JP2003096819A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

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JP2003096819A JP2001285794A JP2001285794A JP2003096819A JP 2003096819 A JP2003096819 A JP 2003096819A JP 2001285794 A JP2001285794 A JP 2001285794A JP 2001285794 A JP2001285794 A JP 2001285794A JP 2003096819 A JP2003096819 A JP 2003096819A
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徳三 最田
Yoshio Araki
慶夫 荒木
Yutaka Miyazaki
裕 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本のパイロットホースの旋回台内での通
過経路とフロアシートに対する挿通部分を一箇所に集中
するようにして、油圧機器のメンテナンス作業を容易化
できるとともに、旋回台の製造コストを低減できるよう
にする。 【解決手段】 走行装置3上に旋回台4が縦軸心回りに
旋回自在に設けられ、操作レバー42L,42Rを有す
る左右一対の操作台43L,43Rが旋回台4上におけ
る運転席41の左右両側に分離して配置され、各操作台
43L,43R内に収納されたパイロットバルブ49
L,49Rが複数本のパイロットホース50を介して旋
回台4内の制御バルブ48,49にそれぞれ接続されて
いる旋回作業機において、複数本のパイロットホース5
0を、旋回台4の内部において一群に纏めるとととも
に、同旋回台4の上方でかつ運転席41の下方において
互いに分岐する一方のパイロットバルブ43L用の第一
ホース群53と他方のパイロットバルブ43R用の第二
ホース群54の二手の経路に纏める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後方小旋回型のバ
ックホー等よりなる旋回作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の旋回作業機のうち、いわゆる後
方小旋回型のバックホーでは、通常、クローラ式の走行
装置上に旋回台がその後部が車幅からはみ出ないように
縦軸心回りに旋回自在に設けられ、この旋回台の前部に
掘削装置が設けられている。かかる旋回台上には、当該
旋回台の旋回操作や掘削装置のバケット操作等を行うた
めの操作レバーを有する左右一対の操作台が設けられて
おり、この両操作台は旋回台のフロアシート上に設けた
運転席の左右両側に分離して配置されている。
【0003】上記旋回台には、その底部を構成する板状
のベース部材上に、エンジン、油圧ポンプ、作動油タン
ク等が搭載されているとともに、油圧ポンプからの圧油
を掘削装置や走行装置の油圧アクチュエータに送給する
ための制御バルブが搭載されている。そして、かかる制
御バルブのスプールを各操作レバーによってパイロット
操作できるようにするため、各操作台内に収納されたパ
イロットバルブが複数本のパイロットホースを介して旋
回台内の制御バルブにそれぞれ接続されている(例え
ば、特開平11−269915号公報参照)。
【0004】この複数本のパイロットホースは、通常、
その殆どの部分がその他の駆動系の油圧ホースとともに
旋回台の内部(フロアシートよりも下の下方スペース)
に入れ込まれ、そのスペース内で左側のパイロットバル
ブ用の第一ホース群と右側のパイロットバルブ用の第二
ホース群に振り分けられている。そして、これらの各ホ
ース群はフロアシートにおける操作台直下の部分に設け
た各挿通孔を通過して、各操作台内のパイロットバルブ
に配管されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパイロット
ホースの配管構造では、当該パイロットホースを旋回台
の内部において第一ホース群と第二ホース群とに振り分
けているので、ただでさえ狭い後方小旋回型の旋回台の
内部がその他の駆動系の油圧ホースと混在して極めて複
雑な油圧配管構造になり、油圧機器のメンテナンス作業
が煩雑になるという欠点があった。また、旋回台におけ
るフロアシートの下方スペースにおいて第一ホース群と
第二ホース群とに振り分けた場合、これらの各ホース群
を運転席の左右両側に分離して配置された各操作台のパ
イロットホバルブに配管するのに、フロアシートの離れ
た場所に各ホース群を通過させるための挿通部分を形成
する必要があり、この点で旋回台の製造コストが高くな
るという欠点もある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、複数本
のパイロットホースの旋回台内での通過経路とフロアシ
ートに対する挿通部分を一箇所に集中するようにして、
油圧機器のメンテナンス作業を容易化できるとともに、
旋回台の製造コストを低減できるようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、走行装置上に旋回台が縦軸心回りに旋回自在に設け
られ、操作レバーを有する左右一対の操作台が前記旋回
台上における運転席の左右両側に分離して配置され、前
記各操作台内に収納されたパイロットバルブが複数本の
パイロットホースを介して前記旋回台内の制御バルブに
それぞれ接続されている旋回作業機において、前記複数
本のパイロットホースは、前記旋回台の内部において一
群に纏められているとともに、同旋回台の上方でかつ運
転席の下方において互いに分岐する一方のパイロットバ
ルブ用の第一ホース群と他方のパイロットバルブ用の第
二ホース群の二手の経路に纏められていることを特徴と
する。
【0008】この場合、複数本のパイロットホースは、
旋回台の内部において一群に纏められ、旋回台の上方で
かつ運転席の下方において第一ホース群と第二ホース群
とに分岐しているので、旋回台内における通過経路が一
箇所に集中化され、それらの両ホース群が旋回台の内部
(フロアシートよりも下の下方スペース)で分岐してい
る場合に比べて、同旋回台の内部の油圧配管構造を単純
化することができ、油圧機器のメンテナンス作業が容易
になる。また、複数本のパイロットホースが、旋回台の
内部において一群に纏められており、旋回台の上方でか
つ運転席の下方において始めて第一ホース群と第二ホー
ス群とに分岐しているので、各ホース群を運転席の左右
両側に分離して配置された各操作台のパイロットバルブ
に配管する場合において、旋回台のフロアシートに対す
るパイロットホースの挿通部分を一箇所に集中させるこ
とができ、この点で旋回台の製造コストを低減すること
ができる。
【0009】上記の本発明において、制御バルブと各操
作台との相対位置関係は特に限定されないが、同制御バ
ルブと一方の操作台は旋回台の左右方向一端側に寄せて
配置することが好ましく、この場合には、複数本のパイ
ロットホースは前記一方の操作台の直下において第一ホ
ース群と第二ホース群に分岐させ、そのうちの第二ホー
ス群は運転席の下方を左右方向に通過して他方の操作台
側に延設するようにすればよい。かかるパイロットホー
スの配管構造によれば、制御バルブと一方の操作台が旋
回台の左右方向一端側に寄せられているため、旋回台の
内部において一群に纏められている複数本のパイロット
ホースも旋回台の左右方向一端側に寄せて配置ことがで
きる。このため、旋回台内における一群のパイロットホ
ースの通過経路を可及的に短くでき、その内部の油圧配
管構造をより単純化できるとともに、制御バルブ及び旋
回台内における一群のパイロットホースに対して当該旋
回台の直ぐ側方からアクセスすることができ、それらの
メンテナンス作業がより簡便になる。
【0010】また、本発明において、旋回台の上方にお
いて第一ホース群から分岐した第二ホース群を、旋回台
の後部に配置されたエンジンを覆うエンジンボンネット
の前面側に形成された左右方向の挿通空間に収納するよ
うにすれば、当該第二ホース群を他方の操作台のパイロ
ットバルブに対して可及的に短い通過経路で無理なく配
管することができる。更に、本発明において、第一ホー
ス群と第二ホース群との分岐部分を、エンジンボンネッ
トの前壁部分に形成された支持孔に挿通するようにすれ
ば、特別なブラケットを使用することなく各ホース群の
分岐部分を支持することができ、旋回台の上方における
配管のための部品点数を低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図3及び図4において、後方小旋
回型のバックホーとして例示する旋回作業機1は、左右
一対のクローラ走行体2を有する走行装置3と、この走
行装置3上に旋回自在に設けられた旋回台4と、この旋
回台4に装着された掘削装置5と、を有して主構成され
ている。走行装置3は、トラックフレーム7の前後両端
部に駆動輪と従動輪を設け、これらにゴム等の弾性クロ
ーラを巻回することによりクローラ走行体2を構成して
いる。このクローラ走行体2は、駆動輪に接続した油圧
モータよりなる走行駆動体8によって循環回走するよう
になっている。
【0012】トラックフレーム7の上面中央部には、旋
回ベアリング9を介して前記旋回台4が搭載されてい
る。この旋回台4は、その内部に配置された油圧モータ
よりなる旋回駆動体11(図3参照)によって上下方向
の旋回軸心6を中心に旋回自在となっている。また、旋
回軸心6上の旋回台4と走行装置3との間にはスイベル
ジョイント10が配設されている。なお、トラックフレ
ーム7の前端部には、ドーザ13が枢着されており、こ
のドーザ13は油圧シリンダよりなるドーザ駆動体14
によって昇降する。
【0013】旋回台4は、走行装置3の車幅からはみ出
ないように後部が円弧状に形成されており、底部を構成
する板状のベース部材16と、掘削装置5との重量バラ
ンスを図るためにベース部材16の後部に設けられたウ
エイト17と、ベース部材16の左右両側部及び前部を
覆う湾曲状のカバー体18と、作業者が行き来する床部
分となるフロアシート19とを備えている。上記ウエイ
ト17とカバー体18で囲まれた旋回台4の内部には、
エンジン20、ラジエータ21、油圧ポンプ22、燃料
タンク23、作動油タンク24及びバッテリ25等が搭
載されていて、これら機器は後述する各種ボンネット2
6〜28で覆われている。
【0014】図4に示すように、掘削装置5は、ベース
部材16の前端部から突設した支持ブラケット30に縦
軸心回りに枢着されたスイングブラケット31と、この
スイングブラケット31に横軸心回りに揺動自在に連結
されたブーム32と、このブーム32に横軸心回りに揺
動自在に連結されたアーム33と、このアーム33に横
軸心回りに揺動自在に連結されたバケット34とを有す
る。このうち、スイングブラケット31は旋回台4内に
装備されたスイングシリンダ35(図3参照)によって
揺動され、ブーム32は当該ブーム32の下半部に沿っ
て配設されたブームシリンダ36によって揺動される。
また、アーム33はブーム36の上半部に沿って配設さ
れたアームシリンダ37によって揺動され、バケット3
4はアーム33の前面に沿って配設されたバケットシリ
ンダ38によって揺動される。
【0015】図3に示すように、エンジン20の左側に
は油圧ポンプ22が直結され、右側には当該エンジン2
0により駆動するラジエータファン21Aが直結され、
その右側にラジエータ21が配設されている。このラジ
エータ21の前側となる旋回台4の右側端部には、燃料
タンク23と作動油タンク24が前後に並べて配設さ
れ、燃料タンク23の上側にはバッテリ25が乗せられ
ている。前記各ボンネット26〜28は、エンジン2
0、油圧ポンプ22、ラジエータファン21Aの上方及
び前方を覆うエンジンボンネット26と、後方を覆う開
閉自在な後部ボンネット27と、ラジエータ21、燃料
タンク23、作動油タンク24、バッテリ25を覆う側
部ボンネット28とからなる。この側部ボンネット28
は、前後方向に長い形状に形成されていて、開閉自在な
内部点検用の蓋体28Aを上面に備えている。
【0016】図1及び図3に示すように、旋回台4の前
半部(ボンネットを除く部分)は作業者の操縦フロア4
0とされていて、この操縦フロア40は、旋回台4の上
方開口部のうち各ボンネット26〜28で覆われていな
い部分を前記フロアシート19で覆うことによって構成
されている。この操縦フロア40には、旋回台4の前後
方向中央部でかつ左右方向やや左側寄りに位置する運転
席41が搭載され、この運転席41の左右両側に、操作
レバー42を有する左右一対の操作台43が設けられて
いる。なお、この操作台43は、図例のようにエンジン
ボンネット26の前壁部分から片持ち状に突設させても
よいし、フロアシート19の上面から立設することにし
てもよい。
【0017】また、操縦フロア40の前部には、走行装
置3用の操縦レバー44や各種のペダル45が配設され
ていて、操縦レバー44の前方には手摺りを兼ねたガー
ド部材46が立設されている。運転席41は、その後部
がエンジンボンネット26の前壁部分によって支持され
ており、その前部がフロアシート19の上面から立設し
たシート台51(図4参照)によって支持されている。
なお、操縦席41の上方は、エンジンボンネット26の
上面から突設されたキャノピ39で覆われている(図4
参照)。
【0018】旋回台4の内部(フロアシート19より下
の下方スペース)における操縦フロア40の左側寄りの
部分には、油圧ポンプ22からの作動油を走行用、旋回
用及び掘削用等の各油圧アクチュエータ8,11,1
4,35〜38に送給して動作を制御するバルブユニッ
ト47が収納され、このバルブユニット47の直ぐ前方
には標準操作とマルチ操作のいずれかに切り替えるため
のマルチバルブ48が設けられている。バルブユニット
47は、各アクチュエータ8,11,14,35〜38
に対応した複数の制御弁を前後方向に多数並設して一体
化することによって構成され、これらの各制御弁は対応
するアクチュエータ8,11,14,35〜38と上記
マルチバルブ48に対してそれぞれ油圧ホースで接続さ
れている。
【0019】前記運転席41の左右両側に位置する操作
台43の内部には、操作レバー42が前後左右に揺動自
在となるように連結されたパイロットバルブ49が収納
されている。この左右のパイロットバルブ49のうち、
左側のパイロットバルブ49Lは掘削装置5の各シリン
ダ35〜38に対応する制御弁のスプールをパイロット
操作するものであり、右側のパイロットバルブ49Rは
旋回駆動体11に対応する制御弁のスプールをパイロッ
ト操作するものであり、これらの各パイロットバルブ4
9L,49Rは、それぞれ複数本のパイロットホース5
0を介して前記マルチバルブ48に接続されている。な
お、マルチ操作の切り替えを行わない場合には、マルチ
バルブ48を介在させずにそれらのパイロットホース5
0をバルブユニット47側に直結すればよい。
【0020】一方、操縦フロア40の前端部の各操縦レ
バー44とペダル45は、図示しないリンク機構を介し
て走行駆動体8を制御する制御弁や、その他の請求弁の
スプールを直接操作するものである。図1及び図3に示
すように、本実施形態の旋回作業機1では、前記複数本
のパイロットホース50は、旋回台4の内部(フロアシ
ート19よりも下の下方スペース)において一群に集中
的に纏められているとともに、同旋回台4の上方でかつ
運転席41の下方において、互いに分岐する左側のパイ
ロットバルブ49L用の第一ホース群53と右側のパイ
ロットバルブ49R用の第二ホース群54の二手の経路
に纏められている。
【0021】旋回台4の内部において一群に纏められて
いる各パイロットホース50は、フロアシート19の左
端部分に形成した挿通孔(図示せず)を通過して当該フ
ロアシート19の上方に至っており、この通過部分にお
いて上記第一ホース群53と第二ホース群54とに分か
れている。エンジンボンネット26の前壁部分の左端下
部には、当該前壁部分を前方へ膨出させてなる箱体部5
2(図1及び図2参照)が一体に形成されており、この
箱体部52の上面には第一支持孔55が形成され、側面
には第二支持孔56が形成されている。
【0022】図2に示すように、第一支持孔55にはゴ
ム製の固定リング57を介して第一ホース群53が挿通
され、第二支持孔56には同固定リング57を介して第
二ホース群54が挿通されている。これらの両支持孔5
5,56は中間スリット58を介して互いに連通してい
るとともに、第二支持孔56は下部スリット59を介し
てエンジンボンネット26の下端縁に連通している。こ
のため、メンテナンス作業の際には、これら第一及び第
二ホース群53,54をいずれもエンジンボンネット2
6の下側へ簡単に抜き出せるようになっている。
【0023】図1に示すように、マルチバルブ48、バ
ルブユニット47及び左側の操作台43Lは、いずれ
も、旋回台4の左側端部に寄せて配置されており、複数
本のパイロットホース50は左側の操作台43Lの直下
において第一ホース群53と第二ホース群54に分岐し
ている。このため、右側のパイロットバルブ49R用の
第二ホース群54は、運転席41の下方を左右方向に通
過して右側の操作台43R側に延設されている。また、
この第二ホース群54は、旋回台4の後部に配置された
エンジン20を覆うためのエンジンボンネット26の前
面側に形成された左右方向の挿通空間60(同ボンネッ
ト26の前壁部分とシート台51との間の収納スペー
ス)に収納されている。
【0024】上記構成に係る本実施形態の旋回作業機1
の配管構造によれば、複数本のパイロットホース50
が、旋回台4の内部において一群に集中的に纏められ、
かつ、旋回台4の上方でかつ運転席41の下方において
第一ホース群53と第二ホース群54とに分岐している
ため、両ホース群53,54が旋回台4の内部で分岐し
ている場合に比べて、旋回台4の内部の油圧配管構造を
単純化することができ、このため、油圧機器のメンテナ
ンス作業が容易になる。また、各ホース群43,54を
運転席41の左右両側に分離して配置された各操作台4
3のパイロットバルブ49に配管する場合において、フ
ロアシート19に対するパイロットホース50の挿通部
分を一箇所に集中させることができ、この点で旋回台4
の製造コストを低減することができる。
【0025】また、本実施形態では、制御バルブ(パイ
ロットホース50を繋ぐべきマルチバルブ48又はバル
ブユニット47若しくはこれらの双方)と左側の操作台
43Lを旋回台4の左右方向一端側に寄せて配置するこ
とにより、旋回台4の内部において一群に纏められてい
る複数本のパイロットホース50を旋回台41の左右方
向一端側に寄せるようにしたので、旋回台4における一
群のパイロットホース50の通過経路が可及的に短くな
ってその内部の油圧配管構造をより単純化できるととも
に、制御バルブ及び旋回台4内における一群のパイロッ
トホース50に対して当該旋回台4の直ぐ側方からアク
セスすることができ、それらのメンテナンス作業がより
簡便になる。
【0026】更に、本実施形態では、第一ホース群53
から分岐した第二ホース群54を、エンジンボンネット
26の前面側に形成された左右方向の挿通空間60に収
納しているので、第二ホース群54を右側の操作台43
Rのパイロットバルブ49Rに対して可及的に短い通過
経路で無理なく配管することができる。また、第一ホー
ス群53と第二ホース群54との分岐部分をエンジンボ
ンネット26の前壁部分に形成した支持孔55,56に
挿通するようにしたので、特別なブラケットを使用する
ことなく各ホース群53,54の分岐部分を支持するこ
とができ、旋回台4の上方における配管のための部品点
数を低減することができる。
【0027】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態においては旋回作
業機として後方小旋回型のバックホーで例示したが、本
発明はいわゆる超小旋回型や標準型のバックホー等にも
採用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数本のパイロットホースの旋回台内での通過経路とフ
ロアシートに対する挿通部分を一箇所に集中化するよう
にしたので、油圧機器のメンテナンス作業を容易化でき
るとともに、旋回台の製造コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る後方小旋回型のバックホーの旋回
台部分の正面図である。
【図2】図1の矢印A方向から見たエンジンボンネット
部分の拡大斜視図である。
【図3】前記バックホーの平面図である。
【図4】前記バックホーの左側面図である。
【符号の説明】
1 バックホー(旋回作業機) 3 走行装置 4 旋回台 20 エンジン 26 エンジンボンネット 41 運転席 42L 操作レバー(右側) 42R 操作レバー(左側) 43L 操作台(左側) 43R 旋回台(右側) 47 バルブユニット 48 マルチバルブ 49L パイロットバルブ(左側) 44R パイロットバルブ(右側) 53 第一ホース群 54 第二ホース群 55 第一支持孔 56 第二支持孔 60 挿通空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 最田 徳三 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 荒木 慶夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 宮崎 裕 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2D012 EA02 2D015 BA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置(3)上に旋回台(4)が縦軸
    心回りに旋回自在に設けられ、操作レバー(42L,4
    2R)を有する左右一対の操作台(43L,43R)が
    前記旋回台(4)上における運転席(41)の左右両側
    に分離して配置され、前記各操作台(43L,43R)
    内に収納されたパイロットバルブ(49L,49R)が
    複数本のパイロットホース(50)を介して前記旋回台
    (4)内の制御バルブ(48,49)にそれぞれ接続さ
    れている旋回作業機において、前記複数本のパイロット
    ホース(50)は、前記旋回台(4)の内部において一
    群に纏められているとともに、同旋回台(4)の上方で
    かつ運転席(41)の下方において互いに分岐する一方
    のパイロットバルブ(43L)用の第一ホース群(5
    3)と他方のパイロットバルブ(43R)用の第二ホー
    ス群(54)の二手の経路に纏められていることを特徴
    とする旋回作業機。
  2. 【請求項2】 制御バルブ(48,49)と一方の操作
    台(43L)は旋回台(4)の左右方向一端側に寄せて
    配置されており、複数本のパイロットホース(50)は
    前記一方の操作台(43L)の直下において第一ホース
    群(53)と第二ホース群(54)に分岐しており、そ
    のうちの第二ホース群(54)が運転席(41)の下方
    を左右方向に通過して他方の操作台(43R)側に延設
    されている請求項1に記載の旋回作業機。
  3. 【請求項3】 第二ホース群(54)は、旋回台(4)
    の後部に配置されたエンジン(20)を覆うエンジンボ
    ンネット(26)の前面側に形成された左右方向の挿通
    空間(60)に収納されている請求項1又は2に記載の
    旋回作業機。
  4. 【請求項4】 第一ホース群(53)と第二ホース群
    (54)との分岐部分がエンジンボンネット(26)の
    前壁部分に形成された支持孔(55,56)に挿通され
    ている請求項1〜3のいずれかに記載の旋回作業機。
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