JP2000128758A - 乳化型化粧料 - Google Patents
乳化型化粧料Info
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Abstract
以上有する非イオン性界面活性剤及び炭素数16から2
2までの高級アルコールを配合し、経時的に安定で、皮
膚への安全性が高く、使用性に優れた乳化型化粧料を提
供することを目的となされたものである。 【構成】 合成スチブンサイトと非イオン性界面活性剤
を重量比で10/1〜1/10の範囲又は非イオン性界
面活性剤と高級アルコールを重量比で10/1〜1/1
0の範囲で組み合わせ、さらに好ましくは合成スチブン
サイトを0.05〜10wt%、一種もしくは二種以上
を組み合わせた分子内に水酸基を2つ以上有する非イオ
ン性界面活性剤を0.05〜5wt%、一種もしくは二
種以上を組み合わせた炭素数16から22までの高級ア
ルコールを0.05〜5wt%をそれぞれの範囲内で配
合することを特徴とする化粧料。
Description
さらに詳しくは合成スチブンサイト、分子内に水酸基を
2つ以上有する非イオン性界面活性剤及び炭素数16か
ら22までの高級アルコールを配合することで皮膚に対
して安全性が高く、良好な粘性・外観色及び使用感を有
する乳化型化粧料に関するものである。
化型化粧料としては特開昭56−150007号、特開
昭57−228795号、特開昭59−172409号
及び特開平3−83909号など公報に記載されている
通り、天然由来の粘土鉱物や合成の粘土鉱物を配合した
乳化型化粧料が知られている。
ンモリロナイト、サポナイトあるいはヘクトライトがあ
り、合成の水膨潤性粘土鉱物では、サポナイトあるいは
ヘクトライトがある。
リチウム及びアニオン成分としてフッ素イオンを含有し
ており、これらの成分による皮膚への安全性の問題があ
り使用には十分に注意する必要がある。さらに、天然由
来の粘土鉱物は外観色が白色ではなく、水に分散した際
に着色しているため乳化型化粧料としての外観を損なう
ために使用量も制限される。
例えば(1)べとつきがなく、滑らかでさわやかな感
触、(2)皮膚表面でのびがよく、フィルムを形成して
接着する、(3)含水性を高める、(4)エマルション
やサスペンジョンの安定化、(5)ローションやシャン
プーのクレンジング性能の向上、(6)油分を含んだロ
ーションのべとつきの解消、(7)水や石ケンによる洗
い落とし性の向上、(8)ポリマーを含んだペーストの
曵糸性の減少、(9)粉体の加圧成形性の向上、などの
性質が付与されていることが知られている[「粘土ハン
ドブック、第2版」日本粘土学会編、技報堂出版(19
87年)]。すなわち、粘土鉱物を配合することによ
り、化粧料の液性が変化するとともに、その使用後の質
感、仕上がり感を向上することができる。
のような機構が考えられている。すなわち、増粘剤とし
て使われる粘土鉱物は水を含むと層間に存在するカチオ
ンの強い水和力によって、水中に著しく膨潤して安定な
ゲルを形成する。このゲル形成は十分に膨潤した薄片状
粘土鉱物のアニオン性粒子表面と、カチオン性エッジ部
分との静電的相互作用によるカードハウス型のネットワ
ーク構造によるもであり、このネットワーク構造を形成
させることによって粘土鉱物分散系を増粘させる。
電荷を持っているためにカチオン吸着する性質があるた
めに第4級アンモニウムイオンを吸着させることで層表
面を疎水化させることで、有機溶剤を膨潤させることが
でき、有機溶媒系の増粘剤としても利用もできる。
多くの電解質や有機物が存在することにより、凝集が起
こりやすくなったり、分散安定性が低下するとともに増
粘効果が低下する傾向がある。さらに、天然由来の粘土
鉱物の場合には、増粘効果や分散安定性が産出地あるい
は同一産出地にあっても採取場所の違いによる粘土鉱物
中の組成や不純物によって変動したりするので、化粧料
への使用が限定される。
及びアニオン成分としてフッ素イオンを含有せず、水へ
の分散透明性が高く、かつ電解質共存下においても良好
な増粘液性を示す乳化型化粧料を得ることは困難であっ
た。
た乳化型化粧料が数多く知られている。この際の界面活
性剤は、モノグリセリンの脂肪酸エステル類、酸化エチ
レン型界面活性剤あるいは天然系の界面活性物質などが
用いられている。
種以上組み合わせた界面活性剤で乳化させた場合、電解
質や他の有機物が存在することで乳化粒子界面が不安定
化することにより乳化粒子の凝集さらには油水分離を引
き起こす。そのため、粘土鉱物と界面活性剤との重量比
を1/10未満にすることにより乳化型化粧料を安定化
させていた。この場合、粘土鉱物がもつ増粘作用あるい
は使用性といった利点を十分に発揮することができなか
った。さらに、乳化型化粧料に電解質や有機物の添加に
も制限があった。
従来の粘土鉱物がもつ欠点、さらに粘土鉱物と界面活性
剤を組み合わせた乳化型化粧料がもつ欠点を克服し、合
成スチブンサイト、分子内に水酸基を2つ以上有する非
イオン性界面活性剤及び炭素数16から22までの高級
アルコールを配合し、経時的に安定で、皮膚への安全性
が高く、使用性に優れた乳化型化粧料を提供することを
目的となされたものである。
事情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成し
た。すなわち、本発明は合成スチブンサイト、分子内に
水酸基を2つ以上有する非イオン性界面活性剤及び炭素
数16から22までの高級アルコールを配合し、好まし
くは合成スチブンサイトと非イオン性界面活性剤を重量
比で10/1〜1/10の範囲又は非イオン性界面活性
剤と高級アルコールを重量比で10/1〜1/10の範
囲で組み合わせ、さらに好ましくは合成スチブンサイト
を0.05〜10wt%、一種もしくは二種以上を組み
合わせた分子内に水酸基を2つ以上有する非イオン性界
面活性剤を0.05〜5wt%、一種もしくは二種以上
を組み合わせた炭素数16から22までの高級アルコー
ルを0.05〜5wt%をそれぞれの範囲内で配合し、
経時的に安定で、皮膚への安全性が高く、使用性に優れ
た乳化型化粧料を提供するものである。
剤との重量比で10/1の組成比を超えると経時安定性
の高い乳化型化粧料を得ることができない。また、1/
10未満では粘性が高くなり過ぎ、乳化型化粧料を得る
ことが困難になる。増粘効果、分散安定性及び使用時の
ざらつき感を防止する面から、好ましい配合重量比は1
0/1〜1/10の範囲である。
の重量比で10/1の組成比を超えると乳化型化粧料の
液粘性を得ることができない。さらに、使用時にべたつ
き感がでてくる。また、1/10未満では粘性が高くな
り、経時的に高級アルコールの結晶化が起こり経時安定
性が悪い。増粘安定性及び高級アルコールの結晶化を防
止する面から、好ましい配合重量比は10/1〜1/1
0の範囲である。
の配合では乳化型化粧料の増粘液を形成しない。さら
に、化粧料の使用時における合成スチブンサイトのさっ
ぱり感がでない。また、5wt%を越えると粘性が高く
なり過ぎ、透明分散性が悪くなり且つ経時安定性が悪く
なる。特に、乳化型化粧料の使用時にはさっぱり感とは
逆にざらつき感を感じたりする。増粘効果、分散安定性
及び使用時のざらつき感を防止する面から、好ましい配
合量は0.05〜5wt%の範囲である。
内に水酸基を2つ以上有する非イオン性界面活性剤が
0.05wt%未満では乳化することができない。ま
た、5wt%を超えると粘性が高くなり過ぎ、経時安定
性が悪くなる。特に、乳化型化粧料の使用時によるべた
つき感を感じたりする。増粘効果、乳化安定性及び使用
時のべたつき感を防止する面から、好ましい配合量は
0.05〜5wt%の範囲である。
数16から22までの高級アルコールが0.05wt%
未満では乳化型化粧料の増粘性を得ることはできない。
また、5wt%を超えると結晶性が強くなり、経時的安
定性が悪くなる。増粘効果、乳化安定性及び高級アルコ
ールの結晶化を防止する面から、好ましい配合量は0.
05〜5wt%の範囲である。
イトはスチブンサイト型フィロケイ酸マグネシウムナト
リウムから成り、その組成は(1)式式中、xとyはx
+y<3という条件下で、xは2以上の数であり、yは
0ないし0.1の数であり、zは0より大で1.0まで
の数である、で表される化学組成を有する。本発明に用
いられる合成スチブンサイトは、スメクタイトに属する
ケイ酸マグネシウム水和物という観点からは合成ヘクト
ライトや合成サポナイトと軌を一にしている。しかしな
がら、本発明に用いられる合成スチブンサイトでは層内
のアルカリ金属部分がナトリウムであるのに対して、ヘ
クトライトでは層内のアルカリ金属部分がリチウムであ
ること、及び層内のマグネシウムとリチウムとの合計原
子数(x+y)が3であるのに対して、本発明に用いら
れる合成スチブンサイトでは層内のマグネシウムとナト
リウムとの合計原子数(x+y)が3よりも小さいこと
において相違することが認められる。また、合成サポナ
イトにおいても層内にアルミニウムがあること、及び層
内のマグネシウムとアルミニウムとの合計原子数(x+
y)が3であることからも本発明に用いられる合成スチ
ブンサイトとは異なることが認められる。本発明に用い
られる合成スチブンサイトは不純金属成分を含まない形
で得られ、一般にハンター白色度が80%以上、90%
以上の白色粉末である。
以上有する非イオン性界面活性剤としては、例えば、モ
ノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビ
タン、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソ
ルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイ
ン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ペンタ-2
-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-
2- エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソ
ルビタン脂肪酸エステル類; モノステアリン酸グリセ
リルヤシ油脂肪酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、
ジステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステ
ル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン
酸ジグリセリル、モノステアリン酸ジグリセリル、モノ
ステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリ
セリル、モノステアリン酸デカグリセリル、ジステアリ
ン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリ
ル、ジオレイン酸デカグリセリル、ジパルミチン酸デカ
グリセリル、ジミリスチン酸デカグリセリル、ジラウリ
ン酸デカグリセリル、トリステアリン酸デカグリセリ
ル、トリイソステアリン酸デカグリセリル、トリオレイ
ン酸デカグリセリル、トリパルミチン酸デカグリセリ
ル、トリミリスチン酸デカグリセリル、トリラウリン酸
デカグリセリル、テトラステアリン酸デカグリセリル、
テトライソステアリン酸デカグリセリル、テトラオレイ
ン酸デカグリセリル、テトラパルミチン酸デカグリセリ
ル、テトラミリスチン酸デカグリセリル、テトララウリ
ン酸デカグリセリル、ヘキサステアリン酸デカグリセリ
ル、ヘキサイソステアリン酸デカグリセリル、ヘキサオ
レイン酸デカグリセリル、ヘキサパルミチン酸デカグリ
セリル、ヘキサミリスチン酸デカグリセリル、ヘキサラ
ウリン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エス
テル; モノステアリン酸プロピレングリコール等のプ
ロピレングリコール脂肪酸エステル類; ステアリン酸
メチルグルコシド、ステアリン酸エチルグルコシド、ス
テアリン酸プロピルグルコシド、オレイン酸メチルグル
コシド、パルミチン酸メチルグルコシド、ミリスチン酸
メチルグルコシド、ラウリン酸メチルグルコシド、セス
キステアリン酸メチルグルコシド、ジステアリン酸メチ
ルグルコシド等の脂肪酸アルキルグルコシド; ショ糖
ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、
ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステ
ル、ショ糖オレイン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステ
ルなどがあげられる。
での高級アルコールはセチルアルコール、ステアリルア
ルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコールなどが
あげられる。
毛髪用のいずれにも用いることができる。皮膚用化粧料
としては、化粧水、乳液、クリーム、洗顔料、クレンジ
ングクリーム、マッサージクリーム、パック料などとし
て用いることができ、毛髪用化粧料としてはシャンプ
ー、リンス、ヘアートリートメント剤、ヘアースタイリ
ング剤などに用いることができる。
て、各種成分、例えば、炭化水素類、油脂、ロウ類、各
種エステル油、動物油、植物油、シリコーン油、脂肪
酸、高級アルコールなどの油剤、エタノール、多価アル
コールなどのアルコール類、両性界面活性剤、陰イオン
性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤などの両親媒性物
質、酸化チタン、マイカ、酸化鉄などの顔料、カルボキ
ビニルポリマー、キサンタンガム、ヒアルロン酸などの
高分子類、色素、ビタミン類、紫外線吸収剤、ホルモン
剤、香料、抗酸化剤、防腐剤、キレート剤などを適宜配
合することができる。
サイト、分子内に水酸基を2つ以上有する非イオン性界
面活性剤及び炭素数16から22までの高級アルコール
を配合し、好ましくは合成スチブンサイトと非イオン性
界面活性剤を重量比で10/1〜1/10の範囲又は非
イオン性界面活性剤と高級アルコールを重量比で10/
1〜1/10の範囲で組み合わせ、さらに好ましくは合
成スチブンサイトを0.05〜10wt%、一種もしく
は二種以上を組み合わせた分子内に水酸基を2つ以上有
する非イオン性界面活性剤を0.05〜5wt%、一種
もしくは二種以上を組み合わせた炭素数16から22ま
での高級アルコールを0.05〜5wt%をそれぞれの
範囲内で配合することを特徴するものである。
明する。本発明はこれに限定されるものではない。実施
例中の物性の測定と評価は以下の方法で行った。例中、
%とあるのはすべて重量%である。
gOはキレート滴定法、Na2OとLi2Oは炎光光度
法で濃度測定した。また、層内のNa2O、Li2Oに
ついては水で充分膨潤させた試料の交換性及び付着陽イ
オンを1N酢酸アンモニウム水溶液で留去し、水洗、1
10℃乾燥したものについて濃度測定した。
み、塗布した後のしっとり感の項目について、専門のパ
ネラー5名によって以下の基準で評価した。 〇:良好、△:ふつう、×:不良 頭髪用化粧料としてののび、髪への指通り、洗浄後のし
っとり感の項目について、専門のパネラー5名によって
以下の基準で評価した。 〇:良好、△:ふつう、×:不良
の保存した状態のものについて、目視で判断し、離油、
離水、沈殿物など生じた場合のものを×、外観上、変化
がなかったものについて〇とした。
y、zの値は下記の値であった。 x=2.698 y=0.014 z=0.777
合組成の乳化型化粧料とした。得られた乳化型化粧料の
組成、粘性、使用性、経時安定性を表1に示す。
ブンサイトをあらかじめ70℃に加温しておいた精製水
に添加し30分間分散後、10〜11の成分及び残りの
精製水を添加し、80℃まで温める。別に、5〜9の成
分を80℃まで加温溶解した合成スチブンサイトの分散
液を添加し、撹拌しながら冷却して50℃で香料を加
え、さらに撹拌しながら30℃まで冷却し調製した。
y、zの値は下記の値であった。 x=2.670 y=0.010 z=0.650
合組成の乳化型化粧料とした。得られた乳化型化粧料の
組成、粘性、使用性、経時安定性を表1に示す。製法は
実施例1と同じ手順で行った。
y、zの値は下記の値であった。 x=2.809 y=0.047 z=0.430
合組成の乳化型化粧料とした。得られた乳化型化粧料の
組成、粘性、使用性、経時安定性を表1に示す。製法は
実施例1と同じ手順で行った。
名:スメクトンSA)を用いた。組成は下記の値であ
る。 Al=0.444 Mg=2.558 Ca=0.001 Na=0.668(この場合は、y=0.04、z=
0.664)
成の乳化型化粧料とした。得られた乳化型化粧料の組
成、粘性、使用性、経時安定性を表1に示す。製法は実
施例1と同じ手順で行った。
製合成ヘクトライト(商品名:ラポナイトXLG)を用
いた。組成は下記の値である。 Mg=2.935 Li=0.064(この場合はyにあたる。) Na=0.455(この場合はzにあたる。)
組成の乳化型化粧料とした。得られた乳化型化粧料の組
成、粘性、使用性、経時安定性を表1に示す。製法は実
施例1と同じ手順で行った。
ト(商品名:クニピア−F)を用いた。組成は下記の値
である。 Al=2.529 Mg=0.524 Ca=0.030 Na=0.565(この場合は、y=0.01、z=
0.564)
た配合組成の乳化型化粧料とした。得られた乳化型化粧
料の組成、粘性、使用性、経時安定性を表1に示す。製
法は実施例1と同じ手順で行った。
用し、合成スチブンサイト、非イオン性界面活性剤、高
級アルコールとの組成について説明する。なお、成分の
配合割合は重量%である。
トを用いて、合成スチブンサイトと非イオン性界面活性
剤との重量比変化を表2に示した配合組成の乳化型化粧
料とした。得られた乳化型化粧料の組成、使用性及び経
時安定性を表2に示す。
ブンサイトをあらかじめ70℃に加温しておいた精製水
に添加し30分間分散後、10〜11の成分及び残りの
精製水を添加し、80℃まで温める。別に、2〜9の成
分を80℃まで加温溶解した合成スチブンサイトの分散
液を添加し、撹拌しながら冷却して50℃で香料を加
え、さらに撹拌しながら30℃まで冷却し調製した。
て、合成スチブンサイトと非イオン性界面活性剤との重
量比変化を表2に示した配合組成の乳化型化粧料とし
た。得られた乳化型化粧料の組成、使用性及び経時安定
性を表2に示す。製法は実施例4〜7と同じ手順で行っ
た。
サイトを用いて、非イオン性界面活性剤と高級アルコー
ルとの重量比変化を表3に示した配合組成の乳化型化粧
料とした。得られた乳化型化粧料の組成、使用性及び経
時安定性を表3に示す。
ブンサイトをあらかじめ70℃に加温しておいた精製水
に添加し30分間分散後、10〜11の成分及び残りの
精製水を添加し、80℃まで温める。別に、2〜9の成
分を80℃まで加温溶解した合成スチブンサイトの分散
液を添加し、撹拌しながら冷却して50℃で香料を加
え、さらに撹拌しながら30℃まで冷却し調製した。
て、非イオン性界面活性剤と高級アルコールとの重量比
変化を表3に示した配合組成の乳化型化粧料とした。得
られた乳化型化粧料の組成、使用性及び経時安定性を表
3に示す。製法は実施例8〜11と同じ手順で行った。
イト及び実施例7の合成スチブンサイト、非イオン性界
面活性剤、高級アルコール組成比を用いて、各種スキン
クリームを調製した。スキンクリームの組成、使用性及
び経時安定性を表4に示す。
ブンサイトをあらかじめ70℃に加温しておいた精製水
に添加し30分間分散後、13〜14の成分及び残りの
精製水を添加し、80℃まで温める。別に、3〜12の
成分を80℃まで加温溶解した合成スチブンサイトの分
散液を添加し、撹拌しながら冷却して50℃で香料を加
え、さらに撹拌しながら30℃まで冷却し調製した。
施例7の合成スチブンサイト、非イオン性界面活性剤、
高級アルコール組成比を用いて、スキンクリームを調製
した。スキンクリームの組成、使用性及び経時安定性を
表4に示す。製法は実施例12〜14と同じ手順で行っ
た。
イト及び実施例11の合成スチブンサイト、非イオン性
界面活性剤、高級アルコール組成比を用いて、乳液状フ
ァンデーションを調製した。乳液状ファンデーションの
組成、使用性及び経時安定性を表5に示す。
4〜16の成分を混合し粉砕する。精製水50%に混合
した合成スチブンサイトと14〜16の成分を加え分散
させた後、70℃に加温し、10〜13の成分及び残り
の精製水を添加する(水相)。別に、3〜9の成分を8
0℃まで加温する(油相)。水相に油相を撹拌しながら
添加し、撹拌しながら冷却して50℃で香料を加え、さ
らに撹拌しながら30℃まで冷却し調製した。
合成スチブンサイト、非イオン性界面活性剤、高級アル
コール組成比を用いて、乳液状ファンデーションを調製
した。乳液状ファンデーションの組成、使用性及び経時
安定性を表5に示す。製法は実施例15〜17と同じ手
順で行った。
び実施例10の合成スチブンサイト、非イオン性界面活
性剤、高級アルコール組成比を用いて、各種ヘアリンス
を調製した。ヘアリンスの組成、使用性及び経時安定性
を表6に示す。
ブンサイトをあらかじめ70℃に加温しておいた精製水
に添加し30分間分散後、10〜11の成分及び残りの
精製水を添加する。別に、4〜9の成分を80℃まで加
温した合成スチブンサイトの分散液を添加し、撹拌しな
がら冷却して50℃で香料を加え、さらに撹拌しながら
30℃まで冷却し調製した。
例10の合成スチブンサイト、非イオン性界面活性剤、
高級アルコール組成比を用いて、ヘアリンスを調製し
た。ヘアリンスの組成、使用性及び経時安定性を表6に
示す。製法は実施例13〜14と同じ手順で行った。
Claims (9)
- 【請求項1】 合成スチブンサイト、分子内に水酸基を
2つ以上有する非イオン性界面活性剤及び炭素数16か
ら22までの高級アルコールを配合することを特徴とす
る乳化型化粧料。 - 【請求項2】 合成スチブンサイトと非イオン性界面活
性剤の配合比が重量比で10/1〜1/10の範囲であ
ることを特徴とする第1項記載の乳化型化粧料。 - 【請求項3】 非イオン性界面活性剤と高級アルコール
の配合比が重量比で10/1〜1/10の範囲であるこ
とを特徴とする第1項記載の乳化型化粧料。 - 【請求項4】 合成スチブンサイトの金属成分がマグネ
シウム、ナトリウム及びケイ素の3種からなることを特
徴とする第1項記載の乳化型化粧料。 - 【請求項5】 リチウムイオンないしフッ素イオンを実
質上含まない合成スチブンサイトを配合したことを特徴
とする乳化型化粧料。 - 【請求項6】 実質上(1)式 式中、xとyはx+y<3という条件下で、xは2以上
の数であり、yは0ないし0.1の数であり、zは0よ
り大で1.0までの数である、で表される化学組成を有
する合成スチブンサイトを配合することを特徴とする第
1項記載の乳化型化粧料。 - 【請求項7】 合成スチブンサイトの配合量が0.05
〜5wt%であることを特徴とする第2項記載の乳化型
化粧料。 - 【請求項8】 非イオン性界面活性剤を一種もしくは二
種以上を組み合わせ、かつ、0.05〜5wt%配合す
ることを特徴とする第2項または第3項記載の乳化型化
粧料。 - 【請求項9】 高級アルコールを一種もしくは二種以上
を組み合わせ、かつ、0.05〜5wt%配合すること
を特徴とする第3項記載の乳化型化粧料。
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JP29878898A JP3967017B2 (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 乳化型化粧料 |
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1998
- 1998-10-20 JP JP29878898A patent/JP3967017B2/ja not_active Expired - Lifetime
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