JP2003081074A - 自動車用ブレーキの制御方法及びその装置 - Google Patents

自動車用ブレーキの制御方法及びその装置

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JP2003081074A JP2001277753A JP2001277753A JP2003081074A JP 2003081074 A JP2003081074 A JP 2003081074A JP 2001277753 A JP2001277753 A JP 2001277753A JP 2001277753 A JP2001277753 A JP 2001277753A JP 2003081074 A JP2003081074 A JP 2003081074A
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Masanori Ichinose
昌則 一野瀬
Atsushi Yokoyama
篤 横山
Yuzo Kadomukai
裕三 門向
Toshio Manaka
敏雄 間中
Nobuyuki Ueki
信幸 植木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走行中もしくは停車中において他の車両によっ
て衝突された場合に自車の災害を最小限にし、また2次
災害を防止するための自動車用ブレーキの制御方法及び
その装置を提供する。 【解決手段】自車が他の車両から衝突されたことを衝突
センサによって検知し、自車周囲の交通状態を交通状態
検知装置によって検知し、ドライバの操作もしくは制御
装置の減速要求に基づいてブレーキ機構を駆動して制動
力を発生する自動車用ブレーキ装置の制御方法におい前
記衝突センサが衝突を検知した際に、交通状態検知装置
の検知する周囲の交通状態に応じて、制御装置により制
動力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ブレーキの
制御方法及びブレーキ装置に係り、特に走行中に他の車
両から後方より衝突された場合、もしくは停車中に他の
車両から衝突された場合に引き起こす2次衝突すなわち
2次災害を防止するための自動車用ブレーキ装置の制御
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】他の車両との衝突による2次災害を防止
するためのブレーキ装置としては、例えば、特開平11
−235969号公報で提案されるブレーキ装置が知ら
れている。このブレーキ装置は、他の車両との衝突時に
ドライバからの操作により与えられたブレーキ力より大
きなブレーキ力を加えることにより後続事故を回避する
という工夫がなされている。(従来技術1) また、特開平10−35440号公報で提案されている
ブレーキ装置では、他の物体との衝突を検出したときに
非常ブレーキをかけることにより車両を緊急停車させ、
事故の拡大を防止するという工夫がなされている。(従
来技術2)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術1に記載されるように、他の車両との衝突が発生
した際、必ずしもブレーキ力を急上昇させることが好ま
しいとは限らない。たとえば、走行中に後方から他の車
両に衝突された際、ブレーキ力を急上昇させると衝突エ
ネルギの大半を自車が受け取ることになり、車体が著し
く破壊され、災害が拡大する恐れがある。
【0004】また、上記従来技術2に記載されるよう
に、走行中にむやみに急激なブレーキ力を加えた場合、
スピンを招く可能性が高く、他の車両との衝突によって
2次災害を起こす恐れがある。
【0005】本発明の目的は、上記に鑑みてなされたも
のであり、走行中もしくは停車中において他の車両によ
って衝突された場合に自車の災害を最小限にし、また2
次災害を防止するための自動車用ブレーキの制御方法及
びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る自動車用ブレーキ装置の制御方法は、自
車が他の車両から衝突されたことを衝突センサによって
検知し、自車周囲の交通状態を交通状態検知装置によっ
て検知し、ドライバの操作もしくは制御装置の減速要求
に基づいてブレーキ機構を駆動して制動力を発生する自
動車用ブレーキ装置の制御方法において、前記衝突セン
サが衝突を検知した際に、前記交通状態検知装置の検知
する周囲の交通状態に応じて、前記制御装置により制動
力を制御する。
【0007】好ましくは、前記制御装置によって、前記
衝突センサからの信号によって1次衝突の方向を判定
し、衝突時の自車が移動する方向の交通状態に応じて、
自車が他の車両もしくは他の物体に衝突する2次衝突の
可能性を判定し、2次衝突の可能性が有ると判断された
場合は制動力を増加し、2次衝突の可能性が無いと判断
された場合は制動力を減じるように制御される。
【0008】これにより、1次衝突による衝突エネルギ
を自車が負担する割合が減少し、自車の車体破壊に伴う
災害を軽減でき、更に他の車両もしくは他の物体との衝
突による2次災害を防止することができる。
【0009】更に好ましくは、前記制御装置によって、
自車が他の車両もしくは他の物体に衝突する2次衝突の
可能性が無いと判断され、制動力を減じた後であって所
定時間内に、ドライバが再度ブレーキペダルを踏み込ん
だ場合に、前記制動力を減じる前の制動力に保持するよ
うに制御される。
【0010】これにより、ドライバが衝突によって誤っ
て急ブレーキをかけてしまった場合においても、スピン
等の2次災害を招くことなくドライバの意図する制動力
を保持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の自動車用ブレー
キ装置の制御方法に係る第1の実施例の制御フロー図、
図2は、制御方法を実施するためのブレーキ装置の概略
構成図である。また図3は、衝突前後の車両挙動を示す
時間波形の線図である。
【0012】はじめに、図2を用いてブレーキ装置の概
略の構成を説明する。本実施例は、ブレーキ機構として
電動モータによって駆動される電動ブレーキ装置の例で
ある。43は制御装置であり、車両の制動力を電子制御
する構成になっている。この制御装置43には、衝突セ
ンサ20、交通状態検知装置21、車両速度検知装置2
2、ペダルセンサ42、駐車ブレーキセンサ44、及び
記憶装置45が接続されており、これらからの信号によ
って制御装置43は、衝突と方向を判定し、減速要求に
基づいた制動力で制御するようにし、走行中か停車中か
の判定をし、演算機能を有して2次衝突の可能性を判定
する。
【0013】詳しくは、次のとおりである。衝突センサ
20は、前後方向(斜め方向も含む)の加速度を検知す
る加速度センサであり、車両衝突時の衝突加速度及びそ
の方向を制御装置43に伝えるものである。制御装置4
3は、衝突センサ20からの加速度信号を読み取り、加
速度が予め設定した閾値より大きい場合に車両が衝突し
たと判断する。また制御装置43は、加速度の方向から
衝突が前方向からか(たとえば、自車が衝突した場
合)、または後方向からか(自車が衝突されたような場
合)を判定する。交通状態検知装置21は、本実施例で
は、車両の前後に設置されたレーザレーダであり、車両
前後の障害物(主に他の車両、場合によっては設置物
体)の有無及び障害物との距離を検知する。車両速度検
知装置22は、車輪の回転パルス等の情報から車両の速
度を検出するものである。42は運転状態検知装置とし
て機能するペダルセンサであり、ブレーキペダル41の
踏み込み状態を検知することにより、ドライバの制動要
求を制御装置43に伝えるものである。駐車ブレーキセ
ンサ44は、駐車ブレーキが動作状態(制動力が付加さ
れている状態)であるかどうかを検知し、この情報を制
御装置43に伝える。記憶装置45は、上記制御装置4
3に送られる信号を時間波形として記録するものであ
る。
【0014】3a,3b,3c,3dは、それぞれの車
輪(図示せず)に取り付けられたディスクロータであ
り、各車輪と共に回転するものである。このディスクロ
ータ3a〜3dに近接して、電動キャリパ2a、2b、
2c、2dが配設されている。電動キャリパ2a〜2d
は、それぞれ、ディスクロータ3a〜3dの両面に配設
されるブレーキパッド(図示せず)、及び、それらのブ
レーキパッドをディスクロータ3a〜3dの表面に押圧
するクランプ力を発生するためのブレーキモータ1a、
1b、1c、1dから構成されている。これらブレーキ
モータ1a〜1dと電動キャリパ2a〜2dとで、ブレ
ーキアクチュエータが構成され、更にこのブレーキアク
チュエータとディスクロータ3a,3b,3c,3dと
でブレーキ機構が構成されている。
【0015】それぞれのブレーキモータ1a〜1dに
は、駆動回路4a〜4dが接続されている。この駆動回
路4a〜4dは、制御装置43が発生する指令信号に応
じた電力をブレーキモータ1a〜1dに供給する回路で
ある。各ブレーキモータ1a〜1dは、駆動回路4a〜
4dから供給される電力に応じたクランプ力を発生す
る。以上の構成により、ブレーキペダル41へのドライ
バの操作に応じた制動力、または、制御装置43の判断
に応じた制動力を発生することができる。
【0016】次に、上記の構成をもつブレーキ装置の各
動作ステップについて、図1に基づいて説明する。ドラ
イバがイグニションスイッチを入れると、ステップ10
0からブレーキ制御がスタート(開始)する。制御装置
43には、ステップ101により衝突センサ20からの
加速度情報が入力され、ステップ102において、入力
した加速度と予め設定された加速度とが比較されること
により、衝突が発生したかどうかが判断される。制御装
置43によって衝突が発生していないと判断された場合
は、再びステップ101に戻り、衝突発生の有無を常時
監視する。制御装置43によって衝突が発生したと判断
された場合は、ステップ103により車両速度検知装置
22からの車両速度を読み込み、ステップ104により
車両が走行中であるか停車中であるかを判定する。
【0017】制御装置43によって車両が停車中である
と判断された場合は、ステップ105において衝突セン
サ20からの情報により制御装置43は衝突の方向(前
後もしくは斜め前後方向)を判定し、ステップ106に
おいて、交通状態検知装置21によって衝突時の車両進
行方向の障害物の有無、及び障害物との距離などの交通
状態を読み込む。すなわち、後方からの衝突であれば前
方の交通状態を読み込み、前方からの衝突であれば後方
からの交通状態を読み込む。ステップ107では、制御
装置43は、入力された加速度値、障害物との距離、及
び衝突時点での制動力などから自車の2次衝突の危険度
を計算する。ステップ108では、計算された危険度と
予め設定した閾値との大小関係から2次衝突の可能性を
判定する。ステップ108において、2次衝突が発生す
ると制御装置43が判断した場合は、ステップ200に
おいて最大制動力を発生する非常ブレーキを動作させて
車両を停止させ、ステップ900にてブレーキ制御を終
了する。
【0018】一方、ステップ108において2次衝突が
発生しないと判断された場合は、ステップ109におい
てペダルセンサ42及び駐車ブレーキセンサ44からの
信号によって制動力が発生しているかどうかが制御装置
43で判断される。制動力が発生していないと判断され
た場合は、ステップ106に戻り、衝突にともなう車両
の進行によって時事刻々変化する2次衝突の危険度を制
御装置43で計算し、上記と同様のステップを繰り返
す。ステップ109にて制動力が発生していると判断さ
れた場合は、ステップ110において制動力を減少させ
る。すなわち、駆動回路4a、4b、4c、4dに対す
る指令値を衝突前の値に対して小さな値とし、制動力が
小さくなる方向にブレーキモータを駆動する。好ましく
は、駐車ブレーキを含めた全ての制動力が発生しない状
態とするまでブレーキモータを駆動するのがよい。これ
により、車両の運動を阻害する因子が取り除かれ、衝突
の加速度によって車両が運動し、運動エネルギが増加す
る。すなわち、衝突のエネルギが運動エネルギに変換さ
れる。このため、車両の破壊に寄与するエネルギが減少
し、車両破壊が軽減される。
【0019】図3に、この時の車両挙動の時間波形を示
す。時間T0において衝突が発生し、車両の加速度が増加
する。加速度が時間T1において予め定めた閾値を越える
と衝突が発生したと判断され、制動力をF1からF2に減じ
る。ここで、車両の速度はT0から微増を始めているが、
時間T1において制動力が減じられると同時に急増する。
このように速度が急増することにより車両の運動エネル
ギが急増し、車両の破壊に寄与するエネルギが減少して
車両破壊が軽減される。
【0020】ここで図2に戻って、ブレーキ制御のステ
ップを説明する。ステップ110において制動力を減じ
た後、ステップ111では、制御装置43は、車両速度
検知装置22からの信号によって車両が停止したかどう
かを判断する。車両が停止したと判断された場合は、ス
テップ900によりブレーキ制御を終了する。
【0021】一方ステップ111において、制御装置4
3により車両が停止してないと判断された場合は、車両
が進行することによって障害物との2次衝突が発生する
危険に対処するため、ステップ106に戻り、再び2次
衝突の可能性を判定し、必要に応じてステップ200に
より非常ブレーキを動作させ、車両を停止させる。
【0022】次に、ステップ104において車両が走行
中であると判断された場合のステップについて説明す
る。制御装置43により車両が走行中であると判断され
た場合は、ステップ115において、衝突センサ20か
らの加速度の方向を読み取り、衝突の方向を判断する。
後方からの衝突であると判断された場合は、ステップ1
16において交通状態検知装置21からの信号により、
制御装置43は前方の障害物の有無、障害物との距離、
及び相対速度などを読み込む。ステップ117では、制
御装置43は先に入力された加速度値、障害物との距
離、及び相対速度から前方の障害物との2次衝突の危険
度を計算する。ステップ118では、計算された危険度
と予め設された閾値との大小関係から2次衝突の可能性
が判定される。ステップ118において2次衝突が発生
すると判断された場合は、ステップ200にて非常ブレ
ーキを動作させて車両を停止させ、ステップ900にて
ブレーキ制御を終了する。
【0023】一方、ステップ118において2次衝突が
発生しないと判断された場合は、制御装置43は、ステ
ップ119においてペダルセンサ42からの信号によっ
て制動力が発生しているかどうかを判断する。制動力が
発生していないと判断された場合は、ステップ116に
戻り、制御装置43は車両の進行によって時事刻々変化
する2次衝突の危険度を計算し、上記と同様のステップ
を繰り返す。ステップ119にて制動力が発生している
と判断された場合は、ステップ120において制動力を
減少させる。これにより、先に説明したように車両の速
度が増加し、車両の破壊に寄与するエネルギが減少する
ため、車両破壊が軽減される。ステップ120において
制動力を減じた後、ステップ121では、制御装置43
は車両速度検知装置22から車両速度信号が入力し、走
行抵抗等によって車両が停止したかどうかを判断する。
車両が停止したと判断された場合は、ステップ900に
よりブレーキ制御を終了する。
【0024】またステップ121において、車両が停止
していないと判断された場合は、車両が進行することに
よって障害物との2次衝突が発生する危険に対処するた
め、ステップ116に戻り、再び2次衝突の可能性を制
御装置4によって判定され、必要に応じてステップ20
0により非常ブレーキを動作させ、車両を停止させる。
【0025】ステップ115において、後方からの衝突
でないと判断された場合、すなわち、走行中における先
行車両への衝突や、側方からの衝突であった場合は、ス
テップ200において直ちに非常ブレーキを動作させ、
車両を停止させる。これにより、前方や側方からの危険
な衝突が発生した場合に車両を確実に停止させることが
できる。また、ヨーレートセンサを取り付けて、これか
らの信号によってヨー加速度が予め設定した値より大き
くなった場合に、非常ブレーキを動作させる制御を行っ
てもよい。これにより、スピンを伴う危険な衝突が発生
した場合に、車両を確実に停止させることができる。
【0026】次に、記録装置45の動作について説明す
る。記録装置45は、衝突センサ20、交通状態検知装
置21、車両速度検知装置22、ペダルセンサ42、駐
車ブレーキセンサ44から制御装置43に送られる信
号、及び制御装置43から駆動回路4a〜4dに送られ
る制御信号を時間波形として記録する。記録された信号
は、一定時間(T1’)が経過すると時間的に古いものか
ら順に消去され、常に新しい信号に更新されるようにな
っている。衝突センサ20からの信号によって自車が衝
突ことを制御装置43によって判断されると、予め定め
た一定時間(T2’)後に記録を中止する。ここで、T
2’は必ずT1’より小さな値となるように設定してお
く。
【0027】これにより、衝突発生の(T1’-T2’)時
間前から衝突発生のT2’時間後までの時間波形が記録装
置45に残ることになる。車両が完全に停止した後にこ
の波形を解析すれば、衝突事故の前後の状況を再現する
ことができ、その後の事故防止のためのブレーキ制御方
法の改良に役立てることができる。また、衝突前後の加
速度情報、自車の速度情報、或いは交通状態に関する情
報、すなわち障害物との距離や相対速度を記録しておく
ことにより、衝突によって交通状態検知装置等が破損し
た場合でも、上記した記録情報から将来の状態を推定
し、2次災害を確実に防止することも可能である。以上
のように、車両が衝突した際に、自車周囲の交通状態に
応じて制動力を制御することより、自車の車体破壊によ
る災害や障害物との衝突による2次災害を軽減もしくは
防止することができる。
【0028】なお、上記実施例では交通状態検知装置に
レーザレーダを使用する例について述べたが、ミリ波レ
ーダ等の他方式のレーダを用いてもよい。また、車両の
前後にレーダを配置する例について説明したが、レーダ
を車両の前方にのみ配置し、最も可能性の高い後方から
の衝突にのみ対処することにより低コストのシステムと
してもよい。また、交通状態検知装置に車載カメラを利
用してもよい。また、交通状態検知装置にカーナビゲー
ション装置を用いれば、衝突によって交差点、或いは踏
み切りに進入して発生する2次災害も防止することがで
きる。また、路車間通信、或いは車車間通信を利用して
周囲の交通状態を検知してもよい。
【0029】また、上記実施例では衝突センサとして加
速度センサを使用する例について述べたが、交通状態検
知装置として作用するレーダ、カメラ、カーナビゲーシ
ョン装置、路車間通信装置、車車間通信装置によって他
車両との距離を常に監視し、この距離が予め設定した距
離よりも小さな値となった時に衝突したと判断してもよ
い。また、エアバック装置の作動信号を検知することに
より衝突を検知してもよい。
【0030】また、上記実施例ではドライバがイグニシ
ョンスイッチを入れることによりステップ100からブ
レーキ制御が開始される例を説明したが、イグニション
スイッチが入っていない状態でも常に衝突の状態を監視
しておけば、ドライバが車両から離れた状態でも衝突に
よる車体の破壊を軽減できる。或いは、イグニションス
イッチが入っていない状態では、駐車ブレーキが作動し
ているときのみ上記制御を開始するようにしてもよい。
これにより、停車中の消費電力を低減することができ
る。或いは、イグニションスイッチが入っていない状態
では、上記制御を行うかどうかを選択するスイッチを設
けてもよい。
【0031】また上記実施例では、ステップ109もし
くはステップ119において、制動力が発生していない
と判断された場合は、新たに制動力を加えることなくス
テップ106もしくはステップ116に戻って自車周囲
の交通状態を読み込む例を説明したが、ステップ106
もしくはステップ116に戻る前に、弱い制動力を加え
てもよい。これにより、なるべく早く車両を停止させる
ことにより新たな衝突の危険性を低減することができ
る。また、この際に加える制動力を、衝突加速度の大小
に応じて変える制御を行ってもよい。これにより、衝突
加速度が大きい場合は、車体の破壊を軽減することを重
視して制動力を小さな値とし、衝突加速度が小さい場合
は、車両をなるべく早く停止させることを重視して制動
力を大きな値とすることができ、衝突の状態に応じて最
適な2次災害の防止を行うことができる。
【0032】また上記例では、電動モータを利用した電
動ブレーキの例について述べたが、油圧、或いは空気圧
等の電動以外のブレーキアクチュエータを使用した場合
にも本発明が有効であることは言うまでもない。
【0033】次に図4によって、第2の実施例の制御方
法について説明する。同図は、本実施例によるブレーキ
装置の制御フロー図である。図中同一符号を付した動作
ステップは、図1中に示したフロー図における動作と同
様の動作を行うものである。
【0034】本実施例では、車両走行中に衝突が発生
し、かつ、ドライバによる制動操作が行われている際の
ステップ120とステップ121との間に新たなステッ
プ130と131とが加えられている。この例では、ス
テップ120において制動力を減じた後に、ステップ1
30において、ペダルの再踏み込みが行われたかが制御
装置43によって判断される。ペダル再踏み込みの判断
は以下のように行う。すなわち、ステップ120におい
て制動力を減少させた後、予め設定した所定時間内(例
えば、4、5秒)にペダルの踏み込みがあった場合に、
再踏み込みがあったと判断される。
【0035】また、衝突が発生した時刻からのペダル踏
み込み量を常時監視し、ペダル踏み込み量の増加があっ
た場合も、再踏み込みが行われたと判断する。例えば、
ペダル踏み込み量が一旦減少し、その後増加するといっ
た場合にも再踏み込みが行われたと判断する。ペダルの
再踏み込みがなかった場合は、ブレーキ制御はステップ
121に移行し、上記実施例で説明したステップと同様
の動作を行う。ステップ130において、ペダルの再踏
み込みがあったと判断された場合は、ドライバが制動の
持続を要求していると判断し、ステップ131におい
て、衝突前の制動力を保持する指令を駆動回路4a〜4
dに発する。
【0036】従ってこの実施例では、衝突が発生した際
に、ブレーキモータは、ステップ120において一旦制
動力を減じる方向に回転し、その後、ステップ131に
おいて再び衝突前の制動力を発生するように回転復帰す
る。ここで、衝突前の制動力の保持にあたって、衝突前
の制動指令と同一の指令を発してもよいが、記録された
衝突前の加速度値を参照して、減速による加速度が衝突
前の加速度と同一になるような制御を行ってもよい。
【0037】このようなブレーキ制御を行うことによ
り、ドライバが衝突によってパニック状態に陥り、誤っ
て急ブレーキをかけてしまった場合も、衝突前のドライ
バの正常な判断による制動力を維持することができるた
め、スピン等による2次災害の発生を防止することがで
きる。なお、本実施例では、ステップ130において、
ペダルの再踏み込みが行われた場合にステップ131に
おける制動力の保持を行う例について説明したが、例え
ばハンドル等に補助ブレーキスイッチを設けておき、こ
のスイッチが動作した場合にステップ131において制
動力を保持するという制御を行ってもよい。これによ
り、衝突の衝撃でブレーキペダルが動作不能となった場
合でも、衝突前のドライバの制動意図に従った安全な制
動を行うことができる。
【0038】また、カメラ、路車間通信装置、車車間通
信装置によって先行車両の衝突の情報を検知し、自動制
動を行ってもよい。この場合は、自車の速度、先行車両
との距離及び相対速度から自車と先行車両との2次衝突
の危険度を計算し、最大制動力を発生するブレーキを動
作させても衝突回避不可能であると判断された場合は非
常ブレーキを動作させる。一方、最大制動力以下の回避
制動力で衝突を回避できると判断した場合は、回避制動
力を加える。これにより、ドライバが先行車両の衝突を
認識していない場合に自車と先行車両との2次衝突を防
止することができる。また、ドラバが先行車両の衝突を
認識し、パニック状態に陥って急ブレーキをかけた場合
のスピン等の2次災害を防止することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による自動
車用ブレーキの制御方法およびその装置によれば、1次
衝突による自車の災害を最小限とし、また2次災害を防
止することができる。また、ドライバが衝突時のパニッ
ク状態によって誤って急ブレーキを踏んだ場合でも、ス
ピン等の2次災害を招くことなく、衝突前のドライバの
正常な制動意図に従って車両を安全に停止させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ブレーキ装置の制御方法に係
る第1の実施例の制御フロー図である。
【図2】本発明に係る自動車用ブレーキ装置の概略構成
図である。
【図3】図1のブレーキ制御方法を用いた場合の車両挙
動を示す時間波形線図である。
【図4】本発明の自動車用ブレーキ装置の制御方法に係
る第2の実施例の制御フロー図である。
【符号の説明】
20…衝突センサ 21…交通状態検知装置 22…車両速度検知装置 42…ペダルセンサ 43…制御装置 44…駐車ブレーキセンサ 45…記録装置 1a〜1d…ブレーキモータ 2a〜2d…電動キャリパ 3a〜3d…ディスクロータ 4a〜4d…駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 篤 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 門向 裕三 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 間中 敏雄 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ (72)発明者 植木 信幸 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ Fターム(参考) 3D046 BB01 BB18 CC02 CC03 CC06 EE01 HH02 HH03 HH20 HH22 HH25 HH36 MM01 MM13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車が他の車両から衝突されたことを衝突
    センサによって検知し、自車周囲の交通状態を交通状態
    検知装置によって検知し、ドライバの操作もしくは制御
    装置の減速要求に基づいてブレーキ機構を駆動して制動
    力を発生する自動車用ブレーキ装置の制御方法におい
    て、 前記衝突センサが衝突を検知した際に、前記交通状態検
    知装置の検知する周囲の交通状態に応じて、前記制御装
    置により制動力を制御することを特徴とする自動車用ブ
    レーキ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】前記制御装置によって、前記衝突センサか
    らの信号によって1次衝突の方向を判定し、衝突時の自
    車が移動する方向の交通状態に応じて、自車が他の車両
    もしくは他の物体に衝突する2次衝突の可能性を判定
    し、2次衝突の可能性が有ると判断された場合は制動力
    を増加し、2次衝突の可能性が無いと判断された場合は
    制動力を減じるように制御されることを特徴とする請求
    項1記載の自動車用ブレーキ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】前記制御装置によって、自車が他の車両も
    しくは他の物体に衝突する2次衝突の可能性が無いと判
    断され、制動力を減じた後であって所定時間内に、ドラ
    イバが再度ブレーキペダルを踏み込んだ場合に、前記制
    動力を減じる前の制動力に保持するように制御されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の自動車用ブレーキ装置の
    制御方法。
  4. 【請求項4】自車が他の車両から衝突されたことを検知
    する衝突センサと、自車周囲の交通状態を検知する交通
    状態検知装置と、ドライバの操作または制御装置の減速
    要求に基づいて駆動され制動力を発生するブレーキ機構
    とを備える自動車用ブレーキ装置において、 前記衝突センサが衝突を検知した際に、前記交通状態検
    知装置の検知する自車周囲の交通状態に応じて制動力を
    制御する制御装置を備えることを特徴とする自動車用ブ
    レーキ装置。
  5. 【請求項5】前記制御装置は、前記衝突センサにより1
    次衝突の方向を判定し、衝突時の自車が移動する方向の
    交通状態に応じて、自車が他の車両もしくは他の物体に
    衝突する2次衝突の可能性を判定し、2次衝突の可能性
    が有ると判断した場合は制動力を増加し、2次衝突の可
    能性が無いと判断された場合は制動力を減じる制御をす
    るものであることを特徴とする自動車用ブレーキ装置。
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