JPH1055742A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH1055742A
JPH1055742A JP9046221A JP4622197A JPH1055742A JP H1055742 A JPH1055742 A JP H1055742A JP 9046221 A JP9046221 A JP 9046221A JP 4622197 A JP4622197 A JP 4622197A JP H1055742 A JPH1055742 A JP H1055742A
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explosive
circuit breaker
cover
housing
breaker according
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JP9046221A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kume
昌宏 粂
Yoshihiro Hosoda
義門 細田
Motonori Kido
元則 城戸
Fukuma Sakamoto
福馬 坂本
Hideaki Toyama
秀明 外山
Akio Matsumaru
彰男 松丸
Masashi Sugimoto
雅司 杉本
Jun Yasukuni
純 安国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Priority to US08/982,302 priority patent/US5990572A/en
Priority to EP97121169A priority patent/EP0863528B1/en
Priority to DE69711166T priority patent/DE69711166T2/de
Publication of JPH1055742A publication Critical patent/JPH1055742A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/30Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H9/34Stationary parts for restricting or subdividing the arc, e.g. barrier plate
    • H01H9/342Venting arrangements for arc chutes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H39/00Switching devices actuated by an explosion produced within the device and initiated by an electric current
    • H01H2039/008Switching devices actuated by an explosion produced within the device and initiated by an electric current using the switch for a battery cutoff
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H85/00Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
    • H01H85/02Details
    • H01H85/46Circuit arrangements not adapted to a particular application of the protective device
    • H01H2085/466Circuit arrangements not adapted to a particular application of the protective device with remote controlled forced fusing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H39/00Switching devices actuated by an explosion produced within the device and initiated by an electric current
    • H01H39/006Opening by severing a conductor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ低廉な構造で、非常時等における回
路の強制遮断を安全かつ確実に行う。 【解決手段】 ハウジング本体10等からなるハウジン
グと、導体20とを備える。ハウジングには、内筒部3
4等の筒部と、その開口を覆うカバー部16とを設け
る。導体20の両端には接続端子部26を、中間部には
破断部22をそれぞれ形成し、破断部22を上記筒部の
開口先に配置し、両接続端子部26を上記ハウジングの
外部に導出する。上記筒部内には火薬46及びその加熱
手段であるフィラメント44等を設け、その加熱で爆発
する火薬46の当該爆発力が破断部22に集中作用する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に設けら
れる回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用電気回路等において、
過負荷電流や短絡電流が生じた場合に回路を直ちに遮断
する手段として、ヒューズやヒュージブルリンクが慣用
されている。これらのヒューズやヒュージブルリンク
は、溶断可能な導体部を容器内に有し、この容器の外部
に接続用端子が導出された基本構造をなし、その多くは
電気接続箱等に接続して使用されている。
【0003】しかし、上記ヒューズやヒュージブルリン
クは、過電流の発生によりはじめて溶断し、回路を遮断
するものであるため、自由なタイミングで回路を強制遮
断するといったことができない。従って、車両に事故が
生じた場合等の緊急時において、安全上、過電流が流れ
なくても回路を強制遮断したい場合には、上記ヒューズ
やヒュージブルリンクに代え、もしくはこれらに加え
て、外部からの操作で回路を強制遮断できる回路遮断器
を設置する必要がある。
【0004】そこで、後者のタイプの回路遮断器とし
て、特公昭58−47809号公報には、火薬の爆発力
を利用して導体を強制破断するものが開示されている。
この遮断器は、出力ヒューズと、火薬と、この火薬を加
熱するためのフィラメントとが単一の封入ガラス内に封
入され、上記フィラメントに接続された入力端子が上記
封入ガラスを貫くようにしてこの封入ガラス外に導出さ
れたものであり、この封入ガラスの表面には防爆皮膜が
施されている。
【0005】このような遮断器によれば、上記入力端子
に一定以上の電流または電圧を加えてフィラメントを発
熱させ、その熱で火薬を爆発させることにより、この爆
発力を利用して上記破断部を強制破断させることができ
る。従って、電気回路の短絡等の異常発生時には、上記
入力端子への入力電流もしくは入力電圧の制御によって
任意のタイミングで回路を遮断することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の遮断器で
は、封入ガラス内において火薬の爆発力が四方に拡散さ
れ、そのうちのごく一部のみが出力ヒューズに作用する
ので、確実にヒューズを破断するためには総合的にかな
りの爆発力が要求される。しかし、火薬の量を増やす等
してその爆発力を強めると、出力ヒューズ以外の封入ガ
ラス内面に作用する爆発力も増大するため、これに耐え
得るようにするには、上記封入ガラスに高価な材料を用
いたり特殊な処理を施したりする必要があり、コストの
増大は免れ得ない。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、火薬の
爆発エネルギーを破断部に効率良く作用させることによ
り、簡単かつ低廉な構造で回路の緊急遮断を安全かつ確
実に行うことができる回路遮断器を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、絶縁材料からなり、少なくと
も一方向に開口する筒部とこの筒部の開口先に導体収容
空間を残して当該開口を覆うカバー部とを有するハウジ
ングと、両端に接続端子部を有しかつ中間部に破断可能
な破断部を有する導体とを備え、この導体の破断部を上
記導体収容空間内において上記筒部の開口先に配置し、
この破断部と両接続端子部との間の部分が上記ハウジン
グを貫通する状態で両接続端子部を上記ハウジングの外
部に導出するとともに、上記筒部内に、火薬と、外部か
らの電源供給により上記火薬を加熱し爆発させる加熱手
段とを設け、上記火薬の爆発力により上記破断部が破断
されるようにしたものである。
【0009】この構成によれば、火薬及びその加熱手段
は、破断部に向かって開口する筒部内に設けられている
ので、上記加熱手段による加熱で火薬が爆発する際に
は、その爆発力が上記破断部に集中して作用することと
なる。従って、火薬の爆発力を比較的低めに設定しなが
ら確実に破断部を破断することが可能であり、その分、
上記爆発力によってハウジングが受けるダメージを大幅
に低減できる。このため、ハウジングに高価な材料を用
いたり特殊な処理を施したりしなくても、安全かつ確実
に回路の遮断ができる。
【0010】上記火薬及びその加熱手段は、そのまま筒
部内に挿入するようにしてもよいが、一旦これらをシー
ル部材内に封じ込めて火薬シール部を形成し、この火薬
シール部を上記筒部内に挿入するようにすれば、その挿
入作業が容易であり、また、上記火薬及びその加熱手段
を確実に防水及び防塵できる。
【0011】この場合、上記火薬及びその加熱手段とシ
ール部材とを一体成形してもよいし、上記火薬及びその
加熱手段をカプセル内に封入するようにしてもよい。後
者の場合、上記カプセルを熱収縮性樹脂で構成すれば、
このカプセル内に火薬及びその加熱手段を入れた後、カ
プセル入口を加熱して収縮させるだけで、簡単にカプセ
ル内の密封ができる。
【0012】上記ハウジングは、その全体を一体成形し
てもよいが、このハウジングを、内外に開口する外筒部
と上記カバー部とを有するハウジング本体と、一方向に
開口する内筒部を有してこの内筒部がハウジング本体の
内方に開口する状態で上記外筒部内に挿入される筒部材
とで構成し、上記内筒部内に上記火薬シール部を挿入す
るようにすれば、まず内筒部のみを取り出してその中に
火薬シール部を入れ、それからこの内筒部全体を外筒部
内に挿入するといった簡単な作業で、火薬等のセットが
できる。
【0013】また、上記筒部内において上記火薬及び加
熱手段と破断部との間の位置に、この筒部よりも小径の
小径筒部を設ければ、破断部への爆発力の集中度をさら
に高めることができる。
【0014】さらに、上記小径筒部の内周面を上記破断
部に向かうに従って縮径するテーパー状にすれば、爆発
エネルギーのロスを少なくしてより高い爆発力を破断部
に集中させることができる。
【0015】上記ハウジングの外側には、このハウジン
グを覆う保護部材を設けることが、より好ましい。この
構成によれば、上記ハウジングを例えば軽量で成形が容
易な合成樹脂で構成したり、上記カバー部にその内外を
連通する連通孔を設けることによりカバー部の内圧上昇
を抑えてカバー部の破裂を防いだりしながら、その外側
に高強度の保護部材を配することによって高い安全性を
確保できる。
【0016】上記連通孔が形成されたカバー部に、連通
孔の設置部を覆うフィルタを設けた構成としもよく、こ
のように構成した場合には、上記連通孔を設けることに
よって得られる内圧上昇の抑制機能を損なうことことな
く、火薬の爆発によって吹き飛ばされた破片が上記連通
孔から外部に飛び出すことが、上記フィルタによって阻
止されことになる。
【0017】また、上記カバー部に、上記連通孔の設置
部を覆う防水部を設置し、この防水部を上記火薬の爆発
力により破断させるようにした構成としてもよく、この
ように構成した場合には、通常時には、上記連通孔を介
してカバー部内に水分が進入することが上記防水部によ
って阻止され、かつ火薬の爆発時には、上記防水部が破
断されてカバー部内のエアが連通孔を介して外部に排出
され、カバー部の内圧上昇が抑制されることになる。
【0018】火薬が挿入された筒部材の下面部を覆う底
面板と、この底面板及び上記筒部材の上方部を覆う上部
カバーと、上記底面板及び筒部材の下方部を覆う下部カ
バーとによってハウジング本体を構成し、上記上部カバ
ーの下端部と下部カバーの上端部とを重ね合わせた状態
で両端部を連結してもよい。この場合には、火薬が挿入
された筒部材の周囲が、上記上部カバー及び下部カバー
とによって覆われるため、上記火薬の爆発力の影響がハ
ウジング本体外に及ぶことが効果的に防止されることに
なる。
【0019】また、上記上部カバーの下部外面及び上記
底面板の外側面を覆うように下部カバーを一体に成形し
た場合には、底面板と上部カバーと下部カバーとが強固
に結合されて各部材の結合強度及びハウジング本体の気
密性が向上することになる。
【0020】上記回路遮断器は、宙吊りの状態で配する
ことも可能であるが、そのハウジングもしくは導体を基
盤に固定すれば、爆発エネルギーの損失はさらに減り、
上記基盤から受ける反力によって破断部の破断力はさら
に増強される。
【0021】特に、上記ハウジングもしくは導体を電気
接続箱の外面上に固定し、この電気接続箱内の回路に上
記接続端子部を電気的に接続するようにすれば、上記導
体と電気接続箱とを結ぶケーブル等の配線が不要とな
り、システム全体が簡素となる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。
【0023】ここに示す回路遮断器は、そのハウジング
を構成するハウジング本体10及び筒部材30と、電気
回路を構成する導体20と、上記筒部材30内に配設さ
れた火薬シール部40とを備えている。
【0024】ハウジング本体10は、中央に貫通孔12
をもつ外筒部14と、カバー部16とを有している。上
記貫通孔12は、上下双方に開口するものであり、その
うち上部開口を覆うように上記カバー部16が形成され
ており、このカバー部16の内側には所定の導体収納空
間が形成されている。このハウジング本体10は、例え
ば上記外筒部14の中央部分を成形するとともに、この
外筒部14の外周部分及びカバー部16を一体成形して
おき、その後に両成形物を接合する等の手段によって、
製造が可能である。
【0025】なお、このハウジング本体10の材料は絶
縁性を有するものであればよく、例えばセラミックでも
よいが、軽量で成形が容易な合成樹脂、特に、ガラス入
りナイロン樹脂やPPS樹脂といった耐熱・高強度樹脂
が好ましい。
【0026】導体20は、水平な破断部22と、この破
断部22の両端から下方に延びる一対の下延部24と、
両下延部24の両端から左右両外側に延びる接続端子部
26とを一体に有している。
【0027】この破断部22は小幅に形成され、低い爆
発力でも破断できるように考慮がなされている。また、
この実施の形態では、導体20が一般のヒューズに用い
られる材料と同等の材料で形成され、上記破断部22は
過電流の発生時にも溶断されるようになっている。この
破断部22は、上記導体収納空間内において上記貫通孔
12の直上方の位置に配されている。両下延部24は、
上記導体収納空間からハウジング本体10の外筒部14
を下向きに貫いており、従って両接続端子部26はハウ
ジング本体10の外方(図例ではハウジング本体10の
下端から両側方)に導出されている。また、破断部22
と両下延部24との境界部分には蓄熱体28が取付けら
れている。
【0028】筒部材30も合成樹脂等で成形され、底部
32から上方に内筒部34が延設された形状を有してお
り、上記底部32にはこれを上下に貫く一対の導線挿通
孔36が設けられている。この筒部材30は、上記貫通
孔12内に嵌入された状態でその内周面に接着等で固定
されることにより、上下両端部が外筒部14から上下に
突出し、かつ、内筒部34の上端開口が上記破断部22
の直下に位置した状態となっている。
【0029】火薬シール部40は、両端に導線42が接
続されたフィラメント44の周囲に火薬46を配し、こ
れらをシール部材48内に封入したものであり、両導線
42はシール部材48を貫いてこのシール部材48の下
方に導出されている。このシール部材48は、エポキシ
樹脂やゴム状樹脂が好適であり、上記フィラメント44
及び火薬46を内包した状態でこれらと一体に直接的も
しくは間接的にモールド成形されている。そして、この
火薬シール部40全体が上記筒部材32の内筒部30内
に装填されるとともに、シール部材48から導出された
両導線42が両導線挿通孔36を通じて筒部材30の下
方に導出されている。
【0030】上記両接続端子部26は、ボルト52等に
よって基盤50の上面に固定されており、これら接続端
子部26には、図略の電気回路から導出された導線が接
続されるようになっている。また、筒部材30からその
下方に導出された導線42は、基盤50に設けられた挿
通孔を通じて図略の制御部に接続されている。
【0031】次に、この回路遮断器の作用を説明する。
【0032】車両の事故等の発生に伴い、導線42に異
常指令信号が入力され、この信号によってフィラメント
44が通電されて発熱する。この熱により火薬46の温
度が一定以上に達すると、火薬46が爆発する。
【0033】ここで従来の回路遮断器では、上記爆発力
が四方に拡散するため、この爆発力のうち破断部22に
加えられる力はごく一部となるが、図示の回路遮断器で
は、上方にのみ、すなわち破断部22に向けてのみ開口
する内筒部34内に火薬シール部40が充填されている
ので、火薬46が爆発すると、シール部40の破壊を伴
いながらその爆発力は破断部22に集中して作用する。
従って、比較的低い爆発力でも破断部22を確実に破断
させることができ、その分筒部材30やカバー部16等
のダメージを軽減できる。このため、筒部材30及びハ
ウジング本体10からなるハウジングに高価な高強度材
料を用いたり特殊な防爆処理を施したりしなくても、十
分な安全性を確保できる。
【0034】特に、この回路遮断器では、上記ハウジン
グ及び両接続端子部26の下面を基盤50の上面に固定
しているので、上記爆発力が下向きに逃がされるのも防
ぐことができ、上記ハウジングや接続端子部26が基盤
50から受ける上向きの反力によって、破断部22に与
えられる爆発力を増強させることができる。
【0035】なお、この回路遮断器において、上記筒部
材30を省略し、貫通孔12内に直接火薬シール部40
を充填するようにしてもよい。ただし、この場合、火薬
シール部40を充填してから貫通孔12の下端開口を塞
ぐ作業が必要であるのに対し、図1及び図2に示した構
造では、予めハウジング本体10の外部で筒部材30の
内筒部32内に火薬シール部40を充填しておき、その
後にこの筒部材30全体を貫通孔12内に挿入すること
により、簡単な作業で火薬シール部40のセットができ
る利点がある。
【0036】また、上記内筒部34内や貫通孔12内に
直接フィラメント44及び火薬46をセットするように
しても良いが、上記のような火薬シール部40を予め成
形しておいてからこの火薬シール部40全体を筒部に挿
入することにより、火薬46等のセット作業をより簡単
にすることができ、かつ、火薬46の防水や防塵をさら
に確実なものにできる利点が得られる。
【0037】第2の実施の形態を図3に示す。ここで
は、ハウジング本体10のさらに外側に、このハウジン
グ本体10全体を覆う保護部材54が配設されている。
このような構造によれば、ハウジング本体10や筒部材
30の材質を軽量で成形が容易な合成樹脂等としなが
ら、その外側に、鉄、銅、アルミニウムあるいはこれら
の合金といった高強度の金属からなる保護部材54を配
することにより、十分な耐爆性を確保することができ
る。
【0038】なお、上記保護部材54としては、上記の
ような金属製のものの他、高強度樹脂や高靱性樹脂から
なる厚肉のもの等が代用可能である。
【0039】第3の実施の形態を図4に示す。ここで
は、内筒部34の上端にこれを塞ぐようにして小径筒部
56が設けられている。この小径筒部56は、内筒部3
4の内径よりもさらに小さい内径をもつ貫通孔58を有
している。
【0040】なお、上記小径筒部56の固定は、図示の
ように小径筒部56の外周面及び内筒部34の内周面に
互いに螺合するねじを形成する他、接着等の手段を用い
てもよい。
【0041】このような構造によれば、内筒部34より
も小さい内径をもつ小径筒部56の存在によって、破断
部22への爆発力の集中度をさらに高めることができ、
破断部22の破断に必要な火薬46の爆発力をさらに低
下させることができる。この効果は、例えば上記貫通孔
58がフラット状(すなわち内径が軸方向に一定のも
の)であっても得ることが可能であるが、貫通孔58を
図示のようなテーパー状にすれば、小径筒部56が受け
る衝撃を減らして爆発エネルギーのロスを抑えながら、
爆発力の集中度を高めることができる。
【0042】第4の実施の形態を図5に示す。ここで
は、回路遮断器の基盤として電気接続箱60が利用さ
れ、この電気接続箱60の天板61の上面に直接ハウジ
ング本体10等が固定されている。詳しくは、上記天板
61の上面に枠62が立設され、この枠62の内側にハ
ウジング本体10の下部が嵌め込まれ、枠62の周囲に
保護部材54の下部が外嵌されている。
【0043】接続端子部26は、ハウジング本体10か
ら下方に導出され、上記天板60に設けられた貫通孔6
3を通じて電気接続箱60の内部に臨んでいる。この電
気接続箱内部には電流回路が組み込まれており、この回
路を構成する一対の端子板64と上記両接続端子部26
とがボルト65によって機械的かつ電気的に接続されて
いる。また、電気接続箱60のハウジング内には、図略
の制御回路から導出された電線66が配線されており、
これら電線66と回路遮断器からの導線36とが電気的
に接続されている。
【0044】このように、ハウジング本体10等を電気
接続箱60の外表面に直接固定するようにすれば、それ
以外の場合と異なり、回路遮断器と電気接続箱とをつな
ぐケーブル等が不要となり、システム全体の簡素化を図
ることができる。
【0045】第5の実施の形態を図6及び図7に示す。
【0046】この実施の形態では、図7に示されるよう
なカプセル47等を用いて火薬シール部40が形成され
ている。上記カプセル47は、ステンレス鋼等により下
方にのみ開口する薄肉容器状に形成され、このカプセル
47にフィラメント44及び火薬46が充填された状態
で、カプセル47の下端開口を塞ぐように蓋49が装着
され、適宜の手段で固定されている。この蓋49には一
対の導線挿通孔49aが設けられ、これら導線挿通孔4
9aを通じて、上記フィラメント44に接続された一対
の導線42がカプセル47の外方に導出されている。そ
して、図6に示すように、上記火薬シール部40全体が
ハウジング本体10の貫通孔12内に直接装填され、接
着等の手段で固定されている。
【0047】このような構成においても、予め完成させ
ておいた火薬シール部40を貫通孔12に装填するだけ
で簡単に回路遮断器を組み上げることができる、そし
て、火薬46の爆発時には、薄肉のカプセル47が上方
に突き破られ、爆発力が集中して破断部22に作用する
ため、この破断部22を確実に破断できる。また、爆発
前は火薬46がカプセル47内に密封されているので、
防水、防塵も確実に行うことができる。
【0048】さらに、第6の実施の形態として図8に示
すように、上記貫通孔12内において火薬シール部40
の上下双方の空間もしくは一方の空間をシール材48で
塞ぐようにすれば、上記防水、防塵効果をさらに高める
ことができ、また、火薬シール部40の固定もより確実
にできる。
【0049】また、上記カプセル47の材質を熱収縮性
樹脂とすれば、このカプセル47内にフィラメント44
及び火薬46を充填した後、カプセル47の開口部分を
加熱するだけでこの部分を容易に塞ぐことができ、上記
火薬46等を確実にカプセル内に密封できる。この場合
も、上記開口から導線42のみを外部に引出しておけば
よい。
【0050】第7の実施の形態を図9に示す。ここで
は、カバー部16の適所(図例では頂部)にその内外を
連通する連通孔18が設けられ、その外側に上述の保護
部材54が配されている。このような構造によれば、上
記連通孔18を通じてのエア抜きにより、爆発時にカバ
ー部16の内圧が急上昇するのを未然に防ぐことがで
き、内圧上昇に起因してカバー部16全体が破裂してし
まうのをより確実に防ぐことができる。しかも、その外
側に保護部材54を配することにより、上記連通孔18
から噴出する高圧のエアがそのまま他の部品等に当たる
のを防ぐことができる。 また、図10に示すように、
カバー部16の内面に、網状金属材または多孔質金属材
等からなるフィルタ71を取り付け、このフィルタ71
によって連通孔18の設置部を覆うように構成してもよ
い。このように構成した場合には、上記保護部材54等
を設けることなく、火薬46の爆発より破壊されたシー
ル部材48の破片等が上記連通孔18から外部に飛び出
すのを効果的に防止しつつ、カバー部16内のエアを上
記連通孔18から外部に導出することにより、内圧上昇
を防止することができる。
【0051】また、上記カバー部16の外面に、上記火
薬の爆発力46の爆発力によって容易に破断する防水シ
ート72からなる防水部を取り付け、この防水シート7
2によって上記連通孔18の設置部を覆うように構成し
てもよい。このように構成した場合には、通常時に、上
記連通孔18からカバー部16内に水分が浸入するの
を、上記防水シート72によって防止しつつ、火薬46
の爆発時に、その爆発力によって上記防水シート72を
破断させることにより、カバー部16内のエアを上記連
通孔18から外部に導出して内圧上昇を防止することが
できる。
【0052】なお、図11に示すように、上記カバー部
16、連通孔18の上端部を閉塞する薄肉の閉塞部73
を一体に形成し、この閉塞部73からなる防水部を火薬
47の爆発力によって破断させることにより、上記連通
孔18を介してカバー部16の内部と外部とを連通させ
るように構成してもよい。
【0053】また、図12に示すように、火薬シール部
40が挿入された筒部材30の下端部から側方に突設さ
れた取付部74が取付ボルト75によってねじ止めされ
る底面板76と、この底面板76及び上記筒部材30の
上方部を覆う上部カバー77と、上記底面板76及び筒
部材30の下方部を覆う下部カバー78とによってハウ
ジング本体10を構成し、上記上部カバー77の下端部
と下部カバー78の上端部とを重ね合わせた状態で両端
部を連結するように構成してもよい。
【0054】すなわち、上部カバー77は、下部内面に
上記筒部材30の取付け部74の上面に当接する段部8
2が形成された筒状部83と、その上面を覆う上面部7
9とからなり、この上面部64に複数個の連通孔18が
形成されている。また、上記下部カバー78は、上部カ
バー77の下端開口部を覆う底壁部79と、上部カバー
77の下部外周面を覆う側壁部80とからなり、この側
壁部80が取付けボルト81によって上部カバー77の
筒状部83にねじ止めされることにより、これらが一体
に連結されるようになっている。
【0055】上記構成によれば、火薬シール部40が挿
入された筒部材30の周囲が、上記底面板76、上部カ
バー77及び下部カバー78によって覆われるため、上
記火薬46の爆発力の影響がハウジング本体10外に及
ぶことを効果的に防止することができる。
【0056】なお、上記図12に示す実施形態では、破
断部22の両端から下方に伸びる導体の下延部24,2
4を、底面板59に形成された透孔を介して下方に導出
するようにしているが、図13に示すように、破断部2
2に接続された上記下延部24,24の下方部を筒部材
30の下面及び底面板76の上面に沿って側方に導出す
るとともに、底面板76の側面及び下面に沿って折り曲
げた後、下部カバー78の底壁部79を貫通して下方に
導出させるように構成し、かつ上記下延部24,24を
取付ボルト75によって上記底面板76及び下部カバー
78の底壁部79に固定するように構成してもよい。
【0057】このように構成した場合には、基板50に
設けられたコネクタ等によって規制される上記下延部の
下方部24b,24bの設置間隔と、上記筒部材30に
形成された挿通孔によって規制される下延部24,24
の設置間隔との間に差がある場合においても、導体の下
延部24,24を容易かつ適正に配線することができる
等の利点がある。なお、図14に示すように、上記下延
部24,24の上部と、下部24b,24bとを別体に
形成するとともに、これらの端部を上記取付ボルト75
の設置部において互いに重ね合わせることにより、接続
するように構成してもよい。
【0058】また、図15に示すように、下端部にフラ
ンジ部68が突設された上部カバー69を、上記火薬シ
ール部40を保持する筒部材30に外嵌させるととも
に、上記上部カバー69の下部及び底面板76の外部を
囲繞するように、金型内に成形用樹脂材に注入してモー
ルディング成形する等により、下部カバー70を一体成
形するように構成してもよい。このように構成した場合
には、上記上部カバー69、底面板76及び下部カバー
70の部材間結合強度及び気密性を効果的に向上させる
ことができるという利点がある。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明は、ハウジングにお
ける筒部の開口先に導体の破断部を配置し、上記筒部内
に火薬及びその加熱手段を設けて、火薬の爆発力が上記
破断部に集中作用するようにしたものであるので、比較
的低い爆発力で上記破断部を確実に破断することができ
る。従って、簡単かつ低廉な構造で、安全かつ確実に回
路の緊急遮断ができる効果がある。
【0060】ここで、上記火薬及びその加熱手段をシー
ル部材内に封じ込めて火薬シール部を形成し、この火薬
シール部を上記筒部内に挿入したものによれば、火薬等
のセット作業を容易化でき、かつ火薬等を確実に防水及
び防塵できる効果がある。
【0061】この場合、上記火薬及びその加熱手段とシ
ール部材とを一体成形したり、上記火薬及びその加熱手
段をカプセル内に封入したりすることにより、簡単な構
造で火薬シール部の製造ができる。特に、後者の場合、
上記カプセルを熱収縮性樹脂で構成することにより、こ
のカプセルを加熱するだけの簡単な作業で火薬及びその
加熱手段を確実に密封できる効果が得られる。
【0062】上記ハウジングを、内外に開口する外筒部
と上記カバー部とを有するハウジング本体と、一方向に
開口する内筒部を有してこの内筒部がハウジング本体の
内方に開口する状態で上記外筒部内に挿入される筒部材
とで構成し、上記内筒部内に上記火薬を挿入するように
したものによれば、ハウジング内への火薬等のセット作
業をより容易化することができる効果が得られる。
【0063】また、上記筒部内において上記火薬及び加
熱手段と破断部との間の位置に、この筒部よりも小径の
小径筒部を設けたものによれば、破断部への爆発力の集
中度をさらに高めることができ、必要爆発力をさらに下
げることができる。
【0064】特に、上記小径筒部を上記破断部に向かう
に従って縮径するテーパー状にすることにより、爆発エ
ネルギーのロスを少なくしてより高い爆発力を破断部に
集中させることができる効果が得られる。
【0065】上記ハウジングの外側にこのハウジングを
覆う保護部材を設けたものによれば、上記ハウジングを
例えば軽量で成形が容易な合成樹脂で構成しながらも、
その外側の保護部材によって高い安全性を確保できる。
特に、上記カバー部にその内外を連通する連通孔を設け
たものによれば、爆発時のカバー部の内圧上昇を抑えて
カバー部の破裂を防ぎながら、上記連通孔から噴出する
高圧エアが他の部品等に当たるのを保護部材によって確
実に阻止できる効果が得られる。
【0066】また、上記連通孔が形成されたカバー部
に、連通孔の設置部を覆うフィルタを設けた場合には、
上記連通孔を設けることによって得られる内圧上昇の抑
制機能を損なうことことなく、火薬の爆発によって吹き
飛ばされた破片が上記連通孔から外部に飛び出すこと
を、上記フィルタによって阻止することができる。
【0067】さらに、上記カバー部に、上記連通孔の設
置部を覆う防水部を設置し、この防水部を上記火薬の爆
発力により破断させるように構成した場合には、通常時
に、上記連通孔を介してカバー部内に水分が進入するこ
とを上記防水部によって阻止することができるととも
に、火薬の爆発時に、上記防水部を破断してカバー部内
のエアが連通孔を介して外部に排出することにより、カ
バー部の内圧上昇を抑制することができる。
【0068】また、火薬が挿入された筒部材の下面部を
覆う底面板と、この底面板及び上記筒部材の上方部を覆
う上部カバーと、上記底面板及び筒部材の下方部を覆う
下部カバーとによってハウジング本体を構成し、上記上
部カバーの下端部と下部カバーの上端部とを重ね合わせ
た状態で両端部を連結するように構成した場合は、火薬
が挿入された筒部材の周囲が、上記上部カバー及び下部
カバーとによって覆われるため、上記火薬の爆発力の影
響がハウジング本体外に及ぶことを効果的に防止するこ
とができる。
【0069】また、上記上部カバーの下部外面及び上記
底面板の外側面を覆うように下部カバーを一体に成形し
た場合には、底面板と上部カバーと下部カバーとを強固
に結合して各部材の結合強度及びハウジング本体の気密
性を向上させることができる。
【0070】上記ハウジングもしくは導体を基盤に固定
したものによれば、爆発エネルギーの損失をさらに減ら
して破断部への爆発力の集中度をさらに高めることがで
きる。
【0071】ここで、上記ハウジングもしくは導体を電
気接続箱の外面上に固定し、この電気接続箱内の回路に
上記接続端子部を電気的に接続するようにすれば、上記
導体と電気接続箱とを結ぶケーブル等の配線を不要にし
てシステム全体を簡素化できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる回路遮断器
の断面正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる回路遮断器
の断面正面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかる回路遮断器
の断面正面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態にかかる回路遮断器
の断面正面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態にかかる回路遮断器
の断面正面図である。
【図7】図6に示される回路遮断器に設けられる火薬シ
ール部の断面正面図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態にかかる回路遮断器
の断面正面図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態にかかる回路遮断器
の断面正面図である。
【図10】本発明にかかる回路遮断器のさらに別の実施
の形態を示す断面正面図である。
【図11】本発明にかかる回路遮断器のさらに別の実施
の形態を示す断面正面図である。
【図12】本発明にかかる回路遮断器のさらに別の実施
の形態を示す断面正面図である。
【図13】本発明にかかる回路遮断器のさらに別の実施
の形態を示す断面正面図である。
【図14】本発明にかかる回路遮断器のさらに別の実施
の形態を示す断面正面図である。
【図15】本発明にかかる回路遮断器のさらに別の実施
の形態を示す断面正面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング本体 14 外筒部 16 カバー部 18 連通孔 20 導体 22 破断部 26 接続端子部 30 筒部材 34 内筒部 40 火薬シール部 42 導線 44 フィラメント 46 火薬 47 カプセル 48 シール部材 56 フィルタ 57 防水シート(防水部) 58 閉塞部(防水部) 69,77 上部カバー 70,78 下部カバー 76 底面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 義門 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 城戸 元則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 坂本 福馬 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 外山 秀明 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 松丸 彰男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 杉本 雅司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 安国 純 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料からなり、少なくとも一方向に
    開口する筒部とこの筒部の開口先に導体収容空間を残し
    て当該開口を覆うカバー部とを有するハウジングと、両
    端に接続端子部を有しかつ中間部に破断可能な破断部を
    有する導体とを備え、この導体の破断部を上記導体収容
    空間内において上記筒部の開口先に配置し、この破断部
    と両接続端子部との間の部分が上記ハウジングを貫通す
    る状態で両接続端子部を上記ハウジングの外部に導出す
    るとともに、上記筒部内に、火薬と、外部からの電源供
    給により上記火薬を加熱し爆発させる加熱手段とを設
    け、上記火薬の爆発力により上記破断部が破断されるよ
    うにしたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回路遮断器において、上
    記火薬及びその加熱手段をシール部材内に封じ込めて火
    薬シール部を形成し、この火薬シール部を上記筒部内に
    挿入したことを特徴とする回路遮断器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の回路遮断器において、上
    記火薬及びその加熱手段とシール部材とを一体成形した
    ことを特徴とする回路遮断器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の回路遮断器において、上
    記火薬及びその加熱手段をカプセル内に封入したことを
    特徴とする回路遮断器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の回路遮断器において、上
    記カプセルを熱収縮性樹脂で構成したことを特徴とする
    回路遮断器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の回路遮
    断器において、上記ハウジングを、内外に開口する外筒
    部と上記カバー部とを有するハウジング本体と、一方向
    に開口する内筒部を有してこの内筒部がハウジング本体
    の内方に開口する状態で上記外筒部内に挿入される筒部
    材とで構成し、上記内筒部内に上記火薬を挿入したこと
    を特徴とする回路遮断器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の回路遮
    断器において、上記筒部内において上記火薬及び加熱手
    段と破断部との間の位置に、この筒部よりも小径の小径
    筒部を設けたことを特徴とする回路遮断器。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の回路遮断器において、上
    記小径筒部の内周面を上記破断部に向かうに従って縮径
    するテーパー状にしたことを特徴とする回路遮断器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の回路遮
    断器において、上記ハウジングの外側にこのハウジング
    を覆う保護部材を設けたことを特徴とする回路遮断器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の回路遮断器において、
    上記カバー部にその内外を連通する連通孔を設けたこと
    を特徴とする回路遮断器。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の回路遮断器におい
    て、上記カバー部に、上記連通孔の設置部を覆うフィル
    タを取り付けたことを特徴とする回路遮断器。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載の回路遮断
    器において、上記カバー部に、上記連通孔の設置部を覆
    う防水部を設置し、この防水部を上記火薬の爆発力によ
    り破断させるように構成したことを特徴とする回路遮断
    器。
  13. 【請求項13】 請求項6記載の回路遮断器において、
    上記火薬が挿入された筒部材の下面部を覆う底面板と、
    この底面板及び上記筒部材の上方部を覆う上部カバー
    と、上記底面板及び筒部材の下方部を覆う下部カバーと
    によってハウジング本体を構成し、上記上部カバーの下
    端部と下部カバーの上端部とを重ね合わせた状態で両端
    部を連結したことを特徴とする回路遮断器。
  14. 【請求項14】 請求項6記載の回路遮断器において、
    上記火薬が挿入された筒部材の下面部を覆う底面板と、
    この底面板及び上記筒部材の上方部を覆う上部カバー
    と、上記底面板及び筒部材の下方部を覆う下部カバーと
    によってハウジング本体を構成し、上記上部カバーの下
    部外面及び上記底面板の外側面を覆うように下部カバー
    を一体に成形したことを特徴とする回路遮断器。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の回
    路遮断器において、上記ハウジングもしくは導体を基盤
    に固定したことを特徴とする回路遮断器。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の回路遮断器におい
    て、上記ハウジングもしくは導体を電気接続箱の外面上
    に固定し、この電気接続箱内の回路に上記接続端子部を
    電気的に接続したことを特徴とする回路遮断器。
JP9046221A 1996-06-05 1997-02-28 回路遮断器 Withdrawn JPH1055742A (ja)

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EP97121169A EP0863528B1 (en) 1997-02-28 1997-12-02 Electric circuit breaker for vehicle
DE69711166T DE69711166T2 (de) 1997-02-28 1997-12-02 Elektrischer Lastschalter für Fahrzeug

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