JP2003086649A - 温度センサ付きウエハ - Google Patents

温度センサ付きウエハ

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JP2003086649A
JP2003086649A JP2001271195A JP2001271195A JP2003086649A JP 2003086649 A JP2003086649 A JP 2003086649A JP 2001271195 A JP2001271195 A JP 2001271195A JP 2001271195 A JP2001271195 A JP 2001271195A JP 2003086649 A JP2003086649 A JP 2003086649A
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wire
wafer
temperature
temperature sensor
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JP2001271195A
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Toshiro Shimizu
利朗 清水
Yuichi Kawaguchi
雄一 川口
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Anritsu Meter Co Ltd
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Anritsu Meter Co Ltd
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    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
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    • H01L21/67242Apparatus for monitoring, sorting or marking
    • H01L21/67248Temperature monitoring
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/02Means for indicating or recording specially adapted for thermometers
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    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/02Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using thermoelectric elements, e.g. thermocouples

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測温用ウエハにおいて、熱電対の素線の扱い
が容易となると共に、熱電対の素線の数を最小限にする
ことができ、取り扱いが簡便となる熱電対付きウエハを
提供する。 【解決手段】 ウエハ20に設けた温度センサ30の感
温部31に連結する導線33a,33bを該ウエハ20
より導出する温度センサ付きウエハ1において、前記感
温部31に連結する素線32a,32bを、該ウエハ2
0の周辺部に設けた中継点61で、該素線32a,32
bより太径の引き出し線33a,33bに接合し、該引
き出し線33a,33bを該ウエハ20より導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウエハ等
の電気絶縁性板状体の表面温度を測定するための温度セ
ンサ付きウエハに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエハを使用する半導体製造プ
ロセスにおいては、加熱処理装置内のシリコン基板の表
面温度を検知することが重要であるため、熱電対を埋設
したウエハセンサが使用されている。
【0003】この従来の熱電対付きウエハは、図6に示
すように、シリコンウエハ(基板)10の裏面に凹部1
1を設け、この凹部11に熱電対12の測温接点12a
をアルミナセメント13を用いて埋設し、この測温接点
12aから0.02〜0.05mmφと非常に細い線の
素線12bを引き出して外部の計測器に接続している。
【0004】この図6に示すような熱電対付きウエハで
は、素線引き出し作業において、素線12bを介して熱
電対12の測温接点12aを埋め込んで固着した部分に
引張り力や捩じりモーメント等が加わるので、この負荷
により、この熱電対12の測温接点12aがアルミナセ
メント13と共に凹部11から抜けて外れてしまうとい
う問題がある。
【0005】そのため、特開2000−111418号
公報においては、図7に示すように、ウエハ1の表面側
に、適宜の深さの凹部3を設け、この凹部3の底面から
ウエハ1の裏面側に抜ける素線挿通孔4をそれぞれ設け
て、熱電対2の両素線2bをこの両素線挿通孔4からウ
エハ1の裏面側に挿通して、熱電対2の測温接点2aを
凹部3に固着した熱電対付ウエハ1が提案されている。
【0006】そして、この構成により、熱電対2の素線
2bが引張られたり、捩じられたりして、この固着部に
力が加わっても、この測温接点2aは凹部3の両素線挿
通孔4,4間の底面部分3aを跨いだ状態で凹部3に固
着されているので、この底面3a部分により抜け防止が
できるとしている。
【0007】この種の熱電対付きウエハは、CVD装置
や酸化拡散装置(アニール炉)、あるいは、スパッタ装
置等のチャンバーに組込んで設置される際に、熱電対の
素線をチャンバー壁面の素線引き出し孔から外部へ引き
出す作業が必要になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この素線は、素線の熱
容量を最小限にして素線による熱影響を小さくするため
に熱電対では0.02〜0.05mmφと非常に細く形
成される。また、計測点に配置される測温接点からは、
プラス側素線とマイナス側素線との2本の素線が導出さ
れるので、計測点の数nの2倍の本数(2n)の素線
が、熱電対付きウエハから導出されることになる。
【0009】そのため、計測点数が増加して温度センサ
付きウエハに配置する温度センサの数が増加すると、こ
の温度センサ付きウエハから導出される素線の本数が倍
増して多くなり、それに連れて断線の危険性が増加し、
また、取扱いも面倒になるという問題が生じる。
【0010】一方、温度センサが熱電対で形成される場
合には、感温部である測温接点は異種金属である2種の
素線が接合されて形成され、この測温接点で発生する起
電力が温度によって変化するのを、素線の他端側で計測
し、この起電力を換算して測温接点における温度を求め
ている。
【0011】そのため、感温部が多数ある場合には、そ
の一方の素線を共通としても、他方の素線を個別に配線
すれば、その温度による起電力の変化は、この個別に配
線した素線と一方の素線との間の電圧として計測できる
ことになる。
【0012】本発明は、この知見を基に、上述の問題を
解決するためになされたものであり、その目的は、測温
用ウエハにおいて、温度センサの素線の扱いが容易とな
ると共に、温度センサの素線の数を最小限にすることが
でき、取り扱いが簡便となる温度センサ付きウエハを提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するための温度センサ付きウエハは、次のような特徴を
有して形成される。
【0014】1)ウエハに設けた温度センサの感温部に
連結する導線を該ウエハより導出する温度センサ付きウ
エハにおいて、前記感温部に連結する素線を、該ウエハ
の周辺部に設けた中継点で、該素線より太径の引き出し
線に接合し、該引き出し線を該ウエハより導出するよう
に構成する。
【0015】この温度センサとしては熱電対等を使用で
き、この温度センサに連結する素線は、温度センサを設
けたことによる素線の熱容量を小さくして熱影響を少な
くするために細径で形成され、引き出し線は強度を維持
するために太径で形成され、この引き出し線で計測器等
に接続される。
【0016】熱電対の場合には、この素線は、2種類の
金属で形成され、接合部が測温接点となり、この素線は
0.02〜0.05mmφ程度、引き出し線は0.1〜
0.2mmφ程度で形成される。また、素線と引き出し
線の接合は溶接等の通電可能な状態で接合する。
【0017】この構成によれば、ウエハ内では細い素線
となるので、温度センサを設けたことによる熱影響を小
さくでき、また、ウエハから導出される引き出し線はよ
り強くなるため、断線等が起こり難くなり、取扱が著し
く容易となる。
【0018】2)上記の温度センサ付きウエハにおい
て、前記中継点を、該ウエハに形成した素線固定ピン用
孔に固定される素線固定ピンで形成する。
【0019】この素線固定ピンはステンレス等で形成さ
れ、素線固定ピン用孔内に接着剤等で固定されるため、
引き出し部分の素線に引張力や捩りモーメントが加わっ
ても、この素線固定部で素線を固定支持できるので、感
温部に引張力や捩りモーメントが加わることが無く、感
温部のウエハからの離脱を防止できる。
【0020】3)また、ウエハの表面に2つ以上の感温
部用孔を形成し、前記各感温部用孔に二種類の素線に連
結する温度センサの感温部をそれぞれ配設して固定する
と共に、該各感温部に連結する二種類の素線の内、一方
の種類の素線を共用にし、該共用した前記一方の種類の
素線と前記所定の計測点数本の他方の種類の素線を、該
ウエハより導出して構成する。
【0021】この二種類の素線の内、一方の種類の素線
とは、温度センサが熱電対の場合には、プラス側(ある
いはマイナス側)出力となる同一金属の素線のことを意
味する。
【0022】この構成によれば、温度センサの感温部が
多数ある場合には、その一方の種類の素線を共通とし、
他方の種類の素線を個別に配線して、一方の種類の素線
の本数を一本又はその他の少数の本数にして、ウエハの
表面(又は裏面)の配線数を減少できるので、素線によ
る熱影響を少なくできると共に、取り扱いが容易とな
る。
【0023】なお、熱電対では、各感温部の温度による
起電力は、少数化した一方の種類の素線と、個別に配線
した素線との間の電圧として計測でき、この計測された
電圧から各接合部における温度を得ることができる。
【0024】4)そして、上記の温度センサ付きウエハ
において、前記一方の種類の素線の共用に際して、前記
温度センサの感温部に連結する二種類の素線の内、一方
の種類の素線の少なくとも一つの中間部に、他方の種類
の素線を1本ずつ接合し、該感温部を前記感温部用孔に
それぞれ配設して固定すると共に、一本の前記一方の種
類の素線と前記感温部の本数の他方の種類の素線を、該
ウエハより導出して構成する。
【0025】この構成によれば、一方の種類の素線の先
端部以外の中間部にも感温部を配置でき、しかも、一方
の種類の素線の本数を増加せずに済むので、素線の本数
を減少できる。
【0026】5)あるいは、前記の温度センサ付きウエ
ハにおいて、前記一方の種類の素線の共用に際して、前
記温度センサの感温部に連結する二種類の素線の内、一
方の種類の素線を分岐配線して、2つ以上の先端部を形
成し、該先端部に設けた感温部の各々に他方の種類の素
線を1本ずつ接合し、該感温部を前記感温部用孔にそれ
ぞれ配設して固定すると共に、一本の前記一方の種類の
素線と前記接合部の数と同じ本数の他方の種類の素線
を、該ウエハより導出して構成する。
【0027】この構成によれば、先端部に感温部を配置
した一方の種類の素線を一本の素線に接合するので、素
線の本数を減少できる。
【0028】6)上記の温度センサ付きウエハにおい
て、前記温度センサの感温部に連結する素線の一部分
を、素線固定ピンに固定すると共に、該素線固定ピンを
ウエハに形成した素線固定ピン用孔に挿入して接着剤で
固定するように構成される。
【0029】この素線固定ピンはステンレス等の金属で
形成され、この素線固定ピンの上面で素線をスポット溶
接で接合する等して固定される。また、この素線固定ピ
ン用孔は貫通孔又は溝孔で形成され、この素線固定ピン
用孔内に、素線固定ピンが樹脂系又はセラミックス系の
接着剤で固定される。
【0030】そして、この素線固定ピンは素線固定ピン
用孔に固定されているので、引き出し部分の素線に引張
力や捩りモーメントが加わっても、この素線固定部で素
線を固定支持するので、感温部に引張力や捩りモーメン
トが加わることが無く、感温部の離脱を防止できる。
【0031】7)上記の温度センサ付きウエハにおい
て、前記素線固定ピンにおいて、前記温度センサの感温
部に連結する素線を該素線よりも太径の引き出し線に該
素線固定ピンと共に溶接接合し、該引き出し線を該ウエ
ハより導出するように構成される。特に、素線固定ピン
と共に素線と引き出し線をスポット溶接等により接合す
るように構成すると、接合作業が簡単となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態に係る温度センサ付きウエハについて、
熱電対温度センサを例にして説明する。
【0033】〔第1の実施の形態〕本発明の第1の実施
の形態に係る温度センサ付きウエハ1は、図1に示すよ
うに、ウエハ20に素線固定ピン用孔62を形成し、ウ
エハ20に設置する熱電対30の測温接点(感温部)3
1から導出された素線32a,32bを、引き出し線3
3a,33bに素線固定ピン61部分でスポット溶接6
0で接合し、この素線固定ピン61を素線固定ピン用孔
62に挿入して接着剤等で固定する。それと共に、引き
出し線33a,33bをウエハ20より導出し、この引
き出し線33a,33bで計測器等に接続するように構
成する。
【0034】この熱電対30の素線32a,32bは、
クロメル−アルメル、クロメル−コンスタンタン、鉄−
コンスタンタン、白金−白金ロジウム等の組み合わせで
形成され、この素線32a,32bを溶接接合すること
により、感温部である測温接点31を形成する。
【0035】また、引き出し線33a,33bも、素線
32a,32bと同じ種類の、クロメル−アルメル、ク
ロメル−コンスタンタン、鉄−コンスタンタン、白金−
白金ロジウム等の組み合わせで形成し、一方の種類の素
線32aとこれに接合する引き出し線33aは同じ種類
の金属(例えばクロメル)とし、他方の種類の素線32
bとこれに接合する引き出し線33bも同じ種類の金属
(例えばアルメル)とする。
【0036】また、素線固定ピン61は、ステンレス等
の素線32a,32bを溶接接合できる金属で形成し、
素線固定ピン用孔62に挿入して接着剤50で固定す
る。
【0037】そして、素線32a,32bの接合で形成
される測温接点31の固定は、この図1では測温接点1
個に対して、感温部用孔40を1個と、固定ピン用孔4
1を2個それぞれ貫通孔(又は溝孔)で形成し、この感
温部用孔40に測温接点(感温部)31を挿入して、樹
脂系又はセラミックス系等の接着剤50で接着固定す
る。
【0038】また、熱電対30の素線32a,32bを
固定ピン用孔41,41上を通過させると共に、この素
線32a,32bをU字形の固定ピン42,42で跨
ぎ、この固定ピン42を固定ピン用孔41に挿入して接
着剤50で固定する。
【0039】なお、素線32a,32bの接合で形成さ
れる測温接点31の固定は、本発明に影響せず、上記以
外の多様な固定方法を使用できる。
【0040】そして、以上の構成によれば、ウエハ20
の表面部分では細い素線32a,32bで配線されるの
で、温度センサ30を設けたことによる熱影響を小さく
でき、また、ウエハ20から導出される線は太い引き出
し線33a,33bとなるため、断線等が起こり難くな
り、取扱が著しく容易となる。
【0041】また、熱電対30の素線32a,32bが
素線固定ピン61部分で引き出し線33a,33bに接
合されているため、例え、引き出し線33a,33bに
引張力や捩りモーメントが加わっても、この素線固定ピ
ン61部分でこれらの力やモーメントを支持できるの
で、素線32a,32bや測温接点31に引張力や捩り
モーメントが加わることが無く、測温接点31のウエハ
20からの離脱や素線32a,32bの断線等を防止で
きる。
【0042】〔第2の実施の形態〕本発明の第2の実施
の形態に係る温度センサ付きウエハ1Aは、図2及び図
3に示すように、熱電対30の感温部31に連結する二
種類の素線32a,32bの内、一方の種類(例えばク
ロメル)の素線32aにおいて、その先端部31と中間
部31A〜31Dに、他方の種類(例えばアルメル)の
素線32b、32Ab〜32Dbを1本ずつ接合して測
温接点(感温部)31,31A〜31Dを形成し、この
測温接点31,31A〜31Dを感温部用孔40,40
A〜40Dにそれぞれ配設して固定する。
【0043】そして、一本の一方の種類の素線32a
と、測温接点31,31A〜31Dと同じ本数(図3で
は5本)の他方の種類の素線32b、32Ab〜32D
bを、ウエハ20Aより導出する。
【0044】この構成によれば、一方の種類の素線32
aの先端部31以外の中間部31A〜31Dにも接合部
を設けて測温接点(感温部)31A〜31Dを形成で
き、しかも、一方の種類の素線32aの本数を増加せず
に済むので、素線32aの本数を減少できる。
【0045】〔第3の実施の形態〕本発明の第3の実施
の形態に係る温度センサ付きウエハ1Bは、図4及び図
5に示すように、温度センサに連結する熱電対30の二
種類の素線32a,32bの内、一方の種類(例えばク
ロメル)の素線32aにおいて、それぞれ先端部31
A,31Bを有する素線32Aa,32Baを先端部3
1を有する素線32aの中間部31Cにスポット溶接で
接続し、この先端部31,31A,31Bの各々に他方
の種類(例えばアルメル)の素線32b,32Ab,3
3Bbを1本ずつ接合する。
【0046】また、一方の種類の素線32aの中間部3
1C,31Dに対しても、他方の種類の素線32Cb〜
32Dbを1本ずつ接合する。
【0047】そして、これらの接合によって形成される
測温接点(感温部)31,31A〜31Dを感温部用孔
40,40A〜40Dにそれぞれ配設して固定し、一本
の一方の種類の素線32aと、測温接点31,31A〜
31Dと同じ本数(図3では5本)の他方の種類の素線
32b、32Ab〜32Dbを、スポット溶接60で引
き出し線33a、33b、33Ab〜33Dbに接合
し、この引き出し線33a、33b、33Ab〜33D
bをウエハ20Bより導出する。
【0048】これらの接合は、図1に示す接合と同様に
して、これらの素線32a、32b、32Ab〜32D
bの一部分を、ステンレス等の金属で形成さる素線固定
ピン61にスポット溶接60などで固定し、この素線固
定ピン61をウエハ20Bに貫通孔又は溝孔で形成され
た素線固定ピン用孔62に挿入して、樹脂系又はセラミ
ックス系の接着剤50で固定する。
【0049】この構成によれば、先端部に測温接点(感
温部)31A,31Bを配置した一方の種類の素線32
Aa,32Baを一本の素線32aに接合するので、一
方の種類の素線32aの本数を減少できる。
【0050】また、素線固定ピン61は素線固定ピン用
孔62に固定されているので、引き出し線33a、33
b、33Ab〜33Dbに引張力や捩りモーメントが加
わっても、この素線固定部61で固定支持するので、測
温接点31、31A〜31Dに引張力や捩りモーメント
が加わることが無く、測温接点31、31A〜31Dの
離脱を防止できる。
【0051】そして、これらの第2及び第3の実施の形
態によれば、測温接点31となる接合部が多数ある場合
には、その一方の種類の素線32aを共通とし、他方の
種類の素線32bを個別に配線して、一方の種類の素線
32aの本数を一本又はその他の少数の本数にして、ウ
エハ20A,20Bの表面(又は裏面)の配線数を減少
できるので、素線32a,32bによる熱影響を少なく
できると共に、取り扱いが容易となる。
【0052】なお、各接合部31の温度による起電力
は、共通とした一方の種類の素線32aと、個別に配線
した素線32bとの間の電圧として計測でき、この計測
された電圧から各接合部31における温度を得ることが
できる。
【0053】また、温度センサ30の素線32a,32
bと素線固定ピン61とが溶接接合できない場合には接
着剤を用いて素線固定ピン61に接合することができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の温度セン
サ付きウエハによれば、次のような効果を奏することが
できる。
【0055】ウエハの表面に所定の計測点数の感温部用
孔を形成し、温度センサの感温部に連結する素線をウエ
ハの外部に導出する温度センサ付きウエハにおいて、感
温部に連結する素線を素線固定ピン部分で、この素線と
同種類でこの素線よりも太径の引き出し線に接合し、こ
の引き出し線をウエハより外部に導出するので、ウエハ
内では細い素線となるため、温度センサを設けたことに
よる熱影響を小さくでき、また、ウエハからの導出を太
い引き出し線で行うため、断線等を起こり難くして、取
扱性を著しく向上することができる。
【0056】また、熱電対の感温部(測温接点)が多数
ある場合には、その一方の種類の素線を共通とし、他方
の種類の素線を個別に配線して、ウエハの表面(又は裏
面)の配線数を減少できるので、素線による熱影響を少
なくできると共に、取扱性を向上できる。
【0057】そして、一方の種類の素線の先端部以外の
中間部にも感温部を設けることにより、一方の種類の素
線が共通となるので、一方の種類の素線の本数を減少で
きる。また、先端部に感温部を配置した一方の種類の素
線を一本の素線に纏めて接合して1本化するので、一方
の種類の素線の本数を減少できる。
【0058】そして、温度センサに連結する素線の一部
分を、ウエハの素線固定ピンに固定すると共に、該素線
固定ピンをウエハに形成した素線固定ピン用孔に挿入し
て接着剤で固定することにより、引き出し部分の素線に
引張力や捩りモーメントが加わっても、この素線固定部
で素線を固定支持できるので、感温部に引張力や捩りモ
ーメントが加わることを回避でき、感温部の離脱を防止
できる。
【0059】更に、温度センサに連結する素線を、この
素線よりも太径の引き出し線に素線固定ピンと共に溶接
接合し、この引き出し線をウエハより導出することによ
り、素線固定ピンと引き出し線の接合作業が簡単とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の温度センサ付
きウエハの構成図であり、(a)は、斜視図で、(b)
は断面図で、(c)は拡大断面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態の温度センサ付
きウエハの構成を示す斜視図である。
【図3】図2の配線図である。
【図4】本発明に係る第3の実施の形態の温度センサ付
きウエハの構成を示す斜視図である。
【図5】図4の配線図である。
【図6】従来技術の温度センサ付きウエハの温度センサ
取付部の拡大断面図である。
【図7】従来技術の他の温度センサ付きウエハの温度セ
ンサ取付部の拡大図であり、(a)は断面図で、(b)
は平面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 温度センサ付きウエハ 20,20A,20B ウエハ 30 熱電対(温度センサ) 31,31A〜31D 測温接点(感温部) 32a 一方の種類の素線 32b、32Ab〜32Db 他方の種類の素線 33a,33b、33Ab〜33Db 引き出し線 40,40A〜40D 感温部用孔 41 固定ピン用孔 42 固定ピン 50 接着剤 60 スポット溶接(接合部) 61 素線固定ピン 62 素線固定ピン用孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハに設けた温度センサの感温部に連
    結する導線を該ウエハより導出する温度センサ付きウエ
    ハにおいて、前記感温部に連結する素線を、該ウエハの
    周辺部に設けた中継点で、該素線より太径の引き出し線
    に接合し、該引き出し線を該ウエハより導出することを
    特徴とする温度センサ付きウエハ。
  2. 【請求項2】 前記中継点を、該ウエハに形成した素線
    固定ピン用孔に固定される素線固定ピンで形成すること
    を特徴とする請求項1記載の温度センサ付きウエハ。
  3. 【請求項3】 ウエハの表面に2つ以上の感温部用孔を
    形成し、前記各感温部用孔に温度センサに連結する二種
    類の素線の接合部をそれぞれ配設して固定すると共に、
    該各温度センサに連通する二種類の素線の内、一方の種
    類の素線を共用にし、該共用した前記一方の種類の素線
    と前記所定の計測点数本の他方の種類の素線を、該ウエ
    ハより導出することを特徴とする温度センサ付きウエ
    ハ。
  4. 【請求項4】 前記一方の種類の素線の共用に際して、
    前記温度センサの感温部に連結する二種類の素線の内、
    一方の種類の素線の少なくとも一つの中間部に、他方の
    種類の素線を1本ずつ接合し、該感温部を前記感温部用
    孔にそれぞれ配設して固定すると共に、一本の前記一方
    の種類の素線と前記感温部の本数の他方の種類の素線
    を、該ウエハより導出することを特徴とする請求項3に
    記載の温度センサ付きウエハ。
  5. 【請求項5】 前記一方の種類の素線の共用に際して、
    前記温度センサの感温部に連結する二種類の素線の内、
    一方の種類の素線を分岐配線して、2つ以上の先端部を
    形成し、該先端部に設けた感温部の各々に他方の種類の
    素線を1本ずつ接合し、該感温部を前記感温部用孔にそ
    れぞれ配設して固定すると共に、一本の前記一方の種類
    の素線と前記接合部の数と同じ本数の他方の種類の素線
    を、該ウエハより導出することを特徴とする請求項3記
    載の温度センサ付きウエハ。
  6. 【請求項6】 前記温度センサの感温部に連結する素線
    の一部分を、素線固定ピンに固定すると共に、該素線固
    定ピンをウエハに形成した素線固定ピン用孔に挿入して
    接着剤で固定することを特徴とする請求項3〜5のいず
    れか1項に記載の温度センサ付きウエハ。
  7. 【請求項7】 前記素線固定ピンにおいて、前記温度セ
    ンサの感温部に連結する素線を該素線よりも太径の引き
    出し線に該素線固定ピンと共に溶接接合し、該引き出し
    線を該ウエハより導出することを特徴とする請求項6記
    載の温度センサ付きウエハ。
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