JP2003090846A - 加速度検出装置 - Google Patents

加速度検出装置

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JP2003090846A
JP2003090846A JP2001285535A JP2001285535A JP2003090846A JP 2003090846 A JP2003090846 A JP 2003090846A JP 2001285535 A JP2001285535 A JP 2001285535A JP 2001285535 A JP2001285535 A JP 2001285535A JP 2003090846 A JP2003090846 A JP 2003090846A
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mass body
sliding shaft
hole
detecting device
acceleration
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Application number
JP2001285535A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Yamashita
利幸 山下
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • H01H35/14Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が物体に斜め衝突した場合、摩擦力によ
る回転モーメントが生じ、質量体が摺動軸上を移動する
際に回転してがたついてしまうため、乗員保護装置が作
動する時間が遅れるおそれがあるという課題があった。 【解決手段】 貫通穴1aを有する質量体1と、貫通穴
1aを貫通し、質量体1を摺動させる摺動軸2とを備
え、貫通穴1aと摺動軸2とが、2点の接点3aおよび
3bを持って質量体1を支持するように構成する。貫通
穴1aの断面形状が円形のとき、摺動軸2の断面形状は
横長の楕円形となるようにする。あるいは、摺動軸2の
断面形状は横長の長円形となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の乗員保護
装置を駆動制御する乗員保護システムの加速度検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアバッグシステム等の車両の乗員保護
装置の動作を制御する、コントロールユニット(乗員保
護システム)内部に設置されている、従来の加速度検出
装置について説明する。
【0003】図11は従来の加速度検出装置を含むコン
トロールユニットおよび乗員保護装置が車両に設置され
る位置の例を示す図であり、車両を上側から見て示して
いる。図11において、110は加速度検出装置を内部
に持つコントロールユニットであり、車体のセンタート
ンネル(図示せず)内部に設けられている。111は乗
員保護装置であり、ステアリングホイール(図示せず)
内部に設けられている。
【0004】図12は従来の加速度検出装置の構成を概
略的に示す側面図である。図12において100は加速
度検出装置である。101は所定の質量を持つ質量体、
102は質量体101を摺動可能に支持する摺動軸であ
る。103は弾性体であり、摺動軸102の周囲を巻く
ように設けられている。弾性体103の弾性力により、
加速度検出装置100が動作していないときは、質量体
101は一方向に押し付けられている。104は可動接
点であり、質量体101の上部と下部にばね状に取り付
けられている。105は固定接点であり、加速度検出装
置100の内部であって、質量体101が摺動軸102
上を摺動する際に入り込むトンネル状の穴の、天井部分
と底部分に設けられている。
【0005】図13(a)および(b)は、従来の加速
度検出装置100の一部を構成する質量体101および
摺動軸102の説明図であり、図13(a)は加速度検
出装置が動作していない通常状態における質量体および
摺動軸の斜視図、図13(b)は断面図である。図13
において、101は質量体である。質量体101は例え
ば黄銅からなり、所定の質量を有する。101aは質量
体101を貫通する貫通穴である。102は摺動軸であ
り、貫通穴101aを貫通し、固定されている。摺動軸
102は例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)
樹脂等から成り、断面形状は円形である。貫通穴101
aおよび摺動軸102は、例えば金型成形等で形成され
る。質量体101の断面の円は、摺動軸102の断面の
円よりも大きくなっており、質量体101が摺動軸10
2上を摺動することを可能にしている。Gzは質量体1
01に作用する重力成分である。
【0006】質量体101および摺動軸102を含む加
速度検出装置が動作していない状態(以下、通常状態と
もいう。)では、質量体に対して重力Gzのみが働いて
いるため、質量体101の上部と摺動軸102の上部と
が一点で接している。
【0007】次に、加速度検出装置100の動作につい
て説明する。車両が前方の物体と衝突することにより衝
撃(減速度)を受けた場合、この衝撃により質量体10
1が慣性力を受ける。衝撃が大きい場合には、弾性体1
03の弾性力に打ち勝って質量体101が摺動軸102
上を摺動し、トンネル状の穴部分に入り込む。質量体1
01がある一定以上の距離を移動した場合、可動接点1
04と固定接点105とが接触し、電気的に導通する。
【0008】加速度検出装置100は機械式であり、コ
ントロールユニット110は、加速度検出装置100お
よび電機式の加速度検出装置(半導体加速度センサ)の
二重回路を備えている。双方の回路が乗員保護装置11
1を動作させる信号を出して初めて、乗員保護装置11
1が動作する。以下、乗員保護装置111を動作させる
回路について説明する。
【0009】図14は、従来の加速度検出装置100を
備えたコントロールユニット110および乗員保護装置
111の電気的な構成を示す回路図である。図14にお
いて、112は電源である。113は半導体式加速度セ
ンサであり、車両が受けた衝撃加速度を検出する機能を
持つ。114はマイクロコンピュータであり、半導体式
加速度センサ113から受けた信号の処理を行う機能を
持つ。115は半導体スイッチであり、乗員保護装置1
11の駆動回路を開閉する。
【0010】これら電源112、半導体式加速度センサ
113、マイクロコンピュータ114、半導体スイッチ
115、および機械式の加速度検出装置100により、
コントロールユニット110が構成されている。また、
半導体スイッチ115により開閉される駆動回路および
保護装置本体により、乗員保護装置111が構成されて
いる。
【0011】次に、コントロールユニット110および
乗員保護装置111の回路の動作について説明する。た
とえば車両が物体に正面衝突した場合、コントロールユ
ニット110の内部に配置されている半導体式加速度セ
ンサ113がその衝撃加速度を検出し、検出した加速度
信号をマイクロコンピュータ114へ出力する。マイク
ロコンピュータ114は半導体式加速度センサ113か
らの信号を内部のA/Dコンバータでデジタルデータへ
変換して所定のデータ処理を行い、ある程度以上の衝撃
であった場合、半導体スイッチ115を閉じる。
【0012】また、同様にコントロールユニット110
の内部に配置されている機械式の加速度検出装置100
は、車両にある程度以上の衝撃が加わった場合、すでに
説明したように内部接点が導通し回路が閉じられる。
【0013】このように、車両がある程度以上の衝撃を
受けると、半導体スイッチ115および機械式の加速度
検出装置100の両方の回路が閉じることにより、乗員
保護装置111の駆動回路に電流が流れ、乗員保護装置
111が動作する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両の乗員保護
システムにおける加速度検出装置は、以上のように構成
され、所定の動作を行うものであるが、質量体101お
よび摺動軸102の断面形状がどちらも円形であったた
め、車両が衝突する方向によっては質量体101の動き
が不安定となり、質量体101が摺動軸102上を移動
するときにがたつきが生じる。この場合、乗員保護装置
が作動する時間が遅れるおそれがあるという課題があっ
た。
【0015】以下、詳細に説明する。車両が物体に正面
衝突した場合、質量体101の受ける衝撃の方向は加速
度検出方向、すなわち摺動軸102の軸方向と一致す
る。このため、質量体101は摺動軸102上を安定し
て摺動移動することができる。
【0016】次に、斜め衝突の場合について説明する。
図15(a)から(c)は車両が物体に斜め衝突をした
場合の質量体101と摺動軸102との接触状態を示す
図であり、図15(a)は斜視図、図15(b)および
図15(c)は断面図である。図15(a)において、
Gzは質量体101に作用する重力成分、Gxは摺動軸
102方向の衝撃加速度成分である。Gyは摺動軸10
2方向を前後方向とした場合に、左右方向に生じる衝撃
加速度成分である。
【0017】車両が物体に斜め衝突した場合、質量体1
01が受ける衝撃は摺動軸102方向の衝撃加速度成分
Gxに加え、この方向に対して水平に90°移動した方
向にも衝撃加速度成分Gyが生じる。加速度検出装置1
00が動作していない通常状態の場合、質量体101に
は重力Gzのみが作用しているため、質量体101と摺
動軸102とは上部の1点で接触している(図13
(b))。
【0018】しかし、斜め衝突が発生すると、鉛直方向
の重力成分Gzよりも、水平方向の衝撃加速度成分G
x、Gyの方が大きくなるため、質量体101は摺動軸
102に対して90度の角度を持つ水平方向に移動し、
左右方向の一点で摺動軸102と接触する。この際に発
生する、質量体101と摺動軸102との間の摩擦力に
より回転モーメントが発生し、質量体101が回転して
しまうため、質量体101の摺動時にがたつきが発生す
る。
【0019】図15(c)は質量体101が摺動軸10
2の周囲を回転する様子を示す断面図である。このよう
に、回転モーメントが発生し、質量体101が回転する
場合、回転モーメントは摩擦力に依存し、質量体101
の貫通穴101aおよび摺動軸102の表面状態が一様
でない場合は、質量体101の動きが不安定となる。こ
のため、乗員保護装置が作動する時間が遅れるおそれが
ある。
【0020】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、衝突の方向によらず質量体が安定
して摺動軸上を摺動することが可能な加速度検出装置を
得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係る加速度検
出装置は、所定の質量を有する質量体であって、質量体
を貫通する貫通穴を有する質量体と、貫通穴を貫通し、
質量体を摺動させる摺動軸とを備え、貫通穴と摺動軸と
が、2点以上の接点を持って質量体を支持するようにし
たものである。
【0022】この発明に係る加速度検出装置は、貫通穴
の断面形状が円形のとき、摺動軸は、貫通穴と2点以上
の接点を持って質量体を支持するようにしたものであ
る。
【0023】この発明に係る加速度検出装置は、摺動軸
を、断面形状を横長の長円形としたものである。
【0024】この発明に係る加速度検出装置は、摺動軸
を、質量体の回転規制となる突起部を備えるようにした
ものである。
【0025】この発明に係る加速度検出装置は、摺動軸
の断面形状が円形のとき、貫通穴を、摺動軸と2点以上
の接点を持って質量体を支持する形状としたものであ
る。
【0026】この発明に係る加速度検出装置は、貫通穴
を、質量体の回転規制となる面を備えるようにしたもの
である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1(a)および(b)は、この発明の
実施の形態1による加速度検出装置を構成する質量体お
よび摺動軸の説明図であり、図1(a)は加速度検出装
置が動作していない通常状態における質量体および摺動
軸の斜視図、図1(b)は断面図である。
【0028】図1(a)において、1は質量体であり、
所定の質量をもつ。質量体1は例えば黄銅からなる。1
aは質量体1を貫通する貫通穴である。貫通穴1aの断
面形状は円形であり、例えば金型成形等で容易に形成す
ることができる。2は摺動軸であり、例えばPBT樹脂
からなる。摺動軸2の断面形状は横長の楕円形であり、
例えば金型成形等で形成される。Gzは質量体1に作用
する重力成分である。この楕円形の長手方向の径は、貫
通穴1aの直径と比較して若干短くなっている。図1
(b)において、3aおよび3bは、貫通穴1a(質量
体1)と摺動軸2との接点である。接点3aは貫通穴1
aの右上部、接点3bは左上部とする。
【0029】通常状態では質量体1には重力Gzのみが
作用しているため、摺動軸2は貫通穴1aの接点3aお
よび3bの2点で接触し、質量体1を支持している。
【0030】次に動作について説明する。車両が正面衝
突を起こした場合は、質量体1の受ける衝撃の方向は加
速度検出方向、すなわち摺動軸2の軸方向と一致する。
このため、質量体1は摺動軸2上を安定して摺動移動す
ることができる。次に、車両が斜め衝突を起こした場合
について説明する。図2(a)および(b)は車両が斜
め衝突を起こしたときの質量体1および摺動軸2の状態
を示す断面図である。図2(a)において、Gzは質量
体1に作用する重力成分、Gxは摺動軸2方向の衝撃加
速度成分である。Gyは摺動軸2方向を前後方向とした
場合、左右方向に生じる衝撃加速度成分である。曲線の
太い矢印は回転モーメントを表す。
【0031】斜め衝突が発生した場合、重力成分Gzよ
りも水平方向の加速度成分GxおよびGyの方が大きく
なるため、質量体1は摺動軸2に対して90度の角度を
持つ水平方向(左右方向)に移動し、この左右方向の一
点で摺動軸2と接触する。
【0032】しかし、摺動軸2は断面形状が横長の楕円
形であり、通常状態において接点3aおよび3bの2点
で質量体1と接触し、この質量体1を支持するような形
状であるため、質量体1の左右方向への移動量が少な
い。このため、質量体1と摺動軸2との間に生じる摩擦
力が抑えられ、回転モーメントが抑制されるため、質量
体1の回転も抑制される。図2(b)は質量体1の回転
が抑制される様子を示す断面図である。回転モーメント
は摩擦力に依存するため、摩擦力を小さく抑えることに
より、質量体1の回転を抑制することができる。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、貫通穴1aの断面形状が円形のとき、摺動軸2の断
面形状は横長の楕円形であり、貫通穴1aと2点の接点
3aおよび3bを持って質量体1を支持する形状であ
る。このため、車両が斜め衝突を起こしたときに摺動軸
に対して90°方向(左右方向)への移動量が少なく、
質量体1と摺動軸2との間の摩擦力に因る回転モーメン
トの発生を抑制するように働く。したがって質量体の摺
動の際にがたつきが発生せず、安定した移動が可能であ
るという効果が得られる。また、貫通穴の形成を複雑に
することなく、上述の効果を有する加速度検出装置を得
られるという効果がある。
【0034】次に、実施の形態1の変形例について説明
する。図3は実施の形態1の変形例の加速度検出装置に
おける摺動軸20の先端付近の斜視図である。摺動軸2
0の断面形状は横長の長円形である。
【0035】このため、通常状態において、摺動軸20
は長円の右上端および左上端部分が、質量体1の貫通穴
1aの右上部および左上部と接触し、質量体1を支持す
ることができる。したがって、実施の形態1と同様の効
果が得られる。また、摺動軸20は断面形状が長円形で
あるため、金型成形等の加工により、容易に形成するこ
とができるという効果が得られる。その他の部分につい
ては実施の形態1と同様であるため、詳細な説明を省略
する。
【0036】実施の形態2.図4(a)および(b)
は、この発明の実施の形態2による加速度検出装置を構
成する質量体および摺動軸の説明図であり、図4(a)
は通常状態における摺動軸の斜視図、図4(b)は断面
図である。
【0037】図4(a)において、1は質量体、1aは
貫通穴であり、実施の形態1と同様である。12は摺動
軸であり、例えばPBT樹脂からなる。摺動軸12の形
状は正三角柱であり、したがってその断面形状は正三角
形である。12a、12b、12cは摺動軸12の断面
の三角形の各頂点である。摺動軸12は、頂点12aお
よび12bが上部、12cが下部に位置し、断面形状が
逆三角形となるように設置されている。Gzは質量体1
に作用する重力成分である。図4(b)において、13
aおよび13bは貫通穴1aと摺動軸12との接点であ
る。接点13aは貫通穴1aの右上部、接点13bは左
上部とする。
【0038】通常状態では質量体1には重力Gzのみが
作用しているため、摺動軸12は貫通穴1aの接点13
aおよび13bの2点で摺動軸12の頂点12aおよび
12bと接触し、質量体1を支持している。頂点12c
は通常状態では鉛直下向きであり、車両が物体に衝突し
たときに質量体1の回転規制を行う突起部として働く。
【0039】次に動作について説明する。車両が正面衝
突を起こした場合は、質量体1の受ける衝撃の方向は加
速度検出方向、すなわち摺動軸12の軸方向と一致す
る。このため、質量体1は摺動軸12上を安定して摺動
移動することができる。次に、車両が斜め衝突を起こし
た場合について説明する。図5(a)および(b)は車
両が斜め衝突を起こしたときの質量体1および摺動軸1
2の状態を示す断面図である。図5(a)において、G
zは質量体1に作用する重力成分、Gxは摺動軸12方
向の衝撃加速度成分である。Gyは摺動軸12の方向を
前後方向とした場合、左右方向に生じる衝撃加速度成分
である。曲線の太い矢印は回転モーメントを表す。
【0040】斜め衝突が発生した場合、重力成分Gzよ
りも水平方向の加速度成分GxおよびGyの方が大きく
なるため、質量体1は摺動軸12に対して90度の角度
を持つ水平方向(左右方向)に移動し、摺動軸12の頂
点12aまたは12b(ここでは12a)と、この左右
方向の一点で接触する。
【0041】しかし摺動軸12は断面形状が逆三角形で
あり、通常状態において接点13aおよび13bで摺動
軸12の頂点12aおよび12bが質量体1と接触し、
これを支持するような形状であるため、質量体1の左右
方向の移動量が少ない。このため、質量体1と摺動軸1
2との間に生じる摩擦力が抑えられ、回転モーメントが
抑制されるため、質量体1の回転も抑制される。
【0042】図5(b)は、質量体1の回転が抑制され
る様子を示す断面図である。回転モーメントは摩擦力に
依存するため、摩擦力を小さく抑えることにより、質量
体1の回転を抑制することができる。また、突起部(頂
点)12cが回転しようとする質量体1(貫通穴1a)
に接触し、質量体1の回転規制を行う。
【0043】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、貫通穴の断面形状が円形のとき、摺動軸12の断面
形状は逆三角形であり、貫通穴1aと2点の接点13a
および13bをもって質量体1を支持する形状である。
したがって、実施の形態1と同様の効果が得られる。ま
た、この実施の形態2によれば、摺動軸12は突起部
(頂点)12cを備えているので、斜め衝突時の質量体
1の回転をさらに抑制する。このため、質量体1のより
一層安定した摺動を可能にするという効果が得られる。
【0044】次に、実施の形態2の変形例について説明
する。図6は実施の形態2の変形例の加速度検出装置を
構成する摺動軸200の先端付近の斜視図である。図に
おいて、200は摺動軸であり、断面形状は横長の四角
形である。200a、200b、200c、200dは
断面の四角形のそれぞれの内角を右上、左上、右下、左
下の順に示したものである。
【0045】内角200aおよび200bは、通常状態
において、貫通穴1aの右上部および左上部と接触し、
質量体を支持する。また、内角200cおよび200d
は、車両が斜め衝突をした場合に、質量体1の回転規制
を行う突起部として働く。このため、実施の形態2と同
様の効果が得られる。その他の部分については、実施の
形態2と同様であるため、詳細な説明を省略する。
【0046】実施の形態3.図7(a)および(b)
は、この発明の実施の形態3による加速度検出装置を構
成する質量体および摺動軸の説明図であり、図7(a)
は通常状態における摺動軸の斜視図、図7(b)は断面
図である。
【0047】図7(a)において、21は質量体であ
り、所定の質量をもつ。質量体21は例えば黄銅からな
る。21aは質量体21を貫通する貫通穴である。貫通
穴21aの断面形状は縦長の楕円形であり、例えば金型
成形等で形成されている。22は摺動軸であり、例えば
PBT樹脂からなる。摺動軸22の断面形状は円形であ
り、例えば金型成形等で容易に形成することができる。
【0048】貫通穴21aの中心部の水平方向の径は摺
動軸22の直径よりも大きいが、縦長の楕円の上部と下
部は、摺動軸22がはまり込まない程度に狭くなってい
る。Gzは質量体21に作用する重力成分である。図7
(b)において、23aおよび23bは貫通穴21a
(質量体21)と摺動軸22との接点である。接点23
aは貫通穴21aの右上部、接点23bは左上部とす
る。
【0049】通常状態では質量体21には重力Gzのみ
が作用し、摺動軸22は貫通穴21aの上部にはまり込
まない程度の大きさであるために、接点23aおよび2
3bの2点で質量体21と接触し、質量体21を支持し
ている。
【0050】次に動作について説明する。車両が正面衝
突を起こした場合は、質量体21の受ける衝撃の方向は
加速度検出方向、すなわち摺動軸22の軸方向と一致す
る。このため、質量体21は摺動軸22上を安定して摺
動移動することができる。次に、車両が斜め衝突を起こ
した場合について説明する。図8(a)および(b)は
車両が斜め衝突を起こしたときの質量体21および摺動
軸22の状態を示す断面図である。図8(a)におい
て、Gzは質量体21に作用する重力成分、Gxは摺動
軸22方向の衝撃加速度成分である。Gyは摺動軸22
方向を前後方向とした場合、左右方向に生じる衝撃加速
度成分である。曲線の太い矢印は回転モーメントを表
す。
【0051】斜め衝突が発生した場合、重力成分Gzよ
りも水平方向の加速度成分GxおよびGyの方が大きく
なるため、質量体21は摺動軸22に対して90度の角
度を持つ水平方向(左右方向)に移動し、この左右方向
の一点で摺動軸22と接触する。
【0052】しかし、質量体21は断面形状が縦長の楕
円形であり、通常状態において接点23aおよび23b
の2点で摺動軸22と接触し、質量体21を支持するよ
うな形状であるため、質量体の左右方向の移動量が少な
い。このため、質量体21と摺動軸22との間に生じる
摩擦力が抑えられ、回転モーメントが抑制されるため、
質量体21の回転も抑制される。図8(b)は質量体2
1の回転が抑制される様子を示す断面図である。回転モ
ーメントは摩擦力に依存するため、摩擦力を小さく抑え
ることにより、質量体21の回転を抑制することができ
る。
【0053】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、摺動軸22の断面形状が円形のとき、質量体21の
断面形状は縦長の楕円形であり、貫通穴21aと2点の
接点23aおよび23bをもって質量体21を支持する
形状である。したがって、実施の形態1と同様の効果が
得られる。また、摺動軸の形成を複雑にすることなく、
上述の効果を有する加速度検出装置を得られるという効
果がある。
【0054】実施の形態4.図9(a)および(b)
は、この発明の実施の形態4による加速度検出装置を構
成する質量体および摺動軸の説明図であり、図9(a)
は通常状態における摺動軸の斜視図、図9(b)は断面
図である。
【0055】図9(a)において、31は質量体であ
り、所定の質量をもつ。質量体31は例えば黄銅からな
る。31aは質量体31を貫通する貫通穴である。貫通
穴31aの断面形状は正三角形であり、例えば金型成形
等で形成されている。31bは質量体31の貫通穴31
aの底面であり、質量体31の断面の三角形の底辺の集
まりである。底面31bは、質量体31の回転規制を行
う面として働く。31cは、質量体31の貫通穴31a
の断面の三角形の頂角である。22は摺動軸であり、実
施の形態3と同様である。
【0056】貫通穴31aの断面の三角形の底辺は、摺
動軸22の直径よりも大きい。また、頂角31cは摺動
軸22がはまり込まない程度に狭くなっている。Gzは
質量体31に作用する重力成分である。図9(b)にお
いて、33aおよび33bは貫通穴31a(質量体3
1)と摺動軸22との接点である。接点33aは貫通穴
31aの右上部、接点33bは左上部とする。
【0057】通常状態では質量体31には重力Gzのみ
が作用し、摺動軸22は貫通穴31aの上部にはまり込
まない程度の大きさであるために、接点33aおよび3
3bの2点で質量体31と接触し、質量体31を支持し
ている。
【0058】次に動作について説明する。車両が正面衝
突を起こした場合は、質量体31の受ける衝撃の方向は
加速度検出方向、すなわち摺動軸22の軸方向と一致す
る。このため、質量体31は摺動軸22上を安定して摺
動移動することができる。次に、車両が斜め衝突を起こ
した場合について説明する。図10(a)および(b)
は車両が斜め衝突を起こしたときの質量体31および摺
動軸22の状態を示す断面図である。図10(a)にお
いて、Gzは質量体1に作用する重力成分、Gxは摺動
軸22方向の衝撃加速度成分である。Gyは摺動軸22
方向を前後方向とした場合、左右方向に生じる衝撃加速
度成分である。曲線の太い矢印は回転モーメントを表
す。
【0059】斜め衝突が発生した場合、重力成分Gzよ
りも水平方向の加速度成分GxおよびGyの方が大きく
なるため、質量体31は摺動軸22に対して90度の角
度を持つ水平方向(左右方向)に移動し、この左右方向
の一点で摺動軸22と接触する。
【0060】しかし、質量体31は断面形状が三角形で
あり、通常状態において接点33aおよび33bの2点
で摺動軸22と接触し、質量体31を支持するような形
状であるため、質量体31の左右方向の移動量が少な
い。このため、質量体31と摺動軸22との間に生じる
摩擦力が抑えられ、回転モーメントが抑制されるため、
質量体31の回転も抑制される。
【0061】図10(b)は質量体31の回転が抑制さ
れる様子を示す断面図である。回転モーメントは摩擦力
に依存するため、摩擦力を小さく抑えることにより、質
量体31の回転を抑制することができる。また、回転し
ようとする質量体31の底面31bが摺動軸22と接触
し、質量体31の回転規制を行う。
【0062】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、摺動軸22の断面形状が円形のとき、質量体31の
断面形状は三角形であり、貫通穴31aと2点の接点3
3aおよび33bをもって質量体31を支持する形状で
ある。したがって、実施の形態1と同様の効果が得られ
る。
【0063】また、この実施の形態4によれば、質量体
31は貫通穴31aの底面31bを備えているので、斜
め衝突時の質量体31の回転をさらに抑制する。このた
め、質量体31のより一層安定した摺動を可能にすると
いう効果が得られる。
【0064】実施の形態1から4において、加速度検出
装置の全体的な構成および動作、およびこれを含むコン
トロールユニットの回路の動作等については従来と同様
であるため、詳細な説明を省略する。
【0065】実施の形態1から4では、いずれも質量体
を黄銅からなるものとしたが、銅や亜鉛からなるもので
も良い。また、磁石からなる質量体とすることも可能で
ある。その場合、摺動軸内部に、ある一定以上の衝撃を
受けた場合に、ONあるいはOFFとなるようなリード
スイッチを組み合わせる。こうすることにより質量体の
位置を識別し、乗員保護装置の駆動を制御すると、車両
の通常走行時に少しの衝撃で乗員保護装置が動作するの
を防ぐことができる。
【0066】実施の形態1から4ではいずれも、貫通穴
と摺動軸とが、2点の接点を持って質量体を支持するよ
うに加速度検出装置を構成した。しかし、車両が斜め衝
突を起こしたときに、摺動軸に対して90°方向(左右
方向)における質量体の移動量を少なくすることが可能
であれば、接点は2個でなくても良い。また、接点を2
点以上持つことが可能であれば、貫通穴および摺動軸の
大きさ、形状などは実施の形態1から4に限定されるも
のではない。
【0067】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、所定
の質量を有する質量体であって、質量体を貫通する貫通
穴を有する質量体と、貫通穴を貫通し、質量体を摺動さ
せる摺動軸とを備え、貫通穴と摺動軸とが、2点以上の
接点を持って質量体を支持するように加速度検出装置を
構成したので、車両が斜め衝突を起こしたときに、摺動
軸に対して90°の角度を持つ水平方向への質量体の移
動量が少なく、質量体と摺動軸との間に生じる摩擦力に
因る回転モーメントの発生を抑制する。したがって質量
体の摺動の際にがたつきが発生せず、安定した移動が可
能な加速度検出装置が得られるという効果がある。
【0068】この発明によれば、貫通穴の断面形状が円
形のとき、摺動軸は、貫通穴と2点以上の接点を持って
質量体を支持するような形状として加速度検出装置を構
成したので、車両が斜め衝突を起こしたときに、摺動軸
に対して90度の角度を持つ水平方向への質量体の移動
量が少なく、質量体と摺動軸との間に生じる摩擦力に因
る回転モーメントの発生を抑制する。したがって質量体
の摺動の際にがたつきが発生せず、安定した移動が可能
な加速度検出装置を得られるという効果がある。また、
貫通穴の形成を複雑にすることなく、安定した移動が可
能な加速度検出装置を得られるという効果がある。
【0069】この発明によれば、摺動軸は、断面形状が
横長の長円形として加速度検出装置を構成したので、こ
の摺動軸は金型成形等の容易な加工で形成することがで
きるという効果がある。
【0070】この発明によれば、摺動軸は、質量体の回
転規制となる突起部を備えるように加速度検出装置を構
成したので、斜め衝突時に起こる質量体の回転をさらに
抑制する。このため、質量体のより一層安定した摺動を
可能にする加速度検出装置が得られるという効果があ
る。
【0071】この発明によれば、摺動軸の断面形状が円
形のとき、貫通穴を、摺動軸と2点以上の接点を持って
質量体を支持する形状として、加速度検出装置を構成し
たので、車両が斜め衝突を起こしたときに、摺動軸に対
して90度の角度を持つ水平方向への質量体の移動量が
少なく、質量体と摺動軸との間に生じる摩擦力に因る回
転モーメントの発生を抑制する。したがって質量体の摺
動の際にがたつきが発生せず、安定した移動が可能な加
速度検出装置を得られるという効果がある。また、摺動
軸の形成を複雑にすることなく、安定した移動が可能な
加速度検出装置を得られるという効果がある。
【0072】この発明によれば、貫通穴が、質量体の回
転規制となる面を備えるように加速度検出装置を構成し
たので、斜め衝突時に起こる質量体の回転をさらに抑制
する。このため、質量体のより一層安定した摺動を可能
にする加速度検出装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による加速度検出装
置を構成する質量体および摺動軸の説明図である。
【図2】 車両が斜め衝突を起こしたときの質量体およ
び摺動軸の状態を示す断面図である。
【図3】 実施の形態1の変形例の加速度検出装置にお
ける、摺動軸の先端付近の斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による加速度検出装
置を構成する質量体および摺動軸の説明図である。
【図5】 車両が斜め衝突を起こしたときの質量体およ
び摺動軸の状態を示す断面図である。
【図6】 実施の形態2の変形例の加速度検出装置にお
ける、摺動軸の先端付近の斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による加速度検出装
置を構成する質量体および摺動軸の説明図である。
【図8】 車両が斜め衝突を起こしたときの質量体およ
び摺動軸の状態を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による加速度検出装
置を構成する質量体および摺動軸の説明図である。
【図10】 車両が斜め衝突を起こしたときの質量体お
よび摺動軸の状態を示す断面図である。
【図11】 従来の加速度検出装置を含むコントロール
ユニットおよび乗員保護装置が車両に設置される位置の
例を示す図である。
【図12】 従来の加速度検出装置の構成を概略的に示
す側面図である。
【図13】 従来の加速度検出装置を構成する質量体お
よび摺動軸の説明図である。
【図14】 従来の加速度検出装置を含むコントロール
ユニットおよび乗員保護装置の電気的な構成を示す回路
図である。
【図15】 車両が物体に斜め衝突した場合の、質量体
と摺動軸との接触の状態を示す図である。
【符号の説明】
1,21,31 質量体、1a,21a,31a 貫通
穴、2,12,20,22,200 摺動軸、3a,3
b,13a,13b,23a,23b,33a,33b
接点、12a,12b 頂点、12c 突起部(頂
点)、31b 底面、31c 頂角、200a,200
b 内角、200c,200d 突起部(内角)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の質量を有する質量体であって、該
    質量体を貫通する貫通穴を有する質量体と、上記貫通穴
    を貫通し、上記質量体を摺動させる摺動軸とを備えた加
    速度検出装置において、上記貫通穴と上記摺動軸とが、
    2点以上の接点を持って上記質量体を支持することを特
    徴とする加速度検出装置。
  2. 【請求項2】 貫通穴の断面形状が円形のとき、摺動軸
    は、貫通穴と2点以上の接点を持って質量体を支持する
    形状であることを特徴とする請求項1記載の加速度検出
    装置。
  3. 【請求項3】 摺動軸は、断面形状が横長の長円形であ
    ることを特徴とする請求項2記載の加速度検出装置。
  4. 【請求項4】 摺動軸は、質量体の回転規制となる突起
    部を備えたことを特徴とする請求項2記載の加速度検出
    装置。
  5. 【請求項5】 摺動軸の断面形状が円形のとき、貫通穴
    は、摺動軸と2点以上の接点を持って質量体を支持する
    形状であることを特徴とする請求項1記載の加速度検出
    装置。
  6. 【請求項6】 貫通穴は、質量体の回転規制となる面を
    備えたことを特徴とする請求項5記載の加速度検出装
    置。
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