JPH02127286A - キャップ装着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、プラスチック製キャップなどのプレスクリ
ュキャップをプラスチック容器に装着するに好適に用い
られるキャップ装着装置に関する。

〔従来技術と発明が解決しようとする課題〕近時、二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂などのプラスチッ
ク材料で作られたプラスチック製容器が丈夫で、軽いな
どの点で広く採用されつつある。このようなプラスチッ
ク製容器にプラスチックキャップなどのような予めネジ
が形成されたプレスクリュキャップを装着する場合には
、キャッピングマシンのスピニングへラドセットでプレ
スクリュキャップを所定の締めっけトルク　（閉栓トル
ク）が得られるように螺着する必要がある。

このスピニングヘッドセットによるキャップの螺着工程
の終りでは、キャップをかなり大きな力でねじ込むこと
になり、この回転力によって容器自体が回転してしまう
ことがある。このような容器自体の回転が発生ずると、
所定の締めっけトルクが得られず、内容物の漏出を来す
恐れがある。

このような不都合を防止するには、キャップの螺着中、
容器を何んらかの方法で回転しないように固定すればよ
いことになる。従来のガラス瓶などでは、容器自体が剛
性があってしつかりしているので、容器胴部をゴム製部
材で一時的に固定してやれば上記目的は達成できる。し
かしながら、プラスチック製容器では、胴部が薄く形成
されており変形し易いので、容器胴部を固定すると胴部
が変形して内容物が口部から溢れ出ることになり、この
方法は採用し得ない。また、キャッピングマシンのスピ
ニングへラドセットが設置ノられるセンタースターのタ
ーンテーブルの表面にゴムパッドを敷設して容器とター
ンテーブルとの密着性を高くして容器自体の回転を防止
することも考えられるが、この方法では十分な回転防止
効果を得ることはできない。

この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、容器が変
形し易いプラスチック容器である場合の問題、即しギャ
ップ締め付はトルクが安定しない問題をキャッピング時
に内容物があふれ出る事故を避けつつ解決することを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕 この発明のギャップ装着装置では、口部にネジ部が形成
され首部にフランジ部が形成されたプラスチック容器の
フランジ部を支承する懸吊機構に、前記プラスチック容
器の首部及び／又はフランツ部に係止してプラスチック
容器のキャップ螺着方向への回動を阻止する回転止め刃
を設けることによって前記目的を達成した。

〔作用〕

本発明のキャップ装着装置にあっては、プレスクリュキ
ャップを螺着するときにプラスチック容器が若干でも回
動すると、懸吊機構に設けられた回転止め刃がプラスチ
ック容器の首部及び／又はフランジ部に係止してプラス
チック容器のキャップ螺着方向への回動を阻止する。

また本発明のキャップ装着装置では、懸吊状態のプラス
チック容器の首部及び／又はフランジ部に回転止め刃が
係止するので、プラスチック容器の胴部に負荷の加わら
ない状態で容器の回転を阻止できる。

さらに本発明のキャップ装着装置では、厚肉で堅牢な首
部及び／又はフランジ部に回転止め刃が係止するうえ、
回転止め刃の食い込みにより容器に若干の傷が付いても
プラスチック製の容器の場合はガラス製の容器と異なり
この傷が拡大することはないので、回転止め刃による回
転止めが容器の破壊の原因になることはない。

〔実施例〕

以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図ないし第３図はこの発明の装置の一実施例を示す
もので、図中符号ｌはプラスチック製容器（以下、プラ
ボトルと言う）である。このプラボトルｌは、二軸延伸
ポリエチレンテレフタレート樹脂などの合成樹脂よりな
り、その口部にはネジ部１ａが形成され、また首部には
鍔状のフランジ部１ｂが形成されており、口部および首
部は胴部よりも厚肉となっており、十分な剛性を有して
いる。

このプラボトルト・・は、図示しないスクリュコンベア
などの搬送手段によって、キャッピングマシンのインテ
ークスター２に順次送り込まれる。

このインテークスター２は、そのアッパースターホイー
ル２ａの各ポケットの径が小さくなっており、プラボト
ル１の首部のフランジ部１ｂの下側の部分が嵌り込む寸
法となっている。また、インテークスター２のアッパー
スターホイール２ａとターンテーブル２ｂとの間の距離
が、プラボトル１のフランジ部１ｂから底部１ｃまでの
長さよりも若干大きくなっている。よって、インテーク
スター２に送られたプラボトル１は、第１図に示すよう
にアッパースターホイール２ａの上面にプラボトルｌの
フランジ部１ｂが係止し、かつプラボトルｌの底部１ｃ
がターンテーブル２ｂ表面から離れた状態、すなわちプ
ラボトル１のフランジ部ｔｂで懸吊状態で移送されるこ
とになる。そして、この状態のブラボトル１には、その
インテークスター２での移送中にキャップリリース３か
ら供給されるプラスチック製キャップなどのプレスクリ
ュキャップ４がその口部に被着される。

ついで、プレスクリュキャップ４が被着されたプラボト
ルｌは、インテークスター２からセンタ−スター５に転
送される。このセンタースター５は、懸吊機構としての
アッパースターホイール５ａとターンテーブル５ｂとに
よって構成されている。これらアッパースターホイール
５ａとターンテーブル５ｂとの間の距離がプラボトルｌ
のフランジ部ｔｂと底部１ｃまでの長さよりも大きくな
っており、かつアッパースターホイール５ａおよびター
ンテーブル５ｂはインテークスター２のアッパースター
ホイール２ａおよびターンテーブル２ｂよりもいずれも
低い位置に配置されている。このため、プラボトル１は
、インテークスター２からセンタースター５にそのフラ
ンジ部ｔｂで懸吊されたままの状態で一段低いセンター
スター５のアッパースターホイール５ａに移されること
になり、この移送の際、インテークスター２のターンテ
ーブル２ｂからセンタースター５のターンテーブル５ｂ
の上方にかけて設けられたスライダー２Ｃを滑り落ちて
ゆく。

また、このセンタースター５のアッパースターホイール
５ａの各ポケット５Ｃは、その径がプラボトルｌの首部
が嵌り込む寸法となっているとともに第２図および第３
図に示すように回動防止部としての回転止め刃部６が形
成されている。この回転止め刃部６は、２枚の円板状の
丸刃６ａ、６ａを止めネジ６ｂ　、６ｂによって切刃部
の一部がポケット５ｃの内周面よりも若干突出するよう
に、ポケット５ｃの内周面の両端部イ」近に固着したも
のである。また、このセンタースター５のアッパースタ
ーホイール５ａの外方には、このホイール５ａの外周面
に対して所定の間隔を置いて平行に、第２図中−点鎖線
で示したようなセンターガイド７が設けられている。こ
のセンターガイド７は、その側面部がアッパースターホ
イール５ａに懸吊されたプラボトル１のフランジ部１ｂ
に接触するようにその位置が定められており、プラボト
ル１をポケット５ｃ内に押し込み正しく位置せしめるよ
うになっている。

かくして、センタースター５に転送されたプラボトルｌ
は、その首部がアッパースターホイール５ａの各ポケッ
ト５ｃ内に正しく押し込められる。

この状態において、センタースター５の回転に同期して
上方からキャップ螺着機構としてのスピニングへラドセ
ット８が降下し、プレスクリュキャップ４がこのスピニ
ングへラドセット８で加圧されながら回転せしめられる
。スピニングへラドセット８によるプラボトルｌに対す
る下方への抑圧と、センターガイド７によるプラボトル
ｌのポケット５ｃへの押し込みとによって、プラボトル
ｌは、その首部およびフランジ部１ｂ下面に回転止め刃
部６が食い込み、フランジ部１ｂで懸吊されかつ首部で
回転不能に固定された状態となる。これによって、プラ
ボトルｌは確実に固定され、プレスクリュキャップ４が
スピニングへラドセット８によって口部のネジ部１ａに
所定の締めつけトルクが得られるように螺着される。

ついで、スピニングヘッドセット８が上昇してプレスク
リュキャップ４から離れ、キャップ４の装着が完了する
と、このプラボトルｌはセンタースター５からディスチ
ャージスタ−９に転送される。この転送の途中、プラボ
トルＩはその底部１Ｃが、センタースター５のターンテ
ーブル５ｂとディスチャージスター９のターンテーブル
９ａとの間に架設され、かつセンタースター５のターン
テーブル５ｂよりも徐々に高くなるように形成されたス
ライダー５ｄ上を滑り上がり、その位置が高くなる。す
ると、プラボトルｌの首部も上方に移動し、アッパース
ターホイール５ａの上面からフランジ部１ｂが離れ、プ
ラボトルｌがその底部１ｃで自立した状態になるととも
に、回転止め刃部６から首部が離れて固定状態から解除
された状態となる。そして、プラボトルｌは、プラボト
ルｌが自立し、かつその固定から解放された状態でディ
スチャージスター９に移きれる。

このキャップ装着装置は、アッパースターホイール５ａ
に丸刃６ａを備えた回転止め刃部６，６が配設されたも
のなので、プレスクリュキャップを螺着するときにプラ
ボトルｌが若干でも回動すると回転止め刃部６，６の丸
刃６　ａ、　６　ａがブラボトルｌの首部とフランジ部
１ｂに食い込み、プラボトル１のキャップ螺着方向への
回動を阻止する。従ってこのキャップ装着装置によれば
、プレスクリュキャップを安定したトルクで螺着するこ
とができる。

またこのキャップ装着装置では、懸吊状態のプラボトル
ｌの首部とフランジ部１ｂに回転止め刃部６，６の丸刃
６　ａ、　６　ａが係止するので、プラボトルｌの胴部
に負荷の加わらない状態で容器の回転が阻止される。よ
ってこのキャップ装着装置によれば、キャップ螺着時に
プラボトルＩの胴部が変形することがなく、キャッピン
グ時に内容物が溢れ出る事故を回避することができる。

さらにこのキャップ装着装置では、厚肉で堅牢な首部と
フランジ部１ｂに回転止め刃部６の丸刃６ａが係止する
うえ、丸刃６ａの食い込みにより容器に若干の傷が（１
いてもプラボトル１の場合はガラス製の容器と異なりこ
の傷が拡大することがないので、回転止め刃部６の丸刃
６ａによる回転止めが原因となってプラボトルＩが破損
することはない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明のキャップ装着装置は、
プラスチック容器のフランジ部を支承オる懸吊機構に、
プラスチック容器の首部及び／又はフランジ部に係止し
てプラスチック容器のギャップ螺着方向への回動を阻止
する回転止め刃が設けられたものなので、プレスクリュ
キャップを螺着するときにプラスチック容器が若干でも
回動すると回転止め刃がプラスチック容器の首部及び／
又はフランジ部に食い込み、容器のキャップ螺着方向へ
の回動を阻止する。従って本発明のキャップ装着装置に
よれば、プラスチック容器にプレスクリュキャップを安
定したトルクで螺着することができる。

また本発明のキャップ装着装置では、懸吊状態のプラス
チック容器の首部及び／又はフランジ部に回転止め刃が
係止するので、プラスチック容器の胴部に負荷の加わら
ない状態で容器の回転を阻止できる。よって本発明のキ
ャップ装着装置によれば、キャップ螺着時にプラスチッ
ク容器の胴部が変形することがなく、キャッピング時に
内容物が溢れ出る事故を回避することができる。

さらに本発明のキャップ装着装置では、回転止め刃の係
止する部分が厚肉で堅牢な首部及び／又はフランジ部で
あるうえ、回転止め刃の食い込みにより容器に若干の傷
が付いてもプラスチック容器の場合はガラス製の容器と
異なりこの傷が拡大することはないので、回転止め刃に
よる回転止めが原因となってプラスチック容器が破損す
ることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明のキャップ装着装置の一
実施例を示すものであって、第１図は要部を示す正面図
、第２図は回転止め刃部を示す上面図、第３図は第２図
のＩＩＩ−Ｉ線断面図である。 １・・・・・・プラボトル、１ｂ・・・・・・フランジ
部、４・・・・プレスクリュキャップ、 ５・・・・・・センタースター ５ａ・・・・・・アッパースターホイール、６・・・・
・・回転止め刃部、６ａ・・・丸刃、ｚ ８・・・・・・スピニングヘラ ドセッ ト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 口部にネジ部が形成され首部にフランジ部が形成された
   プラスチック容器を、そのフランジ部を支承することに
   より懸吊状態で保持する懸吊機構と、この懸吊機構で保
   持されたプラスチック容器の口部にプレスクリュキャッ
   プを螺着するキャップ螺着機構とを備えたキャップ装着
   装置において、前記懸吊機構に、前記プラスチック容器
   の首部及び／又はフランジ部に係止してプラスチック容
   器のキャップ螺着方向への回動を阻止する回転止め刃が
   設けられたことを特徴とするキャップ装着装置。