JP2003081389A - スクリューキャッパ - Google Patents

スクリューキャッパ

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JP2003081389A JP2001272537A JP2001272537A JP2003081389A JP 2003081389 A JP2003081389 A JP 2003081389A JP 2001272537 A JP2001272537 A JP 2001272537A JP 2001272537 A JP2001272537 A JP 2001272537A JP 2003081389 A JP2003081389 A JP 2003081389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器10に対してポンプキャップ14を一定の
方向を向けて装着するために、容器の位置決めをする。 【解決手段】回転体2の外周に回転容器台4が設けら
れ、回転手段6に当接して回転される。各回転容器台の
上方に、キャップ14を保持して容器内に挿入し、キャ
ッピングを行うキャッピングヘッド18が設けられてい
る。その下方にキャップ供給手段からキャップを取り出
す取り出し手段16が、さらにその下方に、ヘッド18
がキャップを容器内に挿入する際に下端のチューブ14
eを容器内に案内する案内部材76が設けられている。
容器の口部10aにはストッパ104が、そして、前記
案内部材の一本のアームに位置決め用フック102が設
けられている。容器を載せた回転容器台が回転するとフ
ックがストッパに係合して容器が位置決めされる。位置
決めされた容器をグリッパで保持してキャッピングを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はスクリューキャッパ
に係り、特に、ポンプキャップを容器に取り付けるスク
リューキャッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】容器の口部にポンプキャップを取付け、
このポンプキャップの本体内に収容したポンプを作動さ
せることにより、容器内部に挿入したチューブを介して
容器内部の液体を吸い上げ、ポンプキャップの上端に設
けたノズルから外部に吐出させるようにしたポンプキャ
ップ付きの容器が従来から広く用いられている。
【0003】前記ポンプキャップは、一般に、ポンプキ
ャップ本体に回転自在に設けたキャップと、前記本体内
に収容したポンプと、このポンプを作動させるポンプ作
動部材と、このポンプ作動部材を前記本体の上方に付勢
するばねと、前記ポンプ作動部材の頭部(操作部)に設
けたノズルと、前記本体の下端に取り付けられて容器の
内部に挿入されたチューブと、前記ノズルおよびポンプ
作動部材に形成され、前記ポンプを介してチューブに連
通する吐出通路と、前記ポンプ作動部材の上部外面と本
体の内面とに形成され、ポンプ作動部材を前記ばねに抗
して本体内に収納させた状態で相互に螺合するねじ部と
を備えており、通常は、前記ポンプ作動部材を本体内に
収納して螺着した状態で、このポンプキャップを容器に
取り付けるようになっている。
【0004】以上の構成に係るポンプキャップを容器に
取り付ける際に、容器に対してノズルが常に一定の方向
を向いていないと、後にケーサによって箱詰めを行う際
に、そのノズルが隣接する容器に当たって箱詰めの妨げ
になったり、あるいは、商品として店頭陳列する際に、
ノズルの方向がバラバラであると印象が悪い等の問題が
ある。
【0005】そこで、容器の方向に対してポンプキャッ
プのノズルを常に一定方向に向けるために、従来は、先
ず容器を一定の方向に向けて位置決めをし(例えば、丸
形の容器の場合には容器のラベルが同一方向を向くよう
に位置決めをし)、そして、この位置決めをされた容器
のラベルに対して、ポンプキャップのノズルがすべて同
一方向を向くように位置決めをして容器内に挿入した
後、このキャップを容器の口部に螺着している。
【0006】前記のように容器の位置決めを行う場合
に、従来は、容器の底面に凹部を形成し、この凹部に回
転する容器台から突出したピンを係合させ、所定の位置
まで回転させることにより、容器が常に一定方向を向く
ように位置決めをしていた(特許2505053号参
照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のスクリュー
キャッパの容器位置決めを行う構成では、底面に形成し
た凹部を利用して位置決めをしているので、底面に凹部
を形成できないタイプの容器では、その容器の方向を規
制することができなかった。
【0008】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたもので、簡単な構成で、底部に凹部を形成すること
ができない容器でも方向を規制することを可能にするス
クリューキャッパを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクリュー
キャッパは、容器を保持する容器保持手段と、キャップ
を保持して容器の口部に巻き締めするキャッピングヘッ
ドと、容器を一定の方向に位置決めする容器位置決め手
段とを備えており、この容器位置決め手段によって一定
方向を向けられた容器を容器保持手段に保持させて、キ
ャップを巻き締めするものであって、特に、前記容器位
置決め手段を、容器を回転させる回転手段と、容器の口
部近傍で、かつ、巻き締め後のキャップにより覆い隠さ
れる位置に設けた係合部と、回転する容器の係合部に係
合して容器の方向を規制する係合部材とから構成したも
のである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、前記容器
位置決め手段が、係合部材を容器の係合部に係合可能な
位置決め位置と、前記係合部に係合する位置から退避し
た退避位置とに移動させる移動手段を備え、キャッピン
グヘッドによって容器にキャップを巻き締めする際に、
係合部材を退避位置に移動させるようにしたものであ
る。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明は、前記キ
ャップが、容器内に挿入されるチューブを備えたポンプ
キャップであり、前記スクリューキャッパには、前記チ
ューブを容器内に案内する案内部材と、この案内部材
を、チューブを案内するガイド位置と退避位置とに移動
させる移動手段とが設けられており、前記係合部材を前
記案内部材の移動手段によって位置決め位置と退避位置
とに移動させるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るスクリューキャッパの一例を示す平面図、図2はその
縦断面図であり、このスクリューキャッパ(全体として
符号1で示す)は、回転体2の外周部に円周方向等間隔
で複数の回転容器台4が設置されるとともに、回転体2
の外方に、円弧状の摩擦部材6が配置されており、回転
体2が回転して、回転容器台4の外周面がこの摩擦部材
6に当接すると、その摩擦力によって回転容器台4が回
転する。
【0013】前記スクリューキャッパ1の回転体2に隣
接して、この回転体2と同期回転する供給スターホイー
ル8および排出スターホイール12が設けられており、
図示しない搬送コンベヤによって搬送されてきた容器1
0は、前記供給スターホイール8を介して回転体2の各
回転容器台4上に供給され、回転容器台4の回転に伴っ
て回転しつつ位置決めされる。
【0014】前記供給スターホイール8の上方には、図
示しないキャップ供給手段が設けられており、シュート
を介して供給されたポンプキャップ14(図2参照)
は、このキャップ供給手段によって保持されて一定の方
向に位置決め(ノズル14aの方向を一定に)された
後、前記回転体2の各回転容器台4の上方に設けられて
いるキャップ取り出し手段16によって取り出される。
一定の方向に位置決めされてキャップ取り出し手段16
に取り出されたポンプキャップ14は、キャッピングヘ
ッド18により保持されて、前述のように同一の方向を
向くように規制された容器10の口部10aに装着さ
れ、回転されることにより容器口部10aに螺合され
る。ポンプキャップ14が取り付けられた容器10は、
排出スターホイール12を介してこの回転体2から図示
しない搬送コンベヤ上に排出されて次の工程に送られ
る。
【0015】なお、前記ポンプキャップ14は、従来一
般に用いられているものと同様の構成であり、ポンプキ
ャップ本体14bに回転自在に設けたキャップ部14c
と、前記本体14b内に収容したポンプ(図示せず)
と、このポンプを作動させるポンプ作動部材(この図で
は本体14b内に隠れている)と、このポンプ作動部材
を前記本体14bの上方に付勢するばねと、前記ポンプ
作動部材の頭部(操作部)14dに設けたノズル14a
と、前記本体14bの下端に取り付けられて容器10の
内部に挿入される吸引チューブ14e等を備えている。
【0016】前記スクリューキャッパ1の構成について
図2および図3により詳細に説明する。中央に配置され
た固定軸20の周囲に回転体2が回転自在に支持されて
いる。この回転体2の下部に回転円板24が設けられて
おり、その外周部に、円周方向等間隔で複数の回転容器
台4が設けられている。これら回転容器台4は、回転円
板24の外周部に形成された凹部24a内にベアリング
26を介して回転自在に支持されており、前記摩擦部材
6の設けられている領域では、外周面がこの摩擦部材6
の内面に当接して回転される。これら回転容器台4と摩
擦部材6とにより容器を回転させる回転手段が構成され
ている。
【0017】各回転容器台4の半径方向内方側には、開
閉して容器10の胴部を把持するグリッパ28が設けら
れている。この容器グリッパ28は、図2および図3の
上部に示すように、2本の垂直な回転軸30,32にそ
れぞれ取り付けられた一対のグリップアーム34,36
を有している。両回転軸30,32は、回転円板24の
下方に設けられた支持板38に回転自在に支持されてい
る。これら両回転軸30,32には、それそれギヤ4
0,42が取り付けられて互いに噛み合っており、一方
のグリップアーム34,36を回転させると他方のグリ
ップアーム34,36が逆方向に同角度回転され、これ
により両グリップアーム34,36を開閉できるように
なっている。
【0018】そして、一方のグリップアーム34の回転
軸30と前記支持板38との間に引っ張りばね44が装
着されており、このグリップアーム34を常時開放する
方向に引き付けている。また、他方のグリップアーム3
6の回転軸32にはカムフォロア46が取付けられ、前
記支持板38よりも下方に固定されている固定カム48
に弾接している。この固定カム48のカム曲線に応じて
カムフォロア46が移動することにより両グリップアー
ム34,36が開閉する。また、開閉して容器10の胴
部を把持するグリッパ28の下方に、容器10の下部の
外面に当接して支持する固定ガイド50が設けられてい
る。
【0019】前記回転体2の上部の回転円板52には、
前記各回転容器台4の上方にそれぞれ対応してキャッピ
ングヘッド18が昇降可能に設けられている。このキャ
ッピングヘッド18の構成は従来周知であるので、その
説明は省略するが、後に説明するキャップ取り出し手段
16に保持されているポンプキャップ14を、そのノズ
ル14aが一定の方向を向いた状態のまま把持し、下降
して吸引チューブ14eを容器10内に挿入した後、キ
ャップ部14cを回転させて容器口部10a(図5参
照)に取り付けるようになっている。
【0020】下方の回転容器台4と上方のキャッピング
ヘッド18との間に、前記供給スターホイール8の上方
に設けられた図示しないポンプキャップ供給手段から、
ポンプキャップ14を取り出して保持するキャップ取り
出し手段16が設けられている。このキャップ取り出し
手段16は、前記容器グリッパ28と同様に、支持板5
4に回転自在に支持されている二本の垂直な回転軸5
6,58にそれぞれ取り付けられた一対の保持アーム6
0,62を備えており、これら両保持アーム60,62
を開閉することによりポンプキャップ14を保持し、ま
た解放する。
【0021】前記両回転軸56,58には、それそれギ
ヤ64,66が取り付けられて互いに噛み合っており、
一方の保持アーム60,62を回転させると他方の保持
アーム60,62が逆方向に同角度回転され、これによ
り両保持アーム60,62を開閉できるようになってい
る。そして、一方の保持アーム60が取り付けられた回
転軸56と支持板54との間に引っ張りばね68が装着
されており、保持アーム60を常時開放する方向に引き
付けている。また、他方の保持アーム62が取り付けら
れた回転軸58にはカムフォロア70が取付けられてお
り、このカムフォロア70が、前記回転体2の外周に支
持されてカム固定手段72によって固定されている固定
カム74に弾接している。この固定カム74のカム曲線
に応じてカムフォロア70が移動することにより両保持
アーム60,62が開閉して、ポンプキャップ14を把
持し、または解放する。
【0022】前記キャップ取り出し手段16の下方に
は、前記キャッピングヘッド18がポンプキャップ14
を把持して下降する際に、ポンプキャップ14の下端に
伸びる吸引チューブ14eを容器10内に案内するキャ
ップ案内部材76が設けられている。このキャップ案内
部材76は、前記容器グリッパ28およびキャップ取り
出し手段16と同様に、支持板78に回転自在に支持さ
れている二本の垂直な回転軸80,82にそれぞれ取り
付けられた一対のアーム84,86を備えている(図2
および図3の下部参照)。これら両アーム84,86の
先端には、円筒状の部材を半割にしたガイドコーン8
8,90が設けられており、これら両アーム84,86
を閉じてガイドコーン88,90を当接させることによ
り、その内部に下方が窄まった案内面が形成される。
【0023】前記両回転軸80,82には、それそれギ
ヤ92,94が取り付けられて互いに噛み合っており、
一方のアーム84,86を回転させると他方のアーム8
4,86が逆方向に同角度回転され、これにより両アー
ム84,86を開閉し、両ガイドコーン88,90が容
器10の口部10a上に位置して前記ポンプキャップ1
4の吸引チューブ14eを案内する位置と、容器10の
上方から左右に離れて前記キャッピングヘッド18によ
るキャッピングの妨げにならない退避位置との間で移動
できるようになっている。そして、一方のアーム84が
取付けられた回転軸80と支持板78との間に引っ張り
ばね96が装着されて、アーム84を常時開放する方向
に引き付けている。また、他方のアーム86が取り付け
られた回転軸82にはカムフォロア98が取付けられて
おり、前記回転体2の外周に支持されて前記カム固定手
段72によって固定されている固定カム100に弾接し
ている。この固定カム100のカム曲線に応じてカムフ
ォロア98が移動することにより両アーム84,86が
開閉する。
【0024】前記キャップ案内部材76の一方のアーム
84の下方には、図4および図5に示すように、容器1
0を一定の方向に向けて位置決めする位置決め用フック
(係合部材)102が設けられている。この位置決め用
フック102は、後に説明するように、回転容器台4と
ともに回転している容器10の口部10aの下端部付近
に設けられているストッパ(係合部)104に係合して
容器10の回転を停止させ、すべての容器10を一定の
方向に位置決めする。これら回転容器台4、摩擦部材
6、位置決め用フック102およびストッパ104によ
って容器位置決め手段が構成されている
【0025】このスクリューキャッパ1によってキャッ
ピングが行われる容器10は、上端にポンプキャップ1
4が螺着される口部10aを備えている。この容器口部
10aは、円筒形の部分の上部外面に雄ねじ10bが形
成され、その下端部に、2個所のストッパ104が形成
されている。これらストッパ104は、ポンプキャップ
14を容器口部10aに巻き締めた後は、このポンプキ
ャップ14によって覆い隠される位置、つまり、ポンプ
キャップ14の内部に完全に隠される位置、あるいは、
ポンプキャップ14の下端と容器10の肩部との間に位
置して外観上見えにくい位置に設けられている。なお、
この容器10は、スクリューキャッパ1等の装置によっ
ていずれの方向に回転された場合でも位置決めができる
ように2個所のストッパ104を備えているが、この実
施の形態では、図4の上方のストッパ104だけを用い
て位置決めを行うようになっている。
【0026】前記容器10の口部10aに形成されたス
トッパ104に係合する位置決め用フック102は、前
記キャップ案内部材76の一方のアーム84の下面側に
取り付けられている。アーム84の中間部の下面に、鉛
直方向を向けて取付け部材106が固定され、この取付
け部材106の下端に、前記アーム84の先端部方向を
向けて、中間部材108が水平ピン110を介して相対
回転可能に連結されている。さらに、この中間部材10
8の先端に、位置決め用フック102が垂直ピン112
を介して水平方向に回転可能に連結されている。この位
置決め用フック102は先端部102aがかぎ型に折り
曲げられており、この先端部102aが前記ストッパ1
04に係合する。取付け部材106と中間部材108と
の間の連結部には、コイルばね114が介装されて中間
部材108を常時下方に付勢しており、中間部材108
は、上方への揺動を許容された状態で保持されている。
また、中間部材108と位置決め用フック102との連
結部には、コイルばね116が介装されて位置決め用フ
ック102を常時内方(アーム84を閉じる方向)に付
勢しており、位置決め用フック104は、外方への揺動
が許容された状態で保持されている。
【0027】以上の構成に係るスクリューキャッパ1の
作動について説明する。図示しない搬送コンベヤによっ
て搬送されてきた容器10は、供給スターホイール8を
介して、スクリューキャッパ1の各回転容器台4上に供
給される。各回転容器台4には、それぞれ、容器グリッ
パ28が設けられており、これら各容器グリッパ28
は、容器供給位置Aに到達する時点では、カムフォロア
46が固定カム48によって半径方向外方側へ押し出さ
れて、両グリップアーム34,36が開放している。こ
の開放している状態の両グリップアーム34,36間に
容器10が供給される。供給された容器10は、両グリ
ップアーム34.36の下方に設けられた固定ガイド5
0によって支持される。
【0028】前記容器供給位置Aで回転容器台4に容器
10が載せられた時点では、キャップ案内部材76のカ
ムフォロア98が固定カム100によって半径方向外方
へ押し出されて両アーム84,86が開放しており、容
器10の口部10aは両アーム84,86の先端に取り
付けられているガイドコーン88,90の間に位置す
る。その後、固定カム100のカム曲線によりカムフォ
ロア98を押圧する力が除かれ、両アーム84,86は
ばね96の力によって閉じる。両アーム84,86が閉
鎖すると、図4および図5に示すように、両ガイドコー
ン88,90の下端が容器10の口部10aの上部を囲
むとともに、一方のアーム84に取り付けられている位
置決め用フック(係合部材)102の先端部102a
が、容器口部10aの下端外面に当接する。
【0029】一方、前記供給スターホイール8の上方に
は、図示しないキャップ供給手段が設けられており、前
記容器供給位置Aと同じ位置で、このキャップ供給手段
が保持しているポンプキャップ14を、キャップ取り出
し手段16が取り出す。このポンプキャップ14は、従
来周知の方法により、ノズル14aの方向が同一方向を
向くように位置決めされており、この状態のままキャッ
プ取り出し手段16が把持する。このキャップ取り出し
手段16も前記容器グリッパ28と同様にキャップ受け
渡し位置に到達する時点では両アーム60,62が開放
しており、取り出す時点で閉じてポンプキャップ14の
本体14bを保持する。
【0030】前記容器供給位置Aで容器10が載せられ
た回転容器台4は、回転体2の回転に伴って図1の矢印
R方向に回転移動(公転)し、円弧状の摩擦部材6の位
置に到達すると、外周面が摩擦部材6の内面に当接して
矢印r方向に回転(自転)する。回転容器台4とともに
容器10が回転すると、容器10の口部10aの下端部
外面が、前記キャップ案内部材76の一方のアーム84
に取り付けられている位置決め用フック102の先端1
02aに沿って移動し、ストッパ104がこの位置決め
用フック102の位置に来ると係合して容器10の回転
が停止される。
【0031】容器10は360度回転する間に必ず、ス
トッパ104が前記位置決め用フック102に係合して
停止し位置決めされる。容器10のストッパ104と位
置決め用フック102とが係合した後は、回転容器台4
が摩擦部材6によってさらに回転されても容器10は回
転せず、決められた方向を向いている。
【0032】容器10が位置決めされた後、キャッピン
グヘッド18が下降して下方のキャップ取り出し手段1
6が把持しているポンプキャップ14を保持する。その
後、キャップ取り出し手段16のカムフォロア70が、
固定カム74によって半径方向外方へ押し出されて、両
アーム60,62が開放しポンプキャップ14を離す。
【0033】容器10に設けられたストッパ104に位
置決め用フック102が係合して容器10を位置決めし
た後、回転容器台4が摩擦部材6の範囲を通過して回転
されない位置に到達し、続いて、固定カム48のカム曲
線によってカムフォロア46を押圧する力が除かれるこ
とにより、開放していた容器グリッパ28が閉じて容器
10の胴部を保持する。その後、前記キャッピングヘッ
ド18が下降してポンプキャップ14の下端の吸引チュ
ーブ14eを容器10の口部10a内に挿入する。この
とき、ポンプキャップ14の下方に伸びている吸引チュ
ーブ14eは、キャップ案内部材76(一対のガイドコ
ーン88,90)の内面に案内されて確実に容器10内
に挿入される。
【0034】ポンプキャップ14の吸引チューブ14e
が容器10内に挿入された後、キャップ案内部材76の
両アーム84,86が開放して、両ガイドコーン88,
90がキャッピングヘッド18によるキャッピングの妨
げにならない位置に退避するとともに、位置決め用フッ
ク102も退避位置に移動する。キャップ案内部材76
および位置決め用フック102が退避した後、キャッピ
ングヘッド18がさらに下降してポンプキャップ14の
本体を容器口部10a内に挿入するとともに、キャップ
部14cを口部10a上に被せ、キャップ部14cを回
転させることによりポンプキャップ14を容器10の口
部10aに締結する。前記のようにキャッピングヘッド
18が保持しているポンプキャップ14を容器10内に
挿入する際に、容器10が位置決めされて容器グリッパ
28に保持されるとともに、ポンプキャップ14がノズ
ル14aを一定の方向に向けた状態のままキャッピング
ヘッド18に保持されて、前記容器10内に挿入される
ので、容器10とポンプキャップ14とが常に同一の位
置関係で組み付けられる。また、前記スクリューキャッ
パは、以上の動作を行うことにより、従来の装置では別
々に行われていた容器10の位置決めとキャップ14の
巻き締めを単一の回転体2内で行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、容器を保
持する容器保持手段と、キャップを保持して容器の口部
に巻き締めするキャッピングヘッドと、容器を一定の方
向に位置決めする容器位置決め手段とを備え、この容器
位置決め手段によって一定方向を向けられた容器を容器
保持手段に保持させて、キャップを巻き締めするスクリ
ューキャッパにおいて、前記容器位置決め手段を、容器
を回転させる回転手段と、容器の口部近傍で、かつ、巻
き締め後のキャップにより覆い隠される位置に設けた係
合部と、回転する容器の係合部に係合して容器の方向を
規制する係合部材とから構成したので、キャップを容器
に対して常に一定の方向を向けて取り付けることができ
る。しかも、係合部が容器の口部近傍に設けられている
ので、キャッピングをした後は目立たないので外観上優
れている。
【0036】また、請求項2に記載の発明は、前記容器
位置決め手段が、係合部材を容器の係合部に係合可能な
位置決め位置と、前記係合部に係合する位置から退避し
た退避位置とに移動させる移動手段を備え、キャッピン
グヘッドによって容器にキャップを巻き締めする際に、
係合部材を退避位置に移動させるようにしたので、キャ
ッピングヘッドによってキャッピングを行う際の妨げに
なることがない。
【0037】さらに、請求項3に記載の発明は、前記キ
ャップが、容器内に挿入されるチューブを備えたポンプ
キャップであり、前記スクリューキャッパには、前記チ
ューブを容器内に案内する案内部材と、この案内部材
を、チューブを案内するガイド位置と退避位置とに移動
させる移動手段とを備えており、前記係合部材が前記案
内部材の移動手段によって位置決め位置と退避位置とに
移動されるようにしたので、係合部材に独立した移動手
段を設ける必要がなく、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスクリューキャッ
パの全体の構成を簡略化して示す平面図である。
【図2】前記スクリューキャッパの縦断面図である。
【図3】上部が容器グリッパを、そして下部がキャップ
案内部材をそれぞれ示す平面図である。
【図4】係合部材と容器の係合部とを示す一部を断面と
した平面図である。
【図5】図4のV方向矢視図である。
【符号の説明】
6 回転手段 10 容器 10a 容器の口部 14 キャップ(ポンプキャップ) 18 キャッピングヘッド 28 容器保持手段(容器グリッパ) 102 係合部材(位置決め用フック) 104 係合部(ストッパ)
フロントページの続き Fターム(参考) 3E054 AA11 DD08 EA01 FA02 FA06 FC03 FC08 FC13 FC20 3E080 AA07 CD01 CD20 CF01 CF15 DD22 3F072 AA07 GC04 GD08 GE02 GG12 GG16 HA10 JA05 KC01 KC06 KC09 KC12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器を保持する容器保持手段と、キャッ
    プを保持して容器の口部に巻き締めするキャッピングヘ
    ッドと、容器を一定の方向に位置決めする容器位置決め
    手段とを備え、この容器位置決め手段によって一定方向
    を向けられた容器を容器保持手段に保持させて、キャッ
    プを巻き締めするスクリューキャッパにおいて、 前記容器位置決め手段を、容器を回転させる回転手段
    と、容器の口部近傍で、かつ、巻き締め後のキャップに
    より覆い隠される位置に設けた係合部と、回転する容器
    の係合部に係合して容器の方向を規制する係合部材とか
    ら構成したことを特徴とするスクリューキャッパ。
  2. 【請求項2】 前記容器位置決め手段は、係合部材を容
    器の係合部に係合可能な位置決め位置と、前記係合部に
    係合する位置から退避した退避位置とに移動させる移動
    手段を備え、キャッピングヘッドによって容器にキャッ
    プを巻き締めする際に、係合部材を退避位置に移動させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のスクリューキャッ
    パ。
  3. 【請求項3】 前記キャップは、容器内に挿入されるチ
    ューブを備えたポンプキャップであり、前記スクリュー
    キャッパには、前記チューブを容器内に案内する案内部
    材と、この案内部材を、チューブを案内するガイド位置
    と退避位置とに移動させる移動手段とを備えており、前
    記係合部材は前記案内部材の移動手段によって位置決め
    位置と退避位置とに移動されることを特徴とする請求項
    2に記載のスクリューキャッパ。
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