JP2003090262A - 内燃機関のオイルパン構造 - Google Patents

内燃機関のオイルパン構造

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JP2003090262A
JP2003090262A JP2001283108A JP2001283108A JP2003090262A JP 2003090262 A JP2003090262 A JP 2003090262A JP 2001283108 A JP2001283108 A JP 2001283108A JP 2001283108 A JP2001283108 A JP 2001283108A JP 2003090262 A JP2003090262 A JP 2003090262A
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JP
Japan
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oil pan
rib
ribs
combustion engine
internal combustion
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Application number
JP2001283108A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Wada
博幸 和田
Shingo Ozawa
信吾 小沢
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の運転中に生じる振動が伝達された
オイルパンが、共振しにくくなるようにする内燃機関の
オイルパン構造を提供することである。 【解決手段】 クランク軸芯と直交する面のうち各気筒
の中心又はその近傍を通る面上のオイルパン内にクラン
ク軸芯と直交する第1リブを設けた。また、2種類の形
状の異なる第1リブと第2リブを交互に配置し、かつ第
1リブと第2リブとがクランク軸芯と直交する同一面上
で対向するように配置し、シリンダブロックとの共鳴を
回避した。さらに、オイルパン底壁の外面にクランク軸
芯方向に延びる第3リブを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダブロック
に固着された内燃機関のオイルパン構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の内燃機関に使用されるオ
イルパン200の縦断正面図である。オイルパン200
は、シリンダブロック90の下端に一体固着されてい
る。シリンダブロック90内にはクランク軸(図6には
クランク軸芯91を図示した)が設けてある。このクラ
ンク軸と連接棒(第1気筒中心線92)の接続部分のメ
ンテナンス用の孔94,95(第1,第2気筒用)が設
けてある。
【0003】第1気筒と第2気筒の間を仕切る隔壁の中
心面96が紙面と直角方向に広がっており、この中心面
96上のオイルパン200内にリブ97が設けてある。
オイルパン200内におけるその他の気筒間の隔壁の中
心面上にもリブ97と同様なリブが設けられている。こ
のリブ97は、オイルパン200の剛性を向上させ、シ
リンダブロック90から伝達される振動に共振(共鳴)
しにくくなるようにするためにオイルパン200に設け
られている。
【0004】内燃機関の運転時におけるシリンダブロッ
ク90の変形のモードを解析した結果、オイルパン20
0から音が発生していることが認識されている。オイル
パン90自体は箱形の構造体であるため、自ら音を発す
ることはないが、シリンダブロック90から伝達された
振動の影響で音が発生するものと思われる。ところでこ
のリブ97は低騒音化に寄与するが、さらなる低騒音化
が要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、内燃機関
の運転中に生じる振動が伝達されたオイルパンが、共振
しにくくなるようにする内燃機関のオイルパン構造を提
供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、クランク軸芯と直交する面の
うち各気筒の中心又はその近傍を通る面上のオイルパン
内にクランク軸芯と直交する第1リブを設けた。また、
請求項2の発明では請求項1の発明において、2種類の
形状の異なる第1リブと第2リブを交互に配置し、かつ
第1リブと第2リブとがクランク軸芯と直交する同一面
上で対向するように配置し、シリンダブロックとの共鳴
を回避した。さらに請求項3の発明では請求項2の発明
において、オイルパン底壁の外面にクランク軸芯方向に
延びる第3リブを設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1〜3の発明を実
施した内燃機関のオイルパン100の縦断正面図であ
る。図1に示すようにオイルパン100はシリンダブロ
ック1の下端に一体固着(ボルトにより固着)されてい
る。
【0008】シリンダブロック1の下方にはクランク室
30が形成されており、このクランク室30内にはクラ
ンク軸が設置されている。図1にはクランク軸の軸芯
(クランク軸芯2)のみを示している。
【0009】シリンダブロック1には、クランク軸のメ
ンテナンス用の孔3a〜3fが設けてある。孔3a〜3
fは、各々第1気筒5〜第6気筒10に対応しており、
例えば孔3aを介してクランク軸と第1気筒の連接棒の
メンテナンスを行うことができるようになっている。
【0010】オイルパン100内には、第1気筒5の紙
面と直角方向に広がる中心面4a上に配置されたリブ1
1a(11b)が一体固着されている。リブ11a(1
1b)と同様に、オイルパン100内の第2気筒6〜第
6気筒10の対応する個所にもそれぞれリブ12a(1
2b)〜16a(16b)が一体固着されている。
【0011】シリンダブロック1がどのようにオイルパ
ン100へ振動を伝達させているかを調査すると、各気
筒間に設けた隔壁が突っ張っており、その間のスカート
部分が波打っている(変形している)ことが判明した。
したがって、シリンダブロック1のスカート部の変形に
よる振動を抑制するように、リブ11a(11b)〜1
6a(16b)を中心面4a〜4f上(シリンダブロッ
ク1のスカート部の中心)に設けるようにする。
【0012】図2は図1のII−II矢視図である。図2に
示すように、リブ11aとリブ11bは、ともに図2
(図1)の紙面と直角方向に広がる中心面4a上に互い
に対向して配置され、かつオイルパン100内に一体固
着されている。リブ12a〜16aとリブ12b〜16
bもリブ11aとリブ11bと同様にオイルパン100
内に一体固着されている。リブ11a(12a〜16
a)(第1リブ)とリブ11b(12b〜16b)(第
2リブ)の間には補強部材がないが、この部分を介して
潤滑油がオイルパン100内を移動することができるよ
うになっており、オイルパン100内における潤滑油の
偏りが生じないようになっている。
【0013】図3は、図2のIII−III矢視図である。図
3に示すように、リブ16aとリブ16bの間には補強
部材が存在しないが、この部分の強度を補うようにオイ
ルパン100の底壁21の下面には図3の紙面と直交す
る方向に延びる(図1ではクランク軸芯2と平行に延
び、図2では左右方向に延びる)突起17,18(第3
リブ)が設けてある。
【0014】図2に示すように突起17,18は、リブ
12aと12bの間,リブ14aと14bの間及びリブ
16aと16bの間のオイルパン100の底壁21を補
強する機能を備えている。
【0015】底壁21には突起17,18と同様の突起
19,20が設けてある。突起19,20は、図2に示
すようにリブ11aと11bの間,リブ13aと13b
の間及びリブ15aと15bの間の底壁21を補強して
いる。
【0016】図4は、別のオイルパン110の図3に対
応する断面略図である。また、図5は図4のV−V矢視
図である。オイルパン110内には、オイルパン100
のリブ11a〜16aと11b〜16bの代わりにリブ
22a〜22f(第1リブ)と23a〜23f(第2リ
ブ)が設けてある。
【0017】リブ22aと23aは同形であり、図5に
示すように対向するリブの間の補強部材なしの部分がオ
イルパン110の長手方向(クランク軸芯方向)に1列
に並んでおり、オイルパン110内の潤滑油は、オイル
パン110内に一様に貯まり易くなる。
【0018】オイルパン110の底壁28には長手方向
(クランク軸芯方向)に延びる突起24〜27(第3リ
ブ)が設けてある。そのうちの突起25と26とが底壁
28の補強部材なしの部分を補強しており、突起24と
27は各リブ22a〜22f及び23a〜23fと共同
してオイルパン110全体としての剛性を向上させるた
めに設けてある。
【0019】図2に示すオイルパン100では、リブ1
1aと11bのように2つのリブを対向させた上に両リ
ブの間に空間を設けているが、リブ11aと11bとを
一体のリブで代替してもよい。図5に示すオイルパン1
10についても同様である。
【0020】
【発明の効果】従来の内燃機関では、オイルパン内にリ
ブを多数配置した割には異音解消効果が小さかったが、
請求項1の発明を実施すると、クランク軸芯2と直交す
るリブ11a〜16a(第1リブ),11b〜16b
(第2リブ)を各気筒の中心面4a〜4f上に配置した
ので、無差別にリブを配置した場合と比較してオイルパ
ン100の剛性が飛躍的に向上し、シリンダブロックか
ら伝達される振動に共鳴しにくくなり、低騒音化に寄与
することができる。
【0021】請求項2の発明では、形状の異なるリブ1
1a〜16a(第1リブ)と11b〜16b(第2リ
ブ)を互い違いに配置し、かつリブ11a〜16a(第
1リブ)と11b〜16b(第2リブ)とがクランク軸
芯2と直交する同一面上で対向するように配置したの
で、オイルパン100上に仕切がなく、潤滑油は部分的
に偏ることがなく、また、シリンダブロック1から伝達
される振動との共鳴(共振)を効果的に低減することが
できる。
【0022】リブ11a〜16a(第1リブ)と11b
〜16b(第2リブ)を交互に配置することにより、オ
イルパン100の強度の弱い箇所が一直線上に集中する
ことを回避したのでオイルパン100全体としての剛性
を確保することができる。
【0023】請求項3の発明では、オイルパン100の
底壁21の下面(外側)に突起17〜20(第3リブ)
を設けたので、オイルパン100内にごみを蓄積させず
に済み、オイルパン100内の清掃等のメンテナンスを
容易に行うことができる。
【0024】また、オイルパン100の底壁21の下面
に突起17〜21(第3リブ)を設けることにより、オ
イルパン100の長手方向(クランク軸芯2方向)の剛
性を確保することができ、シリンダブロック1から伝達
される振動と共鳴(共振)しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜3の発明を実施した内燃機関のオ
イルパンの縦断正面図である。
【図2】 図1のII−II矢視図である。
【図3】 図2のIII−III矢視図である。
【図4】 別のオイルパンの図3に対応する断面略図で
ある。
【図5】 図4のV−V矢視図である。
【図6】 従来の内燃機関に使用されるオイルパンの縦
断正面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 クランク軸芯 3a〜3f 孔 4a〜4f 各気筒の中心面 5〜10 第1〜第6気筒 11a〜16a リブ(第1リブ) 11b〜16b リブ(第2リブ) 17〜20 突起(第3リブ) 21 底壁 22a〜22f リブ(第1リブ) 23a〜23f リブ(第2リブ) 24〜27 突起(第3リブ) 28 底壁 30 クランク室 100,110 オイルパン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G015 BB07 CA07 DA01 DA08 3G024 AA64 AA66 AA69 BA07 BA23 FA02 FA13 HA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸芯と直交する面のうち各気筒
    の中心又はその近傍を通る面上のオイルパン内にクラン
    ク軸芯と直交する第1リブを設けたことを特徴とする内
    燃機関のオイルパン構造。
  2. 【請求項2】 2種類の形状の異なる第1リブと第2リ
    ブを交互に配置し、かつ第1リブと第2リブとがクラン
    ク軸芯と直交する同一面上で対向するように配置し、シ
    リンダブロックとの共鳴を回避した請求項1に記載の内
    燃機関のオイルパン構造。
  3. 【請求項3】 オイルパン底壁の外面にクランク軸芯方
    向に延びる第3リブを設けた請求項2に記載の内燃機関
    のオイルパン構造。
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