JP2000149746A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2000149746A
JP2000149746A JP10315622A JP31562298A JP2000149746A JP 2000149746 A JP2000149746 A JP 2000149746A JP 10315622 A JP10315622 A JP 10315622A JP 31562298 A JP31562298 A JP 31562298A JP 2000149746 A JP2000149746 A JP 2000149746A
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circuit breaker
explosives
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ignition
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JP10315622A
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Junya Amano
順也 尼野
Hiroshi Hori
浩志 堀
Kenjiro Nishida
謙二郎 西田
Masahiro Kume
昌宏 粂
Yoriyuki Kiyuuzaki
順之 宮▲ざき▼
Akio Matsumaru
彰男 松丸
Mitsuru Tanigawa
満 谷川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、火薬類の爆発力を通電路の破断部
に効率良く作用させることにより、簡単かつ低廉な構造
で回路の緊急遮断を安全かつ確実に行うことにある。 【解決手段】 本発明は、火薬類33の爆発力により通
電路21を破壊することで電流を遮断する回路遮断器に
かかるものである。そして、火薬類33の封入された発
火部品22の発火点aと通電路21の破断部28の間の
空間Sを密閉にする構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に設けら
れる回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用電気回路等において、
過負荷電流や短絡電流が生じた場合に回路を直ちに遮断
する手段として、ヒューズやヒュージブルリンクが慣用
されている。これらヒューズ等は、溶断可能な導体部を
容器内に有し、この容器の外部に接続用端子が導出され
た基本構造をなし、その多くは電気接続箱等に接続して
使用されている。
【0003】しかし、上記ヒューズ等は、過電流の発生
によりはじめて溶断し、回路を遮断するものであるた
め、自由なタイミングで回路を強制遮断するといったこ
とができない。従って、車両に事故が生じた場合等の緊
急時において、安全上、過電流が流れなくても回路を強
制遮断したい場合には、上記ヒューズ等に代え、もしく
はこれらに加えて、外部からの操作で回路を強制遮断で
きる回路遮断器を設置する必要がある。
【0004】このような回路遮断器として、特公昭58
−47809号公報に示されるような、火薬の爆発力を
利用して導体を強制破断するものを用いることが考えら
れる。この遮断器は、出力ヒューズと、火薬と、この火
薬を加熱するためのフィラメントとが単一の封入ガラス
内に封入され、上記フィラメントに接続された入力端子
が上記封入ガラスを貫くようにしてこの封入ガラス外に
導出されたものであり、この封入ガラスの表面には防爆
皮膜が施されている。
【0005】このような遮断器によれば、上記入力端子
に一定以上の電流または電圧を加えてフィラメントを発
熱させ、その熱で火薬を爆発させることにより、この爆
発力を利用して上記導体を強制破断させることができ
る。従って、車両事故が発生した場合等の緊急時には、
上記入力端子への入力電流もしくは入力電圧の制御によ
って任意のタイミングで回路を遮断することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の遮断器で
は、封入ガラス内において火薬の爆発力が四方に拡散さ
れ、そのうちのごく一部のみが出力ヒューズに作用する
ので、確実にヒューズを破断するためには総合的にかな
りの爆発力が要求される。しかし、火薬の量を増やす等
してその爆発力を強めると、出力ヒューズ以下の封入ガ
ラス内面に作用する爆発力も増大するため、これに耐え
得るようにするには、上記封入ガラスに高価な材料を用
いたり特殊な処理を施したりする必要があり、コストの
増大は免れ得ない。
【0007】また一方、上記火薬の爆発の際、導体を含
む内部構造物(破砕物)の飛散を確実に防止することも
大きな課題をされている。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、火薬の爆発エネル
ギーを破断部に効率良く作用させることにより、簡単か
つ低廉な構造で回路の緊急遮断を安全かつ確実に行うこ
とができる回路遮断器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段としては、火薬類の爆発力により通電路を破壊す
ることで電流を遮断する回路遮断器において、火薬類の
封入された発火部品の発火点と通電路の破断部の間の空
間を密閉してなるものである。また、この密閉された空
間の容積は、小さいものである事が望ましい。この構成
において、火薬類が爆発すると、その爆発力の全てが密
閉された空間を通って無駄なく通電路の破断部に集中し
て作用する。従って、大電流を流す断面積の大きな通電
路であっても、少ない量の火薬類で確実に破断すること
ができる。ここで、火薬類とは、性能による分類におい
て、爆薬、火薬を含むものである。
【0010】また、通電路、発火部品をケース内に沿っ
て嵌め込んで密閉空間を形成すると、密閉空間の密閉性
が向上して、爆発エネルギーを通電路の破断部に集中さ
せることができる。この密閉空間の密閉性を向上させる
他の手段としては通電路の破断部をケースの内側形状と
同一な形状にすること、又はケース、通電路、発火部品
が嵌め合わされた部分に、密閉空間を密閉するパッキン
を配置し、モールドを施すこと等が挙げられる。
【0011】更に、発火部品の火薬類としては、元素状
金属を含有するものを用いることが好ましい。この元素
状金属の例としては、酸化物が安定なB,Ti,F
e,Co,Ni,Cu,Zn,Al,Si,Ga,G
e,Sn,Mo,Zr,Wなどの金属元素単体の群から
選ばれた1種類以上のもの、B,Ti,Fe,Co,
Ni,Cu,Zn,Al,Si,Ga,Ge,Sn,M
o,Zr,Wなどの金属元素単体同士の合金の群から選
ばれた1種類以上のもの、金属元素単体の群から選ば
れた1種類以上と、金属元素単体同士の合金の群から選
ばれた1種類以上とからなるものなどが挙げられ、これ
らは発火時にメタルジェットとして作用して、確実に破
断部を破断できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態における
回路遮断器について、図面を参照しつつ説明する。図1
は本発明の回路遮断器が用いられる自動車用電源回路の
一例を示したものである。図2〜図4は本発明の回路遮
断器の断面説明図、図5は遮断時の状態説明図である。
【0013】図1は、本発明の回路遮断器が用いられる
自動車用電源回路の一例を示したものである。図1にお
いて、バッテリー10の負端子10aがアースに接続さ
れ、正端子10bが、本発明にかかる回路遮断器12、
ヒュージブルリンク14、及び相互並列に配された小容
量ヒューズ16を介して各車載電装品に接続されてい
る。
【0014】さらに、この自動車にはハーネスECU
(ハーネスコントロールユニット)17が装備され、こ
のハーネスECU17は、エアバッグ信号が入力された
時(すなわち車両衝突検知時)に上記回路遮断器12に
制御信号を出力し、この回路遮断器12に強制回路遮断
作動を行わせるように構成されている。また、一部の安
全動作を行うための電装品(例えば、非常表示のための
ルームランプやハザートランプの駆動回路、ドアロック
を解除するための装置、他のECU等)は、上記回路遮
断器12を介さずにヒューズ18のみを介してバッテリ
ー10に接続されており、上記回路遮断器12により回
路が遮断された後も電源供給され得るように配慮がなさ
れている。
【0015】次に、上記回路遮断器12の具体的な構造
を、図2乃至図4に基づいて説明する。
【0016】図2および図3に示す回路遮断器12は、
ケース20と、ケース20内に収納される通電路21お
よび発火部品22とで構成されている。
【0017】ケース20は、一端開口の箱型のケース本
体23と、このケース本体23内に装入されたインナー
ケース24とから成っている。ケース本体23は、通電
路21を破断する爆発力に耐えうる材料、例えば、SU
S304をはじめとするステンレス鋼や他の金属材で一
体成形されている。又ケース本体23の底23aには、
内外に連通する複数の開放孔25が形成されている。
【0018】インナーケース24は、絶縁性を有して耐
熱、高強度の材料、例えば、セラミックス、合成樹脂
(ポリアセタール、ガラス入りナイロン樹脂、PPS樹
脂など)で、ケース本体23の内側形状に沿って覆うコ
ップ状に成形されている。このインナーケース24の底
24aには、ケース本体23の各開放孔25を介して内
外に連通する複数の連絡孔26が形成されている。ま
た、インナーケース24の開口端には、ケース本体23
の開口端に当接するように折れ曲がるフランジ27を有
している。
【0019】通電路21は、銅などの板状材をコ字状に
形成したもので、破断部28と、この破断部28の両端
から折り曲げられた2つの導電部29で構成される。破
断部28は、ケース20(インナーケース24)の内側
形状(断面形状)と同一な矩形状にされて、この内側形
状に沿って嵌め込まれている(図3参照)。また破断部
28には、薄肉となる破断溝30と2つの折曲溝31と
が形成されている。破断溝30は破断部28の中央に形
成され、各折曲溝31が破断溝30から両側に適当な間
隔を隔てて破断部28に形成されている。また各導電部
29には、更に互いに離れる方向で、破断部28に平行
となるように折り曲げられる接続端子部32が連続して
おり、各接続端子部32は図1のバッテリ10の正端子
10bとヒュージブルリンク14に接続されている。
尚、破断部28は、インナーシール24との間に隙間を
有して嵌め込んでも構わない。
【0020】この通電路21は、破断部28側からイン
ナーケース24内に嵌め込まれており、各接続端子部3
2とケース本体23の開口端とでインナーケース24の
フランジ27を挟み込んでいる。また通電路21は、各
接続端子部32がインナーケース24のフランジ27に
当接するまでケース20内に嵌め込まれており、インナ
ーケース24の内側形状に沿った破断部28によってケ
ース20内を開口側と底側との空間に画成している(図
2参照)。
【0021】発火部品22は、所定量の火薬類33とこ
れを加熱するためのフィラメントを樹脂製部材34の装
入穴35に配置して構成されている。フィラメントは導
線36を介して図1のハーネスECU17に接続されて
おり、このハーネスECU17の制御信号によって通
電、加熱される。
【0022】発火部品22の火薬類33としては、着火
性を有する爆薬、火薬及び雷管の爆薬等が用いられ、更
に通電路21の破断部28を効果的に破断するために元
素状金属を含むものが好ましい。火薬類33の具体的な
ものとしては、元素状金属を含有し、着火感度の高い過
塩素酸カリウム(KClO4 )、バインダとして、フッ
素ゴム、ニトロセルロースなどを用いたものを使用す
る。又、元素状金属としては、酸化物が安定なB,T
i,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Al,Si,G
a,Ge,Sn,Mo,Zr,Wの金属元素単体の群、
B,Ti,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Al,S
i,Ga,Ge,Sn,Mo,Zr,Wの金属元素単体
同士の合金の群で、金属元素単体の群から選ばれた1
種類以上のもの、金属元素単体同士の合金の群から選
ばれた1種類のもの、金属元素単体の群から選ばれた
1種類以上のものと、金属元素単体同士の合金の群から
選ばれた1種類以上とからなるもの、のいずれかが用い
られる。そして、元素状金属は、上記〜のいずれか
のものを、メタルジェットとすべく、適当な大きさの粒
状又は粉状にする。尚、金属元素単体や金属元素単体同
士の合金は、純粋なものに限らず、精錬などで不可避的
な不純物を含む、普通に得られるものをも意味するもの
である。これで、フィラメントの加熱で火薬類33が発
火されると、メルト又は燃焼した元素状金属が爆発力に
よって吹き飛ばされて、通電路21の破断部28を破断
するためのメタルジェットとして活用できる。
【0023】樹脂製部材34は、火薬類33を配置する
装入穴35側から通電路21のコ字形状、インナーケー
ス24の各内側形状に沿って嵌め込まれて、通電路21
の破断部28に当接されている。これで、樹脂製部材3
4の装入穴35は、火薬類33の発火点a側で破断部2
8によって閉塞され、発火点aと破断部28の破断溝3
0との間に密閉空間Sを形成している。尚、火薬類33
の爆発力を破断部28に集中できれば、密閉空間Sを破
断部28側で開口する隙間を形成しても良いが、その隙
間は密閉空間Sの全表面積に対して1パーセント以下と
することが望ましい。
【0024】また、発火部品22は、図4にも示すよう
に、導線36側からケース本体23の外側と通電路21
のコ字形状内に嵌め込まれたサポートブラケット37
と、サポートブラケット37、ケース20及び樹脂製部
材34の順に貫通する複数のリベット38によってケー
ス本体23に固定されている。サポートブラケット37
には、導線36を樹脂製部材34の外部へ導出させる導
出穴39が形成されている。これで、発火部品22は、
サポートブラケット37、各リベット38によって火薬
類33の爆発力によってケース20内から飛び出すこと
が防止され、発火時における強度を保持される構造にさ
れている。
【0025】更に、ケース20内に収納された通電路2
1、発火部品22で、インナーケース24と通電路2
1、通電路21と樹脂製部材34、およびインナーケー
ス24と樹脂製部材34とが嵌め合わされた部分には、
パッキング40を介在せしめ密閉空間Sの密閉性を向上
させている。また、ケース本体23の開口端側の全面に
渡って樹脂モールド41を施すことでも密閉空間Sの密
閉性を向上できる。
【0026】次に、回路遮断器12の作動を、図1およ
び図5に基づいて説明する。
【0027】図1において、車両の衝突によってエアバ
ッグ信号が作成され、ハーネスECU17に入力される
と、このハネースECU17は導線36を通じて回路遮
断器12に電力供給(通電)を行う。そして、回路遮断
器12は、電力供給を受けることで、図5に示すよう
に、発火部品22のフィラメントを加熱し、火薬類33
を発火して爆発させる。この爆発力は、密閉空間Sから
破断部28に集中して作用し、又火薬類33の発火によ
り燃焼する元素状金属も破断部28に吹き付けられるこ
とから、破断部28の破断溝30で破断されると共に、
各折曲溝31を支点としてケース本体23の底23a側
に突出するように開かれる(図5参照)。これによっ
て、破断部28をもつ通電路21が介在する電源供給回
路(図1)が強制遮断され、一部の電装品を除くほぼ全
部の電装品への電力供給が同時に遮断され、衝突後の安
全が保証される。
【0028】また、密閉空間Sの密閉性が、ケース2
0、通電路21および発火部品22との嵌め込み構造、
パッキン40及び樹脂モールド41によって向上されて
いることから、密閉空間S内に発生する爆発力によるエ
ア、元素状金属が、ケース20の開口側から噴出するこ
となく、全ての爆発力を通電路21の破断部28に集中
させることができ、確実に破断部28を破断可能とな
る。
【0029】更に、発火部品22の樹脂製部材34が、
サポートブラケット37、各リベット38によって爆発
力に抗してケース20内に保持され、爆発により回路遮
断器12が破損することがない。
【0030】尚、本発明の回路遮断器12は、自動車の
回路を遮断するものについて説明したが、これに限定さ
れるものでない。また、火薬類33としては、元素状金
属を含むものについて説明したが、爆発力で通電路21
の破断部28を充分に破断できるのであれば、元素状金
属を含まないものを用いても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の回路遮断器では、
火薬類の封入された発火部品の発火点と通電路の破断部
の間の空間を密閉したので、火薬類が爆発すると、その
爆発力の全てを無駄なく密閉された空間を通して通電路
の破断部に集中して作用させることができ、少ない量の
火薬類で確実に破断部を破断させられる。このように、
通電路の破断部に爆発力を集中作用させると、特に、大
電流を流す断面積の大きな通電路であっても、少ない量
の火薬類で破断できる。従って、断面積の大きな通電路
を用いて通常時の電流を大容量として確保できる。
【0032】また、通電路、発火部品をケース内に沿っ
て嵌め込んで密閉空間を形成すると、簡単な構造で密閉
空間の密閉性が向上し、爆発力を通電路の破断部に集中
させることができる。この密閉空間の密閉性を向上させ
る他の手段としては、通電路の破断部をケースの内側形
状と同一な形状にすること、又はケース、通電路、発火
部品が嵌め合わされた部分に、パッキンを配置し、モー
ルドを施すこと等が挙げられる。
【0033】更に、発火部品の火薬類としては、元素状
金属を含有するものを用いることが好ましい。この元素
状金属の例としては、酸化物が安定なB,Ti,F
e,Co,Ni,Cu,Zn,Al,Si,Ga,G
e,Sn,Mo,Zr,Wなどの金属元素単体の群から
選ばれた1種類以上のもの、B,Ti,Fe,Co,
Ni,Cu,Zn,Al,Si,Ga,Ge,Sn,M
o,Zr,Wなどの金属元素単体同士の合金の群から選
ばれた1種類以上のもの、金属元素単体の群から選ば
れた1種類以上と、金属元素単体同士の合金の群から選
ばれた1種類以上とからなるものなどが挙げられ、これ
らは発火時にメタルジェットとして作用して、確実に破
断部を破断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路遮断器が用いられる自動車用電源
回路の一例を示したものである。
【図2】本発明の回路遮断器を示した縦断面説明図であ
る。
【図3】図2の回路遮断器のA−A矢視線断面図であ
る。
【図4】図2の回路遮断器のB−B矢視図である。
【図5】図2の回路遮断器の遮断時の状態説明図であ
る。
【符号の説明】
12 回路遮断器 20 ケース 21 通電路 22 発火部品 28 破断部 40 パッキン 41 樹脂モールド a 発火点 S 密閉空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000002130 住友電気工業株式会社 大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号 (72)発明者 尼野 順也 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内 (72)発明者 堀 浩志 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内 (72)発明者 西田 謙二郎 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内 (72)発明者 粂 昌宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 宮▲ざき▼ 順之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 松丸 彰男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 谷川 満 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火薬類の爆発力により通電路を破壊する
    ことで電流を遮断する回路遮断器において、前記火薬類
    の封入された発火部品の発火点と通電路の破断部の間の
    空間を密閉してなることを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記通電路と、前記発火部品とを収納す
    るケースを備え、 前記通電路を、前記破断部から折れ曲がるコ字形状とし
    て、該破断部側から前記ケース内に沿って嵌め込むと共
    に、 前記発火部品を、該発火部品の発火点側から前記通電路
    のコ字形状内及び前記ケース内とに沿って嵌め込んで前
    記破断部に当接させ、前記破断部との間に密閉空間を形
    成してなることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断
    器。
  3. 【請求項3】 前記通電路の破断部が、前記ケースの内
    側形状と同一な形状にされ、該ケースの内側形状に沿っ
    て嵌め込まれていることを特徴とする請求項2に記載の
    回路遮断器。
  4. 【請求項4】 前記ケース、前記通電路及び前記発火部
    品で、これらが嵌め合わされた部分には、前記密閉空間
    を密閉させる部材を介在したことを特徴とする請求項2
    又は請求項3に記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 前記発火部品に、元素状金属を含有する
    火薬類を用いてなる請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の回路遮断器。
  6. 【請求項6】 前記元素状金属としては、 B,Ti,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Al,S
    i,Ga,Ge,Sn,Mo,Zr,Wの金属元素単体
    の群、 B,Ti,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Al,S
    i,Ga,Ge,Sn,Mo,Zr,Wの金属元素単体
    同士の合金の群で、 前記金属元素単体の群から選ばれた1種類以上のもの、 前記金属元素単体同士の合金の群から選ばれた1種類以
    上のもの、 前記金属元素単体の群から選ばれた1種類以上と、前記
    金属元素単体同士の合金の群から選ばれた1種類以上と
    からなるもの、 のいずれかである請求項5に記載の回路遮断器。
  7. 【請求項7】 火薬類の爆発力により通電路を破壊する
    ことで電流を遮断する回路遮断器において、前記火薬類
    として、元素状金属を含有するものを用いることを特徴
    とする回路遮断器。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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