JP2003088327A - 蜂蜜と酢とによる霊芝抽出液からなるドリンク剤 - Google Patents
蜂蜜と酢とによる霊芝抽出液からなるドリンク剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 酢酸臭がなく、長期保存性に優れかつ栄養バ
ランスにも優れた霊芝抽出液を提供する。 【解決手段】 霊芝抽出液は、霊芝を蜂蜜と酢とで抽出
して、霊芝抽出液を、95℃以上の温度で加熱し、次い
で、ろ過することによって得られる。霊芝抽出液は、水
で希釈することによって、健康飲料等のドリンク剤とし
て有用である。また、ロイヤルゼリーを添加することに
よって、更に滋養強壮に効果のあるロイヤルゼリー配合
ドリンク剤が得られる。
ランスにも優れた霊芝抽出液を提供する。 【解決手段】 霊芝抽出液は、霊芝を蜂蜜と酢とで抽出
して、霊芝抽出液を、95℃以上の温度で加熱し、次い
で、ろ過することによって得られる。霊芝抽出液は、水
で希釈することによって、健康飲料等のドリンク剤とし
て有用である。また、ロイヤルゼリーを添加することに
よって、更に滋養強壮に効果のあるロイヤルゼリー配合
ドリンク剤が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酢酸臭を低減し、
かつ濁りの少ない、霊芝抽出液及びその霊芝抽出液から
製造されたドリンク剤の製造方法に関する。
かつ濁りの少ない、霊芝抽出液及びその霊芝抽出液から
製造されたドリンク剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】霊芝(れいし)は、さるのこしかけ科マ
ンネンタケに属する茸の一種であり、古来より、血行の
改善や、頭痛、冷え性、貧血、アレルギー等の予防、疲
労回復、更には、抗ガン作用等の各種効能が報告され、
漢方薬として珍重されている。これまで、霊芝抽出液
は、健康食品や、漢方薬等の医薬品等に利用されている
が、その製造方法としては、従来から、熱湯抽出する方
法や、更に、アルコール抽出を併用する方法が報告され
ているが、水を使用して抽出する場合には、得られる霊
芝抽出液の室温での保存性が非常に劣るため、本件出願
人は、水やアルコールを使用することなく、蜂蜜と酢と
で霊芝を抽出することによって、長期保存性に優れたか
つ栄養バランスにも優れた霊芝抽出液が得られることを
見出し、既に、特願平10−349960号として出願
し、特許第2983981号として特許されている。
ンネンタケに属する茸の一種であり、古来より、血行の
改善や、頭痛、冷え性、貧血、アレルギー等の予防、疲
労回復、更には、抗ガン作用等の各種効能が報告され、
漢方薬として珍重されている。これまで、霊芝抽出液
は、健康食品や、漢方薬等の医薬品等に利用されている
が、その製造方法としては、従来から、熱湯抽出する方
法や、更に、アルコール抽出を併用する方法が報告され
ているが、水を使用して抽出する場合には、得られる霊
芝抽出液の室温での保存性が非常に劣るため、本件出願
人は、水やアルコールを使用することなく、蜂蜜と酢と
で霊芝を抽出することによって、長期保存性に優れたか
つ栄養バランスにも優れた霊芝抽出液が得られることを
見出し、既に、特願平10−349960号として出願
し、特許第2983981号として特許されている。
【0003】この特許出願にかかる発明は、長期保存性
に優れたかつ栄養バランスにも優れた霊芝抽出液及びそ
の霊芝抽出液を使用するドリンク剤を提供することがで
きる。しかしながら、一方において、霊芝抽出液が、酢
を併用することから、霊芝抽出液自体が酢に特有な臭い
を有し、そのため、人によって、ドリンク剤として飲用
する場合に、飲用し難いという問題があった。また、霊
芝抽出液中に浮遊物又は沈殿物が発生することがあり、
飲料として、心理的に飲み難さを与える問題があった。
に優れたかつ栄養バランスにも優れた霊芝抽出液及びそ
の霊芝抽出液を使用するドリンク剤を提供することがで
きる。しかしながら、一方において、霊芝抽出液が、酢
を併用することから、霊芝抽出液自体が酢に特有な臭い
を有し、そのため、人によって、ドリンク剤として飲用
する場合に、飲用し難いという問題があった。また、霊
芝抽出液中に浮遊物又は沈殿物が発生することがあり、
飲料として、心理的に飲み難さを与える問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、飲
用し易く、かつ、長期保存性に優れた霊芝抽出液及びそ
れを使用するドリンク剤を提供することを目的とする。
用し易く、かつ、長期保存性に優れた霊芝抽出液及びそ
れを使用するドリンク剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討したところ、霊芝抽出液に対し
て、95℃以上の温度で処理することによって、酢(酢
酸)に由来する臭いを実質的に低減し、かつ、長期保存
性及び栄養バランスに優れた霊芝抽出液及びそれを使用
するドリンク剤が得られることを見出し、本発明に到達
したものである。即ち、 1.本発明は、(1)霊芝を蜂蜜と酢とで抽出して、霊
芝抽出液を調製する工程、(2)前記霊芝抽出液を、9
5℃以上の温度で加熱する工程、次いで、(3)前記霊
芝抽出液をろ過する工程、を有することを特徴とする、
霊芝抽出液の製造方法、及び 2.(1)霊芝を蜂蜜と酢とで抽出して、霊芝抽出液を
調製する工程、(2)前記霊芝抽出液を、95℃以上の
温度で加熱する工程、(3)前記霊芝抽出液をろ過する
工程、次いで(4)得られた霊芝抽出液を、水で希釈す
る工程、を有することを特徴とする霊芝抽出液のドリン
ク剤の製造方法、に関するものである。
解決するために鋭意検討したところ、霊芝抽出液に対し
て、95℃以上の温度で処理することによって、酢(酢
酸)に由来する臭いを実質的に低減し、かつ、長期保存
性及び栄養バランスに優れた霊芝抽出液及びそれを使用
するドリンク剤が得られることを見出し、本発明に到達
したものである。即ち、 1.本発明は、(1)霊芝を蜂蜜と酢とで抽出して、霊
芝抽出液を調製する工程、(2)前記霊芝抽出液を、9
5℃以上の温度で加熱する工程、次いで、(3)前記霊
芝抽出液をろ過する工程、を有することを特徴とする、
霊芝抽出液の製造方法、及び 2.(1)霊芝を蜂蜜と酢とで抽出して、霊芝抽出液を
調製する工程、(2)前記霊芝抽出液を、95℃以上の
温度で加熱する工程、(3)前記霊芝抽出液をろ過する
工程、次いで(4)得られた霊芝抽出液を、水で希釈す
る工程、を有することを特徴とする霊芝抽出液のドリン
ク剤の製造方法、に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で使用される霊芝は、学名、Ganoderma Lu
cidum 、和名、マンネンタケと呼ばれる、約200種以
上存在すると言われているサルノコシカケ科に属する茸
の一種であり、一年生の茸である。霊芝の成分は、約2
00種類以上確認されており、例えば、多糖類(β−グ
ルカン類、ガノデランA、B、C)や、ガノデリン酸
類、ガノデレニン酸類、ルシドン類、ガノデール類、エ
ルゴステロール類等が報告されている。
する。本発明で使用される霊芝は、学名、Ganoderma Lu
cidum 、和名、マンネンタケと呼ばれる、約200種以
上存在すると言われているサルノコシカケ科に属する茸
の一種であり、一年生の茸である。霊芝の成分は、約2
00種類以上確認されており、例えば、多糖類(β−グ
ルカン類、ガノデランA、B、C)や、ガノデリン酸
類、ガノデレニン酸類、ルシドン類、ガノデール類、エ
ルゴステロール類等が報告されている。
【0007】一方、本発明で使用される蜂蜜としては、
各種の花(例えば、アカシア)から得られる蜂蜜を特に
制限されることなく、使用することができる。酢として
は、例えば、食酢が使用される。酢の濃度は、酸度で、
例えば、4〜10%、好ましくは、4〜5%が適当であ
る。本発明では、特に理論に制約されるものではない
が、霊芝に対して、蜂蜜と酢とを組合せた材料で抽出す
ることによって、効率良く、抽出することができるとと
もに、蜂蜜による栄養素の加入による栄養バランスの改
善や、特に、酢による抽出効果の改善、並びに、これら
の材料による霊芝抽出液の長期保存性の改善作用が見出
される。
各種の花(例えば、アカシア)から得られる蜂蜜を特に
制限されることなく、使用することができる。酢として
は、例えば、食酢が使用される。酢の濃度は、酸度で、
例えば、4〜10%、好ましくは、4〜5%が適当であ
る。本発明では、特に理論に制約されるものではない
が、霊芝に対して、蜂蜜と酢とを組合せた材料で抽出す
ることによって、効率良く、抽出することができるとと
もに、蜂蜜による栄養素の加入による栄養バランスの改
善や、特に、酢による抽出効果の改善、並びに、これら
の材料による霊芝抽出液の長期保存性の改善作用が見出
される。
【0008】本発明の霊芝抽出液は、具体的には、以下
のようにして、蜂蜜及び酢で抽出される。まず、霊芝本
体に付着した汚れを除去するために、酢により洗浄す
る。水による洗浄では、水の混入による霊芝抽出液の保
存性の低下が考えられるので、水による洗浄は好ましく
ない。この洗浄は、例えば、0〜25℃、好ましくは、15
〜25℃、通常室温で行なうことが適当である。洗浄した
霊芝は、酢から分離される。この工程は、「打ち上げ工
程」と呼ばれる。
のようにして、蜂蜜及び酢で抽出される。まず、霊芝本
体に付着した汚れを除去するために、酢により洗浄す
る。水による洗浄では、水の混入による霊芝抽出液の保
存性の低下が考えられるので、水による洗浄は好ましく
ない。この洗浄は、例えば、0〜25℃、好ましくは、15
〜25℃、通常室温で行なうことが適当である。洗浄した
霊芝は、酢から分離される。この工程は、「打ち上げ工
程」と呼ばれる。
【0009】次いで、洗浄された霊芝は、破砕される。
破砕後の霊芝粒子の大きさ(平均粒径)は、例えば、20
mm以下、好ましくは、5〜10mmであることが適当であ
る。破砕した霊芝粒子に対して、計量した蜂蜜及び酢を
混合し、霊芝粒子が蜂蜜及び酢中に浸漬された状態で保
存する(漬込み又は浸漬工程)。漬込み工程は、通常、
20日〜3カ月、好ましくは、30日〜2か月程度が好適で
ある。この期間であれば、霊芝に含まれるガノデリン酸
類等の成分に対する抽出効率がよい(特許第29839
81号)。漬込み温度は、漬込み工程を促進するために
は、高温が好ましいが、漬込み工程における腐敗の進行
が起こり易いので、通常、0℃〜40℃、好ましくは、
20〜30℃、通常室温で行なうことが適当である。
破砕後の霊芝粒子の大きさ(平均粒径)は、例えば、20
mm以下、好ましくは、5〜10mmであることが適当であ
る。破砕した霊芝粒子に対して、計量した蜂蜜及び酢を
混合し、霊芝粒子が蜂蜜及び酢中に浸漬された状態で保
存する(漬込み又は浸漬工程)。漬込み工程は、通常、
20日〜3カ月、好ましくは、30日〜2か月程度が好適で
ある。この期間であれば、霊芝に含まれるガノデリン酸
類等の成分に対する抽出効率がよい(特許第29839
81号)。漬込み温度は、漬込み工程を促進するために
は、高温が好ましいが、漬込み工程における腐敗の進行
が起こり易いので、通常、0℃〜40℃、好ましくは、
20〜30℃、通常室温で行なうことが適当である。
【0010】蜂蜜と、酢との混合(重量)割合は、通
常、30〜70:70〜30、好ましくは、40〜6
0:60〜40であることが適当である。酢の量が多く
なるに従って、漬込み時間は短縮される傾向にある。ま
た、蜂蜜と酢との全量に対する霊芝粒子の量は、例え
ば、蜂蜜と酢との全量100質量部に対して、霊芝粒子
0.1 〜20質量部、好ましくは、0.5 〜10質量部であるこ
とが適当である。漬込み期間が終了した後、霊芝粒子
を、抽出液から分離する(「打ち上げ工程」)。
常、30〜70:70〜30、好ましくは、40〜6
0:60〜40であることが適当である。酢の量が多く
なるに従って、漬込み時間は短縮される傾向にある。ま
た、蜂蜜と酢との全量に対する霊芝粒子の量は、例え
ば、蜂蜜と酢との全量100質量部に対して、霊芝粒子
0.1 〜20質量部、好ましくは、0.5 〜10質量部であるこ
とが適当である。漬込み期間が終了した後、霊芝粒子
を、抽出液から分離する(「打ち上げ工程」)。
【0011】好ましくは、霊芝抽出液には、残渣がある
ため、例えば、30〜50メッシュ(目開き(1辺の長
さ)650〜360μm)、好ましくは、40〜45メ
ッシュ(目開き440〜400μm)のフィルタによっ
て、ろ過することが適当である。更に、好ましくは、こ
のようにしてろ過した霊芝抽出液を、例えば、5日〜2
0日、好ましくは、6日〜10日程度静置して、更に沈
殿する成分を沈殿させた後、例えば、目開き5〜20μ
m、好ましくは、目開き7〜15μmのフィルタによっ
て、ろ過することが適当である。
ため、例えば、30〜50メッシュ(目開き(1辺の長
さ)650〜360μm)、好ましくは、40〜45メ
ッシュ(目開き440〜400μm)のフィルタによっ
て、ろ過することが適当である。更に、好ましくは、こ
のようにしてろ過した霊芝抽出液を、例えば、5日〜2
0日、好ましくは、6日〜10日程度静置して、更に沈
殿する成分を沈殿させた後、例えば、目開き5〜20μ
m、好ましくは、目開き7〜15μmのフィルタによっ
て、ろ過することが適当である。
【0012】次いで、所定の容器、例えば、缶や、ビ
ン、プラスチック容器等に収納し、保存する。この場
合、保存された霊芝抽出液は、例えば、3年間保存して
も、品質の劣化は観察されていない。このようにして得
られた霊芝抽出液は、次いで、95℃以上の温度、好ま
しくは、97〜98℃で処理することが必要である。こ
のような加熱処理によって、霊芝抽出液の酢特有の臭い
を、実質的になくすことができる。一方、この加熱工程
により、霊芝抽出液中に含まれる沈殿物又は灰汁の析出
を促進させることができ、その後の沈殿物又は灰汁など
のろ過処理による分離を非常に容易化することが分かっ
た。
ン、プラスチック容器等に収納し、保存する。この場
合、保存された霊芝抽出液は、例えば、3年間保存して
も、品質の劣化は観察されていない。このようにして得
られた霊芝抽出液は、次いで、95℃以上の温度、好ま
しくは、97〜98℃で処理することが必要である。こ
のような加熱処理によって、霊芝抽出液の酢特有の臭い
を、実質的になくすことができる。一方、この加熱工程
により、霊芝抽出液中に含まれる沈殿物又は灰汁の析出
を促進させることができ、その後の沈殿物又は灰汁など
のろ過処理による分離を非常に容易化することが分かっ
た。
【0013】なお、加熱後に、最終製品の品質(糖度)
を安定させるために、また、加熱工程時に過加熱を防止
するために、霊芝抽出液の糖度を、例えば、40〜60
%、好ましくは、45〜55%に調整することが適当で
ある。糖度が、40%未満では、酢酸臭の除去が不足し
がちであり、一方、糖度が、60%を超えると、過加熱
により、製品の色や香りが悪影響を受け易くなる。この
糖度の調整は、例えば、甘味料等を添加することによっ
て行うことができる。
を安定させるために、また、加熱工程時に過加熱を防止
するために、霊芝抽出液の糖度を、例えば、40〜60
%、好ましくは、45〜55%に調整することが適当で
ある。糖度が、40%未満では、酢酸臭の除去が不足し
がちであり、一方、糖度が、60%を超えると、過加熱
により、製品の色や香りが悪影響を受け易くなる。この
糖度の調整は、例えば、甘味料等を添加することによっ
て行うことができる。
【0014】加熱後又は糖度調整後、霊芝抽出液は、1
10〜350メッシュ(目開き161〜38μm)、好
ましくは、300〜350メッシュ(目開き50〜42
μm)のフィルタを使用することによってろ過すること
が好ましい。このろ過により、霊芝残渣を除去でき、清
澄な霊芝抽出液を得ることができる。フィルタとして
は、例えば、ステンレス製のフィルタを使用することが
できる。また、ろ過効率を妨げる大きな異物を除去する
ためにガーゼを併用することが適当である。次いで、ド
リンク剤用の液とするために、霊芝抽出液を水で希釈す
る。水としては、水道水であっても、井戸水(地下水)
であっても良いし、脱イオン化した水であっても良い。
10〜350メッシュ(目開き161〜38μm)、好
ましくは、300〜350メッシュ(目開き50〜42
μm)のフィルタを使用することによってろ過すること
が好ましい。このろ過により、霊芝残渣を除去でき、清
澄な霊芝抽出液を得ることができる。フィルタとして
は、例えば、ステンレス製のフィルタを使用することが
できる。また、ろ過効率を妨げる大きな異物を除去する
ためにガーゼを併用することが適当である。次いで、ド
リンク剤用の液とするために、霊芝抽出液を水で希釈す
る。水としては、水道水であっても、井戸水(地下水)
であっても良いし、脱イオン化した水であっても良い。
【0015】霊芝抽出液の希釈に際しては、例えば、霊
芝抽出液100 質量部に対して、水900 〜1300質量部、好
ましくは、1000〜1200質量部を添加することが好まし
い。ドリンク剤用の液に使用される甘味料は、最終製品
としてのドリンク剤の飲み易さを改善するために添加さ
れる。甘味料としては、従来から使用されている甘味料
であれば、特に制限されるものではない。このような甘
味料としては、例えば、蔗糖や、麦芽糖、乳糖等の二糖
類、マルトトリオース等の三糖類、更には、アスパルテ
ーム等の合成甘味料等が挙げられる。
芝抽出液100 質量部に対して、水900 〜1300質量部、好
ましくは、1000〜1200質量部を添加することが好まし
い。ドリンク剤用の液に使用される甘味料は、最終製品
としてのドリンク剤の飲み易さを改善するために添加さ
れる。甘味料としては、従来から使用されている甘味料
であれば、特に制限されるものではない。このような甘
味料としては、例えば、蔗糖や、麦芽糖、乳糖等の二糖
類、マルトトリオース等の三糖類、更には、アスパルテ
ーム等の合成甘味料等が挙げられる。
【0016】使用される甘味料の量は、任意であるが、
好ましくは、霊芝抽出液100 質量部に対して、例えば、
200 〜280 質量部、特に好ましくは、220 〜260 質量部
の量で使用することが適当である。ドリンク剤用の液で
は、水が使用されているので、ドリンク剤の容器に充填
する場合には、保存性を改善するために、容器に充填す
る前に、そのドリンク剤用の液を、加熱や、紫外線照射
等より殺菌処理を行なうことが適当である。加熱は、例
えば、90℃未満の温度で行われ、例えば、80〜85
℃程度である。この加熱は、酢特有の臭いを低減するた
めの加熱とは、明らかに異なる。上記において説明し
た、臭いを低減するための加熱は、95℃以上であり、
大腸菌等の殺菌のために行われる加熱温度に比べて、高
い。また、殺菌のための加熱であれば、最終製品の直前
に行われるのに対して、臭い除去の加熱処理は、最終処
理よりも前に、具体的には、ろ過処理の前に行われる。
好ましくは、霊芝抽出液100 質量部に対して、例えば、
200 〜280 質量部、特に好ましくは、220 〜260 質量部
の量で使用することが適当である。ドリンク剤用の液で
は、水が使用されているので、ドリンク剤の容器に充填
する場合には、保存性を改善するために、容器に充填す
る前に、そのドリンク剤用の液を、加熱や、紫外線照射
等より殺菌処理を行なうことが適当である。加熱は、例
えば、90℃未満の温度で行われ、例えば、80〜85
℃程度である。この加熱は、酢特有の臭いを低減するた
めの加熱とは、明らかに異なる。上記において説明し
た、臭いを低減するための加熱は、95℃以上であり、
大腸菌等の殺菌のために行われる加熱温度に比べて、高
い。また、殺菌のための加熱であれば、最終製品の直前
に行われるのに対して、臭い除去の加熱処理は、最終処
理よりも前に、具体的には、ろ過処理の前に行われる。
【0017】このようにして得られたドリンク剤用の液
は、低温に置いて、暫くの間、保存又は静置しておくこ
とが好ましい。この静置処理によって、ドリンク剤用の
液中に残存する微細な粒子を沈積させることができ、清
澄性に優れた最終ドリンク剤製品を製造することができ
る。低温としては、ドリンク剤用の液が凍結しない程度
の低温、例えば、10℃以下、好ましくは、−5〜5
℃、更に好ましくは、−2〜3℃が適当である。静置期
間としては、例えば、5日〜10日、好ましくは、6日
〜8日程度が適当である。
は、低温に置いて、暫くの間、保存又は静置しておくこ
とが好ましい。この静置処理によって、ドリンク剤用の
液中に残存する微細な粒子を沈積させることができ、清
澄性に優れた最終ドリンク剤製品を製造することができ
る。低温としては、ドリンク剤用の液が凍結しない程度
の低温、例えば、10℃以下、好ましくは、−5〜5
℃、更に好ましくは、−2〜3℃が適当である。静置期
間としては、例えば、5日〜10日、好ましくは、6日
〜8日程度が適当である。
【0018】次いで、静置した場合には、ドリンク剤用
の液を、目開き1〜20μm、好ましくは、目開き1〜
5μmのフィルタでろ過することが適当である。このよ
うなフィルタとしては、例えば、ポリプロピレン繊維か
ら成るフィルタが適当である。更に、フィルタとして
は、メッシュの大きさを、それぞれ、例えば、目開き3
μm、目開き3μm、そして、目開き1μmのフィルタ
で、好ましくは、3回ろ過することが好ましい。霊芝の
胞子の大きさは、1μm以下であるので、フィルタの目
開き1〜10μm程度であることが適当である。
の液を、目開き1〜20μm、好ましくは、目開き1〜
5μmのフィルタでろ過することが適当である。このよ
うなフィルタとしては、例えば、ポリプロピレン繊維か
ら成るフィルタが適当である。更に、フィルタとして
は、メッシュの大きさを、それぞれ、例えば、目開き3
μm、目開き3μm、そして、目開き1μmのフィルタ
で、好ましくは、3回ろ過することが好ましい。霊芝の
胞子の大きさは、1μm以下であるので、フィルタの目
開き1〜10μm程度であることが適当である。
【0019】このようなろ過処理を行うことにより、得
られるドリンク剤用の液は、極めて透明度又は清澄度が
高いものとなり、見た目にも、飲用し易いものとなる。
更に、本発明のドリンク剤用の液には、ロイヤルゼリー
を添加することが好ましい。このようなロイヤルゼリー
の添加によって、ドリンク剤としての付加価値が高ま
る。但し、ロイヤルゼリーは、それ自体非常に粘度が高
い(25℃において、11000cP)を有するため、
ロイヤルゼリーを単に添加するだけでは、ロイヤルゼリ
ーを均一にドリンク剤用の液に混合することはできない
ことが分かった。本発明者は、まず、蜂蜜と、水と、ロ
イヤルゼリーとを混合し、30℃以下の温度、例えば、
10〜25℃程度で、攪拌しながら、混合することによ
り、乳化し、ロイヤルゼリー乳液を調製し、これを、ド
リンク剤用の液と混合すると、短時間で容易に混合する
ことが分かった。
られるドリンク剤用の液は、極めて透明度又は清澄度が
高いものとなり、見た目にも、飲用し易いものとなる。
更に、本発明のドリンク剤用の液には、ロイヤルゼリー
を添加することが好ましい。このようなロイヤルゼリー
の添加によって、ドリンク剤としての付加価値が高ま
る。但し、ロイヤルゼリーは、それ自体非常に粘度が高
い(25℃において、11000cP)を有するため、
ロイヤルゼリーを単に添加するだけでは、ロイヤルゼリ
ーを均一にドリンク剤用の液に混合することはできない
ことが分かった。本発明者は、まず、蜂蜜と、水と、ロ
イヤルゼリーとを混合し、30℃以下の温度、例えば、
10〜25℃程度で、攪拌しながら、混合することによ
り、乳化し、ロイヤルゼリー乳液を調製し、これを、ド
リンク剤用の液と混合すると、短時間で容易に混合する
ことが分かった。
【0020】ロイヤルゼリー乳液において、ロイヤルゼ
リーは、蜂蜜100質量部に対して、例えば、10〜5
0質量部、好ましくは、20〜40質量部で添加するこ
とが適当である。また、水は、蜂蜜100質量部に対し
て、30〜100質量部、好ましくは、40〜50質量
部であることが適当である。ロイヤルゼリー乳液の粘度
は、例えば、25℃において、150〜1000cP、
好ましくは、150〜400cPであることが適当であ
る。攪拌時間は、例えば、1分〜15分、好ましくは、
2分〜8分で充分である。なお、ロイヤルゼリー乳液中
の気泡を除去するため、85℃以下、例えば、60〜8
0℃に加熱することが適当である。ロイヤルゼリー乳液
は、上記ドリンク剤用の液100質量部に対して、例え
ば、1〜10質量部、好ましくは、5〜7質量部で混合
することが適当である。混合は、例えば、室温〜35℃
で行うことが適当である。このようにして得られたロイ
ヤルゼリー配合ドリンク剤用の液は、所定の容器に充填
され、ドリンク剤用の液として得られる。この場合、殺
菌処理を行うために、ロイヤルゼリー配合ドリンク剤用
の液は、65〜85℃、好ましくは、80〜85℃で行
うことが適当である。
リーは、蜂蜜100質量部に対して、例えば、10〜5
0質量部、好ましくは、20〜40質量部で添加するこ
とが適当である。また、水は、蜂蜜100質量部に対し
て、30〜100質量部、好ましくは、40〜50質量
部であることが適当である。ロイヤルゼリー乳液の粘度
は、例えば、25℃において、150〜1000cP、
好ましくは、150〜400cPであることが適当であ
る。攪拌時間は、例えば、1分〜15分、好ましくは、
2分〜8分で充分である。なお、ロイヤルゼリー乳液中
の気泡を除去するため、85℃以下、例えば、60〜8
0℃に加熱することが適当である。ロイヤルゼリー乳液
は、上記ドリンク剤用の液100質量部に対して、例え
ば、1〜10質量部、好ましくは、5〜7質量部で混合
することが適当である。混合は、例えば、室温〜35℃
で行うことが適当である。このようにして得られたロイ
ヤルゼリー配合ドリンク剤用の液は、所定の容器に充填
され、ドリンク剤用の液として得られる。この場合、殺
菌処理を行うために、ロイヤルゼリー配合ドリンク剤用
の液は、65〜85℃、好ましくは、80〜85℃で行
うことが適当である。
【0021】
【実施例】本発明について、以下で示す実施例及び比較
例により、更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれ
らの実施例及び比較例によって何等限定されるものでは
ない。実施例1 霊芝を食酢(酸度4.5%)で洗浄した後、平均粒子径5
〜10mmとなるように破砕し、次いで、蜂蜜と食酢との配
合割合が(57対43)である混合液100質量部に対
して、霊芝粒子を0.3 質量部で混合し、2カ月にわたっ
て浸漬した。浸漬後、処理液から霊芝粒子を除去し、霊
芝抽出液を得た。霊芝抽出液を、40メッシュ(目開き
440μm)のステンレス製フィルタでろ過し、残渣を
除去した。更に、霊芝抽出液を、1週間静置して、沈殿
を生じさせ、上澄み液を回収し、ドリンク液用の霊芝抽
出液を得た。
例により、更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれ
らの実施例及び比較例によって何等限定されるものでは
ない。実施例1 霊芝を食酢(酸度4.5%)で洗浄した後、平均粒子径5
〜10mmとなるように破砕し、次いで、蜂蜜と食酢との配
合割合が(57対43)である混合液100質量部に対
して、霊芝粒子を0.3 質量部で混合し、2カ月にわたっ
て浸漬した。浸漬後、処理液から霊芝粒子を除去し、霊
芝抽出液を得た。霊芝抽出液を、40メッシュ(目開き
440μm)のステンレス製フィルタでろ過し、残渣を
除去した。更に、霊芝抽出液を、1週間静置して、沈殿
を生じさせ、上澄み液を回収し、ドリンク液用の霊芝抽
出液を得た。
【0022】霊芝抽出液の加熱処理の評価
上記霊芝抽出液を、95℃又は100℃で、10分間加
熱し、以下の表1に示すように、霊芝抽出液4及び5を
得た。同様にして、比較のため、異なる温度で加熱した
又は加熱を省略したことを除いて、霊芝抽出液4又は5
の調製方法と同様にして、霊芝抽出液1〜3を得た。臭
いの程度の評価は、パネラー10人によるパネル試験で
行い、これらの霊芝抽出液1〜5の内で、最も臭いのな
いと感じたパネラーの人数を記録した。従って、人数の
多い程、霊芝抽出液として、臭いが低いことを示す。
熱し、以下の表1に示すように、霊芝抽出液4及び5を
得た。同様にして、比較のため、異なる温度で加熱した
又は加熱を省略したことを除いて、霊芝抽出液4又は5
の調製方法と同様にして、霊芝抽出液1〜3を得た。臭
いの程度の評価は、パネラー10人によるパネル試験で
行い、これらの霊芝抽出液1〜5の内で、最も臭いのな
いと感じたパネラーの人数を記録した。従って、人数の
多い程、霊芝抽出液として、臭いが低いことを示す。
【0023】
【表1】表1
【0024】上記表1から、霊芝抽出液を、95℃以上
で加熱することによって、酢酸臭が大幅に低下すること
が分かる。
で加熱することによって、酢酸臭が大幅に低下すること
が分かる。
【0025】実施例2
実施例1で得られた霊芝抽出液は、加熱により、新たな
沈析物を生じていた。そこで、ガーゼと、330メッシ
ュ(目開き46μm)のステンレス製フィルタとを、ガ
ーゼがフィルタの上になるように使用して、ろ過した。
次いで、以下の成分からなるドリンク剤を調製した。 配合成分 配合割合(%) 霊芝抽出液 7 水(地下水) 80 ガラクトオリゴ糖 13 全量 100%
沈析物を生じていた。そこで、ガーゼと、330メッシ
ュ(目開き46μm)のステンレス製フィルタとを、ガ
ーゼがフィルタの上になるように使用して、ろ過した。
次いで、以下の成分からなるドリンク剤を調製した。 配合成分 配合割合(%) 霊芝抽出液 7 水(地下水) 80 ガラクトオリゴ糖 13 全量 100%
【0026】得られたドリンク剤は、殺菌のため、85
℃で加熱した。得られたドリンク剤は、酢酸臭がなく、
透明性に優れ、大変に飲み易いものであった。なお、ド
リンク剤の品質を更に向上させるため、以下のようにし
て、ろ過処理を行った。まず、ドリンク剤を、3℃に設
定された冷蔵庫中に、7日間静置して、ドリンク剤中に
生じる浮遊物を沈殿させた。次いで、上澄みを取り、目
開きが、3μmのポリプロピレン繊維製カートリッジフ
ィルタで、2回ろ過し、目開きが、1μmのポリプロピ
レン繊維製カートリッジフィルタで、1回ろ過した。最
後に、「ポリプロピレン製フィラメントからなる1μm
のカートリッジのメンブラン」(これは、上記1μmの
ポリプロピレン繊維製カートリッジフィルタと同一のも
のですか、異なるものですか。異なるとすれば、どのよ
うに異なりますか。)でろ過した。上記一連のろ過によ
り、得られたドリンク剤は、極めて清澄であった。
℃で加熱した。得られたドリンク剤は、酢酸臭がなく、
透明性に優れ、大変に飲み易いものであった。なお、ド
リンク剤の品質を更に向上させるため、以下のようにし
て、ろ過処理を行った。まず、ドリンク剤を、3℃に設
定された冷蔵庫中に、7日間静置して、ドリンク剤中に
生じる浮遊物を沈殿させた。次いで、上澄みを取り、目
開きが、3μmのポリプロピレン繊維製カートリッジフ
ィルタで、2回ろ過し、目開きが、1μmのポリプロピ
レン繊維製カートリッジフィルタで、1回ろ過した。最
後に、「ポリプロピレン製フィラメントからなる1μm
のカートリッジのメンブラン」(これは、上記1μmの
ポリプロピレン繊維製カートリッジフィルタと同一のも
のですか、異なるものですか。異なるとすれば、どのよ
うに異なりますか。)でろ過した。上記一連のろ過によ
り、得られたドリンク剤は、極めて清澄であった。
【0027】実施例3(ロイヤルゼリー配合ドリンク
剤) 実施例2で得られた極めて清澄なドリンク剤に対して、
以下のようにして調製されたロイヤルゼリー乳液を添加
し、ロイヤルゼリー配合の霊芝抽出液ドリンク剤を調製
した。
剤) 実施例2で得られた極めて清澄なドリンク剤に対して、
以下のようにして調製されたロイヤルゼリー乳液を添加
し、ロイヤルゼリー配合の霊芝抽出液ドリンク剤を調製
した。
【0028】ロイヤルゼリー乳液の調製
蜂蜜100質量部に対して、ロイヤルゼリー20質量部及び
水40質量部を添加して、20℃において、3分間、回転
数が3000rpmで、ガラス製のミキサーにより攪拌
し、ロイヤルゼリーを乳化した。ロイヤルゼリーは、1
1000cPであるが、このような乳化により、ロイヤ
ルゼリー乳液の粘度は、160cPと非常に低下した。
次いで、ロイヤルゼリー乳液中の気泡を、消すために、
85℃で加熱した。得られたロイヤルゼリー乳液を、実
施例2で得られた極めて清澄なドリンク剤100質量部
に対して、6質量部で混合した。次いで、殺菌のため、
ドリンク剤用の液を85℃まで加熱し、次いで、販売用
の容器に充填した。得られたロイヤルゼリー配合霊芝ド
リンク剤は、酢酸由来の臭いがなく、極めて清澄であ
り、栄養価にも富み、滋養強壮剤として優れている。
水40質量部を添加して、20℃において、3分間、回転
数が3000rpmで、ガラス製のミキサーにより攪拌
し、ロイヤルゼリーを乳化した。ロイヤルゼリーは、1
1000cPであるが、このような乳化により、ロイヤ
ルゼリー乳液の粘度は、160cPと非常に低下した。
次いで、ロイヤルゼリー乳液中の気泡を、消すために、
85℃で加熱した。得られたロイヤルゼリー乳液を、実
施例2で得られた極めて清澄なドリンク剤100質量部
に対して、6質量部で混合した。次いで、殺菌のため、
ドリンク剤用の液を85℃まで加熱し、次いで、販売用
の容器に充填した。得られたロイヤルゼリー配合霊芝ド
リンク剤は、酢酸由来の臭いがなく、極めて清澄であ
り、栄養価にも富み、滋養強壮剤として優れている。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、酢酸臭がなく、長期保
存性に優れかつ栄養バランスにも優れた霊芝抽出液が得
られる。この霊芝抽出液は、そのまま健康食品や生薬と
して、又は、これを水で薄めた健康飲料等のドリンク剤
として使用することができる。また、ロイヤルゼリーを
配合することにより、更に滋養強壮剤として優れたドリ
ンク剤が得られる。
存性に優れかつ栄養バランスにも優れた霊芝抽出液が得
られる。この霊芝抽出液は、そのまま健康食品や生薬と
して、又は、これを水で薄めた健康飲料等のドリンク剤
として使用することができる。また、ロイヤルゼリーを
配合することにより、更に滋養強壮剤として優れたドリ
ンク剤が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 (1)霊芝を蜂蜜と酢とで抽出して、霊
芝抽出液を調製する工程、(2)前記霊芝抽出液を、9
5℃以上の温度で加熱する工程、次いで、(3)前記霊
芝抽出液をろ過する工程、を有することを特徴とする、
霊芝抽出液の製造方法。 - 【請求項2】 (1)霊芝を蜂蜜と酢とで抽出して、霊
芝抽出液を調製する工程、(2)前記霊芝抽出液を、9
5℃以上の温度で加熱する工程、(3)前記霊芝抽出液
をろ過する工程、次いで、(4)得られた霊芝抽出液
を、水で希釈する工程、を有することを特徴とする霊芝
抽出液のドリンク剤の製造方法。 - 【請求項3】 工程(4)の後に、前記ドリンク剤を低
温において静置した後、ろ過する工程を更に有する、請
求項3に記載の製造方法。 - 【請求項4】 更に、ロイヤルゼリーを配合する工程を
有する、請求項3に記載の製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281672A JP2003088327A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 蜂蜜と酢とによる霊芝抽出液からなるドリンク剤 |
US10/235,829 US6841187B2 (en) | 2001-09-17 | 2002-09-06 | Drinks consisting of extracts of Fomes japonicus extracted with honey and vinegar |
EP02090323A EP1293134B1 (en) | 2001-09-17 | 2002-09-09 | Drinks consisting of extracts of fomes japonicus extracted with honey and vinegar |
ES02090323T ES2242825T3 (es) | 2001-09-17 | 2002-09-09 | Bebidas que consisten en extractos de fomes japonicus extraidos con miel y vinagre. |
AT02090323T ATE300879T1 (de) | 2001-09-17 | 2002-09-09 | Getränk aus einem extrakt von fomes japonicus aus honig und essig |
DE60205314T DE60205314T2 (de) | 2001-09-17 | 2002-09-09 | Getränk aus einem Extrakt von Fomes Japonicus aus Honig und Essig |
HK03106335.8A HK1054173B (zh) | 2001-09-17 | 2003-09-05 | 含有用蜜和醋浸出的靈芝浸出液飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281672A JP2003088327A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 蜂蜜と酢とによる霊芝抽出液からなるドリンク剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003088327A true JP2003088327A (ja) | 2003-03-25 |
Family
ID=19105454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001281672A Pending JP2003088327A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 蜂蜜と酢とによる霊芝抽出液からなるドリンク剤 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1293134B1 (ja) |
JP (1) | JP2003088327A (ja) |
AT (1) | ATE300879T1 (ja) |
DE (1) | DE60205314T2 (ja) |
ES (1) | ES2242825T3 (ja) |
HK (1) | HK1054173B (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3237245C2 (de) * | 1982-10-07 | 1986-12-18 | Tamiji Nagoya Matoba | Teegetränk |
JPH0947267A (ja) * | 1995-08-10 | 1997-02-18 | Jun Jen Lim | 松葉エキス飲料の製造方法 |
JP2983981B1 (ja) * | 1998-12-09 | 1999-11-29 | 三島食品株式会社 | 蜂蜜と酢とによる霊芝抽出物及びその利用 |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001281672A patent/JP2003088327A/ja active Pending
-
2002
- 2002-09-09 ES ES02090323T patent/ES2242825T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-09 AT AT02090323T patent/ATE300879T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-09-09 DE DE60205314T patent/DE60205314T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2002-09-09 EP EP02090323A patent/EP1293134B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-09-05 HK HK03106335.8A patent/HK1054173B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
HK1054173B (zh) | 2005-12-23 |
HK1054173A1 (en) | 2003-11-21 |
EP1293134B1 (en) | 2005-08-03 |
DE60205314D1 (de) | 2005-09-08 |
EP1293134A1 (en) | 2003-03-19 |
DE60205314T2 (de) | 2006-06-01 |
ES2242825T3 (es) | 2005-11-16 |
ATE300879T1 (de) | 2005-08-15 |
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US6841187B2 (en) | Drinks consisting of extracts of Fomes japonicus extracted with honey and vinegar |
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