JP2003096925A - 等圧排水ジョイント - Google Patents

等圧排水ジョイント

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JP2003096925A
JP2003096925A JP2001289490A JP2001289490A JP2003096925A JP 2003096925 A JP2003096925 A JP 2003096925A JP 2001289490 A JP2001289490 A JP 2001289490A JP 2001289490 A JP2001289490 A JP 2001289490A JP 2003096925 A JP2003096925 A JP 2003096925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水密性を十分に確保しつつ、厚さ50mm以
下のパネルに対しても組み付け可能な等圧排水ジョイン
トを提供する。 【解決手段】 溝内壁5bに押出成形体からなる気密材
15を設け、溝外壁5aに押出成形体からなる雨除け材
17,19を設け、この雨除け材17,19により溝7
内と外部空間とを連通する通気排水口22を形成した縦
ジョイントと横ジョイント3とを有する等圧排水ジョイ
ントであって、少なくとも縦ジョイントの下方に、押出
成形体からなる内壁水切り14を気密材15と一体的に
設けるとともに、この内壁水切り14を下側雨除け材1
9側へ向けて斜め下方へ延ばして、その先端部下面を下
側雨除け材19の上側に当接せしめ、内壁水切り14に
より縦ジョイント及び横ジョイントの気密材15の上部
を覆うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建築物の外壁パネ
ル相互のジョイントや、カーテンウォールやサッシの枠
材のジョイント、枠とガラスのジョイントなどに好適な
等圧排水ジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の外装パネルを連結するための構
造として、図12に示すように、隣接するパネル100
の相互に対面する小口端部に相互に向き合った溝101
を形成し、相互に対面する溝101の少なくとも一方の
溝内壁に気密材102を設けて、この気密材102によ
り溝と建築物の内部空間との通気を遮断し、相互に対面
する溝の少なくとも一方の溝外壁に雨除け材103を設
けて、この雨除け材103により外部空間から溝内への
雨水の侵入を防止するとともに、この雨除け材103に
溝101と外部空間とを連通する通気排水口104を設
けて、溝101内に侵入した雨水を外部空間へ排水し且
つ溝の内圧を外気圧と略同じに設定するようになした縦
ジョイント110と横ジョイントとを有する等圧排水ジ
ョイントが広く採用されている。
【0003】この等圧排水ジョイントでは、雨除け材に
より溝内への雨水の侵入を防止するとともに、溝内に侵
入した雨水を雨除け材に形成した通気排水口から排出
し、気密材に対して雨水を付着させないようにすること
で、気密材に欠陥が発生した場合でも、室内への漏水の
発生を確実に防止できる。つまり、気密材に欠陥がある
ことを前提として、漏水を防止できるように構成してい
るので信頼性が極めて高い。しかし、気密材に対する雨
水の付着を確実に防止するため、雨除け材と気密材とは
十分な距離をあけて配置するのが通例であり、また溝を
等圧通気のダクトとして用いる場合にも、溝の断面積を
大きく設定して通気抵抗を低くするため、雨除け材と気
密材との間隔は金属パネルで100mm以上、プレキャ
ストコンクリートパネルでは150〜200mmを必要
とするのが一般的であり、雨除け材と気密材が接触する
ほど接近させることは避ける必要があった。このため、
隣接するパネルの接合部の壁厚を100mm以上の厚肉
に構成する必要があり、製作コストの上昇や配設スペー
スが大きくなるという問題がある。
【0004】また、一般にパネルの縦ジョイントは、横
ジョイントに侵入した雨水の排水を受け持つ場合もあ
り、また特に縦長のパネルでは雨水の流下長さが大き
く、また落下距離も大きいことから、雨水が落下中や落
下後に飛沫になり易いこと、流下中に気密材の僅かな空
気漏れに引かれて飛沫が気密材に付着し易いこと、迷路
を有する縦雨除け材でも流下中に迷路の裏面に水が回り
易いことなど、横ジョイントより使用条件が厳しく、上
階からの雨水が累積すると溝内の水が多くなり過ぎるた
め、図12,図13に示すように、縦ジョイント110
に対して高さ方向に一定間隔おきにキャッチパン111
を設けて、縦溝101内を落下する雨水を捕集し速やか
に外部に排出することが必要であった。尚、符号112
は横ジョイントであり、符号113は横ジョイント11
2の気密材である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなキャッチパ
ンは、外部側の雨除け材と内部側の気密材の間隔が開い
ている場合には、雨除け材及び気密材とは明確に別部品
で構成されるとともに、縦排水溝の断面形状に合わせた
形状に構成され、縦排水溝を塞ぐように配置されて雨水
を受けることになる。また、キャッチパンに要求される
使用条件として、飛沫で気密材を濡らさず縦雨除け材の
外へ雨水を排出するように外部に傾斜した勾配や排水溝
を有すること、それ下側の構内に漏水しないこと、裏面
に水が回らないこと、またその取付部がパネルの熱膨張
収縮や地震による層間変位によるパネルの接合目地の変
形部にあること、日射や雨水に長期間耐えることなどが
要求され、一般的には各種変形に対して弾性的に追従出
来る高性能耐候性ゴムの成形品や立体的加工品を用いる
必要があり、ゴム成形型の製作、製造手数、加工等のコ
ストが高くなるという問題がある。しかも、隣接するパ
ネルの境界部分にあるため、パネルの施工前に取付ける
場合においても、パネルの施工後に取付ける場合におい
ても、多くの技術的配慮が必要であり、取付作業が煩雑
になるという問題があった。
【0006】また、経済性よりもパネルの厚みを薄くす
ることを優先しつつ、防水性に対する長期の信頼性の高
い等圧排水ジョイントを従来方式で作るには、等圧通気
の確保、雨除け材、気密材、キャッチパンの配置を考慮
して、パネル厚さは経験的に最低でも50mmは必要
で、しかもこのようにパネル厚さを薄くする場合には、
図12に示すように、溝空間が狭いので落下水が付着し
易い縦気密材102をパネル100の室内側の外面に設
け、ジョイントの内部側から添え当てる様に配置するこ
とにより、縦雨除け材103と縦気密材102の間隔を
確保し、キャッチパン111を設置するスペースを確保
するなどの工夫を要した。
【0007】しかも、建築物の外壁を横長パネルで構成
する場合には、隣接するパネル100の縦ジョイント1
10の背後にバックマリオン(背後支柱)120を設け
るので、バックマリオン120の外面に縦ジョイント1
10に沿って縦気密材102を予め取り付けることで、
前述のような等圧排水ジョイントを構成できるが、建築
物の外壁を縦長パネルで構成し、しかもパネルとして強
度、剛性が高くパネルサイズの大きいハニカムパネルを
用いる場合には、バックマリオンを省略して階高程度の
パネルを構造梁や耐風梁に直接的に取り付けることか
ら、縦気密材が固定できなくなる。このため、このよう
な構成の建築物では、パネルの厚さを大きく設定する必
要があり、製作コストの上昇や配設スペースの拡大が余
儀なくされているのが実状である。
【0008】本発明の目的は、水密性を十分に確保しつ
つ、厚さ50mm以下のパネルに対しても組み付け可能
な等圧排水ジョイントを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る第1の等圧排水ジョイントは、建築物の外装壁として
複数のパネルを併設し、隣接するパネルの相互に対面す
る小口端部に相互に向き合った溝を形成し、相互に対面
する溝の少なくとも一方の溝内壁に押出成形体からなる
気密材を設けて、この気密材により溝と建築物の内部空
間との通気を遮断し、相互に対面する溝の少なくとも一
方の溝外壁に押出成形体からなる雨除け材を設けて、こ
の雨除け材により溝内と外部空間とを連通する通気排水
口を形成し、構内の風圧を外部と略同じにして風圧によ
る雨水の侵入を防止するとともに、構内に侵入した雨水
を気密材に接触させずに外部空間へ排水するようになし
た縦ジョイントと横ジョイントとを有する等圧排水ジョ
イントであって、少なくとも縦ジョイントの下方に、押
出成形体からなる内壁水切りを横ジョイントの気密材と
一体的に設けるとともに、この内壁水切りを横ジョイン
トの下側雨除け材側へ向けて斜め下方へ延ばして、その
先端部下面を下側雨除け材の上側に当接せしめ、内壁水
切りにより縦ジョイント及び横ジョイントの気密材の上
部を覆うものである。
【0010】この等圧排水ジョイントでは、雨除け材に
より外部空間から溝内への雨水の侵入が防止されるとと
もに、雨除け材に形成した通気排水口により、構内の風
圧(圧力)が外部の風圧(外気圧)と略同じに設定され
て、外部空間との圧力差による溝内への雨水の侵入が防
止され、また万一溝内に雨水が侵入しても、侵入した雨
水は雨除け材に案内されて通気排水口を通って外部へ排
出され、気密材に対する雨水の付着が効果的に防止され
ることになる。
【0011】また、この等圧排水ジョイントでは、少な
くとも縦ジョイントの下方において横ジョイントに、建
築物の外部側へ向けて斜め下方へ延び、先端部下面を下
側雨除け材の上側に当接させた内壁水切りを設け、内壁
水切りにより縦ジョイント及び横ジョイントの気密材の
上部を覆うように構成しているので、縦ジョイントの縦
溝を流下する雨水は、内壁水切り及び横ジョイントの雨
除け材で受け止められて、外部へ排出されることにな
る。このため、縦ジョイントに対してキャッチパンを設
けることなく、縦溝を流下する雨水を外部に円滑に排出
することが可能となる。
【0012】更に、下側雨除け材及び内壁水切りによ
り、横ジョイントの通気排水口よりの侵入水、縦ジョイ
ント上部よりの内壁溝底または、溝壁を落下する雨水を
気密材に接触せしめずに外部に排水すると同時に、下側
雨除け材とこれに当接する内壁水切りを等圧空間の水平
区画として当該横ジョイント空間より上部の縦ジョイン
ト空間へ等圧給気し、区画下部にも同様に下方縦ジョイ
ントよりの等圧通気を供給することにより、下側雨除け
材と内壁水切りとの当接部の上下の気圧差は僅かにな
り、当接部よりの気密材へのしぶきの発生を防止するこ
とにより、横ジョイントの気密材側への雨水やその飛沫
の侵入を防止できるので、パネルの厚さを例えば50m
m以下の薄肉に構成して、雨除け材と気密材とを接近配
置しつつ、気密材に対して雨水が付着しないようにし
て、室内側への雨水の侵入を確実に防止できる。しか
も、雨除け材、気密材、内壁水切りを合成ゴムや合成樹
脂材料の押出成形体で構成しているので、これらの部材
を安価に製作することが可能である。
【0013】更にまた、内壁水切りを横ジョイントの気
密材に一体的に形成しているので、等圧排水ジョイント
の水密性を向上できるとともに、内壁水切りを気密材と
ともに組み付けることが可能となり、内壁水切り及び気
密材の施工作業が煩雑になることを防止できる。しか
も、内壁水切りを気密材と一体成形できるので、内壁水
切りを設けることによる製作コストの上昇も抑制でき
る。尚、内壁水切りと気密材とは、一体に押出成形して
もよいし、別々に製作して嵌合や接着により一体的に結
合してもよい。
【0014】ここで、前記内壁水切りを横ジョイントの
全長に渡って設けてもよい。この場合には、縦ジョイン
トの縦溝を流下する雨水の量が多くなっても、縦溝を流
下する雨水を内壁水切り及び横ジョイントの雨除け材を
介して確実に且つ円滑に外部へ排出することが可能とな
る。
【0015】前記内壁水切りの下面の途中部を横ジョイ
ントの下側雨除け材の先端部に当接させると、横ジョイ
ントの雨除け材を乗り越えて溝内に侵入しようとする雨
水を内壁水切りの先端側部分で阻止することが可能とな
り、溝内への雨水の侵入を一層効果的に防止できる。
【0016】前記内壁水切りの先端部を直接横ジョイン
トの溝外壁に当接させてもよい。この場合には、内壁水
切りで受け止めた雨水が溝外壁に沿って流下して、下側
雨除け材のうちの建築物の外部側で受け止められて排出
されるので、横ジョイントの気密材側への雨水やその飛
沫の侵入を一層効果的に防止できる。
【0017】前記内壁水切りに下側雨除け材の下側へ延
びる第2内壁水切りを設けてもよい。この場合には、雨
水やその飛沫が下側雨除け材を乗り越えた場合でも、下
側雨除け材を乗り越えた雨水やその飛沫を第2内壁水切
りにより外部へ排出できるので、横ジョイントの気密材
側への雨水やその飛沫の侵入を一層効果的に防止でき
る。
【0018】前記内壁水切りに気密材の圧接面を覆う第
3内壁水切りを設けてもよい。この場合には、第3内壁
水切りにより、気密材の圧接面に対する雨水やその飛沫
の侵入をより効果的に防止できる。しかも、上下に配置
する気密材として同一形状のものを採用できるので、気
密材の製作コストが高くなることもない。
【0019】前記内壁水切りに代えて、横ジョイントの
下側雨除け材に建築物の内部側へ向けて斜め上方へ延び
て溝内壁または溝底壁に当接または固定した雨除け材延
長部を一体的に形成してもよい。このように構成するこ
とで、等圧排水ジョイントの水密性を向上しつつ、製作
コストの上昇を抑制でき、しかも施工作業が煩雑になる
ことを防止できる。このような下側雨除け材を用いたパ
ネルは、下側雨除け材を上側の溝内壁または溝底壁に接
着等により予め固定し、パネルを上下に配置させた後、
下側雨除け材を下側の溝壁部に嵌合等により固定するこ
とで、容易に施工できる。尚、「固定」とは、接着によ
り固定する場合と、ビス等の固定具を用いて固定する場
合と、嵌合や係合により連結固定する場合と、これらの
組み合わせにより固定する場合を含むものとし、以下の
説明においても同様に取り扱うものとする。
【0020】横ジョイントの少なくとも上側の溝内壁に
気密材を設けるとともに、この気密材に建築物の外部側
へ向けて斜め下方へ延びる気密材水切りを設けてもよ
い。この場合には、万一気密材に雨水が付着しても、こ
の雨水は気密材水切りにより、横ジョイントの溝内に滴
下され、気密材の気密圧接面側へ侵入することが防止さ
れるので、室内側への雨水の侵入を一層効果的に防止す
ることが可能となる。
【0021】本発明に係る第2の等圧排水ジョイント
は、枠材の内周面に溝を形成し、この溝に外縁部を装着
して開口部を閉塞するパネルを設け、溝内壁とパネル間
に押出成形体からなる気密材を設けて、この気密材によ
り溝と室内側の内部空間との通気を遮断し、溝外壁とパ
ネルに押出成形体からなる雨除け材を設けて、この雨除
け材に溝内と外部空間とを連通する通気排水口を形成
し、溝内の風圧を外部と略同じにして風圧による雨水侵
入を防止するとともに、溝内に侵入した雨水を気密材に
接触させずに外部空間へ排水するようになした縦ジョイ
ントと横ジョイントとを有する等圧排水ジョイントであ
って、上側の横ジョイントの雨除け材に、斜め上方へ延
びて溝内壁または溝底壁または内壁水切りに当接または
固定した、雨除け材延長部を気密材を覆うように形成し
たものである。
【0022】この第2の等圧排水ジョイントでは、雨除
け材により外部空間から溝内への雨水の侵入が防止され
るとともに、雨除け材に設けた通気排水口により、構内
の風圧(圧力)が外部の風圧(外気圧)と略同じに設定
されて、外部空間との圧力差による溝内への雨水の侵入
が防止され、また万一溝内に雨水が侵入しても、侵入し
た雨水は通気排水口を介して外部へ排出され、雨除け材
に覆われた気密材に対する雨水が付着が防止されること
になる。
【0023】また、この等圧排水ジョイントでは、上側
の横ジョイントの雨除け材に斜め上方へ延びて溝内壁ま
たは溝底壁または内壁水切りに当接または固定した雨除
け材延長部を形成しているので、溝内における雨除け材
延長部よりも上側の空間に対して、雨水等が侵入しても
これを雨除け材延長部を介して円滑に外部へ排出するこ
とが可能となる。しかも、雨除け材延長部は雨除け材に
一体形成されているので、押出成形等により容易に且つ
安価に製作することが可能で、従来の雨除け材と同様に
して組み付けることが可能で、組付性が低下することも
ない。
【0024】本発明に係る第3の等圧排水ジョイント
は、枠材の内周面に溝を形成し、この溝に外縁部を装着
して開口部を閉塞するパネルを設け、溝内壁とパネル間
に押出成形体からなる気密材を設けて、この気密材によ
り溝と室内側の内部空間との通気を遮断し、溝外壁とパ
ネルに押出成形体からなる雨除け材を設けて、この雨除
け材に溝内と外部空間とを連通する通気排水口を形成
し、溝内の風圧を外部と略同じにして風圧による雨水侵
入を防止するとともに、溝内に侵入した雨水を気密材に
接触させずに外部空間へ排水するようになした縦ジョイ
ントと横ジョイントとを有する等圧排水ジョイントであ
って、下側の横ジョイントの気密材に、斜め下方へ延び
て溝外壁または溝底面に当接または固定した、気密材と
一体の内壁水切り部を気密材を覆うように形成したもの
である。
【0025】この第3の等圧排水ジョイントにおいて
も、雨除け材により外部空間から溝内への雨水の侵入が
防止されるとともに、雨除け材に設けた通気排水口によ
り、構内の風圧(圧力)が外部の風圧(外気圧)と略同
じに設定されて、外部空間との圧力差による溝内への雨
水の侵入が防止され、また万一溝内に雨水が侵入して
も、侵入した雨水は通気排水口を介して外部へ排出さ
れ、気密材に対する雨水が付着が防止されることにな
る。
【0026】また、下側の横ジョイントの気密材に斜め
下方へ延びて溝外壁または溝底面に当接または係合する
気密材と一体の内壁水切り部を形成しているので、下側
の水平ジョイントの雨除け材とパネル間の隙間から侵入
した雨水は、内壁水切りにより受け止められ、中央部は
縦ジョイントの雨除け材の外面に、左右は枠溝内を流下
し、下段ジョイントで外部に排水され、内壁水切りによ
って覆われた縦気密材には雨水が付着しない。しかも内
壁水切りは気密材に一体に形成されているので、押出成
形等により容易に且つ安価に製作することが可能で、従
来の気密材と同様にして組み付けることが可能で、組付
性が低下することもない。
【0027】ここで、上側の横ジョイントの雨除け材
に、斜め上方へ延びて溝内壁または溝底壁または内壁水
切りに当接または固定した、雨除け材延長部を気密材を
覆うように形成してもよい。この場合には、前記第2の
等圧排水ジョイントと同様の作用が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1、図2に示すよう
に、建築物の外装パネル1の等圧排水ジョイントは、左
右に隣接する外装パネル1を連結する縦ジョイント2
と、上下に隣接する外装パネル1を連結する横ジョイン
ト3とを備えている。
【0029】外装パネル1としては、平板状や曲面状な
どの各種形状に形成した、ハニカムパネルや金属単板パ
ネルなどの各種パネルを採用できる。
【0030】外装パネル1の外周部には押出成形品から
なる縦フレーム4及び横フレーム5が設けられ、縦フレ
ーム4には建築物の外部側(以下、単に外部側という)
に配置される溝外壁4aと建築物の内部側(以下、単に
内部側という)に配置される溝内壁4bと溝底壁4cと
で縦溝6が形成され、横フレーム5には外部側に配置さ
れる溝外壁5aと内部側に配置される溝内壁5bと溝底
壁5cとで横溝7が形成され、左右に隣接する外装パネ
ル1は縦溝6を相互に対面させて配置され、上下に隣接
する外装パネル1は横溝7を相互に対面させて配置され
ている。
【0031】縦ジョイント2について説明すると、図2
に示すように、外装パネル1の左右の縦フレーム4の溝
内壁4b間にはその全長に渡って縦気密材10が気密状
に取付けられ、左右の溝外壁4a間には上下方向に細長
いパネル間隙間が形成されるとともに、パネル間隙間を
閉塞するように縦雨除け材11が隙間に沿ってその全長
に渡って取付けられている。
【0032】縦雨除け材11は、左右両端部の外部側へ
折曲させたパネル間隙間よりも幅の広い仕切板11a
と、仕切板11aの外部側の面に相互に間隔をあけて突
出状に形成した略L字状断面の1対の取付部11bとを
備え、取付部11bの外端部を左右の溝外壁4aの端部
にそれぞれ嵌合させて左右の外装パネル1間に固定され
ている。左右の取付部11b間には上下方向に細長い通
気排水口12が形成され、取付部11bの基部には高さ
方向に一定間隔おきに貫通孔13が形成され、通気排水
口12を介して取付部11b間に導入された外気は、矢
印Aで示すように、貫通孔13を通って縦溝6内に流入
するように構成されている。
【0033】縦気密材10は発泡ゴムなどの軟質ゴムで
構成され、縦雨除け材11は硬質な合成ゴム材料或いは
合成樹脂材料で構成され、両者は押出成形により製作さ
れている。但し、縦雨除け材11の貫通孔13は後加工
により形成することになる。
【0034】この縦ジョイント2では、縦雨除け材11
の通気排水口12及び貫通孔13を通って縦溝6内に外
気が導入され、縦溝6内の風圧(圧力)が外部の風圧
(外気圧)と略同じに設定される。また、雨水やその飛
沫は外気と同様にして縦溝6内に流入しようとするが、
縦気密材10に至るまでの経路が縦雨除け材11により
複雑な迷路状に構成されているので、その大部分は縦雨
除け材11の外側に沿って流下し、その一部は縦雨除け
材11の内部排水空間8に侵入するが、縦溝6内にはほ
とんど侵入しないので、縦気密材10に対する雨水の付
着が効果的に防止され、十分な水密性が確保されること
になる。
【0035】横ジョイント3について説明すると、図1
に示すように、上側の横フレーム5の溝内壁5bには外
方へ延びる内壁水切り14がその全長に渡って設けら
れ、内壁水切り14の固定部14aの下面には気密材1
5がその全長に渡って固定され、気密材15の外面側の
高さ方向の途中部には外部側下がりに傾斜した気密材水
切り部16が一体的に形成され、気密材15は圧接面1
5aにおいて下側の溝内壁5bの上面に気密状に圧接さ
れている。
【0036】尚、内壁水切り14は横ジョイント3の全
長に渡って設けることが好ましいが、縦ジョイント2の
下側にのみ或いは縦ジョイント2の下側及びその周辺に
設けてもよい。また、内壁水切り14と気密材15とは
別部材で構成してもよいし、一体成形品で構成してもよ
い。更に、気密材水切り部16は省略することも可能で
ある。
【0037】上下の外装パネル1の外壁部間には通気排
水口22が左右方向に連続的に形成され、上側の溝外壁
5aには外壁部よりも外方へ突出状に延びる上部雨除け
材17がビス部材18で固定され、下側の溝外壁5aに
は内部側上がりに傾斜した下部雨除け材19が設けら
れ、左右の外装パネル1の下部雨除け材19は現場にて
施工した継ぎ手シールにより接着されている。尚、この
上部雨除け材17は、通気排水口22からの雨水の侵入
を防止する上で設けることが好ましいが、省略すること
も可能である。また、内壁水切り14を省略して、下部
雨除け材19を上側の溝内壁5b或いは溝底壁5cに直
接的に固定してもよい。
【0038】内壁水切り14には外部側下がりに傾斜し
た水切り部14bが形成され、下部雨除け材19の上端
部は水切り部14bの下面の途中部に当接され、上下の
外装パネル1の横溝7は下部雨除け材19と内壁水切り
14により上下に区画されている。水切り部14bは、
工場にて接着した継ぎ手シール20を介して縦ジョイン
ト2の縦気密材10に水密状に接着されており、両者の
接続部分における信頼性を十分に確保できるように構成
されている。また、左右の外装パネル1の下部雨除け材
19は、継ぎ手シール21を介して水密状に相互に接着
されている。この継ぎ手シール21は現場にて接着する
ことになるが、外装パネル1の上側に露出する下部雨除
け材19上に接着するので、目視しやすい状態で接着す
ることが可能で、接続部分の信頼性を十分に確保でき
る。
【0039】気密材15は発泡ゴムなどの軟質ゴムで構
成され、雨除け材17,19と、内壁水切り14とは硬
質な合成ゴム材料或いは合成樹脂材料で構成されてい
る。これらの部材は、製作コストを低減するため押出成
形により製作することが好ましい。
【0040】この横ジョイント3では、通気排水口22
から上側の横溝7内に外気が導入されて、上側の横溝7
内の風圧(圧力)が外部の風圧(外気圧)と略同じに設
定され、また通気排水口22を介して上側の横溝7内へ
侵入しようとする雨水やその飛沫は、下部雨除け材19
に受け止められて、下部雨除け材19に沿って外部側へ
案内され、しかも内壁水切り14が下部雨除け材19の
上端部に当接され、下側の横溝7側への雨水やその飛沫
の侵入が阻止されるので、気密材15に対して雨水やそ
の飛沫が付着することが効果的に防止され、更に気密材
15に気密材水切り部16を形成しているので、気密材
15と下側の外装パネル1の溝内壁5bとの圧接面15
aに対する雨水の侵入がより一層効果的に防止される。
このように、内壁水切り14を有効活用して気密材15
側への雨水やその飛沫の侵入を阻止できるので、外装パ
ネル1の厚さを50mm以下に構成した場合でも、外装
パネル1の厚さの範囲内に等圧排水ジョイントを無理な
く組み付けることが可能となる。
【0041】また、縦ジョイント2の縦溝6の下側に横
ジョイント3の内壁水切り14と下部雨除け材19とが
配置され、縦溝6内に流入した雨水は横ジョイント3の
内壁水切り14と下部雨除け材19とを介して通気排水
口22から外部へ円滑に排出できるので、縦ジョイント
2に高さ方向に一定間隔おきにキャッチパンを設ける必
要がない。このため、キャッチパンを省略した分だけ等
圧排水ジョイントの製作コストを低減できるとともに、
その施工作業を簡略にすることが可能となる。
【0042】次に、前記横ジョイント3の構成を部分的
に変更した他の実施例について説明する。尚、前記実施
例と同一部材には、同一符号を付してその詳細な説明を
省略する。 1)図3に示す横ジョイント3Aのように、前記内壁水
切り14に代えて、水切り部14bと第2水切り部14
cとを上下に有し、水切り部14bの下面の途中部が下
部雨除け材19の先端部に当接し、第2水切り部14c
の先端が下部雨除け材19の下面の途中部に当接するよ
うに配置した内壁水切り14Aを設けてもよい。この場
合には、通気排水口22から気密材15に至る経路を一
層複雑にして、気密材15側への雨水やその飛沫の侵入
を一層効果的に防止し、横ジョイント3をより一層幅方
向にコンパクトに構成することが可能となる。尚、水切
り部14bと第2水切り部14cとは別部材で構成して
もよい。
【0043】2)図4に示す横ジョイント3Bのよう
に、前記実施例における横フレーム5と上部雨除け材1
7と下部雨除け材19と内壁水切り14に代えてその形
状を多少変更した、横フレーム5Bと上部雨除け材17
Bと下部雨除け材19Bと内壁水切り14Bとを設け、
下部雨除け材19Bを内部側上がりの傾斜状に形成し、
内壁水切り14Bの上面を外部側下がりの傾斜状に形成
し、上部雨除け材17の上端部を内壁水切り14Bの下
面の途中部に当接させ、内壁水切り14Bの外端部に下
方への折曲部30を形成するとともに、気密材15に代
えて、横フレーム5の上側の溝内壁5bの下端と下側の
溝内壁5bの上端とに相互に圧接される気密材15Bを
それぞれ設けてもよい。
【0044】この横ジョイント3Bでは、前記実施例と
同様に、通気排水口22から上側の横溝7内に外気が導
入されて、上側の横溝7内の風圧(圧力)が外部の風圧
(外気圧)と略同じに設定され、また通気排水口22を
介して上側の横溝7内へ侵入しようとする雨水やその飛
沫は、下部雨除け材19Bに受け止められて、下部雨除
け材19Bに沿って外部側へ案内され、しかも内壁水切
り14Bが下部雨除け材19の上端部に当接され、下側
の横溝7内への雨水やその飛沫の侵入が阻止されるの
で、気密材15Bに対して雨水やその飛沫が付着するこ
とが効果的に防止される。尚、仮想線で示すように、上
側の気密材15Bの外面側に下部雨除け材19の底面側
に当接する気密材水切り部16を一体的に形成して、両
気密材15の圧接面15aへの雨水の侵入を一層効果的
に防止できるようにしてもよい。
【0045】また、縦ジョイント2の縦溝6の下側に横
ジョイント3Bの内壁水切り14Bと下部雨除け材19
Bとが配置され、縦溝6内に流入した雨水は横ジョイン
ト3Bの内壁水切り14Bと下部雨除け材19Bとを介
して通気排水口22から外部へ円滑に排出できるので、
縦ジョイント2に高さ方向に一定間隔おきにキャッチパ
ンを設ける必要がない。このため、キャッチパンを省略
した分だけ等圧排水ジョイントの製作コストを低減でき
るとともに、その施工作業を簡略にすることが可能とな
る。
【0046】3)図5に示す横ジョイント3Cのよう
に、前記実施例における横フレーム5と上部雨除け材1
7と下部雨除け材19と内壁水切り14と気密材15に
代えてその形状を多少変更した、横フレーム5Cと上部
雨除け材17Cと下部雨除け材19Cと内壁水切り14
Cと気密材15Cとを設け、下部雨除け材19Cを内部
側上がりの傾斜状に形成するとともに、その先端部に雨
水の乗り越えを阻止する水返し31を一体的に形成し、
内壁水切り14Cとして、上側の横フレーム5Cの溝内
壁5bの下端に固定した固定部14aと、固定部14a
から外部側下がりの傾斜状に延びて、その先端部を水返
し31の上側に当接させた水切り部14bと、上側の気
密材15Cの外面に沿って下側へ延びて、上下の気密材
15Cの圧接面15aを覆うように第3水切り部14d
とを有するものを用いてもよい。尚、第3水切り部14
dが第3内壁水切りに相当する。
【0047】この横ジョイント3Cでは、通気排水口2
2を通って上側の横溝7に外気が導入され、また内壁水
切り14Cよりも上側の空間内には横フレーム5の両端
部から外気が導入されて、上側の横溝7内が全体の風圧
(圧力)が外部の風圧(外気圧)に調整され、また通気
排水口22を通って上側の横溝7内へ侵入しようとする
雨水やその飛沫は、下部雨除け材19C及び内壁水切り
14Cの水切り部14bで受け止められて、下部雨除け
材19C及び水切り部14bに沿って外部側へ案内さ
れ、しかも下部雨除け材19Cの先端に形成した水返し
31で、下側の横溝7内への侵入が阻止されるので、気
密材15Cに対して雨水やその飛沫が付着することが効
果的に防止され、更に内壁水切り14Cに第3水切り部
14dを一体的に形成しているので、上下の気密材15
Cとして同一形状のものを採用して、その製作コストを
抑制しつつ、上下の気密材15Cの圧接面15aに対す
る雨水の侵入をより一層効果的に防止できることにな
る。
【0048】また、縦ジョイント2の縦溝6を流下した
雨水は、下部雨除け材19C及び内壁水切り14Cの水
切り部14bで受け止められて、通気排水口22から外
部へ円滑に排出できるので、縦ジョイント2に高さ方向
に一定間隔おきにキャッチパンを設ける必要がない。こ
のため、キャッチパンを省略した分だけ等圧排水ジョイ
ントの製作コストを低減できるとともに、その施工作業
を簡略にすることが可能となる。
【0049】4)図6に示す横ジョイント3Fのよう
に、前記実施例における下部雨除け材19と内壁水切り
14に代えて、両者を一体化した下部雨除け兼内壁水切
り60を設けるとともに、継ぎ手シール20,21に代
えて左右に隣接する下部雨除け兼内壁水切り60の上側
に両下部雨除け兼内壁水切り60を連結する継ぎ手シー
ル61を下部雨除け兼内壁水切り60の内部側の端部か
ら外部側の端部にわたって設け、下部雨除け兼内壁水切
り60の内部側の端部に上側の溝内壁5bに嵌合固定さ
れる内部側固定部60aを形成し、下部雨除け兼内壁水
切り60の下面に気密材15を固着し、下部雨除け兼内
壁水切り60の外部側の端部に下側の溝外壁5aの上端
部に嵌合固定される外部側固定部60bを形成し、両固
定部60a,60b間に外部側下がりに傾斜した傾斜部
60cを形成してもよい。
【0050】この横ジョイント3Fにおいても、前記実
施例と同様の効果が得られるとともに、前記実施例にお
いける下部雨除け材19及び内壁水切り14を下部雨除
け兼内壁水切り60で構成し、継ぎ手シール20,21
を継ぎ手シール61で構成できるので、部品点数を少な
くして、製作コストを格段に低減することが可能とな
る。
【0051】尚、この横ジョイント3Fでは、下部雨除
け兼内壁水切り60を上側の溝内壁5bの下端に組み付
けた状態で、現場へ搬送し、現場において外部側固定部
60bを下側の溝外壁5aの上端部に嵌合固定して、下
部雨除け兼内壁水切り60を組み付けることになる。ま
た、図7に示す横ジョイント3Gのように、前記下部雨
除け兼内壁水切り60を内部側部材60Aと外部側部材
60Bとに分割構成し、外部側部材0Bの内部側端部に
下側へ折曲するフック部62を形成し、内部側部材60
Aの外部側端部に上側へ向けて開口する嵌合溝63を形
成し、フック部62を嵌合溝63に嵌合させて内部側部
材60Aと外部側部材60Bとを連結してもよい。
【0052】次に、縦ジョイント2の他の実施例につい
て説明する。尚、前記実施例と同一部材には同一符号を
付してその詳細な説明を省略する。 1)図8に示す縦ジョイント2Dのように、前記実施例
におけける縦気密材10に代えて、左側の外装パネル1
の溝内壁4bの右端部に嵌合固定されて、隣接する外装
パネル1の溝内壁4bの左端部に圧接される縦気密材1
0Dを設けてもよい。また、前記実施例における縦雨除
け材11に代えて、貫通孔13及び通気排水口12を有
しない縦雨除け材11Dであって、両端を左右の外装パ
ネルの溝外壁4aに嵌合固定した縦雨除け材11Dを設
けてもよい。但し、この場合、縦溝6内には下側の横ジ
ョイント3の通気排水口22から外気が導入され、縦溝
6内が略大気圧に調整されることになる。
【0053】2)図9に示す縦ジョイント2Eのよう
に、前記実施例における縦フレーム4、縦雨除け材1
1、縦気密材10の構成を多少変更した縦フレーム4
E、縦雨除け材11E、縦気密材10Eを用い、左右に
隣接配置される外装パネル1の溝内壁4bの端部に、相
互に圧接される縦気密材10Eをそれぞれ設け、両縦気
密材10Eの圧接により縦溝6から室内側への通気を遮
断し、また溝外壁4aに2枚の雨除けフィン32を有す
る雨除け材11Eをそれぞれ設け、両雨除け材11Eの
雨除けフィン32を相互に重ね合わせて、縦溝6内への
雨水の侵入を防止するようにしてもよい。尚、符号33
は、外装パネル1を支持するために、縦ジョイント2の
背後に設けたバックマリオンであり、本発明ではこのバ
ックマリオン33に縦気密材10Eを設けることなく、
外装パネル1の厚さの範囲内で等圧排水ジョイントを構
成できる。
【0054】尚、縦ジョイント2,2D,2Eの雨除け
材及び気密材は、前述したような構成以外の周知の構成
のものを採用することが可能である。
【0055】次に、前記建築物の外壁部の適所に窓ガラ
ス40を組み付ける場合について説明する。図10,図
11に示すように、建築物の外壁部には窓ガラス40を
組み付けるための開口部41が形成され、開口部41の
左右に隣接する外装パネル1の開口部41側の縁部には
その全長に渡って縦フレーム4(図2,図10(b)参
照)が設けられ、開口部41の上下に隣接する外装パネ
ル1の開口部41側の縁部にはその全長に渡って横フレ
ーム5が設けられ、縦フレーム4には開口部41の中央
部側へ向けて開口する縦溝6が形成され、横フレーム5
には開口部41の中央部側へ向けて開口する横溝7が形
成され、窓ガラス40はその外縁部を溝6,7内に装着
して開口部41を閉塞するように配置されるとともに、
その外縁部と外装パネル1間に介装した等圧排水ジョイ
ントを介して外装パネル1に固定支持されている。
【0056】等圧排水ジョイントは、窓ガラス40の上
縁部と横フレーム5間に設けられる上側横ジョイント4
2と、窓ガラス40の下縁部と横フレーム5間に設けら
れる下側横ジョイント43と、窓ガラス40の左右の縁
部と縦フレーム4間に設けられる縦ジョイント(図示
外)とを備えている。尚、縦ジョイントは周知の構成の
ものなのでその詳細な説明を省略する。
【0057】上側横ジョイント42について説明する
と、図10に示すように、上側横フレーム5の溝内壁5
bの下端部と窓ガラス40の上縁部間には上側気密材4
4,45が設けられ、この上側気密材44,45により
横溝7と室内側との通気が遮断されている。上側横フレ
ーム5の溝外壁5aの下端部には上側雨除け材46が固
定されて窓ガラス40の上縁部に圧接され、上側雨除け
材46により横溝7内への雨水の侵入が防止されてい
る。上側雨除け材46の外面側には長さ方向に一定間隔
おきに外部空間と横溝7とを連通する通気排水口47が
形成され、この通気排水口47により横溝7内の風圧
(圧力)が外部の風圧(外気圧)と略同じに設定され
て、横溝7内への雨水の侵入が防止されるとともに、こ
の通気排水口47を介して横溝7内に侵入した雨水を外
部へ排出できるように構成されている。
【0058】また、上側雨除け材46には内部側上がり
に延びて溝内壁5bに当接され、接着剤にて溝内壁5b
に固定される雨除け材延長部46aが一体的に形成さ
れ、通気排水口47或いは上側雨除け材46と溝外壁5
a間の隙間から横溝7内に侵入した雨水が上側気密材4
4側へ侵入しないように構成され、これにより等圧排水
ジョイントの水密性が高められている。
【0059】左右に隣接する外装パネル1の縦ジョイン
トの下端における溝内壁4bの内面には内壁水切り48
が取付けられ、雨除け材延長部46aの先端部は内壁水
切り48の下面に当接され、縦溝6に沿って流下する雨
水は、内壁水切り48及び上側雨除け材46で受け止め
られて通気排水口47を通って外部に排出されるように
構成され、雨除け材延長部46aよりも下側の縦気密材
10は雨水の侵入から守られている。
【0060】下側横ジョイント43について説明する
と、図11に示すように、下側横フレーム5の溝内壁5
bの上端部と窓ガラス40の下縁部間には下側気密材5
0,51とが設けられ、この下側気密材50,51によ
り横溝7と室内側との通気が遮断されている。下側横フ
レーム5の溝外壁5aの下端部には下側雨除け材52が
固定されて窓ガラス40の下縁部に圧接され、下側雨除
け材52により横溝7内への雨水の侵入が防止されてい
る。下側気密材51には窓ガラス40の下側を通って溝
内壁5bに当接されて接着された内壁水切り53が一体
的に設けられ、下側雨除け材52と窓ガラス40間の隙
間から侵入した雨水は、内壁水切り53上に受け止めら
れて、縦ジョイント側へ移動し、縦ジョイントの縦雨除
け材11の外面ないしは縦溝6を通って下段より外部へ
排出されるか、或いは内壁水切り53の先端部に設けた
通気排水口54を通って縦雨除け材8の内部排水空間8
へ導入され、内部排水空間8から外部へ排出されること
になる。また、内壁水切り53よりも下方に配置される
縦気密材10及び下側気密材50は、内壁水切り53に
より雨水の侵入から守られている。
【0061】尚、本実施例では、ハニカムパネルからな
る建築物の外装パネルの一部を窓ガラス40で構成する
場合について説明したが、サッシの枠体に窓ガラスを組
み付ける際にも、同様の横ジョイント42,43を採用
することが可能である。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る等圧排水ジョイントによれ
ば、雨除け材により外部空間から溝内への雨水の侵入が
防止されるとともに、雨除け材に形成した通気排水口に
より、溝内の風圧(圧力)が外部の風圧(外気圧)と略
同じに設定されて、外部空間との圧力差による溝内への
雨水の侵入が防止され、また万一溝内に雨水が侵入して
も、侵入した雨水は通気排水口を介して外部へ排出さ
れ、気密材に対する雨水が付着が防止されるので、パネ
ルのジョイント部分における高度な水密性を確保するこ
とが可能となる。
【0063】また、この等圧排水ジョイントでは、縦ジ
ョイントの縦溝を流下する雨水を内壁水切り及び横ジョ
イントの下側雨除け材で受け止めて外部へ排出するの
で、キャッチパンを省略することが可能となり、等圧排
水ジョンとの製作コストを低減できるとともに、現場で
の施工作業を軽減できる。
【0064】更に、内壁水切りを用いて横ジョイントの
気密材側への雨水やその飛沫の侵入を防止できるので、
パネルの厚さを例えば50mm以下の薄肉に構成して、
雨除け材と気密材とを接近配置しつつ、気密材に対して
雨水が付着しないようにして、室内側への雨水の侵入を
確実に防止できる。しかも、雨除け材、気密材、内壁水
切りを合成ゴムや合成樹脂材料の押出成形体で構成して
いるので、これらの部材を安価に製作することが可能と
なる。
【0065】更にまた、内壁水切りを横ジョイントの気
密材に一体的に形成しているので、等圧排水ジョイント
の水密性を向上できるとともに、内壁水切りを気密材と
ともに組み付けることが可能となり、内壁水切り及び気
密材の施工作業が煩雑になることを防止できる。しか
も、内壁水切りを気密材と一体成形できるので、内壁水
切りを設けることによる製作コストの上昇も抑制でき
る。
【0066】ここで、内壁水切りを横ジョイントの全長
に渡って設けると、縦ジョイントの縦溝を流下する雨水
の量が多くなっても、縦溝を流下する雨水を内壁水切り
及び横ジョイントの雨除け材を介して確実に且つ円滑に
外部へ排出することが可能となる。
【0067】内壁水切りの下面の途中部を横ジョイント
の下側雨除け材の先端部に当接させると、横ジョイント
の雨除け材を乗り越えて溝内に侵入しようとする雨水を
内壁水切りの先端側部分で阻止することが可能となり、
溝内への雨水の侵入を一層効果的に防止できる。
【0068】内壁水切りの先端部が直接横ジョイントの
溝外壁に当接させると、内壁水切りで受け止めた雨水が
溝外壁に沿って流下して、下側雨除け材のうちの建築物
の外部側で受け止められて排出されるので、横ジョイン
トの気密材側への雨水やその飛沫の侵入を一層効果的に
防止できる。
【0069】内壁水切りに下側雨除け材の下側へ延びる
第2内壁水切りを設けると、雨水やその飛沫が下側雨除
け材を乗り越えた場合でも、下側雨除け材を乗り越えた
雨水やその飛沫を第2内壁水切りにより外部へ排出でき
るので、横ジョイントの気密材側への雨水やその飛沫の
侵入を一層効果的に防止できる。
【0070】内壁水切りに気密材の圧接面を覆う第3内
壁水切りを設けると、第3内壁水切りにより、気密材の
圧接面に対する雨水やその飛沫の侵入をより効果的に防
止できる。しかも、上下に配置する気密材として同一形
状のものを採用できるので、気密材の製作コストが高く
なることもない。
【0071】内壁水切りに代えて、横ジョイントの下側
雨除け材に建築物の内部側へ向けて斜め上方へ延びて溝
内壁または溝底壁に当接または固定した雨除け材延長部
を一体的に形成すると、等圧排水ジョイントの水密性を
向上しつつ、製作コストの上昇を抑制でき、しかも施工
作業が煩雑になることを防止できる。
【0072】横ジョイントの少なくとも上側の溝内壁に
気密材を設けるとともに、この気密材に建築物の外部側
へ向けて斜め下方へ延びる気密材水切りを設けると、万
一気密材に雨水が付着しても、この雨水は気密材水切り
により、横ジョイントの溝内に滴下され、気密材の気密
圧接面側へ侵入することが防止されるので、室内側への
雨水の侵入を一層効果的に防止することが可能となる。
尚、この気密材水切りを縦ジョイントの縦気密材の設け
てもよい。この場合には、縦気密材の左右からの雨水飛
沫の防止に有効である。
【0073】本発明に係る第2及び第3の等圧排水ジョ
イントによれば、雨除け材により外部空間から溝内への
雨水の侵入が防止されるとともに、雨除け材に設けた通
気排水口により、溝内の風圧(圧力)が外部の風圧(外
気圧)と略同じに設定されて、外部空間との圧力差によ
る溝内への雨水の侵入が防止され、また万一溝内に雨水
が侵入しても、侵入した雨水は通気排水口を介して外部
へ排出され、気密材に対する雨水の付着が防止されるの
で、パネルのジョイント部分における高度な水密性を確
保することが可能となる。
【0074】第2の等圧排水ジョイントでは、上側の横
ジョイントの雨除け材に斜め上方へ延びて溝内壁または
溝底壁または内壁水切りに当接または固定した雨除け材
延長部を形成しているので、溝内における雨除け材延長
部よりも上側の空間に対して、雨水等が侵入してもこれ
を雨除け材延長部を介して円滑に外部へ排出することが
可能となる。しかも、雨除け材延長部は雨除け材に一体
形成されているので、押出成形等により容易に且つ安価
に製作することが可能で、従来の雨除け材と同様にして
組み付けることが可能で、組付性が低下することもな
い。
【0075】第3の等圧排水ジョイントでは、下側の横
ジョイントの気密材に斜め下方へ延びて溝外壁または溝
底面に当接または係合する気密材と一体の内壁水切り部
を形成しているので、下側の水平ジョイントの雨除け材
とパネル間の隙間から侵入した雨水は、内壁水切りによ
り受け止められ、中央部は縦ジョイントの雨除け材の外
面に、左右は枠溝内を流下し、下段ジョイントで外部に
排水され、内壁水切りによって覆われた縦気密材には雨
水が付着しない。しかも内壁水切りは気密材に一体に形
成されているので、押出成形等により容易に且つ安価に
製作することが可能で、従来の気密材と同様にして組み
付けることが可能で、組付性が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 横ジョイントの縦断面図
【図2】 縦ジョイントの横断面図
【図3】 他の構成の横ジョイントの縦断面図
【図4】 他の構成の横ジョイントの縦断面図
【図5】 他の構成の横ジョイントの縦断面図
【図6】 他の構成の横ジョイントの縦断面図
【図7】 他の構成の横ジョイントの縦断面図
【図8】 他の構成の縦ジョイントの横断面図
【図9】 他の構成の縦ジョイントの横断面図
【図10】 窓ガラスと外装パネルとの上側横ジョイン
トの(a)は縦断面図、(b)は縦ジョイント部分にお
ける縦断面図
【図11】 窓ガラスと外装パネルとの下側横ジョイン
トの(a)は縦断面図、(b)は縦ジョイント部分にお
ける縦断面図
【図12】 従来技術に係る縦ジョイントの横断面図
【図13】 図12のXIII-XIII線断面図
【符号の説明】
1 外装パネル 2 縦ジョイント 3 横ジョイント 4 縦フレーム 4a 溝外壁 4b 溝内壁 4c 溝底壁 5 横フレーム 5a 溝外壁 5b 溝内壁 5c 溝底壁 6 縦溝 7 横溝 8 内部排水空間 10 縦気密材 11 縦雨除け材 11a 仕切板 11b 取付部 12 通気排水口 13 貫通孔 14 内壁水切り 14a 固定部 14b 水切り部 15 気密材 15a 圧接面 16 気密材水切り部 17 上部雨除け材 18 ビス部材 19 下部雨除け材 20 継ぎ手シール 21 継ぎ手シール 22 通気排水口 3A 横ジョイント 14c 第2水切り部 14A 内壁水切り 3B 横ジョイント 5B 横フレーム 15B 気密材 19B 下部雨除け材 17B 上部雨除け材 30 折曲部 3C 横ジョイント 5C 横フレーム 14C 内壁水切り 14d 第3水切り部 15C 気密材 17C 上部雨除け材 19C 下部雨除け材 31 水返し 2D 縦ジョイント 11D 縦雨除け材 15D 気密材 2E 縦ジョイント 4E 縦フレーム 10E 縦気密材 11E 縦雨除け材 32 雨除けフィン 33 バックマリオン 40 窓ガラス 41 開口部 42 上側横ジョイント 43 下側横ジョイント 44 上側気密材 45 バッカー 46 上側雨除け材 46a 雨除け材延長部 47 通気排水口 50 下側気密材 51 下側気密材 52 下側雨除け材 53 内壁水切り 54 通気排水口 3F 横ジョイント 60 下部雨除け兼内壁水切り 61 継ぎ手シール 60a 内部側固定部 60b 外部側固定部 60c 傾斜部 3G 横ジョイント 60A 内部側部材 60B 外部側部材 62 フック部 63 嵌合溝

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の外装壁として複数のパネルを併
    設し、隣接するパネルの相互に対面する小口端部に相互
    に向き合った溝を形成し、相互に対面する溝の少なくと
    も一方の溝内壁に押出成形体からなる気密材を設けて、
    この気密材により溝と建築物の内部空間との通気を遮断
    し、相互に対面する溝の少なくとも一方の溝外壁に押出
    成形体からなる雨除け材を設けて、この雨除け材により
    溝内と外部空間とを連通する通気排水口を形成し、構内
    の風圧を外部と略同じにして風圧による雨水の侵入を防
    止するとともに、構内に侵入した雨水を気密材に接触さ
    せずに外部空間へ排水するようになした縦ジョイントと
    横ジョイントとを有する等圧排水ジョイントであって、 少なくとも縦ジョイントの下方に、押出成形体からなる
    内壁水切りを横ジョイントの気密材と一体的に設けると
    ともに、この内壁水切りを横ジョイントの下側雨除け材
    側へ向けて斜め下方へ延ばして、その先端部下面を下側
    雨除け材の上側に当接せしめ、内壁水切りにより縦ジョ
    イント及び横ジョイントの気密材の上部を覆うことを特
    徴とする等圧排水ジョイント。
  2. 【請求項2】 前記内壁水切りを横ジョイントの全長に
    渡って設けた請求項1記載の等圧排水ジョイント。
  3. 【請求項3】 前記内壁水切りの下面の途中部を横ジョ
    イントの下側雨除け材の先端部に当接させた請求項1ま
    たは2記載の等圧排水ジョイント。
  4. 【請求項4】 前記内壁水切りの先端部が直接横ジョイ
    ントの溝外壁に当接する請求項1または2記載の等圧排
    水ジョイント。
  5. 【請求項5】 前記内壁水切りに下側雨除け材の下側へ
    延びる第2内壁水切りを設けた請求項1〜4のいずれか
    1項記載の等圧排水ジョイント。
  6. 【請求項6】 前記内壁水切りに気密材の圧接面を覆う
    第3内壁水切りを設けた請求項1〜5のいずれか1項記
    載の等圧排水ジョイント。
  7. 【請求項7】 前記内壁水切りに代えて、横ジョイント
    の下側雨除け材に建築物の内部側へ向けて斜め上方へ延
    びて溝内壁または溝底壁に当接または固定した雨除け材
    延長部を一体的に形成した請求項1または2記載の等圧
    排水ジョイント。
  8. 【請求項8】 横ジョイントの少なくとも上側の溝内壁
    に気密材を設けるとともに、この気密材に建築物の外部
    側へ向けて斜め下方へ延びる気密材水切りを設けた請求
    項1〜7のいずれか1項記載の等圧排水ジョイント。
  9. 【請求項9】 枠材の内周面に溝を形成し、この溝に外
    縁部を装着して開口部を閉塞するパネルを設け、溝内壁
    とパネル間に押出成形体からなる気密材を設けて、この
    気密材により溝と室内側の内部空間との通気を遮断し、
    溝外壁とパネルに押出成形体からなる雨除け材を設け
    て、この雨除け材に溝内と外部空間とを連通する通気排
    水口を形成し、溝内の風圧を外部と略同じにして風圧に
    よる雨水侵入を防止するとともに、溝内に侵入した雨水
    を気密材に接触させずに外部空間へ排水するようになし
    た縦ジョイントと横ジョイントとを有する等圧排水ジョ
    イントであって、 上側の横ジョイントの雨除け材に、斜め上方へ延びて溝
    内壁または溝底壁または内壁水切りに当接または固定し
    た、雨除け材延長部を気密材を覆うように形成した、 ことを特徴とする等圧排水ジョイント。
  10. 【請求項10】 枠材の内周面に溝を形成し、この溝に
    外縁部を装着して開口部を閉塞するパネルを設け、溝内
    壁とパネル間に押出成形体からなる気密材を設けて、こ
    の気密材により溝と室内側の内部空間との通気を遮断
    し、溝外壁とパネルに押出成形体からなる雨除け材を設
    けて、この雨除け材に溝内と外部空間とを連通する通気
    排水口を形成し、溝内の風圧を外部と略同じにして風圧
    による雨水侵入を防止するとともに、溝内に侵入した雨
    水を気密材に接触させずに外部空間へ排水するようにな
    した縦ジョイントと横ジョイントとを有する等圧排水ジ
    ョイントであって、 下側の横ジョイントの気密材に、斜め下方へ延びて溝外
    壁または溝底面に当接または固定した、気密材と一体の
    内壁水切り部を気密材を覆うように形成した、 ことを特徴とする等圧排水ジョイント。
  11. 【請求項11】 上側の横ジョイントの雨除け材に、斜
    め上方へ延びて溝内壁または溝底壁または内壁水切りに
    当接または固定した、雨除け材延長部を気密材を覆うよ
    うに形成した請求項10記載の等圧排水ジョイント。
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