JP2017066112A - 乳化型化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】合成スチブンサイトの存在下、乳化粒子の界面膜の安定性を向上させる手段を提供することを課題とする。【解決手段】次の成分(a)及び成分(b)を含有する乳化型化粧料(a)一般式(1)で表される合成スチブンサイト(化1)MgxNaySi4O10(OH)2・Naz(1)式中、x+yが3未満で、xは2以上の数であり、yは0以上、0.1以下であり、zは0より大きく、1.0以下の数(b)N−アシルメチルタウリン塩であり、乳化粒子の界面膜の安定性を向上し、さらに高級アルコール、非イオン性界面活性剤を含有することで乳化性や乳化粒子の界面膜の安定性をより向上させた乳化型化粧料を提供する。【選択図】なし

Description

本発明は合成スチブンサイト及びN−アシルメチルタウリン塩を含有することを特徴とする乳化型化粧料に関するものであり、さらに詳しくは従来のものより乳化粒子の界面膜の安定性が向上した乳化型化粧料に関する。
従来、水膨潤性の粘土鉱物を含有した乳化型化粧料としては、粘土鉱物の一種であるカチオン交換性のナトリウムイオンを含有するベントナイト、水溶性高分子、油性物質及び水からなる乳化物に関する技術(特許文献1)や、ベントナイトとシリコーン油を含有した化粧料に関する技術(特許文献2)等が開示されている。
これらに記載の粘土鉱物は、天然由来であるため、外観色が白色でなく、水に分散させても着色することから、乳化型化粧料として使用する際には外観を損なう恐れがあり、使用量が制限されるという欠点があった。
また、粘土鉱物は、多くの電解質や有機物が存在することにより、粘土鉱物同士の凝集が起こり、分散安定性が低下して増粘効果が減少する傾向がある。さらに、天然由来の粘土鉱物は、産出地、あるいは同一産出地内の採取場所の違いによって、粘土鉱物の化学組成や粘土鉱物中の不純物の量や種類が変動するため、増粘効果や分散安定性が変動する可能性があり、乳化型化粧料への使用には注意を払う必要がある。
このような問題を解決すべく、合成スチブンサイト、分子内に水酸基を2つ以上有する非イオン性界面活性剤及び炭素数16から22までの高級アルコールを含有することを特徴とする乳化型化粧料の技術(特許文献3)が開示されている。
しかしながら、この合成スチブンサイトを用いた乳化では、多量の油や固形油剤を多く含む油を乳化した場合、形成された乳化粒子の界面膜の安定性が低くなることが知られている。界面膜の安定性が低い乳化粒子は、乳化後の冷却過程における撹拌等のせん断力によって破壊され易く、乳化状態が不安定化することにより、製品の出来上がりに悪影響を及ぼす。特に、実際の製造スケールでは、ラボスケールと比較して製造設備が大きく、せん断力が強力になることから、この影響がより顕著に現れる。そのため、より安定な界面膜を形成する乳化系が必要とされていた。
特開昭56−150007号公報 特開平3−83909号公報 特開2000−128758号公報
本発明は、合成スチブンサイトの存在下、乳化粒子の界面膜の安定性をより向上させた乳化型化粧料を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、次の成分(a)及び(b)を含有することを特徴とする乳化型化粧料を提供するものである。
(a)一般式(1)で表される合成スチブンサイト
(化1)
MgNaSi10(OH)・Na (1)
式中、x+yが3未満で、xは2以上の数であり、yは0以上、0.1以下であり、zは0より大きく、1.0以下の数
(b)N−アシルメチルタウリン塩
また、本発明は、(c)高級アルコールを含有することを特徴とする乳化型化粧料を提供する。
また、本発明は、(d)非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする乳化型化粧料を提供する。
また、本発明は、前記(a)合成スチブンサイトを0.1〜10重量%含有することを特徴とする乳化型化粧料を提供する。
また、本発明は、前記(b)N−アシルメチルタウリン塩を0.01〜5重量%含有することを特徴とする乳化型化粧料を提供する。
また、本発明は、前記(b)N−アシルメチルタウリン塩がN−ステアロイルメチルタウリン塩であることを特徴とする乳化型化粧料を提供する。
本発明は、合成スチブンサイトの存在下、乳化粒子の界面膜の安定性をより向上させた乳化型化粧料である。
本発明の乳化型化粧料において、必須成分である合成スチブンサイトとして好適なものはスチブンサイト型フィロケイ酸マグネシウムナトリウムから成り、その組成は式(1)において、x+yが3未満で、xは2以上の数であり、yは0以上、0.1以下であり、zは0より大きく、1.0以下の数で表される。
本発明に用いられる合成スチブンサイトは、スメクタイトに属するケイ酸マグネシウム水和物という観点からは合成ヘクトライトや合成サポナイトと軌を一にしている。しかしながら、本願発明に用いられる合成スチブンサイトでは層内のアルカリ金属部分がナトリウムであり、また、層内のマグネシウムとナトリウムの合計原子数が3より少ないのに対し、合成ヘクトライトでは層内のアルカリ金属部分がリチウムであり、また、層内のマグネシウムとリチウムの合計原子数は3であり、相違が認められる。
また、合成サポナイトでは層内のアルカリ金属部分にアルミニウムを含み、また、層内のマグネシウムとアルミニウムの合計原子数は3であり、相違が認められる。
本発明に用いられる合成スチブンサイトは不純金属成分を含まない形で得られ、一般のハンター白色度が80%以上の白色粉末である。
本発明における合成スチブンサイトの含有量は特に限定されないが、好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.5〜5重量%である。0.1重量%未満では、乳化物の増粘効果に乏しいため、安定性が悪くなることがある。10重量%超では、分散性が悪くなり、使用時にざらつきを感じたり、経時的な硬度の上昇を生じる場合があるため好ましくない。
また、本発明の乳化型化粧料におけるもうひとつの必須成分であるN−アシルメチルタウリン塩は、アニオン性の界面活性剤であり、炭素数14〜22のアシル基を有するN−アシルタウリン塩が好ましい。具体例としては、N−ステアロイルメチルタウリン塩、N−パルミトイルメチルタウリン塩、N−ミリストリルメチルタウリン塩、N−ラウロイルメチルタウリン塩等が挙げられ、N−ステアロイルメチルタウリン塩が特に好ましい。また、前記塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩が挙げられ、ナトリウム塩が特に好ましい。
N−アシルメチルタウリン塩の含有量は特に限定されないが、好ましくは0.01〜5重量%、特に好ましくは0.1〜3重量%である。0.01重量%未満では乳化粒子の界面膜の安定性向上の効果に乏しく、5重量%超では安全性の観点や塗布時に白く泡立つバニッシングが生じる場合があるため好ましくない。
本発明による乳化型化粧料は、さらに高級アルコールを含有すると乳化粒子の界面膜の安定性がより向上する。
高級アルコールは特に限定されないが、好ましくは炭素数が12から22までの高級アルコールである。例えばラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール及びそれらの混合物等が挙げられる。
高級アルコールの含有量は特に限定されないが、好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.5〜5重量%である。0.1重量%未満では乳化粒子の界面膜の安定性向上の効果に乏しく、10重量%超では塗布時ののびの悪化や、経時的な硬度上昇を生じる場合があるため好ましくない。
本発明による乳化型化粧料は、さらに非イオン性界面活性剤を含有すると乳化粒子が細かく均一な乳化型化粧料が得られる。
非イオン性界面活性剤は特に限定されないが、分子内に水酸基を2つ以上有する非イオン性界面活性剤が好ましく、例えばモノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル、モノステアリン酸グリセリルヤシ油脂肪酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル、ジオレイン酸デカグリセリル、ジパルミチン酸デカグリセリル、ジラウリン酸デカグリセリル、ヘキサステアリン酸デカグリセリル、ヘキサイソステアリン酸デカグリセリル、ヘキサオレイン酸デカグリセリル、ヘキサパルミチン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル、ステアリン酸メチルグルコシド、ステアリン酸エチルグルコシド、ステアリン酸プロピルグルコシド、オレイン酸メチルグルコシド、パルミチン酸メチルグルコシド、ミリスチン酸メチルグルコシド、ラウリン酸メチルグルコシド、セスキステアリン酸メチルグルコシド、ジステアリン酸メチルグルコシド等の脂肪酸アルキルグルコシド、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
非イオン性界面活性剤の含有量は特に限定されないが、好ましくは0.05〜10重量%、特に好ましくは0.5〜5重量%である。0.05重量%未満では乳化性の向上の効果に乏しく、10重量%超では安全性の観点や、べたつく使用感、経時的な硬度上昇を生じる場合があるため好ましくない。
本発明の乳化型化粧料としては、皮膚用、毛髪用のいずれにも用いることができる。皮膚用化粧料としては乳液、クリーム、洗顔料、クレンジングクリーム、マッサージクリーム、パック料等として用いることができ、毛髪用化粧料としては、シャンプー、リンス、ヘヤートリートメント剤、ヘヤースタイリング剤、ヘヤーダイ等に用いることができる。
さらに本発明の乳化型化粧料は、発明の効果を損なわない範囲で、その使用目的に応じて各種成分、例えば、炭化水素類、油脂、ロウ類、各種エステル類、動物油、植物油、シリコーン油、脂肪酸等の油剤、エタノール、多価アルコール等のアルコール類、両性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤等の両親媒性物質、マイカ、酸化鉄等の顔料、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒアルロン酸等の高分子類、色素、ビタミン類、紫外線吸収剤、ホルモン剤、香料、抗酸化剤、防腐剤、キレート剤等の様々な成分を適宜含有することが可能である。
次に、本発明を詳細に説明するため実施例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。例中の含有量はすべて重量%とする。
以下に示す実施例1〜6及び比較例1〜3に示した組成の乳化型化粧料を調製した。乳化粒子の界面膜の安定性を評価するため、調製時における冷却前の乳化状態、冷却後の乳化状態、および加熱による乳化粒子の変化を観察した。また、経時安定性、使用性も併せて評価することで、得られた乳化型化粧料を総合的に評価した。
表1に示す処方である乳化型化粧料を以下に示す製造方法により調製した。
(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分7に成分8を添加し、30分間分散した。その後、成分9、10を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜6を80℃で加温溶解し、成分7〜10を添加後、ホモミキサーを3000rpmで1分間運転することで乳化した。その後、加温溶解した成分11、12を加え、さらにホモミキサーを3000rpmで5分間運転させた後、1Lの筒型セパラブルフラスコ内で200rpmの撹拌速度で30℃まで冷却した。
(乳化粒子の観察)
冷却前及び冷却後の乳化粒子を、光学顕微鏡を用いて観察し、以下の基準で評価した。
◎:1μm未満の均一な乳化粒子が観察される。
○:1〜5μmの均一な乳化粒子が観察される。
△:1〜5μmの粒子がやや不均一に観察される。
×:5μmを超える粒子が不均一に観察される。
(加熱試験)
乳化粒子を加熱しながら、その変化を観察することで、乳化粒子の界面膜の安定性を評価した。観察は製剤調製後、INSTEC社製ホットステージ(TS62)上にて20℃から80℃まで昇温速度5℃/1分で加熱しながら光学顕微鏡を用いて行い、以下の基準で評価した。
◎:乳化粒子の変化が全く見られない。
○:乳化粒子が一部大きくなる。
△:乳化粒子が全体的に大きくなる。
×:乳化粒子が著しく大きくなり、油滴を形成する。
(経時安定性の評価)
50℃にて1か月保存した後の乳化粒子を、光学顕微鏡を用いて観察し、以下の基準で経時安定性を評価した。
◎:乳化粒子の変化が全く見られない。
○:乳化粒子が一部大きくなる。
△:乳化粒子が全体的に大きくなる。
×:乳化粒子が著しく大きくなり、油滴を形成する。
(使用性の評価)
女性専門パネル(20名)による使用試験を実施し、以下の基準で使用性を評価した。
◎:18名以上が、使用性が良いと判定した。
○:14〜17名が、使用性が良いと判定した。
△:9〜13名が、使用性が良いと判定した。
×:使用性が良いと判定した人が8名以下。
(総合評価)
◎:全ての評価項目が◎。
○:全ての評価項目が◎又は○。
△:いずれかの項目に△又は×があり、且つ加熱試験の結果が◎、○、△のいずれか。
×:いずれかの項目に△又は×があり、且つ加熱試験の結果が×。
表1の結果から、本発明に係る実施例1〜6の乳化型化粧料では、冷却前後や加熱試験において乳化粒子の変化が見られず、界面膜の安定性が向上していることが明らかになった。一方、比較例の乳化型化粧料では、冷却前後で粒子の粗大化が見られたり、経時安定性や使用性に劣るものであった。
以下に示す実施例7〜14及び比較例4〜7に示した合成スチブンサイト及びN−アシルメチルタウリン塩の量を変化させた組成の乳化型化粧料を実施例1〜6及び比較例1〜3と同様の方法で調製し、同様の基準で評価した。
表2の結果から、本発明における合成スチブンサイトの好ましい含有量は0.1〜10重量%であり、特に好ましくは0.5〜5重量%であることが明らかになった。
また、表2の結果から、本発明におけるN−アシルメチルタウリン塩の好ましい含有量は0.01〜5重量%であり、特に好ましくは0.1〜3重量%であることが明らかになった。
表1、2の結果より、乳化型化粧料において合成スチブンサイトの存在下にN−アシルメチルタウリン塩を含有することによって、乳化粒子の界面膜をより安定化させることができた。
以下に、本発明のその他の実施例を示す。
(実施例15)
(成分) (重量%)
1.モノステアリン酸ソルビタン 2.0
2.オレイン酸ソルビタン 1.0
3.スクワラン 10.0
4.ホホバ種子油 10.0
5.オリーブ油 5.0
6.ミツロウ 5.0
7.ジメチコン 2.0
8.ベヘニルアルコール 2.0
9.精製水 残 余
10.合成スチブンサイト 2.0
11.キサンタンガム 0.1
12.グリセリン 5.0
13.1,3−ブチレングリコール 5.0
14.メチルパラベン 0.2
15.精製水 5.0
16.ラウロイルメチルタウリンNa 0.5
(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分9に成分10を添加し、30分間分散した。その後、成分11〜14を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜8を80℃で加温溶解し、成分9〜14を添加後、ホモミキサーを3000rpmで1分間運転することで乳化した。その後、加温溶解した成分15、16を加え、さらにホモミキサーを3000rpmで5分間運転させた後、30℃まで冷却した。
(実施例16)
(成分) (重量%)
1.セスキステアリン酸メチルグルコシド 1.5
2.ステアリン酸ポリグリセリル−6 0.2
3.ジステアリン酸ポリグリセリル−10 0.2
4.水添ポリイソブテン 10.0
5.ワセリン 8.0
6.メドウフォーム油 5.0
7.ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 5.0
8.キャンデリラロウ炭化水素 2.0
9.水添ナタネ油アルコール 4.0
10.精製水 残 余
11.合成スチブンサイト 3.0
12.グアーガム 0.2
13.ヒアルロン酸Na 0.1
14.1,3−ブチレングリコール 10.0
15.メチルパラベン 0.2
16.精製水 5.0
17.ステアロイルメチルタウリンNa 0.3
(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分10に成分11を添加し、30分間分散した。その後、成分12〜15を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜9を80℃で加温溶解し、成分10〜15を添加後、ホモミキサーを3000rpmで1分間運転することで乳化した。その後、加温溶解した成分16、17を加え、さらにホモミキサーを3000rpmで5分間運転させた後、30℃まで冷却した。
(実施例17)
(成分) (重量%)
1.ステアリン酸グリセリル 2.0
2.ミネラルオイル 5.0
3.リンゴ酸ジイソステアリル 5.0
4.シア脂 10.0
5.ペンタヒドロキシステアリン酸スクロース 1.0
6.セタノール 5.0
7.精製水 残 余
8.合成スチブンサイト 5.0
9.ジグリセリン 5.0
10.ヒアルロン酸Na 0.2
11.キサンタンガム 0.2
12.1,3−ブチレングリコール 10.0
13.メチルパラベン 0.2
14.精製水 5.0
15.パルミトイルメチルタウリンNa 1.0
(製造方法)
あらかじめ70℃に加温した成分7に成分8を添加し、30分間分散した。その後、成分9〜13を加え、80℃まで加温した。別に成分1〜6を80℃で加温溶解し、成分7〜13を添加後、ホモミキサーを3000rpmで1分間運転することで乳化した。その後、加温溶解した成分14、15を加え、さらにホモミキサーを3000rpmで5分間運転させた後、30℃まで冷却した。
実施例15〜17において得られた本発明に係る乳化型化粧料は、乳化粒子、乳化粒子の界面膜の安定性、経時安定性、使用性の全てにおいて良好な結果であった。
本発明によれば、合成スチブンサイト存在下にN−アシルメチルタウリン塩を含有することで乳化粒子の界面膜の安定性を向上させ、さらに高級アルコール、非イオン性界面活性剤を含有することで、より乳化性や乳化粒子の界面膜の安定性を向上させた乳化型化粧料を提供することが可能となる。


Claims (6)

  1. 次の成分(a)及び成分(b)を含有する乳化型化粧料。
    (a)一般式(1)で表される合成スチブンサイト
    (化1)
    MgNaSi10(OH)・Na (1)
    式中、x+yが3未満で、xは2以上の数であり、yは0以上、0.1以下であり、zは0より大きく、1.0以下の数
    (b)N−アシルメチルタウリン塩
  2. (c)高級アルコールを含有することを特徴とする請求項1記載の乳化型化粧料。
  3. (d)非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の乳化型化粧料。
  4. 合成スチブンサイトを0.01〜10重量%含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の乳化型化粧料。
  5. N−アシルメチルタウリン塩を0.01〜5重量%含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の乳化型化粧料。
  6. N−アシルメチルタウリン塩がステアロイルメチルタウリン塩であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の乳化型化粧料。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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