JP3715251B2 - 電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法および炭素原料 - Google Patents

電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法および炭素原料 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法およびその製造方法で用いられる炭素原料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,この種の活性炭を製造する場合,石油系,石炭系等の炭素原料を用いて炭素化処理およびアルカリ賦活処理を順次行う,といった方法が採用されている(例えば,特開2000−77273号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記のような炭素原料を用いて得られた電極用活性炭は静電容量発現電圧が4V,といったように高いため,それに伴い次のような問題を生じるおそれがあった。即ち,高電圧の印加により両電極の膨脹量が増大するため,キャパシタのケースに大きな荷重が作用してそのケースの変形や破損および両電極間の短絡を招くおそれがあり,また電解液が分解されて内部抵抗が上昇するためキャパシタの抵抗上昇を招来するおそれもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は,特定の炭素原料を用いることによって,静電容量発現電圧が低く,しかも静電容量密度(F/cc)の高い電極用活性炭を得ることが可能な前記製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
前記目的を達成するため,請求項1の発明によれば,炭素原料を用い,炭素化処理およびアルカリ賦活処理を順次行って電気二重層キャパシタの電極用活性炭を製造するに当り,前記炭素原料として,縮合環およびその縮合環に結合した少なくとも1つの脂肪族炭化水素基を有し,且つ前記縮合環が少なくとも1つの脂環式炭化水素構造部を含む縮合多環芳香族化合物であって,13C−NMRスペクトル法による分析チャートにおいて,芳香族ピークのシグナル強度ピーク高さ(以下,単にシグナル強度と言う。)がIR ,脂肪族炭化水素ピークのシグナル強度がIL および脂環式炭化水素ピークのシグナル強度がIC であるとき,シグナル強度比IL /IR がIL /IR ≧0.2であり,且つシグナル強度比IC /IR がIC /IR ≧0.14であるものを用い,前記炭素原料を炭素化処理して得られた炭素化物においては,黒鉛構造を有する複数の結晶子が非晶質炭素中に分散していると共に,その相隣る結晶子間に,前記脂肪族炭化水素基および前記脂環式炭化水素構造部から生じた複数の炭素が存在していて,それらの炭素によって相隣る結晶子間に微小距離が在る,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法が提供され,また請求項2の発明によれば,請求項1の前記構成に加えて,前記炭素化処理の前に前記炭素原料に酸素架橋処理を施す,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法が提供され,更に請求項3の発明によれば,請求項1又は2の前記構成に加えて,アルカリ賦活後に得られる活性炭の比表面積が550m 2 /g以下であり,且つ静電容量発現電圧が2.7Vで静電容量密度が35F/cc以上である,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法が提供される。
【0006】
本発明に係る炭素原料を炭素化処理して得られた炭素化物においては,黒鉛構造を有する複数の結晶子が非晶質炭素中に分散していると共に,その相隣る結晶子間に,前記脂肪族炭化水素基および前記脂環式炭化水素構造部から生じた複数の炭素が存在していて,それらの炭素によって相隣る結晶子間に微小距離が在るため,炭素化処理後のアルカリ賦活処理において,これらの微小距離が生じている部位は細孔を形成する起点になると共に炭素の除去が行われ,これにより細孔を均一に分布させ,また比較的高い密度と,比較的小さな比表面積を有する電極用活性炭を得ることができる。而して,前記各方法によれば,静電容量発現電圧が低く,しかも静電容量密度(F/cc)の高い電極用活性炭を得ることができる。ただし,IL /IR <0.2であるか,またはIC /IR <0.14では静電容量密度(F/cc)が低下する。また特に請求項2の方法のように,炭素化処理前の炭素原料に酸素架橋処理を施すと,炭素化処理で得られた炭素化物においてアルカリ賦活反応を均一に発生させることが可能となる。
【0007】
また前記目的を達成するために,請求項4の発明によれば,炭素化処理およびアルカリ賦活処理を順次行って電気二重層キャパシタの電極用活性炭を製造するのに用いる炭素原料であって,縮合環およびその縮合環に結合した少なくとも1つの脂肪族炭化水素基を有し,且つ前記縮合環が少なくとも1つの脂環式炭化水素構造部を含む縮合多環芳香族化合物であるものにおいて, 13C−NMRスペクトル法による分析チャートにおいて,芳香族ピークのシグナル強度がIR ,脂肪族炭化水素ピークのシグナル強度がIL および脂環式炭化水素ピークのシグナル強度がIC であるとき,シグナル強度比IL /IR がIL /IR ≧0.2であり,且つシグナル強度比IC /IR がIC /IR ≧0.14であり,前記炭素化処理を行うことで得られる炭素化物においては,黒鉛構造を有する複数の結晶子が非晶質炭素中に分散していると共に,その相隣る結晶子間に,前記脂肪族炭化水素基および前記脂環式炭化水素構造部から生じた複数の炭素が存在していて,それらの炭素によって相隣る結晶子間に微小距離が在る,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素原料が提供され,また請求項5の発明によれば,請求項4の前記構成に加えて,前記炭素化処理の前に酸素架橋処理を行う,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素原料が提供され,また請求項6の発明によれば,請求項4又は5の前記構成に加えて,アルカリ賦活後に得られる活性炭の比表面積が550m 2 /g以下となり,且つ静電容量発現電圧が2.7Vで静電容量密度が35F/cc以上である,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素原料が提供される。
【0008】
この炭素原料は,前記のように電極用活性炭の原料として好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1において,ボタン型電気二重層キャパシタ1は,ケース2と,そのケース2内に収容された一対の分極性電極3,4およびそれらの間に挟まれたスペーサ5と,ケース2内に充填された電解液とを有する。ケース2は開口部6を有するAl製器体7およびその開口部6を閉鎖するAl製蓋板8よりなり,その蓋板8の外周部および器体7の内周部間はシール材9によりシールされている。各分極性電極3,4は電極用活性炭,導電フィラおよび結着剤の混合物よりなる。
【0010】
電極用活性炭は次のような方法で製造される。即ち,炭素原料を紡糸により繊維状に成形するか,または粉砕により粉末状に形成する工程と,炭素原料に酸素架橋処理を施す工程と,酸素架橋後の炭素原料に炭素化処理を施して炭素化物を得る工程と,炭素化物に粉砕処理を施す工程と,粉砕後の炭素化物にアルカリ賦活処理を施し,次いで洗浄・ろ過・乾燥を行って活性炭を得る工程とを順次行うものである。
【0011】
炭素原料としては,図2に示すように,縮合環CRおよびその縮合環CRに結合した少なくとも1つの脂肪族炭化水素基Rを有し,且つ縮合環CRが少なくとも1つの脂環式炭化水素構造部ALCを含む縮合多環芳香族化合物CPACが用いられる。その縮合多環芳香族化合物CPACは,13C−NMRスペクトル法による分析チャートにおいて,芳香族ピークのシグナル強度がIR ,脂肪族炭化水素ピークのシグナル強度がIL および脂環式炭化水素ピークのシグナル強度がIC であるとき,シグナル強度比IL /IR がIL /IR ≧0.2であり,且つシグナル強度比IC /IR がIC /IR ≧0.14である,といった特性を有する。
【0012】
側鎖である脂肪族炭化水素基Rにはアルカン,アルケン,アルキンが含まれ,例えば,−CH3 ,−C2 5 ,−CH=CH2 ,−C≡CH等が該当する。脂環式炭化水素構造部ALCには例えば,シクロヘキサン(C6 12),シクロヘキセン(C6 10),シクロペンタン(C5 10),シクロペンテン(C5 8 )等が該当する。
【0013】
前記炭素原料はナフタレン,アントラセン,ピレン,これらの誘導体等を出発物質として合成される。その誘導体には,例えば1−メチルナフタレン,2−エチルナフタレン,1−エチルナフタレン,1,2−ジメチルナフタレン,1,3−ジメチルナフタレン,1,4−ジメチルナフタレン,1,5−ジメチルナフタレン,1,6−ジメチルナフタレン,1,7−ジメチルナフタレン,1,8−ジメチルナフタレン,2,3−ジメチルナフタレン,2,6−ジメチルナフタレン,2,7−ジメチルナフタレン,1,6,7−トリメチルナフタレン,2−メチルアントラセン,9−メチルアントラセン等が該当する。一方,石油ピッチ,石炭ピッチ等の天然有機化合物から抽出された縮合多環化合物の芳香環を開環処理する等して前記炭素原料を得ることは可能であるが,その天然有機化合物は,Fe,Al,Si,V,Mg,Na,Ca等の金属不純物およびその他の不純物を比較的多量に含んでおり,炭素原料に含まれる金属不純物が多い場合には,それらがアルカリ賦活処理時に活性点となり,活性炭の細孔分布に影響を与えるだけでなく,活性炭中に残留して反応することにより,電気二重層キャパシタの静電容量低下,ガス発生,抵抗上昇等の不具合を惹起するおそれがある。したがって,前記炭素原料に含まれるC,O,H,S以外の不純物量は100ppm 以下であることが望ましい。
【0014】
また前記炭素原料は配向性を持った分子クラスタの集合体であることが望ましく,よって平均分子量MはM≧200,好ましくは,500≦M≦10000であり,また軟化点TS は140°≦TS ≦300℃,好ましくはTS ≦270℃である。
【0015】
炭素原料の粉砕に当ってはボールミル,ジェットミル,高速回転ミル(例えば,ラボカッタミル)等が用いられる。
【0016】
酸素架橋処理は,相隣る両縮合多環芳香族化合物の両ベンゼン環相互を,酸素を介し架橋するために行われるもので,これにより炭素化物においてアルカリ賦活反応を均一に発生させることが可能となる。
【0017】
酸素架橋率DL は,炭素原料の分子構造によって異なるが,酸素架橋処理前の炭素原料の重量をW1 とし,酸素架橋処理後の炭素原料の重量をW2 とすると,DL ={(W2 −W1 )/W1 }×100(%)と表わされ,その酸素架橋率DL は0.01%≦DL ≦10%に設定される。この場合,DL <0.01%では酸素架橋を行うことの意義が失われ,一方,DL >10%では炭素化処理中に炭素が燃焼して炭素化物の収量低下を招くおそれがある。前記酸素架橋率DL を達成すべく,処理に当っては,酸素気流中にて,加熱温度Tを140℃≦T≦350℃に,また加熱時間tを10-3時間≦t≦10時間にそれぞれ設定する。この加熱温度Tは炭素原料の前記軟化点TS に基づいて設定されたものである。また酸素架橋処理は一段階または複数段階に分けて行われる。架橋剤として,例えばP2 5 ,キノン,ヒドロキノン,ヒドロキノン誘導体から得られる高分子物質,NO2 等を用いることもある。なお,酸素架橋処理を行わなくても活性炭を得ることは可能である。
【0018】
炭素化処理は,不活性ガス中にて,加熱温度Tを500℃≦T≦1000℃に,また加熱時間tを10-3時間≦t≦5時間にそれぞれ設定し て行われる。これにより真密度dが1.3g/cc≦d≦1.9g/ccの炭素化物が得られる。炭素化物がこのような真密度dを有する,ということは,その炭素化物にアルカリ賦活処理を均一に施す上で有効である。
【0019】
粉砕処理においては,ボールミル,ジェットミル,高速回転ミル(例えば,ラボカッタミル)等の粉砕機が用いられる。粉末状炭素化物の平均粒径DP は1μm≦DP ≦50μmに設定され,このような整粒を行うことによりアルカリ賦活処理の効率を向上させることができる。
【0020】
アルカリ賦活処理の処理剤としてはKOHが用いられ,またその処理に当っては,不活性ガス雰囲気中にて,加熱温度Tを600℃≦T≦1000℃に,また処理時間tを10-3時間≦t≦10時間にそれぞれ設定する。加熱温度Tは,好ましくは730℃≦T≦900℃であり,T<730℃では高静電容量密度(F/cc)を有する活性炭を得られないおそれがある。アルカリ賦活後,前記諸作業を行うことによって,窒素ガス吸着法による比表面積A(以下,単に比表面積Aという。)がA≦550m2 /gで,且つ細孔容積VP がVP ≦0.29cc/gの電極用活性炭が得られる。アルカリ賦活処理は一段階または複数段階に分けて行われる。
【0021】
なお,必要に応じ,前記高温加熱に先立って,粉末状炭素化物には,その脱水のため,加熱温度Tを400℃≦T≦450℃に,また加熱時間tを0.5時間≦t≦10時間にそれぞれ設定された加熱処理が施される。
【0022】
図3に示すように,前記炭素原料から得られた炭素化物15においては,非晶質炭素16中に,黒鉛構造を有する複数の結晶子17が分散している。相隣る両結晶子17間には,前記特定量の脂肪族炭化水素基Rおよび脂環式炭化水素構造部ALC(例えば,−CH2 −CH2 −)から生じた複数の炭素18が存在し,それらの炭素18によって相隣る両結晶子17間には微小距離d0 が在る。アルカリ賦活処理において,これらの微小距離d0 が生じている部位は細孔を形成する起点になると共に炭素の除去が行われ,これにより細孔を均一に分布させ,また比較的高い密度と,比較的小さな比表面積を有する電極用活性炭を得ることができる。
【0023】
図4に示すように,前記のような特定量の脂肪族炭化水素基R等を持たない炭素原料より得られた炭素化物15においては,相隣る両結晶子17が密接している部分と,比較的広い距離を以て離間している部分が生じ易く,アルカリ賦活処理において,前記密接部分aでは細孔が形成されにくく,一方,前記離間部分bでは細孔が形成され易く,しかも大となり易い。そのため,電極用活性炭は比較的低い密度と,比較的大きな比表面積を有する。
【0024】
以下,具体例について説明する。
【0025】
〔I〕炭素原料の調製
メチルナフタレンを出発物質として第1および第2炭素原料を,またナフタレンを出発物質として第3炭素原料をそれぞれ合成し,それら炭素原料について13C−NMRスペクトル法による分析を行ったところ,図5の分析チャートを得た。分析条件は次の通りである。約0.5gの炭素原料をそのままサンプル管に装入;高分解能固体プローブを使用;測定装置 日本電子社製GSX−270;基準物質 トリメチルシラン,これを0ppm ;13C照射周波数 67.80MHz;プロトン励起パルス幅 4μS;コンタクトタイム 5000μS;MAS 6000Hz.
図5において,線(1)は第1炭素原料に,また線(2)は第2炭素原料に,さらに線(3)は第3炭素原料にそれぞれ該当する。図3より,第1〜第3炭素原料に関し,100〜160ppm に現出する芳香族ピークのシグナル強度IR ,30〜5ppm に現出する脂肪族炭化水素ピークのシグナル強度IL ,および40〜25ppm に現出する脂環式炭化水素ピークのシグナル強度IC を求め,またシグナル強度比IL /IR およびIC /IR を算出したところ,表1の結果を得た。表1には第1〜第3炭素原料の軟化点TS も示した。
【0026】
【表1】
Figure 0003715251
【0027】
〔II〕電極用活性炭の製造
(a) 10gの塊状第1炭素原料をラボカッタミルにより粉砕して平均粒径約0.5mmの粉末状第1炭素原料を得た。(b)粉末状第1炭素原料を,それが酸素と触れ易いようにオーブン内の保持板上面に広げ,次いで,オーブン内に空気を10L/min にて供給し,昇温速度1℃/min ,140℃にて3時間保持,それに次ぎ170℃にて3時間保持の条件で酸素架橋処理を行った。その後,粉末状第1炭素原料について酸素架橋率DL を求めた。(c)酸素架橋後の粉末状第1炭素原料を炭素化炉内に設置し,窒素気流中,昇温速度200℃/h,700℃にて1時間保持の条件で炭素化処理を行って炭素化物を得た。この炭素化物について比重換算法により真密度dの測定を行った。(d)炭素化物にラボカッタミルを用いて粉砕処理を施し,平均粒径DP がDP ≒20μmの粉末状炭素化物を得た。(e)2.5gの粉末状炭素化物に5gの純度85%KOHペレットを加え,KOH/C=2の重量比を持つ混合物を調製し,次いでその混合物をNi製ボートに充填し,その後ボートを管状炉内に設置して,窒素気流中,昇温速度200℃/h,450℃にて3時間保持,それに次ぎ,800℃にて3時間保持の条件でアルカリ賦活処理を行った。ボートを管状炉内から取出して,処理粉末のHCl洗浄および温水による洗浄,ろ過ならびに乾燥を行って,本発明による平均粒径約20μmの電極用活性炭を得た。この電極用活性炭を例(1)とする。
【0028】
また例(1)について,比表面積Aおよび細孔容積VP を測定した。比表面積Aの測定に当ってはBET法を適用した。また,細孔容積Vpはガス吸着法を用い,一点測定法により得られた細孔分布データより求めた。即ち,例(1)から約0.1gをサンプルとして採り,それに300℃にて約6時間の真空脱気処理を施した後,細孔分布測定器(島津製作所製,商品名ASSP2010;細孔分布の解析:分析ソフトウエア V2.0)を使用して細孔分布を測定し,次いで細孔容積Vpを求めた。
【0029】
次に,例(1)の場合とは製造条件を変えて,本発明による電極用活性炭の例(2)〜(6)を製造し,また第3炭素原料を用いて電極用活性炭の比較例(1)〜(4)を製造した。表2は例(2)〜(6)の,また表3は比較例(1)〜(4)の製造条件をそれぞれ示す。表2には例(1)の製造条件も挙げてある。
【0030】
【表2】
Figure 0003715251
【0031】
【表3】
Figure 0003715251
【0032】
〔III 〕 ボタン型電気二重層キャパシタの製作
例(1),黒鉛粉末(導電フィラ)およびPTFE(結着剤)を90:5:5の重量比となるように秤量し,次いでその秤量物を混練し,その後,混練物を用いて圧延を行うことによって,厚さ185μmの電極シートを製作した。この電極シートの密度を測定してこれを電極密度とした。電極シートから直径20mmの2枚の分極性電極3,4を切出し,これら2枚の分極性電極3,4と,直径20mm,厚さ75μmのPTFE製スペーサ5,電解液等を用いて図1のボタン型電気二重層キャパシタ1を製作した。電解液としては,1.8Mのトリエチルメチルアンモニウム・テトラフロオロボーレイト[(C2 5 3 CH3 NBF4 ]のプロピレンカーボネート溶液を用いた。また例(2)〜(6)および比較例(1)〜(4)を用い,前記同様の方法で9種のボタン型電気二重層キャパシタを製作した。
【0033】
〔IV〕 電極用活性炭の静電容量密度
各電気二重層コンデンサについて,静電容量発現電圧を求め,その静電容量発現電圧に基づいて120分間の充填および5mA/cm2 の電流密度で20分間の放電を行う充放電試験を行い,次いでエネルギ換算法にて各電極用活性炭の静電容量密度(F/cc)を求めた。
【0034】
表4は例(1)〜(6)に,また表5は比較例(1)〜(4)にそれぞれ関する炭素原料の酸素架橋率DL と,炭素化物の真密度dと,活性炭の比表面積A,細孔容積VP ,静電容量発現電圧および静電容量密度(F/cc)と,電極密度とを示す。
【0035】
【表4】
Figure 0003715251
【0036】
【表5】
Figure 0003715251
【0037】
表4,5から明らかなように,炭素原料として,両シグナル強度比IL /IR およびIC /IR がそれぞれIL /IR ≧0.2,IC /IR ≧0.14であるものを用いた活性炭の例(1)〜(6)は,静電容量発現電圧が2.7Vといったように,従来例の4Vに比べて低く,しかも静電容量密度(F/cc)は,35F/cc以上といったように極めて高いことが判る。
【0038】
また例(1)〜(6)を用いた場合の電極密度は0.98〜1.22g/ccであり,これは,比較例中で最も電極密度の高い比較例(1)を用いた場合に比べて約13〜40%高くなっており,したがって,活性炭の例(1)〜(6)は比較例(1)〜(4)に比べて緻密である,ということができる。そして,例(1)〜(6)は,比表面積が比較例(1)〜(4)のそれに比べて小さいにも拘らず静電容量密度(F/cc)は大幅に高くなっており,これは少ない細孔に効率よく蓄電されていることを意味する。これらの事実から,例(1)〜(6)によれば小型で,且つ高容量の分極性電極を得ることが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば,前記のような特定の炭素原料を用いることによって,静電容量発現電圧が低く,しかも静電容量密度(F/cc)の高い電極用活性炭を得ることが可能な,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法を提供することができる。
【0040】
また本発明によれば,前記電極用活性炭の原料として好適な炭素原料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ボタン型電気二重層コンデンサの要部破断正面図である。
【図2】 炭素原料の化学式を示す。
【図3】 炭素化物の一例を示す説明図である。
【図4】 炭素化物の他例を示す説明図である。
【図5】 13C−NMRスペクトル法による分析チャートを示す。
【符号の説明】
1……………ボタン型電気二重層コンデンサ
3,4………分極性電極
15…………炭素化物
16…………非晶質炭素
17…………結晶子
18…………炭素
0 …………微小距離
ALC………脂環式炭化水素構造部
CPAC……縮合多環芳香族化合物
CR…………縮合環
R……………脂肪族炭化水素基

Claims (6)

  1. 炭素原料を用い,炭素化処理およびアルカリ賦活処理を順次行って電気二重層キャパシタの電極用活性炭を製造するに当り,
    前記炭素原料として,縮合環(CR)およびその縮合環(CR)に結合した少なくとも1つの脂肪族炭化水素基(R)を有し,且つ前記縮合環(CR)が少なくとも1つの脂環式炭化水素構造部(ALC)を含む縮合多環芳香族化合物(CPAC)であって,13C−NMRスペクトル法による分析チャートにおいて,芳香族ピークのシグナル強度がIR ,脂肪族炭化水素ピークのシグナル強度がIL および脂環式炭化水素ピークのシグナル強度がIC であるとき,シグナル強度比IL /IR がIL /IR ≧0.2であり,且つシグナル強度比IC /IR がIC /IR ≧0.14であるものを用い
    前記炭素原料を炭素化処理して得られた炭素化物(15)においては,黒鉛構造を有する複数の結晶子(17)が非晶質炭素(16)中に分散していると共に,その相隣る結晶子(17)間に,前記脂肪族炭化水素基(R)および前記脂環式炭化水素構造部(ALC)から生じた複数の炭素(18)が存在していて,それらの炭素(18)によって相隣る結晶子(17)間に微小距離(d 0 )が在ることを特徴とする,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法。
  2. 前記炭素化処理の前に前記炭素原料に酸素架橋処理を施すことを特徴とする,請求項1に記載の電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法。
  3. アルカリ賦活後に得られる活性炭の比表面積が550m 2 /g以下であり,且つ静電容量発現電圧が2.7Vで静電容量密度が35F/cc以上であることを特徴とする,請求項1又は2に記載の電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造方法。
  4. 炭素化処理およびアルカリ賦活処理を順次行って電気二重層キャパシタの電極用活性炭を製造するのに用いる炭素原料であって,
    縮合環(CR)およびその縮合環(CR)に結合した少なくとも1つの脂肪族炭化水素基(R)を有し,且つ前記縮合環(CR)が少なくとも1つの脂環式炭化水素構造部(ALC)を含む縮合多環芳香族化合物(CPAC)であるものにおいて,
    13C−NMRスペクトル法による分析チャートにおいて,芳香族ピークのシグナル強度がIR ,脂肪族炭化水素ピークのシグナル強度がIL および脂環式炭化水素ピークのシグナル強度がIC であるとき,シグナル強度比IL /IR がIL /IR ≧0.2であり,且つシグナル強度比IC /IR がIC /IR ≧0.14であり,
    前記炭素化処理を行うことで得られる炭素化物(15)においては,黒鉛構造を有する複数の結晶子(17)が非晶質炭素(16)中に分散していると共に,その相隣る結晶子(17)間に,前記脂肪族炭化水素基(R)および前記脂環式炭化水素構造部(ALC)から生じた複数の炭素(18)が存在していて,それらの炭素(18)によって相隣る結晶子(17)間に微小距離(d 0 )が在ることを特徴とする,電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素原料。
  5. 前記炭素化処理の前に酸素架橋処理を行うことを特徴とする,請求項4に記載の電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素原料。
  6. アルカリ賦活後に得られる活性炭の比表面積が550m 2 /g以下となり,且つ静電容量発現電圧が2.7Vで静電容量密度が35F/cc以上であることを特徴とする,請求項4又は5に記載の電気二重層キャパシタの電極用活性炭の製造に用いられる炭素原料。
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