JP2003081826A - エラグ酸分散物及び外用剤組成物 - Google Patents

エラグ酸分散物及び外用剤組成物

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JP2003081826A JP2001269568A JP2001269568A JP2003081826A JP 2003081826 A JP2003081826 A JP 2003081826A JP 2001269568 A JP2001269568 A JP 2001269568A JP 2001269568 A JP2001269568 A JP 2001269568A JP 2003081826 A JP2003081826 A JP 2003081826A
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acid dispersion
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、難分散性のエラグ酸化合物の微粒
子を高濃度で長期間安定に含有するエラグ酸分散物、及
び該エラグ酸分散物を含有し、経皮吸収性に優れ、美白
作用等を示し、化粧料、医薬品、医薬部外品等に好適な
外用剤組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のエラグ酸分散物は、エラグ酸化
合物と結晶成長抑制剤と水溶性高分子とを含有すること
を特徴とする。また、本発明の外用剤組成物は、前記エ
ラグ酸分散物を含有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難分散性のエラグ
酸化合物の微粒子を高濃度で長期間安定に含有するエラ
グ酸分散物、及び該エラグ酸分散物を含有し、経皮吸収
性に優れ、美白作用等を示し、化粧料、医薬品、医薬部
外品等に好適な外用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】エラグ酸は、一般に化粧品や医薬部外品
等の皮膚外用剤に配合され、特開平10−81618号
公報に記載されているように、微粒化して平均粒子径を
50μm以下にすると、優れた経皮吸収性を発揮するこ
とが知られている。このエラグ酸は、通常、原料時には
凝集塊を形成しているため、実装置で微粒子化すること
が困難である。また、たとえ一旦微粒子化して分散させ
たとしても、長期保存後には、50μm以上の粗大粒子
に成長したり凝集したりし、エラグ酸の有する本来の効
果が十分発揮されないという問題があった。このため、
エラグ酸を組成物中で安定に微粒子化して分散させる技
術が望まれていた。そこで、前記問題を改善する目的
で、例えば、特開2001−170465号公報には、
高速剪断型分散機で処理して粗分散液を調製した後、高
圧ホモジナイザーで処理してエラグ酸微粒子を安定に分
散させる方法が提案されている。しかしながら、この方
法の場合でも、長期保存後においてはエラグ酸の沈降分
離が生じ、所望の結果が得られないという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来におけ
る前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、難分散性のエラグ酸化合物
の微粒子を高濃度で長期間安定に含有するエラグ酸分散
物、及び該エラグ酸分散物を含有し、経皮吸収性に優
れ、美白作用等を示し、化粧料、医薬品、医薬部外品等
に好適な外用剤組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> エラグ酸化合物と結晶成長抑制剤と水溶性高分
子とを含有することを特徴とするエラグ酸分散物であ
る。 <2> 前記<1>に記載のエラグ酸分散物を含有する
ことを特徴とする外用剤組成物である。
【0005】本発明においては、更に以下の手段も好ま
しい。 <3> 水溶性高分子を0.001〜20質量%含有す
る前記<1>に記載のエラグ酸分散物である。 <4> 結晶成長抑制剤をエラグ酸の質量に対し0.1
〜20質量%含有する前記<1>又は<3>に記載のエ
ラグ酸分散物である。 <5> 結晶成長抑制剤が、リン酸類及びリン酸塩類か
ら選択される少なくとも1種である前記<1>及び<3
>から<4>のいずれかに記載のエラグ酸分散物であ
る。 <6> エラグ酸化合物を0.5〜60質量%含有する
前記<1>及び<3>から<5>のいずれかに記載のエ
ラグ酸分散物である。 <7> 平均粒径が50μm以下であるエラグ酸化合物
の微粒子を含有する前記<1>及び<3>から<6>の
いずれかに記載のエラグ酸分散物である。 <8> エラグ酸化合物を結晶成長抑制剤の存在下で分
散させ、微粒子化した後で水溶性高分子を添加してなる
前記<1>及び<3>から<7>のいずれかに記載のエ
ラグ酸分散物である。 <9> エラグ酸化合物を結晶成長抑制剤の存在下で高
速せん断型分散機を用いて分散させ、微粒子化した後で
水溶性高分子を添加することを特徴とするエラグ酸分散
物の製造方法である。 <10> エラグ酸化合物をpH12〜14のアルカリ
金属水酸化物水溶液に溶解させた後、撹拌しながら酸で
pH2〜8にすることを特徴とするエラグ酸分散物の製
造方法である。 <11> 美白化粧料として用いられる前記<2>に記
載の外用剤組成物である。
【0006】本発明のエラグ酸分散物においては、エラ
グ酸化合物と結晶成長抑制剤と水溶性高分子とを含有す
ることによって、保存中にエラグ酸化合物の微粒子が凝
集したり結晶成長したりすることが抑えられ、高濃度の
エラグ酸化合物の微粒子が長期間安定な状態で含有され
る。また、該エラグ酸分散物は、再分散性が良好である
ため、化粧料、医薬品、医薬部外品等として用いた場
合、バランス水の制限が緩和される。本発明の外用剤組
成物は、化粧料、医薬品、医薬部外品等として好適に用
いられ、微粒子のエラグ酸化合物を含有するので、経皮
吸収性に優れ、美白効果を示す。
【0007】
【発明の実施の形態】(エラグ酸分散物)本発明のエラ
グ酸分散物は、エラグ酸化合物と結晶成長抑制剤と水溶
性高分子とを含有してなり、更に分散溶媒、その他の成
分等を含有してなる。
【0008】−エラグ酸化合物− 前記エラグ酸化合物としては、特に制限はなく、公知の
ものの中から適宜選択することができ、例えば、特開平
10−81618号公報に記載のエラグ酸又はそのアル
カリ金属塩などが好適に挙げられるが、エラグ酸が好ま
しい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以
上を併用してもよい。
【0009】前記エラグ酸化合物は、例えば、以下のよ
うにして容易に得られる。即ち、特公昭53−1460
5号公報に記載のように、イチゴ、タラ(Caesal
upinia Spinosa)、ユーカリ材(Euc
alyptus)、リンゴ、毒ウツギ(コリアリア ヤ
ポニカ)、ラジアタ松、クマコケモモ、ザクロ、アンマ
ロク、ウキュウヨウ、エンフヨウ、ガイジチャ、カコウ
ジュヨウ、カシ、キジュ、ケンジン、コウナカ、サンウ
キュウコン、サンウキュウヨウ、シュウフウボク、セン
クツサイ、ソウゲンロウカンソウ、ダイヒヨウソウ、ド
ウモウアンヨウ、ハオウべン、バンセキリュウカン、バ
ンセキリュウヒ、ボウカ、モッショクシ、ヤトウセイ
カ、ヤトウセイヒ、ユカンコン、ユカンボクヒ、ユカン
ヨウ、リュウガソウコン、バンセキリュウヨウ、ウキュ
ウボクコンピ、シドコン、チンシュソウ、ゲンノショウ
コなどの、エラグ酸化合物を含有する天然物の乾燥粉砕
品を、通常の酸性亜硫酸塩法によって蒸解後、水酸化ナ
トリウムや炭酸ナトリウム等のアルカリ水溶液(pH1
0〜13)に浸漬し、浸漬液を分取後、該浸漬液に、硫
酸や酢酸等の酸を加えてpHを2〜8に調整し、エラグ
酸化合物を主成分とする沈殿物を得た後、該沈殿物を遠
心分離等によって補集し、水洗して不純物を除くことに
より、純度の高いエラグ酸化合物が得られる。
【0010】前記エラグ酸化合物の微粒子の前記エラグ
酸分散物における含有量としては、例えば、0.5〜6
0質量%が好ましく、10〜50質量%がより好まし
い。前記エラグ酸化合物の微粒子の前記エラグ酸分散物
における含有量が、0.5質量%未満であると、該エラ
グ酸分散物を薬用製品等に配合等した時に該エラグ酸化
合物の薬効等が発揮され難くなることがあり、60質量
%を超えると、該エラグ酸分散物の粘度が高くなり流動
性を失なう等、取扱いが困難になることがある。一方、
前記好ましい数値範囲内にあるとそのようなことがな
く、前記より好ましい数値範囲内にあると、配合調製時
のバランス水の自由度が高く、輸送コスト等の点で有利
である。
【0011】前記エラグ酸化合物の微粒子の平均粒径と
しては、50μm以下が好ましく、10μm以下がより
好ましい。前記エラグ酸化合物の微粒子の平均粒径が、
50μm以下であると、該エラグ酸分散物を外用剤組成
物として用いた場合、該エラグ酸化合物の微粒子の表面
積が増大し、溶解度、溶解速度が増大し、皮膚との接触
面積が増大し、皮膚との浸透速度と単位時間当たりの浸
透量とが増大し、経皮吸収性が増大し、皮膚外用組成物
の長期安定性が向上する点で有利である。
【0012】前記エラグ酸化合物の微粒子の粒径が70
μm以下のものの前記エラグ酸分散物における含有量
が、70質量%以上であるのが好ましく、80質量%以
上であるのがより好ましい。前記エラグ酸化合物の微粒
子の粒径が70μm以下のものの前記エラグ酸分散物に
おける含有量が70質量%以上であると、該エラグ酸分
散物を外用剤組成物として用いた場合、該エラグ酸化合
物の微粒子の表面積が増大し、溶解度、溶解速度が増大
し、皮膚との接触面積が増大し、皮膚との浸透速度と単
位時間当たりの浸透量とが増大し、経皮吸収性が増大
し、皮膚外用組成物の長期安定性が向上する点で有利で
ある。
【0013】−結晶成長抑制剤− 前記結晶成長抑制剤としては、特に制限はなく、目的に
応じて適宜選択することができ、例えば、リン酸類、リ
ン酸塩類などが挙げられる。これらは、1種単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0014】前記リン酸類としては、例えば、リン酸、
メタリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、テトラポリ
リン酸、ヘキサメタリン酸などが挙げられる。
【0015】前記リン酸塩類としては、例えば、リン酸
ナトリウム塩類、リン酸カリウム塩類、リン酸アンモニ
ウム塩類、リン酸カルシウム塩類などが挙げられる。
【0016】前記リン酸ナトリウム塩類としては、例え
ば、第一リン酸ナトリウム(無水)、第一リン酸ナトリ
ウム(結晶)、第二リン酸ナトリウム(無水)、第二リ
ン酸ナトリウム(結晶)、第三リン酸ナトリウム(無
水)、第三リン酸ナトリウム(結晶)、ピロリン酸ナト
リウム(無水)、ピロリン酸ナトリウム(結晶)、酸性
ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、テ
トラポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウ
ム、酸性ヘキサメタリン酸ナトリウム、などが挙げられ
る。前記リン酸カリウム塩類としては、例えば、第一リ
ン酸カリウム、第二リン酸カリウム、第三リン酸カリウ
ム、ピロリン酸カリウム 、ポリリン酸カリウム、メタ
リン酸カリウム、などが挙げられる。前記リン酸アンモ
ニウム塩類としては、例えば、第一リン酸アンモニウ
ム、第二リン酸アンモニウム、などが挙げられる。前記
リン酸カルシウム塩類としては、例えば、第一リン酸カ
ルシウム、第二リン酸カルシウム、第三リン酸カルシウ
ム、などが挙げられる。
【0017】これらの中でも、エラグ酸に吸着し易く凝
集や結晶成長を抑制する効果が高い等の理由により、第
一リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン
酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム等のリン酸アルカ
リ金属塩などが好ましい。
【0018】前記結晶成長抑制剤の前記エラグ酸分散物
における含有量としては、前記エラグ酸化合物の質量に
対し、0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜10質
量%がより好ましい。即ち、換言すれば、前記エラグ酸
化合物100質量部に対し、0.1〜20質量部が好ま
しく、0.5〜10質量部がより好ましい。前記結晶成
長抑制剤の前記エラグ酸分散物における含有量が、0.
1質量%未満であると、結晶成長抑制剤としての効果が
得られないことがあり、20質量%を超えてもそれに見
合う効果が得られないことがあり、一方、前記好ましい
数値範囲内にあると、分散性、粘度、安定性等の良好な
エラグ酸分散物が得られる。
【0019】前記結晶成長抑制剤の前記エラグ酸分散物
における最適な含有量は、該エラグ酸化合物の微粒子の
製法、該結晶成長抑制剤の種類等によっても異なり一概
に規定することはできないが、一般に前記エラグ酸化合
物の微粒子の比表面積が大きいほど多くなる。
【0020】−水溶性高分子− 前記水溶性高分子としては、特に制限はなく、目的に応
じて適宜選択することができるが、例えば、寒天、カラ
ギーナン、ファーセレラン、タマリンド種子多糖類、ペ
クチン、スクレログルカン、カードラン、ゼラチン、ア
ルブミン、ガラクタン、クインスシード、アラビアガ
ム、トラガカント、マンナン、デンプン、脱アシル型ジ
ェランガム、ネイティブジェランガム、キサンタンガ
ム、改質キサンタンガム、ウェランガム、グアーガム、
カチオン化グアガム、ローストビーンガム、ヒアルロン
酸ナトリウム、デキストリン、サクシノグルカン、プル
ランデキストラン、コラーゲン、ケラチン、カゼイン、
コンドロイチン硫酸、キチン、カルボキシメチルキチ
ン、カチオン化セルロース、カルボキシビニルポリマ
ー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセル
ロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンニウムクロリドエーテル、デキ
ストラン硫酸、可溶性デンプン、カルボキシメチルデン
プン、アルギン酸塩、アルギン酸プロピレングリコー
ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸塩、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチ
レングリコール、メチルデンプン、カチオン化デンプ
ン、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、などが挙
げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2
種以上を併用してもよい。これらの中でも、脱アシル型
ジェランガム、ネイティブ型ジェランガム、カラギーナ
ン、キサンタンガム、改質キサンタンガム、カチオン化
セルロース、アルギン酸塩、カルボキシビニルポリマ
ー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリ
アクリル酸塩、アルキル付加カルボキシビニルポリマー
が好ましい。
【0021】前記水溶性高分子の前記エラグ酸分散物に
おける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて
適宜選択することができ、0.001〜20質量%が好
ましく、0.01〜10質量%がより好ましい。前記水
溶性高分子の前記エラグ酸分散物における含有量が、
0.001質量%未満であると、良好な分散安定性が得
られなくなることがあり、20質量%を超えると、高粘
度になりすぎて取扱いが困難になることがある。
【0022】−分散溶媒− 前記分散溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて
適宜選択することができ、例えば、水、アルコール、多
価アルコール、これらの混合物、などが挙げられる。こ
れらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用
してもよい。
【0023】−その他の成分− 前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応
じて適宜選択することができるが、例えば、油類(油
脂、脂肪酸、炭化水素、エステル等)、界面活性剤、高
分子、防腐剤、抗菌剤、pH調整剤、などが挙げられ
る。これらは、1種単独でしてもよいし、2種以上を併
用してもよい。
【0024】−エラグ酸分散物の製造方法− 本発明のエラグ酸分散物は、種々の方法によって製造す
ることができるが、例えば、前記エラグ酸化合物と、前
記結晶成長抑制剤と、前記分散溶媒と、前記水溶性高分
子と、前記その他の成分とを混合すること等により製造
することができ、前記エラグ酸化合物と前記結晶成長抑
制剤とを混合して該エラグ酸化合物を微粒子化させた
後、前記水溶性高分子と、必要に応じて選択した前記そ
の他の成分を更に添加し冷却混合することにより好適に
製造することができる。
【0025】前記微粒子化の方法としては、先ず前記分
散溶媒に前記結晶成長抑制剤を溶解し、次いで前記エラ
グ酸化合物を投入し微粒子分散させる湿式方法、予め前
記結晶成長抑制剤と前記エラグ酸化合物とを乾式混合さ
せる乾式方法、あるいは、前記エラグ酸化合物をpH1
2〜14のアルカリ金属水酸化物の特定濃度の水溶液に
溶解させた後、酸(無機酸又は有機酸のいずれでもよい
が、処理後の関係で硫酸が好ましい)でpHを2〜8に
調整する晶析方法、などが挙げられる。
【0026】前記微粒子化の具体的な方法としては、例
えば、微粒子化機の種類、微粒子化メディアの選定、最
適微粒子化条件の設定等に応じて適宜選択することがで
きるが、例えば、前記結晶成長抑制剤を前記分散溶媒
(例えば、水(水溶液)又は常温で液体の溶媒(特定の
溶質を含んでもよい))に溶解させた溶液中に前記エラ
グ酸化合物を分散させ、微粒子化機等を用いて一定時間
微粒子化処理を行う方法などが好適に挙げられる。
【0027】前記微粒子化機としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一
般に使用される微粒化粉砕、晶析等の際に用いられる装
置が挙げられるが、前記乾式方法の場合には、例えば、
ボールミル、ジェットミル等の粉砕機などが好適に挙げ
られ、前記湿式方法の場合には、例えば、超音波粉砕
機、ホモミキサー、コロイドミル、クレアミックス(エ
ム・テクニック株式会社製)、マイルダー(荏原製作所
製)等の高速剪断装置などが好適に挙げられ、これらの
中でも特にクレアミックス(エム・テクニック株式会社
製)が好適に挙げられ、前記晶析方法の場合には、例え
ば、公知の攪拌機付混合槽などが好適に挙げられる。
【0028】前記微粒子化機による処理の条件(時間
等)としては、処理量、前記エラグ酸化合物の濃度・粒
径、該微粒子化機の種類等により異なり、一概に規定す
ることはできず適宜選択すればよいが、該条件を適宜選
択することにより、所望の粒径のエラグ酸化合物の微粒
子の分散液を調製することができる。
【0029】該処理の条件の具体例としては、前記高速
剪断装置を用いる場合には該高速剪断装置における羽根
先端速度が5m/s以上であるのが好ましく、10〜3
5m/sであるのがより好ましい。また、例えば、2.
5重量%のエラグ酸分散物において、前記エラグ酸化合
物の微粒子の平均粒子径が50μm以下であり、かつ該
微粒子の粒子径が70μm以下のものが70重量%以上
であるようにするためには、コロイドミルで1〜5分間
処理をするのが好ましく、前記エラグ酸化合物の微粒子
の平均粒子径が10μmであり、かつ該微粒子の粒子径
が30μm以下のものが70重量%以上であるようにす
るためには、超音波発振で5〜10分間処理するのが好
ましく、前記エラグ酸化合物の微粒子の平均粒子径が1
μmであり、かつ該微粒子の粒子径が3μm以下のもの
が70重量%以上であるようにするためには、クレアミ
ックスにて20〜30分間処理するのが好ましい。
【0030】なお、前記微粒子化機による処理の際、分
散液には大きなエネルギーが加えられるため、該分散液
の温度が上昇するので、必要に応じて該分散液を冷却し
てもよい。
【0031】また、前記水溶性高分子や前記その他の成
分を混合するタイミングとしては、特に制限はないが、
前記エラグ酸化合物の微粒化効率の観点からは、前記エ
ラグ酸化合物を微粒子化させた後の分散液に該水溶性高
分子や前記その他の成分を混合するのが好ましい。
【0032】前記冷却混合の際における剪断力として
は、通常の均一冷却を目的とした弱い剪断力ではなく強
い剪断力が好ましく、具体的には4m/s以上が好まし
く、6m/s以上がより好ましく、8m/s以上が特に
好ましい。前記冷却混合の際における剪断力が、4m/
s未満であると、得られるエラグ酸分散液が離水する現
象が観られることがあり、一方、あまり大きすぎてもそ
れに見合う効果が得られない。
【0033】前記剪断力を加える方法としては、特に制
限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例え
ば、ホモミキサー、ディスパー翼、パドル翼などを用い
た方法が挙げられる。
【0034】前記冷却混合の際における冷却速度として
は、0.05℃/min以上が好ましく、0.1℃/m
in以上がより好ましい。前記冷却速度が、0.05℃
/min未満であると、冷却に時間がかかりすぎて生産
効率が悪くなることがある。該冷却速度の上限値につい
ては特に制限はなく、冷却速度が大きくても剪断力を加
えながらの冷却であれば得られるエラグ酸分散物の品質
に影響はない。
【0035】以上のようにして得られた本発明のエラグ
酸分散物は、エラグ酸化合物の微粒子を高濃度に含有
し、かつ長期間にわたって優れた分散安定性を示すの
で、添加量の範囲を拡大し易い点で有利であり、化粧
料、医薬品、医薬部外品等の分野をはじめとする各種分
野において好適に使用することができ、特に本発明の外
用剤組成物に好適に使用することができる。
【0036】(外用剤組成物)本発明の外用剤組成物
は、本発明のエラグ酸分散物を含有していること以外に
は特に制限はなく、本発明のエラグ酸分散物をそのまま
外用剤組成物として使用してもよいし、更に、目的や用
途に応じて適宜選択したその他の成分を含有していても
よく、例えば、美白化粧料として利用する場合には、本
発明のエラグ酸分散物と、油性成分、保湿剤、界面活性
剤、顔料、香料、防腐剤、水、アルコ−ル類、増粘剤等
とを配合してなり、ロ−ション状、クリ−ム状、ペ−ス
ト状、スティック状、乳液状などの各種の形態とするこ
とができる。
【0037】本発明の外用剤組成物は、化粧料、医薬
品、医薬部外品等として好適に用いられ、微粒子のエラ
グ酸化合物を含有するので、該エラグ酸化合物の微粒子
の表面積、溶解度、溶解速度、皮膚との接触面積、皮膚
との浸透速度、単位時間当たりの皮膚への浸透量等が大
きく、その結果、経皮吸収性に優れ、該エラグ酸化合物
の薬効である美白効果が効果的に発揮される。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれら実施例によって何ら限定されるものでは
ない。
【0039】(調製例1)前記高速剪断装置としてクレ
アミックス(エム・テクニック(株)製、CLM−0.
8S型)を用いて、温度25℃、回転速度20,000
rpmの条件で、精製水と、前記エラグ酸化合物として
のエラグ酸と、前記結晶成長抑制剤としてのリン酸第一
水素ナトリウムとを、該エラグ酸の濃度が20質量%と
なるように、かつ該リン酸第一水素ナトリウムの濃度が
0.6質量%(該エラグ酸に対して3質量%)となるよ
うにして、15分間分散させることにより、エラグ酸の
微粒子分散液を調製した。次に、前記水溶性高分子とし
て、ネイティブ型ジェランガム((株)三晶製、ケルコ
ゲルLT−100)及びウルトラキサンタンガム
((株)日清製油製、ノムコートZ)の70℃混合溶液
を用い、この混合溶液と、前記エラグ酸の微粒子分酸液
とを、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)を用いて
7,000rpmの条件で15分間混合し、冷却するこ
とにより、エラグ酸分散物を得た。
【0040】得られたエラグ酸分散物におけるエラグ酸
の初期粒子径は、粒度分布測定器(大塚電子(株)製、
DLS−700)を用いて測定したところ0.7μmで
あった。得られたエラグ酸分散物は、経皮吸収性に優れ
ており、明らかな美白効果が観られた。また、得られた
エラグ酸分散物について、後述の「長期保存後の分散安
定性試験」、並びに「長期保存後の凝集及び粒径変化試
験」を行ったところ、いずれの試験においておいても、
「○」の評価が得られ、長期保存安定性に優れていた。
【0041】(調製例2)前記高速剪断装置として乾式
粉砕機ジェットミル(カウンタージェットミル、ホソカ
ワミクロン(株)製、100AFG)を用いて、温度2
5℃、圧力7kg/cm、処理回数3passの条件で、
前記エラグ酸化合物としてのエラグ酸と、前記結晶成長
抑制剤としてのトリポリリン酸ナトリウムとを、該エラ
グ酸の濃度が15質量%となるように、かつ該トリポリ
リン酸ナトリウムの濃度が1.2質量%(該エラグ酸に
対して8質量%)となるようにして、20分間分散させ
ることにより、エラグ酸の微粒子分散液を調製した。次
に、前記水溶性高分子として、脱アシル型ジェランガム
((株)三晶製、ケルコゲル)、ネイティブ型ジェラン
ガム((株)三晶製、ケルコゲルLT−100)及びウ
ルトラキサンタンガム((株)日清製油製、ノムコート
Z)の70℃混合溶液を用い、該混合溶液と、前記エラ
グ酸の微粒子分酸液とを、ディスパーミキサー(特殊機
化工業(株)製、T.Kホモディスパー)を用いて7,
000rpm、20分間の条件で混合し、冷却すること
により、エラグ酸分散物を得た。
【0042】得られたエラグ酸分散物におけるエラグ酸
の初期粒子径は、粒度分布測定器(大塚電子(株)製、
DLS−700)を用いて測定したところ0.95μm
であった。得られたエラグ酸分散物は、経皮吸収性に優
れており、明らかな美白効果が観られた。また、得られ
たエラグ酸分散物について、後述の「長期保存後の分散
安定性試験」、並びに「長期保存後の凝集及び粒径変化
試験」を行ったところ、いずれの試験においておいて
も、「○」の評価が得られ、長期保存安定性に優れてい
た。
【0043】(調製例3)前記エラグ酸化合物としての
エラグ酸を精製水に撹拌分散後、これに1Nの水酸化ナ
トリウム水溶液を添加して該エラグ酸を溶解して溶液を
調製した。この溶液をパドルで激しく撹拌しながら、6
N硫酸をpHが2になるまでゆっくり滴下した(1ml
/min)。そして、生じた沈殿物を遠心分離し、水で
更に2回洗浄した後、乾燥し、平均粒径が0.2μmで
あり、かつ粒子径が1μm以下のものが98質量%であ
るエラグ酸の微粒子分散液を調製した。次に、前記結晶
成長抑制剤としてのピロリン酸ナトリウムと、前記水溶
性高分子としてのアクリル酸・メタクリル酸アルキル共
重合体(B.F.Goodrich社製、TR−1)との40℃混合
溶液と、前記エラグ酸の微粒子分酸液とを、ホモミキサ
ー(特殊機化工業(株)製、T.Kアジホモミクサー)
を用いて7,000rpm、15分間の条件で混合し、
冷却することにより、エラグ酸分散物を得た。
【0044】得られたエラグ酸分散物におけるエラグ酸
の初期粒子径は、粒度分布測定器(大塚電子(株)製、
DLS−700)を用いて測定したところ0.3μmで
あった。得られたエラグ酸分散物は、経皮吸収性に優れ
ており、明らかな美白効果が観られた。また、得られた
エラグ酸分散物について、以下の「長期保存後の分散安
定性試験」、並びに「長期保存後の凝集及び粒径変化試
験」を行ったところ、いずれの試験においておいても、
「○」の評価が得られ、長期保存安定性に優れていた。
【0045】<長期保存後の分散安定性試験>50℃及
び室温(25℃)で6カ月もの長期保存後における、エ
ラグ酸の微粒子の分散安定性を以下の基準で評価した。 ◎:エラグ酸の沈降が全く観られない状態 ○:エラグ酸の沈降がほんの僅かだけ観られる状態 ×:エラグ酸の沈降が観られる状態
【0046】<長期保存後のエラグ酸の凝集及び粒子径
変化試験>50℃及び室温(25℃)で6カ月もの長期
保存後における、エラグ酸の微粒子の凝集及び結晶成長
による粒径変化を以下の基準で評価した。 ◎:エラグ酸の微粒子の凝集及び結晶成長による粒径変
化が全く観られない状態 ○:エラグ酸の微粒子の平均粒径が50μm以下の範囲
で凝集又は結晶成長している状態 ×:エラグ酸の微粒子の平均粒径が50μm超にまで凝
集又は結晶成長している状態
【0047】(実施例1〜47及び比較例1〜2)表1
〜9に示す組成物を表1〜9に示す条件で微粒子分散の
処理を行い、エラグ酸分散物を調製し、前記調製例1〜
3と同様の評価を行った。なお、表1〜9において、
「エラグ酸と高分子の混合手段」の欄に、「湿式」と記
されている実施例は前記(調製例1)と同様にして、
「乾式」と記されている実施例は前記(調製例2)と同
様にして、「晶析」と記されている実施例は前記(調製
例3)と同様にして、それぞれエラグ酸分散物を調製し
た。また、「1,3−BG」は、1,3−ブチレングリ
コールを表し、「PG」は、プロピレングリコールを表
し、「DPG」は、ジプロピレングリコールを表し、
「PEG300」は、ポリエチレングリコール300を
表す。その結果、得られたエラグ酸分酸体の「室温保存
試験」、「凍結復元試験」、及び「高温(50℃)安定
性試験」の結果では、いずれの試験においても、エラグ
酸の微粒子が凝集、結晶成長、沈降分離等の変化を生ず
ることなく安定に分散していた。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】
【表7】
【0055】
【表8】
【0056】
【表9】
【0057】
【発明の効果】本発明によると、従来における前記諸問
題を解決し、難分散性のエラグ酸化合物の微粒子を高濃
度で長期間安定に含有するエラグ酸分散物、及び該エラ
グ酸分散物を含有し、経皮吸収性に優れ、美白作用等を
示し、化粧料、医薬品、医薬部外品等に好適な外用剤組
成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/30 A61K 47/30 47/46 47/46 A61P 17/16 A61P 17/16 Fターム(参考) 4C076 BB31 CC18 DD26 DD34 DD38 DD39 DD41 DD46 EE58 FF34 FF63 4C083 AB012 AB282 AB342 AC012 AC022 AC062 AC112 AC122 AC302 AC422 AC482 AC892 AD042 AD092 AD132 AD212 AD352 BB60 CC19 EE01 EE16 4C086 AA01 AA02 BA07 MA03 MA05 NA03 NA11 ZA89

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラグ酸化合物と結晶成長抑制剤と水溶
    性高分子とを含有することを特徴とするエラグ酸分散
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエラグ酸分散物を含有
    することを特徴とする外用剤組成物。
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