JP2003100197A - 電源回路の安全装置及びヒューズボックス - Google Patents

電源回路の安全装置及びヒューズボックス

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2系統の関連性のある負荷(例:アクチュエ
ータとECU)に電流を供給する場合に、いずれかの系
統のヒューズが溶断したら、他方の系統のヒューズも溶
断させるようにする。 【解決手段】 この電源回路の安全装置は、ECU3に
対し低電圧用ヒューズ5Bを介して電流を供給する低電
圧電源回路2Bと、アクチュエータ4に対し高電圧用ヒ
ューズ5Aを介して電流を供給する高電圧電源回路2A
と、低電圧用ヒューズ5B及び高電圧用ヒューズ5Aの
うちの一方のヒューズが溶断したとき他方のヒューズに
過電流を流すことで該他方のヒューズを強制的に溶断さ
せる強制溶断用の論理回路20とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互関連性のある
2系統の負荷(例えば、アクチュエータと、そのアクチ
ュエータを制御するための電子コントロールユニット)
に対して電流を供給する電源回路の安全装置、及び、そ
の安全装置に適用するのに有効なヒューズボックスに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の14V系の自動車の通電システム
においては、図7に例示するように、ジャンクションボ
ックス1にて電源回路2を分岐し、ECU(電子コント
ロールユニット=制御ユニット)3と、アクチュエータ
等の物理的出力を発生する負荷4(以下、単にアクチュ
エータとして説明する)とに、共通のヒューズ5を介し
て電流を供給するようにしている。このようなシステム
では、電源6の電圧を直接ECU3に入力させ、各EC
U3の内部に備えたシリーズレギュレータ7で、例えば
5V等の低電圧に変換して内部回路を動作させていた。
【0003】ところで、近年、燃費に有効なモータジェ
ネレータを搭載した、42Vという高電圧で駆動する自
動車の開発が進んでいる。42Vという高電圧では、前
述のシリーズレギュレータで電圧変換するには損失が大
き過ぎるため、全てのECUに、より効率のよいスイッ
チングコンバータを内蔵する案が出てくる。しかし、全
てのECUにスイッチングコンバータを内蔵すると、全
体として非常に高価なものになってしまう。
【0004】そこで、図8に示すように、ジャンクショ
ンボックス1内に備えたDC/DCコンバータ8で、4
2V電源9の電圧を、例えば12Vなどの一段低い電圧
に一括変換して、各ECU3に分配する案が出てくる。
この場合、42Vをアクチュエータ4に印加する高電圧
用の電源回路2Aと、12VをECU3に印加する低電
圧用の電源回路2Bが別系統で存在することになり、各
系統の電源回路2A、2Bには、高電圧用のヒューズ5
Aと低電圧用のヒューズ5Bとをそれぞれ介在させて回
路の保護を行うことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アクチュエ
ータ4とそれを制御するECU3のような、相互に深い
関連性を持つ2系統の負荷に電流を供給する場合、一方
に異常があったときには他方への電流供給をストップさ
せる必要がある。
【0006】この点、今までの14V系のシステムで
は、図7に示すように、1つのヒューズ5を介して、ア
クチュエータ4とECU3の双方に電流を供給していた
ので、例えばアクチュエータ4に異常があってヒューズ
5が溶断すれば、ECU3への電流の供給も自動的にス
トップすることになるので、また、ECU3に異常があ
ってヒューズ5が溶断すれば、アクチュエータ4への電
流の供給も自動的にストップすることになるので、何ら
特別な問題を生じることはなかった。
【0007】しかし、図8に示すように、アクチュエー
タ4とECU3への通電系統を分けなければならない場
合には、高電圧用と低電圧用の別のヒューズ5A、5B
を介して、アクチュエータ4とECU3にそれぞれ電流
を供給することになるので、一方の負荷に異常があっ
て、その系統のヒューズ5A(または5B)が溶断して
も、他方のヒューズ5B(または5A)が有効のまま残
ってしまい、他方の負荷へ電流が供給され続けてしまう
おそれがある。
【0008】つまり、ヒューズ5A(または5B)が溶
断するような異常が例えばアクチュエータ4にある以
上、それを制御するECU3への電流の供給もストップ
するべきであるのに、片方のヒューズ5A(または5
B)が溶断した後も、残る負荷に電圧が加わり続けるこ
とになるので、残された側で急激な短絡やレアショート
などの異常が発生するおそれがある。反対の場合は暴走
のおそれもある。このように、電源回路を別系統にする
ことで、新たな問題が出てくることが分かった。
【0009】本発明は、その対処技術であり、2系統の
関連性のある負荷に電流を供給する場合に、いずれかの
系統のヒューズが溶断したら、他方の系統のヒューズも
溶断させることで、全体の回路の安全性を確保すること
のできる、電源回路の安全装置、及び、その安全装置に
適用するのに有効なヒューズボックスを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
の負荷に対し第1のヒューズを介して電流を供給する第
1の電源回路と、第2の負荷に対し第2のヒューズを介
して電流を供給する第2の電源回路と、前記第1のヒュ
ーズ及び第2のヒューズのうちの一方のヒューズが溶断
したとき他方のヒューズを強制的に溶断させる強制溶断
手段と、を備えていることを特徴とする。
【0011】この安全装置では、第1、第2のどちらか
のヒューズが溶断すると、他方のヒューズも強制的に溶
断させられ、その先の負荷への電流の供給がストップす
る。従って、第1及び第2の負荷が相互に関連性を持
ち、一方に異常が発生したとき他方にそのまま電流が供
給されると不具合を生じるような場合、それを確実に防
ぐことができて、安全を確保することができる。
【0012】例えば、2つの負荷が、アクチュエータと
それを制御する制御ユニットであるような場合、アクチ
ュエータが異常でヒューズが溶断した場合、そのまま制
御ユニットに電流が流れてしまうと問題を生じることに
なるが、それを防ぐことができる。同様に、制御ユニッ
トが異常でヒューズが溶断した場合、そのままアクチュ
エータに電流が流れてしまうと問題を生じることになる
が、それを防ぐことができる。従って、通電システムの
安全性を高めることができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の電源
回路の安全装置であって、前記強制溶断手段として、一
方のヒューズが溶断したとき他方のヒューズに過電流を
流すことで、該他方のヒューズを溶断させる回路を設け
たことを特徴とする。
【0014】この安全装置では、一方のヒューズが溶断
したとき、他方のヒューズに強制的に過電流を流すこと
で、他方のヒューズを溶断させる。従って、例えば論理
回路を組むだけで、電源回路の安全を確保することがで
きる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1に記載の電源
回路の安全装置であって、前記強制溶断手段として、一
方のヒューズが溶断したとき他方のヒューズを溶断温度
まで加熱することで、該他方のヒューズを溶断させるヒ
ータを設けたことを特徴とする。
【0016】この安全装置では、一方のヒューズが溶断
したとき、他方のヒューズをヒータで加熱することで、
他方のヒューズを溶断させる。従って、ヒータと、片方
のヒューズが溶断したときにヒータに通電する回路とを
設けるだけで、電源回路の安全を確保することができ
る。
【0017】請求項4の発明は、請求項1に記載の電源
回路の安全装置であって、前記第1、第2の電源回路の
途中に、前記第1、第2の電源回路に共通に設けられる
ケースと、該ケース内に設けられると共に前記第1の電
源回路の電源側に接続される第1の電源側端子及び負荷
側に接続される第1の負荷側端子と、同様に前記ケース
内に設けられると共に前記第2の電源回路の電源側に接
続される第2の電源側端子及び負荷側に接続される第2
の負荷側端子と、前記第1、第2の各電源側端子から延
びる第1、第2の可溶導電部材と、前記第1、第2の各
負荷側端子から延び、それぞれが前記第1、第2の可溶
導電部材の先端側に接触導通した状態で定常位置に保持
されると共に、接触導通する可溶導電部材の溶断により
定常位置での保持が解かれる第1、第2の不可溶導電部
材と、前記第1、第2の可溶導電部材の一方が溶断した
とき、その可溶導電部材の溶断により定常位置での保持
が解かれた一方の不可溶導電部材を、他方の可溶導電部
材の先端側、他方の不可溶導電部材、または、該他方の
不可溶導電部材に導通する他方の負荷側端子に強制的に
押し付けて接触させる強制変位手段と、を有してなるヒ
ューズボックスを配置し、前記可溶導電部材を前記ヒュ
ーズとし、前記不可溶導電部材と強制変位手段とを前記
強制溶断手段としたことを特徴とする。
【0018】この安全装置では、第1の負荷に異常があ
ったりすることで、第1の電源回路に過電流が流れて第
1の可溶導電部材(ヒューズ)が溶断すると、その溶断
により、第1の不可溶導電部材の定常位置への保持が解
かれて、強制変位手段の作用により第1の不可溶導電部
材が、第2の可溶導電部材、第2の不可溶導電部材、ま
たは、第2の負荷側端子の側に変位して接触導通する。
【0019】そうすると、第2の可溶導電部材には第2
の負荷に加えて第1の負荷もつながり、第2の可溶導電
部材に通常以上の過電流が瞬間的に流れることになる。
従って、第2の可溶導電部材(ヒューズ)も溶断し、そ
れにより、両方の負荷への通電が同時にストップされ
て、安全が確保される。
【0020】また、第2の負荷に異常があったりするこ
とで、第2の可溶導電部材(ヒューズ)が溶断した場合
は、逆の動きにより、第1の可溶導電部材が溶断して、
同様に、両方の負荷への通電がストップされて、安全が
確保される。
【0021】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の電源回路の安全装置であって、前記第1の負
荷が制御ユニットであり、前記第2の負荷が該制御ユニ
ットによって制御されて物理的出力を発生する負荷であ
ることを特徴とする。
【0022】この安全装置では、制御ユニットに異常が
あって、制御ユニットへ通電するヒューズが溶断した場
合、制御ユニットによって制御される負荷への通電も遮
断される。逆に、物理的出力を発生する負荷に異常があ
って、同負荷へ通電するヒューズが溶断した場合、制御
ユニットへの通電も遮断される。従って、通電システム
全体の安全が確保される。
【0023】請求項6の発明は、請求項5記載の電源回
路の安全装置であって、前記制御ユニットに電流を供給
する第1の電源回路が低電圧電源回路として構成され、
前記物理的出力を発生する負荷に電流を供給する第2の
電源回路が高電圧電源回路として構成されていることを
特徴とする。
【0024】この安全装置では、アクチュエータ等の高
電圧用の負荷と低電圧用の負荷である制御ユニットとに
別個に電流を供給するシステムにおいて、高電圧用電源
回路のヒューズと低電圧用電源回路のヒューズのいずれ
かが異常により溶断した場合に、残った方のヒューズも
確実に溶断することで、さらなる過電流の発生やレアシ
ョートなどの不測の事態が起こらないようにすることが
できる。
【0025】請求項7の発明は、第1、第2の2つの電
源回路の途中に介在されるヒューズボックスであって、
前記2つの電源回路に共通に設けられるケースと、該ケ
ース内に設けられると共に前記第1の電源回路の電源側
に接続される第1の電源側端子及び負荷側に接続される
第1の負荷側端子と、同様に前記ケース内に設けられる
と共に前記第2の電源回路の電源側に接続される第2の
電源側端子及び負荷側に接続される第2の負荷側端子
と、前記第1、第2の各電源側端子から延びる第1、第
2の可溶導電部材と、前記第1、第2の各負荷側端子か
ら延び、それぞれが前記第1、第2の可溶導電部材の先
端側に接触導通した状態で定常位置に保持されると共
に、接触導通する可溶導電部材の溶断により定常位置で
の保持が解かれる第1、第2の不可溶導電部材と、前記
第1、第2の可溶導電部材の一方が溶断したとき、その
可溶導電部材の溶断により定常位置での保持が解かれた
一方の不可溶導電部材を、他方の可溶導電部材の先端
側、他方の不可溶導電部材、または、該他方の不可溶導
電部材に導通する他方の負荷側端子に強制的に押し付け
る強制変位手段と、を有することを特徴とする。
【0026】このヒューズボックスでは、第1の電源回
路に過電流が流れて第1の可溶導電部材が溶断すると、
その溶断により、第1の不可溶導電部材の定常位置への
保持が解かれて、強制変位手段の作用により第1の不可
溶導電部材が、第2の可溶導電部材、第2の不可溶導電
部材、または、第2の負荷側端子の側に変位して接触導
通する。そうすると、第2の可溶導電部材には通常以上
の過電流が瞬間的に流れることになるので、第2の可溶
導電部材も溶断し、それにより負荷への通電がストップ
されて、安全が確保される。また、第2の電源回路に過
電流が流れて第2の可溶導電部材が溶断した場合は、逆
の動きにより、第1の可溶導電部材が溶断して、同様に
負荷への通電がストップされて、安全が確保される。
【0027】請求項8の発明は、請求項7記載のヒュー
ズボックスであって、前記強制変位手段がバネよりな
り、前記不可溶導電部材が、それ自体バネ材よりなるこ
とで、前記強制変位手段としてのバネを兼ねていること
を特徴とする。
【0028】このヒューズボックスでは、バネで不可溶
導電部材を構成することで、一方の可溶導電部材が溶断
したとき、当該可溶導電部材に接触導通していた不可溶
導電部材が、自身のバネ力により、他方の可溶導電部材
の先端側等に接触導通することになる。従って、不可溶
導電部材とバネを別に設けて、可溶導電部材が溶断した
ときに同じような動きをさせる場合と比べて、部品点数
が少なくてすみ、構成の簡略化を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0030】《第1実施形態》図1は第1実施形態の安
全装置を含んだ通電システムの全体構成を示す回路図で
ある。このシステムは、図8に示した42V電源9を有
する通電システムに、強制溶断用の論理回路(強制溶断
手段)20を付加したものである。
【0031】図1のシステムにおいて、1はジャンクシ
ョンボックス、2Aは物理的出力を発生するアクチュエ
ータ(第2の負荷)4に42V電圧を印加する高電圧電
源回路(第2の電源回路)、2Bはアクチュエータ4を
制御するECU(第1の負荷)3に12V電圧を印加す
る低電圧電源回路(第1の電源回路)、5Aは高電圧電
源回路2Aに介在された高電圧用ヒューズ(第2のヒュ
ーズ)、5Bは低電圧電源回路2Bに介在された低電圧
用ヒューズ(第1のヒューズ)、8は42Vという高圧
の電源電圧を一括して12Vの低電圧に変換するDC/
DCコンバータである。DC/DCコンバータ8、ヒュ
ーズ5A、5B、及び、強制溶断用の論理回路20は、
ジャンクションボックス1に内蔵されている。
【0032】この強制溶断用の論理回路20は、一方の
ヒューズ5A(または5B)が溶断したとき、他方のヒ
ューズ5B(または5A)に強制的に過電流を流すこと
で、他方のヒューズ5B(または5A)を溶断させるも
のであり、2つのコンパレータ21A、21Bと、OR
回路22と、2つのトランジスタ23A、23Bとを有
する。
【0033】各コンパレータ21A、21Bは、それぞ
れ高電圧側と低電圧側のヒューズ5A、5Bの両端の電
圧を監視している。通常、ヒューズ5A、5Bが溶断し
なければ、ヒューズ5A、5Bの両端にはほとんど電圧
差は生じないが、何らかの理由で片側のヒューズ5A
(または5B)が溶断すると、電圧差が生じるため、コ
ンパレータ21A、21Bの出力が反転してHi信号を
出力する。どちらかのヒューズ5A(または5B)が溶
断すると、OR回路22がトランジスタ23A、23
B)を駆動して、残った方のヒューズ5B(または5
A)の負荷側端をアースに短絡させて、同ヒューズ5B
(または5A)に過電流が流れるようにし、他方のヒュ
ーズ5B(または5A)を強制的に溶断させる。
【0034】このシステムの作用を説明する。
【0035】例えば、ECU3の系統に異常があって、
ECU3に通電する低電圧用ヒューズ5Bが溶断した場
合、同ヒューズ5Bの両端電圧を検出しているコンパレ
ータ21Bの信号がHiになって、OR回路22がトラ
ンジスタ23A、23Bに駆動信号を出力し、残る高電
圧用ヒューズ5Aの負荷側端をアースに短絡させて、同
ヒューズ5Aに対し過電流を流し、これを強制的に溶断
させる。これにより、アクチュエータ4への通電がスト
ップする。
【0036】反対に、アクチュエータ4の系統に異常が
あって、アクチュエータ4に通電する高電圧用ヒューズ
5Aが溶断した場合、同ヒューズ5Aの両端電圧を検出
しているコンパレータ21Aの信号がHiになって、O
R回路22がトランジスタ23A、23Bに駆動信号を
出力し、残る低電圧用ヒューズ5Bの負荷側端をアース
に短絡させて、同ヒューズ5Bに対し過電流を流して、
これを強制的に溶断させる。これにより、ECU3への
通電がストップする。
【0037】このように、高電圧用と低電圧用のヒュー
ズ5A、5Bのいずれかが溶断した場合に、他方も強制
溶断させるので、アクチュエータ4の暴走や、さらなる
過電流の発生、レアショートなどの不測の事態が起こら
ないようにすることができ、システム全体の安全を確保
することができる。特に、この場合、論理回路20を付
加するだけで安全確保が可能であるから、構成の簡略化
が図れる。
【0038】《第2実施形態》図2は第2実施形態の安
全装置を含んだ通電システムの全体構成を示す回路図で
ある。このシステムは、図1に示した第1実施形態のシ
ステムの一部に変更を加え、ヒューズ5A、5Bを溶断
温度まで加熱するヒータ30と、一方のヒューズ5A
(または5B)が溶断したときに、他方のヒューズ5B
(または5A)を溶断温度まで加熱するべく、ヒータ3
0に通電する論理回路35とを設けたものである。ここ
では、主としてヒータ30が強制溶断手段に相当する。
【0039】一方のヒューズ5A(または5B)の溶断
を検出するまでの回路(2つのコンパレータ21A、2
1BとOR回路22で構成される部分)は、第1実施形
態と同じである。異なるのは、OR回路22が、コンパ
レータ21A(または21B)の出力信号がHiになっ
たとき、トランジスタ33を駆動して、ヒータ30に4
2Vの電源電圧を直接印加して発熱させるようにした点
である。
【0040】このシステムの作用を説明する。
【0041】このシステムでは、例えば、ECU3の系
統に異常があって、低電圧用ヒューズ5Bが溶断した場
合、同ヒューズ5Bの両端電圧を検出しているコンパレ
ータ21Bの信号がHiになって、OR回路22がトラ
ンジスタ33に駆動信号を出力して、ヒータ30に42
V電圧を印加し、ヒータ30の発熱により、残った高電
圧用ヒューズ5Aを強制的に溶断させる。これにより、
アクチュエータ4への通電がストップする。反対に、ア
クチュエータ4の系統に異常があって、高電圧用ヒュー
ズ5Aが溶断した場合、同ヒューズ5Aの両端電圧を検
出しているコンパレータ21Aの信号がHiになって、
OR回路22がトランジスタ33に駆動信号を出力し
て、ヒータ30に42V電圧を印加し、ヒータ30の発
熱により、残った低電圧用ヒューズ5Bを強制的に溶断
させる。これにより、ECU3への通電がストップす
る。
【0042】このように、高電圧用と低電圧用のヒュー
ズ5A、5Bのいずれかが溶断した場合に他方も強制溶
断させるので、アクチュエータ4の暴走や、さらなる過
電流の発生・レアショートなどの不測の事態が起こらな
いようにすることができ、通電システム全体の安全を確
保することができる。特に、この場合、ヒータ30とヒ
ータ30に通電するための論理回路35を付加するだけ
で安全確保が可能であるから、構成の簡略化が図れる。
【0043】《第3実施形態》前記第1、第2実施形態
では、電気的作用により、残った方のヒューズを強制的
に溶断させる安全装置を備えたシステムについて述べた
が、次に第3実施形態として、機械的な作用により、残
った方のヒューズを溶断させる安全装置を備えたシステ
ムについて述べる。
【0044】図3はそのシステムを構成するのに使用す
るヒューズボックスの断面図、図4は同ヒューズボック
スの外観斜視図、図5及び図6は同ヒューズボックスの
作用説明図である。
【0045】このヒューズボックス50は、図8のシス
テムのヒューズ5A、5Bの位置に配置されるものであ
り、このヒューズボックス50をその位置に配置するこ
とにより安全装置が構成される。
【0046】図3、図4に示すように、このヒューズボ
ックス50は、高電圧(42V)及び低電圧(14V)
の電源回路2A、2B(図8参照)に共通に設けられる
1個の安全保護用のケース51と、該ケース51内に設
けられると共に高電圧電源回路(第2の電源回路)2A
の電源側に接続される42V電源側端子(第2の電源側
端子)52A及び負荷側に接続される42V負荷側端子
(第2の負荷側端子)53Aと、同様に、ケース51内
に設けられると共に低電圧電源回路(第1の電源回路)
2Bの電源側に接続される14V電源側端子(第1の電
源側端子)52B及び負荷側に接続される14V負荷側
端子(第1の負荷側端子)53Bと、42V電源側端子
52A及び14V電源側端子52Bからそれぞれ負荷側
端子53A、53B方向に延びる42V可溶導電部材
(第2の可溶導電部材)54A及び12V可溶導電部材
(第1の可溶導電部材)54Bと、42V負荷側端子5
3A及び14V負荷側端子53Bからそれぞれ電源側端
子52A、52B方向へ延び、それぞれが42V可溶導
電部材54A及び14V可溶導電部材54Bの各先端側
に接触導通した状態で定常位置に保持されると共に、接
触導通する可溶導電部材54A、54Bの溶断により定
常位置での保持が解かれる42V不可溶導電部材(第2
の可溶導電部材)55A及び14V不可溶導電部材(第
1の不可溶導電部材)55Bとから構成されている。
【0047】可溶導電部材54A、54Bと不可溶導電
部材55A、55Bは、それぞれに先端側がバネ性を有
する板バネにより構成されており、内側に位置する42
V可溶導電部材54Aは、矢印A’で示す外側方向へ変
形するバネ力を持ち、外側に位置する42V不可溶導電
部材55Aは、矢印Aで示す内側方向へ変形するバネ力
を持っている。そして、可溶導電部材54Aが溶断する
前の状態においては、互いのバネ力が釣り合うことで、
42V可溶導電部材54A及び42V不可溶導電部材5
5Aが、図示の定常位置に保持されている。
【0048】同様に、内側に位置する14V可溶導電部
材54Bは、矢印B’で示す外側方向へ変形するバネ力
を持ち、外側に位置する14V不可溶導電部材55B
は、矢印Bで示す内側方向へ変形するバネ力を持ってい
る。そして、可溶導電部材54Bが溶断する前の状態に
おいては、互いのバネ力が釣り合うことで、14V可溶
導電部材54B及び14V不可溶導電部材55Bが図示
の定常位置に保持されている。
【0049】このように可溶導電部材54A、54Bと
不可溶導電部材55A、55Bが接触導通することで、
42Vラインと14Vラインが構成されている。ここで
は、可溶導電部材54A、54Bが、それぞれ、図8に
示す高電圧用ヒューズ5A、低電圧用ヒューズ5Bに相
当する。
【0050】なお、可溶導電部材54A、54B及び不
可溶導電部材55A、55Bの先端は、それぞれ互いに
離反する方向へカールしている。不可溶導電部材55
A、55Bの先端のカールは、図5、図6に示すよう
に、一方の可溶導電部材54A、54Bが溶断すること
で他方側の可溶導電部材54A、54Bに接触するとき
の安定性を保つために役立つ。また、可溶導電部材54
A、54Bと不可溶導電部材55A、55Bの接触部分
は、導通信頼性向上のために半田などで接合しておいて
もよい。
【0051】ケース51内には、定常位置にある42V
側の部材と14V側の部材が、不用意に互いに接触しな
いようにするリブ56が設けられている。また、このヒ
ューズボックス50では、+極(電源側)と−極(負荷
側)の極性と、42Vと14Vの電圧の区別を厳格に行
う必要があることから、ケース51の外側面に取付方向
の間違いを防止するための凸部61と凹部62を設ける
と共に、図4に示すように、ケース51の上面に極性
(+・−)と電圧(42V、14V)を示す表示63を
設けている。
【0052】次に作用を説明する。
【0053】通常時は、図3に示すように、42V側の
電流は、42Vラインを構成する電源側端子52A→可
溶導電部材54A→不可溶導電部材55A→負荷側端子
53Aの順に流れ、14V側の電流は、14Vラインを
構成する電源側端子52B→可溶導電部材54B→不可
溶導電部材55B→負荷側端子53Bの順に流れる。電
流の流れを矢印Lで示す。
【0054】14Vラインの負荷系統に異常が発生した
場合は、図5(a)、(b)に示すように動作が進み、
42Vラインの負荷系統に異常が発生した場合は、図6
(a)、(b)に示すように動作が進む。
【0055】まず、14Vラインに接続されている負荷
などに何らかの異常が発生して、同ラインに通常以上の
過電流が流れた場合、14V可溶導電部材54Bと14
V不可溶導電部材55Bが発熱し、図5(a)に示すよ
うに、14V可溶導電部材54Bが溶断する。溶断箇所
をPで示す。
【0056】14V可溶導電部材54Bが溶断すると、
その可溶導電部材54Bと接触することで定常位置に保
持されていた不可溶導電部材55Bが、力の釣り合い相
手が無くなることで、自身のバネ力により、図5(b)
に示すようにB方向(図3参照)へ変位し、42V側の
通電部の負荷側の部分に接触する。ここで接触する部分
は原理的には、可溶導電部材54Aの先端側、不可溶導
電部材55A、あるいは、負荷側端子53Aのどこでも
よいが、図示例では、可溶導電部材54Aの先端側に接
触するように設定されている。そして、この接触によ
り、42Vラインの電源から、異常のあった14V側の
負荷などへ再び電流が流れるため、42Vラインへも通
常以上の過電流が流れて、42V側の可溶導電部材54
Aも溶断する。それにより、両負荷への通電がストップ
して安全確保がなされる。
【0057】反対に、42Vラインに接続されている負
荷などに何らかの異常が発生して、同ラインに通常以上
の過電流が流れた場合、42V可溶導電部材54Aと4
2V不可溶導電部材55Aが発熱し、図6(a)に示す
ように、42V可溶導電部材54Aが溶断する。溶断箇
所をPで示す。
【0058】42V可溶導電部材54Aが溶断すると、
その可溶導電部材54Aと接触することで定常位置に保
持されていた不可溶導電部材55Aが、力の釣り合い相
手が無くなることで、自身のバネ力により、図6(b)
に示すようにA方向(図3参照)へ変位し、14V側の
通電部(本例では可溶導電部材54B)に接触する。そ
して、この接触により、14Vラインの電源から、異常
のあった42V側の負荷などへ再び電流が流れるため、
14Vラインへも通常以上の過電流が流れて、14V側
の可溶導電部材54Bも溶断する。それにより、両負荷
への通電がストップして安全確保がなされる。
【0059】なお、このヒューズボックス50において
は、板バネで構成された不可溶導電部材55A、55B
が、残った可溶導電部材(ヒューズに相当)54A、5
4Bを強制的に溶断させる強制溶断手段に相当する。ま
た、14Vと42Vのどちらの可溶導電部材54B、5
4Aが先に溶断しても、残った方を溶断する過程におい
て、14Vラインと42Vラインの電源側部材同士が接
触することがないように構成されている。
【0060】また、このヒューズボックス50では、板
バネで不可溶導電部材55A、55Bを構成することに
よって、一方の可溶導電部材54A、54Bが溶断した
ときに、自身を、残った方の可溶導電部材54A、54
Bに接触させるように構成しているが、別にバネを設け
て不可溶導電部材55A、55Bを矢印A、B方向(図
3)に付勢することもできる。しかし、前記のように不
可溶導電部材55A、55B自身を板バネで構成するこ
とによって、部品点数を少なくすることができて、構成
の簡略化を図ることができる。
【0061】また、上記の各実施形態では、高電圧と4
2Vとし低電圧を12Vまたは14Vとしているが、電
圧はどんな値に設定してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、第1、第2のいずれかのヒューズが溶断した場
合、他方のヒューズも強制的に溶断させることができる
ので、第1、第2の負荷が相互に関連性を持つような場
合、例えば、2つの負荷がアクチュエータとそれを制御
する制御ユニットであるような場合の安全を確保するこ
とができる。
【0063】請求項2の発明によれば、一方のヒューズ
が溶断したときに、他方のヒューズに強制的に過電流を
流すことで、他方のヒューズを溶断させるようにしてい
るので、例えば論理回路を組むだけの簡単な構成の付加
により、電源回路の安全を確保することができる。
【0064】請求項3の発明によれば、一方のヒューズ
が溶断したときに、他方のヒューズをヒータで加熱する
ことで、他方のヒューズを溶断させるようにしているの
で、ヒータと、片方のヒューズが溶断したときにヒータ
に通電する回路とを設けるだけの簡単な構成の付加によ
り、電源回路の安全を確保することができる。
【0065】請求項4の発明によれば、電源回路の途中
に、ケースと可溶導電部材と不可溶導電部材と端子とで
構成したヒューズボックスを配置し、一方の可溶導電部
材が溶断したときに、機械的な動きにより、他方の可溶
導電部材を溶断するようにしたので、電気的な回路の作
用によらず、機械的な作用だけによって、電源回路の安
全を図ることができる。
【0066】請求項5の発明によれば、制御ユニットや
制御ユニットによって制御される負荷に異常がある場
合、双方への通電が遮断されるようにしたので、駆動シ
ステム全体の安全を確保することができる。
【0067】請求項6の発明によれば、高電圧用電源回
路のヒューズと低電圧用電源回路のヒューズのいずれか
が溶断した場合に、残った方のヒューズも確実に溶断さ
せるようにしたので、さらなる過電流の発生やレアショ
ートなどの不測の事態が起こらないようにすることがで
き、システムの安全を図ることができる。
【0068】請求項7の発明によれば、一方の可溶導電
部材が溶断したときに、機械的な動きにより、他方の可
溶導電部材を溶断するようにしたので、電気的な回路の
作用によらず、機械的な作用だけによって、電源回路の
安全を図ることができる。
【0069】請求項8の発明によれば、異常発生時に不
可溶導電部材を自身のバネ力により変位させるようにし
たので、不可溶導電部材とバネを別に設けて同じ動きを
させる場合と比べて、構成の簡略化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の安全装置を含んだ通電
システムの構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態の安全装置を含んだ通電
システムの構成を示す回路図である。
【図3】本発明のヒューズボックスの実施形態の断面図
である。
【図4】同ヒューズボックスの外観斜視図である。
【図5】同ヒューズボックスにおいて、14Vラインの
可溶導電部材(ヒューズに相当)が最初に溶断した時の
挙動を示す説明図であり、(a)は14V可溶導電部材
が溶断した段階を示す図、(b)は同可溶導電部材の溶
断に続いて、不可溶導電部材が変位することで42V可
溶導電部材が溶断した段階を示す図である。
【図6】同ヒューズボックスにおいて、42Vラインの
可溶導電部材(ヒューズに相当)が最初に溶断した時の
挙動を示す説明図であり、(a)は42V可溶導電部材
が溶断した段階を示す図、(b)は同可溶導電部材の溶
断に続いて、不可溶導電部材が変位することで14V可
溶導電部材が溶断した段階を示す図である。
【図7】従来の電源回路の説明図である。
【図8】42V系と12V系を別系統で設ける場合の回
路図である。
【符号の説明】
2A 高電圧電源回路(第2の電源回路) 2B 低電圧電源回路(第1の電源回路) 3 ECU(第1の負荷) 4 アクチュエータ(第2の負荷) 5A 高電圧用ヒューズ(第2のヒューズ) 5B 低電圧用ヒューズ(第1のヒューズ) 20 強制溶断用の論理回路(強制溶断手段) 30 ヒータ 35 ヒータ通電用の論理回路 50 ヒューズボックス 51 ケース 52A 42V電源側端子(第2の電源側端子) 53A 42V負荷側端子(第2の負荷側端子) 54A 42V可溶導電部材(第2の可溶導電部材) 55A 42V不可溶導電部材(第2の不可溶導電部
材) 52B 14V電源側端子(第1の電源側端子) 53B 14V負荷側端子(第1の負荷側端子) 54B 14V可溶導電部材(第1の可溶導電部材) 55B 14V不可溶導電部材(第1の不可溶導電部
材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の負荷に対し第1のヒューズを介し
    て電流を供給する第1の電源回路と、第2の負荷に対し
    第2のヒューズを介して電流を供給する第2の電源回路
    と、前記第1のヒューズ及び第2のヒューズのうちの一
    方のヒューズが溶断したとき他方のヒューズを強制的に
    溶断させる強制溶断手段と、を備えていることを特徴と
    する電源回路の安全装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電源回路の安全装置で
    あって、 前記強制溶断手段として、一方のヒューズが溶断したと
    き他方のヒューズに過電流を流すことで、該他方のヒュ
    ーズを溶断させる回路を設けたことを特徴とする電源回
    路の安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電源回路の安全装置で
    あって、 前記強制溶断手段として、一方のヒューズが溶断したと
    き他方のヒューズを溶断温度まで加熱することで、該他
    方のヒューズを溶断させるヒータを設けたことを特徴と
    する電源回路の安全装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電源回路の安全装置で
    あって、 前記第1、第2の電源回路の途中に、 前記第1、第2の電源回路に共通に設けられるケース
    と、 該ケース内に設けられると共に前記第1の電源回路の電
    源側に接続される第1の電源側端子及び負荷側に接続さ
    れる第1の負荷側端子と、 同様に前記ケース内に設けられると共に前記第2の電源
    回路の電源側に接続される第2の電源側端子及び負荷側
    に接続される第2の負荷側端子と、 前記第1、第2の各電源側端子から延びる第1、第2の
    可溶導電部材と、 前記第1、第2の各負荷側端子から延び、それぞれが前
    記第1、第2の可溶導電部材の先端側に接触導通した状
    態で定常位置に保持されると共に、接触導通する可溶導
    電部材の溶断により定常位置での保持が解かれる第1、
    第2の不可溶導電部材と、 前記第1、第2の可溶導電部材の一方が溶断したとき、
    その可溶導電部材の溶断により定常位置での保持が解か
    れた一方の不可溶導電部材を、他方の可溶導電部材の先
    端側、他方の不可溶導電部材、または、該他方の不可溶
    導電部材に導通する他方の負荷側端子に強制的に押し付
    けて接触させる強制変位手段と、 を有してなるヒューズボックスを配置し、 前記可溶導電部材を前記ヒューズとし、前記不可溶導電
    部材と強制変位手段とを前記強制溶断手段としたことを
    特徴とする電源回路の安全装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電源回
    路の安全装置であって、 前記第1の負荷が制御ユニットであり、前記第2の負荷
    が該制御ユニットによって制御されて物理的出力を発生
    する負荷であることを特徴とする電源回路の安全装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電源回路の安全装置であ
    って、 前記制御ユニットに電流を供給する第1の電源回路が低
    電圧用電源回路として構成され、前記物理的出力を発生
    する負荷に電流を供給する第2の電源回路が高電圧用電
    源回路として構成されていることを特徴とする電源回路
    の安全装置。
  7. 【請求項7】 第1、第2の2つの電源回路の途中に介
    在されるヒューズボックスであって、 前記2つの電源回路に共通に設けられるケースと、 該ケース内に設けられると共に前記第1の電源回路の電
    源側に接続される第1の電源側端子及び負荷側に接続さ
    れる第1の負荷側端子と、 同様に前記ケース内に設けられると共に前記第2の電源
    回路の電源側に接続される第2の電源側端子及び負荷側
    に接続される第2の負荷側端子と、 前記第1、第2の各電源側端子から延びる第1、第2の
    可溶導電部材と、 前記第1、第2の各負荷側端子から延び、それぞれが前
    記第1、第2の可溶導電部材の先端側に接触導通した状
    態で定常位置に保持されると共に、接触導通する可溶導
    電部材の溶断により定常位置での保持が解かれる第1、
    第2の不可溶導電部材と、 前記第1、第2の可溶導電部材の一方が溶断したとき、
    その可溶導電部材の溶断により定常位置での保持が解か
    れた一方の不可溶導電部材を、他方の可溶導電部材の先
    端側、他方の不可溶導電部材、または、該他方の不可溶
    導電部材に導通する他方の負荷側端子に強制的に押し付
    ける強制変位手段と、 を有することを特徴とするヒューズボックス。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のヒューズボックスであっ
    て、 前記強制変位手段がバネよりなり、前記不可溶導電部材
    が、それ自体バネ材よりなることで、前記強制変位手段
    としてのバネを兼ねていることを特徴とするヒューズボ
    ックス。
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