JP5315731B2 - キャッパに備えられたグリッパ - Google Patents

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Description

本発明はキャッパ等の容器処理装置で容器を把持するグリッパに係り、特に、容器に形成されたフランジの下方側の円筒部を把持する一対の把持部を備えたグリッパに関するものである。
PETボトル等の樹脂容器は、通常、首部の周囲に形成したフランジの下面側を支持して、吊り下げた状態で搬送している。この樹脂容器のフランジよりも上方の口部には、外周面に雄ねじが形成されており、この雄ねじに噛み合う雌ねじが形成されたキャップを前記口部に嵌合し、回転させることにより巻き締めるようになっている。キャッピング時には、容器のフランジの下側を容器保持手段によって支持した状態で、前記キャップを保持したキャッピングヘッドを回転させつつ下降させることにより、前記容器の口部に巻き締めるようになっている。
前記キャッピングヘッドによってキャップを回転させて巻き締めを行う際に、容器がキャップとともに回転してしまうと、キャップを容器に対して設定された締め付けトルクで締結することができない。そこで、前記容器保持手段は、容器を支持するとともにキャッピング時にはその容器の回転を規制するようになっている。
びん等の硬質容器の場合には、グリッパ等の容器保持手段によって容器の胴部をしっかりと掴んで保持することにより、キャッピング時の容器のとも回りを防止することができるが、樹脂容器の場合には、胴部の肉厚が薄いためこの部分を強い力で押圧すると変形してしまい、内部に充填されている液体がこぼれてしまう。そこで、容器の首部に形成されたフランジの下面側を支持する容器保持手段に突起を設け、この突起を容器の表面にくい込ませてキャッピング時の容器の回転を規制するようにしている。
前述のようにキャッピング時に容器が回転することを規制するために、従来は、容器を保持するスターホイールのポケットの周囲に、上向きの突起を形成し、容器に上方から荷重をかけて、その首部外周に形成されたフランジ部の下面側に前記突起をくい込ませるようにしている(特許文献1、第2頁第3欄第7行ないし第13行および第4図、第5図参照)。
前記特許文献1に記載された従来の構成では、スターホイールのポケットの周囲に形成された上向きの突起を、容器のフランジ部の下面に確実にくい込ませるためには、キャップに対して必要以上の荷重をかけなければならず、キャップや容器に形成されたネジを破損するおそれがあった。逆に押さえる力が弱い場合や、容器の高さに誤差があった場合には、噛み込む力が弱く容器がとも回りすることを規制できないという問題が発生する。
そこで、スターホイールのポケットの内周面に突起を設けて、容器のフランジよりも下部の円筒部の外周面に突き当てて容器のとも回りを防止するようにしたキャッピング装置が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
前記各特許文献に記載された構成では、スターホイールのポケットの内周面に突起を設けてあり、容器のとも回りを防止できる程度にこの突起を容器の外面に押し付けるためには、スターホイールのポケットに保持されている容器の外周側を案内するために設けられている外周ガイドを、通常よりもスターホイール側に接近させて配置する必要がある。しかしながら、このように外周ガイドをスターホイールに接近させて配置して、容器をスターホイールのポケット側に押し込もうとすると、外周ガイドによって容器の首部周面に擦れ傷がついてしまうおそれがあった。
また、縦方向の突起を容器の外周面に押し付けてこの容器のとも回りを規制するためには、突起に一定以上の長さが必要であるが、特許文献1のような構成の場合には、突起の長さが長いと、フランジから遠い位置まで延びる縦長の傷が付いてしまう。このような傷が付くと、傷が目立って見た目が悪いだけでなく、傷がバリ状になっているため、この容器を購入した消費者が、開栓する際にけがをしてしまうおそれがあった。
そこで、本出願の出願人は、キャッピング時の容器のとも回りを確実に規制することができ、しかも、容器に不必要な傷を付けるおそれのないキャッピング装置の発明について特許出願をした(特許文献3)。
特許文献3に記載した発明に係るキャッピング装置は、首部にフランジ部が形成された樹脂容器を吊り下げた状態で支持して、上方から回転しつつ下降するキャッピングヘッドに保持されているキャップを巻き締めするものであって、開閉する一対のグリップ部材によって前記フランジ部の下方を把持して前記容器を吊り下げた状態で支持する容器把持手段を備えており、さらに、前記グリップ部材の容器を保持する面側に、上下方向に所定の長さを有し、把持手段の把持力によって容器の首部に押し付けられる突起を設け、この突起を容器の首部周面に押し付けて把持することにより、キャップを巻き締める際の容器のとも回りを防止するようにしている。
実公平8−6794号公報(第2頁第4欄、第3図) 特公平4−36957号公報(第3頁第5欄、第2図、第3図) 特開2004−123181(第5−6頁、図1)
前記特許文献3に記載された発明に係るキャッピング装置では、容器把持手段の一対の開閉するグリップ部材で容器を把持するようになっており、この容器把持手段の把持力によってグリップ部材に設けられた突起を容器に押し付けるようにしているので、従来のキャッピング装置のように固定の外周ガイドによって押し付ける場合のような摩擦がなく、容器の外面に擦り傷等ができるおそれがない。
ところが、前記特許文献3の構成では、グリッパに容器を供給する際に、爪(突起)が容器の円筒部に当たった状態で容器をセンタリングする場合があり、円筒部に爪による引っ掻き傷が発生するという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、キャップ締結時の容器のとも回りを確実に規制することができ、しかも、容器を保持する際に、容器の回転を規制するために設けられている爪によって容器の外面を傷付けてしまうおそれのないグリッパを提供することを目的とするものである。
本発明は、回転体の外周部に設けられ、容器に形成されたフランジの下方側の円筒部を把持する一対の把持部と、これら把持部を開閉する開閉手段と、前記容器の円筒部の、回転体の中心側を向いた面に当接可能な支持部と、前記回転体に昇降かつ回転可能に設けられたキャッピングヘッドとを備え、前記支持部に、前記円筒部と係合可能な爪を形成するとともに、前記両把持部に、容器の円筒部の、回転体の外方側を向いた面に当接する当接面を形成し、前記キャッピングヘッドが保持するキャップを容器に巻き締めする際に、前記支持部とこれら両把持部とによって、前記支持部の爪が容器の円筒部表面に押し付けられた状態で容器を把持することを特徴とするものである。

また、請求項2に記載した発明は、前記支持部を、回転体の半径方向に移動可能にしたことを特徴とするものである。
さらに、請求項3に記載した発明は、前記支持部を着脱可能にしたことを特徴とするものである。
本発明のグリッパは、容器の円筒部の、回転体の中心側を向いた面に当接可能な支持部を設け、この支持部に前記円筒部と係合可能な爪を形成するとともに、開閉する両把持部に、容器の円筒部の、回転体の外方側を向いた面に当接する当接面を形成して、前記支持部とこれら両把持部の当接面とによって容器を把持するようにしたので、容器を確実に保持して、キャッピング時のとも回りを規制することができ、しかも、容器をグリップする際に容器の外面を傷付けることを防止できる。
回転体の外周部に、開閉手段によって開閉されて容器の外面に形成されているフランジの下方側の円筒部を把持する一対の把持部と、前記容器の円筒部の、回転体の中心側を向いた面に当接可能な支持部とを有するグリッパが設けられており、さらに、前記支持部に、容器の円筒部に係合可能な爪を設けるとともに、一対の把持部に、容器の円筒部の、回転体の外方側を向いた面に当接する当接面をそれぞれ形成し、前記爪を有する支持部とこれら両把持部とによって、容器の円筒部を保持するという構成により、キャッピング時に容器がとも回りすることを確実に規制するとともに、供給されてきた容器をグリップする際に容器を傷付けることを防止するという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係るグリッパ2を備えたキャッパ(全体として符号1で示す)の平面図であり、回転体4の外周部に円周方向等間隔で、複数のグリッパ2が設けられている。これら各グリッパ2は、先端側(回転体4の半径方向外方側)が開閉する一対の把持部6、8と、両把持部6、8の中間に配置された支持部10とを備えている。このキャッパ2は、上流側に設置されたフィラ(図示せず)によって液体が充填された容器12(後に説明する図3参照)が、供給ホイール14を介して供給され、前記両把持部6、8と中央の支持部10とによって把持されて回転搬送される間にキャッピングが行われる。なお、図1中の符号Rで示す矢印はキャッパ1の回転方向を示す。キャッピングが行われた容器12は、排出ホイール16に引き渡されて図示しない搬送コンベヤ上に排出され、この搬送コンベヤによって次の工程に送られる。
この実施例では、供給ホイール14の回転体18の外周部に円周方向等間隔で複数の容器保持手段20が設けられており、これら容器保持手段20に保持された容器12が回転搬送されて前記キャッパ1の各グリッパ2に引き渡される。供給ホイール14の容器保持手段20は、それぞれ、先端側(回転体18の半径方向外方側)を開閉する一対の容器保持部材20A、20Bを備えている。これら容器保持手段20(20A、20B)は、従来周知の構成であり、スプリングによって常時閉鎖方向に付勢されており、閉じた状態の両保持部材20A、20B間に半径方向外方側から強制的に容器14を押し込むことにより保持させる。また、供給ホイール12からキャッパ1への受け渡し位置Aでは、キャッパ1のグリッパ2が容器12を把持して両回転体18、4が相対回転することにより、容器保持手段20から容器12を引き出すようにしている。
一方、排出ホイール16は、回転円板22の外周部に、円周方向等間隔で容器12の胴部12aを受け入れるポケット22aが形成されており、前記グリッパ2に保持された容器12がポケット22a内に嵌合された後、グリッパ2が開放することによりこれら各ポケット22a内に引き渡される。図1中の符号Bで示す位置が、キャッパ1から排出ホイール16への容器受け渡し位置である。容器12は、排出ホイール16に引き渡されると、底面を図示しない底部プレートによって支持され、胴部2aを回転円板(以下、スターホイールと呼ぶ)22に保持されて回転搬送される。また、スターホイール22の外周側には、円弧状の外周ガイド24が配置されており、ポケット22a内に収容されて搬送される容器12の胴部12aの外面側を案内する。
次に、本発明の一実施例に係るグリッパ2の構成について、前記図1と図2および図3により説明する。図2はグリッパ2が容器12を把持した状態を示す平面図、図3はグリッパ2が容器12を把持した状態の側面図である。なお、このグリッパ2によって把持される容器12は、PETボトル等の樹脂容器であり、上端の口部12bの外周に雄ねじが形成され、その下方の首部12cにはフランジ12dが形成されている。首部12cのこのフランジ12dの上下の部分12ca、12cbが円筒状になっており、これら上下の円筒部12ca、12cbをグリッパ2および前記供給ホイール14の容器保持手段20等によって保持するようになっている。
グリッパ2を構成する一対の把持部6、8は、前記回転体4の外周寄りの位置を上下に貫通して支持された2本のグリッパ軸26、28の上部にそれぞれ取り付けられており、両グリッパ軸26、28が互いに逆方向に回転することにより水平面内で開閉動作する。これら両把持部6、8は、回転体4の半径方向外方側を向いた揺動端(図2の右端)が、内側に折り曲げられており、これら両折り曲げ部6a、8aの先端の内面側が、容器12を把持した際に、容器12のフランジ12dよりも下方側の円筒部12cbの、回転体4の半径方向外方側を向いた面に当接する当接部6b、8bになっている。これら両当接部6b、8bは、閉鎖したときに容器12の円筒部12cdと当接して容器12を回転体の半径方向内方側に押し付けられるように、図2のように上から見て両当接部6b、8b間の距離が回転体4の半径方向の外方から内方へ向かって徐々に広がるように傾斜している。
両把持部6、8の中間に、このグリッパ2によって容器12を把持する際に、容器12の内周側(回転体4の中心側を向いた面)に当接して支持する支持部10が設けられている。これら支持部10は、一対のグリッパ軸26、28の中間のやや半径方向内方側に直立して固定された支柱30の上端に取り付けられている。各支持部10は放射方向(回転体4の中心を通る線上)を向けて配置されており、前記支柱30に固定された水平な取付部32と、その前面側に固定されたプレート部34とを有している。前方側のプレート部34は、取付部32の先端面に固定された垂直部34aとこの垂直部34aからL字状に折り曲げられた水平部34bを有しており、この水平部34bが垂直部34aと一体の部分34baと、通常はこの一体の部分34baにネジ35で固定され、このネジ35を緩めることにより半径方向にスライド可能な部分34bbとを有している。図4はこのプレート部34の先端部を示す図であり、先端面34cが容器12の円筒部12ca、12cbの外径とほぼ一致する円弧状になっている。そして、その先端面34cの中央部寄りに2個の爪36A、36Bが設けられている。
このグリッパ2によって容器12を把持するときには、容器12のフランジ12dより下方側の円筒部12cbの、回転体4の中心側を向いた面に、前記支持部10の先端面34c(正確には、この先端面34cに設けられている2個の爪36A、36B)が当接し、回転体4の半径方向外方側を向いた面に、両把持部6、8の先端に設けられた当接面6b、8bが当接することにより、容器12を把持するようになっている。なお、支持部10は、前記支柱30上にボルト37によって固定されており、着脱することができ、容器12の円筒部12cbの大きさに応じて別の形状のものと交換することが可能である。すなわち、把持する円筒部12cbが大きくなる場合には、今まで装着していたものより先端面34cが回転体4の半径方向内方側に位置する支持部10に交換する。また、支持部10に長孔を形成して回転体4の半径方向に移動可能に配置しても良い。
図5および図6は、前記グリッパ2が設けられたキャッパ1を示すもので、これらの図によりグリッパ2の一対の把持部6、8を開閉する機構について説明する。中央の直立した回転軸40の上部に回転体4を構成する回転テーブル42が固定されて一体的に回転する。この回転テーブル42に、前記各把持部6、8がそれぞれ取付けられているグリッパ軸26、28が回転自在に支持されている。一対のグリッパ軸26、28の一方26(以下、第1グリッパ軸と呼ぶ)の下端には、第1の歯車44がキーを介して固定され、他方のグリッパ軸28(以下、第2グリッパ軸と呼ぶ)の下部の、前記第1歯車44と同一の高さには、第2の歯車46がキーを介して固定されており、これら両歯車44、46が互いに噛合っている。
第1グリッパ軸26の第1歯車44は、この歯車44と前記回転テーブル42の下面との間に張られたスプリング48によって、常時、図6の反時計回り方向に回転するように引かれている。従って、この第1歯車44が固定されている第1グリッパ軸26と、第1歯車44に噛合う第2歯車46が固定されている第2グリッパ軸28とは、前記スプリング(第1スプリング)48によって、常に両把持部6、8が開く方向に回転する力が加えられている。
第2グリッパ軸28の下端には、第1のレバー50がキーを介して固定され、さらに、この第1レバー50と前記第2歯車46との間に第2レバー52が回転自在に嵌合している。これら第1レバー50と第2レバー52との間には、第2のスプリング54が介装され、常時、両レバー50、52を互いに離隔する方向に付勢している。
前記直立した回転軸40の下部の外周側には、固定テーブル56が配置され、ボールベアリング58によって前記回転軸40を回転自在に支持している。この固定テーブル56の上面の内周寄りに、両把持部6、8を開閉させるグリッパカム60が形成されている。前記第2レバー52にはカムフォロア62が設けられており、このカムフォロア62を前記グリッパカム60に圧接した状態で、前記回転テーブル42が回転すると、このグリッパカム60の形状に応じてカムフォロア62が移動し第2レバー52が揺動するようになっている。
第2レバー52のカムフォロア62をグリッパカム60に圧接させる構成を説明すると、前記第1スプリング48によって第1歯車44が図6の反時計回り方向に回転力が加えられ、この第1歯車44に噛合う第2歯車46が逆方向、すなわち図6の時計回り方向に回転力が加えられ、第2歯車46とともに第2グリッパ軸28が時計回り方向の回転力を加えられる。さらに、第2グリッパ軸28に固定された第1レバー50が同方向に回転され、この第1レバー50に対し第2スプリング54によって反発する方向に付勢されている第2レバー52が揺動してカムフォロア62をグリッパカム60に押し付けている。
また、回転テーブル42の回転に伴って、カムフォロア62がグリッパカム60上を移動すると、前述の説明と逆方向に力が伝達されて両把持部6、8が開閉される。従って、カムフォロア62がグリッパカム60の小径領域60aを移動している間は、両グリップ部材6、8が開放し、カムフォロア62がグリッパカム60の大径領域60bに移動すると、両把持部6、8が互いに接近して容器12をグリップすることができる。
前記構成のグリッパ2を備えたキャッパ1の作動について説明する。上流側の図示しないフィラで液体が充填された樹脂容器12は、図示しない回転ホイールによって搬送され、供給ホイール14の回転体18に設けられた容器保持手段20に保持される。供給ホイール14の容器保持手段20は、常時閉鎖方向に付勢されている一対の容器保持部材20A、20Bを備えており、これら両保持部材20A、20B間に容器12が押し込まれると、両保持部材20A、20Bが押し広げられ、その容器12のフランジ12dよりも上方側の円筒部12caが保持される。保持された容器12は、供給ホイール14の回転によってキャッパ1への容器受け渡し位置Aへ回転移動される。
容器受け渡し位置Aに移動してきた容器12は、供給ホイール14の容器保持手段20からキャッパ1のグリッパ2へ受け渡しが行われる。グリッパ2が容器受け渡し位置Aに接近してくる時には、グリッパカム60の小径領域60aを第2レバー52のカムフォロア62が移動しており、カムフォロア62が内周側に位置しているので、両把持部6、8が開放している。両把持部6、8が開放している間に、容器保持手段20によってフランジ部12dの上方側の円筒部12caを保持されている容器12がこれら両把持部6、8間に挿入される。このとき両把持部6、8は、供給された容器12のフランジ部12dの僅かに下方に位置している。キャッパ1の回転体4と供給ホイール14の回転体18の回転に伴って、容器12を保持している容器保持手段20と容器12を受け取るグリッパ2とが次第に接近し、容器12はグリッパ2の内部に挿入される(容器12は図7の矢印C方向へ移動する)。
容器保持手段20に保持されている容器12がグリッパ2の内部に挿入されるに従って、グリッパ2の両把持部6、8が次第に閉じる。このときには、回転テーブル42の回転に伴ってカムフォロア62がグリッパカム60の大径領域60bに移動することにより、両把持部6、8が閉鎖する。両把持部6、8が閉鎖する時点では、容器12はグリッパ2の最も内部側に位置しており、その円筒部12cbの、回転体4の中心側を向いた面が、グリッパ2の中央部に位置している支持部10のプレート部34の先端面34cに当接する。従って、容器12は、支持部10の先端面(実際には先端面に設けられている2つの爪36A、36B)と、両把持部6、8の先端側の内面に形成されている当接面6b、8bとによって把持される(図2に示す状態)。前記特許文献3に記載された従来のグリッパの構成では、グリップ部材(本発明の把持部6、8に相当する)に突起(本発明の爪36A、36Bに相当する)が形成されているので、供給される容器の位置が多少ずれたりすると容器を受け取る際に、爪が容器に当接した状態でセンタリングを行う場合があり、容器が回転して円筒部の表面に傷を付けてしまうおそれがあったが、本実施例に係るグリッパ2では、支持部10に爪36A、36Bが形成され、支持部10と容器12とが相対的に回転することがないので、爪36A、36Bによって容器12を傷付けてしまうおそれがない。
両把持部6、8に保持されている容器12の上方には、回転体4の回転によってグリッパ2と一体的に回転移動(公転)する図示しないキャッピングヘッドが、昇降かつ回転(自転)可能に配設されており、キャップを保持して回転しつつ下降することにより、そのキャップを容器12の口部12bに被せた後、巻き締めを行う。樹脂容器12は、両把持部6、8の当接面6B、8bによって回転体4の半径方向外方側から押さえられて、支持部10の先端面34cに形成されている2個の爪36A、36Bが表面に強く押し付けられた状態で保持されているので、確実に保持され、キャップの回転にとも回りすることがない。
キャップを締め付けた後、グリッパ2の両把持部6、8と中央の支持部10に保持された容器12は、排出ホイール16への受け渡し位置Bに次第に接近する。すると、両把持部6、8に把持されている容器12が排出ホイール16のスターホイール22に形成されたポケット22a内に挿入され、さらに、搬送されている容器12の、排出ホイール16の半径方向外方側(キャッパ1の回転体4の半径方向内方側)に配置されている外周ガイド24に案内されて搬送される状態になるとともに、キャッパ1のグリッパ2が開放して、キャッパ1から排出ホイール16に受け渡される。なお、図7中に符号Dで示す矢印は、容器12がグリッパ2からスターホイール22に引き渡される際の容器12の移動軌跡を示す。このときには、第2レバー52のカムフォロア62が再びグリッパカム60の小径領域60aに移動することにより、両把持部6、8が開放する。両把持部6、8が開放して離された容器12は、排出ホイール14の回転によって搬送され、図示しない搬送コンベヤに引き渡される。以上のように、この実施例に係るグリッパ2では、容器12を確実に保持して、キャッピング時のとも回りを規制することができ、しかも、容器12をグリップする際に容器12の外面を傷付けることがない。なお、キャッパ1において円筒部12cの外径の異なる容器12を扱う場合に、従来の構成(前記特許文献3に記載された構成)では、グリッパの開閉タイミングを変更する必要があったが、この実施例では、支持部10の当接面34cを回転体4の半径方向に進退動させるだけで対応可能である。
前記実施例に係るグリッパ2には、図4に示すように、支持部10の先端面34cの中央部寄りに2個の爪36A、36Bが設けられていたが、爪の数は2個の限るものではなく、その他の数であっても良い。例えば、図8に示すように支持部110の先端面134cの中央部に1個の爪136を設けた場合でも、前記実施例と同様の作用効果を奏することができる。
本発明の一実施例に係るグリッパを備えたキャッパの平面図である。(実施例1) 前記グリッパの平面図である。 前記グリッパが容器を把持した状態を示す側面図である。 前記グリッパに設けられた支持部の先端部を示す平面図である。 前記キャッパの要部の縦断面図である。 前記キャッパに設けられたグリッパの両把持部を開閉させる機構を示す平面図である。 前記グリッパが容器を把持する過程を示す平面図である。 グリッパに設けられた支持部の他の構成を示す平面図である。(実施例2)
符号の説明
2 グリッパ
4 回転体
6 把持部
6b 当接面
8 把持部
8b 当接面
10 支持部
12 容器
12d フランジ
12cb フランジの下方の円筒部
36A 爪
36B 爪
60 開閉手段(グリッパカム)

Claims (3)

  1. 回転体の外周部に設けられ、容器に形成されたフランジの下方側の円筒部を把持する一対の把持部と、これら把持部を開閉する開閉手段と、前記容器の円筒部の、回転体の中心側を向いた面に当接可能な支持部と、前記回転体に昇降かつ回転可能に設けられたキャッピングヘッドとを備え、
    前記支持部に、前記円筒部と係合可能な爪を形成するとともに、前記両把持部に、容器の円筒部の、回転体の外方側を向いた面に当接する当接面を形成し、前記キャッピングヘッドが保持するキャップを容器に巻き締めする際に、前記支持部とこれら両把持部とによって、前記支持部の爪が容器の円筒部表面に押し付けられた状態で容器を把持することを特徴とするキャッパに備えられたグリッパ。
  2. 前記支持部を、回転体の半径方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のキャッパに備えられたグリッパ。
  3. 前記支持部を着脱可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャッパに備えられたグリッパ。
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