JP3002793B2 - 油性クレンジング料 - Google Patents

油性クレンジング料

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JP3002793B2
JP3002793B2 JP3071621A JP7162191A JP3002793B2 JP 3002793 B2 JP3002793 B2 JP 3002793B2 JP 3071621 A JP3071621 A JP 3071621A JP 7162191 A JP7162191 A JP 7162191A JP 3002793 B2 JP3002793 B2 JP 3002793B2
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修 宮川
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Kose Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性が高く、液状な
いしジェル状の外観を有し、使用後のさっぱり感、経時
安定性共に優れた洗い流し可能な油性クレンジング料に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液状ないしジェル状の拭き取り又
は洗い流し可能な油性クレンジング料としては、常温で
液状の油剤、界面活性剤にグリコール類及び少量の水を
配合したものが知られている。しかしながら、この油性
クレンジング料はクレンジング効果は良好であるが、
(1)使用後肌上に油分が残り、さっぱりした感触が得
られない、(2)水が配合されると白濁化を生ずると共
に、経時的に相分離を惹起するので、少量の水しか配合
することができず、その結果潤い感に欠ける等の欠点が
あった。
【0003】他方、本出願人は、ジメチルポリシロキサ
ンとポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン
を含有する油相部と、多価アルコールと水を含有する水
相部を混合・攪拌することにより透明性の高い油中水型
組成物が得られることを見出し、先に特許出願した(特
願平1−259798号)。しかしながら、この油中水
型組成物は、配合される液状油剤が少量であるためクレ
ンジング効果は極めて低いものであった。そして当該効
果を高めるために、液状油剤の量を多くすると、屈折率
を合わせるために多量の多価アルコールを配合しなけれ
ばならず、シリコーン油を用いた効果であるさっぱりし
た感触が損われてしまうと共に、皮膚に対する刺激が生
じたり安定性が悪くなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、クレンジング
効果に優れ、しかも透明性が高く、使用後のさっぱり
感、経時安定性が共に優れた洗い流し可能なクレンジン
グ料の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者は鋭意研究を行った結果、上記油中水型組成物に
特定の非イオン界面活性剤を配合することによって、多
量の多価アルコールを配合せずに液状油剤の配合量を増
量することができ、上記目的が達成されることを見出
し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(a)〜
(f)、 (a)粘度100CS 以下のジメチルポリシロキサン (b)HLB8以下のポリオキシアルキレン変性オルガ
ノポリシロキサン (c)(b)成分に均一分散する非イオン性界面活性剤 (d)常温で液状の油剤 (e)多価アルコール (f)水 を含有することを特徴とする油性クレンジング料を提供
するものである。
【0007】本発明において、(a)成分のジメチルポ
リシロキサンとしては直鎖状又は環状のジメチルポリシ
ロキサンが挙げられる。具体的にはシリコーンKF−9
6(信越化学工業社製)、シリコーンDC−345〔ダ
ウコーニング社製〕等の市販品を用いることができ、こ
れらは単独で又は二種以上を組み合わせて用いることが
できる。このジメチルポリシロキサンは、さっぱり感を
得るために、粘度が100CS以下のものであることが
必要である。しかし、この効果を損わない範囲で、他の
高粘度シリコーンを組み合わせて配合することもでき
る。 (a)成分の配合量は、全組成の10〜80重量%(以
下、単に%で示す)が好ましく、すなわちさっぱり感を
得るためには10%以上が、またクレンジング効果を損
わないためには80%以下が好ましい。
【0008】(b)成分のポリオキシアルキレン変性オ
ルガノポリシロキサンは、HLB8以下のものであれば
特に制限されるものではないが、前記ジメチルポリシロ
キサンに均一に分散するものであることが好ましい。特
に好ましい具体例としては下記一般式(1)
【0009】
【化1】
【0010】で表わされるポリエーテル変性シリコーン
と称されるものが挙げられる。これらは常温で液状ない
しペースト状のもので、特に水不溶性のものが好まし
く、市販品としては、シリコンX−22−4023、シ
リコンKF−6017(信越化学工業社製)、シリコン
SH−3772(東レ・ダウコーニングシリコーン社
製)等が挙げられ、好適に用いられる。 (b)成分の配合量は全組成の0.1〜10%、特に
0.5〜5%が好ましく、すなわち透明性を得るために
は0.1%以上が、またさっぱり感を損わないためには
10%以下が好ましい。
【0011】(c)成分の非イオン性界面活性剤として
は、前記(b)成分に均一に分散するものであれば特に
制限されないが、常温で液状で、HLB10〜12程度のも
のが好ましい。斯かる非イオン性界面活性剤は、例えば
アミゼット5C(川口ファインケミカル社製)、ニッコ
ールBL4.2 (日光ケミカルズ社製)等として入手でき
る。(c)成分の配合量は全組成の 0.1〜10%、特に
0.5〜5%が好ましく、すなわち経時的な安定性を得る
ためには 0.1%以上が、またさっぱり感を損わないため
には10%以下が好ましい。
【0012】(d)成分の油剤は、常温で液状であれば
極性、非極性の何れのものでもよい。斯かる油剤として
は、例えばオリーブ油、ホホバ油等の植物油、ミンク油
等の動物油、流動パラフィン等の鉱物油、ステアリン
酸、オレイン酸等の脂肪酸、ミリスチン酸イソトリデシ
ル、ジカプリン酸ネオペンチル、グリコール等のエステ
ル油等が挙げられる。 (d)成分の配合量は全組成の5〜30%が好ましく、す
なわちクレンジング効果を得るためには5%以上が、ま
たさっぱり感を損わないためには30%以下が好ましい。
【0013】(e)成分の多価アルコールとしては、グ
リセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。 (e)成分の配合量は全組成の10〜30%が好ましく、す
なわち透明性を得るためには10%以上が、またクレンジ
ング効果や皮膚に対する安全性を損わないためには30%
以下が好ましい。
【0014】(f)成分の水の配合量は 4.8〜25%、特
に10〜15%が好ましい。
【0015】また、本発明の油性クレンジング料には、
上記必須成分の他に、通常化粧品において用いられる他
の成分、例えば保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、美容成分、香料、色素等を本発明の効果を損わな
い範囲で適宜配合することができる。
【0016】本発明の油性クレンジング料は、(a)、
(b)、(c)及び(d)の油性成分を均一に混合し、
これに(e)を添加混合したものに、攪拌下(f)を滴
下するか、あるいは該油性成分に(e)と(f)を均一
に混合したものを攪拌下滴下することにより調製され
る。
【0017】
【発明の効果】本発明の油性クレンジング料は透明性の
高い、液状ないしジェル状の外観を有し、洗い流して使
用できる使用後のさっぱり感、経時安定性及びクレンジ
ング効果の優れた化粧料である。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明は何らこれらに制限されるものではない。 実施例 表1に示す油性クレンジング料を調製し、その透明性、
経時安定性、クレンジング効果、さっぱり感、洗い流し
やすさを評価した。 (製法) (A)成分(a)〜(d)を均一混合し、これに(e)
を添加して均一混合する。 (B)(A)に攪拌しながら成分(f)を滴下する。 (評価基準及び判定) 透明性:調製直後の油性クレンジング料の透明性を目視
により評価した。 経時安定性:40℃の恒温槽に1カ月間放置した後の安
定性を評価した。なお調製直後に不透明なものは、評価
不能とした。 クレンジング効果、さっぱり感、洗い流しやすさ: 20名の専門パネルにより官能試験を行ない、以下の評
価基準により評価した平均点で判定した。 クレンジング効果 メーキャップ化粧料の落ちが良い 3 メーキャップ化粧料の落ちがやや悪い 2 メーキャップ化粧料の落ちが悪い 1 さっぱり感 クレンジング料を洗い流した後、さっぱり感がある 3 クレンジング料を洗い流した後、さっぱり感がややある 2 クレンジング料を洗い流した後、さっぱり感がない 1 洗い流しやすさ クレンジング料を洗い流しやすい 3 クレンジング料をやや洗い流しやすい 2 クレンジング料を洗い流しにくい 1 判定 2.5以上 ○ 1.5以上2.5未満 △ 1.5未満 ×
【0019】(結果)結果は表1のとおりである。
【0020】
【表1】

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(f)、 (a)粘度100CS 以下のジメチルポリシロキサン (b)HLB8以下のポリオキシアルキレン変性オルガ
    ノポリシロキサン (c)(b)成分に均一分散する非イオン性界面活性剤 (d)常温で液状の油剤 (e)多価アルコール (f)水 を含有することを特徴とする油性クレンジング料。
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