JP2003081568A - 乗客コンベアの欄干構造 - Google Patents
乗客コンベアの欄干構造Info
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Abstract
ルのズレを確実に防止することができる乗客コンベアの
欄干構造の提供。 【解決手段】 ベース5の係合溝4に一部が挿入され、
欄干パネル1aの表面に当接するパネル押し板6と、ベ
ース5に螺合し、パネル押し板6を付勢する押しボルト
8と、欄干パネル1aの端面1bに当接する当接板11
を含み、パネル押し板6に取り付けられるパネルストッ
パ9とを備えた。これにより、パネル押し板6で欄干パ
ネル1aの表面に圧接して欄干パネル1aの移動や振動
を防止し、さらにパネルストッパ9の当接板11で欄干
パネル1aの移動を規制できる。
Description
動く道路等の乗客コンベアの欄干構造に係わり、特に、
乗客コンベアのリニューアル工事の際に用いるのに好適
な乗客コンベアの欄干構造に関する。
を示す側面図である。
スカレータは、傾斜部分を有するフレーム4と、このフ
レーム4上に立設される下部欄干(いわゆる下R欄干)
1、上部欄干(いわゆる上R欄干)2、および中間欄干
3とを有し、これらの欄干1〜3はそれぞれ欄干パネル
1a〜3aを備えている。さらにエスカレータは、図示
を省略したが乗客を乗せて移動する複数の踏段と、これ
らの踏段と同期して欄干1〜3上を移動する移動手摺り
と、踏段の左右両側に設けられて内デッキや外デッキ
と、乗降口に設けられるコームプレートやカバープレー
トなどの床板も備えている。
および中間のいわゆるR部分から形成され、同様に上部
欄干2は上側水平部分、下側傾斜部分および中間のR部
分から形成され、一方、中間欄干3は傾斜部分のみで形
成されている。また、下部の欄干パネル1aの端面1b
は上記の傾斜部分と直交する方向へ傾き、同様に、上部
の欄干パネル2aの端面2b、および中間の欄干パネル
3aの両端面3b、3cもそれぞれ傾いている。なお、
後述する図4に示すように欄干パネル1aの端面1bな
どが鉛直方向に形成される場合もある。
えば20年以上も経過しているような場合、乗客が目に
する意匠部品、すなわち欄干1〜3、移動手摺り、床
板、踏段、および内デッキや外デッキなどが傷ついてい
たり汚れていることが多く、また、汚れが少ない場合で
も形状やデザインが時代にそぐわなくなっていることが
多く、例えば20年以上前の意匠部品を現在の意匠部品
と比較すると、安全性や信頼性の面で充分な配慮がなさ
れていないものも多いため、従来より、かかる意匠部品
を含む乗客コンベアのリニューアル工事が広く実施され
ている。
ル方法としては、フレームを含む全ての既設構成部品、
またはフレームを除く他の全ての既設構成部品を撤去し
て、新規の構成部品を単品ごとにまとめて工場より発送
し、新規の乗客コンベアを設置するものが一般的である
が、このような従来のリニューアル方法では、リニュー
アル工期が長引くという問題がある。
する一手段として、例えば特開昭52−147883号
公報に示されるように、据付時に取外す固定金具をつけ
た欄干組立品を据付現場に一体搬入して組立てる技術が
提案されており、この従来の技術では、工場内で部分的
に組立てた欄干1〜3を据付現地に運搬することによ
り、現地での工期を短縮することができる。
来の技術にあっては、工場内で部分的に組立てた欄干1
〜3を据付現場に運搬する際に移動手摺りフレームを固
定するのみであるため、特に、R部分および傾斜部分を
有する下部欄干1、上部欄干2の欄干パネル1a2aの
ズレを防止するのが難かしく、運搬時の振動により欄干
パネル1a、2aがズレてしまい現地で修正する作業が
発生してリニューアル工期が長引くという問題がある。
情に鑑みてなされたもので、その目的は、乗客コンベア
の欄干を運搬する際に欄干パネルのズレを確実に防止す
ることのできる乗客コンベアの欄干構造を提供すること
にある。
め、本発明の請求項1に係わる発明は、複数の欄干パネ
ルを有し、踏段の左右両側に立設される乗客コンベアの
欄干構造において、前記欄干パネルの端面に当接する少
なくとも1個のパネルストッパを設けた構成にしてあ
る。
わる発明では、パネルストッパが欄干パネルの端面に当
接して欄干パネルの移動を規制できるので、乗客コンベ
アの欄干を運搬する際に欄干パネルのズレを確実に防止
することができる。
請求項1に係わる発明において、前記パネルストッパの
取付角度を、前記欄干パネルの端面の角度に応じて設定
する構成にしてある。
わる発明では、欄干パネルの端面の角度に応じてそれぞ
れパネルストッパの取付角度を設定することにより、欄
干パネルの端面に対してパネルストッパを面一に当接さ
せて、パネルストッパを十分に欄干パネルの端面に当接
させることができる。これにより、欄干パネルの端面が
欄干の傾斜方向と直交する方向へ傾く場合や、欄干パネ
ルの端面が鉛直方向に形成される場合のいずれにも対応
することができる。
請求項1または2に係わる発明において、前記パネルス
トッパを、前記欄干パネルを支えるパネル押し板に取り
付けた構成にしてある。
わる発明では、欄干パネルを支えるパネル押し板にパネ
ルストッパを取り付けたので、このパネルストッパを取
付けるために他の部材を特に設ける必要がなくて済み、
比較的安価な構造とすることができる。
干構造の実施の形態を図に基づき説明する。
レータの欄干構造を示す正面図、図2は本実施形態に設
けられるパネルストッパおよびその周辺を拡大して示す
正面図、図3は図2の矢印Aで示す方向より見た側面図
である。なお、図1〜図3において前述した図5に示す
ものと同等のものには同一符号を付してある。
欄干1の欄干パネル1aの下端を受け入れる係合溝4を
有するベース5と、係合溝4に一部が挿入され、欄干パ
ネル1aの表面に当接するパネル押し板6と、ベース5
の外側のねじ穴7に螺合し、パネル押し板6を付勢する
押しボルト8と、パネル押し板6の一端に取外し可能に
取り付けられるパネルストッパ9とを備えており、この
パネルストッパ9は、パネル押し板6に取付けられる取
付板10と欄干パネル1aの端面1bに当接する当接板
11とからL字形状に形成されている。同様に、図示を
省略したが図5の上部欄干2および中間欄干3のそれぞ
れにも、少なくとも1個のパネルストッパが設けられて
いる。
ス5の係合溝4に欄干パネル1aの下端およびパネル押
し板6を挿入して、ベース5の外側のねじ穴7に螺合す
る押しボルト8を締め込むことにより、この押しボルト
8の先端でパネル押し板6を付勢して欄干パネル1aの
表面に圧接させる。また、パネル押し板6に取り付けた
パネルストッパ9の当接板11を欄干パネル1aの端面
1bに当接させる。
では、パネル押し板6で欄干パネル1aの表面に圧接し
て欄干パネル1aの移動や振動を防止するとともに、パ
ネルストッパ9の当接板11で欄干パネル1aの端面1
bに当接して欄干パネル1aの移動が規制できるので、
下部欄干1を運搬する際に欄干パネル1aのズレを確実
に防止することができる。
ネル1aを支えるパネル押し板6にパネルストッパ9を
取り付けたので、このパネルストッパ9を取付けるため
に他の部材を特に設ける必要がなくて済み、比較的安価
な構造とすることができる。
カレータの欄干構造を示す正面図である。なお、図4に
おいて前述した図1〜図3、図5に示すものと同等のも
のには同一符号を付してある。
〜図3に示すものと比べて、鉛直方向に延びる欄干パネ
ル1aの端面の角度に応じてパネルストッパ9の取付角
度を設定することにより、欄干パネル1aの端面1bに
パネルストッパ9の当接板11が面一に当接するように
したことが異なっており、その他の構成は基本的に同様
である。
パネル1aの端面1bにパネルストッパ9の当接板11
が面一に当接するので、パネルストッパ9が十分に欄干
パネル1aの端面1bに当接している。
でも、前述した図1〜図3に示すものと同様に、下部欄
干1を運搬する際に欄干パネル1aのズレを確実に防止
することができる。
9をパネル押し板6に取り外し可能に装着したが、本発
明はこれに限らず、パネル押し板6と一体構造でもよ
く、この場合にはさらに安価な構造となる。
パ9の断面形状をL字形状に形成したが、このL字形状
の代わりに、U字形状、およびコ字形状など、取付面と
ストッパ面との2面以上あればどのような断面形状でも
よい。
みの構造に関して例示したが、本発明はこれに限らず、
図5に示す他の欄干2、3の構造に関しても同様であ
る。
に係わる発明によれば、パネルストッパが欄干パネルの
端面に当接することにより欄干パネルの移動が規制させ
るので、この欄干パネルのズレを確実に防止することが
できる。したがって、いわゆるR部分および傾斜部分を
有する下部欄干、上部欄干の欄干パネルを工場で組み立
てて据付現場まで円滑に運搬することができ、乗客コン
ベアのリニューアル工事などの作業効率を向上できると
いう効果がある。
れば、欄干パネルの端面の角度に応じてそれぞれパネル
ストッパの取付角度を設定することにより、欄干パネル
の端面に対してパネルストッパを面一に当接し、パネル
ストッパを十分に欄干パネルの端面に当接できる。した
がって、欄干パネルの端面が欄干の傾斜方向と直交する
方向へ傾く場合や、欄干パネルの端面が鉛直方向に形成
される場合に対応することができる。
れば、欄干パネルを支えるパネル押し板にパネルストッ
パを取り付けたので、パネルストッパを取付けるために
他の部材を特に設ける必要がなくて済み、比較的安価な
構造とすることができる。
干構造を示す正面図である。
その周辺を拡大して示す正面図である。
る。
欄干構造を示す正面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の欄干パネルを有し、踏段の左右両
側に立設される乗客コンベアの欄干構造において、 前記欄干パネルの端面に当接する少なくとも1個のパネ
ルストッパを設けたことを特徴とする乗客コンベアの欄
干構造。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記パネルス
トッパの取付角度を、前記欄干パネルの端面の角度に応
じて設定するようにしたことを特徴とする乗客コンベア
の欄干構造。 - 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
パネルストッパを、前記欄干パネルを支えるパネル押し
板に取り付けたことを特徴とする乗客コンベアの欄干構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272008A JP4246936B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 乗客コンベアの欄干構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272008A JP4246936B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 乗客コンベアの欄干構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003081568A true JP2003081568A (ja) | 2003-03-19 |
JP4246936B2 JP4246936B2 (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=19097438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001272008A Expired - Lifetime JP4246936B2 (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 乗客コンベアの欄干構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4246936B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017210357A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エスカレーターパネル滑落防止装置 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001272008A patent/JP4246936B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017210357A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エスカレーターパネル滑落防止装置 |
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---|---|
JP4246936B2 (ja) | 2009-04-02 |
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