JP4108982B2 - ボトル搬送装置 - Google Patents

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    • B67BAPPLYING CLOSURE MEMBERS TO BOTTLES JARS, OR SIMILAR CONTAINERS; OPENING CLOSED CONTAINERS
    • B67B3/00Closing bottles, jars or similar containers by applying caps
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雄ねじ及び雄ねじよりも下方に位置するフランジ手段を含むネック部を備えたボトルのネック部をグリップするグリップ機構を備えた回転式のボトル搬送装置であって、他のボトル搬送装置により搬送されたボトルを受取位置においてグリップ機構により受け取って搬送方向下流に搬送する回転式のボトル搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂製のボトル、例えばいわゆるPETボトルに飲料水などの液体を充填し、液体が充填されたボトルの開口部にキャップを締結して開口端部を閉塞する、ボトルの液体充填及びキャッピングの処理ラインは、広く知られ、実用化されている。この処理ラインには、ボトルに液体を充填する充填機、液体が充填されたボトルを受け取って円軌道に沿って搬送する回転式の中間ボトル搬送装置(搬送タレット)、中間ボトル搬送装置によって搬送されてきたボトルを受け取ってボトルの開口部にキャップを締結するキャッピング機などが配列されている。充填機には、ボトルを搬送円軌道に沿って搬送する回転式のボトル搬送装置と、該ボトル搬送装置により搬送されるボトルに液体を充填する液体充填手段が備えられている。また、キャッピング機には、ボトルを搬送円軌道に沿って搬送する回転式のボトル搬送装置と、該ボトル搬送装置により搬送されるボトルの開口端部にキャップを締結するキャッピング手段が備えられている。充填機及びキャッピング機に備えられた上記ボトル搬送装置、及び中間ボトル搬送装置には、回転体が備えられ、回転体の周縁部には周方向に間隔をおいて複数のグリップ機構が配設されている。グリップ機構の各々には一対の開閉式グリッパが備えられている。ボトルは、各搬送装置において、そのネック部がグリップ機構のグリッパにグリップされて吊り下げられた状態で搬送円軌道に沿って搬送される。
【0003】
上記充填機及びキャッピング機においては、ボトルが上記したようにして搬送される間に、それぞれ、液体の充填処理及びキャップの締結処理が遂行される。また、充填機と中間ボトル搬送装置の間、中間ボトル搬送装置とキャッピング機の間においては、各装置におけるグリップ機構のグリッパの開閉動作により、ボトルの受け渡しがそれぞれ行なわれる。上記したように、ボトルを、グリップ機構のグリッパによりネック部をグリップして吊り下げた状態で搬送円軌道に沿って搬送すると、遠心力によってボトルの下部が振られて搬送姿勢が不安定となり、また受け渡しも困難となるおそれがある。
【0004】
特開平11−236123号公報には、第1処理機である上記形態の充填機(フィラ)、中間ボトル搬送装置(中間ホイール)及び第2処理機である上記形態のキャッピング機(キャッパ)を備えた樹脂ボトルの搬送処理システムが開示されている。なお、同公報において、合成樹脂製ボトルの開口端部の外周面には雄ねじが形成され、雄ねじの下方には円筒部が形成され、円筒部の下方には環状のフランジ(フランジ部)が形成され、フランジの下方は徐々に径が拡大する拡大部をなし、これらをネック部(首部)と称している。
【0005】
上記搬送処理システムにおいて、充填機とキャッピング機は、ボトルのフランジの下面側を支持する支持部材を有している。中間ボトル搬送装置には、ボトルのネック部における円筒部を保持するグリッパが円周方向に複数個設けられている。グリッパの各々の下方には、前記支持部材と同じ高さもしくはそれより低い位置に、ボトルに当接する支持体が設けられている。支持体は、先端にV字状の当接面を有する支持プレートから形成されている。このような構成により、充填機におけるボトルの搬送円軌道に沿って搬送されたボトルを中間ボトル搬送装置に受け渡す際、遠心力の作用でボトルの下部が中間ボトル搬送装置におけるボトルの搬送円軌道の中心側に振られようとしても上記支持体によって阻止されるので、ボトルを安定した姿勢で受け渡しかつ搬送することができる旨、同公報には記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、中間ボトル搬送装置が充填機からボトルを受け取った時点では、ボトルを受け取る側の中間ボトル搬送装置におけるグリップ機構のグリッパは開放された状態にあり、受け取ったボトルのネック部をグリップするのは、ボトルがボトルを受け取る側の中間ボトル搬送装置の搬送円軌道に沿って移動させられてからである。その結果、ボトルに作用する遠心力の方向は、先の遠心力とは全く逆の、ボトルを受け取る側の中間ボトル搬送装置における搬送円軌道の半径方向外方に作用するため、上記支持体がボトルを受け止める方向とは逆となり、上記支持体の効果は全く無くなる。しかも、上記したように、中間ボトル搬送装置におけるグリップ機構のグリッパが開放されている間に、該搬送円軌道の半径方向外方にボトル全体が移動するか又はボトルの下部が振られるので、ボトルを安定した姿勢で搬送しかつ受け渡しを行なうことはできない。
【0007】
本発明の目的は、遠心力に起因するボトルの傾動を防止して安定した姿勢を確保しながらボトルを受け取りかつ受け取ったボトルを搬送することを可能にする、新規なボトル搬送装置を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、上記目的に加えて更に、比較的少ない把持力でボトルを十分確実に把持することを可能にする、新規なボトル搬送装置を提供することである。
【0009】
本発明のその他の目的及び特徴は、本発明に従って構成されたボトル搬送装置の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、
雄ねじ及び雄ねじよりも下方に位置するフランジ手段を含むネック部を備えたボトルのネック部をグリップするグリップ機構を備えた回転式のボトル搬送装置であって、他のボトル搬送装置により搬送されたボトルを受取位置においてグリップ機構により受け取って搬送方向下流に搬送する回転式のボトル搬送装置において、
グリップ機構は、搬送方向下流側に配設されかつボトルのネック部における外周面の周方向の一部領域に係合しうる第1グリップ領域を備えた第1グリッパと、第1グリッパを開閉作動させる第1グリッパ開閉作動手段と、搬送方向上流側に第1グリッパに対向して配設されかつボトルのネック部における外周面の周方向の他の一部領域に係合しうる第2グリップ領域を備えた第2グリッパと、第2グリッパを開閉作動させる第2グリッパ開閉作動手段とを備え、
受取位置において、第1グリッパは、第1グリッパ開閉作動手段により、第1グリップ領域がボトルのネック部の該一部領域に係合する位置で閉じを完了すると同時に、第2グリッパは、第2グリッパ開閉作動手段により、第2グリップ領域がボトルのネック部の該他の一部領域に対し、少なくとも第1グリッパとの間で把持力が働かないように係合させられ、該搬送方向の、受取位置の直下流にはグリップ完了位置が配設され、グリップ完了位置において、第2グリッパが、第2グリッパ開閉作動手段により、第2グリップ領域がボトルのネック部の該他の一部領域に対し、第1グリッパとの間で所定の把持力が働くように係合させられることにより、第1グリッパと協働してボトルのネック部のグリップを完了する、
ことを特徴とするボトル搬送装置、
が提供される。
【0011】
第2グリッパ開閉作動手段はばね手段を備え、第2グリッパの第2グリップ領域はばね手段のばね力を介してボトルのネック部の該他の一部領域に圧接される、ことが好ましい。
ボトルのフランジ手段は、雄ねじの下端に対し下方に間隔をおいて形成された環状のフランジからなり、第1グリッパの第1グリップ領域が係合しうる該一部領域及び第2グリッパの第2グリップ領域が係合しうる該他の一部領域を含む、ボトルのネック部の外周面は、該環状のフランジの外周面又は該環状のフランジの直下方位置における外周面である、ことが好ましい。
ボトルのフランジ手段は、雄ねじの下端の直下方に形成されて、雄ねじに締結されるキャップと協働してキャップにタンパーエビデント特性を付与する環状の係止あご部からなり、第1グリッパの第1グリップ領域が係合しうる該一部領域及び第2グリッパの第2グリップ領域が係合しうる該他の一部領域を含む、ボトルのネック部の外周面は、該環状の係止あご部の直下方位置における外周面である、ことが好ましい。
第1グリッパ及び/又は第2グリッパにおける第1グリップ領域及び/又は第2グリップ領域には、少なくとも1個の突起手段が、第1グリッパ及び/又は第2グリッパと一体に形成されている、又は別部材として形成されて第1グリッパ及び/又は第2グリッパに装着されている、ことが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図23を参照して、本発明に従って構成されたボトル搬送装置の一実施形態について詳細に説明する。
【0013】
先ず図8及び図9を参照して、後述する本発明によるボトル搬送装置の実施形態によって搬送される容器であるボトルの形態について説明する。例えばPETによりブロー成形されたボトル10の開口端部の外周面には雄ねじ11が形成されている。雄ねじ11の下端の直下方には、環状の係止あご部12が形成されている。係止あご部12の下方には円筒部13が形成され、円筒部13の下方には、環状のフランジ14が形成されている。フランジ14の直下方には円筒部15が形成され、円筒部15の下方には胴部16が形成されている。円筒部15の下端から胴部16の上端までは、下方に向かうに従って徐々に直径が拡大されている。円筒部13と円筒部15は、内外径ともにそれぞれほぼ同径をなし、それぞれの軸方向長さは比較的短い。ボトル10の開口端から円筒部15の下端までの領域は、ボトル10のネック部をなす。
【0014】
なお、それ自体は周知の構成でよい上記係止あご部12は、雄ねじ11に締結される図示しないキャップと協働してキャップにタンパーエビデント特性を付与する。すなわち図示しないキャップの典型例は、円形の天面壁と天面壁の周縁から垂下するスカート壁を備えている。スカート壁の下端には、タンパーエビデント裾部が破断可能な複数のブリッジを介して連結されている。スカート壁の内周面であってタンパーエビデント裾部よりも上方の領域には、ボトル10の雄ねじ11に係合される雌ねじが形成されている。他方、タンパーエビデント裾部の内周面には、ボトル10の係止あご部12に係止される複数の被係止突出片が形成されている。このように構成されたキャップの雌ねじをボトル10の雄ねじ11に係止させて閉方向に回転させることにより、キャップはボトル10の開口端部に締結されて開口端を閉塞する。キャップのタンパーエビデント裾部の内側に配設された被係止突出片は、ボトル10の係止あご部12を乗り越えてその下側に位置付けられるので、キャップのタンパーエビデント特性が保証されるのである。
【0015】
図1には、ボトルの液体充填及びキャッピングの処理ラインが簡略的に示されている。該処理ラインは、ボトル供給コンベア20、入口ボトル搬送装置(入口タレット)30、ノズルなどの液体充填手段(図示せず)によりボトル10に液体を充填する充填機40、中間ボトル搬送装置50、充填機40により液体が充填されたボトル10の開口端部にキャップを締結して開口端を閉塞するキャッピング機100、出口ボトル搬送装置(出口タレット)60及び出口コンベア70を備えている。充填機40には、上記液体充填手段の外に、ボトル10を搬送円軌道に沿って搬送する図示しない回転式のボトル搬送装置が備えられている。また、キャッピング機100には、キャップを締結するキャッピング手段(いずれも図示せず)の外に、後述する、本発明による回転式のボトル搬送装置が備えられている。入口ボトル搬送装置30、充填機40に備えられたボトル搬送装置、中間ボトル搬送装置50及び出口ボトル搬送装置60には、それぞれ回転体が備えられ、回転体の周縁部には周方向に間隔をおいて複数の開閉式グリップ機構が配設されている(いぞれも図示せず)。グリップ機構の各々には一対の開閉式グリッパが備えられている。
【0016】
ボトル供給コンベア20により入口ボトル搬送装置30に供給されたボトル10は、グリップ機構のグリッパにより、ネック部における係止あご部12の直下の円筒部13がグリップされ、吊り下げられて入口ボトル搬送装置30の搬送円軌道に沿って、図1において反時計方向に搬送され、充填機40に受け渡される。ボトル充填機40において、ボトル10は、グリップ機構のグリッパにより、ネック部におけるフランジ14の直下の円筒部15がグリップされ、吊り下げられてボトル充填機40におけるボトル搬送装置の搬送円軌道に沿って、図1において時計方向に搬送される。その間にボトル10には、図示しない液体充填手段により液体が充填される。液体が充填されたボトル10は、中間ボトル搬送装置50に受け渡される。中間ボトル搬送装置50において、ボトル10は、グリップ機構のグリッパ52及び54(図6参照)により、ネック部における係止あご部12の直下の円筒部13がグリップされ、吊り下げられて中間ボトル搬送装置50の搬送円軌道に沿って、図1において反時計方向に搬送され、キャッピング機100に受け渡される。
【0017】
キャッピング機100において、ボトル10は、後述するグリップ機構Grの第1グリッパ101及び第2グリッパ102により、ネック部におけるフランジ14の直下の円筒部15がグリップされ、後述するボトル搬送装置100Aの搬送円軌道に沿って、図1において時計方向に搬送され、出口ボトル搬送装置60に受け渡される。その間にボトル10の開口端部には、キャッピング手段によりキャップが締結される(いずれも図示せず)。出口ボトル搬送装置60において、ボトル10は、グリップ機構のグリッパにより、ネック部における係止あご部12の直下の円筒部13がグリップされ、吊り下げられて出口ボトル搬送装置60の搬送円軌道に沿って、図1において反時計方向に搬送され、出口コンベア70に搬出される。出口コンベア70に搬出されたボトル10は、出口コンベア70によって所定の場所に搬送される。
【0018】
次に、上記キャッピング機100に配設されている、本発明によるボトル搬送装置100Aについて説明する。図2〜図4を参照して、ボトル搬送装置100Aはグリップ機構Grを備え、グリップ機構Grは、第1グリッパ101と、第1グリッパ101を開閉作動させる第1グリッパ開閉作動手段101Mと、第2グリッパ102と、第2グリッパ102を開閉作動させる第2グリッパ開閉作動手段102Mとを備えている。ボトル搬送装置100Aは静止基台104を備えている。静止基台104には主駆動軸106が鉛直方向に直立して回転自在に支持されている。主駆動軸106はギヤ等の駆動機構を介して駆動源である電動モータに駆動連結されている(いずれも図示せず)。静止基台104には、環状の上静止板部材108及び環状の下静止板部材110が、それぞれ主駆動軸106と共通の軸心を有するよう固着されている。下静止板部材110は、上静止板部材108よりも若干低い位置に存在し、下静止板部材110の内径は上静止板部材108の外径よりも大きい。下静止板部材110の上面には第1カムである環状のカム溝111が形成されている。下静止板部材110のカム溝111は、上面に開放された矩形横断面を有し、かつ、所定の周方向角度位置において主駆動軸106の軸心を中心とする半径(主駆動軸106の軸心からカム溝111の幅方向中心までの半径)が変化するよう形成されている。上静止板部材108の外周面は第2カムであるカム面109をなす。上静止板部材108のカム面109は、所定の周方向角度位置において主駆動軸106の軸心を中心とする半径が変化するよう形成されている。
【0019】
主駆動軸106には、上ディスク112及び下ディスク114が、それぞれ主駆動軸106と共通の軸心を有するよう、軸方向に間隔をおいて平行に延在するよう一体に固着されている。下ディスク114の外径は上ディスク112の外径よりも大きい。下ディスク114は、上静止板部材108に対し上方に間隔をおいて配置されている。上ディスク112及び下ディスク114には、第1駆動軸116が、上ディスク112及び下ディスク114を貫通して主駆動軸106と平行に延びるよう配設されている。第1駆動軸116は、上ディスク112に対しては軸受118を介して回転自在であり、また下ディスク114に対しては軸受120を介して回転自在に、かつ上下方向への相対移動が阻止されるよう支持されている。第1駆動軸116の上端部は上ディスク112の上面から上方に延び出し、第1駆動軸116の上端部には、第1グリッパ101の一端部である基部が相対回転できないよう一体に固着されている。第1駆動軸116は下ディスク114から下方に延び出し、第1駆動軸116の下端部には第1カムレバー122の一端部が相対回転できないよう一体に固着されている
。第1カムレバー122は、第1駆動軸116の下端部から主駆動軸106を軸心とする半径方向外方にかつ主駆動軸106の回転方向上流側に向かって水平に延び出している。第1カムレバー122の他端部には、軸123が該他端部の下面から下方に延び出すよう固着され、軸123の下端部には第1カムローラ124が回転自在に支持されている。第1カムローラ124は、下静止板部材110のカム溝111に上方から嵌合され、カム溝111に沿って回転しながら移動することができる。
【0020】
第1グリッパ101の一端部である基部は、第1駆動軸116の上端部を覆うよう嵌合されかつ該上端部に固着された基部から、ほぼ一定の厚さ(第1駆動軸116の軸方向と一致する方向の厚さ)及び適宜の幅をもって、実質的に、主駆動軸106を軸心とする半径方向外方に水平に延び出すよう配設されている。第1グリッパ101の先端部には、ボトル10のネック部の外周面、実施形態においては環状フランジ14の直下方における円筒部15の周方向の一部領域に係合しうる第1グリップ領域101Aが備えられている。第1グリップ領域101Aは、主駆動軸106の回転方向(図2において時計方向であって、ボトル10の搬送方向)の、実質的に上流方向(図2において実質的に右方)に向いた側面に形成され、平面から見て円弧形状をなす。第1グリップ領域101Aの円弧の半径は、ボトル10の円筒部15の外周面の半径と実質的に同じである。第1グリッパ101と第1カムレバー122は、図2に示すように、平面から見て、鋭角をなすよう第1駆動軸116から延び出しており、かつ第1カムレバー122の、第1駆動軸116の軸心から第1カムローラ124の軸心までの長さは、第1グリッパ101の、第1駆動軸116の軸心から第1グリッパ101の第1グリップ領域101Aの円弧の中心までの長さよりも短い。また、第1カムレバー122の、第1カムローラ124の位置は、第1グリッパ101の、第1グリップ領域101Aの円弧の中心に対し、主駆動軸106の回転方向上流側、したがってボトル10の搬送方向上流側であって主駆動軸106を中心とする半径方向内側に位置している。なお、上記カム溝111、第1カムローラ124、第1カムレバー122、第1駆動軸116などは、第1グリッパ開閉作動手段101Mを構成する。
【0021】
図2、図4及び図5を参照して、上ディスク112及び下ディスク114にはまた、第2駆動軸126が、上ディスク112及び下ディスク114を貫通して主駆動軸106と平行に延びるよう配設されている。第2駆動軸126は、第1駆動軸116に対し、主駆動軸106の回転方向上流側の近傍に間隔をおいてかつ第1駆動軸116よりも若干、主駆動軸106の軸心を中心とする半径方向内側の位置に配置されている。このように配置された第2駆動軸126は、上ディスク112に対しては軸受128を介して回転自在であり、また下ディスク114に対しては軸受130を介して回転自在に、かつ上下方向への相対移動が阻止されるよう支持されている。第2駆動軸126の上端部は上ディスク112の上面から上方に延び出し、第2駆動軸126の上端部には、第2グリッパ102の一端部である基部が相対回転できないよう一体に固着されている。第2駆動軸126は下ディスク114から下方に延び出し、第2駆動軸126の下端部には、第2カムレバー132が相対回転可能に支持されている。
【0022】
更に具体的に説明すると、第2カムレバー132は、第2駆動軸126の下端部から主駆動軸106を軸心とする半径方向内方にかつ主駆動軸106の回転方向上流側に向かって水平に直線状に延び出している主部132aと、主部132aの先端部、すなわち一端部から、ほぼ、主駆動軸106の軸心を中心とする半径方向内側に向けて側方に延び出し、更に主部132aの延長方向に主部132aの一端よりも若干延び出している側延出部132bとを備えている。第2カムレバー132は、その主部132aの他端寄りの中間部が第2駆動軸126に相対回転可能に支持されている。第2カムレバー132の主部132aの他端部は、第2駆動軸126の下端部から上記とは逆方向に若干延び出した位置に存在する。第2カムレバー132の主部132aの上記一端部には、軸133が該他端部の下面から下方に延び出すよう一体に固着され、軸133の下端部には第2カムローラ134が回転自在に支持されている。第2カムレバー132の側延出部132bの先端部には、該先端部の上面から上方に直立するプッシュロッド135が配設されている。第2カムレバー132の主部132aにおける、先端部と第2駆動軸126に支持された部分との間の一側であって、側延出部132bとは反対側の一側には、ストッパ部材136が、該一側から主部132aの上面よりも上方に延び出すよう装着されている。
【0023】
第2カムレバー132の主部132aの他端部には、ばね係止ピン137が主部132aの他端部の上面から上方に延び出すよう配設されている。下ディスク114の周縁部には、ばね係止ピン138が下ディスク114の下面から下方に延び出すよう配設されている。ばね係止ピン138は、第2カムレバー132の主部132aの他端部よりも、主駆動軸106を軸心とする半径方向外側であって、かつ主駆動軸106の回転方向上流側に間隔をおいた位置に配設されている。ばね係止ピン137とばね係止ピン138との間には引張コイルばね139が配設されている。第2カムレバー132は、引張コイルばね139のばね力によって、第2駆動軸126まわりに図2において反時計方向に回転するよう常時付勢されるので、第2カムレバー132の主部132aの一端部に配設された第2カムローラ134は、上静止板部材108のカム面109に常時圧接される。
【0024】
第2駆動軸126の下端部であって、第2カムレバー132の主部132aの直上方には、駆動レバー140が、第2駆動軸126に対し相対回転できないよう一体に固着されている。駆動レバー140は、第2カムレバー132の主部132aの上方に隙間をおいて主部132aにほぼ平行に、かつ、平面から見て第2カムレバー132の側延出部132bと並列する位置まで延びている。駆動レバー140の先端部には、それぞれ共通の軸線を有する、ねじ孔140aと、ねじ孔140aよりも小径の孔140bと、孔140bよりも小径の貫通孔140cが形成されている。小径の貫通孔140cは、駆動レバー140の、上記プッシュロッド135に対向する一側面に開口し、また、ねじ孔140aは、プッシュロッド135と反対側の他側面に開口している。ねじ孔140aにはキャップ部材142がねじ係合されている。キャップ部材142には、ねじ孔140aと同軸の貫通孔142aが形成されている。以上の構成により、駆動レバー140の先端部内には空間が形成され、該空間には、ピン144及びばね手段である圧縮コイルばね146が配設されている。
【0025】
ピン144にはピン144の本体よりも大径の環状フランジ144aが形成されており、環状フランジ144aは孔140bにスライド自在に嵌合されている。ピン144の一端部はキャップ部材142の貫通孔142aをスライド自在に貫通してキャップ部材142の他側面から外方に延び出し、ピン144の他端部は貫通孔140cをスライド自在に貫通して駆動レバー140の一側面のから外方に延び出している。圧縮コイルばね146は、キャップ部材142の内側面と、ピン144の環状フランジ144aとの間に挿入され、ピン144を駆動レバー140の一側面の外方、すなわちプッシュロッド135に向けて押圧している。ピン144の一端はプッシュロッド135に圧接され、その反力により、駆動レバー140の他側面は、第2カムレバー132のストッパ部材136に圧接されている。ピン144の環状フランジ144aと、駆動レバー140の、孔140bと貫通孔140cとの間に形成されている環状の段部、すなわち環状の壁との間には、隙間が形成されている。このような構成により、第2駆動軸126に相対回転自在に支持された第2カムレバー132は、第2駆動軸126に一体に連結された駆動レバー140と、圧縮コイルばね146を介して一体的に連結される。
【0026】
第2グリッパ102の一端部である基部は、第2駆動軸126の上端部を覆うよう嵌合されかつ該上端部に固着された基部から、ほぼ一定の厚さ(第2駆動軸126の軸方向と一致する方向の厚さ)及び適宜の幅をもって、実質的に、主駆動軸106を軸心とする半径方向外方に水平に延び出すよう配設されている。第2グリッパ102の先端部には、ボトル10のネック部の外周面、実施形態においては環状フランジ14の直下方における円筒部15の周方向の他の一部領域に係合しうる第2グリップ領域102Aが備えられている。第2グリップ領域102Aは、主駆動軸106の回転方向(図2において時計方向であって、ボトル10の搬送方向)の、実質的に下流方向(図2において実質的に左方)に向いた側面に形成され、平面から見て円弧形状をなす。第2グリップ領域102Aの円弧の半径は、ボトル10の円筒部15の外周面の半径と実質的に同じである。第2グリッパ102と、第2カムレバー132の主部132a及び駆動レバー140は、図2に示すように、平面から見て、鈍角をなすよう第2駆動軸126から延び出しており、かつ第2カムレバー132の主部132aの、第2駆動軸126の軸心から第2カムローラ134の軸心までの長さは、第2グリッパ102の、第2駆動軸126の軸心から第2グリッパ102の第2グリップ領域102Aの円弧の中心までの長さよりも短い。また、第2カムレバー132の主部132aの、第2カムローラ134の位置は、第2グリッパ102の、第2グリップ領域102Aの円弧の中心に対し、第2駆動軸126を挟んだ、主駆動軸106を中心とする半径方向内側位置であって、主駆動軸106の回転方向上流側、したがってボトル10の搬送方向上流側に位置している。なお、上記カム面109、第2カムローラ134、第2カムレバー132、駆動レバー140、圧縮コイルばね146、引張コイルばね139、第2駆動軸126などは、第2グリッパ開閉作動手段102Mを構成する。
【0027】
以上の構成により、上記グリップ機構Grは、回転搬送方向下流側に配設されかつボトル10のネック部のフランジ14の直下方における円筒部15の外周面の周方向の一部領域に係合しうる第1グリップ領域101Aを備えた第1グリッパ101と、第1グリッパ101を開閉作動させる第1グリッパ開閉作動手段101Mと、回転搬送方向上流側に第1グリッパ101に対向して配設されかつボトル10のネック部のフランジ14の直下方における円筒部15の外周面の周方向の他の一部領域に係合しうる第2グリップ領域102Aを備えた第2グリッパ102と、第2グリッパ102を開閉作動させる第2グリッパ開閉作動手段102Mとを備えている。
【0028】
図2〜図4を参照して、主駆動軸106が図示しない電動モータにより回転駆動されると、上ディスク112及び下ディスク114は図2において時計方向に回転させられる。第1駆動軸116及び第2駆動軸126は、上ディスク112及び下ディスク114の回転に従って、上ディスク112及び下ディスク114と共にそれらの回転方向に移動させられる。第1駆動軸116と一体に連結された第1カムレバー122の第1カムローラ124は、下静止板部材110のカム溝111に沿って移動させられる。カム溝111が半径方向外方に変位すると、第1駆動軸116は、第1カムレバー122を介して図2において時計方向に旋回させられるので、第1駆動軸116に一体に連結された第1グリッパ101は、図2において時計方向の開方向に旋回させられる。逆にカム溝111が半径方向内方に変位すると、第1駆動軸116は、第1カムレバー122を介して図2において反時計方向に旋回させられるので、第1駆動軸116に一体に連結された第1グリッパ101は、図2において反時計方向の閉方向に旋回させられる。
【0029】
他方、第2駆動軸126に相対回転自在に支持された第2カムレバー132の第2カムローラ134は、引張コイルばね139のばね力によって常時圧接されている、上静止板部材108のカム面109に追従して移動させられる。カム面109が半径方向内方に変位すると、第2駆動軸126は、引張コイルばね139のばね力の作用によって、第2カムレバー132、及び第2カムレバー132と圧縮コイルばね146を介して一体的に連結された駆動レバー140を介して図2において反時計方向に旋回させられるので、第2駆動軸126に一体に連結された第2グリッパ102は、図2において反時計方向の開方向に旋回させられる。逆にカム面109が半径方向外方に変位すると、第2駆動軸126は、第2カムレバー132、及び第2カムレバー132と圧縮コイルばね146を介して一体的に連結された駆動レバー140を介して、かつ引張コイルばね139のばね力に抗して、図2において時計方向に旋回させられるので、第2駆動軸126に一体に連結された第2グリッパ102は、図2において時計方向の閉方向に旋回させられる。なお、図2及び図6において、線L1は、中間ボトル搬送装置50における、ボトル10の搬送円軌道の周方向の一部領域を示し、線L2は、キャッピング機100における、ボトル10の搬送円軌道の周方向の一部領域を示している。線L2は、キャッピング手段の円軌道の周方向の一部領域と一致する。また、線L1及び線L2は、平面から見て、搬送されるボトル10の中心が通るラインの周方向の一部領域でもある。
【0030】
次に上記のように構成されたキャッピング機100におけるボトル搬送装置100Aの作動について説明する。図6を参照して、上記主駆動軸106の回転駆動により、図6において矢印A方向に回転移動する、ボトル搬送装置100Aのグリップ機構Grが、ボトル搬送装置100Aの回転角度位置である閉作動開始位置X1に達すると、第1グリッパ開閉作動手段101Mと第2グリッパ開閉作動手段102Mの作動により、閉作動を開始する。すなわち、第1グリッパ101及び第2グリッパ102は、所定の全開位置から閉じ完了位置(全閉位置)に向かって閉方向の旋回(図6において、第1グリッパ101は反時計方向の旋回、第2グリッパ102は時計方向の旋回)を開始する。中間ボトル搬送装置50におけるグリップ機構におけるグリッパ52及び54は閉位置に位置付けられ、ボトル10は、グリッパ52及び54により吊り下げられた状態で中間ボトル搬送装置50の搬送円軌道L1に沿って、図6において矢印B方向に回転搬送させられている。
【0031】
図6と共に図7〜図9を参照して、グリップ機構Grが、ボトル10の受取位置X2(ボトル搬送装置100Aにおいてはボトル10の受取位置であるが、中間ボトル搬送装置50においてはボトル10の受渡位置である)に達すると、中間ボトル搬送装置50におけるグリッパ52及び54は、それぞれ、ボトル10のネック部における係止あご部12の直下方の円筒部13の外周面から若干の隙間をおくように開かれる。ボトル搬送装置100Aのグリップ機構Grにおける第1グリッパ101は、第1グリッパ開閉作動手段101Mにより、第1グリップ領域101Aが、ボトル10のネック部のフランジ14の直下方における円筒部15の外周面の一部領域に係合する位置で閉じを完了する。同時に、第2グリッパ102は、第2グリッパ開閉作動手段102Mにより、第2グリップ領域102Aが、ボトル10のネック部のフランジ14の直下方における円筒部15の外周面の他の一部領域に対し、少なくとも第1グリッパ101との間で把持力が働かないように係合させられる。この時点で、中間ボトル搬送装置50からボトル搬送装置100Aへのボトル10の受け渡しが行なわれることになる。
【0032】
上記説明から明らかなように、ボトル搬送装置100Aにおけるボトル10の受取位置X2において、受け取り側である、ボトル搬送装置100Aにおける第1グリッパ101の第1グリップ領域101Aが、受渡し側の中間ボトル搬送装置50からのボトル10の進入方向に対向して位置付けられると共に、ボトル10の円筒部15の外周面の一部領域に係合する位置で閉じを完了し、第1グリッパ101の、第1グリップ領域101Aに対応する上面領域が、ボトル10のフランジ14の下面の、該一部領域に対応する周方向の一部領域を支持する。同時に、第2グリップ領域102Aが、ボトル10のネック部のフランジ14の直下方における円筒部15の外周面の他の一部領域に対し、少なくとも第1グリッパ101との間で把持力が働かないように係合させられると共に、第2グリッパ102の、第2グリップ領域102Aに対応する上面領域が、ボトル10のフランジ14の下面の、該他の一部領域に対応する周方向の一部領域を支持する。その結果、ボトル10を受け取る側でのボトル10の位置ヅレが防止され、ボトル10の位置決めが正確に行なわれると共に、ボトル搬送装置100Aの搬送円軌道L2における遠心力に起因する、ボトル10の半径方向外方への移動及び芯振れを最小限に止めることが可能になり、傾動のない安定した姿勢での搬送が保証されるのである。
【0033】
次いで、グリップ機構Grが、上記状態に維持されたまま、あるいは第2グリッパ102による閉作動を継続しながら、ボトル10の受取位置X2からボトル10の受取直後位置X2a(図11参照)までわずかの角度だけ搬送下流方向に回転移動した後(この間、第1グリッパ101及び第2グリッパ102によるボトル10のネック部に対する把持力はゼロである)、グリップ機構Grにおける第2グリッパ102は、第2グリッパ開閉作動手段102Mにより、閉作動を続行する。そして、グリップ機構Grが、グリップ完了位置X3に達すると、第1グリッパ101は、第1グリッパ開閉作動手段101Mにより閉じ完了位置に保持されているが、第2グリッパ102は、第2グリッパ開閉作動手段102Mにより、第2グリップ領域102Aがボトル10のネック部の上記他の一部領域に対し、第1グリッパ101との間で所定の把持力が働くように係合させられて、閉じを完了する(図6及び図10参照)。先に述べたように、第2グリッパ開閉作動手段102Mは圧縮コイルばね146(図5参照)を備えているので、第2グリッパ102の第2グリップ領域102Aは、圧縮コイルばね146のばね力を介してボトル10のネック部の上記他の一部領域に圧接される。ボトル10のネック部の円筒部15の外周面の、実質的に搬送方向両側の領域は、第1グリッパ101の第1グリップ領域101A及び第2グリッパ102の第2グリップ領域102Aにより、圧縮コイルばね146のばね力を介してしっかりと挟持され、第1グリッパ101及び第2グリッパ102によるボトル10のネック部に対する把持力は最大となる。この把持力は、この後行なわれるキャッピング手段によるキャップの締結力(巻き締め力)に十分対抗しうる大きさである。
【0034】
図11を参照して、グリップ機構Grの第1グリッパ101及び第2グリッパ102により挟持され、吊り下げられたボトル10は、キャッピング機100におけるボトル搬送装置100Aの搬送円軌道L2に沿って搬送され、キャップの締結開始位置Y1に達すると、図示しないキャッピング手段によるキャップの締結(巻締)が開始され、キャップの締結完了位置Y2に達すると、図示しないキャッピング手段によるキャップの締結が終了する。先に述べたように、ボトル10の受取位置においてボトル10は実質的に傾動のない安定した姿勢(直立した姿勢)で受け取られ、安定した姿勢で搬送されるので、キャッピングも円滑かつ確実に遂行される。グリップ機構Grが、開作動開始位置X4に達すると、第2グリッパ開閉作動手段102Mの作動により、第2グリッパ102は、閉位置から開位置に向かって開方向の旋回(図11において反時計方向の旋回)を開始する。グリップ機構Grが、ボトル10の受渡直前位置X5aに達すると、第2グリッパ102は、先に述べたボトル10の受取位置X2におけると同じ如き位置(第1グリッパ101との間で把持力が働かない係合位置)に戻される。第1グリッパ101及び第2グリッパ102によるボトル10のネック部に対する把持力はゼロとなる。次いで、グリップ機構Grは、上記状態に維持されたまま、ボトル10の受渡直前位置X5aからボトル10の受渡位置X5までわずかの角度だけ搬送下流方向に回転移動して(この間、第1グリッパ101及び第2グリッパ102によるボトル10のネック部に対する把持力はゼロである)、ボトル搬送装置100Aから出口ボトル搬送装置60へのボトル10の受け渡しが行なわれる。同時に、第1グリッパ101及び第2グリッパ102は、第1グリッパ開閉作動手段101Mと第2グリッパ開閉作動手段102Mの作動により、開作動を開始する。すなわち、第1グリッパ101は、閉位置から開位置に向かって開方向の旋回(図6において時計方向の旋回)を開始し、また、第2グリッパ102は、閉直前位置から開位置に向かって開方向の旋回(図6において反時計方向の旋回)を開始する。グリップ機構Grが、ボトル10の受渡位置X5から開作動完了位置X6に達すると、第1グリッパ101及び第2グリッパ102は、所定の開位置に位置付けられる。グリップ機構Grは、円軌道L2に沿って閉作動開始位置X1に向かって回転移動させられ、次のボトル10の受け取りに備えられる。出口ボトル搬送装置60に受け渡されたボトル10は、出口ボトル搬送装置60のグリップ機構により把持され、吊り下げられて出口コンベア70に向けて搬送される。
【0035】
次に、図12及び図13を参照して、グリップ機構Grに含まれる第1グリッパ101及び第2グリッパ102の他の実施形態について説明する。第1グリッパ101及び第2グリッパ102における第1グリップ領域101A及び第2グリップ領域102Aには、それぞれ、少なくとも1個、実施形態においてはそれぞれ1個の突起手段である、突起101P及び102Pが配設されている。第1グリッパ101の突起101Pは、円錐形状をなし、第1グリッパ101の、円弧状をなす第1グリップ領域101Aの内側面から半径方向内側に延び出している。第1グリッパ102の突起102Pも、上記突起101Pと実質的に同じ形状及び大きさの円錐形状をなし、第2グリッパ102の、円弧状をなす第2グリップ領域102Aの内側面から半径方向内側に延び出している。金属あるいは合成樹脂などの適宜の材料から形成することができる第1グリッパ101及び第2グリッパ102の突起101P及び102Pは、それぞれ、第1グリッパ101及び第2グリッパ102と一体に形成されている。突起101Pの、第1グリップ領域101Aの内側面からの突出量(高さ)及び突起102Pの、第2グリップ領域102Aの内側面からの突出量は、それぞれ1.0mm以下、望ましくは0.5mmである。突起101P及び102Pは、第1グリッパ101及び第2グリッパ102に一体成形したり、切削などの機械加工、打抜きなどのプレス加工などにより形成することができるが、他の加工方法、例えばサンドブラストなどにより形成することも可能である。この場合、第1グリップ領域101A及び第2グリップ領域102Aには、それぞれ微小な凹凸が多数形成されるが、突起101P及び102Pは、高さがμm単位の多数の凸部から構成される。上記したいずれの形態の突起101P及び102Pにおいても、それらの突出量を適宜に設定することによって、ボトル10のネック部の外周面を傷付けることなく、しかもボトル10の把持力を効果的にアップさせることが可能になる。
【0036】
上記した如く、グリップ機構Grの第1グリッパ101及び第2グリッパ102に、それぞれ、突起101P及び102Pを配設することにより、比較的少ない把持力でボトルの把持を十分に確保することが可能になり、第1グリッパ101及び第2グリッパ102、第1グリッパ開閉作動手段101M及び第2グリッパ開閉作動手段102Mなどの小型化、軽量化及びコストダウンを図ることが可能になる。また、特にキャッピング時における回転方向の把持力が十分に確保されることに起因して、キャッピングを一層安定して行うことが可能になる。突起101P及び102Pは、グリップ機構Grがグリップ完了位置においてボトル10を把持した状態で、ボトル10の中心を通る搬送円軌道L1上において相互に対向するよう位置付けられることが、良好な把持を達成する上で好ましい。上記実施形態において、突起101P及び102Pは円錐形状をなしているが、角錐形状であってもよい。突起101P及び102Pはまた、第1グリッパ101及び第2グリッパ102に、それぞれ、複数個配設する他の実施形態、第1グリッパ101及び第2グリッパ102のいずれか一方に1個、他方に複数個、配設する更に他の実施形態、第1グリッパ101及び第2グリッパ102のいずれか一方に1個又は複数個、配設する更に他の実施形態も成立する。第1グリッパ101及び/又は第2グリッパ102に突起101P及び/又は102Pを複数個配設する実施形態において、突起101P及び/又は102Pをセレーションにより構成することも可能である。
【0037】
図14には、グリップ機構Grに含まれる第1グリッパ101及び第2グリッパ102の更に他の実施形態が部分的に示されている。図14に示す実施形態において、第1グリッパ101の第1グリップ領域101Aに配設される突起101Pは、横断面が三角形をなし、第1グリッパ101の上面から下面にわたって延在している。なお、突起101Pは、第1グリッパ101の上面から下面にわたって延在することなく、上下方向の一部領域に形成される他の実施形態であってもよい。図示はされていないが、第2グリッパ102の第2グリップ領域102Aにも、突起101Pと実質的に同じ突起102Pが、上記と同じ形態で配設されている。この実施形態においても、図12及び図13を参照して説明した先の実施形態と実質的に同じ作用効果を達成することができる。
【0038】
図12〜図14に示す実施形態において、突起101P及び102Pは、それぞれ、第1グリッパ101及び第2グリッパ102と一体に形成されているが、これらを別部材として形成し、それぞれ第1グリッパ101及び第2グリッパ102に装着する更に他の他の実施形態もある。図15及び図16を参照して、第1グリッパ101には、円錐形状をなす突起101Pが一体に形成された突起形成体151がビス151aにより取り付けられている。突起形成体151はほぼ直方体をなす本体を有し、本体の一側面に突起101Pが一体に形成されている。第1グリッパ101における、第1グリップ領域101Aと、上面とに跨がる部位には、凹部が形成され、該凹部に突起形成体151が嵌合され、該凹部に嵌合された突起形成体151は、ビス151aにより分離自在に締結されている。第2グリッパ102にも、突起形成体151と実質的に同じ構成を有する突起形成体152がビス152aにより、上記と同じ如くして、取り付けられている。図17には、第1グリッパ101に、横断面が三角形をなす突起101Pが一体に形成された突起形成体161がビス161aにより分離自在に取り付けられている。第2グリッパ102にも、突起形成体161と実質的に同じ構成を有する突起形成体162がビス162aにより、上記と同じ如くして、取り付けられている(図示せず)。これらの実施形態においては、突起形成体151、152、161及び162を簡単に交換できるので、メンテナンス上のコストダウンを図ることができ、有利である。これらの実施形態におけるその他の作用効果は、図12及び図13を参照して説明した先の実施形態と実質的に同じである。
【0039】
次に、図18及び図19を参照して、グリップ機構Grに含まれる第1グリッパ101及び第2グリッパ102の更に他の実施形態について説明する。第1グリッパ101及び第2グリッパ102における第1グリップ領域101A及び第2グリップ領域102Aは、それぞれ、滑り止め部材171及び172により構成されている。合成ゴムなどのエラストマー、フェルトなど、金属に較べて摩擦係数の大きな部材からなる、第1グリッパ101の滑り止め部材171は、平面から見てほぼ円弧形状をなし、第1グリッパ101の上面から下面にわたる全領域に焼付けあるいは接着などの固着手段により一体に装着されている。第2グリッパ102の滑り止め部材172も、上記滑り止め部材171と実質的に同じ形状及び大きさを有し、また同じ材料から形成され、滑り止め部材171と同じ如く、第2グリッパ102に一体に装着されている。図20に示す更に他の実施形態において、第1グリッパ101における第1グリップ領域101Aは、第1グリッパ101の上下方向の領域であって上面側のほぼ半分の領域に配設された滑り止め部材171により構成されている。この構成は、第1グリッパ101の第1グリップ領域101Aにおける上下方向の領域であって上面側のほぼ半分の領域に横断面がアングル形状の段部を形成し、該段部に滑り止め部材171を装着することにより容易に実現される。第2グリッパ102における第2グリップ領域102Aも、上記と同じ如くして、第2グリッパ102の上下方向の領域であって上面側のほぼ半分の領域に配設された滑り止め部材172により構成されている(図示せず)。
【0040】
上記実施形態によれば、ボトル10は、金属に較べて摩擦係数の大きな部材である滑り止め部材171及び172によりグリップされるので、第1グリッパ101及び第2グリッパ102を金属から形成した場合における第1グリップ領域101A及び第2グリップ領域102Aによるグリップに比較して、比較的少ない把持力でボトルの把持を十分に確保することが可能になる。またボトル10のネック部を傷付けるおそれは皆無である。これらの実施形態におけるその他の作用効果は、図12及び図13を参照して説明した先の実施形態と実質的に同じである。
【0041】
図21及び図22に示す更に他の実施形態においても、第1グリッパ101及び第2グリッパ102における第1グリップ領域101A及び第2グリップ領域102Aは、それぞれ、滑り止め部材171及び172により構成されているが、滑り止め部材171及び172における、円弧面と反対側の面は、平面から見て、矩形状に形成されている。その他の構成は、図18及び図19に示す実施形態と実質的に同じである。図23に示す更に他の実施形態において、第1グリッパ101における第1グリップ領域101Aは、第1グリッパ101の上下方向の領域であって上面側のほぼ半分の領域に配設された滑り止め部材171により構成されている。この構成は、図20に示す実施形態に類似しているが、滑り止め部材171における、円弧面と反対側の面は、平面から見て、矩形状に形成されている点が相違する。第2グリッパ102における第2グリップ領域102Aも、上記と同じ如くして、第2グリッパ102の上下方向の領域であって上面側のほぼ半分の領域に配設された滑り止め部材172により構成されている(図示せず)。これらの実施形態においては、滑り止め部材171及び172における、円弧面と反対側の面は、平面から見て、矩形状に形成されているので、回転方向のねじりに対して強く、それぞれ、第1グリッパ101及び第2グリッパ102から剥離することが効果的に防止される。これらの実施形態におけるその他の作用効果は、図12及び図13を参照して説明した先の実施形態と実質的に同じである。
【0042】
以上、本発明によるボトル搬送装置を実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形あるいは修正が可能である。例えば、上記実施形態において、ボトル搬送装置100Aは、キャッピング機100に備えられているが、充填機40、あるいは図示しないリンス機(洗浄機)、反転機に備えられたものであってもよいし、また、中間ボトル搬送装置50あるいは他のボトル搬送装置であってもよい。また、上記実施形態において、上記グリップ機構Grの第1グリッパ101と第2グリッパ102は、ボトル10のネック部のフランジ14の直下方における円筒部15の外周面を相互に把持するよう構成されているが、必要に応じて、ボトル10のネック部の係止あご部12の直下方における円筒部13の外周面を相互に把持するよう構成する他の実施形態、あるいは、ボトル10のネック部のフランジ14の外周面を相互に把持するよう構成する更に他の実施形態もある。フランジ14の外周面を相互に把持する実施形態においては、第1グリッパ101の第1グリップ領域101A及び第2グリッパ102の第2グリップ領域102Aには、フランジ14の外周面と係合して把持しうる適宜の形状を有する凹溝(一例として、平面から見て円弧形状をなし、横断面がほぼV形状をなす凹溝)を形成しておくことが好ましい。なお、ボトル10のネック部の係止あご部12の外周面を相互に把持するよう構成する、更に他の実施形態もある。係止あご部12の外周面を相互に把持する実施形態においても、第1グリッパ101の第1グリップ領域101A及び第2グリッパ102の第2グリップ領域102Aには、フランジ14の外周面と係合して把持しうる適宜の形状を有する凹溝を形成しておくことが好ましい。また、ボトル10に装着されるキャップは、先に述べた実施形態である、例えば、日本クラウンコルク株式会社が製造販売するフィンロック(登録商標)、NCフラップ(登録商標)等のタンパーエビデントバンド付キャップ、他の実施形態であるユニロック(登録商標)等のラチェット機構を用いたタンパーエビデントバンド付キャップ、この他、タンパーエビデントバンドを有さない合成樹脂製スクリューキャップ、及びキャッピング時にローラでねじを刻設する方式の金属製のロールオンキャップや同じくキャッピング時にローラでねじを刻設する方式で盗難防止のバンドが設けられているピルファープルーフキャップ等を挙げることができる。更にはまた、上記実施形態においては、本発明を合成樹脂製ボトルを例に説明したが、金属製ボトルあるいはガラス製ボトルなどにも適用可能であることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
本発明によるボトル搬送装置によれば、遠心力に起因するボトルの傾動を防止して安定した姿勢を確保しながらボトルを受け取りかつ受け取ったボトルを搬送することを可能にする。また上記効果に加えて更に、比較的少ない把持力でボトルを十分確実に把持することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたボトル搬送装置を備えたキャッピング機を含むボトルの液体充填及びキャッピングの処理ラインを簡略的に示す平面図。
【図2】本発明に従って構成されたボトル搬送装置のグリップ機構がグリップ完了位置に移動させられた状態を示す平面図。
【図3】図2のA−A矢視断面概略図。
【図4】図2のB−B矢視断面概略図。
【図5】図2のC−C矢視断面概略図。
【図6】図2に示すグリップ機構が閉作動開始位置、受取位置及びグリップ完了位置に移動させられた状態を、それぞれ概略的に示す平面図。
【図7】図6に示すグリップ機構の一部を拡大して示す図であって、受取位置に移動させられたグリップ機構の拡大図。
【図8】図7のD−D矢視断面図。
【図9】図6のE−E矢視断面図。
【図10】図6に示すグリップ機構の一部を拡大して示す図であって、グリップ完了位置に移動させられたグリップ機構の拡大図。
【図11】図2に示すグリップ機構の受取位置及び受渡位置を、中間ボトル搬送装置、出口ボトル搬送装置との位置関係と共に簡略的に示す平面図。
【図12】図2に示すグリップ機構に含まれる第1及び第2グリッパの他の実施形態を示す平面図。
【図13】図12のF−F矢視部分図。
【図14】図12に示すグリップ機構に含まれる第1及び第2グリッパの他の実施形態を示す部分図であって、図12のF−F矢視と同じ方向から見た部分図。
【図15】図2に示すグリップ機構に含まれる第1及び第2グリッパの更に他の実施形態を示す平面図。
【図16】図15のG−G矢視部分図。
【図17】図15に示すグリップ機構に含まれる第1及び第2グリッパの他の実施形態を示す部分図であって、図15のG−G矢視と同じ方向から見た部分図。
【図18】図2に示すグリップ機構に含まれる第1及び第2グリッパの更に他の実施形態を示す平面図。
【図19】図18のH−H矢視部分図。
【図20】図18に示すグリップ機構に含まれる第1及び第2グリッパの他の実施形態を示す部分図であって、図18のH−H矢視と同じ方向から見た部分図。
【図21】図2に示すグリップ機構に含まれる第1及び第2グリッパの更に他の実施形態を示す平面図。
【図22】図21のI−I矢視部分図。
【図23】図21に示すグリップ機構に含まれる第1及び第2グリッパの他の実施形態を示す部分図であって、図21のI−I矢視と同じ方向から見た部分図。
【符号の説明】
10 ボトル
11 雄ねじ
12 係止あご部
13、15 円筒部
14 環状フランジ
40 充填機
50 中間ボトル搬送装置
52、54 グリッパ
100 キャッピング機
100A ボトル搬送装置
101 第1グリッパ
101A グリップ領域
101M 第1グリッパ開閉作動手段
101P 突起
102 第2グリッパ
102A グリップ領域
102M 第2グリッパ開閉作動手段
102P 突起
171、172 滑り止め部材
X2 ボトルの受取位置
X3 グリップ完了位置

Claims (5)

  1. 雄ねじ及び雄ねじよりも下方に位置するフランジ手段を含むネック部を備えたボトルのネック部をグリップするグリップ機構を備えた回転式のボトル搬送装置であって、他のボトル搬送装置により搬送されたボトルを受取位置においてグリップ機構により受け取って搬送方向下流に搬送する回転式のボトル搬送装置において、
    グリップ機構は、搬送方向下流側に配設されかつボトルのネック部における外周面の周方向の一部領域に係合しうる第1グリップ領域を備えた第1グリッパと、第1グリッパを開閉作動させる第1グリッパ開閉作動手段と、搬送方向上流側に第1グリッパに対向して配設されかつボトルのネック部における外周面の周方向の他の一部領域に係合しうる第2グリップ領域を備えた第2グリッパと、第2グリッパを開閉作動させる第2グリッパ開閉作動手段とを備え、
    受取位置において、第1グリッパは、第1グリッパ開閉作動手段により、第1グリップ領域がボトルのネック部の該一部領域に係合する位置で閉じを完了すると同時に、第2グリッパは、第2グリッパ開閉作動手段により、第2グリップ領域がボトルのネック部の該他の一部領域に対し、少なくとも第1グリッパとの間で把持力が働かないように係合させられ、該搬送方向の、受取位置の直下流にはグリップ完了位置が配設され、グリップ完了位置において、第2グリッパが、第2グリッパ開閉作動手段により、第2グリップ領域がボトルのネック部の該他の一部領域に対し、第1グリッパとの間で所定の把持力が働くように係合させられることにより、第1グリッパと協働してボトルのネック部のグリップを完了する、
    ことを特徴とするボトル搬送装置。
  2. 第2グリッパ開閉作動手段はばね手段を備え、第2グリッパの第2グリップ領域はばね手段のばね力を介してボトルのネック部の該他の一部領域に圧接される、請求項1記載のボトル搬送装置。
  3. ボトルのフランジ手段は、雄ねじの下端に対し下方に間隔をおいて形成された環状のフランジからなり、第1グリッパの第1グリップ領域が係合しうる該一部領域及び第2グリッパの第2グリップ領域が係合しうる該他の一部領域を含む、ボトルのネック部の外周面は、該環状のフランジの外周面又は該環状のフランジの直下方位置における外周面である、請求項1又は請求項2に記載のボトル搬送装置。
  4. ボトルのフランジ手段は、雄ねじの下端の直下方に形成されて、雄ねじに締結されるキャップと協働してキャップにタンパーエビデント特性を付与する環状の係止あご部からなり、第1グリッパの第1グリップ領域が係合しうる該一部領域及び第2グリッパの第2グリップ領域が係合しうる該他の一部領域を含む、ボトルのネック部の外周面は、該環状の係止あご部の直下方位置における外周面である、請求項1又は請求項2に記載のボトル搬送装置。
  5. 第1グリッパ及び/又は第2グリッパにおける第1グリップ領域及び/又は第2グリップ領域には、少なくとも1個の突起手段が、第1グリッパ及び/又は第2グリッパと一体に形成されている、又は別部材として形成されて第1グリッパ及び/又は第2グリッパに装着されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のボトル搬送装置。
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