JP4599784B2 - スクリューキャッパ - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、キャッピングヘッドによって保持したキャップを容器の口部に締め付けるスクリューキャッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転体に設けられた容器支持部材によって容器を支持して搬送する間に、予め内面にねじが形成されたキャップを保持したキャッピングヘッドを、回転させつつ下降させることにより、容器の口部に形成されたねじ山に前記キャップのねじを締め付けるスクリューキャッパが広く用いられている。
【0003】
前記キャッピングヘッドによるキャップの締め付け時に、容器がキャップとともに回転してしまうと充分な締め付けトルクが得られず、液洩れ等の原因となってしまう。このようなキャップ締め付け時の容器の回転を阻止するために、ガラスびん等の剛性の高い容器の場合には、胴部をしっかりとグリップしてキャッピングを行っている。ところが、近年広く用いられているPET容器等の柔軟な素材からなる容器の場合には、胴部をグリップすると容器が変形して内部に充填された液体が口部からこぼれてしまうおそれがあった。そこで、スクリューキャッパの巻き締め時に、PET容器等の柔らかい素材からなる容器の回転を防止することができるスクリューキャッパが既に提案されている(特公平4−36957号公報)。
【0004】
前記公報に記載されたスクリューキャッパ(キャップ装着装置)は、スターホイール(懸吊機構5)の、プラスチック容器1のフランジ部下面に接する部分に係合突起(回転止の刃部6)を形成し、この刃部をフランジの下面に係合させて容器の回転を阻止している。このように係合突起にフランジを係合させる構成では、スターホイールへの容器の導入時、排出時に、フランジの下面に傷を付けてしまう。特に、排出時には、キャッピングヘッドによってキャップおよび容器を強く押圧してフランジを突起に係合させているので、キャッピングを行った後そのまま容器を取り出そうとすると、フランジの下面にさらにひどい傷が付いてしまう。
【0005】
そこで、前記公報のキャップ装着装置では、キャッピングの終了後、容器の底部を固定の傾斜板上に載せて徐々に押し上げることにより、フランジ部と係合突起との係合を解除した後容器を排出するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、キャッピング終了後、容器のフランジとスターホイールの係合を外すために、固定した傾斜坂上を滑らせて移動させる構成では、容器の搬送が不安定になってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、キャッパへの容器の導入時、排出時に容器のフランジ下面を傷付けるおそれがなく、しかも、キャッピング終了時にフランジ下面と係合突起との係合を外す際にも、容器の安定した搬送が可能なスクリューキャッパを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスクリューキャッパは、容器の口部に形成されたフランジの下面を支持可能な支持部材を複数有し、これら支持部材によって容器を吊り下げた状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段によって吊り下げた状態で搬送される容器にキャップを巻き締めするキャッピングヘッドと、前記支持部材の上面に設けられてフランジの下面に係合可能な係合突起とを備え、前記キャッピングヘッドによってキャップの巻き締めを行う際に、このキャップを介して容器を押し下げることによりフランジ下面を係合突起に係合させて容器の回転を阻止するようにしたもので、さらに、容器を載置可能な載置部材と、前記支持部材を昇降させる昇降手段とを設け、キャップを巻き締めた後、支持部材を下降させることにより、容器を載置部材上に載せるとともに、係合突起の係合を解除するようにしたものである。
【0009】
この発明に係るスクリューキャッパでは、キャッピングの終了後、支持部材を下降させることにより係合突起と容器のフランジとの係合を外した後に、排出するようにしているので、係合突起により容器を傷つけることがない。また、容器の排出時には、載置部材上で支持部材を下降させることにより、係合突起と容器のフランジとの係合を確実に外すことができる。
【0010】
また、請求項2に記載のスクリューキャッパは、前記支持部材が、容器のフランジよりも下方側を把持するグリッパからなり、搬送手段が容器を受け取る際に、グリッパがフランジの下面との間に隙間を有して容器を把持することを特徴とするものである。
【0011】
この発明に係るスクリューキャッパでは、容器の導入時に、グリッパと容器のフランジとの間に隙間を開けるようにしているので、閉鎖されるグリッパの係合突起が容器のフランジに当たって傷を付けることがない。
【0012】
さらに、請求項3に記載のスクリューキャッパは、前記載置部材が、少なくとも支持部材が下降して容器を載置する個所では、搬送される容器とほぼ同方向に、かつ、等速で移動していることを特徴とするものである。
【0013】
請求項3に記載のスクリューキャッパでは、支持部材が下降して容器を載置部材上に下ろす際に、容器と載置部材がほぼ等速で同方向に移動しているので、排出される容器が不安定になることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るスクリューキャッパの縦断面図であり、中央の固定軸2の周囲に回転可能に支持された回転筒体4に上下の回転円板6、8が固定されており、これら回転筒体4および回転円板6、8等からなる回転体10の外周部に、円周方向等間隔で複数のグリッパ12が設けられている。なお、前記回転体10は、ギヤ14を介して図示しない駆動源からの駆動が伝達されて回転する。
【0015】
前記スクリューキャッパの各グリッパ12には、上流側のフィラ(充填機)によって液体が充填された容器16が、中間ホイールのグリッパ18によってフランジ16aの上部を把持されて搬送され引き渡される。この容器16は、スクリューキャッパのグリッパ12によってフランジ16aの下側を把持されて吊り下げられた状態で搬送される間に、各グリッパ12の上方に設置されたキャッピングヘッド20(後に説明する図5参照)によってキャッピングが行われた後、出口スターホイール22に引き渡されて排出される。
【0016】
スクリューキャッパの各グリッパ12は、一対のグリップ部材12a、12bから構成されており、これら両グリップ部材12a、12bの開閉によって容器16の口部に形成されたフランジ16aの下側を把持し、また解放する。これらグリップ部材12a、12bの上面には、キャップ23の巻き締めを行う際に、容器16のフランジ16aの下面側に係合してこの容器16の回転を阻止する係合爪(係合突起)12cが設けられている(後に説明する図5(a)、(d)参照)。
【0017】
以下に、前記グリッパ12の両グリップ部材12a、12bを開閉および昇降させる機構について説明する。上下の回転円板6、8を貫通して第1回転軸24が回転かつ昇降可能に支持されており、この第1回転軸24の上端に第1グリップ部材12aが取り付けられて一体的に回転する。また、この第1回転軸24に隣接して配置された第2回転軸26が、上部回転円板6を貫通して、回転かつ昇降可能に支持されており、この第2回転軸26の上端に第2グリップ部材12bが取り付けられて一体的に回転する。これら第1回転軸24および第2回転軸26は、連結部材28(図2参照)によって連結され、後に説明する昇降機構によって一体的に昇降する。
【0018】
前記第1回転軸24の中間部外周に、第1の小ギヤ30が固定され、第2回転軸26の下端部に固定された第2の小ギヤ32と噛み合っている。従って、両回転軸24、26の一方(この実施の形態では第1回転軸24)を回転させると、他方の回転軸26が逆方向に回転し、これら両回転軸24、26にそれぞれ取り付けられた両グリップ部材12a、12bが開閉する。第2回転軸26は、図2に示すように、引っ張りばね34によって引き付けられており、両グリップ部材12a、12bが常時開放する方向に付勢されている。
【0019】
前記第1回転軸24の下端には、昇降用カムフォロア36が取り付けられたブロック38が相対回転可能に嵌合している。このブロック38の他方側に、下部回転板8の下面に固定されたピン40が挿通されて、昇降用カムフォロア36の取り付けられたブロック38の回り止めを行っている(図1および図3参照)。前記昇降用カムフォロア36は、このスクリューキャッパの回転体10の外部に設けられた固定体42に取り付けられている昇降用円筒カム44の上面に載っており、この円筒カム44のカム曲線に応じて昇降し、前記第1回転軸24を昇降させる。第1回転軸24が昇降すると、連結部材28を介して第2回転軸26も一体的に昇降する。なお、昇降用円筒カム44によって第1回転軸24を下降させる部分には、円筒カム44に向かい合う上部カム46を設けてあり、昇降用カムフォロア36を、これら円筒カム44と上部カム46とで挟持して第1回転軸24を確実に下降させるようになっている。
【0020】
前記第1回転軸24の下部は、回転体10の下部回転円板8を貫通しており、この下部回転円板8には、第1回転軸24に隣接して、回転伝達軸48が貫通して回転自在に支持されている。回転伝達軸48の、下部回転円板8の上方に突出している上端部に、回転伝達用の第1ブロック50が固定されている(図1および図4参照)。この第1ブロック50の前記第1回転軸24側に、垂直なローラ軸52が取付けられ、このローラ軸52に、ローラ54が昇降および回転可能に嵌合している。
【0021】
一方、第1回転軸24の、下部回転円板8の上方に位置する部分、つまり、前記第1ブロック50と同じ高さの部分に、回転伝達用の第2ブロック56が固定されている。この第2ブロック56の第1ブロック50側には、図4に示すように、上下左右の保持部(左右の保持部56aだけを示す)が設けられており。前記ローラ54の四方を保持している。従って、回転伝達軸48が回転すると一体的に第1ブロック50が回転し、これに伴って第2ブロック56が回転し、第1回転軸24もこの第2ブロック56と一体的に前記回転伝達軸48と逆方向に回転する。
【0022】
このように第1ブロック50、ローラ54および第2ブロック56を介して、回転伝達軸48の回転を第1回転軸24に伝達するようになっているが、前記昇降用円筒カム44によって第1回転軸24を昇降させる際には、第2ブロック56が保持しているローラ54を昇降させることにより、第1ブロック50に対する相対的な昇降を許容するようになっている。
【0023】
回転伝達軸48の下端部に第1レバー58が固定されて一体的に回転する(図3参照)。また、この回転伝達軸48には、第2レバー60が回転自在に支持されている。これら両レバー58、60の先端にスプリング62が介装されて両レバー58、60を離隔する方向に付勢している。そして、両レバー58、60の先端部よりも回転伝達軸48寄りに、両レバー58、60を貫通するストッパピン64が挿通されて、両レバー58、60の開放位置を規制している。
【0024】
前記第2レバー60には、グリッパ開閉用のカムフォロア66が取り付けられており、このカムフォロア66が、回転体10の外部に設けられている固定体42に固定されたグリッパ開閉用水平カム68(図1および図3参照)に弾接している。グリッパ開閉用カムフォロア66が取り付けられた第2レバー60がこの水平カム68のカム曲線に応じて揺動すると、この揺動がスプリング62を介して第1レバー58に伝達され、前記回転伝達軸48を回転させる。この回転伝達軸48の回転は、前記のように、第1ブロック50、ローラ54および第2ブロック56を介して第1回転軸24に逆方向の回転として伝達され、さらに、第2回転軸26が逆方向に回転されて、グリッパ12の両グリップ部材12a、12bを開閉する。前記グリッパ開閉用水平カム68は、図3に示すように、大径部68aと小径部68bとを有しており、小径部68bでグリッパ12が開放し、大径部68aでグリッパ12が閉鎖する。
【0025】
前述のように、両グリップ部材12a、12bは、引っ張りばね34によって常時開放する方向に付勢されており、開閉用水平カム68によって開閉されるようになっている。開閉用カムフォロア66が水平カム68の大径部68aに移行するとグリッパ12が閉鎖し、その状態を維持するが、このグリッパ12の閉鎖方向の力を、前記第1レバー58と第2レバー60との間のスプリング62によって緩衝するようになっている。
【0026】
前記構成のスクリューキャッパの上流側には、図示しないフィラによって液体が充填された容器16を、このスクリューキャッパに受け渡す中間ホイールが設けられており(図示しないが、図1の左側に配置されている)。また、スクリューキャッパの下流側(図1の右側)には、キャッピングが終了した容器16をスクリューキャッパから排出して次の工程に送る出口スターホイール22が設けられている。この出口スターホイール22は、従来周知の構成であり、詳細は図示しないが、外周に円周方向等間隔でポケットが形成されており、各ポケット内に容器16を受け入れて前記スクリューキャッパのグリッパ12から容器16を受け取り、回転搬送する。出口スターホイール22の下方には、スクリューキャッパから排出される容器16を載せる載置部材70が設けられており、前記スターホイール22と一体的に回転する。なお、これらスターホイール22および載置部材70は、スクリューキャッパの回転体10と逆方向に同期回転する。
【0027】
以上の構成に係るスクリューキャッパの作動について、前記図1ないし図4および図5(a)〜(d)により説明する。図示しないフィラによって内部に液体が充填された容器16は、中間ホイールのグリッパ18によってフランジ16aよりも上部を把持されて吊り下げられた状態で搬送され、このスクリューキャッパのグリッパ12に引き渡される。
【0028】
スクリューキャッパのグリッパ12が容器16を受け取る時点では、開閉用カムフォロア66が、水平カム68の小径部68bに当接しており、両グリップ部材12a、12bは開放している。また、第1回転軸24は、昇降用円筒カム44によって上昇した位置にある。このグリッパ12の上昇位置では、前記中間ホイールのグリッパ18によって把持されている容器16のフランジ16aの下面と、グリッパ12の上面に形成された係合爪12cとの間に隙間が形成されるようになっている。
【0029】
この状態の両グリップ部材12a、12b間に、中間ホイールのグリッパ18に保持されている容器16が挿入されると、開閉用カムフォロア66が水平カム68の大径部68a側へ移行して、第2レバー60が揺動し、スプリング62を介して第1レバー58を揺動させる。第1レバー58の揺動により回転伝達軸48が一体的に回転する。回転伝達軸48が回転すると、この回転伝達軸48の上端に固定されている第1ブロック50およびローラ54が一体的に揺動し、このローラ54を保持している第2ブロック56および第1回転軸24が回転伝達軸48と逆方向に回転する。
【0030】
第1回転軸24の回転は、小ギヤ30、32を介して第2回転軸26に伝達され、第2回転軸26が第1回転軸24と逆方向に回転し、これら第1回転軸24と第2回転軸26にそれぞれ取り付けられている第1グリップ部材12aと第2グリップ部材12bが互いに接近して、容器16のフランジ16aよりも下方を把持する。このとき、前述のように、グリッパ12の係合突起(係合爪)12cはフランジ16aの下面との間に隙間を有しており、これら係合爪12cによってフランジ16aの下面が傷つくことはない。スクリューキャッパのグリッパ12が容器16を掴んだ後、中間ホイールのグリッパ18がこの容器16を離して、グリッパ12がこの容器16を吊り下げた状態になる(図5(a)参照)。
【0031】
その後、各グリッパ12の上方に設けられているキャッピングヘッド20がキャップ23を保持して下降する。キャッピングヘッド20が下降することにより、キャップ23を介して容器16を押し下げて、そのフランジ16aをグリッパ12の上面に設けられている係合爪12cに押し付けて、フランジ16aと係合爪12cとを係合させる。なお、容器16のフランジ16aをグリッパ12の係合爪12cに押し付けやすくするために、グリッパ12による保持力を僅かに弱めるようにしても良い。この場合には、開閉用水平カム68の大径部68a内に、僅かに径を小さくした区間を形成する。
【0032】
その後、キャップ23を保持したキャッピングヘッド20が、回転しつつ下降することにより、容器16の口部に対してキャップ23の巻き締めを行う。このときには、係合爪12cがフランジ16aの下面に係合しているため、容器16の回転を確実に阻止することができ(図5(b)参照)、キャップ23を必要な締め付けトルクで容器16に装着することができる。なお、前記のように容器16のフランジ16aをグリッパ12の係合爪12cに押し付ける際にグリップ力を弱める構成とした場合には、キャップ23の締め付けを行う際には、グリッパ12のグリップ力を強くすることは言うまでもない。
【0033】
キャッピングが終了した後、スクリューキャッパのグリッパ12は、容器16を出口スターホイール22に引き渡してスクリューキャッパから排出する。この容器排出時に、グリッパ12が容器16のフランジ16aの下面側を把持した状態で出口スターホイール22および載置部材70と重なり合う位置に到達した時点では、図5(c)に示すように、容器16の底面は載置部材70の上方に離れた状態になっている。その後、昇降用円筒カム44および上部カム46によって昇降用カムフォロア36を下降させることにより、このカムフォロア36が取り付けられている第1回転軸24を下降させる。第1回転軸24と第2回転軸26とは、連結部材28を介して連結されて一体的に昇降するようになっており、両軸24、26がともに下降してグリッパ12(両グリップ部材12a、12b)が下降する。
【0034】
グリッパ12が下降すると、先ず、容器16の底面が載置部材70上に載り、さらに下降すると、グリッパ12の係合爪12cが容器16のフランジ16aの下面から外れて、フランジ16aとの間に隙間を形成する(図5(d)参照)。その後、スクリューキャッパの回転体10と出口スターホイール22の回転に伴って、グリッパ12を開放して容器16を出口スターホイール22に引き渡す。このように、グリッパ12を下降させて載置部材70上に容器16を載せた後、さらにグリッパ12を下降させるので、グリッパ12の係合爪12cを容器16のフランジ16aの下面から確実に外すことができ、排出時に容器16を傷つけるおそれがない。また、容器16を下ろす際に載置部材70はスクリューキャッパの回転体10とほぼ同方向にほぼ等速で移動しているので、容器16の搬送が不安定になることはない。
【0035】
なお、前記実施の形態では、容器16を支持して搬送する支持部材として、一対のグリップ部材12a、12bを開閉させるグリッパ12を用いたが、開閉するグリッパ12に限るものではなく、例えば、開閉せず単にフランジ16aの下面を支持する等、その他の構成の支持部材を用いることもできる。また、出口スターホイール22と一体的に回転する載置部材70は、一枚の回転円板であっても良く、また、個々のびん台によって容器16を受けるようにしても良い。さらに、載置部材70を出口スターホイール22側ではなくスクリューキャッパ側に設け、回転体10と一体的に回転させるようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、容器の口部に形成されたフランジの下面を支持可能な支持部材を複数有し、これら支持部材によって容器を吊り下げた状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段によって吊り下げた状態で搬送される容器にキャップを巻き締めするキャッピングヘッドと、前記支持部材の上面に設けられてフランジの下面に係合可能な係合突起とを備え、前記キャッピングヘッドによってキャップの巻き締めを行う際に、このキャップを介して容器を押し下げることによりフランジ下面を係合突起に係合させて容器の回転を阻止するスクリューキャッパにおいて、容器を載置可能な載置部材と、前記支持部材を昇降させる昇降手段とを設け、キャップを巻き締めた後、支持部材を下降させることにより、容器を載置部材上に載せるとともに、係合突起の係合を解除するようにしたので、容器をスクリューキャッパ内に導入し、また排出する際に、係合突起が容器のフランジに接触しないため、係合突起が破損したり損傷することがなく、また、容器が傷付くこともない。さらに、スクリューキャッパへの導入、排出部で、係合突起と容器とが接触しないため、容器の搬送が不安定になることもない。しかも、容器の搬送方向に移動する載置部材が設けられ、この載置部材上に容器を載せて排出するので、固定のプレート上を滑らす場合のように容器の搬送が不安定になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスクリューキャッパの縦断面図である。
【図2】一対のグリップ部材を開閉させる機構を示す横断面図である。
【図3】グリッパの昇降用カムおよび開閉用カムを示す平面図である。
【図4】グリップ部材を回転させる回転軸への駆動伝達部の構成を示す横断面図である。
【図5】図(a)ないし図(d)は、このスクリューキャッパにおける容器導入から排出に至る過程を順次説明する図である。
【符号の説明】
10 搬送手段(回転体)
12 支持部材(グリッパ)
12c 係合突起(係合爪)
16 容器
16a 容器のフランジ
20 キャッピングヘッド
23 キャップ
44 昇降手段(昇降用円筒カム)
70 載置部材
Claims (3)
- 容器の口部に形成されたフランジの下面を支持可能な支持部材を複数有し、これら支持部材によって容器を吊り下げた状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段によって吊り下げた状態で搬送される容器にキャップを巻き締めするキャッピングヘッドと、前記支持部材の上面に設けられてフランジの下面に係合可能な係合突起とを備え、前記キャッピングヘッドによってキャップの巻き締めを行う際に、このキャップを介して容器を押し下げることによりフランジ下面を係合突起に係合させて容器の回転を阻止するスクリューキャッパにおいて、
容器を載置可能な載置部材と、前記支持部材を昇降させる昇降手段とを設け、キャップを巻き締めた後、支持部材を下降させることにより、容器を載置部材上に載せるとともに、係合突起の係合を解除することを特徴とするスクリューキャッパ。 - 請求項1に記載のスクリューキャッパにおいて、
前記支持部材が、容器のフランジよりも下方側を把持するグリッパからなり、搬送手段が容器を受け取る際に、グリッパがフランジの下面との間に隙間を有して容器を把持することを特徴とするスクリューキャッパ。 - 請求項1または請求項2に記載のスクリューキャッパにおいて、
前記載置部材は、少なくとも支持部材が下降して容器を載置する個所では、搬送される容器とほぼ同方向に、かつ、等速で移動していることを特徴とするスクリューキャッパ。
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