JP2020056210A - 笠木構造 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2:特開2012−102486号公報
・第3の発明によれば、第1立設片と第2立設片との間が排水溝として機能し、排水溝により笠木の長手方向に滴った水を案内して排水させるため、建物内に水を浸入させにくい。
・第4の発明によれば、第1溝の止水剤が劣化し、第1溝と笠木下面との隙間から水が浸入するようになった場合でも、第2溝が水を受けて排水させると共に、第3溝に嵌合された止水材が止水壁をなすため、二枚の壁の間にある通気空間には水が浸入されないという効果を奏する。
・第6の発明によれば、壁と笠木の垂下部とがなす隙間が高くなり、強風による吹き上がりがあっても、笠木への水の浸入を抑制しやすく、止水性と通気性を両立させた笠木構造とすることができる。
・第7の発明によれば、樹脂シール剤が3面接着とならないように、突出片に接着防止処理をしておくことにより、良好な形状の止水シールとすることが容易である。
・第8の発明によれば、建物の笠木沿いに容易に発光体が装着できるため、夜間に建物の形状を浮かび上がらせるような装飾を容易にすることができる。
・本実施例に示された笠木構造をなす各部材の寸法・形状・板厚・材質・配置間隔等や、壁と通し笠木下地部材との隙間の広さは、例示であって、これに限定されないことは勿論のことである。ジョイント具の溝の本数、形態等は、実施例2で示した形態に限定されないことは勿論のことである。
・また、笠木構造が適用される並んだ壁は、パラペット部の壁と外壁に限定されないことは勿論のことである。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記した説明に限られず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…笠木、20,40,70,80…通し笠木下地部材、50…ジョイント具、
30,38…笠木下地連結部材、
11…笠木水平部、12…垂設部、13…爪部、14…笠木、
15…笠木、16…垂設部、17…笠木、
21…水平部、22…垂下部、23…接面、24…第1立設片、
25…ビス孔、26…ビス、27…内方側端部、
31…基部、32…起立部、33…保持片、34,35…ビス孔、
36…弾性部材、37…ビス、
41…水平部、42…第1立設片、43…第2立設片、44…溝部、45…垂下部、
46…通気孔、47…長手方向端部、48…切欠き部、49…止水材、
51…屈曲部、52…第1溝、53…第2溝、54…第3溝、55…止水材、56…空隙、
60…高さ調整部材、61…スリット、62…弾性部材、
71…垂下部、72…隙間、73…傾斜面部、74…垂直部、75…垂下片、
81…垂下部、82…突出片、83…接着防止テープ、84…樹脂剤、85…発光体、
100…パラペット部、101…屋上床、102…パラペット壁、103…外壁、
104…山形鋼、105…ボルト、106…防水シート、107…隙間、
108,109,110…隙間、
200…バックアップ材、210…樹脂剤、220…止水材、300,301…水
Claims (8)
- 並んだ壁の頂部を塞ぐ笠木構造であって、
笠木水平部と、前記笠木水平部の両端から垂下される垂設部とを有する笠木と、一対の通し笠木下地部材と、前記一対の通し笠木下地部材を繋ぐ笠木下地連結部材とからなり、
前記笠木の各々の垂設部の内面には、全長に亘って爪部が備えられ、
前記笠木下地連結部材は、並んだ壁に亘るように配設され、少なくともいずれかの壁の頂部に固定され、
各々の前記通し笠木下地部材が、水平部と垂下部とからなり、各々の壁に沿って長く延び、前記笠木下地連結部材を挟んで配列され、前記水平部の内方側端部が前記笠木下地連結部材に当接されて、いずれかの壁の頂部に固定され、
各々の水平部が、通気孔を有さないと共に、長手方向全長に亘って突出された第1立設片を有し、
各々の前記爪部が、前記垂下部に引っ掛けられ、前記通し笠木下地部材に前記笠木が固定された状態で、前記爪部と前記垂下部との隙間から浸入した水が、第1立設片から内方に浸入しないようにされている、
ことを特徴とする笠木構造。 - 前記通し笠木下地部材の垂下部が、前記笠木の前記垂設部との間に隙間を有し、
前記垂下部が前記隙間に対向し、前記隙間に通気させる通気孔を有している、
ことを特徴とする請求項1に記載の笠木構造。 - 各々の前記通し笠木下地部材の水平部が、第1立設片よりも外方に、長手方向全長に亘って延びる第2立設片を有し、
第1の立設片と第2立設片との間が溝部とされ、前記笠木の内部に水が浸入した場合であっても、前記通し笠木下地部材の長手方向の端部まで、浸入した水を前記溝部に沿って案内させて排水させる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の笠木構造。 - 前記笠木構造は、笠木と笠木を突き合わせた突合せ隙間の下方を塞ぐジョイント具を含み、
前記ジョイント具の天面には、笠木を横断する方向に延びる複数の溝が備えられ、
前記突合せ隙間の下方には、前記突合せ隙間との空間に止水剤が充填される第1溝が配され、
第1溝を挟んだ両側には、第1溝から浸入した水を排水させる第2溝が配され、
第2溝の外側方には、笠木の下面と溝との間に止水材を嵌め込む第3溝が配されている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の笠木構造。 - 前記笠木構造は、第1立設片に被せる高さ調整部材を含み、
前記高さ調整部材が第1立設片に被せられて、前記笠木の下面と第1立設片の天部との距離を適合させている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の笠木構造。 - 前記笠木構造は、長く延びる板材からなる垂下片を含み、
前記垂下部に沿って、前記垂下部の内面に垂下片が着装され、
壁面に沿う噴き上がり水の浸入を抑制させている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の笠木構造。 - 前記垂下部が、内方に向けて突出されると共に長手方向に沿って延びる突出片を有している、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の笠木構造。 - 前記突出片に、壁面を照射する発光体が装着されている、
ことを特徴とする請求項7に記載の笠木構造。
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2018
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