JP2003100649A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003100649A
JP2003100649A JP2001297180A JP2001297180A JP2003100649A JP 2003100649 A JP2003100649 A JP 2003100649A JP 2001297180 A JP2001297180 A JP 2001297180A JP 2001297180 A JP2001297180 A JP 2001297180A JP 2003100649 A JP2003100649 A JP 2003100649A
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heating
wafer
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temperature
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Wakako Shiratori
和賀子 白鳥
Eiji Hosaka
英二 保坂
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の点数を減らし、ウェーハの加熱時間を
短縮する。 【解決手段】 基板処理装置は、ウェーハWを処理する
反応管23と、ウェーハWを保持するボート20を備え
る。ウェーハ主面W1と垂直な方向に複数のウェーハW
をボート20に並べて保持し、この保持した複数のウェ
ーハWを熱処理する。底板31,中間板32〜34,天
板35、支柱40から構成されるボート20を円板30
からなる材料、例えば炭化ケイ素(SiC)で構成す
る。ボート20に支柱40から電力を供給することによ
り、ボート20自体を加熱して、ボートに保持されるウ
ェーハWを所定温度に昇温する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、基板を加熱する加
熱手段を改善した基板処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図7は、一般的な基板処理装置を使用し
た縦形半導体製造装置の全体を示す概略構成図である。
縦形半導体製造装置は、主に基板処理装置Aと棚装置B
と搬送装置Cとから構成される。 【0003】基板処理装置Aは、ウェーハWを熱処理す
る縦形の反応管4と、反応管4に反応ガスを導入する反
応ガス導入系5と、反応管4からガスを排気するガス排
気系6と、反応管4を加熱するヒータ2と、ウェーハW
の温度を均一にする均熱管3と、複数のウェーハWを保
持するボート7と、ボート7を反応管4に挿入し、引き
出すボート昇降手段9とから構成される。上記ヒータ
2、反応管4、均熱管3、反応ガス導入系5、及びガス
排気系6とから熱処理炉が主に構成される。 【0004】棚装置Bは、未処理ウェーハを保管するバ
ッファカセットストッカ8と、ウェーハカセット12を
収納するカセットストッカ1とから構成される。 【0005】搬送装置Cは、ボート7とカセットストッ
カ1との間でウェーハWの移載を行うウェーハ移載手段
10と、バッファカセットストッカ8とカセットストッ
カ1との間でウェーハカセット12を移載するウェーハ
カセット移載手段11とから構成される。 【0006】上述したような構成において、ウェーハW
の熱処理は次のように行われる。半導体製造装置の外部
から投入ポートに投入されるウェーハカセットは、ウェ
ーハカセット移載機11でバッファカセットストッカ8
に順次移載される。バッファカセットストッカ8に移載
したウェーハカセット12は、ウェーハカセット移載機
11でカセットストッカ1に移載される。カセットスト
ッカ1に移載されたウェーハカセット12内の未処理の
ウェーハWは、ウェーハ移載機10で待機中のボート7
に移載されて、垂直な方向に複数枚並べて保持される。
複数枚のウェーハWを保持したボート7は、ボート昇降
機9で反応管4内に挿入される。加熱された反応管4内
に反応ガスを導入しつつ排気することにより、ウェーハ
Wは熱処理される。熱処理後、ボート7は、ボート昇降
機9で反応管4から引き出される。 【0007】図8は、従来の熱処理炉の内部構造を示す
破断斜視図である。 【0008】熱処理炉は、ウェーハWを熱処理させる際
に外気と遮断する反応管4を備える。反応管4は、縦形
の円筒状をしており、石英などで構成される。反応管4
の外側は発熱線2で覆われる。発熱線2は、例えばFe
−Cr−Al合金およびMoSi2を丸細線状などに加
工することで円筒状に作られている。この円筒状に作ら
れた発熱線2の外周は、炉壁となる断熱材12で覆われ
る。発熱線2は、通常、断熱材12の内側に埋め込まれ
る。断熱材12の外周は金属板のケース13で覆われ
る。必要に応じて、反応管4と発熱線2との間に均熱管
3を設けることもある。均熱管3は、ウェーハ列の垂直
方向の温度分布を均一にしたり、反応管4内を外気の微
粒子から完全に遮断したりするために設けられる。均熱
管3は炭化ケイ素(SiC)で作られることが多い。 【0009】このような熱処理炉の反応管4内にボート
7が挿入され、引き出される。ボート7は、ウェーハ主
面と垂直な方向に複数のウェーハWを一定間隔に並べて
保持する。 【0010】現在、半導体製造装置メーカには、製造コ
ストの削減、製造工期の短縮、及び装置の性能向上など
の要請がユーザから出されている。製造コストの削減や
製造工期の短縮には、装置を簡素化することが有効であ
ると考えられる。また、装置の性能向上には、加熱時間
の短縮が有効であると考えられる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、次のような問題があった。 【0012】(1)断熱材の内側に発熱線を埋め込んだ
り、均熱管を必要としたりするため、基板処理装置の熱
処理構造を簡単に構成することができない。したがっ
て、部品の点数を減らせず、製造コストの削減や製造工
期の短縮を図ることができない。 【0013】(2)発熱線による加熱は、均熱管、反応
管、及びボートを介してウェーハを加熱する間接加熱で
あるため、加熱時間の短縮が望めない。プリヒート時に
発熱線を処理温度よりも高い超高温にして加熱時間を短
縮化しようとしても、発熱線を構成するFe−Cr−A
l合金やMoSi2では超高温に耐えることができな
い。したがって、加熱時間の短縮が望めず、装置の性能
を向上することができない。 【0014】本発明の課題は、上述した従来技術の問題
点を解消して、部品の点数を減らし、基板の加熱時間を
短縮することが可能な基板処理装置を提供することにあ
る。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明は、基板を熱処理
する容器と、前記容器内に収容され複数の基板を保持す
る基板保持部材とを備え、前記基板保持部材の少なくと
も一部を発熱体からなる材料で構成し、前記発熱体に電
力を供給することにより前記基板を所定温度まで加熱す
るようにした基板処理装置である。 【0016】基板保持部材を発熱体からなる材料で構成
し、基板保持部材により基板を加熱できるようにしたの
で、基板保持部材とは別に基板加熱用のヒータを必要と
するものと比べて、装置構成を簡素化できる。また、基
板を保持する基板保持部材から基板を直接加熱できるの
で、基板を間接加熱するものと比べて、加熱効率を高め
ることができる。容器は、例えば縦形の反応管で構成さ
れる。反応管に収容される基板保持部材は、例えば基板
主面と垂直な方向で複数の基板を並べて保持するボート
で構成される。発熱体は例えば通電により発熱する抵抗
材料で構成する。抵抗材料は、急速加熱するために、基
板処理温度よりも高い温度に耐えるものであることが好
ましく、より好ましくは超高温(2000℃以上)に耐
えるものがよい。超高温抵抗材料としては後述するSi
Cがよい。 【0017】基板保持部材は、基板を加熱するために基
板保持部材の少なくとも一部を発熱体で構成する。例え
ば、基板保持部材を縦形のボートで構成する場合には、
ボートを構成する底板、中間板、天板、およびこれらを
保持する複数本の支柱そのものを発熱体で構成するか、
または底板、中間板、天板、および支柱の各一部を発熱
体で構成するとよい。支柱に保持された底板、中間板、
天板に、支柱を介して電力を供給する。これにより底
板、中間板、天板及び支柱が発熱し、これらの間に保持
された複数の基板が直接加熱され、所定温度に昇温す
る。 【0018】上記発明において、容器ないし基板の温度
を検出する温度検出器と、温度検出器によって検出され
た温度が所定温度となるように、発熱体に供給する電力
を制御する制御手段とを備えることが好ましい。これに
より基板面内ないし基板面間の温度均一性が向上する。 【0019】また、底板、中間板、天板は、容器の軸方
向に沿って複数のゾーンに分割された各ゾーンに各々配
設されるようにする。制御手段は、各ゾーンごとに配設
された発熱体を独立に制御するとよい。これにより基板
面内ないし基板面間の温度均一性が一層向上する。 【0020】また、制御手段は、サイリスタによる位相
制御で行うと、電力供給の制御性がよいので好ましい。 【0021】また、基板保持部材の発熱体は、例えば炭
化珪素(SiC)焼結体で構成するとよい。SiC焼結
体は、抵抗発熱体、超高温サーミスタなど、超高温度帯
用の発熱体材料として使われ、SiCは構造部材として
も使われる。 【0022】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。 【0023】図1は、基板処理装置を構成する熱処理炉
及びボートの内部構造を示す破断斜視図である。熱処理
炉は、ウェーハWを熱処理する際に外気と遮断する反応
管23を備える。反応管23は、縦形の円筒状をしてお
り、例えば石英で構成される。反応管23の外側は炉壁
となる断熱材21で覆われる。断熱材21は、例えばア
ルミナシリカ(Al23、SiO2)で構成される。断
熱材21の外周は金属板例えばSUS板のケース22で
覆われる。必要に応じて、反応管23と断熱材21との
間に温度分布を均一化する均熱管を設けることもある
が、ここでは設けない。 【0024】本実施の形態では、熱処理炉に従来のよう
な加熱手段は存在しない。熱処理炉に加熱手段を設ける
代りに、熱処理炉の反応管4内に挿入され、引き出され
るボート20側に加熱手段を設けている。 【0025】ボート20は、ウェーハ主面W1と垂直な
方向に複数のウェーハWを一定間隔に並べて保持するウ
ェーハ保持機能を備える。これと同時に、保持された複
数のウェーハWを直接加熱して所定温度まで昇温させる
ヒータ機能をも備える。そのために、ボート20は次の
ようなヒータ兼用ボートで構成されている。 【0026】図示例のボート20は、ウェーハWと略同
形の円形の底板31、複数の中間板32〜34、天板3
5、そして底板31,中間板32〜34及び天板35を
互いに連結して保持する、垂直に立てられた複数本の支
柱40を有する。底板31、中間板32〜34、及び天
板35は、複数の支柱40の下部、中間部、及び上端部
にそれぞれ支持される。複数のウェーハWは、底板31
と中間板32との間、中間板32、33、34間、及び
中間板34と天板35との間にそれぞれ水平に保持され
る。 【0027】上記ボート20の円形の底板31、中間板
32〜34、天板35(以下、これらを総称して円板3
0という)、及び支柱40が発熱体を構成する。円板3
0は、ウェーハW列の縦方向の均熱を取るために、縦方
向に複数枚配設する。複数本の支柱40が円板30に電
力を供給する給電線を構成する。複数本の支柱40はも
ちろん発熱体としても機能する。複数本の支柱40の下
端にヒータ電源16を接続して、支柱40を介して底板
31、中間板32〜34、及び天板35に電力を供給す
る。発熱体を構成する底板31、中間板32〜34、及
び天板35は、それ自体を発熱体材料で構成しても、あ
るいは、その表面や内部などの一部を発熱体材料で構成
してもよい。また、中実な支柱40は、その全断面を発
熱体材料で構成しても、あるいは断面の一部を発熱体材
料で構成してもよい。この実施の形態では、ボートの一
部を発熱体材料で構成している。 【0028】熱処理炉に、円板30及び支柱40により
加熱されるウェーハ温度または反応管23内の温度を測
定する温度検出器24を設ける。温度検出器24は、底
板31、複数の中間板32〜34、及び天板35によっ
て反応管23の高さ方向に区画される複数の加熱ゾーン
の温度を個別に測定するために、加熱ゾーンに対応して
複数個設ける。温度検出器24は、断熱材21を貫通し
て、その検出端が反応管24を臨むように取り付ける。
なお、温度検出器24は、反応管23内に挿入すること
により、ボート20と反応管23との間に取り付けるる
ようにしてもよい。温度検出器24は、たとえば熱電対
から構成することができる。 【0029】図2に、ヒータ兼用ボートの等価回路を示
す。平行に置かれた支柱40に設けられた給電線ないし
発熱体としての素線41間に、複数枚の円板30に設け
られた発熱体としての素線31が並列接続される構成に
なっている。 【0030】図3に円板30の構成例を示す。円板30
上に素線31を蛇行させて設け、その両端をリード端子
として取り出して構成される。リード端子は、支柱40
の素線41に接続される。素線31は電気抵抗材料とな
るSiCで構成する。円板30は石英、又は素線の組成
とは異なる高抵抗のSiCで構成する。素線31を構成
するSiCは、炭素などを加えて抵抗を下げた焼結体で
構成し、円板30上に焼き付ける。SiCは、α−Si
Cで融点が2830℃とされており、β−SiCは21
00℃以上の加熱でα−SiCとなり、非晶質SiC繊
維は高温構造材料となる。したがって、発熱体の材料を
SiCで構成することにより、超高温で用いることがで
きる。なお、熱処理炉で使用される反応ガスに応じて、
素線31を石英、セラミック、SiC等で覆ったりして
保護するとよい。 【0031】同様にして、支柱40の構成も、支柱40
の表面又は支柱40内に素線41を設け、支柱下端から
リード電極として取り出して構成される。支柱40に設
ける素線41は、給電線としても機能するので、円板3
0に設ける素線31よりは抵抗値を下げるとよい。 【0032】上述した実施の形態によれば、ボート20
を構成する円板30及び支柱40に、これらを加熱する
素線31、及び給電・加熱する素線41をそれぞれ設け
ることにより、ボート自体をヒータ化する。そして、支
柱40の下端にヒータ電源16をつなぎボート20に給
電する。これによりボート20を直接加熱し、ボート2
0に保持される複数のウェーハWを加熱して、所定温度
に昇温させることができる。したがって、ボート20に
ヒータ機能が付くので、熱処理炉側に基板加熱用のヒー
タを設ける必要がなくなり、基板処理装置をより簡単な
構造とすることができる。 【0033】そして、ボートにより直接ウェーハを加熱
するので、間接的にウェーハを加熱するものに比べて加
熱時間の短縮化が図れる。また、発熱体の材料をウェー
ハの処理温度よりも高い温度に耐える高温素線で構成す
れば、基板処理開始のプリヒート時に、処理開始後の処
理温度を維持するために必要な電力よりも過剰な電力を
供給することが可能となり、ボートひいてはウェーハの
急速加熱が可能となる。特に、発熱体の材料をSiCと
した場合には、2000℃近い超高温にも耐えられるの
で、加熱時間の一層の短縮が望める。 【0034】図4は、図1の熱処理炉及びボートをより
具体化した破断斜視図である。 【0035】ボート20は、発熱体となる底板31、8
枚の中間板32〜39、及び天板40(計10枚の円
板)と、これらを連結保持する給電線及び発熱体となる
4本の支柱40とから構成される。4本の支柱40に
は、ヒータ電源16からSCR回路17を介して電力が
給電される。SCR回路17は、4つの加熱ゾーンに対
応して設けられた4つの温度検出器24の検出信号に応
じて制御信号を出力する温度制御部18によって制御さ
れる。 【0036】図5を用いて、上記のように構成された縦
型熱処理炉及びボートの温度制御系についてボート等価
回路を用いて説明する。温度制御系は、ウェーハWの配
列方向に沿って複数の加熱ゾーン(図示の例では上部、
中央上部、中央下部、下部)に分割配置される複数の円
板30の加熱量を4本の支柱40を介して制御する。円
板30は、上部円板39、40A、中央上部円板36〜
38、中央下部円板33〜35、および下部円板31〜
32で構成される。温度制御系は、これらの円板30の
発熱体となる素線Rに加えて、円板30の素線Rに給電
する4本の給電素線41〜44と、各円板30の加熱量
を制御するためのSCR回路17と、そのSCR回路1
7を制御するための温度制御部18と、電源16とを備
える。なお、支柱40の給電素線の抵抗はrで示してあ
る。 【0037】円板30への電力の供給は複数本の支柱4
0を通じて行うが、発熱体は全て複数本の支柱40によ
って支持されているので、特定の支柱から特定の円板に
電力を供給するためには、円板30と支柱40との電気
的接続、または電気的絶縁をとる必要がある。電気的接
続をとるためには、支柱と円板との接点に炭素などの導
電性不純物を加えて低抵抗にする。電気的絶縁をとるた
めには、上記接点には何も加えず高抵抗のままとする。
また、前述したように、支柱の素線は円板の素線と比べ
て低抵抗にするとよい。 【0038】いずれの円板をいずれの支柱に電気的に接
続するかは任意であるが、図示例の接続は次のとおりで
ある。第1の支柱41と第3の支柱43との間に、2枚
の上部発熱体39,40及び2枚の下部発熱体31,3
2を電気的に接続する。第2の支柱42と第4の支柱4
4との間に3枚の中間上部発熱体36〜38を電気的に
接続する。第2の支柱42と第3の支柱43との間に3
枚の中間下部発熱体33〜35を電気的に接続する。 【0039】なお、ボート20に保持されるウェーハW
は半導体で構成されており、高抵抗と見なし得るので、
支柱40との絶縁は取れており、給電されることはな
い。 【0040】温度制御部18は、各加熱ゾーンごとに設
置された温度検出器24を備え、温度検出器24の検出
値を基に各円板30に対する出力指令値をSCR回路1
7に与えて、各加熱ゾーンの温度を制御する。 【0041】なお、加熱ゾーン数によっては、4本の支
柱40の内、最低2本のみ電力が通電していれば良く、
他の2本は電気的に絶縁を取って、単にウェーハを支持
する機能のみを持つようにしても良い。 【0042】図6は、発熱体のパターンを円形状に形成
した具体的な円板の構成図である。蚊取り線香のように
SiC素線31を蛇行状に展開させ、全体形状を円形に
して焼結したものであり、これ自体が円板に相当する。
すなわち、ボートを構成する円板の全部を発熱体からな
る材料で構成した場合に相当する。蚊取り線香型は円の
中心から径方向外方にリード端子32を出さなくてはな
らないために、パターンは点対称としてある。リード端
子32は支柱40の素線41〜44に接続される。Si
C素線31の線径が細すぎると、熱で変形する可能性が
あるので、太径とするのが好ましい。抵抗値との関係か
ら太径にすることができない場合は、石英の円板30を
台座にして、その上に焼結したSiC素線31を設ける
ようにするとよい。なお、発熱体のパターンは、蚊取り
線香型に限定されず、一筆書き状のパターンであれば形
状は任意である。 【0043】本実施の形態で用いるSiCとしては、菱
面体ウルツ鉱構造のα型、立方晶系閃亜鉛鉱構造のβ
型、及び非晶質繊維状のもの、のいずれでもよい。 【0044】図4に示す実施の形態によれば、給電線と
なる支柱を複数本にして、複数のウェーハ間に介在させ
た各発熱体に、検出温度に応じた電力を選択的に供給す
ることで、従来のゾーン制御と同等の加熱も可能とな
る。その結果、ウェーハ列の垂直方向の温度を均一にす
る均熱管を省略することも可能である。 【発明の効果】本発明によれば、基板保持部材を発熱体
からなる材料で構成して基板を直接加熱するようにした
ので、容器の外周に加熱手段を設けて基板を間接加熱す
る場合に比べて、部品の点数を減らし、基板の加熱時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施の形態による縦形熱処理炉及びボートの構
造を示す破断斜視図である。 【図2】実施の形態によるボートの等価回路図である。 【図3】実施の形態によるボートを構成する円板の概略
構成図である。 【図4】実施の形態による具体化した縦形熱処理炉及び
ボートの構造を示す破断斜視図である。 【図5】実施の形態による温度制御系の構成図である。 【図6】実施の形態による具体化したボートを構成する
円板に相当する発熱体パターンの概略構成図である。 【図7】実施の形態と従来例とに共通する縦形半導体製
造装置の全体を示す概略構成図である。 【図8】従来例の熱処理炉及びボートの構造を示す破断
斜視図である。 【符号の説明】 20 ボート(基板保持部材) 30 円板(発熱体) 40 支柱(発熱体) W ウェーハ(基板) W1 ウェーハ主面(基板主面)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】基板を熱処理する容器と、前記容器内に収
    容され複数の基板を保持する基板保持部材とを備え、 前記基板保持部材の少なくとも一部を発熱体からなる材
    料で構成し、 前記発熱体に電力を供給することにより前記基板を所定
    温度まで加熱するようにした基板処理装置。
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