JP2003086469A - 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素化物 - Google Patents
電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素化物Info
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- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高静電容量密度(F/cc)を有する,電気
二重層キャパシタの電極用活性炭を生産する場合に好適
な炭素化物を提供する。 【解決手段】 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の
製造に用いられる炭素化物10は,非晶質炭素11中
に,黒鉛構造を有する複数の結晶子12を持つ。それら
複数の結晶子12の層間距離d002 はd002 ≧0.34
7nmに設定されている。
二重層キャパシタの電極用活性炭を生産する場合に好適
な炭素化物を提供する。 【解決手段】 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の
製造に用いられる炭素化物10は,非晶質炭素11中
に,黒鉛構造を有する複数の結晶子12を持つ。それら
複数の結晶子12の層間距離d002 はd002 ≧0.34
7nmに設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,電気二重層キャパ
シタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素化物に関す
る。
シタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素化物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来,この種の電極用活性炭は,炭素化
物に賦活処理,例えばアルカリ賦活処理を施して製造さ
れている。
物に賦活処理,例えばアルカリ賦活処理を施して製造さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記アルカリ賦活処理
はほゞ確立された技術であり,したがって高静電容量密
度(F/cc)を有する電極用活性炭を得るためにはそ
れ相当の炭素化物を用いることが必要である。
はほゞ確立された技術であり,したがって高静電容量密
度(F/cc)を有する電極用活性炭を得るためにはそ
れ相当の炭素化物を用いることが必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,高静電容量密
度(F/cc)を有する電極用活性炭の生産に好適な前
記炭素化物を提供することを目的とする。
度(F/cc)を有する電極用活性炭の生産に好適な前
記炭素化物を提供することを目的とする。
【0005】前記目的を達成するため本発明によれば,
非晶質炭素中に,黒鉛構造を有する複数の結晶子を持
ち,それら複数の前記結晶子の層間距離d002 がd002
≧0.347nmである,電気二重層キャパシタの電極
用活性炭の製造に用いられる炭素化物が提供される。
非晶質炭素中に,黒鉛構造を有する複数の結晶子を持
ち,それら複数の前記結晶子の層間距離d002 がd002
≧0.347nmである,電気二重層キャパシタの電極
用活性炭の製造に用いられる炭素化物が提供される。
【0006】前記構造の炭素化物に,例えばアルカリ賦
活処理を施すと,それの比較的大なる層間距離d002 に
起因して,炭素化物内への溶融アルカリの浸透性が良好
となり,また炭素化物外への発生ガスの排出が速やかに
行われ,これにより各ロットにつき一定したアルカリ賦
活処理を行って,高静電容量密度(F/cc)を有する
電極用活性炭を安定して生産することが可能である。た
だし,前記層間距離d 002 がd002 <0.347nmで
は前記のような電極用活性炭を安定して生産することが
難しい。
活処理を施すと,それの比較的大なる層間距離d002 に
起因して,炭素化物内への溶融アルカリの浸透性が良好
となり,また炭素化物外への発生ガスの排出が速やかに
行われ,これにより各ロットにつき一定したアルカリ賦
活処理を行って,高静電容量密度(F/cc)を有する
電極用活性炭を安定して生産することが可能である。た
だし,前記層間距離d 002 がd002 <0.347nmで
は前記のような電極用活性炭を安定して生産することが
難しい。
【0007】また本発明によれば,非晶質炭素中に,黒
鉛構造を有する複数の結晶子を持ち,それら複数の前記
結晶子の層間距離d002 がd002 ≧0.350nmであ
る,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用い
られる炭素化物が提供される。
鉛構造を有する複数の結晶子を持ち,それら複数の前記
結晶子の層間距離d002 がd002 ≧0.350nmであ
る,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用い
られる炭素化物が提供される。
【0008】前記構造の炭素化物に,例えばアルカリ賦
活処理を施すと,それの大なる層間距離d002 に起因し
て,炭素化物内への溶融アルカリの浸透性が極めて良好
となり,また炭素化物外への発生ガスの排出が一層速や
かに行われ,これにより各ロットにつき一定したアルカ
リ賦活処理を行って,電極用活性炭の静電容量密度(F
/cc)を高めると共にそれを安定化させて,その電極
用活性炭の量産性を向上させることが可能である。
活処理を施すと,それの大なる層間距離d002 に起因し
て,炭素化物内への溶融アルカリの浸透性が極めて良好
となり,また炭素化物外への発生ガスの排出が一層速や
かに行われ,これにより各ロットにつき一定したアルカ
リ賦活処理を行って,電極用活性炭の静電容量密度(F
/cc)を高めると共にそれを安定化させて,その電極
用活性炭の量産性を向上させることが可能である。
【0009】前記二発明において,層間距離d002 の上
限値はd002 =0.362nmであることが好ましい。
何故ならば,d002 ≧0.363nmとするためには酸
素架橋処理を長時間に亘って行い,その酸素架橋率DL
をDL >10%にしなければならないが,このような手
段を採用しても電極用活性炭の静電容量密度(F/c
c)に関し顕著な向上は認められず,その反面,生産性
の低下を招くからである。
限値はd002 =0.362nmであることが好ましい。
何故ならば,d002 ≧0.363nmとするためには酸
素架橋処理を長時間に亘って行い,その酸素架橋率DL
をDL >10%にしなければならないが,このような手
段を採用しても電極用活性炭の静電容量密度(F/c
c)に関し顕著な向上は認められず,その反面,生産性
の低下を招くからである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において,ボタン型電気二重
層キャパシタ1は,ケース2と,そのケース2内に収容
された一対の分極性電極3,4およびそれらの間に挟ま
れたスペーサ5と,ケース2内に充填された電解液とを
有する。ケース2は開口部6を有するAl製器体7およ
びその開口部6を閉鎖するAl製蓋板8よりなり,その
蓋板8の外周部および器体7の内周部間はシール材9に
よりシールされている。各分極性電極3,4は電極用活
性炭,導電フィラおよび結着剤の混合物よりなる。
層キャパシタ1は,ケース2と,そのケース2内に収容
された一対の分極性電極3,4およびそれらの間に挟ま
れたスペーサ5と,ケース2内に充填された電解液とを
有する。ケース2は開口部6を有するAl製器体7およ
びその開口部6を閉鎖するAl製蓋板8よりなり,その
蓋板8の外周部および器体7の内周部間はシール材9に
よりシールされている。各分極性電極3,4は電極用活
性炭,導電フィラおよび結着剤の混合物よりなる。
【0011】電極用活性炭は次のような方法で製造され
る。即ち,炭素原料を紡糸により繊維状に成形するか,
または粉砕により粉末状に形成する工程と,炭素原料に
酸素架橋処理を施す工程と,酸素架橋後の炭素原料に炭
素化処理を施して炭素化物を得る工程と,炭素化物に粉
砕処理を施す工程と,粉砕後の炭素化物にアルカリ賦活
処理を施し,次いで洗浄・ろ過・乾燥を行って活性炭を
得る工程とを順次行うものである。
る。即ち,炭素原料を紡糸により繊維状に成形するか,
または粉砕により粉末状に形成する工程と,炭素原料に
酸素架橋処理を施す工程と,酸素架橋後の炭素原料に炭
素化処理を施して炭素化物を得る工程と,炭素化物に粉
砕処理を施す工程と,粉砕後の炭素化物にアルカリ賦活
処理を施し,次いで洗浄・ろ過・乾燥を行って活性炭を
得る工程とを順次行うものである。
【0012】炭素原料としては易黒鉛化性炭素原料が用
いられ,その炭素原料にはメソフェーズピッチ,コーク
ス,石油ピッチ,ポリ塩化ビニル,ポリイミド,PAN
等が該当する。メソフェーズピッチの場合,その分子量
Mは,200≦M≦2000,軟化点TS はTS ≦35
0℃であることが好ましい。炭素原料の粉砕に当っては
ボールミル,ジェットミル,高速回転ミル(例えばラボ
カッタミル)等が用いられる。
いられ,その炭素原料にはメソフェーズピッチ,コーク
ス,石油ピッチ,ポリ塩化ビニル,ポリイミド,PAN
等が該当する。メソフェーズピッチの場合,その分子量
Mは,200≦M≦2000,軟化点TS はTS ≦35
0℃であることが好ましい。炭素原料の粉砕に当っては
ボールミル,ジェットミル,高速回転ミル(例えばラボ
カッタミル)等が用いられる。
【0013】酸素架橋処理は,炭素原料において,相隣
る両縮合多環芳香族化合物の両ベンゼン環相互を酸素を
介し架橋するために行われる。これにより炭素化処理に
おいて炭素原料を溶融させることなく炭素化させる,つ
まり固相炭素化を実現して各結晶子の層間距離d002 を
大にすることができる。炭素原料が溶融すると,再配向
が発生すると共にメソーゲンの縮合が起こるためその層
間距離d002 が小となる。
る両縮合多環芳香族化合物の両ベンゼン環相互を酸素を
介し架橋するために行われる。これにより炭素化処理に
おいて炭素原料を溶融させることなく炭素化させる,つ
まり固相炭素化を実現して各結晶子の層間距離d002 を
大にすることができる。炭素原料が溶融すると,再配向
が発生すると共にメソーゲンの縮合が起こるためその層
間距離d002 が小となる。
【0014】酸素架橋率DL は,炭素原料の分子構造に
よって異なるが,酸素架橋処理前の炭素原料の重量をW
1 とし,酸素架橋処理後の炭素原料の重量をW2 とする
と,DL ={(W2 −W1 )/W1 }×100(%)と
表わされ,その酸素架橋率D L は0.1%≦DL ≦10
%に設定される。この場合,DL <0.1%では酸素架
橋を行うことの意義が失われ,一方,DL >10%では
前記のように電極用活性炭の生産性の低下を招く。前記
酸素架橋率DL を達成すべく,処理に当っては,酸素気
流中にて,加熱温度Tを140℃≦T≦350℃に,ま
た加熱時間tを10-3時間≦t≦10時間にそれぞれ設
定する。この加熱温度Tは炭素原料の軟化点TS に基づ
いて設定されたものである。また酸素架橋処理は一段階
または複数段階に分けて行われる。架橋剤として,例え
ばP2 O5 ,キノン,ヒドロキノン,ヒドロキノン誘導
体から得られる高分子物質,NO2 等を用いることもあ
る。なお,酸素架橋処理を行わなくても活性炭を得るこ
とは可能である。また酸素架橋に代えてイオウ架橋を行
うことも可能であり,この場合,架橋促進剤を用いても
よい。
よって異なるが,酸素架橋処理前の炭素原料の重量をW
1 とし,酸素架橋処理後の炭素原料の重量をW2 とする
と,DL ={(W2 −W1 )/W1 }×100(%)と
表わされ,その酸素架橋率D L は0.1%≦DL ≦10
%に設定される。この場合,DL <0.1%では酸素架
橋を行うことの意義が失われ,一方,DL >10%では
前記のように電極用活性炭の生産性の低下を招く。前記
酸素架橋率DL を達成すべく,処理に当っては,酸素気
流中にて,加熱温度Tを140℃≦T≦350℃に,ま
た加熱時間tを10-3時間≦t≦10時間にそれぞれ設
定する。この加熱温度Tは炭素原料の軟化点TS に基づ
いて設定されたものである。また酸素架橋処理は一段階
または複数段階に分けて行われる。架橋剤として,例え
ばP2 O5 ,キノン,ヒドロキノン,ヒドロキノン誘導
体から得られる高分子物質,NO2 等を用いることもあ
る。なお,酸素架橋処理を行わなくても活性炭を得るこ
とは可能である。また酸素架橋に代えてイオウ架橋を行
うことも可能であり,この場合,架橋促進剤を用いても
よい。
【0015】炭素化処理は,不活性ガス中にて,加熱温
度Tを500℃≦T≦1000℃に,また加熱時間tを
10-3時間≦t≦10時間にそれぞれ設定して行われ
る。この場合,特に,300℃から500℃までの昇温
過程において,昇温速度を速めると炭素化物の層間距離
d002 を大にすることができ,このことから昇温速度R
tはRt≧200℃/hに設定される。Rt<200℃
/hでは炭素化物において配向が生じ易くなり,前記層
間距離d002 が小となる。
度Tを500℃≦T≦1000℃に,また加熱時間tを
10-3時間≦t≦10時間にそれぞれ設定して行われ
る。この場合,特に,300℃から500℃までの昇温
過程において,昇温速度を速めると炭素化物の層間距離
d002 を大にすることができ,このことから昇温速度R
tはRt≧200℃/hに設定される。Rt<200℃
/hでは炭素化物において配向が生じ易くなり,前記層
間距離d002 が小となる。
【0016】この炭素化処理により,図2,3に示した
炭素化物10,即ち,非晶質炭素11中に,黒鉛構造を
有する複数の結晶子12を持ち,それら複数の結晶子1
2の層間距離d002 がd002 ≧0.347nmである炭
素化物10が得られる。またこの炭素化物の真密度dは
1.3g/cc≦d≦1.9g/ccであり,炭素化物
がこのような真密度dを有する,ということは,その炭
素化物にアルカリ賦活処理を均一に施す上で有効であ
る。
炭素化物10,即ち,非晶質炭素11中に,黒鉛構造を
有する複数の結晶子12を持ち,それら複数の結晶子1
2の層間距離d002 がd002 ≧0.347nmである炭
素化物10が得られる。またこの炭素化物の真密度dは
1.3g/cc≦d≦1.9g/ccであり,炭素化物
がこのような真密度dを有する,ということは,その炭
素化物にアルカリ賦活処理を均一に施す上で有効であ
る。
【0017】粉砕処理においては,ボールミル,ジェッ
トミル,高速回転ミル(例えばラボカッタミル)等の粉
砕機が用いられる。粉末状炭素化物の粒径はメジアン径
Dmにて1μm≦Dm≦25μmに設定され,このよう
な整粒を行うことによりアルカリ賦活処理の効率を向上
させることができる。
トミル,高速回転ミル(例えばラボカッタミル)等の粉
砕機が用いられる。粉末状炭素化物の粒径はメジアン径
Dmにて1μm≦Dm≦25μmに設定され,このよう
な整粒を行うことによりアルカリ賦活処理の効率を向上
させることができる。
【0018】前記粉末状炭素化物に関するアルカリ賦活
処理の処理剤としてはKOHが用いられ,またその処理
に当っては,不活性ガス雰囲気中にて,加熱温度Tを5
00℃≦T<760℃[カリウムの沸点(約760℃)
未満]に,また処理時間tを10-3時間≦t≦10時間
にそれぞれ設定する。アルカリ賦活後,前記諸作業を行
うことによって,図4に示すように,非晶質炭素11中
に,多数の細孔13を有する電極用活性炭14が得られ
る。アルカリ賦活処理においては,必要に応じその前段
にて脱水の目的で,加熱温度Tを400℃≦T≦450
℃に,また加熱時間tを10-1時間≦t≦10時間にそ
れぞれ設定した加熱処理が行われる。
処理の処理剤としてはKOHが用いられ,またその処理
に当っては,不活性ガス雰囲気中にて,加熱温度Tを5
00℃≦T<760℃[カリウムの沸点(約760℃)
未満]に,また処理時間tを10-3時間≦t≦10時間
にそれぞれ設定する。アルカリ賦活後,前記諸作業を行
うことによって,図4に示すように,非晶質炭素11中
に,多数の細孔13を有する電極用活性炭14が得られ
る。アルカリ賦活処理においては,必要に応じその前段
にて脱水の目的で,加熱温度Tを400℃≦T≦450
℃に,また加熱時間tを10-1時間≦t≦10時間にそ
れぞれ設定した加熱処理が行われる。
【0019】以下,具体例について説明する。
【0020】〔I〕炭素原料の選択
第1炭素原料として,軟化点TS が130℃≦TS <2
00℃であるメソフェーズピッチから軟化点TS がTS
=180℃のものを選択した。また第2炭素原料とし
て,軟化点TS が200℃≦TS <250℃であるメソ
フェーズピッチから軟化点TS がTS =240℃のもの
を選択した。さらに第3炭素原料として,軟化点TS が
250℃≦TS ≦290℃のメソフェーズピッチ(三菱
ガス化学社製,MPLグレード)から軟化点TS がTS
=260℃のものを選択した。さらにまた第4炭素原料
として,市販の石油ピッチであるメソカーボンピッチマ
イクロパウダ(MPM,アドケムコ社製,商品名)から
MPM−BO,MPM−BLおよびMPM−BHの三種
を選択した。これら三種のMPMは酸素架橋処理を行っ
た上で市販されている。
00℃であるメソフェーズピッチから軟化点TS がTS
=180℃のものを選択した。また第2炭素原料とし
て,軟化点TS が200℃≦TS <250℃であるメソ
フェーズピッチから軟化点TS がTS =240℃のもの
を選択した。さらに第3炭素原料として,軟化点TS が
250℃≦TS ≦290℃のメソフェーズピッチ(三菱
ガス化学社製,MPLグレード)から軟化点TS がTS
=260℃のものを選択した。さらにまた第4炭素原料
として,市販の石油ピッチであるメソカーボンピッチマ
イクロパウダ(MPM,アドケムコ社製,商品名)から
MPM−BO,MPM−BLおよびMPM−BHの三種
を選択した。これら三種のMPMは酸素架橋処理を行っ
た上で市販されている。
【0021】〔II〕炭素化物の製造
(a)10gの塊状第1炭素原料をラボカッタミルによ
り粉砕して平均粒径約0.5mmの粉末状第1炭素原料を
得た。(b)粉末状第1炭素原料を,それが酸素と触れ
易いようにオーブン内の保持板上面に広げ,次いで,オ
ーブン内に空気を10L/min にて供給し,昇温速度1
℃/min ,130℃にて4.5時間保持の条件で酸素架
橋処理を行った。その後,粉末状第1炭素原料について
酸素架橋率DL を求めた。(c)酸素架橋後の粉末状第
1炭素原料を炭素化炉内に設置し,窒素気流中,昇温速
度200℃/h,700℃にて1時間保持の条件で炭素
化処理を行って炭素化物を得た。(d)炭素化物にラボ
カッタミルを用いて粉砕処理を施し,メジアン径Dmが
Dm=25μmの粉末状炭素化物を得た。この炭素化物
を例(1)とする。
り粉砕して平均粒径約0.5mmの粉末状第1炭素原料を
得た。(b)粉末状第1炭素原料を,それが酸素と触れ
易いようにオーブン内の保持板上面に広げ,次いで,オ
ーブン内に空気を10L/min にて供給し,昇温速度1
℃/min ,130℃にて4.5時間保持の条件で酸素架
橋処理を行った。その後,粉末状第1炭素原料について
酸素架橋率DL を求めた。(c)酸素架橋後の粉末状第
1炭素原料を炭素化炉内に設置し,窒素気流中,昇温速
度200℃/h,700℃にて1時間保持の条件で炭素
化処理を行って炭素化物を得た。(d)炭素化物にラボ
カッタミルを用いて粉砕処理を施し,メジアン径Dmが
Dm=25μmの粉末状炭素化物を得た。この炭素化物
を例(1)とする。
【0022】次に,例(1)の場合とは製造条件を変え
て,炭素化物の例(2)〜(20)を製造した。表1は
例(2)〜(20)の製造条件を示す。この表1には例
(1)の製造条件も挙げてある。
て,炭素化物の例(2)〜(20)を製造した。表1は
例(2)〜(20)の製造条件を示す。この表1には例
(1)の製造条件も挙げてある。
【0023】
【表1】
【0024】例(1)の製造において挙げられていた諸
条件であって,表1の例(2)〜(20)について挙げ
られておらず,また述べられていない諸条件は,例
(1)の製造の場合と同じである。
条件であって,表1の例(2)〜(20)について挙げ
られておらず,また述べられていない諸条件は,例
(1)の製造の場合と同じである。
【0025】〔III 〕炭素化物に関する層間距離d002
の測定 炭素化物の例(1)〜(20)における結晶子の層間距
離d002 をX線回折測定により求めた。即ち,例(1)
等を乾燥し,それをガラスセルの縦25mm,横25mmの
凹みに充填して試料を調製し,その試料をX線回折装置
(マックサイエンス社製,MXP18)に設置した。
の測定 炭素化物の例(1)〜(20)における結晶子の層間距
離d002 をX線回折測定により求めた。即ち,例(1)
等を乾燥し,それをガラスセルの縦25mm,横25mmの
凹みに充填して試料を調製し,その試料をX線回折装置
(マックサイエンス社製,MXP18)に設置した。
【0026】次いで,ステップスキャン法を次の条件下
で行ってX線回折パターンを得た。測定角度範囲:2θ
で15〜30deg.;ターゲット:Cu;管電圧:40k
V;管電流:100mA;ステップ幅:0.05deg.;
計数時間:1.0sec. その後,X線回折パターンを次
の条件下で解析処理した。ノイズ条件:半価幅 0.5
deg. ノイズレベル 5.0;ピーク解析:微分点数
20.0.解析した回折線ピークから面間隔dを求め,
これを層間距離d002 とした。
で行ってX線回折パターンを得た。測定角度範囲:2θ
で15〜30deg.;ターゲット:Cu;管電圧:40k
V;管電流:100mA;ステップ幅:0.05deg.;
計数時間:1.0sec. その後,X線回折パターンを次
の条件下で解析処理した。ノイズ条件:半価幅 0.5
deg. ノイズレベル 5.0;ピーク解析:微分点数
20.0.解析した回折線ピークから面間隔dを求め,
これを層間距離d002 とした。
【0027】〔IV〕アルカリ賦活処理
(a) 10gの炭素化物の例(1)と,重量で例
(1)の2倍量の純度85%KOHペレットとを十分に
混合し,次いで混合物をNi製ボートに充填した。
(b)そのボートを管状炉内に設置して,窒素気流中,
昇温速度200℃/h,450℃にて3時間保持,それ
に次ぎ,730℃にて3時間保持した。次いで,ボート
を管状炉から取出して,処理粉末のHCl洗浄によるK
OHの除去,温水による洗浄,ろ過および乾燥を行って
平均粒径15μmの電極用活性炭を得た。
(1)の2倍量の純度85%KOHペレットとを十分に
混合し,次いで混合物をNi製ボートに充填した。
(b)そのボートを管状炉内に設置して,窒素気流中,
昇温速度200℃/h,450℃にて3時間保持,それ
に次ぎ,730℃にて3時間保持した。次いで,ボート
を管状炉から取出して,処理粉末のHCl洗浄によるK
OHの除去,温水による洗浄,ろ過および乾燥を行って
平均粒径15μmの電極用活性炭を得た。
【0028】このようにして製造された電極用活性炭
を,便宜上,例(1)とする。次に,炭素化物の例
(2)〜(20)を用い,前記の場合と同一条件でアル
カリ賦活処理を行い,炭素化物の例(2)〜(20)に
対応する電極用活性炭の例(2)〜(20)を製造し
た。
を,便宜上,例(1)とする。次に,炭素化物の例
(2)〜(20)を用い,前記の場合と同一条件でアル
カリ賦活処理を行い,炭素化物の例(2)〜(20)に
対応する電極用活性炭の例(2)〜(20)を製造し
た。
【0029】〔V〕ボタン型電気二重層キャパシタの製
作 電極用活性炭の例(1),黒鉛粉末(導電フィラ)およ
びPTFE(結着剤)を90:5:5の重量比となるよ
うに秤量し,次いでその秤量物を混練し,その後,混練
物を用いて圧延を行うことによって,厚さ185μmの
電極シートを製作した。電極シートから直径20mmの2
枚の分極性電極3,4を切出し,これら2枚の分極性電
極3,4と,直径20mm,厚さ75μmのPTFE製ス
ペーサ5,電解液等を用いて図1のボタン型電気二重層
キャパシタ1を製作した。電解液としては,1.8Mの
トリエチルメチルアンモニウム・テトラフロオロボーレ
イト[(C2 H5 )3 CH3 NBF4 ]のプロピレンカ
ーボネート溶液を用いた。例(2)〜(20)を用い,
前記同様の方法で,19種のボタン型電気二重層キャパ
シタを製作した。
作 電極用活性炭の例(1),黒鉛粉末(導電フィラ)およ
びPTFE(結着剤)を90:5:5の重量比となるよ
うに秤量し,次いでその秤量物を混練し,その後,混練
物を用いて圧延を行うことによって,厚さ185μmの
電極シートを製作した。電極シートから直径20mmの2
枚の分極性電極3,4を切出し,これら2枚の分極性電
極3,4と,直径20mm,厚さ75μmのPTFE製ス
ペーサ5,電解液等を用いて図1のボタン型電気二重層
キャパシタ1を製作した。電解液としては,1.8Mの
トリエチルメチルアンモニウム・テトラフロオロボーレ
イト[(C2 H5 )3 CH3 NBF4 ]のプロピレンカ
ーボネート溶液を用いた。例(2)〜(20)を用い,
前記同様の方法で,19種のボタン型電気二重層キャパ
シタを製作した。
【0030】〔VI〕電極用活性炭の静電容量密度
各電気二重層キャパシタについて,次のような充放電サ
イクルを行い,次いでエネルギ換算法にて各電極用活性
炭の単位体積当りの静電容量密度(F/cc)を求め
た。充放電サイクルでは,90分間の充電および90分
間の放電を,2.7Vにて1回,2.8Vにて1回,
3.0Vにて1回,さらに2.7Vにて1回,それぞれ
行う,といった方法を採用した。
イクルを行い,次いでエネルギ換算法にて各電極用活性
炭の単位体積当りの静電容量密度(F/cc)を求め
た。充放電サイクルでは,90分間の充電および90分
間の放電を,2.7Vにて1回,2.8Vにて1回,
3.0Vにて1回,さらに2.7Vにて1回,それぞれ
行う,といった方法を採用した。
【0031】表2は,電極用活性炭の例(1)等に関す
る炭素原料の酸素架橋率DL ,炭素化物に関する層間距
離d002 および2.7Vにおける静電容量密度(F/c
c)を示す。
る炭素原料の酸素架橋率DL ,炭素化物に関する層間距
離d002 および2.7Vにおける静電容量密度(F/c
c)を示す。
【0032】
【表2】
【0033】図5は表2に基づいて炭素化物に関する層
間距離d002 と静電容量密度(F/cc)との関係をグ
ラフ化したものである。表2,図5から明らかなよう
に,例(4),(8),(9),(13)〜(17),
(20)の如く,炭素化物に関する層間距離d002 をd
002 ≧0.347nmに設定すると,電極用活性炭の静
電容量密度(F/cc)を高めることができる。またd
002 ≧0.350nmに設定すると,電極用活性炭の誘
電容量密度(F/cc)を高めると共にそれを安定化さ
せて,その電極用活性炭の量産性を向上させることがで
きる。
間距離d002 と静電容量密度(F/cc)との関係をグ
ラフ化したものである。表2,図5から明らかなよう
に,例(4),(8),(9),(13)〜(17),
(20)の如く,炭素化物に関する層間距離d002 をd
002 ≧0.347nmに設定すると,電極用活性炭の静
電容量密度(F/cc)を高めることができる。またd
002 ≧0.350nmに設定すると,電極用活性炭の誘
電容量密度(F/cc)を高めると共にそれを安定化さ
せて,その電極用活性炭の量産性を向上させることがで
きる。
【0034】この実施例では前記のような優れた電極用
活性炭を得るために,表1,2に示すように,炭素原料
の酸素架橋率DL をDL ≧0.1%に設定し,また炭素
化処理において,昇温速度RtをRt≧200℃/h
に,加熱温度TをT≧700℃に,加熱時間tをt≧1
時間にそれぞれ設定している。
活性炭を得るために,表1,2に示すように,炭素原料
の酸素架橋率DL をDL ≧0.1%に設定し,また炭素
化処理において,昇温速度RtをRt≧200℃/h
に,加熱温度TをT≧700℃に,加熱時間tをt≧1
時間にそれぞれ設定している。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば,前記のよ
うに構成することによって,高静電容量密度(F/c
c)を有する電極用活性炭を生産することが可能な炭素
化物を提供することができる。
うに構成することによって,高静電容量密度(F/c
c)を有する電極用活性炭を生産することが可能な炭素
化物を提供することができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば,前記のよう
に構成することによって,高静電容量密度(F/cc)
を有する電極用活性炭を量産する場合に好適な炭素化物
を提供することができる。
に構成することによって,高静電容量密度(F/cc)
を有する電極用活性炭を量産する場合に好適な炭素化物
を提供することができる。
【図1】ボタン型電気二重層キャパシタの要部破断正面
図である。
図である。
【図2】炭素化物の構造説明図である。
【図3】黒鉛構造の説明図である。
【図4】電極用活性炭の構造説明図である。
【図5】炭素化物に関する層間距離d002 と単位体積当
りの静電容量密度(F/cc)との関係を示すグラフで
ある。
りの静電容量密度(F/cc)との関係を示すグラフで
ある。
1…………ボタン型電気二重層キャパシタ
3,4……分極性電極
10………炭素化物
11………非晶質炭素
12………結晶子
14………電極用活性炭
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 野口 実
埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会
社本田技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 非晶質炭素(11)中に,黒鉛構造を有
する複数の結晶子(12)を持ち,それら複数の前記結
晶子(12)の層間距離d002 がd002 ≧0.347n
mであることを特徴とする,電気二重層キャパシタの電
極用活性炭の製造に用いられる炭素化物。 - 【請求項2】 非晶質炭素(11)中に,黒鉛構造を有
する複数の結晶子(12)を持ち,それら複数の前記結
晶子(12)の層間距離d002 がd002 ≧0.350n
mであることを特徴とする,電気二重層キャパシタの電
極用活性炭の製造に用いられる炭素化物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185701A JP2003086469A (ja) | 2001-06-27 | 2002-06-26 | 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素化物 |
US10/183,047 US7088570B2 (en) | 2001-06-27 | 2002-06-27 | Carbonized product used for production of activated carbon for electrode of electric double-layer capacitor |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-195313 | 2001-06-27 | ||
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JP2002185701A JP2003086469A (ja) | 2001-06-27 | 2002-06-26 | 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素化物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003086469A true JP2003086469A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=26617684
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002185701A Pending JP2003086469A (ja) | 2001-06-27 | 2002-06-26 | 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素化物 |
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---|---|
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JP (1) | JP2003086469A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7068494B2 (en) | 2004-06-15 | 2006-06-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Electric double layer capacitor |
JP2006179510A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Cataler Corp | 電気二重層キャパシタ用炭素材料及び電気二重層キャパシタ |
JP2010073793A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Japan Gore Tex Inc | 電気二重層キャパシタ用電極および電気二重層キャパシタ |
US7771495B2 (en) | 2005-03-18 | 2010-08-10 | Japan Gore-Tex Inc. | Production method for electric double layer capacitor |
JP2013191827A (ja) * | 2012-02-13 | 2013-09-26 | Nissin Electric Co Ltd | 蓄電デバイス |
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---|---|---|---|---|
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JP2005142439A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Honda Motor Co Ltd | 電気二重層キャパシタ電極用活性炭の製造方法およびその炭素原料 |
US20080151472A1 (en) * | 2006-12-20 | 2008-06-26 | Maletin Yuriy A | Electrochemical double layer capacitor |
WO2014134000A1 (en) * | 2013-02-28 | 2014-09-04 | Corning Incorporated | Chemical activation of carbon via an entrained stream method |
CN108622872B (zh) * | 2018-05-18 | 2020-09-29 | 国家能源投资集团有限责任公司 | 无定形碳材料及制备方法与用途 |
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---|---|---|---|---|
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EP0567658B1 (en) * | 1991-11-20 | 1998-03-11 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Carbon-based material |
JPH07161589A (ja) * | 1993-12-06 | 1995-06-23 | Nisshinbo Ind Inc | 電気二重層キャパシタ |
CH688475A5 (fr) * | 1994-06-24 | 1997-10-15 | Elfinco Sa | Matériau de construction conducteur d'électricité. |
JPH1079252A (ja) * | 1996-09-04 | 1998-03-24 | Toray Ind Inc | 電池用電極およびそれを用いた非水溶媒系二次電池 |
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US6660680B1 (en) * | 1997-02-24 | 2003-12-09 | Superior Micropowders, Llc | Electrocatalyst powders, methods for producing powders and devices fabricated from same |
DE69837061T2 (de) * | 1997-05-16 | 2007-08-30 | Asahi Glass Co., Ltd. | Elektrischer Doppelschichtkondensator und Kohlenstoffmaterial und Elektrode für denselben |
US6225733B1 (en) * | 1997-11-18 | 2001-05-01 | Corning Incorporated | Activated carbon electrodes for electrical double layer capacitors |
US6808845B1 (en) * | 1998-01-23 | 2004-10-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electrode metal material, capacitor and battery formed of the material and method of producing the material and the capacitor and battery |
US6310762B1 (en) * | 1998-03-03 | 2001-10-30 | Jeol Ltd. | Carbon material for electric double layer capacitor, method of producing same, electric double layer capacitor and method of fabricating same |
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DE60113195T2 (de) * | 2000-06-27 | 2006-07-06 | Asahi Glass Co., Ltd. | Aktivkohlematerial, Verfahren zu dessen Herstellung und elektrischer Doppelschichtkondensator, welcher dieses verwendet |
JP2002025867A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-25 | Jeol Ltd | 電気二重層キャパシタおよび電気二重層キャパシタ用炭素材料 |
JP3715251B2 (ja) * | 2001-05-24 | 2005-11-09 | 本田技研工業株式会社 | 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法および炭素原料 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002185701A patent/JP2003086469A/ja active Pending
- 2002-06-27 US US10/183,047 patent/US7088570B2/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
US7088570B2 (en) | 2006-08-08 |
US20030026753A1 (en) | 2003-02-06 |
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