JP2003082166A - ゴム組成物 - Google Patents
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Abstract
と極性樹脂との混合物であって、加工性および分散性に
優れ、高い弾性率を有するゴム組成物を提供する。 【解決手段】 非極性ゴム(A)と、共役ジエン系重合
体ブロックPとアクリル系重合体Qとからなるブロック
共重合体(B)とを含有するゴム組成物。
Description
より詳細には非極性ゴムと極性樹脂をブレンドしたゴム
組成物よりも加工性および分散性に優れ、高い弾性率を
有するゴム組成物に関する。
等にジエン系ゴム重合体を混合することにより合成樹脂
の耐衝撃性が改善されることはよく知られている。一
方、これとは逆にジエン系ゴムに合成樹脂を混合して該
ゴムの強度を向上させる試みはあまりなされておらず、
例えば、EPDM架橋ゴムに結晶性オレフィン系樹脂を
微分散化させた軽量で機械的強度に優れたゴム組成物が
提案されているにすぎない(特開平9−286882号
公報、特開平9−309986号公報参照)。しかしな
がら、これらのゴム組成物は非極性成分のみからなるた
め、耐油性、極性成分への接着性等が十分でないという
問題があった。そして、上記問題点に対しては、ジエン
系ゴムと溶解度パラメーターの差が大きい極性樹脂とを
ブレンドしても、加工性及び分散性が悪いため十分な性
能を得ることができず、これまで良好な力学物性を有す
るゴム組成物は得られていないというのが実情であっ
た。
は、非極性ゴムと、これと溶解度パラメーターの差が大
きい極性樹脂とのブレンド物においても、加工性および
分散性に優れ、且つ良好な機械的強度、特に高い弾性率
を有するゴム組成物を提供することを目的とする。
題を解決すべく鋭意検討した結果、非極性ゴム(A)と
これと溶解度パラメーターの差が大きい極性樹脂である
アクリル系樹脂のブレンドにおいて、アクリル系樹脂の
代わりに、共役ジエン系重合体ブロックPとアクリル系
重合体ブロックQとからなるブロック共重合体(B)を
用いることによって、上記課題が解決されることを見出
し、本発明を解決するに至った。すなわち、上記目的は
本発明によれば、非極性ゴム(A)、および共役ジエン
系重合体ブロックPとアクリル系重合体ブロックQとか
らなるブロック共重合体(B)を含有するゴム組成物に
よって達成することができる。
する。本発明で用いる非極性ゴム(A)は、分子中に極
性基や極性結合(例えば、カルボキシル基、ニトリル
基、ハロゲン原子など)を有さず、ゴムに極性が付与さ
れていないものである。本発明で用いる非極性ゴム
(A)の具体例としては、天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ブチ
ルゴム、エチレン−αオレフィン系共重合ゴム、エチレ
ン−αオレフィン−ジエン系共重合ゴム、及びこれらの
油展物等が挙げられるが、なかでも天然ゴム、エチレン
−αオレフィン−ジエン系共重合ゴム、油展エチレン−
αオレフィン−ジエン系共重合ゴムが好ましく用いられ
る。これらの非極性ゴムは、単独でまたは2種以上を組
み合わせて使用することができる。
重合体(B)は、共役ジエン系重合体ブロックP(以下
単に「ブロックP」ということがある)とアクリル系重
合体ブロックQ(以下単に「ブロックQ」ということが
ある)とを有するブロック共重合体である。本発明で用
いるブロック共重合体(B)は、溶解度パラメーターの
差の大きなブロックPとブロックQとが結合している点
に特徴がある。
ン系重合体ブロックPは、共役ジエンに由来する構造単
位から主としてなる重合体ブロックである。ブロックP
は、共役ジエンに由来する構造単位のみからなっていて
も、共役ジエン以外の単量体に由来する構造単位を有し
ていてもよい。ブロックPが共役ジエン以外の単量体に
由来する構造単位を有している場合は、該構造単位は例
えばオレフィン類、芳香族ビニル化合物などのような極
性を持たない単量体に由来するものであることが好まし
い。ブロックPを構成する共役ジエンは、鎖状構造を有
する共役ジエンであっても、環状構造を有する共役ジエ
ンであってもいずれでもよいが、極性を持たない共役ジ
エンであることが好ましい。ブロックPを構成する共役
ジエンの具体例としては、1,3−ブタジエン、イソプ
レン、ミルセン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、
シクロヘキサジエンなどを挙げることができる。これら
のなかでも、非極性ゴムとの相溶性の点から、ブロック
Pは、ブタジエンおよび/またはイソプレンに由来する
構造単位からなっていることが好ましく、イソプレンに
由来する構造単位からなっていることがより好ましい。
クリル系重合体ブロックQは、アクリル系単量体に由来
する構造単位から主としてなる重合体ブロックである。
ブロックQは、アクリル系単量体に由来する構造単位の
みからなっていても、アクリル系単量体以外の単量体に
由来する構造単位を有していてもよい。ブロックQがア
クリル系単量体以外の単量体に由来する構造単位を有し
ている場合は、該構造単位は極性基を有する単量体に由
来するものおよび/または極性基を持たない単量体に由
来するものであってもよい。ブロックQを構成するアク
リル系単量体としては、アクリル酸アルキルエステル及
びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれる少なくと
も1種以上の単量体(以下、アクリル酸アルキルエステ
ル及びメタクリル酸アルキルエステルを「(メタ)アク
リル酸アルキルエステル」と総称することがある)を挙
げることができる。
アルキルエステルとしては、炭素数1〜14のアルキル
基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ま
しい。そのような(メタ)アクリル酸アルキルエステル
の具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸t
ert−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メ
タ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ヘキ
シル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸ドデシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル等が挙げることができ
る。ブロックQは、これらの(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルの1種または2種以上から形成されているこ
とが好ましい。これらのうちでも、ブロックQは、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシルの1種または2種以
上から形成されていることが好ましく、特にメタクリル
酸メチルから形成されていることがより好ましい。
個のブロックPと少なくとも1個のブロックQがブロッ
ク状に結合した共重合体である限りは、各ブロックの結
合数、結合ブロック数、結合形態などは特に限定されな
い。ブロック共重合体(B)の例としては、以下の一般
式(1)〜(5)で示されるブロック共重合体を挙げる
ことができる。
2以上である化合物残基、xは1以上の整数、yは1以
上の整数、rは化合物残基Zと同じ2以上の整数をそれ
ぞれ示す。)
1個のブロックQを有しているブロック共重合体(B)
である限りは、相溶化性能の観点からはどの結合様式に
おいても特に大きな差はないが、ブロック共重合体
(B)の製法上の容易性の観点から、1個のブロックP
と1個のブロックQが結合したジブロック共重合体PQ
および/または1個のブロックQの両端にブロックP各
1個がそれぞれ結合したトリブロック共重合体PQPが
好ましく用いられ、ジブロック共重合体PQがより好ま
しく用いられる。
クPとブロックQとの構成割合は特に限定されないが、
ブロックPとブロックQとの含有比率はは97/3〜3
/97(質量比)であることが好ましい。共役ジエン系
重合体からなるブロックPの割合が3質量%以上である
と、非極性ゴム(A)中へのブロック共重合体(B)の
分散性が良好となり、一方ブロックQの割合が3重量%
以上であると、弾性率が良好となるので好ましい。
エン系重合体ブロックPおよびアクリル系重合体ブロッ
クQの分子量は特に制限されないが、一般にはブロック
PおよびブロックQの数平均分子量が3,000〜1,
000,000の範囲内であることが好ましく、5,0
00〜500,000の範囲内であることがより好まし
い。またブロック共重合体(B)全体の数平均分子量は
6,000〜1,500,000であることが好まし
く、10,000〜1,000,000であることがよ
り好ましい。なお、本明細書における数平均分子量は、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
よるポリエチレン換算での数平均分子量をいう。
されず、溶液重合、懸濁重合などにより製造することが
できる。例えば、共役ジエンの重合にあたっては、n−
ブチルリチウム、sec−ブチルリチウムなどの有機ア
ルカリ金属化合物を重合開始剤として用いて、またアク
リル系単量体の重合にあたっては、有機アルカリ金属化
合物と有機アルミニウム化合物や有機亜鉛化合物などの
化合物とから構成される開始剤系を用いて、ブロック共
重合体(B)におけるブロックPとブロックQの結合形
態(結合順序)に応じて、いずれか一方の重合体を製造
した後、該重合体の存在下にもう一方の単量体成分を結
合・重合させることにより製造することができる。
(A)とブロック共重合体(B)の含有割合はゴム組成
物の用途や使用形態などに応じて調整し得るが、非極性
ゴム(A)の特性発現および高弾性率の発現などの観点
から、非極性ゴム(A)とブロック共重合体(B)の含
有比率(質量比)は、20/80〜98/2であること
が好ましい。
(A)成分、(B)成分の他に必要に応じてゴム用途で
常用される各種添加剤を添加することができる。これら
の添加剤としては、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助
剤、老化防止剤、補強剤、充填剤、軟化剤、可塑剤等が
挙げられる。
過酸化物等が挙げられるが、有機過酸化物としては、例
えばベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド等
が挙られる。
ムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド
等のチウラム系加硫促進剤;ジブチルジチオカーバミン
酸亜鉛、ジエチルジチオカーバミン酸亜鉛、ジメチルジ
チオカーバミン酸ナトリウム等のジチオカーバミン酸
類;2−メルカプトベンゾチアゾール、N−シクロヘキ
シル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド等のチア
ゾール類;トリメチルチオ尿素、N,N'−ジエチルチ
オ尿素等のチオウレア類などの有機促進剤や、消石灰、
酸化マグネシウム、酸化チタン、リサージ(PbO)等
の無機促進剤が挙げられる。
の金属酸化物や、ステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪
酸等の脂肪酸などが挙げられる。また、老化防止剤とし
ては、例えば2−メルカプトベンゾイミダゾール等のイ
ミダゾール類;フェニル−α−ナフチルアミン、 N,
N'−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N
−フェニル− N'−イソプロピル−p−フェニレンジア
ミン等のアミン類;2,2'−メチレンビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、ジ−t−ブチル−p
−クレゾール、スチレン化フェノール等のフェノール類
などが挙げられる。
用される他、シリカ、亜鉛華、表面処理沈降性炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、クレー等の無機補強剤や、
或いはクマロンインデン樹脂、フェノール樹脂、ハイス
チレン樹脂等の有機補強剤も使用できる。また軟化剤と
しては、例えば脂肪酸(ステアリン酸、ラウリル酸
等)、綿実油、トール油、アスファルト物質、パラフィ
ンワックス等の、植物油系、鉱物油系および合成系の各
種軟化剤が挙げられる。可塑剤としては、例えばジブチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルフ
ォスフェート等が挙げられる。
は、特に制限されず、公知の方法を採用することができ
る。例えば、非極性ゴム成分(A)、ブロック共重合体
(B)および必要により添加剤を混練機へ添加・混合す
る方法が採用され、その際ラボプラストミル、オープン
ロール、バンバリーミキサー、ブラベンダー等の通常用
いられるゴムの混練機で行うことができる。さらに上記
のゴム組成物を、ゴム工業で通常採用されているのと同
様にして、加硫することによって、加硫物(加硫した成
形品等)を製造することができる。加硫は、例えば、加
硫プレス成形機などを用い、一般に80℃〜250℃で
約3分〜60分間加熱することにより行われる。
本発明はこれらによって何ら制限されるものではない。
1.5リットルのオートクレーブ容器内にトルエンを7
00ml投入し、20分間窒素パージを行った。これに
濃度1.3Mのsec−ブチルリチウムのシクロヘキサ
ン溶液1.2mlと、イソプレン147mlとを加え、
25℃で5時間、攪拌下にブロックPの重合を行った。
得られた反応混合液の一部をサンプリングし、ガスクロ
マトグラフィー(以下、GC)と称する)で分析したと
ころ、イソプレンの反応率は99%以上であった。ま
た、GPC(ポリスチレン換算)での分析の結果、得ら
れたブロックPのポリイソプレンの数平均分子量(M
n)は104,300であり、その重量平均分子量/数
平均分子量の比(Mw/Mn)は1.04であった。
5.6mmolのイソブチルビス(2,6−ジ−ter
t−ブチル−4−メチルフェノキシ)アルミニウムを含
有するトルエン溶液22.3mlおよび1,2−ジメト
キシエタン8.5mlを添加し、10分間攪拌した。次
いで得られた溶液を激しく攪拌しながら、これにメタク
リル酸メチル80mlを添加し、0℃で3時間、攪拌下
に重合を行った後、メタノールを約1ml添加すること
により、重合を停止させた。得られた反応混合液を8,
000mlのメタノールに再沈させることにより、ブロ
ック共重合体Iを取得した。得られた重合体の収率はほ
ぼ100%であった。またGPC測定(ポリスチレン換
算)の結果、該重合体については数平均分子量が169
000、そのMw/Mnが1.08であり、またNMR
測定の結果メタクリル酸メチル含量が43質量%であっ
た。
1.5リットルのオートクレーブ容器内にトルエンを7
00ml投入し、20分間窒素パージを行った。これに
濃度1.3Mのsec−ブチルリチウムのシクロヘキサ
ン溶液1.6mlと、イソプレン147mlとを加え、
25℃、5時間、攪拌下にブロックPの重合を行った。
得られた反応混合液の一部をサンプリングし、GCで分
析したところ、イソプレンの反応率は99%以上であっ
た。また、GPC(ポリスチレン換算)での分析の結
果、得られたブロックPのポリイソプレンの数平均分子
量(Mn)は81,000であり、その重量平均分子量
/数平均分子量の比(Mw/Mn)は1.04であっ
た。
1mmolのイソブチルビス(2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノキシ)アルミニウムを含有す
るトルエン溶液を30ml及び1,2−ジメトキシエタ
ン8.5mlを添加し、10分間攪拌した。次いで得ら
れた溶液を激しく攪拌しながら、これにメタクリル酸メ
チル80mlをを添加し、0℃で3時間、攪拌下に重合
を行った後、メタノールを約1ml添加することによ
り、重合を停止させた。得られた反応混合液を8,00
0mlのメタノールに再沈させることにより、ブロック
共重合体IIを取得した。得られた重合体の収率はほぼ
100%であった。またGPC測定(ポリスチレン換
算)の結果、該重合体については数平均分子量が12
6,000、そのMw/Mnが1.08であり、またN
MR測定の結果、メタクリル酸メチル含量が43質量%
であった。
1)、メタクリル樹脂(クラレ社製:LW500)、ブ
ロック共重合体及び老化防止剤(大内振興化学社製:ノ
クラックNS−6)を、ラボプラストミルを用いて16
0℃で5分間1次混練を行い、次いで得られたゴム組成
物と架橋剤、加硫促進剤、加硫促進助剤および加工助剤
とを下記に示す配合比で、4インチロールを用いて2次
混練を行った後、5MPaの圧力下、145℃で25分
間加硫プレスして、1mm厚の試験片を作製した。 (配合比) ゴム組成物:100質量部 加硫剤(硫黄):2質量部 加硫促進剤(大内振興化学社製:ノクセラーCZ):1
質量部 加硫促進助剤(酸化亜鉛):5質量部 加工助剤(ステアリン酸):3質量部
ルフォロジー変化は、ゴム組成物を凍結切断して、四酸
化オスミウムで染色したのち、走査型電子顕微鏡観察に
より評価した。また得られた試験片を用いて、試験片の
厚みが1mmであること以外はJISK−6301に準
じて評価を行い100%モジュラス、300%モジュラ
スおよびJIS−A硬度をそれぞれ測定し、その結果を
表1に示した。
メタクリル系樹脂の単純ブレンドでは、溶解度パラメー
ターの差が大きく、プラストミルによる1次混練におい
て、十分混練することができず、マクロ相分離してしま
い、加硫サンプルを調整できないことが分かる。一方、
実施例1および実施例2の結果から、メタクリル樹脂の
代わりにブロック共重合体を添加することにより、プラ
ストミルによる1次混練において均一に混練でき、加工
性が顕著に向上していることが分かる。また、その分散
粒径もそれぞれ0.042μmおよび0.024μmで
あり、微分散化することができ、かつ加硫後の分散粒径
もほとんど変化なかった。さらに、実施例1、実施例2
および比較例2の結果から、極性樹脂成分添加により、
高い弾性率および硬度を有するゴム組成物が得られてい
ることが分かる。
非極性ゴムと極性樹脂とのブレンドにおいて、改善され
た加工性を有し、かつ高い弾性率を有するゴム組成物を
提供できる。このため、本発明のゴム組成物は、耐油
性、極性成分への接着性等の特性が要求される各種ゴム
工業用途、例えば、ガスケット、ホース、チューブ、ゴ
ム板、コンベアベルト、パッキン、Oリング、ベアリン
グシール、オイルシール、ゴムロール、ブレード、車両
用タイヤ等に好適に使用できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 非極性ゴム(A)、および共役ジエン系
重合体ブロックPとアクリル系重合体Qとからなるブロ
ック共重合体(B)を含有することを特徴とするゴム組
成物。 - 【請求項2】 非極性ゴム(A)とブロック共重合体
(B)の含有比率が20/80〜98/2(質量比)で
ある請求項1記載のゴム組成物。
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003089729A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Kuraray Co Ltd | ジエン系ゴム組成物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01182353A (ja) * | 1988-01-13 | 1989-07-20 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 熱可塑性エラストマー組成物 |
JPH03115412A (ja) * | 1989-09-29 | 1991-05-16 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ブロック共重合体およびゴム組成物 |
JPH11209439A (ja) * | 1998-01-19 | 1999-08-03 | Bridgestone Corp | 重合体の製造方法、重合体及びその重合体を用いたゴム組成物 |
-
2001
- 2001-09-14 JP JP2001279989A patent/JP4754124B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11209439A (ja) * | 1998-01-19 | 1999-08-03 | Bridgestone Corp | 重合体の製造方法、重合体及びその重合体を用いたゴム組成物 |
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---|---|---|---|---|
JP2003089729A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Kuraray Co Ltd | ジエン系ゴム組成物 |
JP4659303B2 (ja) * | 2001-09-18 | 2011-03-30 | 株式会社クラレ | ジエン系ゴム組成物 |
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