JPH11250790A - 強制溶断ヒューズおよび電流遮断装置 - Google Patents

強制溶断ヒューズおよび電流遮断装置

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JPH11250790A
JPH11250790A JP10050978A JP5097898A JPH11250790A JP H11250790 A JPH11250790 A JP H11250790A JP 10050978 A JP10050978 A JP 10050978A JP 5097898 A JP5097898 A JP 5097898A JP H11250790 A JPH11250790 A JP H11250790A
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forced
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heat
wire harness
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Mitsuhiko Totsuka
光彦 戸塚
Goro Nakamura
悟朗 中村
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Yazaki Corp
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    • H01H85/06Fusible members characterised by the fusible material

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスなどに異常が発生する恐れ
があるとき、バッテリーと、異常が発生する恐れがある
ワイヤーハーネスとの間を強制的に遮断し、車両への悪
影響をゼロにする。 【解決手段】 ワイヤーハーネス11がスライトショー
トを起こしたとき、またはこれらのワイヤーハーネス1
1に接続された各負荷9、12に何らかの異常が発生し
たとき、あるいは自動車が他の自動車に衝突したときな
どのように、ワイヤーハーネス11に何らかの損傷が発
生したとき、または障害が発生する恐れがあるとき、セ
ンサユニット15によってこれを検知して、強制溶断ヒ
ューズ4のヒータ用抵抗線30を発熱させて、発熱材2
9の発熱反応を誘発し、大電流ヒューズ部25、各接続
板22、23を溶断させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに設け
られたワイヤーハーネスなどのショート、車両衝突に起
因して異常が発生したとき、電源と各負荷との間を強制
的に遮断する強制溶断ヒューズおよび電流遮断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車などでは、図4に示すように、ヒ
ューズボックス102、ブレードヒューズ103などを
使用して、車両各部に設けられた各ワイヤーハーネス1
04や各負荷(例えば、パワーウインドウなど)105
などに何らかの異常が発生し、ヒューズボックス102
内に設けられた大電流ヒューズ106やブレードヒュー
ズ103などに大きな電流が流れたとき、これらを溶断
させて、バッテリー107と、異常が発生した各ワイヤ
ーハーネス104との間を遮断し、各ワイヤーハーネス
104などを保護している。
【0003】この場合、ヒューズボックス102内に配
置される各大電流ヒューズ106は、図5に示すよう
に、矩形状に形成されるケース108と、このケース1
08内の下端から突出するように、ケース108に取り
付けられる2つのヒューズ端子109、110と、図6
に示すように、前記ヒューズ端子109に接続され、ケ
ース108内に配置される接続板111と、前記ヒュー
ズ端子110に接続され、ケース108内に配置される
接続板112と、接続板111上に設けられた錫合金1
13と、接続板111と接続板112とを結合する溶断
部(またはアース部)115とを備えており、各ヒュー
ズ端子109、110のいずれか一方に接続されている
ワイヤーハーネス104がショートし、各接続板11
1、112に大きな電流が流れて発熱した場合、溶断部
115が溶断して、バッテリー107と、異常が発生し
た各ワイヤーハーネス104との間を遮断する。なお、
低融点金属である錫合金113は、レアショートによる
溶断を意図して設けられており、レアショート時に、錫
が拡散することにより溶断部115に合金層を生成させ
て抵抗を大きく役目をする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒュー
ズボックス102を使用した従来の電装システム101
では、次に述べるような問題があった。
【0005】まず、ヒューズボックス102を使用した
電装システム101では、ワイヤーハーネス104が自
動車のボディと擦れるようなスライトショートを起こし
たとき、ワイヤーハーネス104に過大な電流が流れて
も、この状態が断続することから、大電流ヒューズ10
6がすぐに溶断せずに、ワイヤーハーネス104に多大
なダメージを与えてしまうおそれがあった。
【0006】また、この電装システム101を搭載した
自動車が他の自動車などに衝突しても、ワイヤーハーネ
ス104がショートしないと、大電流ヒューズ106に
大電流が流れず、これが溶断しないことから、自動車が
衝突事故を起こした後でも、各負荷105に電気が供給
され続け、この状態で事故車両の処理が行われたとき、
ワイヤーハーネス104がショートして過大な電流が流
れる恐れがあった。
【0007】そこで、このような問題を解決する方法と
して、ワイヤーハーネス104などがスラストショート
を起こしたときにも、大電流ヒューズ106が溶断する
ように、各大電流ヒューズ106の容量を小さくするこ
とも行われている。しかし、各大電流ヒューズ106の
容量を小さくすると、ヒューズ溶断特性が、図7に示す
ように、例えば、負荷105であるモータの起動突入電
流の波形に近づいていくため、各負荷105に起動突入
電流(例えば、モータの起動突入電流など)が流れたと
きにも、大電流ヒューズ106が溶断してしまうという
問題があった。
【0008】本発明は上記の事情に鑑み、ワイヤーハー
ネスなどに異常が発生する恐れがあるとき、バッテリー
と、異常が発生する恐れがあるワイヤーハーネスとの間
を強制的に遮断し、車両への悪影響をゼロにすることを
可能にした強制溶断ヒューズおよび電流遮断装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、ケースと、このケース内
に配置された発熱材と、この発熱材の発熱反応を誘発す
るための誘発手段と、前記発熱材が発熱して所定温度以
上になったときに溶断する溶断部材とを備えたことを特
徴としている。
【0010】請求項2では、請求項1記載の強制溶断ヒ
ューズにおいて、前記発熱材は、金属酸化物の粉末と、
アルミニュウム粉末とを混合させたものであることを特
徴としている。
【0011】請求項3では、請求項1または2に記載の
強制溶断ヒューズにおいて、前記誘発手段は、電熱線の
加熱により前記発熱材の発熱反応を誘発する手段、また
はアーク放電により前記発熱材の発熱反応を誘発する手
段のいずれかであることを特徴としている。
【0012】請求項4では、車両に搭載されたバッテリ
ーから電源供給を受けて機能する車両電気部品に何らか
の異常を発生させる恐れがあるとき、これを検知して異
常検知信号を生成するセンサユニットと、前記バッテリ
ーと車両電気部品との間に設けられた前記請求項1乃至
3のいずれかに記載の強制溶断ヒューズと、を備え、前
記センサユニットから異常検知信号が出力されたときに
前記発熱材を発熱させ、この発熱材の発熱により前記溶
断部材を強制的に溶断させて、前記バッテリーと前記車
両電気部品との間を遮断させることを特徴としている。
【0013】上記の構成の強制溶断ヒューズによれば、
発熱材の発熱温度が所定温度以上になったときに溶断部
材を溶断させて大電流が流れるのを阻止する。この場
合、発熱材は、金属酸化物とアルミニュウムとのテルミ
ット反応により瞬時に高熱となって瞬時に溶断部材を溶
断する。また、誘発手段は、アーク放電や電熱線の加熱
により構成できる。
【0014】また、上記の構成の電流遮断装置は、車両
電気部品側に何らかの異常を発生させる恐れがあると
き、センサユニットによって、これを検出して異常検知
信号を生成するとともに、バッテリーと前記車両電気部
品との間に配置された強制溶断ヒューズの発熱材を発熱
させ、これによって得られた熱を利用して、溶断部材を
溶断させて、前記バッテリーと前記車両電気部品との間
を遮断させることにより、車両に設けられているワイヤ
ーハーネスが異常になったとき、あるいは車両が他の車
両などに衝突したときなど、ワイヤーハーネスに何らか
の異常が発生する恐れがあるとき、これを検知して、異
常が発生する恐れがあるワイヤーハーネスに給電してい
る給電路を遮断する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明による電流遮断装置
の実施の形態を使用した電装システムの一例示すブロッ
ク図である。
【0016】この図に示す電装システム1は、複数の大
電流ヒューズ2と本発明に係る強制溶断ヒューズ4とを
有し、マイナス端子5側が接地されたバッテリー7のプ
ラス端子6から出力されるバッテリー電圧を受けるヒュ
ーズボックス8と、このヒューズボックス8から出力さ
れるバッテリー電圧をパワーウインドウなどの負荷9に
導く電線(ワイヤーハーネス11を構成する電線)10
と、ヒューズボックス8から出力されるバッテリー電圧
を受けて各負荷12に分配する複数の電線(ワイヤーハ
ーネス11を構成する電線)13と、この電線13の途
中に設けられ、各負荷12がショートなどを起こしたと
き、電線13に流れる電流により溶断して、バッテリー
電圧の供給をカットする複数のブレードヒューズ14
と、車両の各部に設けられたエアバック用加速度セン
サ、電流センサ、温度センサなどによって構成され、ワ
イヤーハーネス11に何らかの異常を引き起こすような
衝撃があったとき、またはワイヤーハーネス11に流れ
る駆動電流が所定の値を連続して越えたとき、あるいは
ワイヤーハーネス11の温度が所定温度より高くなった
ときなどに、これを検知して異常検知信号を生成するセ
ンサユニット15と、このセンサユニット15および強
制溶断ヒューズ4とともに電流遮断装置32を構成し、
センサユニット15から異常検知信号が出力されたと
き、溶断電流を発生して、ヒューズボックス8の強制溶
断ヒューズ4を強制的に溶断させるECU16とを備え
ている。
【0017】強制溶断ヒューズ4は、図2に示すよう
に、バッテリー7のプラス端子6側にネジ止めされる板
状のヒューズ端子20と、大電流ヒューズ2の各一端に
ネジ止めされる板状のヒューズ端子21と、銅合金また
は亜鉛合金などによって構成され、一端側が細くされる
とともに、他端側がヒューズ端子20に結合される接続
板22と、銅合金または亜鉛合金などによって構成さ
れ、一端側が接続板22の一端と重ね合わされるととも
に、他端側がヒューズ端子21に結合される接続板23
と、拡散作用する錫などの低融点金属部材24によって
構成され、各接続板22、23とを機械的、電気的に接
続し、熱が加えられたとき、溶断して各接続板22、2
3を機械的、電気的に分離する大電流ヒューズ部25
と、ECU16から出力される溶断電流を受ける2つの
ヒータ端子26、27と、これら各接続板22、23、
大電流ヒューズ部25などを覆うセラミックケース28
と、アルミニウムの粉末と金属酸化物(Fe23、Cr
23、MnO2、CuOなど)の粉末との混合物を接着
剤によって固化させた状態で、図3に示すように、セラ
ミックケース28に形成された空間内に、接続板22を
覆うように配置される発熱材29と、セラミックケース
28内に配置され、各ヒータ端子26、27に溶断電流
が供給されたときに発熱して発熱材29の発熱反応を誘
発するヒータ用抵抗線30とを備えている。
【0018】そして、ワイヤーハーネス11、ワイヤー
ハーネス11に接続された各負荷9、12などに何らか
の異常が発生して、ワイヤーハーネス11に大電流が流
れたとき、ブレードヒューズ14、ヒューズボックス2
内に配置された各大電流ヒューズ2などが溶断して、異
常が発生したワイヤーハーネス11と、バッテリー7と
の間を遮断し、異常が発生したワイヤーハーネス11、
およびワイヤーハーネス11に接続された各負荷9、1
2などを保護する。
【0019】また、ワイヤーハーネス11などが自動車
のボディなどに擦れて、スライトショートが発生し、ワ
イヤーハーネス11に流れる駆動電流の大きさが変化し
たり、ワイヤーハーネス11の温度が変化したりしたと
き、センサユニット15を構成する電流センサ、温度セ
ンサによって、これを検知して、異常検知信号を生成す
るとともに、ECU16から溶断電流を出力させて、強
制溶断ヒューズ4のヒータ用抵抗線30を発熱させ、発
熱材29の発熱反応を誘発する。
【0020】これにより、発熱材29を構成する金属酸
化物の粉末と、アルミニウムの粉末とを化学反応させ
て、各接続板22、23を構成している銅合金などを溶
融させるのに十分な熱(2000℃以上の熱)を発生さ
せ、これによって得られた熱により、大電流ヒューズ部
25、接続板22、23を溶断させて、各ヒューズ端子
20、21を機械的、電気的に分離させ、異常が発生し
たワイヤーハーネス11と、バッテリー7との間を遮断
状態にして、異常が発生してたワイヤーハーネス11、
これらのワイヤーハーネス11に接続された各負荷9、
12などを保護する。
【0021】この場合、金属酸化物として、酸化鉄の粉
末を使用していれば、下記に示す化学反応(テルミット
反応)で、アルミニウムが酸化されるとともに、鉄が還
元されて、2000℃以上の高い熱が瞬時に発生する。
【0022】2Al+(3/2)O2→Al23+38
6.2[Kcal] また、自動車が他の自動車などに衝突した場合にも、上
述した動作と同様に、センサユニット15を構成するエ
アバック用加速度センサによって、これが検知されて、
異常検知信号が生成されるとともに、ECU16から溶
断電流が出力されて、強制溶断ヒューズ4のヒータ用抵
抗線30が発熱し、発熱材29の発熱反応を誘発する。
【0023】これにより、発熱材を構成する金属酸化物
の粉末と、アルミニウムの粉末とが上述した化学反応を
起こして、2000℃以上の高熱が瞬時に発生し、この
熱により、大電流ヒューズ部25、各接続板22、23
が溶断され、各ヒューズ端子20、21が機械的、電気
的に分離されて、異常が発生する恐れがあるワイヤーハ
ーネス11と、バッテリー7との間が遮断され、このワ
イヤーハーネス11、およびワイヤーハーネス11に接
続された各負荷9、12などが保護される。
【0024】このように、この実施の形態においては、
バッテリー7と、各大電流ヒューズ2との間に介挿され
る強制溶断ヒューズ4と、自動車の衝突などを検知する
センサユニット15と、このセンサユニット15の検出
結果に応じて、強制溶断ヒューズ4を強制的に溶断させ
るECU16とによって、電流遮断装置32を構成し、
ワイヤーハーネス11がスライトショートを起こしたと
き、またはこれらのワイヤーハーネス11に接続された
各負荷9、12に何らかの異常が発生したとき、あるい
は自動車が他の自動車に衝突したときなどのように、ワ
イヤーハーネス11に何らかの損傷が発生したとき、ま
たは障害が発生する恐れがあるとき、センサユニット1
5によってこれを検知して、強制溶断ヒューズ4のヒー
タ用抵抗線30を発熱させて、発熱材29を発熱させ、
大電流ヒューズ部25、各接続板22、23を溶断させ
るようにしているので、自動車に設けられているワイヤ
ーハーネス11が異常になったとき、あるいは自動車が
他の自動車などに衝突したときなど、ワイヤーハーネス
11に何らかの異常が発生したとき、あるいは異常が発
生する恐れがあるとき、これを検知して、異常が発生す
る恐れがあるワイヤーハーネス11に給電している強制
溶断ヒューズ4を溶断させて、バッテリー7と、異常が
発生する恐れがあるワイヤーハーネス11との間を遮断
し、これによってワイヤーハーネス11などの異常に起
因する車両への悪影響をゼロにすることができる。
【0025】また、この実施の形態では、センサユニッ
ト15から異常検知信号が出力されたとき、発熱するヒ
ータ用抵抗線30と、このヒータ用抵抗線30が発熱し
たとき、発熱反応を呈する発熱材29と、この発熱材2
9が発熱して、所定温度以上の温度になったとき、溶断
する大電流ヒューズ部25、各接続板22、23とによ
って強制溶断ヒューズ4を構成しているので、ワイヤー
ハーネス11に何らかの異常が発生する恐れがあると
き、ヒータ用抵抗線30を発熱させて、発熱材29の発
熱反応を誘発し、これによって得られた大量の熱によ
り、強制溶断ヒューズ4を溶断させて、バッテリー7
と、異常が発生する恐れがあるワイヤーハーネス11と
の間を遮断した後、強制溶断ヒューズ4をワンタッチ交
換させるだけで、容易に復旧させることができる。
【0026】また、この実施の形態では、ワイヤーハー
ネス11に何らかの異常が発生する恐れがあるとき、金
属酸化物の粉末と、アルミニウムの粉末との混合物を発
熱させ、大電流ヒューズ部25、各接続板22、23を
溶断させるようにしているので、短い時間で、大電流ヒ
ューズ部25、各接続板22、23を高い温度まで加熱
して、これを溶断させることができ、これによって自動
車の衝突事故などがあっも、ワイヤーハーネス11など
が損傷する前に、バッテリー7と、異常が発生する恐れ
があるワイヤーハーネス11との間を遮断し、ワイヤー
ハーネス11などの異常に起因する車両への悪影響をゼ
ロにすることができる。
【0027】なお、この実施の形態では、誘発手段とし
て、ヒータ用抵抗線30を設けたがこれは、電極のアー
ク放電により発熱材29を発熱させるようにしても良
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明による強制溶
断ヒューズによれば、発熱材を発熱させ、これによって
得られた大量の熱により、溶断部材を瞬時に溶断させる
ことができ、突発的に発生した異常に対しても瞬時に反
応して大電流が流れるのを阻止することができる。
【0029】また本発明による電流遮断装置によれば、
車両に設けられているワイヤーハーネスが異常になった
とき、あるいは車両が他の車両などに衝突したときな
ど、ワイヤーハーネスに何らかの異常が発生する恐れが
あるとき、これを検知して、異常が発生する恐れがある
ワイヤーハーネスに給電している給電路を溶断して、バ
ッテリーと、異常が発生する恐れがあるワイヤーハーネ
スとの間を遮断し、これによってワイヤーハーネスなど
の異常に起因する車両への悪影響をゼロにすることがで
きる。
【0030】また、電流遮断装置の強制溶断ヒューズ部
分は、ワイヤーハーネスに何らかの異常が発生する恐れ
があるとき、抵抗線を発熱させて、発熱材を発熱させ、
これによって得られた大量の熱により、溶断部材を瞬時
にさせることができ、また、バッテリーと、異常が発生
する恐れがあるワイヤーハーネスとの間を遮断した後
で、ワンタッチ交換するだけで、元の状態に容易に復旧
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電流遮断装置の実施の形態を使用
した電装システムの一例示すブロック図である。
【図2】図1に示す強制溶断ヒューズの詳細な構成例を
示す平面図である。
【図3】図2に示す強制溶断ヒューズの詳細な構成例を
示す正面図である。
【図4】自動車に使用されている従来の電装システムの
一例を示す回路図である。
【図5】図4に示す大電流ヒューズの詳細な構成例を示
す斜視図である。
【図6】図5に示す大電流ヒューズ内に配置される各接
続板部分の詳細な構成例を示す斜視図である。
【図7】ワイヤーハーネスに流れる電流と、各負荷に流
れる起動突入電流、定常電流との関係例を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1:電装システム 2:大電流ヒューズ 4:強制溶断ヒューズ 5:マイナス端子 6:プラス端子 7:バッテリー 8:ヒューズボックス 9、12:負荷 10、13:電線 11:ワイヤーハーネス 14:ブレードヒューズ 15:センサユニット 16:ECU 20、21:ヒューズ端子 22、23:接続板 24:低融点金属部材 25:大電流ヒューズ部 26、27:ヒータ端子 28:セラミックケース 29:発熱材 30:ヒータ用抵抗線 32:電流遮断装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 このケース内に配置された発熱材と、 この発熱材の発熱反応を誘発するための誘発手段と、 前記発熱材が発熱して所定温度以上になったときに溶断
    する溶断部材と、 を備えたことを特徴とする強制溶断ヒューズ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強制溶断ヒューズにおい
    て、 前記発熱材は、金属酸化物の粉末と、アルミニュウム粉
    末とを混合させたものである、 ことを特徴とする強制溶断ヒューズ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の強制溶断ヒュ
    ーズにおいて、 前記誘発手段は、電熱線の加熱により前記発熱材の発熱
    反応を誘発する手段、またはアーク放電により前記発熱
    材の発熱反応を誘発する手段のいずれかである、 ことを特徴とする強制溶断ヒューズ。
  4. 【請求項4】 車両に搭載されたバッテリーから電源供
    給を受けて機能する車両電気部品に何らかの異常を発生
    させる恐れがあるとき、これを検知して異常検知信号を
    生成するセンサユニットと、 前記バッテリーと車両電気部品との間に設けられた前記
    請求項1乃至3のいずれかに記載の強制溶断ヒューズ
    と、を備え、 前記センサユニットから異常検知信号が出力されたとき
    に前記発熱材を発熱させ、この発熱材の発熱により前記
    溶断部材を強制的に溶断させて、前記バッテリーと前記
    車両電気部品との間を遮断させる、 ことを特徴とする電流遮断装置。
JP10050978A 1998-03-03 1998-03-03 強制溶断ヒューズおよび電流遮断装置 Abandoned JPH11250790A (ja)

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