JP2003097661A - ボールねじおよびそれを備えた車輪操舵装置 - Google Patents

ボールねじおよびそれを備えた車輪操舵装置

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screw shaft
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勇 吉田
Keisuke Kazuno
恵介 数野
Morihisa Yoshioka
守久 吉岡
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    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
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    • B62D5/0448Ball nuts
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
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    • F16H25/24Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ軸とナットとのこじれを防止するととも
に、加工および組立に要する時間を短縮でき、低コスト
化を図れるボールねじ、およびそれを備えた車輪操舵装
置を提供することにある。 【解決手段】 ナット14は、軸方向中央部のナット外
周面にスリーブ11に嵌合する嵌合面となる円筒部14
aを有し、その軸方向両側部のナット外周面にはスリー
ブ11に嵌合しない非嵌合面となる小径段部14bを有
する。車輪を操舵する操舵軸2の一部にはねじ軸部2a
が設けられ、ねじ軸部2aの外周に形成したねじ溝17
と、ナット14の内周に形成したねじ溝18とで形成さ
れた転動路19に複数のボール15が配置される。この
ねじ軸部2a、ナット14およびボール15によりボー
ルねじ機構20を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボールねじ、例え
ば、自動車の車輪操舵に用いられるボールねじ、および
それを備えた車輪操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪操舵にボールねじを用いた
ものが知られている。その一つとして自動車のハンドル
操舵力を電動モータで補う電動パワーステアリング装置
がある。
【0003】特開平9−142315号公報にはボール
ねじを用いた電動パワーステアリング装置が記載されて
いる。この電動パワーステアリング装置は、ボールねじ
を構成するナットのねじ溝径を軸方向外方に向うに従い
徐々に大きくしている。このため、ナットに対してねじ
軸の軸心のズレや曲がりが生じた際にも、ねじ軸とナッ
トとのこじれを防止し、ボールねじの円滑な作動を可能
としている。
【0004】また、特開平11−268658号公報に
は、他のボールねじを用いた電動パワーステアリング装
置が記載されている。この電動パワーステアリング装置
は、ボールねじを構成するボールに関し、軸方向中央部
に配設されるボールの径を軸方向両側部に配設されるボ
ールの径よりも大きくしている。このため、ねじ軸に撓
みや軸心のズレが生じた際にも、ねじ軸とナットとのこ
じれを防止し、ボールねじの円滑な作動を可能としてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術の構成
では、以下の問題が残されている。特開平9−1423
15号公報に記載された構造では、ナットのねじ溝径を
軸方向外方に向うに従い徐々に大きくなるように加工し
なければならず、加工に多くの時間を要する上、加工後
のねじ溝径管理が容易でなく、低コスト化を妨げる要因
となっている。
【0006】一方、特開平11−268658号公報に
記載された構造では、2種類のボールをそれぞれ中央部
と両側部に組み込む必要があるため、組立に多くの時間
を要する上、2種類のボールを管理する必要があり、低
コスト化を妨げる要因となっている。また、2種類のボ
ールの組み込みに過誤が生じた場合には、所期の目的で
あるこじれを防止できず、ボールねじの寿命低下を招来
するおそれもある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑み、従来技術
の所期の目的であるねじ軸とナットとのこじれを防止す
るとともに、加工および組立に要する時間を短縮でき、
低コスト化を図れるボールねじ、およびそれを備えた車
輪操舵装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成すべく、
本発明のうち請求項1に記載の発明は、外周にねじ溝を
有するねじ軸と、このねじ軸に対向して内周にねじ溝を
有するナットと、前記ねじ軸のねじ溝とナットのねじ溝
との間に形成された転動路に配置された複数のボールと
を備え、前記ナットを内嵌して支持する支持部材との嵌
合面を前記転動路の軸方向中央部におけるナット外周面
に、前記支持部材と当接しない非嵌合面を前記転動路の
軸方向両側部におけるナット外周面に、それぞれ設けた
構成を採用した。
【0009】ここで、転動路の軸方向中央部とは、ねじ
軸とナットとの間に形成されて複数のボールが配置され
る転動路のねじ軸方向の全長のうちねじ軸方向中央に位
置する部位をいい、転動路の軸方向両側部とは、転動路
のねじ軸方向の全長のうちねじ軸方向両側に位置する部
位をいう。
【0010】このように、ナットを内嵌して支持する支
持部材との嵌合面を転動路の軸方向中央部におけるナッ
ト外周面に、支持部材と当接しない非嵌合面を転動路の
軸方向両側部におけるナット外周面に、それぞれ設けた
構成とすれば、軸方向中央部のナット外周面が支持部材
と嵌合するため、軸方向中央部でのボールとねじ軸およ
びナット間のガタを抑え、ボールねじのバックラッシを
抑制して円滑な作動を実現する一方、軸方向両側部で
は、ナット外周面が支持部材と嵌合しないため、ねじ軸
の軸心のズレや曲がりが生じた際に、ナットが荷重方向
に弾性変形することを許容でき、こじれの発生を防止で
きる。すなわち、ねじ溝径が一定のねじ軸およびナット
と単一のボール径のボールからなるボールねじで、こじ
れの発生を防止でき、低コスト化を図れる。
【0011】また、請求項2に記載の発明のように、前
記ナットは略円筒形状を有し、前記非嵌合面を設けた軸
方向両側部のナット外径を、前記嵌合面を設けた軸方向
中央部のナット外径よりも小さくした構成とすれば、ナ
ットを簡易な形状とすることができ、さらに低コスト化
を図れる。
【0012】また、請求項3に記載の発明のように、前
記軸方向両側部のナット外周面をナットの軸方向端部に
向って漸次小径とした構成とすれば、ナットを内嵌する
支持部材へのナットの組み込みが容易となる。
【0013】また、請求項4に記載の発明のように、前
記転動路の軸方向両端から軸方向内側に少なくとも1リ
ードの幅にわたって前記非嵌合面を設けた構成とすれ
ば、もっともこじれが発生しやすい箇所である転動路の
両端1リードの範囲でのこじれの発生を効果的に防止で
きる。
【0014】また、請求項5に記載の発明のように、車
輪を操舵する操舵軸の一部に形成されたねじ溝を有する
ねじ軸部と、このねじ軸部に対向して内周にねじ溝を有
し、モータにより回転するナットと、前記ねじ軸部とナ
ットとの間に形成された転動路に配置された複数のボー
ルとでボールねじを構成し、このボールねじを請求項1
から4のいずれかに記載のものとした車輪操舵装置とす
ることで、車輪から過大な負荷を受けた場合にも、ボー
ルねじのこじれを防止し、良好な操舵フィーリングが得
られる車輪操舵装置の低コスト化を図れる。
【0015】また、請求項6に記載の発明のように、前
記ナットをモータにより回転する回転部材にしまりばめ
で内嵌した構成とすれば、ナットの固定をより簡便にで
きるとともに、しめ代を増減することで転動路の軸方向
中央部でのボールとねじ軸およびナット間のガタを調整
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1と
図2に基いて説明する。図1は本発明のボールねじを備
えた車輪操舵装置の一例である電動パワーステアリング
装置の破断正面図である。図2は、この電動パワーステ
アリング装置のボールねじ機構の拡大図である。図1に
おいて、ハウジング1は、ブラケット(図示しない)を
有していて、車体に固定される。ハウジング1内には操
舵軸2が貫通し、操舵軸2の両側は車輪操舵機構(図示
しない)に連結される。ハウジング1の一端から斜め上
方に延びるようにハンドル軸5が設けられ、ハンドル軸
5の上端にハンドルが連結される。ハンドル軸5は回転
自在に支持されていて、ハンドル軸5の回転は、その下
端の変換機構6を介して操舵軸2に、軸方向の進退力と
して伝達される。変換機構6は、操舵軸2の長手方向の
一部に形成されるラック7と、ハンドル軸5の下端に設
けられたピニオン(図示しない)とからなり、上記ピニ
オンは、ハウジング1内でラック7に噛み合う。ハンド
ル軸5に対して、その操舵トルクを検出する操舵トルク
検出器(図示しない)が設けられている。
【0017】ハウジング1は、円筒状に形成されたもの
であり、中央の筒体1aの両端に端部材1b、1cを結
合して構成される。ハウジング1内の軸方向の中央部に
は、電動モータ8のステータ9が設けられている。ステ
ータ9は、コアおよびステータコイルで構成される。ス
テータ9の内周側には、電動モータ8のロータ10がギ
ャップを介して設けられている。ロータ10は、磁性体
により円筒状に形成されていて、スリーブ11の外周
に、このスリーブ11と一体に回転するように取付けら
れる。このスリーブ11内に、操舵軸2が軸方向進退自
在に挿通されている。電動モータ8はモータ制御回路
(図示しない)により、上記操舵トルク検出器の検出値
に従って制御される。
【0018】スリーブ11はハウジング1に軸受12、
13を介して回転自在に支持される。このスリーブ11
はナット14を内嵌し、ナット14と一体に回転する。
このナット14内に操舵軸2が貫通している。
【0019】図2に拡大して示すように、ナット14は
略円筒形状をしており、軸方向中央部のナット外周面に
スリーブ11に嵌合する嵌合面となる円筒部14aを有
し、その軸方向両側部のナット外周面にはスリーブ11
に嵌合しない非嵌合面となる小径段部14bを有する。
ナット14は、その円筒部14aがスリーブ11の内周
に密着するように固定されている。
【0020】操舵軸2の一部にはねじ軸部2aが設けら
れ、ねじ軸部2aの外周に形成したねじ溝17と、ナッ
ト14の内周に形成したねじ溝18とで形成された転動
路19に複数のボール15が配置されている。このねじ
軸部2a、ナット14およびボール15によりボールね
じ機構20を構成する。
【0021】この電動パワーステアリング装置の動作お
よび作用を説明する。車両が直進状態にあり、ハンドル
の回転を停止しているときは、ハンドル軸5の操舵トル
ク検出器(図示しない)からトルク信号が出力されず、
モータ制御手段(図示しない)により電動モータ8は回
転停止状態とされる。従って、この電動パワーステアリ
ング装置は補助操舵力を出力しない状態にある。ハンド
ルを操舵すると、ハンドル軸5の操舵トルク検出器から
トルク信号が出力され、モータ制御回路の制御により、
電動モータ8はロータ10を回転させる。ロータ10が
回転すると、ロータ10とともにボールねじ機構20の
ナット14が回転し、ねじ軸2aで一部が構成される操
舵軸2が軸方向に進退することで補助操舵力が発生す
る。このとき、ボールねじ機構20のボール15は、ナ
ット14の回転に伴い、ねじ溝17、18間で形成され
る転動路19を転動する。このようにして、ハンドルの
操舵力が電動モータ8で補われる。
【0022】本実施形態では、ナット14が軸方向中央
部における円筒部14aでスリーブ11に嵌合してお
り、軸方向両側部における小径段部14bではスリーブ
11に嵌合していない。このような構成とすれば、円筒
部14aがスリーブ11に賢固に支持されるため、軸方
向中央部でのボールとねじ軸およびナット間のガタを抑
え、ボールねじのバックラッシを抑制して円滑な作動を
実現できる。また、小径段部14bがスリーブ11と嵌
合しないため、ねじ軸の軸心のズレや曲がりが生じた際
に、小径段部14bが荷重方向に弾性変形することを許
容でき、ねじ軸とナットとのこじれの発生を防止できる
ため、良好な操舵フィーリングを得られる。ここで、非
嵌合面となる小径段部14bは、転動路19の軸方向両
端から軸方向内側に1.5リードの幅だけ形成してい
る。このように1.5リードの幅の小径段部14bを設
けることで、もっともこじれが発生しやすい転動路19
の軸方向両端でのこじれの発生を防止している。この非
嵌合面となる小径段部14bは、転動路19の軸方向両
端からナット14の軸方向内側に少なくとも1リードの
幅で設けることで、効果的に軸方向両端でのこじれを防
止できる。
【0023】本発明の第2の実施形態を図3と図4に基
いて説明する。図3は本発明のボールねじを用いた車輪
操舵装置の一例である電動パワーステアリング装置の破
断正面図である。図4は、この電動パワーステアリング
装置のボールねじ機構の拡大図である。前述した図1と
図2に示す第1の実施形態と異なる点は、ナット14の
軸方向両側部の形状とその固定方法のみで、その他の同
一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を
省略する。
【0024】図4に拡大して示すように、ナット14は
略円筒形状をしており、軸方向中央部にスリーブ11に
嵌合する嵌合面14aを有し、その軸方向両側部にはス
リーブ11に嵌合しない非嵌合面となるテーパ部14c
を有する。このテーパ部14cは、ナットの軸方向端部
に向って漸次小径となるテーパ面としている。このた
め、ナット14のスリーブ11内への組み込みを容易に
している。なお、本実施形態では、非嵌合面をテーパ面
としたが、非嵌合面をクラウニング形状の面としてナッ
トの軸方向端部に向って漸次小径としても良い。
【0025】ナット14は、その円筒部14aをスリー
ブ11の内周に圧入して嵌合され、しまりばめで固定さ
れている。このときのしめ代を数μmから数10μm程
度に設定すると、圧入によりナットの軸方向中央部が縮
径するため、軸方向中央部でのねじ溝径が軸方向両端部
でのねじ溝径よりも小さくなる。このため、軸方向中央
部でのボールとねじ軸およびナット間のガタを抑え、ボ
ールねじのバックラッシを抑制して円滑な作動を実現で
きるとともに、軸方向両側部でのボールとねじ軸および
ナット間に適度なガタを付与でき、こじれの発生を防止
できるため、良好な操舵フィーリングを得られる。
【0026】以上、本発明の実施形態について電動パワ
ーステアリング装置を用いて説明したが、本発明のボー
ルねじは、電動パワーステアリング装置以外の用途にも
適用でき、例えば、ねじ軸に大きなモーメントが作用す
る用途に好適である。また、本発明の車輪操舵装置は、
電動パワーステアリング装置の他に、前輪をハンドルで
操舵する自動車において、両側の前輪の車輪速を監視
し、車体が常に目標車体スリップ角となるように、後輪
角度の操舵を電子制御するシステム(ARSシステム
(Active Rear Stear)と呼ばれる)に用いられる後輪
の車輪操舵装置にも適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のボールねじ
は、ナットを内嵌して支持する支持部材との嵌合面を転
動路の軸方向中央部におけるナット外周面に、支持部材
と当接しない非嵌合面を転動路の軸方向両側部における
ナット外周面に、それぞれ設けた構成としたので、バッ
クラッシを抑制し、円滑な作動を実現するとともに、ね
じ軸の軸心のズレや曲がりが生じた際に、こじれが発生
するのを防止できるボールねじの加工および組立に要す
る時間を短縮でき、低コスト化を図れる。
【0028】また、本発明の車輪操舵装置は、車輪から
過大な負荷を受けた場合にも、ボールねじのこじれを防
止し、良好な操舵フィーリングを得られる車輪操舵装置
の低コスト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる電動パワース
テアリング装置の破断正面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかる電動パワース
テアリング装置の破断正面図である。
【図4】図2の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・ハウジング 1a・・・・・・筒体 1b・・・・・・端部材 1c・・・・・・端部材 2・・・・・・・操舵軸 2a・・・・・・ねじ軸部 5・・・・・・・ハンドル軸 6・・・・・・・変速機構 7・・・・・・・ラック 8・・・・・・・電動モータ 9・・・・・・・ステータ 10・・・・・・ロータ 11・・・・・・スリーブ 12・・・・・・軸受 13・・・・・・軸受 14・・・・・・ナット 14a・・・・・円筒部 14b・・・・・小径段部 14c・・・・・テーパ部 15・・・・・・ボール 17・・・・・・ねじ溝 18・・・・・・ねじ溝 19・・・・・・転動路 20・・・・・・ボールねじ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D033 CA02 CA05 CA13 CA16 CA21 3J062 AA02 AB40 AC01 BA40 CD12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にねじ溝を有するねじ軸と、このね
    じ軸に対向して内周にねじ溝を有するナットと、前記ね
    じ軸のねじ溝とナットのねじ溝との間に形成された転動
    路に配置された複数のボールとを備え、前記ナットを内
    嵌して支持する支持部材との嵌合面を前記転動路の軸方
    向中央部におけるナット外周面に、前記支持部材と当接
    しない非嵌合面を前記転動路の軸方向両側部におけるナ
    ット外周面に、それぞれ設けたボールねじ。
  2. 【請求項2】 前記ナットは略円筒形状を有し、前記非
    嵌合面を設けた軸方向両側部のナット外径を、前記嵌合
    面を設けた軸方向中央部のナット外径よりも小さくした
    請求項1に記載のボールねじ。
  3. 【請求項3】 前記軸方向両側部のナット外周面をナッ
    トの軸方向端部に向って漸次小径とした請求項1または
    2に記載のボールねじ。
  4. 【請求項4】 前記転動路の軸方向両端から軸方向内側
    に少なくとも1リードの幅にわたって前記非嵌合面を設
    けた請求項1から3のいずれかに記載のボールねじ。
  5. 【請求項5】 車輪を操舵する操舵軸の一部に形成され
    たねじ溝を有するねじ軸部と、このねじ軸部に対向して
    内周にねじ溝を有し、モータにより回転するナットと、
    前記ねじ軸部とナットとの間に形成された転動路に配置
    された複数のボールとでボールねじを構成し、このボー
    ルねじを請求項1から4のいずれかに記載のものとした
    車輪操舵装置。
  6. 【請求項6】 前記ナットをモータにより回転する回転
    部材にしまりばめで内嵌した請求項5に記載の車輪操舵
    装置。
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