JP2003100770A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
的差異の大きいシリサイドを形成する場合でも、耐熱性
の向上を図り、高温熱処理による抵抗値の上昇を招くこ
となくゲートやソース/ドレインの低抵抗化を実現す
る。 【解決手段】 金属シリサイド(NiSi膜8)とシリ
コンとの界面近傍における両者の結晶格子を整合させる
具体的手法として、金属シリサイドを構成する金属元素
及びシリコン以外の単一又は複数の元素の不純物を、金
属シリサイドを形成し得る金属(Ni膜11)内又はシ
リコン内に導入する。
Description
イドを有するゲート電極を備えた半導体装置及びその製
造方法に関し、特にサリサイド構造とされてなるMOS
トランジスタに適用して好適である。
電極及びソース/ドレインの表面に金属シリサイドを形
成するサリサイド技術が用いられている。この技術によ
り、多結晶シリコンからなるゲート電極の配線抵抗と、
ソース/ドレインの寄生抵抗とを同時に減少させ、配線
遅延及びコンダクタンス劣化を抑止したMOSトランジ
スタを得ることができる。
ンジスタにおけるゲート長の微細化、及び接合の幅狭化
の要請に伴い、金属シリサイドとしてCoSi2に替わ
ってNiSiへの期待が高まっている。
場合、その下層に存するSiとの界面は平坦であるが
(図5(a))、NiSiをサリサイド構造の金属シリ
サイドとして形成する場合には600℃以上の高温熱処
理が必要であり、当該高温熱処理によりNiSiはで低
抵抗な状態から高抵抗な状態への相変態や凝集が発生し
(図5(b))、ゲート電極及びソース/ドレインの抵
抗値上昇を招来するという問題がある。
iSiやCoSi2などのように、その格子定数がシリ
コンの格子定数に比べて比較的差異の大きいものを形成
する場合でも、耐熱性の向上を図り、高温熱処理による
抵抗値の上昇を招くことなくゲートやソース/ドレイン
の低抵抗化を実現し、近時における半導体装置の小型化
・微細化の要請に十分応えることを可能とする半導体装
置及びその製造方法を提供することを目的とする。
らなるゲート、ソース/ドレインを有し、少なくとも前
記ゲート上に金属シリサイドが形成されてなる半導体装
置及びその製造方法を対象とする。
ド内又は前記ゲート内に、前記金属シリサイドの結晶格
子と前記ゲートを構成するシリコンの結晶格子とを整合
させる、前記金属シリサイドを構成する金属元素及びシ
リコンの双方と異なる単一又は複数の元素の不純物を含
む。
ン半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲートをパター
ン形成する工程と、前記ゲートの両側における前記半導
体基板の表層にソース/ドレインを形成する工程と、少
なくとも前記ゲート上に、金属シリサイドを形成し得る
金属膜を堆積する工程と、前記金属膜内に、前記金属シ
リサイドの結晶格子と前記ゲートを構成するシリコンの
結晶格子とを整合させる、前記金属膜の金属元素及びシ
リコンの双方と異なる単一又は複数の元素の不純物を導
入する工程と、前記半導体基板を高温熱処理し、前記金
属と前記界面近傍のシリコンとを反応させて前記金属シ
リサイドを形成する工程とを含む。
は、シリコン半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲー
トをパターン形成する工程と、前記ゲートの両側におけ
る前記半導体基板の表層にソース/ドレインを形成する
工程と、前記ゲートの表層内に、金属シリサイドの結晶
格子と前記ゲートを構成するシリコンの結晶格子とを整
合させる、前記金属シリサイドを構成する金属膜の金属
元素及びシリコンの双方と異なる単一又は複数の元素の
不純物を導入する工程と、少なくとも前記ゲート上に、
前記金属シリサイドを形成し得る金属を堆積する工程
と、前記半導体基板を高温熱処理し、前記金属と前記界
面近傍のシリコンとを反応させて前記金属シリサイドを
形成する工程とを含む
格子定数に比べて比較的差異の大きい金属シリサイドを
形成する場合に、前記金属シリサイドと前記ゲートとの
界面における格子不整合が減少することにより、界面エ
ネルギーが低下し、前記金属シリサイドの凝集及び高抵
抗化への相変態が抑制される。
の相違が比較的大きい金属シリサイドを形成した場合、
両者間で格子ズレ(格子ミスマッチ)が存在する。具体
例として、シリコンゲートの表面等に金属シリサイドと
してNiSiを形成した場合(金属シリサイドがシリコ
ンよりも格子定数の大きい例)を図1(a)に示す。
ド化に必須の高温熱処理により促進されることに鑑み、
金属シリサイドとシリコンとの界面近傍における両者の
結晶格子を整合させ、格子ミスマッチを低減させること
に想到した。
場合には、格子ミスマッチが3%以上あるNiSi/S
iにおいて(NiSi(110):0.2023nm,
NiSi(112):0.1978nm,Si(11
0):0.192nm)、少なくとも格子ミスマッチを
1%以下にすることである。
の界面近傍における両者の結晶格子を整合させる具体的
手法として、金属シリサイドを構成する金属元素及びシ
リコン以外の単一又は複数の元素の不純物を、金属シリ
サイド内又はシリコン内に導入する。
リコンの格子定数より大きい場合には、界面近傍の金属
シリサイドの格子定数を減少させるもの(シリコンより
も原子番号の小さな物質)であるか、界面近傍のシリコ
ンの格子定数を増加させるもの(シリコンよりも原子番
号の大きな物質)であり、金属シリサイドの格子定数が
シリコンの格子定数より小さい場合には、界面近傍の金
属シリサイドの格子定数を増加させるもの(シリコンよ
りも原子番号の大きな物質)であるか、界面近傍のシリ
コンの格子定数を減少させるもの(シリコンよりも原子
番号の小さな物質)である。前者の場合(金属シリサイ
ドがNiSi)について、界面近傍の金属シリサイドの
格子定数を減少させた様子を図1(b)に、界面近傍の
シリコンの格子定数を増加させた様子を図1(c)にそ
れぞれ示す。
サイドとしてはNiSiが好適であり、このとき、Ni
Si内に不純物を導入する場合には、当該不純物はH
e,B,C,N,O,F,Neから選ばれた単一又は複
数の元素が、シリコン内に不純物を導入する場合には、
当該不純物はGe,Sb,Ar,Kr,Xe,Ga,I
n,Tl,As,Biから選ばれた単一又は複数の元素
が好ましい。
合の各不純物のメリット及びデメリットを、表2に、シ
リコン内に不純物を導入する場合の各不純物のメリット
及びデメリットをそれぞれ示す。このように、各不純物
はそれぞれ独特の効果を性質を有するため、MOSトラ
ンジスタの形態や製造プロセス等に応じて適宜好ましい
ものを選択する。
属シリサイドとしてはCoSi2が好適であり、このと
き、CoSi2内に不純物を導入する場合には、当該不
純物はGe,Sb,Ar,Kr,Xe,Ga,In,T
l,As,Biから選ばれた単一又は複数の元素が、シ
リコン内に不純物を導入する場合には、当該不純物はH
e,B,C,N,O,F,Neから選ばれた単一又は複
数の元素が好ましい。
用した好適な諸実施形態について、図面を参照しながら
詳細に説明する。なお便宜上、MOSトランジスタの構
成をその製造方法とともに述べる。
の実施形態によるMOSトランジスタの製造方法を工程
順に示す概略断面図である。先ず、図2(a)に示すよ
うに、p型シリコン基板1の表層にn型ウェル2を形成
した後、素子形成領域を画定するため、フィールド酸化
膜3を形成する。
所定部位にn型不純物、ここではリン(P)をドーズ量
5×1013/cm2、加速エネルギー800keVの条
件でイオン注入し、n型ウェル2を形成する。
いわゆるLOCOS法によりフィールド酸化膜3を形成
する。この場合、LOCOS法の替わりに、基板の素子
分離領域に形成した溝内を絶縁物で埋め込んで素子分離
を行う、いわゆるSTI法を用いても良い。
絶縁膜4を形成した後、このゲート絶縁膜4上にゲート
電極5をパターン形成する。具体的には、シリコン基板
1の表面に熱酸化法によりSiO2膜を形成し、続いて
CVD法によりSiN膜を形成し、SiO2膜及びSi
N膜からなるゲート絶縁膜4を構成する。次に、ゲート
絶縁膜4上にCVD法によりゲート電極材料である多結
晶シリコン膜を膜厚200nm程度に形成し、ゲート絶
縁膜4と共にパターニングすることにより帯状のゲート
電極5を形成する。
電極5の両側壁にサイドウォール6を形成した後、ソー
ス/ドレイン7を形成する。具体的には、先ず、ゲート
電極5を覆うようにCVD法により全面にSiO2膜を
堆積し、このSiO2膜の全面を異方性エッチング(エ
ッチバック)し、ゲート電極5の両側壁のみをSiO2
覆うサイドウォール6を形成する。次に、ゲート電極5
及びサイドウォール6をマスクとして、サイドウォール
6の両側におけるシリコン基板1の表層にp型不純物、
ここでは硼素(B)をドーズ量4×1015/cm2、加
速エネルギー6keVの条件でイオン注入し、ソース/
ドレイン7を形成する。
電極5及びソース/ドレイン7の表層に格子定数がシリ
コンより大きい所定の不純物を導入する。具体的には、
不純物としてGe,Sb,Ar,Kr,Xe,Ga,I
n,Tl,As,Biから選ばれた1種又は複数種、こ
こではSbを全面に照射し、ゲート電極5及びソース/
ドレイン7の表層にSbをイオン注入する。
ンと反応して金属シリサイドを形成し得る金属膜を成膜
する。具体的には、スパッタ法により、全面にNi膜1
1を膜厚15nm程度に形成した後、次いでTiN膜1
2を膜厚30nm程度に形成する。
イド構造を形成する。具体的には、シリコン基板1を4
50℃〜600℃の高温で急速アニール(RTA)し、
ゲート電極5の表層及びソース/ドレイン7の表層とN
i膜11及びTiN膜12とを反応させてNiSi膜8
を形成する。その後、未反応部分として残存したNi膜
11及びTiN膜12をウェットエッチングにより除去
する。これにより、ゲート電極5上及びソース/ドレイ
ン7上にNiSi膜8が形成されてなるサリサイド構造
となる。
属配線等の形成を経て、サリサイド構造のMOSトラン
ジスタを完成させる。
OSトランジスタにおいては、不純物として例えばSb
をSi中にイオン注入することにより、金属シリサイド
であるNiSi膜8とその下層のSiとの界面における
格子不整合が減少し、これによって界面エネルギーが低
下し、NiSiの凝集及び高抵抗なNiSi2への相変
態が抑制される。
iのように、その格子定数がシリコンの格子定数に比べ
て比較的差異の大きいものを形成する場合でも、耐熱性
の向上を図り、高温熱処理による抵抗値の上昇を招くこ
となくゲートやソース/ドレインの低抵抗化を実現し、
近時におけるMOSトランジスタの小型化・微細化の要
請に十分応えることが可能となる。
実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態
と同様のサリサイド構造のMOSトランジスタについて
例示するが、格子整合を図るための不純物の種類及びそ
の導入個所が異なる点で相違する。なお、第1の実施形
態で説明した構成部材等と同一のものについては、同符
号を付すことにする。
ンジスタの製造方法を工程順に示す概略断面図である。
本実施形態のMOSトランジスタを製造するには、先ず
第1の実施形態と同様の各工程を経て、図4(a)に示
すように、シリコン基板1上にゲート絶縁膜4を介した
ゲート電極5、サイドウォール6、及びソース/ドレイ
ン7等を形成する。
ンと反応して金属シリサイドを形成し得る金属膜を成膜
する。具体的には、スパッタ法により、全面にNi膜1
1を膜厚15nm程度に形成した後、次いでTiN膜1
2を膜厚30nm程度に形成する。
電極5及びソース/ドレイン7の表層に格子定数がシリ
コンより小さい所定の不純物を導入する。具体的には、
不純物としてHe,B,C,N,O,F,Neから選ば
れた1種又は複数種、ここではCを全面に照射し、Ni
膜11中に濃度ピークRpが位置するようにCをイオン
注入する。
イド構造を形成する。具体的には、シリコン基板1を4
50℃〜600℃の高温で急速アニール(RTA)し、
ゲート電極5の表層及びソース/ドレイン7の表層とN
i膜11及びTiN膜12とを反応させてNiSi膜8
を形成する。その後、未反応部分として残存したNi膜
11及びTiN膜12をウェットエッチングにより除去
する。これにより、ゲート電極5上及びソース/ドレイ
ン7上にNiSi膜8が形成されてなるサリサイド構造
となる。
属配線等の形成を経て、サリサイド構造のMOSトラン
ジスタを完成させる。
OSトランジスタにおいては、不純物として例えばCを
Ni膜11中にイオン注入することにより、金属シリサ
イドであるNiSi膜8とその下層のSiとの界面にお
ける格子不整合が減少し、これによって界面エネルギー
が低下し、NiSiの凝集及び高抵抗なNiSi2への
相変態が抑制される。
iのように、その格子定数がシリコンの格子定数に比べ
て比較的差異の大きいものを形成する場合でも、耐熱性
の向上を図り、高温熱処理による抵抗値の上昇を招くこ
となくゲートやソース/ドレインの低抵抗化を実現し、
近時におけるMOSトランジスタの小型化・微細化の要
請に十分応えることが可能となる。
コンと反応して金属シリサイドを形成した際に、シリコ
ンよりも格子定数の大きくなるような金属(ここではN
i)を用いる場合を例示したが、上記の場合にシリコン
よりも格子定数の小さくなるような金属、例えばCo
(金属シリサイドとしてはCoSi2)を用いてもよ
い。この場合には、第1の実施形態のようにゲート電極
及びソース/ドレインに不純物をイオン注入するには、
当該不純物としてHe,B,C,N,O,F,Neから
選ばれた1種又は複数種を、第2の実施形態のように金
属シリサイドを形成し得る金属膜に不純物をイオン注入
するには、当該不純物としてGe,Sb,Ar,Kr,
Xe,Ga,In,Tl,As,Biから選ばれた1種
又は複数種を使用することになる。
て記載する。
ース/ドレインと、少なくとも前記ゲート上に形成され
てなる金属シリサイドとを備え、前記金属シリサイド内
又は前記ゲート内に、前記金属シリサイドの結晶格子と
前記ゲートを構成するシリコンの結晶格子とを整合させ
る、前記金属シリサイドを構成する金属元素及びシリコ
ンの双方と異なる単一又は複数の元素の不純物を含むこ
とを特徴とする半導体装置。
記金属シリサイド内に存し、前記金属シリサイドの格子
定数がシリコンの格子定数より小さい場合、前記不純物
はシリコンよりも原子番号の小さな物質であることを特
徴とする付記1に記載の半導体装置。
記金属シリサイド内に存し、前記金属シリサイドの格子
定数がシリコンの格子定数より大きい場合、前記不純物
はシリコンよりも原子番号の大きな物質であることを特
徴とする付記1に記載の半導体装置。
記ゲート内に存し、前記金属シリサイドの格子定数がシ
リコンの格子定数より小さい場合、前記不純物はシリコ
ンよりも原子番号の大きな物質であることを特徴とする
付記1に記載の半導体装置。
記ゲート内に存し、前記金属シリサイドの格子定数がシ
リコンの格子定数より大きい場合、前記不純物はシリコ
ンよりも原子番号の小さな物質であることを特徴とする
付記1に記載の半導体装置。
金属元素がCoであり、前記金属シリサイド内の前記不
純物がHe,B,C,N,O,F,Neから選ばれた単
一又は複数の元素であることを特徴とする付記4に記載
の半導体装置。
金属元素がNiであり、前記金属シリサイド内の前記不
純物がGe,Sb,Ar,Kr,Xe,Ga,In,T
l,As,Biから選ばれた単一又は複数の元素である
ことを特徴とする付記5に記載の半導体装置。
金属元素がCoであり、前記ゲート内の前記不純物がG
e,Sb,Ar,Kr,Xe,Ga,In,Tl,A
s,Biから選ばれた単一又は複数の元素であることを
特徴とする付記6に記載の半導体装置。
金属元素がNiであり、前記ゲート内の前記不純物がH
e,B,C,N,O,F,Neから選ばれた単一又は複
数の元素であることを特徴とする付記7に記載の半導体
装置。
ース/ドレイン上にも形成されたサリサイド構造とされ
ており、前記金属シリサイドと前記ソース/ドレインと
の界面近傍における、前記金属シリサイド内又は前記ソ
ース/ドレイン内にも前記不純物を含むことを特徴とす
る付記1〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
ト絶縁膜を介してゲートをパターン形成する工程と、前
記ゲートの両側における前記半導体基板の表層にソース
/ドレインを形成する工程と、少なくとも前記ゲート上
に、金属シリサイドを形成し得る金属膜を堆積する工程
と、前記金属膜内に、前記金属シリサイドの結晶格子と
前記ゲートを構成するシリコンの結晶格子とを整合させ
る、前記金属膜の金属元素及びシリコンの双方と異なる
単一又は複数の元素の不純物を導入する工程と、前記半
導体基板を高温熱処理し、前記金属と前記界面近傍のシ
リコンとを反応させて前記金属シリサイドを形成する工
程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
ト絶縁膜を介してゲートをパターン形成する工程と、前
記ゲートの両側における前記半導体基板の表層にソース
/ドレインを形成する工程と、前記ゲートの表層内に、
金属シリサイドの結晶格子と前記ゲートを構成するシリ
コンの結晶格子とを整合させる、前記金属シリサイドを
構成する金属膜の金属元素及びシリコンの双方と異なる
単一又は複数の元素の不純物を導入する工程と、少なく
とも前記ゲート上に、前記金属シリサイドを形成し得る
金属を堆積する工程と、前記半導体基板を高温熱処理
し、前記金属と前記界面近傍のシリコンとを反応させて
前記金属シリサイドを形成する工程とを含むことを特徴
とする半導体装置の製造方法。
導入し、前記金属シリサイドの格子定数がシリコンの格
子定数より小さい場合、前記不純物をシリコンよりも原
子番号の小さな物質とすることを特徴とする付記11に
記載の半導体装置の製造方法。
導入し、前記金属シリサイドの格子定数がシリコンの格
子定数より大きい場合、前記不純物をシリコンよりも原
子番号の大きな物質とすることを特徴とする付記11に
記載の半導体装置の製造方法。
導入し、前記金属シリサイドの格子定数がシリコンの格
子定数より小さい場合、前記不純物をシリコンよりも原
子番号の大きな物質とすることを特徴とする付記12に
記載の半導体装置の製造方法。
導入し、前記金属シリサイドの格子定数がシリコンの格
子定数より大きい場合、前記不純物をシリコンよりも原
子番号の小さな物質とすることを特徴とする付記12に
記載の半導体装置の製造方法。
る金属元素をCoとし、前記金属シリサイド内の前記不
純物をHe,B,C,N,O,F,Neから選ばれた単
一又は複数の元素とすることを特徴とする付記13に記
載の半導体装置の製造方法。
る金属元素をNiとし、前記金属シリサイド内の前記不
純物をGe,Sb,Ar,Kr,Xe,Ga,In,T
l,As,Biから選ばれた単一又は複数の元素とする
ことを特徴とする付記14に記載の半導体装置の製造方
法。
る金属元素をCoとし、前記ゲート内の前記不純物をG
e,Sb,Ar,Kr,Xe,Ga,In,Tl,A
s,Biから選ばれた単一又は複数の元素とすることを
特徴とする付記15に記載の半導体装置の製造方法。
る金属元素をNiとし、前記ゲート内の前記不純物をH
e,B,C,N,O,F,Neから選ばれた単一又は複
数の元素とすることを特徴とする付記16に記載の半導
体装置の製造方法。
ース/ドレイン上にも形成してサリサイド構造とするに
際して、前記ソース/ドレイン上の前記金属膜内又は前
記ソース/ドレイン内にも前記不純物を導入することを
特徴とする付記11〜20のいずれか1項に記載の半導
体装置の製造方法。
NiSiやCoSi2などのように、その格子定数がシ
リコンの格子定数に比べて比較的差異の大きいものを形
成する場合でも、耐熱性の向上を図り、高温熱処理によ
る抵抗値の上昇を招くことなくゲートやソース/ドレイ
ンの低抵抗化を実現し、近時における半導体装置の小型
化・微細化の要請に十分応えることが可能となる。
を示す模式図である。
造方法を工程順に示す概略断面図である。
トランジスタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
造方法を工程順に示す概略断面図である。
Siを形成した場合に発生する不都合を説明するための
顕微鏡写真である。
Claims (5)
- 【請求項1】 シリコンからなるゲートと、 ソース/ドレインと、 少なくとも前記ゲート上に形成されてなる金属シリサイ
ドとを備え、 前記金属シリサイド内又は前記ゲート内に、前記金属シ
リサイドの結晶格子と前記ゲートを構成するシリコンの
結晶格子とを整合させる、前記金属シリサイドを構成す
る金属元素及びシリコンの双方と異なる単一又は複数の
元素の不純物を含むことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記金属シリサイドが前記ソース/ドレ
イン上にも形成されたサリサイド構造とされており、 前記金属シリサイドと前記ソース/ドレインとの界面近
傍における、前記金属シリサイド内又は前記ソース/ド
レイン内にも前記不純物を含むことを特徴とする請求項
1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 シリコン半導体基板上にゲート絶縁膜を
介してゲートをパターン形成する工程と、 前記ゲートの両側における前記半導体基板の表層にソー
ス/ドレインを形成する工程と、 少なくとも前記ゲート上に、金属シリサイドを形成し得
る金属膜を堆積する工程と、 前記金属膜内に、前記金属シリサイドの結晶格子と前記
ゲートを構成するシリコンの結晶格子とを整合させる、
前記金属膜の金属元素及びシリコンの双方と異なる単一
又は複数の元素の不純物を導入する工程と、 前記半導体基板を高温熱処理し、前記金属と前記界面近
傍のシリコンとを反応させて前記金属シリサイドを形成
する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項4】 シリコン半導体基板上にゲート絶縁膜を
介してゲートをパターン形成する工程と、 前記ゲートの両側における前記半導体基板の表層にソー
ス/ドレインを形成する工程と、 前記ゲートの表層内に、金属シリサイドの結晶格子と前
記ゲートを構成するシリコンの結晶格子とを整合させ
る、前記金属シリサイドを構成する金属膜の金属元素及
びシリコンの双方と異なる単一又は複数の元素の不純物
を導入する工程と、 少なくとも前記ゲート上に、前記金属シリサイドを形成
し得る金属を堆積する工程と、 前記半導体基板を高温熱処理し、前記金属と前記界面近
傍のシリコンとを反応させて前記金属シリサイドを形成
する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項5】 前記金属シリサイドを前記ソース/ドレ
イン上にも形成してサリサイド構造とするに際して、 前記ソース/ドレイン上の前記金属膜内又は前記ソース
/ドレイン内にも前記不純物を導入することを特徴とす
る請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001286529A JP2003100770A (ja) | 2001-09-20 | 2001-09-20 | 半導体装置及びその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100336186C (zh) * | 2003-06-27 | 2007-09-05 | 三星电子株式会社 | 形成硅化镍层以及半导体器件的方法 |
-
2001
- 2001-09-20 JP JP2001286529A patent/JP2003100770A/ja active Pending
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CN100336186C (zh) * | 2003-06-27 | 2007-09-05 | 三星电子株式会社 | 形成硅化镍层以及半导体器件的方法 |
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