JP2003081760A - 乳化型化粧料 - Google Patents
乳化型化粧料Info
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Abstract
を提供するものである。 【構成】合成スチブンサイト及び1,2−ペンタンジオ
ールを配合したことを特徴とする乳化型化粧料。
Description
及び1,2−ペンタンジオールを配合することを特徴と
する乳化型化粧料に関するもので、さらに詳しくは従来
のものより乳化が良好で、安定性が良くなる乳化型化粧
料に関するものである。
化型化粧料としては、特開昭56−150007号、特
開昭57−228795号、特開昭59−172409
号及び特開平3−83909号などが知られている。
鉱物であるため、外観色が白色でなく、水に分散した場
合にも着色しているため、乳化型化粧料として使用する
際には外観を損なうために使用量が制限されるという欠
点があった。
とにより、凝集が起きやすくなったり、分散安定性が低
下するとともに増粘効果が減少する傾向がある。さら
に、天然由来の粘土鉱物の場合には、産出地、あるいは
同一産出地にあっても採取場所の違いによる粘土鉱物中
の組成や不純物が変動したりするので、増粘効果や分散
安定性が変動したりする可能性があり、乳化型化粧料へ
の使用性には注意を払う必要がある。
0−128758号のような合成スチブンサイトを利用
した乳化型化粧料が提示されている。
合、安定した乳化型化粧料を得るためには分子内に水酸
基を2つ以上有する非イオン性界面活性剤及び炭素数1
6から22までの高級アルコールを配合するなどの処方
上の工夫や、乳化時にホモミキサーのような強い機械力
を必要とする場合があった。
状況下なされたものであり、合成スチブンサイトの存在
下、乳化性を向上する手段を提供することを課題とす
る。
状況に鑑み、鋭意研究努力を重ねた結果、合成スチブン
サイトの存在下に1,2−ペンタンジオールを配合する
ことによって乳化性を向上し、ホモミキサーなどの機械
力を必要とせずに安定な乳化型化粧料を得ることを見出
し、本発明を完成させた。
のひとつである合成スチブンサイトとして好適なものは
スチブンサイト型フィロケイ酸マグネシウムナトリムか
ら成り、その組成は(1)式式中において、xとyはx
+y<3という条件下で、xは2以上の数であり、yは
0ないし0.1であり、zは0より大で1.0までの数
で表される。
は、スメクタイトに属するケイ酸マグネシウム水和物と
いう観点からは合成ヘクトライトや合成サポナイトと軌
を一にしている。しかしながら、本発明に用いられる合
成スチブンサイトでは層内のアルカリ金属部分がナトリ
ウムであり、また、層内のマグネシウムとナトリウムの
合計原子数(x+y)が3より少ないのに対し、合成ヘ
クトライトでは層内のアルカリ金属部分がリチウムであ
り、また、層内のマグネシウムとリチウムの合計原子数
(x+y)は3であり、相違が認められる。
金属部分にアルミニウムを含み、また、層内のマグネシ
ウムとリチウムの合計原子数(x+y)は3であり、相
違が認められる。
不純金属成分を含まない形で得られ、一般のハンター白
色度が80%以上の白色粉末である。
量は特に限定されないが、好ましくは0.01〜10w
t%、さらに好ましくは0.05〜5wt%である。
0.01wt%以下では、乳化物の増粘効果に乏しいた
め、安定性が悪くなることがある。10wt%以上で
は、分散性が悪くなり、使用時にざらつきを感じたり、
経時的にも著しい硬度変化があって使用性に問題がある
場合があり好ましくない。
うひとつの必須成分である1,2−ペンタンジオール
は、特開2000−204017にあるように、保湿作
用を有するのみならず、高い防腐作用を有する。そのた
め、高い安全性と使用性に優れた乳化型化粧料を得るこ
とができる。
限定されないが、好ましくは0.05〜20wt%、さ
らに好ましくは0.1〜10wt%である。0.05w
t%以下では乳化性が向上しない場合があり、安定性の
向上の寄与に乏しい。20wt%以上では経時的に高温
部における1,2−ペンタンジオールによる臭気の問題
や乳化物の粘度が減少したりする場合があるため好まし
くない。
オン性界面活性剤及び高級アルコールを配合するとさら
に乳化性が向上し、安定性が増す。
毛髪用のいずれにも用いることができる。皮膚用化粧料
としては、化粧水、乳液、クリーム、洗顔料、クレンジ
ングクリーム、マッサージクリーム、パック料などとし
て用いることができ、毛髪用化粧料としては、シャンプ
ー、リンス、ヘアートリートメント剤、ヘヤースタイリ
ング剤、ヘヤーダイなどに用いることができる。
果を損なわない範囲で、その使用目的に応じて各種成
分、例えば、炭化水素類、油脂、ロウ類、各種エステル
油、動物油、植物油、シリコーン油、脂肪酸、高級アル
コールなどの油剤、エタノール、多価アルコールなどの
アルコール類、両性界面活性剤、陰イオン性界面活性
剤、陽イオン性界面活性剤などの両親媒性物質、マイ
カ、酸化鉄などの顔料、カルボキシビニルポリマー、キ
サンタンガム、ヒアルロン酸などの高分子類、色素、ビ
タミン類、紫外線吸収剤、ホルモン剤、香料、抗酸化
剤、防腐剤、キレート剤などの様々な成分を適宜配合す
ることが可能である。
例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。例中の配合量の%はすべて重量%とする。
Cに示した配合組成の乳化型化粧料を調製し、乳化状態
及び安定性を評価した。なお、比較例としては、実施例
1において合成スチブンサイトを合成ヘクトライトに置
換したもの(比較例A)、1,2−ペンタンジオールを
1,3−ブチレングリコールに置換したもの(比較例
B)、合成スチブンサイトを合成ヘクトライトに、1,
2−ペンタンジオールを1,3−ブチレングリコールに
置換したもの(比較例C)とした。
に成分6を添加し、30分間分散した。その後、成分
7、8を加え、80℃まで加温する。別に成分1〜5を
80℃で加温溶解し、成分6〜9を添加して乳化し、撹
拌しながら30℃まで冷却、または乳化直後にホモミキ
サー3000rpmで1分運転後、撹拌しながら30℃
まで冷却し調製した。
に成分6を添加し、30分間分散した。その後、成分
7、8を加え、80℃まで加温する。別に成分1〜5を
80℃で加温溶解し、成分6〜9を添加して乳化し、撹
拌しながら30℃まで冷却、または乳化直後にホモミキ
サー3000rpmで1分運転後、撹拌しながら30℃
まで冷却し調製した。
察し、以下の基準で評価した。 ◎:乳化が非常に良好で、1μm以下の均一な乳化粒子
が観察される。 ○:乳化が良好で、1〜5μm程度の均一な乳化粒子が
観察される。 △:乳化がやや悪く、5〜10μm程度で、やや不揃い
な乳化粒子が観察される。 ×:乳化が悪く、10μmを超える不揃いな乳化粒子が
観察される。
月間保存した状態のものについて、以下の基準で評価し
た。 ◎:離油、離水、沈殿などの外観上変化がなく、硬度変
化などの変化もないもの。 ○:離油、離水、沈殿などの外観上変化がなく、使用性
には問題ないものの若干の硬度変化があるもの。 △:離油、離水、沈殿などの外観上変化はないものの、
著しい硬度変化があり、使用性に問題があるもの。 ×:離油、離水、沈殿などの外観上変化が見られるも
の。
を表1に示す。
な合成スチブンサイト及び1,2−ペンタンジオールを
配合する乳化型化粧料は比較例に比べ乳化状態及び安定
性が優れていることが明らかになった。また、実施例2
に示すように、合成スチブンサイト、非イオン性界面活
性剤、高級アルコール及び1,2−ペンタンジオールを
配合する乳化型化粧料は、機械力を用いなくとも非常に
優れた乳化状態及び安定性を有することが明らかになっ
た。
ンサイトの量を変化させた配合組成の乳化型化粧料を調
製し、乳化状態及び安定性を評価した。評価は実施例1
と同様の方法及び基準で行なった。
に成分5を添加し、30分間分散した。その後、成分
6、7を加え、80℃まで加温する。別に成分1〜4を
80℃で加温溶解し、成分5〜8を添加して乳化し、撹
拌しながら冷却し、50℃で成分9を添加し、30℃ま
で冷却し調製した。
の本発明における好ましい配合量は0.01〜10wt
%であり、さらに好ましくは0.05〜5wt%である
ことが明らかになった。
ンタンジオールの量を変化させた配合組成の乳化型化粧
料を調製し、乳化状態及び安定性を評価した。評価は実
施例1と同様の方法及び基準で行なった。
に成分6を添加し、30分間分散した。その後、成分
7、8を加え、80℃まで加温する。別に成分1〜5を
80℃で加温溶解し、成分6〜9を添加して乳化し、撹
拌しながら30℃まで冷却し調製した。
オールの本発明における好ましい配合量は0.05〜2
0wt%であり、さらに好ましくは0.1〜10wt%
であることが明らかになった。
0に成分7を添加し、30分間分散した。その後、成分
8、9を加え、80℃まで加温する。別に成分1〜6を
80℃で加温溶解し、成分7〜10を添加して乳化し、
撹拌しながら30℃まで冷却し調製した。
した成分12〜14を添加し、30分間分散した。その
後、成分7,8を加え、80℃まで加温する。別に成分
1〜5を80℃で加温溶解し、成分6〜9を添加して乳
化し、ホモミキサー3000rpmで1分運転後、撹拌
しながら30℃まで冷却し調製した。
に成分5、6を添加し、30分間分散した。その後、成
分7、8を加え、80℃まで加温する。別に成分1〜4
を80℃で加温溶解し、成分5〜9を添加して乳化し、
撹拌しながら30℃まで冷却し調製した。
る乳化型化粧料は良好な乳化性及び安定性を有している
ことが明らかになった。
型化粧料において合成スチブンサイト及び1,2−ペン
タンジオールを配合させることにより良好な乳化性及び
安定性を有した化粧料を得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】合成スチブンサイト及び1,2−ペンタン
ジオールを配合することを特徴とする乳化型化粧料。 - 【請求項2】合成スチブンサイト、非イオン性界面活性
剤、高級アルコール及び1,2−ペンタンジオールを配
合することを特徴とする乳化型化粧料。 - 【請求項3】合成スチブンサイトを0.01〜10wt
%配合することを特徴とする請求項1または請求項2記
載の乳化型化粧料。 - 【請求項4】1,2−ペンタンジオールを0.05〜2
0wt%配合することを特徴とする請求項1乃至請求項
3記載の乳化型化粧料。 - 【請求項5】実質上(1)式 【化1】 式中、xとyはx+y<3という条件下で、xは2以上
の数であり、yは0ないし0.1の数であり、zは0よ
り大で1.0までの数で表される化学組成を有する合成
スチブンサイトを配合することを特徴とする請求項1乃
至請求項4記載の乳化型化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281152A JP4684499B2 (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 乳化型化粧料 |
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JP2003081760A true JP2003081760A (ja) | 2003-03-19 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006241152A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Unilever Nv | 改良された化粧品組成物 |
JP2009062311A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2011213698A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-27 | Nippon Menaade Keshohin Kk | 液状組成物 |
Citations (5)
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JPH0332733A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-13 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 合成層状粘土鉱物系乳化剤 |
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JP2001340748A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-11 | Nippon Bee Kk | 乳化組成物 |
JP2003055129A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Nonogawa Shoji Kk | 乳化型化粧料 |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001281152A patent/JP4684499B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2001340748A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-11 | Nippon Bee Kk | 乳化組成物 |
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