても接着
加工ができて、しかも、リサイクルが可能な化粧板とそ
の製造方法に関する。
タレート樹脂化粧板などの熱硬化性樹脂化粧板は、フェ
ノール樹脂含浸クラフト紙やジアリルフタレート樹脂含
浸紙などの熱硬化性樹脂含浸コアー紙の表面に、メラミ
ン樹脂含浸パターン紙やジアリルフタレート樹脂含浸パ
ターン紙などの熱硬化性樹脂含浸化粧紙、及び必要に応
じて、メラミン樹脂やジアリルフタレート樹脂などの熱
硬化性樹脂を含浸したオーバレイ紙を重ねて、熱圧成形
して積層一体化したものであった。
層一体化する化粧板の製造方法としては、例えばポリプ
ロピレンシートなどの離形用シートを介して、メッキ板
やエンボス加工当板に挾んで、成形プレス中に挿入して
加熱加圧(例.150℃,100kg/cm2,30分
間)して含浸樹脂を硬化してから、常温に冷却して除圧
して積層物を取り出す方法であった。
化粧板を使用して、スチールデスク用天板やポストフォ
ーム加工カウンターなどの化粧パネルを製造する際に
は、化粧板の裏面で接着加工する面をサンディング処理
して粗面化して、ゴム系接着剤の如く、芯材と化粧板と
の伸縮差に耐え得る強力な接着剤を使用していた。
表面の擦傷のために、化粧板を取り替えようとしても、
剥がすことができずに、スチールデスクやカウンターな
どの状態で廃棄処分するか、天板部分を交換するしかな
く、資源の有効利用の点から問題があった。
化性樹脂含浸紙を熱圧して積層一体化する化粧板製造時
に、剥離用シートを必要とせず、製造時の化粧板裏面を
サンディング処理をしなくても接着加工ができて、しか
も、接着加工後の化粧板を容易に剥離回収して交換でき
る化粧板とその製造方法を提供することにある。
板は、熱硬化性樹脂含浸紙層の裏面にコート紙を積層一
体化したことを特徴とする化粧板である。
が、坪量30〜150g/m2のサイズ剤添加紙またはフ
ッ素樹脂含浸紙に、熱可塑性樹脂エマルジョンまたはゴ
ムラテックスを塗布したコート紙である化粧板である。
/m2のサイズ剤添加紙またはフッ素樹脂含浸紙に、熱可
塑性樹脂エマルジョンまたはゴムラテックスを塗布した
コート紙と、熱硬化性樹脂含浸紙とを加熱加圧して積層
一体化することを特徴とする化粧板の製造方法である。
明する。図1は本発明の化粧板の構成断面図を示し、図
2は本発明の化粧板を表面材とする化粧パネルの構成断
面図を示す。
1に示す様に、薄葉紙からなるオーバレイ紙にメラミン
系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、不飽和ポリエステ
ル系樹脂などの化粧板用の熱硬化性樹脂を含浸、乾燥し
てなる熱硬化性樹脂含浸オーバレイ紙10や、所望に着
色したり模様を印刷してなるパターン(模様)紙に、上
記の化粧板用の熱硬化性樹脂を含浸、乾燥してなる熱硬
化性樹脂含浸パターン紙11を表面層として、必要に応
じてフェノール系樹脂含浸コアー紙、ジアリルフタレー
ト系樹脂含浸コアー紙、不飽和ポリエステル系樹脂含浸
コアー紙等の熱硬化性樹脂含浸コアー紙12の中間層を
介して、裏面にコート紙2を積層して加熱加圧成形する
ことにより得られる。
加紙、すなわち、ロジン、ゼラチン、でんぷん、合成樹
脂などのサイズ剤をパルプ調合時または紙の表面にコー
ディングするなどして、インキがにじまない様に紙の表
面を改善して、上記化粧板用の熱硬化性樹脂が含浸し難
い、坪量が30〜150g/m2の薄手の未含浸紙からな
るサイズ剤添加紙、または、フッ素樹脂含浸紙を基材と
して、これにアクリルエマルジョン、メタクリル酸メチ
ルブタジンラバー(MBR)エマルジョン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)エマルジョンまたはフッ
素樹脂を10〜30g/m2塗布した特殊コーティング紙
が使用に供される。
ト紙2とを積層一体化するための熱圧成形法としては、
通常のバッチ式のホットプレス機または連続式熱圧成形
機を使用して、含浸用樹脂が硬化するに要する温度と時
間を加熱加圧して熱圧成形する。
裏面のコート紙2が熱硬化性樹脂含浸紙1からの樹脂の
流れを阻止して離形用シートの役目を成すので、従来法
で必要としたポリプロピレンシートなどの離形用シート
の使用を省略することができる。
であるので、二次加工時に使用する各種接着剤3となじ
みが良く、従来品で必要とした化粧板裏面のサンディン
グ処理をしなくても、各種被着体への接着加工が容易に
行える。
鋼板など)に接着剤3で貼付けた化粧パネル(天板、カ
ウンター用甲板など)から化粧板を剥離して回収する際
には、化粧板裏面層のコート紙2の部分から容易に層間
剥離するので、化粧板のリサイクル使用が容易にでき
る。
ン20g/m2(固形樹脂分換算値)被覆したコート紙2
の上に、クラフト紙にフェノール樹脂初期縮合物水溶液
を含浸、乾燥させる樹脂含浸パターン紙11および樹脂
含浸オーバレイ紙10各1枚を順次積層し、メッキ板に
挾んでホットプレス中に挿入し、150℃、100kg
/cm2にて30分間加熱加圧成形した後、40℃まで冷
却して除圧し、本発明の熱硬化性樹脂含浸紙層1の裏面
にコート紙2を積層一体化した化粧板を得た。
1枚を使用した以外は同様にして成形したが、裏面がメ
ッキ板にスティックしたので、離形用シートとしてポリ
プロピレンシートを挾んで成形して、比較例1の化粧板
とした。
紙を使用した以外は同様に成形したが、裏面がメッキ板
にスティックしたので、離形用シートとしてポリプロピ
レンシートを挾んで成形して比較例2の化粧板とした。
m2の耐油紙を使用した以外は同様にして比較例3の化
粧板とした。
能を次の如く測定して、その結果を表1に示す。
クしないものを良とし、スティックするので離形シート
を挾んだものを悪とした。
ィング処理をしなくても実用上において接着強度が出る
ものを良とし、サンディングしないと実用上において強
度がでないものを悪とした。
悪 シーズヒーターで170℃に加熱後、半径9mmの凸型
治具を押し当て、凹型治具との間で30秒間保持して、
化粧板表面にクラックの発生しないものを良とし、クラ
ックの発生したものを悪とした。
から化粧板を剥離する際に、割れることなく容易に剥離
できたものを良とし、剥離し難く割れが生じたものを悪
とした。
は、離形用シートを使用しなくても離形性が良い。また
得られた化粧板は裏面サンディングしなくても接着加工
できて、かつ、ポストフォーム加工性、リサイクル性に
も優れている。
たらし、得られた化粧板はスチールデスク用天板、流し
台や洗面台用の天板など家具や建具の表面化粧材として
有用である。
断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂含浸紙層の裏面にコート紙
を積層一体化したことを特徴とする化粧板。 - 【請求項2】 コート紙が、坪量30〜150g/m2の
サイズ剤添加紙またはフッ素樹脂含浸紙に、熱可塑性樹
脂エマルジョンまたはゴムラテックスを塗布したコート
紙である請求項1に記載の化粧板。 - 【請求項3】 坪量30〜150g/m2のサイズ剤添加
紙またはフッ素樹脂含浸紙に、熱可塑性樹脂エマルジョ
ンまたはゴムラテックスを塗布したコート紙と、熱硬化
性樹脂含浸紙とを加熱加圧して積層一体化することを特
徴とする化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22741397A JP3218296B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 化粧板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22741397A JP3218296B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 化粧板及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1158620A true JPH1158620A (ja) | 1999-03-02 |
JP3218296B2 JP3218296B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=16860461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22741397A Expired - Lifetime JP3218296B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 化粧板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3218296B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006247982A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Aica Kogyo Co Ltd | 可撓性化粧板 |
CN100345680C (zh) * | 2005-02-06 | 2007-10-31 | 威盛亚(上海)有限公司 | 倍耐板以及其制造方法 |
JP2016087908A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | アイカ工業株式会社 | 化粧板 |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP22741397A patent/JP3218296B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100345680C (zh) * | 2005-02-06 | 2007-10-31 | 威盛亚(上海)有限公司 | 倍耐板以及其制造方法 |
JP2006247982A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Aica Kogyo Co Ltd | 可撓性化粧板 |
JP4674101B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2011-04-20 | アイカ工業株式会社 | 可撓性化粧板 |
JP2016087908A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | アイカ工業株式会社 | 化粧板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3218296B2 (ja) | 2001-10-15 |
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