JP6843322B2 - 壁状体の雨染み防止構造 - Google Patents

壁状体の雨染み防止構造 Download PDF

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本発明は、雨水が接触する環境下に配置された、塀や手すりなどの壁状体の側壁面に発生する雨染みの防止構造に関する。
家屋などの建築物の周囲に形成される塀や、マンションやアパートなどの集合住宅の外廊下やバルコニーの手すりは、天面に降った雨水が側壁面を伝って流れ落ちることにより、該側壁面に水垢や汚れが付着して雨染みが発生し、外観が経時的に劣化するという問題があった。
特許文献1には、塀の天面に、外壁面から内壁面に向かって傾斜するスロープ部材を取り付けることによって、天面に降った雨水を内壁面側に排出して、外壁面における雨染みの発生を防止する構造が開示されている。
実用新案登録第3150325号公報
特許文献1に開示された構造では、外壁面には雨水が流れ落ちないため、雨染みの発生を防止することができるものの、内壁面には流れ落ちた雨水によって全体的に雨染みが発生する。特に、内壁面には、本来、外壁面に流れ落ちるはずだった分の雨水も流れ落ちるため、より雨染みが発生しやすくなり、外観の劣化が著しくなる。
本発明の課題は、塀等の壁状体の全体において、雨染みの発生による外観の劣化を防止することにある。
本発明は、厚さ方向が水平方向に対して傾斜した天面を有する壁状体の雨染み防止構造であって、
前記天面の高さが低い側の一辺に沿って、長尺の枠材が、上端が前記一辺より突出するように、前記壁状体の側壁面に取り付けられ、
前記枠材によって前記天面に溜まった雨水を排出する排出口を有することを特徴とする壁状体の雨染み防止構造である。
上記本発明の雨染み防止構造においては、以下の構成を好ましい態様として含む。
)前記枠材が、長尺の平板である。
)上記()において、前記枠材が前記排出口を有する。
)上記()において、長尺の溝形部材を備えたカバー材が、前記溝形部材の一端が前記排出口を覆い、他端が前記側壁面の下端近傍に位置するように、前記側壁面に取り付けられている。
)上記()において、2枚の前記壁状体が、水平方向にコーキング材を介して連結され、前記枠材を取り付けた前記側壁面側において、前記コーキング材の表面と前記枠材との間に介在する隙間を前記排出口とする。
)上記()において、長尺で平板のカバー材が、一端が前記枠材に連続し、他端が前記側壁面の下端近傍に位置するように、前記コーキング材を覆って前記側壁面に取り付けられている。
)前記枠材が、略Z字型の断面形状を有し、前記側壁面に接して固定された取り付け板と、前記取り付け板の上端に一端が連結され他端が前記側壁面から離れる方向に突出する連結板と、前記連結板の前記他端に下端が連結され上端が上方に突出する側板と、を備え、前記連結板が、前記天面よりも低い位置に配置されている。
)上記()において、前記連結板が前記排出口を有する。
)上記()において、長尺の溝形部材を備えたカバー材が、前記溝形部材の一端が前記排出口に向かい、他端が前記側壁面の下端近傍に位置するように、前記壁状体の前記側壁面に取り付けられている。
本発明によれば、枠材を用いることにより、壁状体の天面に降った雨水を所望の位置からのみ排出させることができるため、側壁面において雨染みが発生する箇所を最小限に抑え、且つ、雨染みが発生する箇所を目立たない位置に設定することができる。よって、壁状体全体における外観の劣化が防止される。
特に、本発明においては、カバー材を用いて、天面から排出される雨水の通路を覆って雨染みを覆い隠すことにより、壁状体における外観の劣化をより効果的に防止することができる。
本発明の雨染み防止構造の参考実施形態の模式図であり、(a)は壁状体の天面付近の斜視図、(b)は壁状体の天面の長手方向の一端付近の拡大図である。 本発明の雨染み防止構造の他の参考実施形態の模式図であり、(a)は壁状体の天面付近の斜視図、(b)は壁状体の天面の長手方向の一端付近の拡大図である。 図1の実施形態において、カバー材を用いた構成の、天面の長手方向の一端付近の斜視図である。 図2の実施形態において、カバー材を用いた構成の、天面の長手方向の一端付近の斜視図である。 本発明に用いられるカバー材の断面形状を示す図である。 本発明の雨染み防止構造の一実施形態の模式図であり、(a)は壁状体の天面付近の斜視図、(b)は壁状体の天面の長手方向の一端側から見た天面付近の側面図、(c)は枠材に排出口を形成した構成の天面付近の斜視図である。 図6の実施形態において、カバー材を用いた構成の、天面の長手方向の一端付近の斜視図である。 本発明の雨染み防止構造の他の実施形態の模式図であり、(a)は壁状体の天面付近の斜視図、(b)は壁状体の天面の長手方向の一端側から見た天面付近の側面図である。 図8の実施形態において、カバー材を用いた構成の、天面の長手方向の一端付近の斜視図である。 図6の実施形態において、壁状体の連結部分を排出口として用いた形態を示す模式図であり、(a)は壁状体の天面付近の斜視図、(b)は壁状体の天面から見た連結部分付近の上面図、(c)は側壁面にカバー材を取り付けた構成の、天面付近の斜視図である。
本発明の壁状体の雨染み防止構造は、壁状体の天面或いは天面近傍の側壁面に、簡単な構成の枠材を取り付けることによって、所望の位置から天面に降った雨水を排出し、これにより、壁状体の側壁面における雨染みの発生による外観の劣化を防止したことに特徴を有する。
尚、本発明において、壁状体とは、家屋などの建築物の周囲に形成される塀、マンションやアパートなどの集合住宅の外廊下やバルコニーの手すりなど、所定の厚さを有し、降雨の際に雨水が直接天面に降る壁状の部材をさす。また、本発明でいう「雨染み」は、雨水と同様に、壁状体の天面に積もった雪が融けて生じる融雪水によっても生じるため、本発明でいう「雨水」には、係る融雪水も含まれるものとする。
以下、本発明の実施形態を挙げ、図面を参照して説明するが、本発明は係る実施形態に限定されるものではない。
〔第1の雨染み防止構造(参考)
図1に本発明の雨染み防止構造の参考実施形態の構成を模式的に示す。図1(a)は壁状体の天面付近の斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図であり、天面の長手方向の一端付近の斜視図である。
第1の雨染み防止構造では、壁状体2の天面2aが水平な場合に適用され、図1に示すように、断面がL字型の枠材1を用いる。枠材1は、底板1bと、該底板1bの幅方向端部から立ち上がる側板1aとを有している。そして、該枠材1は、側板1aが外側に配置し、底板1bが内側に配置し、側板1aの外側表面と壁状体2の側壁面2b、2cとが連続するように、天面2aの外周に沿って天面2aに取り付けられる。枠材1の天面2aへの取り付けは、底板1bと天面2aとを接着剤で接着してもよいし、ねじや釘などの部材で底板1bを天面2aに固定してもよい。尚、図1の実施形態では、枠材1を天面2aの全外周に取り付けているが、枠材1を取り付ける領域は、天面2aの外周において、天面2aよりも高い他の部材に接しておらず、開放端である領域である。他の部材に接していない開放端では、天面2aに降った雨水が側壁面2b、2cへ流れ落ち、雨染みを発生させるからである。また、図1に示す枠材1は、天面2aの外周に沿って連続し、平面形状が長方形であるが、断面がL字型で長尺の枠材を天面2aの4辺にそれぞれ取り付ければよい。本発明においては、最終的に天面2aに降った雨水が、側板1aによって堰き止められる構成となればよい。
図1の実施形態においては、枠材1の側板1aに排出口1cが形成されており、該側板1aによって堰き止められた雨水は係る排出口1cから排出され、壁状体2の側壁面2cを伝って落下する。よって、排出口1cの下方には雨染みが発生するため、係る排出口1cは、周囲から見えにくく、雨染みが発生しても目立たない位置に形成すればよい。尚、排出口1cは2箇所以上形成してもよい。本発明では、排出口1cの位置によって、雨染みが発生する箇所を調整することができるため、雨染みが発生する箇所を側壁面の目立たない位置に限定し、全体として雨染みによる外観の劣化を防止することができる。
図2は、本発明の他の参考実施形態の構成を模式的に示す図であり、図2(a)は壁状体2の天面2a付近の斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図であって、天面2aの長手方向の一端付近の斜視図であり、説明のため、枠材1の側板1aの一部を切り描いた状態を示す。
本実施形態では、図1に示した実施形態と同様の、断面がL字型の枠材1を用いるが、係る枠材1を取り付ける際に、天面2aの外周の少なくとも一辺において、底板1bが天面2aから外側に突出しており、この突出した領域に排出口1cが形成されている。係る構成以外は、図1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
図2の実施形態において、壁状体2の天面2aに降った雨水は、枠材1によって堰き止められ、排出口1cより排出される。
尚、図2の実施形態においては、天面2aから底板1bが突出する箇所は、天面2aの1辺のみであるが、2辺以上であってもよく、排出口1cを2箇所以上形成してもよい。
図1、図2に示した実施形態では、それぞれ、壁状体2の天面2aに降った雨水が、枠材1によって堰き止められ、排出口1cのみから排出される。よって、雨染みは、側壁面2cの、係る排出口1cの下方にのみ発生するため、排出口1cを目立たない位置に設ければ、雨染みを目立たなくすることができる。
図1、図2の実施形態においては、さらに、排出口1cから排出された雨水の経路にカバー材を配置することで、雨染みを覆い隠すことができる。図3、図4に係るカバー材を用いた構成を示す。
図1の実施形態であれば、図3に示すように、溝形部材3aを有するカバー材3を、該溝形部材3aの一端が排出口1cを覆い、他端が壁状体2の下端近傍に配置するように、側壁面2cに取り付ける。また、図2の実施形態であれば、図4に示すように、図3と同様のカバー材3を、溝形部材3aの一端が図2に示した排出口1cに向かい、他端が壁状体2の下端近傍に配置するように、側壁面2cに取り付ける。尚、図3、図4はそれぞれ図1(b)、図2(b)の構成に、カバー材3を取り付けた状態を示す斜視図であり、図4においては、説明のために、図2(b)より、さらに、枠材1の底板1bの排出口1c周辺を切り欠いた状態を示す。
図3、図4中の3bは、溝形部材3aの両端に連結形成された取り付け部材であり、係る取り付け部材3bを、接着剤を介して、或いは、ねじや釘などで側壁面2cに固定することにより、カバー材3を壁状体2に固定する。また、流れ込んだ雨水が溝形部材3aの下端から速やかに排出されるように、カバー材3の下端側は、壁状体2の下端近傍、即ち、該下端から少し上方に位置するように設定する。
本発明において、カバー材3の溝形部材3aとは、壁状体2の側壁面に取り付けた際に、トンネル状の通路を形成しうる、断面形状が凹形状の部材であり、具体的な断面形状としては、図3、図4及び図5(a)に示す略コ字型、図5(b)に示す略U字型、図5(c)に示す略V字型、図5(d)及び図5(e)に示す半楕円型、図5(f)に示す半円型などが挙げられる。また、素材としては、樹脂製、金属製のいずれでもよいが、金属製であれば錆びにくいステンレス製や、表面を樹脂被覆したものが好ましく用いられる。また、樹脂製や、金属材料の被覆樹脂としては、耐候性に優れたポリ塩化ビニルなどが好ましく用いられる。
図3、図4の実施形態においては、壁状体2の天面2aに降った雨水は、排出口1cから、溝形部材3aと側壁面2cとで囲まれた通路に排出され、該通路を経て、カバー材3の下端側から排出される。よって、係る通路を通った雨水によって側壁面2cに発生する雨染みは、溝形部材3aによって覆い隠されるため、壁状体2の側壁面の外観の劣化がより効果的に防止される。
尚、上記図1〜図4の実施形態においては、側板1a又は底板1bのいずれかに排出口1cを設けた構成を示したが、枠材1自体を部分的に取り付けない領域を設けて排出口1cとしてもよい。
〔第2の雨染み防止構造〕
次に、本発明の雨染み防止構造について、説明する。
本発明の雨染み防止構造は、壁状体の天面が、厚さ方向が水平方向に傾斜している場合に適用され、天面の高さが低い側の一辺に沿って、長尺の枠材が、上端が前記一辺より突出するように、壁状体の側壁面に取り付けられている。
図6に本発明の雨染み防止構造の一実施形態の構成を模式的に示す。図6(a)は壁状体の天面付近の斜視図であり、(b)は天面の長手方向の一端から見た天面付近の側面図、(c)は枠材に排出口を設けた構成の天面付近の斜視図である。尚、図1〜図4と同じ部材には同じ符号を付した。
本実施形態では、長尺の平板である枠材4が、天面2aの高さが低い側の側壁面2cの上端側に、上端が天面2aの一辺(側壁面2cの上端)より突出するように、下端側を壁状体2の側壁面2cに取り付けられている。取り付け方法は、接着剤やねじ、釘などが用いられる。
本実施形態においては、天面2aに降った雨水は、天面2aの傾斜によって枠材4に向かって流れ、枠材4によって堰き止められる。次いで、枠材4側に溜まった雨水は、枠材4に沿って該枠材4の長手方向に沿って流れ、枠材4の長手方向の端部から排出される。よって、本実施形態の構成では、雨染みは、枠材4の長手方向の端部の下方にのみ発生するため、該雨染みは目立たなくなる。
図6(a)の構成では、枠材4の長手方向の両端部を排出口として雨水が排出されるが、図6(c)に示すように、枠材4に排出口4aを形成することで、雨染みが発生する箇所を所望の位置に設定することも可能である。特に、壁状体2の側壁面2b側が天面2aよりも高い他の部材に接していて、天面2aの側壁面2b側の一辺が開放端ではない場合には、枠材4の端部から雨水が排出しにくくなるため、積極的に排出口4aを設けることが好ましい。また、枠材4の端部を、一方の側壁面2bから離すことによって排出口4aとしてもよいし、2本の枠材4を、長手方向において端部間に間隔を空けて取り付けることで、該間隔を排出口4aとしてもよい。
さらに、排出口4aを設けた構成においては、図7に示すように、図3〜図5に例示したカバー材3を、溝形部材3aの一端が排出口4aを覆い、他端が側壁面2cの下端近傍に位置するように、側壁面2cに取り付けることで、図3の実施形態と同様に、溝形部材3aで雨染みを覆い隠して該雨染みによる外観の劣化を防止することができる。
次に、図8に、本発明の雨染み防止構造の他の実施形態の構成を模式的に示す。図8(a)は壁状体の天面付近の斜視図であり、(b)は天面の長手方向の一端から見た天面付近の側面図である。尚、図1〜図4と同じ部材には同じ符号を付した。
本実施形態では、枠材5は、断面が略Z字型で、側板5aと、該側板5aの一端に一端が連結された連結板5bと、該連結板の他端に一端が連結された取り付け板5cと、を有している。係る枠材5は、図8(b)に示すように、取り付け板5cが側壁面2cに取り付けられることで、該取り付け板5cの上端に一端が連結された連結板5bが側壁面2bから離れる方向に突出し、該連結板5bの他端に下端が連結された側板5aの上端が上方に突出する。また、枠材5は、連結板5bが天面2aよりも低くなるように、側壁面2bに取り付けられている。
本実施形態においては、天面2aに降った雨水は、天面2aの傾斜によって枠材5に向かって流れ、枠材5の連結板5bと側板5aと側壁面2cとで形成された溝部に溜まり、次いで、枠材5に沿って該枠材5の長手方向に流れ、枠材5の端部から排出される。よって、本実施形態の構成では、雨染みは、枠材5の長手方向の端部の下方にのみ発生するため、該雨染みは目立たなくなる。
図8の構成では、枠材5の長手方向の両端部を排出口として雨水が排出されるが、枠材5の連結板5bに不図示の排出口を設けることにより、図6(c)と同様に、雨染みが発生する箇所を所望の位置に設定することも可能である。よって、本実施形態においても、枠材5の端部を、一方の側壁面2bから離すことによって排出口としてもよいし、2本の枠材5を、長手方向において端部間に間隔を空けて取り付けることで、該間隔を排出口としてもよい。
また、本実施形態においても、図9に示すように、図3〜図5に例示したカバー材3を側壁面2cに取り付けることで、図4の実施形態と同様に、溝形部材3aによって雨染みを覆い隠して雨染みによる外観の劣化を防止することができる。尚、図9は、側板5aの端部を一部切り欠いた状態を示し、図9中、5dは連結板5bに設けた排出口であり、図4の実施形態と同様に、カバー材3を、溝形部材3aの一端が排出口5dに向かい、他端が側壁面2cの下端近傍に位置するように、側壁面2cに取り付けることにより、溝形部材3aによって雨染みを覆い隠して、雨染みにより壁状体2の外観の劣化を防止することができる。
また、マンションやアパートなどの集合住宅の外廊下やバルコニーの手すりなどの壁状体においては、外気温の変動による該壁状体の膨張、収縮に対応すべく、所定の水平距離毎に壁状体を分割して所定の間隙を設け、係る間隙に弾性を有するコーキング材を充填して連結している。即ち、2枚の前記壁状体が、水平方向においてコーキング材を介して連結された連結部分を有している。係る連結部分において、コーキング材表面は壁状体の表面よりも凹んで溝を形成しており、係る溝を排出口として利用することができる。
具体的には、図6(a)に示した実施形態と同様に、平板の枠材4を天面2aの高さが低い側の側壁面2cに取り付ける(図10(a))と、連結部分においては、コーキング材6の表面が凹んでいることから、図10(b)に示すように、コーキング材6の表面と枠材4との間に隙間が介在することになる。よって、係る隙間を排出口4aとして利用することができ、天面2aに降った雨水は、天面2aの傾斜によって枠材4に向かって流れ、枠材4側に溜まった雨水は、枠材4に沿って該枠材4の長手方向に沿って流れ、連結部分において排出口4aから排出される。
排出口4aから排出された雨水は、コーキング材6表面を伝って下方に落下するため、図10(c)に示すように、コーキング材6をカバー材7で覆うことで、コーキング材6及びコーキング材6周辺の側壁面2cに発生する雨染みを覆い隠すことができる。本実施形態の場合、コーキング材6表面が側壁面2c表面よりも内側に凹んで溝を形成しているため、カバー材7は、長尺で平板でよく、一端が枠材4に連続し、他端が側壁面2cの下端近傍に位置するように取り付ければよい。尚、図10(c)においては、カバー材7の上端を枠材4の下端に接するように取り付けているが、カバー材7の上端が枠材4の外側に重なるように取り付けても構わない。
1:枠材、1a:側板、1b:底板、1c:排出口、2:壁状体、2a:天面、2b、2c:側壁面、3:カバー材、3a:溝形部材、3b:取り付け部材、4,5:枠材、5a:側板、5b:連結板、5c:取り付け板、5d:排出口、6:コーキング材、7:カバー材

Claims (9)

  1. 厚さ方向が水平方向に対して傾斜した天面を有する壁状体の雨染み防止構造であって、
    前記天面の高さが低い側の一辺に沿って、長尺の枠材が、上端が前記一辺より突出するように、前記壁状体の側壁面に取り付けられ、
    前記枠材によって前記天面に溜まった雨水を排出する排出口を有することを特徴とする壁状体の雨染み防止構造。
  2. 前記枠材が、長尺の平板であることを特徴とする請求項に記載の壁状体の雨染み防止構造。
  3. 前記枠材が前記排出口を有することを特徴とする請求項に記載の壁状体の雨染み防止構造。
  4. 長尺の溝形部材を備えたカバー材が、前記溝形部材の一端が前記排出口を覆い、他端が前記側壁面の下端近傍に位置するように、前記側壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の壁状体の雨染み防止構造。
  5. 2枚の前記壁状体が、水平方向においてコーキング材を介して連結され、前記枠材を取り付けた前記側壁面側において、前記コーキング材の表面と前記枠材との間に介在する隙間を前記排出口とすることを特徴とする請求項に記載の壁状体の雨染み防止構造。
  6. 長尺で平板のカバー材が、一端が前記枠材に連続し、他端が前記側壁面の下端近傍に位置するように、前記コーキング材を覆って前記側壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の壁状体の雨染み防止構造。
  7. 前記枠材が、略Z字型の断面形状を有し、前記側壁面に接して固定された取り付け板と、前記取り付け板の上端に一端が連結され他端が前記側壁面から離れる方向に突出する連結板と、前記連結板の前記他端に下端が連結され上端が上方に突出する側板と、を備え、前記連結板が、前記天面よりも低い位置に配置されていることを特徴とする請求項に記載の壁状体の雨染み防止構造。
  8. 前記連結板が前記排出口を有することを特徴とする請求項に記載の壁状体の雨染み防止構造。
  9. 長尺の溝形部材を備えたカバー材が、前記溝形部材の一端が前記排出口に向かい、他端が前記側壁面の下端近傍に位置するように、前記側壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の雨染み防止構造。
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