JP2003101082A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003101082A
JP2003101082A JP2001297182A JP2001297182A JP2003101082A JP 2003101082 A JP2003101082 A JP 2003101082A JP 2001297182 A JP2001297182 A JP 2001297182A JP 2001297182 A JP2001297182 A JP 2001297182A JP 2003101082 A JP2003101082 A JP 2003101082A
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Takayuki Inbe
貴之 印部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産コストを上昇させることなく容易に冷却
効果が得られる半導体装置を提供する。 【解決手段】 熱電変換素子8は、N型半導体領域1
3、P型半導体領域14および金属配線12a〜12c
から構成される。そのN型半導体領域13は、素子形成
領域4にトランジスタのn-不純物領域およびn+不純物
領域を形成する際に同時に形成されている。P型半導体
領域14は、他のトランジスタのp-不純物領域および
p+不純物領域を形成する際に同時に形成されている。
また、熱電変換素子8における金属配線12a〜12c
は、トランジスタに接続される金属配線を形成する際に
同時に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に、動作時における温度の上昇の
抑制される半導体装置と、そのような半導体装置の製造
方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置にはさまざまなニーズ
に対応するために高い性能が要求されている。そのため
に、半導体装置には微細化、高密度化および高集積化が
図られている。半導体装置の微細化等に伴って、半導体
装置では動作時における発熱量の増加がもたらされてい
る。
【0003】発熱量が増加して半導体装置の温度が上昇
すると、半導体装置が所望の動作を行わなくなるなどの
不都合が生じるため、半導体装置には放熱や温度制御の
ための対策が講じられる。たとえば、半導体装置に放熱
フィンを装着したり、冷却ファンを設けて強制的に半導
体装置を冷却することはその典型的な例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置では次のような問題点があった。上述したよ
うに、放熱フィンを装着したり冷却ファンを設けるなど
して半導体装置の冷却が行われてきたが、半導体装置の
微細化とともに十分な冷却効果を得ることが困難になっ
てきている。また、放熱フィンや冷却ファンは付加的な
部材であり、そのため生産コストが増大することになっ
た。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、一つの目的は生産コストを上昇させる
ことなく容易に冷却効果が得られる半導体装置を提供す
ることであり、他の目的はそのような半導体装置の製造
方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの局面にお
ける半導体装置は、所定の素子と導電領域と熱電変換素
子とを有している。所定の素子は、半導体基板の主表面
の所定の領域に形成され、第1導電型不純物領域および
第2導電型不純物領域を含んでいる。導電領域は、所定
の素子に電気的に接続される。熱電変換素子は半導体基
板の主表面に形成され、一端側が所定の領域の近傍に配
置されて所定の素子の動作時において発生する熱を吸収
し、他端側が半導体基板の領域のうちの発熱量のより少
ない領域に配置される。その熱電変換素子は、第1導電
型半導体領域および第2導電型半導体領域と第1配線部
と第2配線部と第3配線部とを備えている。第1導電型
半導体領域および第2導電型半導体領域は、半導体基板
の主表面に所定の領域の近傍から発熱量のより少ない領
域に渡ってそれぞれ形成されている。第1配線部は、一
端側において第1導電型半導体領域および第2導電型半
導体領域に電気的に接続されている。第2配線部は、他
端側において第1導電型半導体領域に電気的に接続され
ている。第3配線部は、他端側において第2導電型半導
体領域に電気的に接続されている。
【0007】この構成によれば、動作時に所定の素子に
発生する熱は、半導体基板の主表面に形成され、第1導
電型半導体領域、第2導電型半導体領域および第1配線
部〜第3配線部を備えた熱電変換素子によって吸収され
ることになる。これにより、従来の半導体装置のように
外部にフィンやファンなどの付加的な冷却部材を設ける
ことなく、容易に半導体装置を冷却することができる。
しかも、この熱電変換素子は新たな工程を付加せずに所
定の素子を形成する際に同時に形成されることができ
て、製造コストを上昇させることなく容易に冷却効果の
高い半導体装置が得られる。
【0008】具体的に熱電変換素子においては、第1導
電型半導体領域は第1導電型不純物領域と同時に形成さ
れ、第2導電型半導体領域は第2導電型不純物領域と同
時に形成され、第1配線部、第2配線部および第3配線
部は、導電領域と同時に形成されていることが好まし
い。
【0009】また、動作時の発熱量が比較的多い所定の
素子として、たとえば高速動作が要求される素子や微細
化が要求される素子が挙げられ、具体的には、1対の第
1導電型不純物領域および第1電極部を含む第1トラン
ジスタと、1対の第2導電型不純物領域および第2電極
部を含む第2トランジスタとを含むことが好ましい。
【0010】このような第1トランジスタ、第2トラン
ジスタおよび導電領域を形成することで、同時に熱電変
換素子も容易に形成される。
【0011】さらに、熱電変換素子に対して、第2配線
部から第1導電型半導体領域、第1配線部および第2導
電型半導体領域を経て第3配線部に向かって直流電流を
流すための電源部を備えていることが好ましい。
【0012】これにより、熱電変換素子によって所定の
素子が形成された所定の領域に生じた熱が発熱量のより
少ない領域に放熱されることで、半導体装置における発
熱部分の冷却が行われる。
【0013】また、熱電変換素子の他端側に接続された
起電力測定部と、電源部に接続され、起電力測定部によ
り検出された起電力に基づいて熱電変換素子に流す電流
を調整することにより熱電変換素子による熱の吸収を制
御する温度制御部とを備えていることが好ましい。
【0014】これにより、所定の領域の温度に応じて熱
電変換素子に流す電流が調整されてより適切で効率的な
冷却を行うことができる。
【0015】一方、熱を吸収することで熱電変換素子に
発生した起電力は、半導体基板上に形成された他の素子
の駆動に用いられることも好ましい。
【0016】この場合には、所定の領域に発生する熱が
熱起電力に変換されることで、所定の領域の温度の上昇
が抑制されて半導体装置における発熱部分の冷却が行わ
れることになる。また、その起電力が他の素子の駆動に
用いられることで消費電力の節約も図ることができる。
【0017】さらに、所定の素子および熱電変換素子を
覆うように半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、一
端側に位置する層間絶縁膜の部分に形成され、第1導電
型半導体領域の表面をそれぞれ露出する複数の第1コン
タクトホールと、一端側に位置する層間絶縁膜の部分に
形成され、第2導電型半導体領域の表面をそれぞれ露出
する複数の第2コンタクトホールとを備え、第1配線部
は、複数の第1コンタクトホールおよび複数の第2コン
タクトホールを介して第1導電型半導体領域および第2
導電型半導体領域に電気的に接続されていることが好ま
しい。
【0018】これにより、熱電変換素子では、第1配線
部と第1導電型半導体領域および第2導電型半導体領域
との接触面積の増加が図られて、所定の領域において発
生する熱を効果的に吸収することができる。
【0019】本発明の他の局面における半導体装置の製
造方法は以下の工程を備えている。半導体基板の主表面
に所定の素子を形成する。所定の素子に電気的に接続さ
れる導電領域を形成する。半導体基板の主表面に、一端
側が所定の素子が形成される領域に配置されて所定の素
子の動作時において発生する熱を吸収し、他端側が半導
体基板の領域のうちの発熱量のより少ない領域に配置さ
れる熱電変換素子を形成する。そして、熱電変換素子を
形成する工程は、所定の素子を形成する工程および導電
領域を形成する工程と同時に行われる。
【0020】この製造方法によれば、熱電変換素子は新
たな工程を付加せずに所定の素子を形成する際に同時に
形成されることで、容易にしかも製造コストを上昇させ
ることなく冷却効果の高い半導体装置を形成することが
できる。
【0021】具体的に所定の素子を形成する工程は、1
対の第1導電型不純物領域および第1電極部を含む第1
トランジスタを形成する工程と、1対の第2導電型不純
物領域および第2電極部を含む第2トランジスタを形成
する工程とを含み、熱電変換素子を形成する工程は、第
1トランジスタの1対の第1導電型不純物領域と同時に
第1導電型半導体領域を形成する工程と、1対の第2導
電型不純物領域と同時に第2導電型半導体領域を形成す
る工程と、導電領域と同時に配線領域を形成する工程と
を含むことが好ましい。
【0022】このような第1トランジスタ、第2トラン
ジスタおよび導電領域を形成することで、同時に熱電変
換素子も容易に形成される。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1 本発明の実施の形態1に係る半導体装置について説明す
る。図1に示すように、半導体基板(半導体チップ)1
の表面では、半導体素子が形成されて動作時における発
熱量が比較的多い素子形成領域4と比較的発熱量が少な
い領域6とが存在する。本半導体装置では、素子形成領
域4において発生した熱を発熱量が比較的少ない領域6
へ放熱するための熱電変換素子(ペルチェ素子)8が設
けられている。また、その熱電変換素子8を駆動するた
めの電源部10が設けられている。
【0024】次に、そのような熱電変換素子8の基本構
成について説明する。まず、図2に示すように、熱電変
換素子8では、素子形成領域4から発熱量の比較的少な
い領域6にわたってN型半導体領域13とP型半導体領
域14とがそれぞれ形成されている。素子形成領域4の
近傍にそれぞれ位置するN型半導体領域13の部分とP
型半導体領域14の部分とに金属配線12aが電気的に
接続されている。
【0025】一方、発熱量の比較的少ない領域6の近傍
に位置するN型半導体領域13の部分には金属配線12
bが電気的に接続され、P型半導体領域14の部分には
金属配線12cが電気的に接続されている。電源部10
は直流電源であり、正極側が金属配線12bに接続さ
れ、負極側が金属配線12cに接続されている。
【0026】したがって、電流は矢印に示すように、金
属配線12bからN型半導体領域13、金属配線12a
およびP型半導体領域14を経て金属配線12cに向か
って流れることになる。
【0027】このとき、ペルチェ効果によって、N型半
導体領域13と金属配線12aとの接合部分およびP型
半導体領域14と金属配線12aとの接合部分は吸熱側
となって熱が吸収される。一方、N型半導体領域13と
金属配線12bとの接合部分およびP型半導体領域14
と金属配線12cとの接合部分は発熱側となって熱が放
熱される。
【0028】本半導体装置では、熱電変換素子8の吸熱
側が発熱量の比較的多い素子形成領域4の近傍に配置さ
れ、発熱側が発熱量の比較的少ない素子形成領域6の近
傍に配置されている。これにより、素子形成領域4にお
いて発生した熱が熱電変換素子8に吸収されて発熱量の
比較的少ない領域6に放熱されて、半導体装置における
発熱部分の冷却が図られることになる。なお、吸熱側と
素子形成領域4との距離は約数μmから数十μmが好ま
しい。
【0029】次に、熱電変換素子8の具体的な構造の一
例について説明する。図3に示すように、半導体基板1
の表面には、素子形成領域4から発熱量が比較的少ない
領域6にわたって、N型半導体領域13とP型半導体領
域14とがそれぞれ形成されている。素子形成領域4の
近傍では、N型半導体領域13とP型半導体領域14と
の双方に電気的に接続される金属配線12aが形成され
ている。
【0030】一方、発熱量が比較的少ない領域6の近傍
では、N型半導体領域13にのみ電気的に接続される金
属配線12bが形成されるとともに、P型半導体領域1
4にのみ電気的に接続される金属配線12cが形成され
ている。
【0031】さらに、素子形成領域4の一部を含む熱電
変換素子8の断面構造について説明する。まず、熱電変
換素子8におけるN型半導体領域13の部分(領域A)
と素子形成領域4の部分(領域B)(断面線IV−I
V)では、図4に示すように、半導体基板1の表面に所
定の素子分離膜16が形成されている。
【0032】領域Aでは、半導体基板1の表面にN型半
導体領域13が形成されている。その半導体基板1上に
層間絶縁膜20が形成されている。素子形成領域4の近
傍に位置する層間絶縁膜20の部分には、N型半導体領
域13の表面を露出するコンタクトホール21bが形成
されている。発熱量の比較的少ない領域6の近傍に位置
する層間絶縁膜20の部分には、N型半導体領域13の
表面を露出するコンタクトホール21aが形成されてい
る。
【0033】そのコンタクトホール21a、21bを埋
め込むように層間絶縁膜20上に、たとえばアルミニウ
ムなどからなる金属配線12b、12aがそれぞれ形成
されている。
【0034】一方、領域Bでは、半導体基板1上にゲー
ト絶縁膜17を介在させてゲート電極18が形成されて
いる。ゲート電極18を挟んでゲート電極18の一方の
側面の側と他方の側面の側とにそれぞれ位置する半導体
基板の表面に、n-不純物領域13aおよびn+不純物領
域13bが形成されている。ゲート電極18の両側面上
には、サイドウォール絶縁膜19がそれぞれ形成されて
いる。
【0035】ゲート電極18およびそれぞれ1対のn-
不純物領域13aおよびn+不純物領域13bによっ
て、nチャネル型MOSトランジスタT1が構成され
る。そのトランジスタT1を覆うように層間絶縁膜20
が形成されている。
【0036】層間絶縁膜20には、n+不純物領域13
bの表面を露出するコンタクトホール21c、21eが
形成されるとともに、ゲート電極18の表面を露出する
コンタクトホール21dが形成されている。
【0037】そのコンタクトホール21c〜21eを埋
め込むように層間絶縁膜20上に、たとえばアルミニウ
ムなどからなる金属配線12d〜12fがそれぞれ形成
されている。なお、図3では、素子形成領域4において
特にトランジスタT1は簡単のため図示されていない。
【0038】ここで、熱電変換素子8におけるN型半導
体領域13は、トランジスタT1のn-不純物領域13
aおよびn+不純物領域13bを形成する際に同時に形
成されている。また、熱電変換素子8における金属配線
12b、12aは、トランジスタT1に電気的に接続さ
れる金属配線12d〜12eを形成する際に同時に形成
されている。
【0039】次に、図5に示すように、熱電変換素子8
におけるP型半導体領域14の部分(領域C)と素子形
成領域4の部分(領域D)(断面線V−V)では、領域
Cにおいて、半導体基板1の表面にP型半導体領域14
が形成されている。その半導体基板1上に層間絶縁膜2
0が形成されている。素子形成領域4の近傍に位置する
層間絶縁膜20の部分には、P型半導体領域14の表面
を露出するコンタクトホール21gが形成されている。
発熱量の比較的少ない領域6の近傍に位置する層間絶縁
膜20の部分には、P型半導体領域14の表面を露出す
るコンタクトホール21fが形成されている。
【0040】そのコンタクトホール21f、21gを埋
め込むように層間絶縁膜20上に、たとえばアルミニウ
ムなどからなる金属配線12c、12aがそれぞれ形成
されている。
【0041】一方、領域Dでは、半導体基板1上にゲー
ト絶縁膜17を介在させてゲート電極18が形成されて
いる。ゲート電極18を挟んでゲート電極18の一方の
側面の側と他方の側面の側とにそれぞれ位置する半導体
基板の表面に、p-不純物領域14aおよびp+不純物領
域14bが形成されている。ゲート電極18の両側面上
には、サイドウォール絶縁膜19がそれぞれ形成されて
いる。
【0042】ゲート電極18およびそれぞれ1対のp-
不純物領域14aおよびp+不純物領域14bによって
pチャネル型MOSトランジスタT2が構成される。そ
のトランジスタT2を覆うように層間絶縁膜20が形成
されている。
【0043】層間絶縁膜20には、p+不純物領域14
bの表面を露出するコンタクトホール21h、21jが
形成されるとともに、ゲート電極18の表面を露出する
コンタクトホール21iが形成されている。
【0044】そのコンタクトホール21h〜21jを埋
め込むように層間絶縁膜20上に、たとえばアルミニウ
ムなどからなる金属配線12g〜12iがそれぞれ形成
されている。なお、図3では、素子形成領域4において
特にトランジスタT2は簡単のため図示されていない。
【0045】ここで、熱電変換素子8におけるP型半導
体領域14は、トランジスタT2のp-不純物領域14
aおよびp+不純物領域14bを形成する際に同時に形
成されている。また、熱電変換素子8における金属配線
12c、12aは、トランジスタT2に電気的に接続さ
れる金属配線12g〜12iを形成する際に同時に形成
されている。なお、この金属配線12g〜12iは、ト
ランジスタT1に電気的に接続される金属配線12d〜
12eと同時に形成される。
【0046】次に、上述した半導体装置の製造方法につ
いて説明する。なお、図4に示された断面構造と図5に
示された断面構造とは、上記のように不純物領域の導電
型が異なるだけなので、この製造方法に説明において
は、図4に示された断面構造に基づいてその製造方法を
説明し、図5に示された断面構造に対応する製造方法に
ついては説明を省略する。
【0047】まず、図6に示すように、半導体基板1の
主表面に素子形成領域を設けるための所定の素子分離膜
16を形成する。次に、図7に示すように、領域Bに位
置する半導体基板1の表面上にゲート絶縁膜17を介在
させてゲート電極18を形成する。その後、図8に示す
ように、ゲート電極17をマスクとしてn型の不純物を
注入することにより、n-不純物領域13aを形成す
る。
【0048】このとき、同時に、領域Aに熱電変換素子
におけるN型半導体領域となる領域にもn型不純物を注
入する。その後、ゲート電極18の両側面上にサイドウ
ォール絶縁膜19を形成する。そのサイドウォール絶縁
膜およびゲート電極18をマスクとしてn型の不純物を
注入することにより、n+不純物領域13bを形成す
る。
【0049】このとき、同時に、領域Aに熱電変換素子
におけるN型半導体領域となる領域にもn型不純物を注
入する。これにより、領域Bではゲート電極18、n-
不純物領域13aおよびn+不純物領域13bを含むn
チャネル型MOSトランジスタT1が形成される。
【0050】一方、領域Aでは、熱電変換素子における
N型半導体領域13が形成される。熱電変換素子におけ
るP型半導体領域は、同様にしてpチャネル型MOSト
ランジスタにおけるp-不純物領域14aおよびp+不純
物領域14bを形成する際に同時に形成されることにな
る。
【0051】次に、図9に示すように、ゲート電極18
を覆うようにシリコン酸化膜などの層間絶縁膜20を形
成する。次に、図10に示すように、層間絶縁膜20上
に形成された所定のフォトレジスト(図示せず)をマス
クとして、層間絶縁膜20に異方性エッチングを施すこ
とにより、領域Bではn+不純物領域13bの表面を露
出するコンタクトホール21c、21eおよびゲート電
極18の表面を露出するコンタクトホール21dをそれ
ぞれ形成する。
【0052】一方、領域Aでは発熱量の比較的少ない領
域6の近傍に位置する層間絶縁膜20の部分にN型半導
体領域13の部分を露出するコンタクトホール21aを
形成するとともに、素子形成領域4の近傍に位置する層
間絶縁膜20の部分にN型半導体領域13の部分を露出
するコンタクトホール21aを形成する。
【0053】次に、図11に示すように、コンタクトホ
ール21a〜21eを埋めるように、層間絶縁膜20上
にたとえばアルミニウムなどの金属膜12を形成する。
その金属膜12上に所定のフォトレジストパターン(図
示せず)を形成し、そのフォトレジストパターンをマス
クとして金属膜12に異方性エッチングを施すことによ
り、図4に示すように、所定の金属配線12a〜12e
が形成される。これにより熱電変換素子8を備えた半導
体装置の主要部分が完成する。
【0054】上述したように、本半導体装置では熱電変
換素子8はN型半導体領域13、P型半導体領域14お
よび金属配線12a〜12cを含んで構成される。その
N型半導体領域13は、素子形成領域4においてnチャ
ネル型MOSトランジスタT1のn-不純物領域13a
およびn+不純物領域13bを形成する際に同時に形成
される。
【0055】また、P型半導体領域14は、素子形成領
域4においてpチャネル型MOSトランジスタT2のp
-不純物領域14aおよびp+不純物領域14bを形成す
る際に同時に形成される。
【0056】そして、金属配線12a〜12cは、nチ
ャネル型MOSトランジスタT1やpチャネル型MOS
トランジスタT2に電気的に接続される金属配線12d
〜12iを形成する際に同時に形成される。
【0057】これにより、熱電変換素子8は新たな工程
を付加することなく、素子形成領域4にMOSトランジ
スタT1、T2を形成する工程と同時に形成される。そ
の結果、製造コストを上昇させることなく冷却効果の高
い半導体装置を製造することができる。
【0058】また、従来の半導体装置と比較して、フィ
ンやファンなどの付加的な部材を設ける必要がなく、半
導体装置の高集積化および高密度化、ひいては半導体装
置を組み込んだ電化製品の小型化にも寄与することがで
きる。
【0059】なお、図12に示すように、少なくとも素
子形成領域6の近傍に位置する層間絶縁膜20の部分に
形成されるコンタクトホール21b、21gをそれぞれ
複数設けることで、金属配線12aとN型半導体領域1
3およびP型半導体領域との染色面積が拡大して、素子
形成領域4において発生する熱を効果的に吸収すること
ができる。また、このような複数のコンタクトホール
を、発熱量の比較的少ない領域の近傍に設けてもよく、
効率的な放熱を行うことができる。
【0060】次に、変形例に係る半導体装置について説
明する。変形例に係る半導体装置では、図13に示すよ
うに、熱電変換素子8に生じる起電力を測定する起電力
測定回路部24が設けられている。その起電力測定回路
部24によって検出された起電力に基づいて熱電変換素
子8に流す電流を調整することにより、熱電変換素子8
による熱の吸収および放熱を制御する温度制御部23が
設けられている。
【0061】次に、この半導体装置の動作について説明
する。図14に示すように、半導体装置の動作(S1)
により半導体素子T1、T2が形成された素子形成領域
4では熱が発生する(S2)。熱の発生により、発熱量
の比較的少ない領域6の近傍に位置する金属配線12b
と金属配線12cとの間に熱起電力が生じる。この熱起
電力が起電力測定回路部24によって測定されて、素子
形成領域4の温度と発熱量の比較的少ない領域6の温度
との温度差が求められる(S3)。
【0062】温度制御部23により、その温度差が所定
の温度差よりも高いか低いかが判断される(S4)。温
度差が所定の温度差よりも高いと判断される場合には、
熱電変換素子8への電源供給をONとする命令を電源部
10に出力する(S5)。これにより、半導体素子が形
成された素子形成領域4の冷却が行われる(S6)。
【0063】一方、温度差が所定の温度差よりも低いと
判断される場合には、熱電変換素子8への電源供給をO
FFとする命令を電源部10に出力する(S7)。これ
により、熱電変換素子8による冷却は行われずに消費電
力が節約される(S8)。
【0064】このように、変形例に係る半導体装置で
は、起電力測定回路部24と温度制御部23を有して温
度差に基づいて熱電変換素子8を駆動する電源部10を
ONまたはOFFさせることで、消費電力の節約を図り
ながら半導体装置における発熱部分の冷却を効率的に行
うことができる。
【0065】実施の形態2 実施の形態1において説明した半導体装置では、半導体
素子に生じた熱が熱電変換素子により吸収されて発熱量
が比較的少ない領域に放熱されることで、冷却が図られ
る半導体装置について説明した。実施の形態2では、半
導体素子に生じた熱を熱電変換素子により電気エネルギ
ー(熱起電力)に変換することで、半導体装置の温度の
上昇が抑制される半導体装置について説明する。
【0066】本半導体装置における熱電変換素子の基本
構成は、電源部が設けられていない点を除いて実施の形
態1において説明した構成と同じである。したがって、
図15に示すように、熱電変換素子8では、素子形成領
域4の近傍にそれぞれ位置するN型半導体領域13の部
分とP型半導体領域14の部分とに金属配線12aが電
気的に接続されている。
【0067】一方、発熱量の比較的少ない領域6の近傍
に位置するN型半導体領域13の部分には金属配線12
bが接続され、P型半導体領域14の部分には金属配線
12cが接続されている。その金属配線12b、12c
は、同一の半導体基板1上に形成された他の素子26を
駆動するための他の素子の電源部25に電気的に接続さ
れている。
【0068】また、以上のように、本半導体装置は電源
部が設けられていない点を除いて実施の形態1において
説明した構成と同じなので、実施の形態1において説明
した製造方法と実質的に同じ工程を経て本半導体装置を
形成することができる。
【0069】この半導体装置によれば、図16に模式的
に示すように、金属配線12aとN型半導体領域13と
の接合部分および金属配線12aとP型半導体領域14
との接合部分(接合部分A)が発熱量が比較的多い素子
形成領域4の近傍に配置されている。一方、金属配線1
2bとN型半導体領域13との接合部分および金属配線
12cとP型半導体領域14との接合部分(接合部分
B)が、発熱量が比較的少ない領域6の近傍に配置され
ている。このため、半導体装置の動作時においては接合
部分Aが高温になり接合部分Bが低温になる結果、金属
配線12bと金属配線cとの間に熱起電力が発生する。
【0070】その熱起電力は、半導体基板1に形成され
た他の半導体素子を駆動するための電源部25へ送られ
て他の素子26の駆動に消費されることになる。
【0071】したがって、まず、素子形成領域6におい
て発生する熱が熱電変換素子8により熱起電力に変換さ
れることで、素子形成領域6における温度の上昇を抑制
することができる。
【0072】また、発生した熱起電力が他の素子の駆動
に使用されることで、半導体装置全体の消費電力の節減
を図ることができる。
【0073】しかも、そのような熱電変換素子8は新た
な工程を付加することなく、素子形成領域6にMOSト
ランジスタT1、T2を形成する工程と同時に形成され
る。その結果、製造コストを上昇させることなく冷却効
果の高い半導体装置を製造することができる。
【0074】このようなMOSトランジスタでは、微細
化(ゲート長:約0.01μmから0.20μm)が要
求されたり高速動作が要求されるため容易に発熱しやす
いが、熱電変換素子8により効果的に冷却することがで
きる。
【0075】また、素子としてMOSトランジスタを例
に挙げたが、P型およびN型のそれぞれの導電型領域を
含む素子とそのような素子に接続される導電領域とを有
する半導体装置であれば、新たな工程を付加することな
くこのような各導電型領域および導電領域の形成と同時
に熱電変換素子を容易に形成することができる。
【0076】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明は上記の説明ではなくて特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範
囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0077】
【発明の効果】本発明の一つの局面における半導体装置
によれば、動作時に所定の素子に発生する熱は、半導体
基板の主表面に形成され、第1導電型半導体領域、第2
導電型半導体領域および第1配線部〜第3配線部を備え
た熱電変換素子によって吸収されることになる。これに
より、従来の半導体装置のように外部にフィンやファン
などの付加的な冷却部材を設けることなく、容易に半導
体装置を冷却することができる。しかも、この熱電変換
素子は新たな工程を付加せずに所定の素子を形成する際
に同時に形成されることができて、製造コストを上昇さ
せることなく容易に冷却効果の高い半導体装置が得られ
る。
【0078】具体的に熱電変換素子においては、第1導
電型半導体領域は第1導電型不純物領域と同時に形成さ
れ、第2導電型半導体領域は第2導電型不純物領域と同
時に形成され、第1配線部、第2配線部および第3配線
部は、導電領域と同時に形成されていることが好まし
い。
【0079】また、動作時の発熱量が比較的多い所定の
素子として、たとえば高速動作が要求される素子や微細
化が要求される素子が挙げられ、具体的には、1対の第
1導電型不純物領域および第1電極部を含む第1トラン
ジスタと、1対の第2導電型不純物領域および第2電極
部を含む第2トランジスタとを含むことが好ましく、こ
のような第1トランジスタ、第2トランジスタおよび導
電領域を形成することで、同時に熱電変換素子も容易に
形成される。
【0080】さらに、熱電変換素子に対して、第2配線
部から第1導電型半導体領域、第1配線部および第2導
電型半導体領域を経て第3配線部に向かって直流電流を
流すための電源部を備えていることが好ましく、これに
より、熱電変換素子によって所定の素子が形成された所
定の領域に生じた熱が発熱量のより少ない領域に放熱さ
れることで、半導体装置における発熱部分の冷却が行わ
れる。
【0081】また、熱電変換素子の他端側に接続された
起電力測定部と、電源部に接続され、起電力測定部によ
り検出された起電力に基づいて熱電変換素子に流す電流
を調整することにより熱電変換素子による熱の吸収を制
御する温度制御部とを備えていることが好ましく、これ
により、所定の領域の温度に応じて熱電変換素子に流す
電流が調整されてより適切で効率的な冷却を行うことが
できる。
【0082】一方、熱を吸収することで熱電変換素子に
発生した起電力は、半導体基板上に形成された他の素子
の駆動に用いられることも好ましく、この場合には、所
定の領域に発生する熱が熱起電力に変換されることで、
所定の領域の温度の上昇が抑制されて半導体装置におけ
る発熱部分の冷却が行われることになる。また、その起
電力が他の素子の駆動に用いられることで消費電力の節
約も図ることができる。
【0083】さらに、所定の素子および熱電変換素子を
覆うように半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、一
端側に位置する層間絶縁膜の部分に形成され、第1導電
型半導体領域の表面をそれぞれ露出する複数の第1コン
タクトホールと、一端側に位置する層間絶縁膜の部分に
形成され、第2導電型半導体領域の表面をそれぞれ露出
する複数の第2コンタクトホールとを備え、第1配線部
は、複数の第1コンタクトホールおよび複数の第2コン
タクトホールを介して第1導電型半導体領域および第2
導電型半導体領域に電気的に接続されていることが好ま
しく、これにより、熱電変換素子では、第1配線部と第
1導電型半導体領域および第2導電型半導体領域との接
触面積の増加が図られて、所定の領域において発生する
熱を効果的に吸収することができる。
【0084】本発明の他の局面における半導体装置の製
造方法は以下の工程によれば、熱電変換素子は新たな工
程を付加せずに所定の素子を形成する際に同時に形成さ
れることで、容易にしかも製造コストを上昇させること
なく冷却効果の高い半導体装置を形成することができ
る。
【0085】具体的に所定の素子を形成する工程は、1
対の第1導電型不純物領域および第1電極部を含む第1
トランジスタを形成する工程と、1対の第2導電型不純
物領域および第2電極部を含む第2トランジスタを形成
する工程とを含み、熱電変換素子を形成する工程は、第
1トランジスタの1対の第1導電型不純物領域と同時に
第1導電型半導体領域を形成する工程と、1対の第2導
電型不純物領域と同時に第2導電型半導体領域を形成す
る工程と、導電領域と同時に配線領域を形成する工程と
を含むことが好ましく、このような第1トランジスタ、
第2トランジスタおよび導電領域を形成することで、同
時に熱電変換素子も容易に形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の斜
視図である。
【図2】 同実施の形態において、熱電変換素子の構造
を示す模式図である。
【図3】 同実施の形態において、図1に示す半導体装
置の部分拡大斜視図である。
【図4】 同実施の形態において、図3に示す断面線I
V−IVにおける断面図である。
【図5】 同実施の形態において、図3に示す断面線V
−Vにおける断面図である。
【図6】 同実施の形態において、半導体装置の製造方
法の一工程を示す断面図である。
【図7】 同実施の形態において、図6に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図8】 同実施の形態において、図7に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図9】 同実施の形態において、図8に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図10】 同実施の形態において、図9に示す工程の
後に行われる工程を示す断面図である。
【図11】 同実施の形態において、図10に示す工程
の後に行われる工程を示す断面図である。
【図12】 同実施の形態において、素子形成領域側の
コンタクトホールの配置の一例を示す上面図である。
【図13】 同実施の形態において、変形例に係る半導
体装置の部分拡大斜視図である。
【図14】 同実施の形態において、変形例に係る半導
体装置の動作のフローを示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の
部分拡大斜視図である。
【図16】 同実施の形態において、熱電変換素子の構
造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 半導体装置、4 素子形成領域、
6 発熱量の少ない領域、8 熱電変換素子、10 電
源部、12 金属膜、12a〜12i 金属配線、13
N型半導体領域、13a n-不純物領域、13b
n+不純物領域、14 P型半導体領域、14a p-不
純物領域、14b p+不純物領域、16素子分離膜、
17 ゲート絶縁膜、18 ゲート電極、19 サイド
ウォール絶縁膜、20 層間絶縁膜、21a〜21j
コンタクトホール、T1 nチャネル型MOSトランジ
スタ、T2 pチャネル型MOSトランジスタ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主表面の所定の領域に形成
    され、第1導電型不純物領域および第2導電型不純物領
    域を含む所定の素子と、 前記所定の素子に電気的に接続される導電領域と、 前記半導体基板の主表面に形成され、一端側が前記所定
    の領域の近傍に配置されて前記所定の素子の動作時にお
    いて発生する熱を吸収し、他端側が前記半導体基板の領
    域のうちの発熱量のより少ない領域に配置される熱電変
    換素子とを有し、 前記熱電変換素子は、 前記半導体基板の主表面に、前記所定の領域の近傍から
    前記発熱量のより少ない領域にわたってそれぞれ形成さ
    れた第1導電型半導体領域および第2導電型半導体領域
    と、 前記一端側において前記第1導電型半導体領域および前
    記第2導電型半導体領域に電気的に接続される第1配線
    部と、 前記他端側において前記第1導電型半導体領域に電気的
    に接続される第2配線部と、 前記他端側において前記第2導電型半導体領域に電気的
    に接続される第3配線部とを備えた、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記熱電変換素子において、 前記第1導電型半導体領域は、前記第1導電型不純物領
    域と同時に形成され、 前記第2導電型半導体領域は、前記第2導電型不純物領
    域と同時に形成され、 前記第1配線部、前記第2配線部および前記第3配線部
    は、前記導電領域と同時に形成された、請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の素子は、 1対の前記第1導電型不純物領域および第1電極部を含
    む第1トランジスタと、1対の前記第2導電型不純物領
    域および第2電極部を含む第2トランジスタとを含む、
    請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記熱電変換素子に対して、前記第2配
    線部から前記第1導電型半導体領域、第1配線部および
    前記第2導電型半導体領域を経て前記第3配線部に向か
    って直流電流を流す電源部を備えた、請求項1〜3のい
    ずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記熱電変換素子の前記他端側に接続さ
    れた起電力測定部と、 前記電源部に接続され、前記起電力測定部により検出さ
    れた起電力に基づいて前記熱電変換素子に流す電流を調
    整することにより前記熱電変換素子による熱の吸収を制
    御する温度制御部とを備えた、請求項4記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記所定の素子以外の他の素子と、 前記他の素子を駆動するための電源部とを備え、 前記熱を吸収することで前記熱電変換素子に発生した起
    電力は、前記電源部に送られて前記他の素子の駆動に用
    いられる、請求項1または2に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の素子および前記熱電変換素子
    を覆うように前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜
    と、 前記一端側に位置する前記層間絶縁膜の部分に形成さ
    れ、前記第1導電型半導体領域の表面をそれぞれ露出す
    る複数の第1コンタクトホールと、 前記一端側に位置する前記層間絶縁膜の部分に形成さ
    れ、前記第2導電型半導体領域の表面をそれぞれ露出す
    る複数の第2コンタクトホールと、を備え、 前記第1配線部は、前記複数の第1コンタクトホールお
    よび前記複数の第2コンタクトホールを介して前記第1
    導電型半導体領域および前記第2導電型半導体領域に電
    気的に接続された、請求項1〜6のいずれかに記載の半
    導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板の主表面に所定の素子を形成
    する工程と、 前記所定の素子に電気的に接続される導電領域を形成す
    る工程と、 前記半導体基板の主表面に、一端側が前記所定の素子が
    形成される領域に配置されて前記所定の素子の動作時に
    おいて発生する熱を吸収し、他端側が前記半導体基板の
    領域のうちの発熱量のより少ない領域に配置される熱電
    変換素子を形成する工程とを備え、 前記熱電変換素子を形成する工程は、前記所定の素子を
    形成する工程および前記導電領域を形成する工程と同時
    に行われる、半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記所定の素子を形成する工程は、 1対の第1導電型不純物領域および第1電極部を含む第
    1トランジスタを形成する工程と、 1対の第2導電型不純物領域および第2電極部を含む第
    2トランジスタを形成する工程とを含み、 前記熱電変換素子を形成する工程は、 前記第1トランジスタの前記1対の第1導電型不純物領
    域と同時に第1導電型半導体領域を形成する工程と、 前記1対の第2導電型不純物領域と同時に第2導電型半
    導体領域を形成する工程と、 前記導電領域と同時に配線領域を形成する工程とを含
    む、請求項8記載の半導体装置。
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