JP2002071709A - 衝撃センサ - Google Patents

衝撃センサ

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JP2002071709A
JP2002071709A JP2000257091A JP2000257091A JP2002071709A JP 2002071709 A JP2002071709 A JP 2002071709A JP 2000257091 A JP2000257091 A JP 2000257091A JP 2000257091 A JP2000257091 A JP 2000257091A JP 2002071709 A JP2002071709 A JP 2002071709A
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shaft
impact
permanent magnet
gravity
outer peripheral
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English (en)
Inventor
Hideo Komamura
秀雄 駒村
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NEC Tokin Hyogo Ltd
Original Assignee
Tokin Ceramics Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • H01H35/14Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
    • H01H35/147Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch the switch being of the reed switch type

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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速度検出方向と垂直な方向(横方向)から
の衝撃を受けても誤動作を起こさず、しかも長期間使用
で反復的に衝撃を受けても衝撃の方向に拘らずセンサ感
度のばらつきを低減し得る構造の衝撃センサを提供する
こと。 【解決手段】 この衝撃センサの場合、磁気リードスイ
ッチ2は従来通りに横方向において一対の接点部28
a,29a間の中心位置がほぼシャフト8の中空円を規
定する中心軸上に配置されるようにシャフト8の中空円
内に同心円状に配備されているが、中空円筒状の永久磁
石3′は、中心軸に対して中空円が偏心されて形成され
ることで横方向において肉厚の厚い部分と薄い部分とを
一体的に有する形状で、肉厚の厚い部分に存在する重心
方向が重力方向と合致されるようにシャフト8の外周面
上に配備されているため、横方向から衝撃を受けてもシ
ャフト8が振動し難く、接点部28a,29aが接触さ
れ難い構造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車等
の車両に搭載される乗員保護装置であるエアバッグ,或
いはシートべルトプリテンショナ等の人体に対する防護
具を作動させるスイッチとして用いられると共に、物同
士の衝突等のように瞬時に大きな加速度が生じたことを
検出(感知)する衝撃センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衝撃センサとしては、例
えば特開平08−129027号公報に開示された磁気
リードスイッチを利用した図2に示されるような構成の
ものが挙げられる。
【0003】この衝撃センサ1は、ガラス管内に矢印で
示される加速度検出方向aと合致する一軸方向に延びて
互いに平行に配備された一対のリード端子28,29を
含むと共に、これらの一対のリード端子28,29の先
端側より延在して一軸方向と異なる方向で所定の微小間
隔を有して対向配置された強磁性材による一対の接点部
28a,29aが外部からの印加磁場が与えられること
により撓んで互いに接触可能な構造の磁気リードスイッ
チ2と、この磁気リードスイッチ2を一軸方向で包み込
んで一軸方向に沿ってケース4内に配備された非磁性の
中空円筒状のシャフト8と、このシャフト8の外周面に
嵌め込まれて衝撃を受けたときに生じる加速度が所定値
以上になったときにシャフト8の外周面に沿って一軸方
向における一端側へ移動可能に支持されると共に、印加
磁場を与えるための中空円筒状の永久磁石3と、この永
久磁石3の一面側に他端側が当接されて永久磁石3を一
軸方向における他端側へ付勢し、且つ一端側がケース4
のフロントストッパに当接されるようにシャフト8の外
周面に挿入されたスプリング9とを備え、更に、スプリ
ング9の付勢力により永久磁石3の他面側がケース4の
バックストッパを押し付ける構造となっている。
【0004】このうち、磁気リードスイッチ2における
接点部28a,29aを含む一対のリード端子28,2
9は、管外にも引き出されており、その引き出し部分が
それぞれリード線を介して図示されない電気系検出回路
に接続されている。
【0005】この衝撃センサ1の場合、車体が停止して
いるか、或いは通常走行をしていると、衝撃センサ1は
衝撃を受けずに加速度が所定値以上とならないため、永
久磁石3がスプリング9の付勢力によりシャフト8上の
所定位置で保持されたままの状態となる。このとき、磁
気リードスイッチ2では、一対のリード端子28,29
の接点部28a,29aが永久磁石3からの印加磁場
(磁力)を受けず、閉成せずに開成されたままとなるた
め、オフ状態となる。
【0006】これに対し、例えば事故や急激な停止等に
より車体が衝撃を受けると、その衝撃力により衝撃セン
サ1には図2中の矢印で示される加速度検出方向a(即
ち、ケース4のフロントストッパ側からバックストッパ
側へ向かう方向)に所定値以上の加速度が生じるため、
永久磁石3はスプリング9の付勢力に打ち勝ってシャフ
ト8上の所定位置から反対方向に移動する。即ち、永久
磁石3は、その慣性質量に応じて衝撃により生じた大き
な加速度に従ってシャフト8上に配置された所定位置か
ら相対的に移動することになる。
【0007】このように永久磁石3が所定位置から反対
方向に移動し、磁気リードスイッチ2における一対のリ
ード端子28,29の接点部28a,29aに与えられ
る永久磁石3からの印加磁場が所定値以上の大きさにな
れば、磁気リードスイッチ2の接点部28a,29aが
永久磁石3からの印加磁場(磁力)を受けて閉成するた
め、オン状態となる。
【0008】このとき、特に衝撃の大小により、加速度
が大きい場合には更に永久磁石3は移動を続け、スプリ
ング9が完全に圧縮された位置に達したときに停止す
る。ここまでの過程で永久磁石3に蓄積された運動エネ
ルギーは、一旦スプリング9やケース4等の変形や振動
エネルギーに変換され、次いで方向を反転した永久磁石
3の運動エネルギーに再変換される。
【0009】その後、車体の停止等により衝撃が収ま
り、永久磁石3に加えられる加速度の大きさが所定値以
下になってスプリング9の復元力に抗することができな
くなると、永久磁石3は再びシャフト8上の所定位置に
戻される。このとき、磁気リードスイッチ2の接点部2
8a,29aに作用する永久磁石3からの印加磁場が所
定値以下になると、磁気リードスイッチ5は、接点部2
8a,29aが永久磁石3からの印加磁場(磁力)を受
けずに開成されるため、再びオフ状態に転換される。
【0010】即ち、このような衝撃センサ1の場合、磁
気リードスイッチ2が上述したオン転換時からオフ転換
時に至るまでの間、接点部28a,29aが閉成してオ
ン状態を維持することになるが、エアバッグシステムに
搭載された場合、磁気リードスイッチ2はオン状態で通
電され、これによってエアバッグ等が展開され、自動車
の搭乗者を衝突による衝撃から緩和させて保護する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した衝撃センサの
場合、衝撃を受けたときに生じる大きな加速度を検出
(感知)するための加速度検出方向(センサ感度軸とも
呼ばれる)が予め定められているが、近年の車体におけ
る事故状況によれば、衝突方向が加速度検出方向と合致
する正面方向でなく側面方向の場合が増加傾向にあり、
例えば加速度検出方向と垂直な方向(即ち、横方向)に
おいて衝撃を受けたときには検出動作が行われないもの
の、横からの衝撃を受けると誤動作を起こし、オン状態
となって不要なときにエアバッグ等を展開してしまうと
いう不具合が想定される。
【0012】この誤動作を発生するメカニズムを図3に
示す衝撃センサの加速度検出方向と垂直な方向(横方
向)における側面断面図を参照して説明する。但し、こ
こでの磁気リードスイッチ2は、横方向において一対の
接点部28a,29a間の中心位置がほぼシャフト8の
中空円を規定する中心軸上に配置されるようにシャフト
8の中空円内に同心円状に配備されてるのに対し、永久
磁石3の方は初期的にその中空円による内側表面がシャ
フト8の中空円と同心円状でなく、重力方向へ片寄って
シャフト8の外周面上の一箇所に接近して配置されてい
る。
【0013】そこで、衝撃センサ1が矢印で示される横
方向から衝撃を受けると、中空円筒状の永久磁石3が破
線で示されるように横方向においてシャフト8との間隙
方向へ平行に移動し、このときに環状永久磁石3の内側
表面がシャフト8の外周面を叩くこと(衝突すること)
により衝撃が発生した場合、この衝撃が磁気リードスイ
ッチ2に伝達することでリード端子28,29及びその
接点部28a,29aが振動し、このときの振動の変位
振幅が接点部28a,29a間の間隙以上であれば、接
点部28a,29aが互いに接触して閉成することによ
りオン状態となってしまうことを示している。因みに、
こうした誤動作の問題は、環状永久磁石である場合にも
同様に生じる傾向がある。
【0014】このような誤動作を起こすと、例えばエア
バッグが予期せぬ時に誤って展開することで乗員に危害
を加える危険が発生する。
【0015】又、中空円筒状の永久磁石3の場合、必ず
しも回転方向(円周方向)に対して均一な印加磁場を有
しておらず、回転方向の位置と磁気リードスイッチ2の
接点部28a,29aの中心位置との相対位置関係の場
所により磁気リードスイッチ2の接点部28a,29a
が受ける印加磁場が異なっているため、加速度検出方向
以外からの衝撃を衝撃センサ1が受けて永久磁石3が回
転移動してしまうと、衝撃センサ1のセンサ感度にばら
つきを生ずる原因となってしまう。因みに、こうした問
題は、中空円筒状の永久磁石3の場合程でないとして
も、環状永久磁石である場合にもほぼ同様に生じる傾向
がある。
【0016】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、加速度検出方向と
垂直な方向からの衝撃を受けても誤動作を起こさず、し
かも長期間使用で反復的に衝撃を受けても衝撃の方向に
拘らずセンサ感度のばらつきを低減し得る構造の衝撃セ
ンサを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、管内に
加速度検出方向と合致する一軸方向に延びて互いに平行
に配備された一対のリード端子を含むと共に、該一対の
リード端子の先端側より延在して該一軸方向と異なる方
向で所定の微小間隔を有して対向配置された強磁性材に
よる一対の接点部が外部からの印加磁場が与えられるこ
とにより撓んで互いに接触可能な構造の磁気リードスイ
ッチと、磁気リードスイッチを一軸方向で包み込んで該
一軸方向に沿ってケース内に配備された非磁性の中空円
筒状のシャフトと、シャフトの外周面に嵌め込まれて衝
撃を受けたときに生じる加速度が所定値以上になったと
きに該シャフトの外周面に沿って一軸方向における一端
側へ移動可能に支持されると共に、印加磁場を与えるた
めの環状又は中空円筒状の永久磁石と、永久磁石の一面
側に他端側が当接されて該永久磁石を一軸方向における
他端側へ付勢し、且つ一端側がケースのフロントストッ
パに当接されるようにシャフトの外周面に挿入されたス
プリングとを備え、更に、スプリングの付勢力により永
久磁石の他面側がケースのバックストッパを押し付ける
構造の衝撃センサにおいて、永久磁石は、中心軸に対し
て中空円が偏心されて形成されることにより一軸方向と
垂直な方向において肉厚の厚い部分と薄い部分とを一体
的に有する形状である衝撃センサが得られる。
【0018】又、本発明によれば、上記衝撃センサにお
いて、磁気リードスイッチは、一軸方向と垂直な方向に
おいて一対の接点部間の中心位置がほぼシャフトの中空
円を規定する中心軸上に配置されるように該シャフトの
中空円内に同心円状に配備され、永久磁石は、衝撃を受
けない初期状態で肉厚の厚い部分に存在する重心方向が
重力方向と合致されるようにシャフトの外周面上に配備
された衝撃センサが得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の衝
撃センサについて、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係る衝撃セン
サの基本構成を示した加速度検出方向と垂直な方向の側
面断面図である。この衝撃センサの場合も、基本構成上
は図2並びに図3に示した従来の衝撃センサと同様な構
成、即ち、ガラス管内に加速度検出方向と合致する一軸
方向に延びて互いに平行に配備された一対のリード端子
28,29を含むと共に、これらの一対のリード端子2
8,29の先端側より延在して一軸方向と異なる方向で
所定の微小間隔を有して対向配置された強磁性材による
一対の接点部28a,29aが外部からの印加磁場が与
えられることにより撓んで互いに接触可能な構造の磁気
リードスイッチ2と、この磁気リードスイッチ2を一軸
方向で包み込んで一軸方向に沿ってケース4内に配備さ
れた非磁性の中空円筒状のシャフト8と、このシャフト
8の外周面に嵌め込まれて衝撃を受けたときに生じる加
速度が所定値以上になったときにシャフト8の外周面に
沿って一軸方向における一端側へ移動可能に支持される
と共に、印加磁場を与えるための中空円筒状の永久磁石
3′と、この永久磁石3′の一面側に他端側が当接され
て永久磁石3′を一軸方向における他端側へ付勢し、且
つ一端側がケース4のフロントストッパに当接されるよ
うにシャフト8の外周面に挿入されたスプリング9とを
備え、更に、スプリング9の付勢力により永久磁石3′
の他面側がケース4のバックストッパを押し付ける構造
となっている他、磁気リードスイッチ2における接点部
28a,29aを含む一対のリード端子28,29が管
外にも引き出され、その引き出し部分がそれぞれリード
線を介して電気系検出回路に接続された点は同じであ
る。
【0021】但し、この衝撃センサの場合、中空円筒状
の永久磁石3′は、中心軸に対して中空円が偏心されて
形成されることにより一軸方向と垂直な方向において肉
厚の厚い部分と薄い部分とを一体的に有する形状となっ
ている。又、ここでの磁気リードスイッチ2の場合も、
従来通りに一軸方向と垂直な方向において一対の接点部
28a,29a間の中心位置がほぼシャフト8の中空円
を規定する中心軸上に配置されるようにシャフト8の中
空円内に同心円状に配備されてるのに対し、永久磁石
3′は、衝撃を受けない初期状態で肉厚の厚い部分に存
在する重心方向が重力方向と合致されるようにシャフト
8の外周面上に配備され、これにより一軸方向と垂直な
方向で肉厚の厚い部分の内側面からシャフト8の外周面
までの間隔が肉厚の薄い部分の内側面からシャフト8の
外周面までの間隔よりも大きくなっている。
【0022】このような中心軸に対して中空円が偏心さ
れて形成された中空円筒状の永久磁石3′を備えた構成
の衝撃センサを車体のエアバックシステムに使用した場
合、車体が横方向からの衝突等を起こして衝撃センサが
矢印で示される横方向から衝撃を受け、このときに生じ
る大きな加速度が永久磁石3′に作用すると、永久磁石
3′は破線で示されるように横方向においてシャフト8
の外周面と接する点を中心として回転運動するように移
動するが、ここでは初期的に肉厚の厚い部分に存在する
重心方向が重力方向と合致されるように配備されてお
り、永久磁石3′の内側表面がシャフト8の外周面に沿
うと共に、その重心が重力方向に倣うように移動するた
め、横方向から衝撃を受けてもシャフト8が振動し難
く、磁気リードスイッチ2の接点部28a,29aが接
触され難い構造となっている。
【0023】即ち、この衝撃センサの場合、横方向から
衝撃を受けても直接永久磁石3′の内側表面がシャフト
8の外周面を叩くことは無く、シャフト8への衝撃発生
を抑制した上で磁気リードスイッチ2におけるリード端
子28,29及びその接点部28a,29aに不要な振
動が新たに発生することを防止できる。これにより、磁
気リードスイッチ2は殆ど振動せず、接点部28a,2
9aが互いに接触して閉成することによりオン状態とな
ってしまう事態が回避され、磁気リードスイッチ2の誤
動作の発生が適確に防止される。
【0024】ところで、ここでの永久磁石3′は、衝撃
を受けていない初期状態で肉厚の厚い部分に存在する重
心方向が重力方向と合致されるように配備されているも
のとしたが、同様に初期状態で肉厚の厚い部分に存在す
る重心方向が重力方向と反対向きとなるように配備して
もほぼ同等な効果が得られる。但し、この場合、衝撃セ
ンサが横方向からの衝撃を受けた場合と加速度検出方向
からの衝撃を受けた場合との何れにおいても、永久磁石
3′の重心方向が偏っているため、重心方向側が重力方
向(下方)へ向けて移動することになる。
【0025】又、このような構成の衝撃センサの場合、
永久磁石3′の配備の形態に拘らず衝撃を受けて大きな
加速度を生じると肉厚の厚い部分の重心方向が重力方向
ヘ移動するため、磁気リードスイッチ2と永久磁石3′
との相対位置がほぼ固定されることになる。これによ
り、永久磁石3′の回転方向(円周方向)における印加
磁場(磁力)のばらつきにより生ずる回転方向の位置と
磁気リードスイッチ2の接点部28a,29aの中心位
置との相対位置関係の場所によるセンサ感度のばらつき
が低減され、長期間使用で衝撃を反復的に受けた場合に
も衝撃の方向に拘らずセンサ感度のばらつきが低減され
る。
【0026】尚、上述した一実施例の衝撃センサでは、
永久磁石3′を中空円筒状である場合として説明した
が、これを環状としても良く、この場合にも同様な効果
が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の衝撃センサ
によれば、従来使用されていた中空円筒状又は環状の永
久磁石の形状を改良し、中心軸に対して中空円が偏心さ
れて形成され、且つ加速度検出方向と垂直な方向(横方
向)において肉厚の厚い部分と薄い部分とを一体的に有
する形状とした上でシャフトの外周面上に配備すること
により、横方向から衝撃を受けてもシャフトを通して磁
気リードスイッチの接点部に振動を加え難くなると共
に、肉厚の厚い部分の重心方向が重力方向に合致して磁
気リードスイッチと永久磁石との相対位置が固定される
構造となるため、横方向からの衝撃を受けても磁気リー
ドスイッチが誤動作を起こさず、長期間使用で衝撃を反
復的に受けた場合にも衝撃の方向に拘らずセンサ感度の
ばらつきを低減し得るようになる。特に、永久磁石を衝
撃を受けていない初期状態で肉厚の厚い部分に存在する
重心方向が重力方向と合致されるように配備すれば、永
久磁石の重心方向が常時重力方向に合致して固定されて
センサ感度のばらつきを使用状況に拘らず安定して低減
し得るものとなる。従って、この衝撃センサを車体のエ
アバックシステムに使用すれば、磁気リードスイッチが
誤動作を起こすことでエアバッグが予期せぬ時に誤って
展開するような事態、そうした場合にしばしば発生して
いた乗員に危害を加えるような危険性を信頼性高く解消
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衝撃センサの基本構成
を示した加速度検出方向と垂直な方向の側面断面図であ
る。
【図2】従来の衝撃センサの基本構成を示した加速度検
出方向の側面断面図である。
【図3】図2に示す衝撃センサの誤動作を説明するため
に示した加速度検出方向と垂直な方向の側面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 衝撃センサ 2 磁気リードスイッチ 3,3′ 永久磁石 4 ケース 8 シャフト 28,29 リード端子 28a,29b 接点部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内に加速度検出方向と合致する一軸方
    向に延びて互いに平行に配備された一対のリード端子を
    含むと共に、該一対のリード端子の先端側より延在して
    該一軸方向と異なる方向で所定の微小間隔を有して対向
    配置された強磁性材による一対の接点部が外部からの印
    加磁場が与えられることにより撓んで互いに接触可能な
    構造の磁気リードスイッチと、前記磁気リードスイッチ
    を前記一軸方向で包み込んで該一軸方向に沿ってケース
    内に配備された非磁性の中空円筒状のシャフトと、前記
    シャフトの外周面に嵌め込まれて衝撃を受けたときに生
    じる加速度が所定値以上になったときに該シャフトの外
    周面に沿って前記一軸方向における一端側へ移動可能に
    支持されると共に、前記印加磁場を与えるための環状又
    は中空円筒状の永久磁石と、前記永久磁石の一面側に他
    端側が当接されて該永久磁石を前記一軸方向における他
    端側へ付勢し、且つ一端側がケースのフロントストッパ
    に当接されるように前記シャフトの外周面に挿入された
    スプリングとを備え、更に、前記スプリングの付勢力に
    より前記永久磁石の他面側がケースのバックストッパを
    押し付ける構造の衝撃センサにおいて、前記永久磁石
    は、中心軸に対して中空円が偏心されて形成されること
    により前記一軸方向と垂直な方向において肉厚の厚い部
    分と薄い部分とを一体的に有する形状であることを特徴
    とする衝撃センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衝撃センサにおいて、前
    記磁気リードスイッチは、前記一軸方向と垂直な方向に
    おいて前記一対の接点部間の中心位置がほぼ前記シャフ
    トの中空円を規定する中心軸上に配置されるように該シ
    ャフトの中空円内に同心円状に配備され、前記永久磁石
    は、衝撃を受けない初期状態で前記肉厚の厚い部分に存
    在する重心方向が重力方向と合致されるように前記シャ
    フトの外周面上に配備されたことを特徴とする衝撃セン
    サ。
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