JP2000219469A - マンコンベアの欄干組立方法 - Google Patents
マンコンベアの欄干組立方法Info
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- JP2000219469A JP2000219469A JP11024996A JP2499699A JP2000219469A JP 2000219469 A JP2000219469 A JP 2000219469A JP 11024996 A JP11024996 A JP 11024996A JP 2499699 A JP2499699 A JP 2499699A JP 2000219469 A JP2000219469 A JP 2000219469A
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- balustrade
- panel
- panel unit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】欄干構成用の部材の搬送漏れや誤送等を確実に
防止して的確にかつ能率よく欄干を組立てることができ
るマンコンベアの欄干組立方法を提供する。 【解決手段】乗客搬送用のステップ列が組み込まれたト
ラスに、そのステップ列に沿って配置するように複数の
欄干パネルを取付けてマンコンベアの欄干を組立てる方
法であって、欄干パネル6にこの欄干パネル6をトラス
に取付けて固定するための欄干支え7、外装上のデザイ
ンを整えるための内側デッキ8、外側デッキ9、移動て
すりを支持するため主デッキ10および手すりデッキ1
1を予め備え付けてパネルユニット4として構成してお
き、このようなパネルユニット4をマンコンベアの据付
施工現場に搬入し、前記欄干支え7を介して欄干パネル
6をトラスに取付けて欄干を組立てる。
防止して的確にかつ能率よく欄干を組立てることができ
るマンコンベアの欄干組立方法を提供する。 【解決手段】乗客搬送用のステップ列が組み込まれたト
ラスに、そのステップ列に沿って配置するように複数の
欄干パネルを取付けてマンコンベアの欄干を組立てる方
法であって、欄干パネル6にこの欄干パネル6をトラス
に取付けて固定するための欄干支え7、外装上のデザイ
ンを整えるための内側デッキ8、外側デッキ9、移動て
すりを支持するため主デッキ10および手すりデッキ1
1を予め備え付けてパネルユニット4として構成してお
き、このようなパネルユニット4をマンコンベアの据付
施工現場に搬入し、前記欄干支え7を介して欄干パネル
6をトラスに取付けて欄干を組立てる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレータや
動く歩道等の乗客搬送用のマンコンベアにおける欄干の
組立方法に関する。
動く歩道等の乗客搬送用のマンコンベアにおける欄干の
組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】乗客搬送用のマンコンベアとしての例え
ばエスカレータは、建屋に据え付けられるトラスと、こ
のトラスに組み込まれて無端走行する乗客搬送用のステ
ップ列と、このステップ列の両側に配置するようにトラ
スに取り付けられる欄干とで構成される。
ばエスカレータは、建屋に据え付けられるトラスと、こ
のトラスに組み込まれて無端走行する乗客搬送用のステ
ップ列と、このステップ列の両側に配置するようにトラ
スに取り付けられる欄干とで構成される。
【0003】欄干は、互いに隣り合って配置する複数の
例えばガラス製の欄干パネルと、この欄干パネルをトラ
スに取り付けて固定するための支え部材と、外装上のデ
ザインを整えるための外装部材と、移動手すりを支持す
るための手すり支持部材とで構成されている。
例えばガラス製の欄干パネルと、この欄干パネルをトラ
スに取り付けて固定するための支え部材と、外装上のデ
ザインを整えるための外装部材と、移動手すりを支持す
るための手すり支持部材とで構成されている。
【0004】そして従来においては、欄干を構成する各
部材を工場において製作し、これらをエスカレータの据
付施工現場に個々に搬送し、その施工現場において各部
材を個々に組み付けて欄干を組立てるようにしている。
部材を工場において製作し、これらをエスカレータの据
付施工現場に個々に搬送し、その施工現場において各部
材を個々に組み付けて欄干を組立てるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、欄干を
構成する各部材を別々に施工現場に搬送し、施工現場で
その各部材を寄せ集めて欄干を組立てる方式では、組立
ての作業能率が低下するばかりでなく、部材の搬送漏れ
や誤送等が生じて欄干の組立作業自体を一時的に中断し
なければならなくなるような不都合を招いてしまう。
構成する各部材を別々に施工現場に搬送し、施工現場で
その各部材を寄せ集めて欄干を組立てる方式では、組立
ての作業能率が低下するばかりでなく、部材の搬送漏れ
や誤送等が生じて欄干の組立作業自体を一時的に中断し
なければならなくなるような不都合を招いてしまう。
【0006】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、部材の搬送漏れや
誤送等を確実に防止して的確にかつ能率よく欄干を組立
てることができるマンコンベアの欄干組立方法を提供す
ることにある。
たもので、その目的とするところは、部材の搬送漏れや
誤送等を確実に防止して的確にかつ能率よく欄干を組立
てることができるマンコンベアの欄干組立方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、乗客搬送用のステップ列が組み込
まれたトラスに、そのステップ列に沿って配置するよう
に複数の欄干パネルを取付けてマンコンベアの欄干を組
立てる方法であって、欄干パネルにこの欄干パネルを前
記トラスに取付けて固定するための支え部材と、外装上
のデザインを整えるための外装部材と、移動てすりを支
持するための手すり支持部材とを予め備え付けてパネル
ユニットとして構成しておき、このようなパネルユニッ
トをマンコンベアの据付施工現場に搬入し、前記支え部
材を介して欄干パネルを前記トラスに取付けて欄干を組
立てるようにしたものである。
的を達成するために、乗客搬送用のステップ列が組み込
まれたトラスに、そのステップ列に沿って配置するよう
に複数の欄干パネルを取付けてマンコンベアの欄干を組
立てる方法であって、欄干パネルにこの欄干パネルを前
記トラスに取付けて固定するための支え部材と、外装上
のデザインを整えるための外装部材と、移動てすりを支
持するための手すり支持部材とを予め備え付けてパネル
ユニットとして構成しておき、このようなパネルユニッ
トをマンコンベアの据付施工現場に搬入し、前記支え部
材を介して欄干パネルを前記トラスに取付けて欄干を組
立てるようにしたものである。
【0008】そして請求項2の発明では、パネルユニッ
トにおける支え部材、外装部材および手すり支持部材が
そのユニットの欄干パネルの長さに合せて製作されてい
ることを特徴としている。
トにおける支え部材、外装部材および手すり支持部材が
そのユニットの欄干パネルの長さに合せて製作されてい
ることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明では、パネルユニットにお
ける支え部材に凸部を設け、トラスにその凸部に対応す
る凹部を設け、これら凸部と凹部とを嵌合させてパネル
ユニットをトラスに位置決めすることを特徴としてい
る。
ける支え部材に凸部を設け、トラスにその凸部に対応す
る凹部を設け、これら凸部と凹部とを嵌合させてパネル
ユニットをトラスに位置決めすることを特徴としてい
る。
【0010】請求項4の発明では、互いに接触する一方
のパネルユニットの支え部材の端面に凸部を設け、他方
のパネルユニットの支え部材の端面にその凸部に対応す
る凹部を設け、これら凸部と凹部とを嵌合させて互いに
隣り合うパネルユニットの相互を位置決めすることを特
徴としている。
のパネルユニットの支え部材の端面に凸部を設け、他方
のパネルユニットの支え部材の端面にその凸部に対応す
る凹部を設け、これら凸部と凹部とを嵌合させて互いに
隣り合うパネルユニットの相互を位置決めすることを特
徴としている。
【0011】請求項5の発明では、パネルユニットの支
え部材の端部をそのパネルユニットにおける欄干パネル
の端面よりも外方に一定の寸法だけ突出させて突出部と
し、互いに隣り合う一方のパネルユニットの支え部材の
突出部の端面と他方のパネルユニットにおける支え部材
の突出部の端面とを互いに接触させてその互いに隣り合
う一方のパネルユニットの欄干パネルの端面と他方のパ
ネルユニットの欄干パネルの端面との間の隙間を一定に
保つことを特徴としている。
え部材の端部をそのパネルユニットにおける欄干パネル
の端面よりも外方に一定の寸法だけ突出させて突出部と
し、互いに隣り合う一方のパネルユニットの支え部材の
突出部の端面と他方のパネルユニットにおける支え部材
の突出部の端面とを互いに接触させてその互いに隣り合
う一方のパネルユニットの欄干パネルの端面と他方のパ
ネルユニットの欄干パネルの端面との間の隙間を一定に
保つことを特徴としている。
【0012】請求項6の発明では、パネルユニットにお
ける手すり支持部材を欄干パネルに対してスライド可能
に設け、トラスにパネルユニットを取付けた後に、前記
手すり支持部材をスライドさせて互いに隣り合う一方の
パネルユニットの欄干パネルと他方のパネルユニットの
欄干パネルとに跨がって配置させることを特徴としてい
る。
ける手すり支持部材を欄干パネルに対してスライド可能
に設け、トラスにパネルユニットを取付けた後に、前記
手すり支持部材をスライドさせて互いに隣り合う一方の
パネルユニットの欄干パネルと他方のパネルユニットの
欄干パネルとに跨がって配置させることを特徴としてい
る。
【0013】請求項7の発明では、互いに隣り合う一方
のパネルユニットの手すり支持部材の内部と他方のパネ
ルユニットの手すり支持部材の内部とに跨がって補強部
材を設け、この補強部材をその双方の手すり支持部材に
固定することを特徴としている。
のパネルユニットの手すり支持部材の内部と他方のパネ
ルユニットの手すり支持部材の内部とに跨がって補強部
材を設け、この補強部材をその双方の手すり支持部材に
固定することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1にはマンコンベアと
してのエスカレータの概略的な構成を示してあり、1は
建屋の下部階と上部階との間に据え付けられたトラス
で、このトラス1内に無端走行する乗客搬送用のステッ
プ列2が組み込まれ、またトラス1の両側に欄干3が設
けられている。
いて図面を参照して説明する。図1にはマンコンベアと
してのエスカレータの概略的な構成を示してあり、1は
建屋の下部階と上部階との間に据え付けられたトラス
で、このトラス1内に無端走行する乗客搬送用のステッ
プ列2が組み込まれ、またトラス1の両側に欄干3が設
けられている。
【0015】欄干3は複数のパネルユニット4をステッ
プ列2に沿って配置するようにトラス1に取付けてな
り、この欄干3の周縁にステップ列2と同期して走行す
る移動手すり5が設けられている。
プ列2に沿って配置するようにトラス1に取付けてな
り、この欄干3の周縁にステップ列2と同期して走行す
る移動手すり5が設けられている。
【0016】パネルユニット4は、図2に示すように、
例えばガラス製の欄干パネル6と、この欄干パネル6を
前記トラス1に取付けて固定するための支え部材として
の一対の欄干支え7と、外装上のデザインを整えるため
の外装部材としての内側デッキ8および外側デッキ9
と、移動てすり5を支持するための手すり支持部材とし
ての主デッキ10および手すりデッキ11とで構成され
ている。
例えばガラス製の欄干パネル6と、この欄干パネル6を
前記トラス1に取付けて固定するための支え部材として
の一対の欄干支え7と、外装上のデザインを整えるため
の外装部材としての内側デッキ8および外側デッキ9
と、移動てすり5を支持するための手すり支持部材とし
ての主デッキ10および手すりデッキ11とで構成され
ている。
【0017】欄干支え7は、欄干パネル6の両端側の下
端部に取付けられ、内側デッキ8は欄干パネル6の内側
の下部に前記欄干支え7の上面を覆うように取付けられ
ている。なお、この内側デッキ8はエスカレータの外装
を部材と共に乗客の足元を保護するガード部材を兼ねて
いる。外装部材としての外側デッキ9は欄干パネル6の
外側の下部に欄干支え7の上面を覆うように取付けられ
ている。
端部に取付けられ、内側デッキ8は欄干パネル6の内側
の下部に前記欄干支え7の上面を覆うように取付けられ
ている。なお、この内側デッキ8はエスカレータの外装
を部材と共に乗客の足元を保護するガード部材を兼ねて
いる。外装部材としての外側デッキ9は欄干パネル6の
外側の下部に欄干支え7の上面を覆うように取付けられ
ている。
【0018】前記主デッキ10は欄干パネル6の上端縁
にボルト12を介して取付けられ、この主デッキ10の
上に前記手すりデッキ11が取付けられている。そして
この手すりデッキ11に図1に示す移動手すり5が装着
されるようになっている。
にボルト12を介して取付けられ、この主デッキ10の
上に前記手すりデッキ11が取付けられている。そして
この手すりデッキ11に図1に示す移動手すり5が装着
されるようになっている。
【0019】ガラス製の欄干パネル6は、その製造上の
点から所定の規格寸法に決まっているが、前記内側デッ
キ8、外側デッキ9、主デッキ10、手すりデッキ11
は欄干パネル9の長さの寸法に合せてそれと同寸法に製
作されている。
点から所定の規格寸法に決まっているが、前記内側デッ
キ8、外側デッキ9、主デッキ10、手すりデッキ11
は欄干パネル9の長さの寸法に合せてそれと同寸法に製
作されている。
【0020】そして、欄干支え7、内側デッキ8、外側
デッキ9、主デッキ10、手すりデッキ11の各部材
は、エスカレータの製造工場において、予め欄干パネル
6に取付けられて一体的なパネルユニット4として構成
され、このユニット状態のもとでエスカレータの製造工
場から出荷され、エスカレータの据付施工現場に搬送さ
れる。
デッキ9、主デッキ10、手すりデッキ11の各部材
は、エスカレータの製造工場において、予め欄干パネル
6に取付けられて一体的なパネルユニット4として構成
され、このユニット状態のもとでエスカレータの製造工
場から出荷され、エスカレータの据付施工現場に搬送さ
れる。
【0021】そして施工現場に搬送された各パネルユニ
ット4は、ステップ列2に沿って配置するようにトラス
1に順次取付けられて欄干3として組立てられる。図3
には、トラス1に対するパネルユニット4の取付構造の
一例を示してあり、トラス1はその一部の構成部材とし
てのアングル部材1aおよびこのアングル部材1aの上
面に取付けられたベース部材1bを備えており、パネル
ユニット4における欄干支え7を前記ベース部材1bの
上に載置し、この状態でアングル部材1aからベース部
材1bを通して欄干支え7にボルト13を螺挿し、この
ボルト13の締付けによりパネルユニット4をトラス1
に固定する。このようにしてトラス1に各パネルユニッ
ト4を順次互いに隣り合って配置するように取付けて欄
干3を組立てる。
ット4は、ステップ列2に沿って配置するようにトラス
1に順次取付けられて欄干3として組立てられる。図3
には、トラス1に対するパネルユニット4の取付構造の
一例を示してあり、トラス1はその一部の構成部材とし
てのアングル部材1aおよびこのアングル部材1aの上
面に取付けられたベース部材1bを備えており、パネル
ユニット4における欄干支え7を前記ベース部材1bの
上に載置し、この状態でアングル部材1aからベース部
材1bを通して欄干支え7にボルト13を螺挿し、この
ボルト13の締付けによりパネルユニット4をトラス1
に固定する。このようにしてトラス1に各パネルユニッ
ト4を順次互いに隣り合って配置するように取付けて欄
干3を組立てる。
【0022】このような欄干組立方法においては、欄干
パネル6に予めその製造工場において欄干支え7、内側
デッキ8、外側デッキ9、主デッキ10、手すりデッキ
11の各部材が取付けられて一体的なパネルユニット4
として構成され、このパネルユニット4がエスカレータ
の据付施工現場に搬送されるから、その各部材を別々に
施工現場に搬送し、その施工現場で各部材を寄せ集めて
欄干を組立てる従来方式に比べ、組立ての作業能率が確
実に向上すると共に、部材の搬送漏れや誤送等を防止し
て常に計画どおり作業を進めることができ、作業の中断
というような事態の発生を確実に排除することができ
る。
パネル6に予めその製造工場において欄干支え7、内側
デッキ8、外側デッキ9、主デッキ10、手すりデッキ
11の各部材が取付けられて一体的なパネルユニット4
として構成され、このパネルユニット4がエスカレータ
の据付施工現場に搬送されるから、その各部材を別々に
施工現場に搬送し、その施工現場で各部材を寄せ集めて
欄干を組立てる従来方式に比べ、組立ての作業能率が確
実に向上すると共に、部材の搬送漏れや誤送等を防止し
て常に計画どおり作業を進めることができ、作業の中断
というような事態の発生を確実に排除することができ
る。
【0023】この発明は前記実施形態に限らず、さらに
次のような手段を加えて実施することが可能である。
次のような手段を加えて実施することが可能である。
【0024】図4には第2の実施形態を示してあり、こ
の実施形態においては、欄干支え7の下面に断面T字状
の凸部20が一体に設けられ、またトラス1におけるベ
ース部材1bの上面に前記凸部20に対応する断面を有
する溝状の凹部21が形成されている。
の実施形態においては、欄干支え7の下面に断面T字状
の凸部20が一体に設けられ、またトラス1におけるベ
ース部材1bの上面に前記凸部20に対応する断面を有
する溝状の凹部21が形成されている。
【0025】そしてパネルユニット4をトラス1に取付
けるときに、ベース部材1bの端面から前記凸部20を
凹部21内に挿入して嵌合し、さらにパネルユニット4
をスライドさせて所定の位置に配置させ、この状態でト
ラス1におけるアングル部材1aからベース部材1bを
通して欄干支え7にボルト13を螺挿し、このボルト1
3を締付けてパネルユニット4を固定する。
けるときに、ベース部材1bの端面から前記凸部20を
凹部21内に挿入して嵌合し、さらにパネルユニット4
をスライドさせて所定の位置に配置させ、この状態でト
ラス1におけるアングル部材1aからベース部材1bを
通して欄干支え7にボルト13を螺挿し、このボルト1
3を締付けてパネルユニット4を固定する。
【0026】このような構造によれば、パネルユニット
4を所定の位置に的確に位置決めでき、ボルト13の螺
挿作業を容易に能率よく行なえ、また凸部20と凹部2
1との嵌合でパネルユニット4の取付け強度を高めるこ
とができる。
4を所定の位置に的確に位置決めでき、ボルト13の螺
挿作業を容易に能率よく行なえ、また凸部20と凹部2
1との嵌合でパネルユニット4の取付け強度を高めるこ
とができる。
【0027】図5には第3の実施形態を示してあり、こ
の実施形態においては、各パネルユニット4における欄
干支え7の端部が欄干パネル6の長手方向の端面より僅
かにその外方に突出する突出部7aとなっている。そし
て互いに隣り合って配置する一方のパネルユニット4に
おける欄干支え7の突出部7aの端面には凸部22が、
他方のパネルユニット4における欄干支え7の突出部7
aの端面には前記凸部22に対応する凹部23がそれぞ
れ形成され、前記両突出部7aの端面が互いに密着する
ように接触すると共に前記凸部22と凹部23とが互い
に嵌合する構造となっている。
の実施形態においては、各パネルユニット4における欄
干支え7の端部が欄干パネル6の長手方向の端面より僅
かにその外方に突出する突出部7aとなっている。そし
て互いに隣り合って配置する一方のパネルユニット4に
おける欄干支え7の突出部7aの端面には凸部22が、
他方のパネルユニット4における欄干支え7の突出部7
aの端面には前記凸部22に対応する凹部23がそれぞ
れ形成され、前記両突出部7aの端面が互いに密着する
ように接触すると共に前記凸部22と凹部23とが互い
に嵌合する構造となっている。
【0028】このような構造によれば、互いに隣り合う
一方のパネルユニット4と他方のパネルユニット4とを
上下左右に対して的確に位置決めでき、また各欄干支え
7の突出部7aの突出寸法Lを予め所定の寸法に設定し
ておくことにより、一方のパネルユニット4における欄
干パネル6の端面と他方のパネルユニット4における欄
干パネル6の端面との間の隙間Gを所定の寸法に定める
ことができる。
一方のパネルユニット4と他方のパネルユニット4とを
上下左右に対して的確に位置決めでき、また各欄干支え
7の突出部7aの突出寸法Lを予め所定の寸法に設定し
ておくことにより、一方のパネルユニット4における欄
干パネル6の端面と他方のパネルユニット4における欄
干パネル6の端面との間の隙間Gを所定の寸法に定める
ことができる。
【0029】図6および図7には第4の実施形態を示し
てあり、この実施形態においては、欄干3の直線部分を
構成するパネルユニット4を対象として、そのパネルユ
ニット4における手すり支持部材としての主デッキ10
および手すりデッキ11が欄干パネル6の上部にスライ
ド可能に装着されている。
てあり、この実施形態においては、欄干3の直線部分を
構成するパネルユニット4を対象として、そのパネルユ
ニット4における手すり支持部材としての主デッキ10
および手すりデッキ11が欄干パネル6の上部にスライ
ド可能に装着されている。
【0030】そして欄干パネル6の上部の両側にはその
長手方向に沿ってレール26が取付けられ、また主デッ
キ10には前記レール26に係合するローラ27が取付
けられ、これらローラ27が前記レール26に沿って回
転しながら移動することにより主デッキ10および手す
りデッキ11が欄干パネル6の長手方向に円滑にスライ
ドし得るようになっている。
長手方向に沿ってレール26が取付けられ、また主デッ
キ10には前記レール26に係合するローラ27が取付
けられ、これらローラ27が前記レール26に沿って回
転しながら移動することにより主デッキ10および手す
りデッキ11が欄干パネル6の長手方向に円滑にスライ
ドし得るようになっている。
【0031】この実施形態の場合には、各パネルユニッ
ト4をトラス1に取付けて隣り合わせたのちに、図7に
示すように、その隣り合う一方のパネルユニット4にお
ける主デッキ10を他方のパネルユニット4の配置側に
スライドさせてその主デッキ10を一方のパネルユニッ
ト4の欄干パネル6と他方のパネルユニット4の欄干パ
ネル6との間に跨がるように配置させる。そしてこのの
ちそのスライドさせた主デッキ10をボルト等の固定手
段を用いて欄干パネル6に固定する。
ト4をトラス1に取付けて隣り合わせたのちに、図7に
示すように、その隣り合う一方のパネルユニット4にお
ける主デッキ10を他方のパネルユニット4の配置側に
スライドさせてその主デッキ10を一方のパネルユニッ
ト4の欄干パネル6と他方のパネルユニット4の欄干パ
ネル6との間に跨がるように配置させる。そしてこのの
ちそのスライドさせた主デッキ10をボルト等の固定手
段を用いて欄干パネル6に固定する。
【0032】なお、この場合、例えば一つのパネルユニ
ット4の主デッキ10の長さを所定の寸法より短くして
そのパネルユニット4の欄干パネル6に固定しておくこ
とにより、他のパネルユニット4の主デッキ10をその
一つのパネルユニット4の配置側にスライドさせること
が可能となる。そして主デッキ10のスライドにより空
位となった部分には、その寸法に合せて予め製作してお
いた主デッキ10を組み込むことにより、各主デッキ1
0を連続する状態に繋ぎ合せることができる。
ット4の主デッキ10の長さを所定の寸法より短くして
そのパネルユニット4の欄干パネル6に固定しておくこ
とにより、他のパネルユニット4の主デッキ10をその
一つのパネルユニット4の配置側にスライドさせること
が可能となる。そして主デッキ10のスライドにより空
位となった部分には、その寸法に合せて予め製作してお
いた主デッキ10を組み込むことにより、各主デッキ1
0を連続する状態に繋ぎ合せることができる。
【0033】そしてこのように一つの主デッキ10を隣
り合う欄干パネル6の双方に跨がって配置させることに
より、隣り合うパネルユニット4が互いに補強しあい、
したがって欄干3の全体の強度を向上させることができ
る。
り合う欄干パネル6の双方に跨がって配置させることに
より、隣り合うパネルユニット4が互いに補強しあい、
したがって欄干3の全体の強度を向上させることができ
る。
【0034】図8および図9には第5の実施形態を示し
てあり、この実施形態においては、互いに隣り合う一方
のパネルユニット4における主デッキ10の内部と他方
のパネルユニット4における主デッキ10の内部との双
方に跨がって配置するように補強部材28を設け、この
補強部材28の一端部を一方の主デッキ10に、他端部
を他方の主デッキ10にそれぞれボルト29を介して固
定する構造となっている。
てあり、この実施形態においては、互いに隣り合う一方
のパネルユニット4における主デッキ10の内部と他方
のパネルユニット4における主デッキ10の内部との双
方に跨がって配置するように補強部材28を設け、この
補強部材28の一端部を一方の主デッキ10に、他端部
を他方の主デッキ10にそれぞれボルト29を介して固
定する構造となっている。
【0035】このような構造によれば、その隣り合うパ
ネルユニット4が互いに補強しあい、したがって欄干3
の全体の強度を向上させることができる。
ネルユニット4が互いに補強しあい、したがって欄干3
の全体の強度を向上させることができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、欄
干パネルにこの欄干パネルをトラスに取付けて固定する
ための支え部材と、外装上のデザインを整えるための外
装部材と、移動てすりを支持するための手すり支持部材
とを予め備え付けてパネルユニットとして構成してお
き、このようなパネルユニットをマンコンベアの据付施
工現場に搬入し、前記支え部材を介して欄干パネルを前
記トラスに取付けて欄干を組立てるようにしたから、部
材の搬送漏れや誤送等を確実に防止して作業の中断を招
くようなことなく的確かつ能率よく欄干を組立てること
ができる。
干パネルにこの欄干パネルをトラスに取付けて固定する
ための支え部材と、外装上のデザインを整えるための外
装部材と、移動てすりを支持するための手すり支持部材
とを予め備え付けてパネルユニットとして構成してお
き、このようなパネルユニットをマンコンベアの据付施
工現場に搬入し、前記支え部材を介して欄干パネルを前
記トラスに取付けて欄干を組立てるようにしたから、部
材の搬送漏れや誤送等を確実に防止して作業の中断を招
くようなことなく的確かつ能率よく欄干を組立てること
ができる。
【0037】そして特に請求項3の発明では、パネルユ
ニットを所定の位置に的確に位置決めすることができる
と共にパネルユニットの取付け強度を高めることができ
る。
ニットを所定の位置に的確に位置決めすることができる
と共にパネルユニットの取付け強度を高めることができ
る。
【0038】請求項4の発明では、互いに隣り合う一方
のパネルユニットと他方のパネルユニットとを上下左右
に対して的確に位置決めすることができ、また請求項5
の発明では、一方のパネルユニットにおける欄干パネル
の端面と他方のパネルユニットにおける欄干パネルの端
面との間の隙間を所定の寸法に的確に定めることができ
る。
のパネルユニットと他方のパネルユニットとを上下左右
に対して的確に位置決めすることができ、また請求項5
の発明では、一方のパネルユニットにおける欄干パネル
の端面と他方のパネルユニットにおける欄干パネルの端
面との間の隙間を所定の寸法に的確に定めることができ
る。
【0039】請求項6および請求項7の発明では、隣り
合うパネルユニットを相互に補強して欄干の全体の強度
を向上させることができる。
合うパネルユニットを相互に補強して欄干の全体の強度
を向上させることができる。
【図1】この発明の一実施形態を説明するために例示し
たエスカレータの構成図。
たエスカレータの構成図。
【図2】そのエスカレータにおける欄干構成用のパネル
ユニットを示す斜視図。
ユニットを示す斜視図。
【図3】そのパネルユニットのトラスに対する取付構造
を示す断面図。
を示す断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態を説明するための断
面図。
面図。
【図5】この発明の第3の実施形態を説明するための正
面図。
面図。
【図6】この発明の第4の実施形態を説明するための断
面図。
面図。
【図7】同じく正面図。
【図8】この発明の第5の実施形態を説明するための断
面図。
面図。
【図9】同じく正面図。
1…トラス 2…ステップ列 3…欄干 4…パネルユニット 5…移動手すり 6…欄干パネル 7…欄干支え(支え部材) 8…内側デッキ(外装部材) 9…外側デッキ(外装部材) 10…主デッキ(手すり支持部材) 12…手すりデッキ(手すり支持部材) 20…凸部 21…凹部 22…凸部 23…凹部 28…補強部材
Claims (7)
- 【請求項1】乗客搬送用のステップ列が組み込まれたト
ラスに、そのステップ列に沿って配置するように複数の
欄干パネルを取付けてマンコンベアの欄干を組立てる方
法であって、 前記欄干パネルにこの欄干パネルを前記トラスに取付け
て固定するための支え部材と、外装上のデザインを整え
るための外装部材と、移動てすりを支持するための手す
り支持部材とを予め備え付けてパネルユニットとして構
成しておき、このようなパネルユニットをマンコンベア
の据付施工現場に搬入し、前記支え部材を介して欄干パ
ネルを前記トラスに取付けて欄干を組立てることを特徴
とするマンコンベアの欄干組立方法。 - 【請求項2】パネルユニットにおける支え部材、外装部
材および手すり支持部材はそのユニットの欄干パネルの
長さに合せて製作されていることを特徴とする請求項1
に記載のマンコンベアの欄干組立方法。 - 【請求項3】パネルユニットにおける支え部材に凸部を
設け、トラスにその凸部に対応する凹部を設け、これら
凸部と凹部とを嵌合させてパネルユニットをトラスに位
置決めすることを特徴とする請求項1または2に記載の
マンコンベアの欄干組立方法。 - 【請求項4】互いに接触する一方のパネルユニットの支
え部材の端面に凸部を設け、他方のパネルユニットの支
え部材の端面にその凸部に対応する凹部を設け、これら
凸部と凹部とを嵌合させて互いに隣り合うパネルユニッ
トの相互を位置決めすることを特徴とする請求項1、2
または3に記載のマンコンベアの欄干組立方法。 - 【請求項5】パネルユニットの支え部材の端部をそのパ
ネルユニットにおける欄干パネルの端面よりも外方に一
定の寸法だけ突出させて突出部とし、互いに隣り合う一
方のパネルユニットの支え部材の突出部の端面と他方の
パネルユニットにおける支え部材の突出部の端面とを互
いに接触させてその互いに隣り合う一方のパネルユニッ
トの欄干パネルの端面と他方のパネルユニットの欄干パ
ネルの端面との間の隙間を一定に保つことを特徴とする
請求項1、2、3または4に記載のマンコンベアの欄干
組立方法。 - 【請求項6】パネルユニットにおける手すり支持部材を
欄干パネルに対してスライド可能に設け、トラスにパネ
ルユニットを取付けた後に、前記手すり支持部材をスラ
イドさせて互いに隣り合う一方のパネルユニットの欄干
パネルと他方のパネルユニットの欄干パネルとに跨がっ
て配置させることを特徴とする請求項1、3、4または
5に記載のマンコンベアの欄干組立方法。 - 【請求項7】互いに隣り合う一方のパネルユニットの手
すり支持部材の内部と他方のパネルユニットの手すり支
持部材の内部とに跨がって補強部材を設け、この補強部
材をその双方の手すり支持部材に固定することを特徴と
する請求項1、2、3、4、5または6に記載のマンコ
ンベアの欄干組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024996A JP2000219469A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | マンコンベアの欄干組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024996A JP2000219469A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | マンコンベアの欄干組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000219469A true JP2000219469A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12153600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11024996A Pending JP2000219469A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | マンコンベアの欄干組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000219469A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108655695A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-10-16 | 杭州西奥电梯有限公司 | 一种公交型自动扶梯中部导轨装配工装及装配方法 |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP11024996A patent/JP2000219469A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108655695A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-10-16 | 杭州西奥电梯有限公司 | 一种公交型自动扶梯中部导轨装配工装及装配方法 |
CN108655695B (zh) * | 2018-07-27 | 2023-05-02 | 杭州西奥电梯有限公司 | 一种公交型自动扶梯中部导轨装配工装及装配方法 |
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