JP2003080783A - インクフィルム保持装置およびインクフィルムリール - Google Patents

インクフィルム保持装置およびインクフィルムリール

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JP2003080783A JP2001276981A JP2001276981A JP2003080783A JP 2003080783 A JP2003080783 A JP 2003080783A JP 2001276981 A JP2001276981 A JP 2001276981A JP 2001276981 A JP2001276981 A JP 2001276981A JP 2003080783 A JP2003080783 A JP 2003080783A
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淳 平岡
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    • B41J17/00Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクフィルム交換時の作業性の向上し、装
置を小形化することができるインクフィルム保持装置お
よびインクフィルムリールを提供する。 【解決手段】 インクフィルム42が巻回される供給リ
ール43の軸線方向一端部44に、回転に対して制動力
が生じる回動部45を有する第1支持具46が着脱自在
に装着され、供給リール43の軸線方向他端部47はこ
の軸線方向他端部47を回転自在に支持する第2支持具
48が着脱自在に装着される。供給リール43から導か
れたインクフィルム42を巻き取る巻取リール49の軸
線方向一端部50には、巻取り方向A1に回転駆動され
る第3支持具51が着脱自在に装着され、軸線方向他端
部52はこの軸線方向他端部52を回転自在に支持する
第4支持具53が着脱自在に装着される。第1および第
3支持具46,51は、第1側板54に着脱可能に支持
され、第2および第4支持具48,53は第2側板55
に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、プ
リンタおよび複写機などの画像印刷機能を有する通信装
置および情報処理装置に搭載されるライン印字式の熱転
写型印刷装置に好適に実施することができるインクフィ
ルム保持装置およびインクフィルムリールに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の技術のインクフィルム保
持装置1を示す分解斜視図である。この保持装置1は、
インクフィルム2が巻回される供給リール3と、供給リ
ール3の軸線方向一端部に装着される第1支持具4と、
供給リール3の軸線方向他端部に装着される第2支持具
5と、供給リール3と平行に配置され、供給リール3か
ら巻出されたインクフィルム2を巻き取る巻取リール6
と、巻取リール6の軸線方向一端部に装着される第3支
持具7と、巻取リール6の軸線方向他端部に装着される
第4支持具8と、第3支持具7をその軸線まわりに予め
定める巻取方向Aに回転駆動する回転駆動源9とを有す
る。
【0003】第1支持具4は、直円筒状の筒部11と、
筒部11の軸線方向両端部間の中間部に固定される円環
状フランジ12と、筒部11の軸線方向一端部に固定さ
れる歯車13とを有する。第2支持具5は、直円筒状の
筒部15と、筒部15の軸線方向両端部間の中間部に固
定される円環状のフランジ16とを有する。第3支持具
7は、直円筒状の筒部18と、筒部18の軸線方向両端
部間の中間部に固定される円環状のフランジ19とを有
する。第4支持具8は、直円筒状の筒部21と、筒部2
1の軸線方向両端部間の中間部に固定される円環状のフ
ランジ22と、筒部21の軸線方向一端部に固定される
歯車23とを有する。
【0004】第4支持具8の歯車23には、前記回転駆
動源9の図示しない歯車が噛合し、印刷速度に同期し
て、巻取リール6を巻取り方向Aに回転させて、供給リ
ール3から引出された転写後のインクフィルム2を巻き
取ることができるように構成される。また、前記第1支
持具4の歯車13には、図示しないバックテンション機
構の歯車35が噛合し、印刷時にインクフィルム2に一
定の張力を与え、インクフィルム2のたるみや皺の発生
を防止している。
【0005】前記供給リール3および巻取リール6は、
相互に間隔をあけて平行に配置され、これらの供給リー
ル3および巻取リール6の各軸線方向の両側には、側板
25,26が前記各軸線に垂直に配置される。各側板2
5,26には、上方(図8の上方)に開放した略U字状
の切欠き27〜30が形成される。各切欠き27〜30
には、第1〜第4支持具4,5,7,8の各筒部11,
15,18,21が着脱自在に嵌まり込む。
【0006】これらの筒部11,15,18,21の各
側板25,26から相互に対向する各内面31,32か
ら内側に突出する部分は、前記供給リール3および巻取
リール6の各軸線方向両端部に嵌まり込む。この状態で
は、第1〜第4支持具4,5,7,8の各フランジ1
2,16,19,22が各側板25,26の外側に臨む
各外面34,35によって支持され、第1および第2支
持具4,5は、供給リール3と共通な軸線をなして、イ
ンクフィルム2が巻回された供給リール3を回転自在に
支持し、第3および第4支持具7,8は、巻取リールと
共通な軸線をなして、インクフィルム2が巻回された巻
取リール6を回転自在に支持している。
【0007】このような保持装置1は、印刷機能を有す
るたとえばファクシミリなどの通信装置ならびにプリン
タおよび複写機などの情報処理装置に装備されるライン
印字式の熱転写型印刷装置に搭載される。
【0008】他の従来の技術は、特開平11−2080
49号公報に示されている。この従来の技術では、2枚
の側板と、インクフィルムが巻回される供給リールと、
供給リールから導かれるインクフィルムを巻き取る巻取
リールと、供給リールおよび巻取リールの各軸線方向両
端部にそれぞれ装着される4つの支持具と、供給リール
および巻取リールの各軸線方向両端部に装着された各支
持具を保持する2枚の側板と有し、各支持具を各側板の
相互に対向する内面側にそれぞれ設けて、各支持具が各
側板の外側面から突出しない一体構造とし、これによっ
て保持装置の小形化を図るとともに、インクフィルムの
交換作業を容易化することができるように構成されてい
る。
【0009】さらに他の従来の技術は、特開平11−2
08050号公報に示されている。この従来の技術で
は、2枚の側板と、インクフィルムが巻回される供給リ
ールと、供給リールから導かれるインクフィルムを巻き
取る巻取リールと、供給リールおよび巻取リールの各軸
線方向両端部に装着される4つの支持具と、供給リール
および巻取リールの各軸線方向両端部に装着された各支
持具を保持する2枚の側板と有し、前記4つの支持具の
うちの片側に配置される歯車付きの2つの支持具を、一
方の側板に歯車とフランジとによって前記一方の側板を
挟むようにして傾動自在に取付け、これによってインク
フィルムの交換時に、他方の側板に装着される各支持具
だけを着脱して、供給リールおよび巻取リールの取外し
作業および取付け作業を容易化することができるように
構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の図8に示される
従来の技術では、インクフィルムの交換時に、供給リー
ル3の軸線方向両端部および巻取リール6の軸線方向両
端部の合計4箇所に対して、第1〜第4支持具4,5,
7,8を取外し作業および取付け作業を行なわなければ
ならず、これらの作業に手間を要し、インクフィルム交
換の作業性が悪いという問題がある。またこの従来の技
術では、供給リール側の第1支持具にバックテンション
を与えるために、装置本体に前記バックテンションを与
えるための機構として回転駆動源9が設けられているた
め、部品点数が多く、装置本体内の占有空間が大きくな
るために装置が大形化してしまうという問題がある。
【0011】また、上記の特開平11−208049号
公報に示される従来の技術では、各側板に支持具をそれ
ぞれ設けて一体構造とされるので、インクフィルムの交
換時に、供給リールおよび巻取リールの各軸線方向一端
部側に装着される各支持具と、供給リールおよび巻取リ
ールの各軸線方向他端部側に設けられる各支持具とは、
側板にそれぞれ装着された状態で、供給リールおよび巻
取リールに対する取外し作業および取付け作業を行なう
必要があり、これらの作業では側板と支持具とを片手で
同時に把持しなければならず、操作性が悪く、インクフ
ィルムの交換に手間を要するという問題がある。またこ
の従来の技術においても、上記の図8の従来の技術と同
様に、バックテンション機構を装置本体に設ける必要が
あるため、部品点数が多く、装置本体内の占有空間が大
きくなるために装置が大形化してしまうという問題があ
る。
【0012】さらに、上記の特開平11−208050
号公報に示される従来の技術では、供給リールおよび巻
取リールの各軸線方向一端部に装着される2つの支持具
は一方の側板に設けられているため、インクフィルムの
交換時に、前記軸線方向一端部側に配置される片側の各
支持具については、供給リールおよび巻取リールに対し
て取外し、かつ取付ける必要がないものの、これらの支
持具は側板に対して傾動自在に緩やかに取付けられてい
るため、取付け時において、側板に固定的には取付けら
れていない各支持具に対して、供給リールおよび巻取リ
ールの各軸線方向一端部の向きを正確に位置決めした状
態を維持しながら装着しなければならず、操作性が悪
く、インクフィルムの交換に手間を要するという問題が
ある。また、この従来の技術においても、上記の図8お
よび特開平11−208049号公報に示される各従来
の技術と同様に、バックテンション機構を装置本体に設
ける必要があるため、部品点数が多く、装置本体内の占
有空間が大きくなるために装置が大形化してしまうとい
う問題がある。
【0013】さらに、上記の図8、特開平11−208
049号公報および特開平11−208050号公報に
示される各従来の技術では、供給リールおよび巻取リー
ルは大略的に直円筒状の筒体であり、また各支持具は、
前記供給リールおよび巻取リールの各軸線方向両端部に
嵌まり込む円柱状の嵌合部と、供給リールおよび巻取リ
ールの各軸線方向両端部の各端面が当接するフランジ
と、側板に支持される軸受部とを有する。
【0014】このような支持具によって、前記供給リー
ルおよび巻取リールの各軸線方向両端部が各側板に回転
自在に支持されているため、供給リールの軸線方向両端
部の各端面と各側板との間および巻取リールの軸線方向
両端部の各端面と各側板との間には、フランジと、供給
リールおよび巻取リールの回転を許容できる程度の僅か
な隙間とが存在する。このような構成によって、各側板
の装置本体への配置上の間隔が決定されてしまうため、
装置本体に各側板を前記間隔をあけて配置することがで
きるスペースを確保しなければならず、装置を小形化す
ることができないという問題がある。
【0015】本発明の目的は、インクフィルム交換時の
作業性の向上し、装置を小形化することができるインク
フィルム保持装置およびインクフィルムリールを提供す
ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクフィル
ムが巻回される供給リールと、前記供給リールの軸線方
向一端部に嵌まり込み、かつ前記軸線まわりの回転に対
して制動力が生じる回動部を有し、前記供給リールの軸
線方向一端部に着脱自在に装着される第1支持具と、前
記供給リールの軸線方向他端部に着脱自在に装着され、
前記供給リールの軸線方向他端部を前記軸線まわりに回
転自在に支持する第2支持具と、前記供給リールと平行
に配置され、供給リールから導かれたインクフィルムを
巻き取る巻取リールと、前記巻取リールの軸線方向一端
部に着脱自在に装着され、予め定める巻取り方向に回転
駆動される第3支持具と、前記巻取リールの軸線方向他
端部に着脱自在に装着され、前記巻取リールの軸線方向
他端部を前記軸線まわりに回転自在に支持する第4支持
具と、第1および第3支持具を各軸線まわりに回転自在
に支持する第1側板と、第2および第4支持具が固定さ
れる第2側板とを含むことを特徴とするインクフィルム
保持装置である。
【0017】本発明に従えば、第1および第2側板間に
は、供給リールと巻取リールとが平行に配置され、供給
リールに巻回されたインクフィルムは、巻取リールに巻
き取られて回収され、第1および第2側板に対して、新
しいインクフィルムが巻回された新たな供給リールおよ
びインクフィルムが巻回されていない新たな巻取リール
に交換される。
【0018】このようなインクフィルム保持装置におい
て、前記供給リールの軸線方向一端部には第1支持具が
装着され、軸線方向他端部には第2支持具が装着され
る。また、巻取リールの軸線方向一端部には第3支持具
が装着され、軸線方向他端部には第4支持具が装着され
る。第1および第3支持具は、第1側板によって各軸線
まわりに回転自在に支持され、第2および第4支持具は
第2側板に固定される。
【0019】したがって供給リールの軸線まわりの回転
は、軸線方向一端部に装着された第1支持具が第1側板
によって回転自在に支持され、軸線方向他端部が第2支
持具によって回転自在に支持されることによって、許容
される。また、巻取リールの軸線まわりの回転は、軸線
方向一端部に装着された第3支持具が第1側板によって
回転自在に支持され、軸線方向他端部が第4支持具によ
って回転自在に支持されることによって、許容される。
【0020】前記第3支持具が予め定める巻取り方向に
回転駆動されると、その回転が巻取リールに伝達され、
供給リールから導かれるインクフィルムが巻き取られ、
このインクフィルムの張力によって供給リールが従動し
て回転する。このとき、第1支持具の回動部は、供給リ
ールに連動して回転するが、この回動部は回転に対して
制動力が働くように構成されているので、前記供給リー
ルの回転は制動され、これによって供給リールおよび巻
取リール間にわたって張架されるインクフィルムに張力
を発生させて、いわゆるバックテンションを与え、イン
クフィルムのインクが用紙に転写される領域におけるイ
ンクフィルムの皺やたるみを防いで、印刷画像のずれお
よび乱れなどの印刷不良を防止することができる。
【0021】このようなバックテンションをインクフィ
ルムに与えるための供給リールの回転に対する制動は、
前記第1支持具によって実現されるので、この保持装置
が搭載される装置の装置本体に、前記供給リールの回転
を制動するバックテンション機構を設ける必要がなく、
したがって装置本体内が前記バックテンション機構によ
って占有されず、装置の小形化を図ることが可能とな
る。また、インクフィルムを交換するに際して、第2お
よび第4支持具が第2側板に固定されるので、第2およ
び第4支持具が個々に分離されている場合に比べて、供
給リールの軸線方向他端部と第2支持具との着脱作業お
よび巻取リールの軸線方向他端部と第4支持具との着脱
作業が簡素化され、インクフィルム交換時の作業が容易
となり、作業性が向上される。
【0022】また本発明は、前記供給リールには、軸線
方向他端部よりも軸線方向一端部寄りに前記第2支持具
によって回転自在に支持される軸受部が設けられること
を特徴とする。
【0023】本発明に従えば、供給リールの前記第2支
持具によって支持される軸線方向他端部には、この軸線
方向他端部よりも軸線方向一端部寄りに軸受部が形成さ
れるので、この軸受部は供給リールの軸線方向他端部の
端面よりも前記軸線方向一端部寄りに退避しており、し
たがって第2支持具が供給リールの軸線方向他端部内に
嵌まり込んだ状態で、前記供給リールの軸線方向他端部
が支持される。これによって供給リールの軸線方向他端
部の端面と第2支持具が設けられる第2側板との間隔
を、前記軸受部が供給リールの軸線方向他端部の端面か
ら軸線方向一端部寄りに退避した距離だけ少なくし、第
2支持具が設けられる第2側板を第1側板寄りに近接さ
せて、保持装置の占有空間を減少させ、この保持装置が
搭載される装置を小形化することができる。
【0024】さらに本発明は、第2支持具は、第2側板
から突出するにつれて先細状に形成されることを特徴と
する。
【0025】本発明に従えば、第2支持具が先細状に形
成されるので、供給リールの軸線方向他端部を第2支持
具に装着し易く、インクフィルム交換時の供給リールの
装着作業が容易化される。また、第2支持具が先細状と
されることによって、前記軸受部は第2支持具の先端部
によって支持され、これによって供給リールの回転軸線
を第2支持具の軸線に一致させて、円滑な供給リールの
回転が得られ、供給リールから巻取リールにわたって張
架されるインクフィルムの張力のばらつきを防ぎ、印刷
不良の発生を低減することができる。
【0026】さらに本発明は、第4支持具は、第2側板
から突出するにつれて先細状に形成されることを特徴と
する。
【0027】本発明に従えば、第4支持具が先細状に形
成されるので、巻取リールの軸線方向他端部を第4支持
具に装着し易く、インクフィルム交換時の巻取リールの
装着作業が容易化される。
【0028】さらに本発明は、第2支持具の供給リール
の装着完了位置における外径と、第4支持具の巻取リー
ルの装着完了位置における外径とを異ならせ、かつ前記
供給リールの軸線方向他端部の内径と、前記巻取リール
の軸線方向他端部の内径とを、前記供給リールの装着完
了位置における外径および前記巻取リールの装着完了位
置における外径よりも僅かに大きく形成したことを特徴
とする。
【0029】本発明に従えば、第2支持具の供給リール
の装着完了位置における外径と、第4支持具の巻取リー
ルの装着完了位置における外径とが異なり、供給リール
の軸線方向他端部の内径と、前記巻取リールの軸線方向
他端部の内径とが、前記供給リールの装着完了位置にお
ける外径および前記巻取リールの装着完了位置における
外径よりも僅かに大きく形成されるので、供給リールを
第4支持具に装着しようとし、または巻取リールを第2
支持具に装着しようとしても、挿入が不可能であるか、
挿入できても遊嵌合状態であるため、作業者に誤装着で
あること容易に認識させ、供給リールおよび巻取リール
の装填ミスを防止することができる。
【0030】さらに本発明は、第2側板は、前記インク
フィルムを用いて印刷する装置の装置本体に固定されて
いることを特徴とする。
【0031】本発明に従えば、インクフィルム交換時に
供給リールおよび巻取リールに対して、第2および第4
支持具の着脱作業が省略され、これによってインクフィ
ルム交換時に供給リールおよび巻取リールに対して装着
し、または抜き取られる部品点数が少なくて済み、作業
が簡素化されて、インクフィルム交換作業の作業性が向
上される。
【0032】さらに本発明は、前記装置本体には、少な
くとも前記第1支持具が収容される領域を覆う蓋体が開
閉自在に設けられ、この蓋体には、蓋体の開閉動作に連
動して、開放時に第1支持具の回動部を予め定めるイン
クフィルム繰出し方向に回転させ、閉鎖時に第1支持具
の回動部を前記予め定める巻取り方向に回転させる係合
部材が設けられることを特徴とする。
【0033】本発明に従えば、蓋体に係合部材が設けら
れるので、インクフィルムの交換時に前記蓋体を開放す
ることによって、第1支持具の回動部が係合部材によっ
て繰出し方向に回転され、供給リールおよび巻取リール
間にわたって張架されるインクフィルムを弛緩させるこ
とができる。また、インクフィルムの交換が終了して蓋
体を閉鎖すると、第1支持部の回動部が係合部材によっ
て巻取り方向に回転され、供給リールおよび巻取リール
間に弛緩状態で張架されるインクフィルムを緊張させ、
次の印刷動作が開始されるに先だって、インクフィルム
の皺やたるみの発生を防止することができる。
【0034】さらに本発明は、供給リールは、その軸線
方向一端部の内径が、軸線方向他端部の内径よりも大き
く選ばれていることを特徴とする。
【0035】本発明に従えば、供給リールの軸線方向一
端部の内径が軸線方向他端部の内径よりも大きく形成さ
れるので、第1支持具を供給リールの軸線方向他端部に
装着することが不可能であり、これによって誤装着が防
がれる。
【0036】さらに本発明は、前記供給リールと巻取リ
ールとは、少なくとも第1側板に第1および第3支持具
ととも装着されてユニット化されていることを特徴とす
る。
【0037】本発明に従えば、第1側板に第1および第
3支持具によって供給リールと巻取リールとを装着して
ユニット化されるので、インクフィルムの交換を容易か
つ迅速に行うことができる。
【0038】さらに本発明は、インクフィルムが巻回さ
れる直円筒状のリール本体を有し、このリール本体の軸
線方向両端部が、前記インクフィルムを用いて印刷する
装置の装置本体に、支持具によって前記軸線まわりに回
転自在に支持されるインクフィルムリールにおいて、前
記リール本体の軸線方向一端部には、その軸線方向一端
部の端面よりも軸線方向他端部寄りに退避して、前記支
持具の先端部によって前記軸線まわりに回転自在に支持
される軸受部が設けられることを特徴とするインクフィ
ルムリールである。
【0039】本発明に従えば、インクフィルムリールの
支持具によって支持される軸線方向他端部には、この軸
線方向他端部よりも軸線方向一端部寄りに軸受部が形成
されるので、この軸受部はインクリールフィルムリール
の軸線方向他端部の端面よりも前記軸線方向一端部寄り
に退避しており、したがって支持具がインクフィルムリ
ールの軸線方向他端部内に嵌まり込んだ状態で、インク
フィルムリールの軸線方向他端部が支持される。これに
よってインクフィルムリールの軸線方向他端部の端面と
支持具が設けられる側板との間隔を、前記軸受部がイン
クフィルムリールの軸線方向他端部の端面から軸線方向
一端部寄りに退避した距離だけ少なくし、支持具が設け
られる各側板に相互に近接させて、保持装置の占有空間
を減少させ、この保持装置が搭載される装置を小形化す
ることができる。
【0040】さらに本発明は、熱可塑性合成樹脂から成
ることを特徴とする。本発明に従えば、前記インクフィ
ルムリールが熱可塑性合成樹脂から成るので、インクフ
ィルムが使用された交換後のインクフィルムリールを再
利用することができ、経済性が向上される。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
インクフィルム保持装置41を示す断面図であり、図2
は第1および第2側板54,55に設けられる第1〜第
4支持具46,48,51,53を示す斜視図である。
本実施の形態のインクフィルム保持装置41は、インク
フィルム42が巻回される供給リール43と、供給リー
ル43の軸線方向一端部44に嵌まり込み、かつ前記軸
線まわりの回転に対して制動力が生じる回動部45を有
し、前記供給リール43の軸線方向一端部44に着脱自
在に装着される第1支持具46と、前記供給リール43
の軸線方向他端部47に着脱自在に装着され、供給リー
ル43の軸線方向他端部47を前記軸線まわりに回転自
在に支持する第2支持具48と、供給リール43と平行
に配置され、供給リール43から導かれたインクフィル
ム42を巻き取る巻取リール49と、巻取リール49の
軸線方向一端部50に着脱自在に装着され、予め定める
巻取り方向A1に回転駆動される第3支持具51と、巻
取リール49の軸線方向他端部52に着脱自在に装着さ
れ、巻取リール49の軸線方向他端部52を前記軸線ま
わりに回転自在に支持する第4支持具53と、第1およ
び第3支持具46,51を各軸線まわりに回転自在に支
持する第1側板54と、第2および第4支持具48,5
3が固定される第2側板55とを含む。
【0042】前記供給リール43には、軸線方向他端部
47の端面60よりも軸線方向一端部44寄りに前記第
2支持具48によって回転自在に支持される軸受部61
が設けられる。前記第2および第4支持具48,53
は、第2側板55の第1側板54と対向する内面から前
記第1側板54に近接するにつれて先細状に突出して形
成される。
【0043】第2支持具48の供給リール43の装着完
了位置における外径D1と、第4支持具53の巻取リー
ル49の装着完了位置における外径D2とを異ならせ、
かつ前記供給リール43の軸線方向他端部47の内径d
1と、前記巻取リール49の軸線方向他端部52の内径
d2とを、前記供給リール43の装着完了位置における
外径D1および前記巻取リール49の装着完了位置にお
ける外径D2よりも僅かに大きく形成する。前記第2支
持具48の供給リール43の装着完了位置における外径
D1は、たとえば15mmに選ばれ、前記第4支持具5
3の巻取リール49の装着完了位置における外径D2
は、たとえば13mmに選ばれる。
【0044】また、前記供給リール43の軸線方向他端
部47の内径d1および前記巻取リール49の軸線方向
他端部52の内径d2は、供給リール43の装着完了位
置における第2支持具48の外径D1および巻取リール
49の装着完了位置における第4支持具53の外径D2
よりも僅かに大きい寸法として、供給リール43の内径
d1は、たとえばD1+0.1mmに選ばれ、巻取リー
ル49の内径d2は、たとえばD2+0.1mmに選ば
れる。
【0045】第1支持具46は、供給リール43の回転
に伴って回動する前述の回動部45と、この回動部45
に同軸に装着される開閉作動部57と、回動部45を開
閉作動部57に弾発的に押し付けて、回動部45の回転
時に開閉作動部57から前記回動部45に回転方向とは
逆向きに制動力を作用させるバックテンション用ばね5
8とを有する。このバックテンション用ばね58は、圧
縮コイルばねによって実現され、ほぼ一定のばね力で前
記回動部45を開閉作動部57に軸線方向に押圧して、
そのばね力に応じた制動トルクを回動部45に作用させ
ることができる。
【0046】回動部45は、供給リール43の軸線方向
一端部44に挿入される直円筒状の筒部62と、筒部6
2の軸線方向一端部に一体的に形成されるフランジ63
と、筒部62の前記フランジ63寄りの外周面から半径
方向外方に突出する1つの回り止め突起64とを有す
る。筒部62の外径D3は、第2支持具46の供給リー
ル挿入完了位置における外径D1に等しく(D3=D
1)、長さL2は、供給リール43の軸線方向他端部4
7の端面60から軸受部61までの距離L1よりも大き
く選ばれ、第1および第2支持具46,48の供給リー
ル43の軸線方向両端部への誤装着を防止している。
【0047】第2支持具48は、軸線に関して軸対称に
90°毎に設けられる複数(本実施の形態では4)の台
形状のリブ59を有し、熱可塑性合成樹脂の一体成型に
よって大略的に四角錐状に形成される。前記第4支持具
53もまた、前記第2支持具48と同様に構成され、各
軸線は平行である。
【0048】第3支持具51は、巻取リール49の軸線
方向一端部50に挿入される直円筒状の筒部66と、筒
部66の軸線方向両端部間の中間部に一体的に形成され
るフランジ67と、筒部66の軸線方向一端部に一体的
に形成される巻取り用歯車68と、筒部66の前記フラ
ンジ63寄りの外周面から半径方向外方に突出し、周方
向に間隔をあけて設けられる複数(本実施の形態では
2)の回り止め突起69とを有する。筒部66の外径D
4は、前記第4支持具53の巻取リール挿入完了位置に
おける外径D2に等しく(D4=D2)選ばれ、第3お
よび第4支持具51,53の巻取リール49の軸線方向
両端部への誤装着を防止している。
【0049】図3は、供給リール43および巻取リール
49の構成を示す斜視図である。前記供給リール43
は、大略的に直円筒状の供給リール本体71と、この供
給リール本体71の軸線方向他端部に一体的に設けられ
る前記軸受部61と有し、熱可塑性合成樹脂のインジェ
クション成型品によって実現される。供給リール本体7
1の軸線方向一端部44には、その端面72から軸線方
向他端部47側へ切り込まれた1つの切欠き73が形成
される。この切欠き73には、第1支持具46の前記回
り止め突起64が嵌まり込み、回動部45の回転を確実
に伝達することができるように構成される。
【0050】前記巻取リール49は、大略的に直円筒状
であって、熱可塑性合成樹脂のインジェクション成型品
または紙巻とも呼ばれる紙形成品によって実現される。
巻取リール49の軸線方向一端部50には、その端面7
4から軸線方向他端部52へ切り込まれた2つの切欠き
75が周方向に間隔をあけて形成される。これらの切欠
き75には、第3支持具51の2つの回り止め突起69
が嵌まり込み、第3支持具51の巻取り方向A1への回
転を確実に伝達することができるように構成されてい
る。
【0051】図4は第1支持具46の具体的構成を示す
拡大断面図であり、図5は図4の右側から見た第1支持
具46の正面図である。第1支持具46は、前述したよ
うに回動部45、開閉作動部57およびバックテンショ
ン用ばね58を含む。回動部45および開閉作動部57
は、熱可塑性樹脂、たとえばポリオキシメチレン(poil
oxymethlene;略称POM)などの摺動グレード材のインジ
ェクション成型によって形成される。開閉作動部57
は、外周部に複数の歯が形成されたピニオン78と、ピ
ニオン78と同軸に一体成形されるスタッド79とを有
する。
【0052】スタッド79は、一表面にピニオン78が
一体に形成されるフランジ78aの他表面から垂直に突
出する直円柱状の大径軸部81と、大径軸部81の先端
部に同軸に突出する直円柱状の小径軸部82と、小径軸
部82の先端部に連なる略T字状のばね受け片83とを
有する。小径軸部82と大径軸部81との間には、軸線
に垂直な仮想一平面内で円環状の段差面84が形成され
る。ばね受け片83には、小径軸部82に装着された前
記バックテンション用ばね58の一端部が嵌まり込んで
係止され、抜け出しが防止されている。
【0053】このようなスタッド79には、前記回動部
45が装着される。回動部45は、前述したように、直
円筒状の筒部62と、筒部62の軸線方向一端部に一体
的に形成されるフランジ63と、筒部62の前記フラン
ジ63寄りの付け根から突出する回り止め突起64とを
有する。筒部62は、その内周面から半径方向内方に突
出する円環状の内向きフランジ85を有する。
【0054】この内向きフランジ85は、筒部62が前
記スタッド79に装着された状態において、段差面84
よりも遊端側、すなわち図4の右側に配置される。この
内向きフランジ85には、前記バックテンション用ばね
58の他端部が弾発的に当接して支持され、筒部62は
ピニオン78に近接する方向にほぼ一定の押圧力で押圧
され、これによってフランジ63がピニオン78の円環
状の摺動面86に弾発的に押し付けられる。
【0055】したがって開閉作動部57の回転が阻止さ
れた状態で前記回動部45がその軸線まわりに回転する
と、回動部45のフランジ63には、摺動面86との摺
動摩擦によって、その回転方向とは逆方向に制動トルク
が作用し、インクフィルム42にバックテンション(=
緊張力)を与え、皺およびたるみの発生を防止すること
ができる。本実施の形態では、インクフィルム42のバ
ックテンションは、一例として述べると、60gf・c
m〜250gf・cmに選ばれ、好ましくは160gf
・cm±30gf・cmに選ばれる。
【0056】このようなバックテンションの大きさは、
前記バックテンション用ばね58のばね力の選定によっ
て調整することができるが、ピニオン78およびフラン
ジ63の材質または摺動グレードを変更して、摺動面8
6およびフランジ63の対向表面63aの動摩擦係数を
変化させてもよく、さらに両者の接触面積を変化させ
て、インクフィルム42に最適なバックテンションを作
用させるようにしてもよい。
【0057】図6はインクフィルム保持装置41が搭載
される印刷装置91の簡略化した断面図であり、図7は
印刷装置91のインクフィルム検出部92の構成を説明
するための簡略化した斜視図である。前述したインクフ
ィルム保持装置41は、ファクシミリ、プリンタおよび
複写機などの画像印刷機能を有する通信装置および情報
処理装置に搭載されるライン印字式の熱転写型印刷装置
などとして実現される印刷装置91に搭載される。
【0058】この印刷装置91は、装置本体94と、基
端部に設けられるピン93によってその軸線95まわり
に開放方向B1および閉鎖方向B2に角変位自在に連結
される係合部材である搖動レバー96を有し、少なくと
も前記第1支持具46が収容される領域を含む装置本体
94を上方から覆う蓋体97とを備える。
【0059】前記蓋体97の搖動レバー96は、開閉動
作に連動して、開放時に第1支持具46の回動部45を
予め定めるインクフィルム繰出し方向A2に回転させ、
閉鎖時に第1支持具46の回動部45を前記繰出し方向
A2とは逆方向の巻取り方向A1に回転させるラック9
8が設けられる。このラック98は、第1支持具46の
ピニオン78に噛合し、ピニオン78の回転が前記摺動
面86にバックテンション用ばね58のばね力によって
押し当てられたフランジ63を介して筒部62に伝達さ
れ、供給リール43を、蓋体97の開放時には繰出し方
向A2に回動させてインクフィルム42を弛緩させ、ま
た閉鎖時には巻取り方向A1に回動させてインクフィル
ム42を緊張させることができる。
【0060】装置本体94は、本体ケース100を有す
る。この本体ケース100は、インクフィルム42が巻
回される供給リール43が収容される上方に開放した供
給リール収容空間101と、インクフィルム42が巻回
される巻取リール49が収容される上方に開放した巻取
リール収容空間102と、各収容空間101,102間
に配置される印字ヘッド103が収容される印字ヘッド
収容空間104とを有する。また前記本体ケース100
内の内部空間105には、前記インクフィルム検出部9
2が設けられる。前記蓋体97には、閉鎖時に供給リー
ル43および巻取リール49間に張架されるインクフィ
ルム42を図示しない用紙とともに印字ヘッド103上
に適度の接触圧で接触するように押圧する押さえローラ
106が設けられる。
【0061】前記インクフィルム検出部92は、本体ケ
ース100の前記印字ヘッド収容空間104と供給リー
ル収容空間101との間で上方に立ち上がる立上がり部
107の開口部108からさらに上方に弾発的に突出す
る検知レバー109を備える。この検知レバー109
は、前記立上がり部107上で、装置本体94に設けら
れるガイドピン110と供給リール43とにわたって張
架されるインクフィルム42の張架部分111に下方か
ら軽く当接し、張架部分111によって参照符112m
ax,112minで示されるように、最大巻回状態か
ら最小巻回状態にわたって下方へ押し下げられると、ス
イッチング態様をオンからオフへ、またはオフからオン
へ変化させ、蓋体97が閉鎖されてインクフィルム42
が緊張したことを検出することができるように構成され
ている。
【0062】上記のように構成される本実施の形態のイ
ンクフィルム保持装置41によれば、前記供給リール4
3の軸線方向一端部44には第1支持具46が装着さ
れ、軸線方向他端部47には第2支持具48が装着され
る。また、巻取リール49の軸線方向一端部50には第
3支持具51が装着され、軸線方向他端部52には第4
支持具53が装着される。第1および第3支持具46,
51は、第1側板54によって各軸線まわりに回転自在
に支持され、第2および第4支持具48,53は第2側
板55に固定される。
【0063】前記第3支持具51が巻取り方向A1に回
転駆動されると、その回転が巻取リール49に伝達さ
れ、供給リール43から導かれるインクフィルム42が
巻き取られ、このインクフィルム42の張力によって供
給リール43が従動して回転する。このとき、第1支持
具46の回動部45は、供給リール43に連動して回転
するが、この回動部45はその回転に対してバックテン
ション用ばね58によって制動力が働くように構成され
ているので、前記供給リール43の回転は制動され、こ
れによって供給リール43および巻取リール49間にわ
たって張架されるインクフィルム42に張力を発生させ
て、いわゆるバックテンションを与え、インクフィルム
42のインクが用紙に転写される領域におけるインクフ
ィルム42の皺やたるみを防いで、印刷画像のずれおよ
び乱れなどの印刷不良を防止することができる。
【0064】このようなバックテンションは、前記第1
支持具46によって実現されるので、この保持装置41
が搭載される印刷装置91の装置本体94自体に、前記
供給リール43の回転を制動するバックテンション機構
を設ける必要がなく、したがって装置本体94内が前記
バックテンション機構によって占有されず、装置の小形
化を図ることが可能となる。また、インクフィルム42
を交換するに際して、第2および第4支持具48,53
が第2側板55に固定されるので、第2および第4支持
具48,55が個々に分離されている場合に比べて、供
給リール43の軸線方向他端部47と第2支持具48と
の着脱作業および巻取リール49の軸線方向他端部52
と第4支持具53との着脱作業が簡素化され、インクフ
ィルム42の交換作業が容易となり、作業性が向上され
る。
【0065】また、供給リール43の前記第2支持具4
8によって支持される軸線方向他端部47には、この軸
線方向他端部47よりも軸線方向一端部44寄りに軸受
部61が形成されるので、この軸受部61は供給リール
43の軸線方向他端部47の端面60よりも前記軸線方
向一端部44寄りに退避しており、したがって第2支持
具48が供給リール43の軸線方向他端部47内に嵌ま
り込んだ状態で、前記供給リール43の軸線方向他端部
47が支持される。これによって供給リール43の軸線
方向他端部47の端面60と第2支持具48が設けられ
る第2側板55との間隔を、前記軸受部61が供給リー
ル43の軸線方向他端部47の端面60から軸線方向一
端部44寄りに退避した距離ΔL(図1参照)だけ少な
くし、第1および第2側板54,55を互いに近接させ
て、保持装置41の占有空間を減少させ、この保持装置
41が搭載される印刷装置91を小形化することができ
る。
【0066】さらに、第2支持具48は上記のように第
1側板54に向かって先細状に形成されるので、供給リ
ール43の軸線方向他端部47を第2支持具48に装着
し易く、インクフィルム交換時の供給リール43の装着
作業が容易化される。また、第2支持具47が先細状と
されることによって、前記軸受部61は第2支持具48
の先端部によって支持され、これによって供給リール4
3の回転軸線を第2支持具48の軸線に一致させて、円
滑な供給リール43の回転が得られ、供給リール43か
ら巻取リール49にわたって張架されるインクフィルム
42の張力のばらつきを防ぎ、印刷不良の発生を低減す
ることができる。
【0067】さらに、第4支持具53が前記第2支持具
48と同様に先細状に形成されるので、巻取リール49
の軸線方向他端部52を第4支持具53に装着し易く、
インクフィルム交換時の巻取リール49の装着作業が容
易化される。
【0068】さらに、第2支持具48の供給リール43
の装着完了位置における外径D1と、第4支持具53の
巻取リール49の装着完了位置における外径D2とが異
なり、供給リール43の軸線方向他端部47の内径d1
と、前記巻取リール49の軸線方向他端部47の内径d
2とが、前記供給リール43の装着完了位置における外
径D1および前記巻取リール49の装着完了位置におけ
る外径D2よりもそれぞれ僅かに大きく形成されるの
で、供給リール43を第4支持具53に装着しようと
し、また巻取リールを49を第2支持具48に装着しよ
うとしても、挿入が不可能であるか、挿入できても遊嵌
合状態であるため、作業者に誤装着であること容易に認
識させ、供給リール43および巻取リール49の装填ミ
スを防止することができる。
【0069】さらに、上記のように第2および第4支持
具48,53は第2側板55に固定されるので、インク
フィルム交換時に供給リール43および巻取リール49
に対して、第2および第4支持具48,53の着脱作業
が省略され、これによってインクフィルム交換時に供給
リール43および巻取リール49に対して装着し、また
は抜き取られる部品点数が少なくて済み、作業が簡素化
されて、インクフィルム交換作業の作業性が向上され
る。
【0070】さらに、印刷装置91の蓋体97に係合部
材であるラック98が設けられるので、インクフィルム
交換時に前記蓋体97を開放することによって、第1支
持具46の回動部45が繰出し方向A2に回転され、供
給リール43および巻取リール49間にわたって張架さ
れるインクフィルム42の張架部分111を弛緩させる
ことができる。また、インクフィルム42の交換が終了
して蓋体97を閉鎖すると、第1支持具46の回動部4
5がラック98によって巻取り方向A1に回転され、供
給リール43および巻取リール49間に弛緩状態で張架
されるインクフィルム42の張架部分111を緊張さ
せ、次の印刷動作が開始されるに先だって、インクフィ
ルム42の皺やたるみの発生を防止することができる。
【0071】本発明の実施の他の形態では、前記供給リ
ール43の軸線方向一端部44の内径d3を軸線方向他
端部47の内径d1よりも大きく(d3>d1)し、供
給リール43の軸線方向両端部44,47への第1およ
び第2支持具46,48の誤装着を防止するように構成
されてもよい。
【0072】本発明の実施のさらに他の形態では、第1
側板54に第1および第3支持具46,51が装着さ
れ、これらの第1および第3支持具46,51に供給リ
ール43および巻取リール49の各軸線方向一端部4
4,50を装着してユニット化されてもよい。これによ
ってインクフィルムの交換作業を容易かつ迅速に行うこ
とができる。
【0073】本発明の実施のさらに他の形態では、上記
供給リール43と巻取リール49とが第1および第3支
持具46,51を介して第1側板54に取付けられた構
成に加えて、第2側板55に固定された第2および第4
支持具48,53を供給リール43および巻取リール4
9の各軸線方向他端部47,52に装着してユニット化
されてもよい。これによって、より一層インクフィルム
の交換作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、第1支持具の回動部
は、供給リール43に連動して回転するが、この回動部
は回転に対して制動力が働くように構成されているの
で、前記供給リール43の回転は制動され、これによっ
て供給リールおよび巻取リール間にわたって張架される
インクフィルムに張力を発生させて、いわゆるバックテ
ンションを与え、インクフィルムのインクが用紙に転写
される領域におけるインクフィルムの皺やたるみを防い
で、印刷画像のずれおよび乱れなどの印刷不良を防止す
ることができる。
【0075】このようなバックテンションは、前記第1
支持具によって実現されるので、この保持装置が搭載さ
れる装置の装置本体に供給リールの回転を制動するバッ
クテンション機構を設ける必要がなく、したがって装置
本体内が前記バックテンション機構によって占有され
ず、装置の小形化を図ることが可能となる。また、イン
クフィルムを交換するに際して、第2および第4支持具
が第2側板に固定されるので、第2および第4支持具が
個々に分離されている場合に比べて、供給リールの軸線
方向他端部と第2支持具との着脱作業および巻取リール
の軸線方向他端部と第4支持具との着脱作業が簡素化さ
れ、インクフィルム交換時の作業が容易となり、作業性
を向上することができる。
【0076】また本発明によれば、供給リールの軸線方
向他端部には、この軸線方向他端部よりも軸線方向一端
部寄りに軸受部が形成されるので、供給リールの軸線方
向他端部の端面と第2支持具が設けられる第2側板との
間隔を、前記回転支持部が供給リールの軸線方向他端部
の端面から軸線方向一端部寄りに退避した距離だけ少な
くし、保持装置の占有空間を減少させ、この保持装置が
搭載される装置を小形化することができる。
【0077】さらに本発明によれば、第2支持具が先細
状に形成されるので、供給リールの軸線方向他端部を第
2支持具に装着し易く、インクフィルム交換時の供給リ
ールの装着作業が容易化される。また、第2支持具が先
細状とされることによって、前記回転支持部は第2支持
具の先端部によって支持され、これによって供給リール
の回転軸線を第2支持具の軸線に一致させて、円滑な供
給リール43の回転が得られ、供給リールから巻取リー
ルにわたって張架されるインクフィルムの張力のばらつ
きを防ぎ、印刷不良の発生を低減することができる。
【0078】さらに本発明によれば、第4支持具が先細
状に形成されるので、巻取リールの軸線方向他端部を第
4支持具に装着し易く、インクフィルム交換時の巻取リ
ールの装着作業が容易化される。
【0079】さらに本発明によれば、第2支持具の供給
リールの装着完了位置における外径と、第4支持具の巻
取リールの装着完了位置における外径とが異なり、供給
リールの軸線方向他端部の内径と、前記巻取リールの軸
線方向他端部の内径とが、前記供給リールの装着完了位
置における外径および前記巻取リールの装着完了位置に
おける外径よりも僅かに大きく形成されるので、供給リ
ールを第4支持具に装着しようとし、または巻取リール
を第2支持具に装着しようとしても、挿入が不可能であ
るか、挿入できても遊嵌合状態であるため、作業者に誤
装着であること容易に認識させ、供給リールおよび巻取
リールの装填ミスを防止することができる。
【0080】さらに本発明によれば、インクフィルム交
換時に供給リールおよび巻取リールに対して、第2およ
び第4支持具の着脱作業が省略され、これによってイン
クフィルム交換時に供給リールおよび巻取リールに対し
て装着し、または抜き取られる部品点数が少なくて済
み、作業が簡素化されて、インクフィルム交換作業の作
業性が向上される。
【0081】さらに本発明によれば、蓋体に設けられる
係合部材によって第1支持具の回動部を回動させること
ができるので、蓋体を開放することによって、第1支持
具の回動部が係合部材によって繰出し方向に回転され、
供給リールおよび巻取リール間にわたって張架されるイ
ンクフィルムを弛緩させることができる。また、蓋体を
閉鎖すると、第1支持部の回動部が係合部材によって巻
取り方向に回転され、供給リールおよび巻取リール間に
弛緩状態で張架されるインクフィルムを緊張させ、次の
印刷動作が開始されるに先だって、インクフィルムの皺
やたるみの発生を防止することができる。
【0082】さらに本発明によれば、供給リールの軸線
方向一端部の内径が軸線方向他端部の内径よりも大きく
形成されるので、第1支持具を供給リールの軸線方向他
端部に装着することが不可能であり、これによって誤装
着が防がれる。
【0083】さらに本発明によれば、第1側板に第1お
よび第3支持具によって供給リールと巻取リールとを装
着してユニット化されるので、インクフィルムの交換を
容易かつ迅速に行うことができる。
【0084】さらに本発明によれば、インクフィルムリ
ールにおいて、支持具によって支持される軸線方向他端
部には、この軸線方向他端部よりも軸線方向一端部寄り
に軸受部が形成されるので、支持具がインクフィルムリ
ールの軸線方向他端部内に嵌まり込んだ状態で、インク
フィルムリールの軸線方向他端部が支持され、これによ
って支持具が設けられる各側板に相互に近接させて、保
持装置の占有空間を減少させ、この保持装置が搭載され
る装置を小形化することができる。
【0085】さらに本発明によれば、前記インクフィル
ムリールが熱可塑性合成樹脂から成るので、インクフィ
ルムが使用された交換後のインクフィルムリールを再利
用することができ、経済性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のインクフィルム保持装
置41を示す断面図である。
【図2】第1および第2側板54,55に設けられる第
1〜第4支持具46,48,51,53を示す斜視図で
ある。
【図3】供給リール43および巻取リール49の構成を
示す斜視図である。
【図4】第1支持具46の具体的構成を示す拡大断面図
である。
【図5】図4の右側から見た第1支持具46の正面図で
ある。
【図6】インクフィルム保持装置41が搭載される印刷
装置91の簡略化した断面図である。
【図7】印刷装置91のインクフィルム検出部92の構
成を説明するための簡略化した斜視図である。
【図8】従来の技術のインクフィルム保持装置1を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
41 インクフィルム保持装置 42 インクフィルム 43 供給リール43 44 供給リール43の軸線方向一端部 45 回動部 46 第1支持具 47 供給リール43の軸線方向他端部 48 第2支持具 49 巻取リール 50 巻取リール49の軸線方向一端部 51 第3支持具 52 巻取リール49の軸線方向他端部 53 第4支持具 54 第1側板 55 第2側板 57 開閉作動部 58 バックテンション用ばね 61 軸受部 64,69 回り止め突起 78 ピニオン 86 摺動面 91 印刷装置 94 装置本体 97 蓋体 98 ラック

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクフィルムが巻回される供給リール
    と、 前記供給リールの軸線方向一端部に嵌まり込み、かつ前
    記軸線まわりの回転に対して制動力が生じる回動部を有
    し、前記供給リールの軸線方向一端部に着脱自在に装着
    される第1支持具と、 前記供給リールの軸線方向他端部に着脱自在に装着さ
    れ、前記供給リールの軸線方向他端部を前記軸線まわり
    に回転自在に支持する第2支持具と、 前記供給リールと平行に配置され、供給リールから導か
    れたインクフィルムを巻き取る巻取リールと、 前記巻取リールの軸線方向一端部に着脱自在に装着さ
    れ、予め定める巻取り方向に回転駆動される第3支持具
    と、 前記巻取リールの軸線方向他端部に着脱自在に装着さ
    れ、前記巻取リールの軸線方向他端部を前記軸線まわり
    に回転自在に支持する第4支持具と、 第1および第3支持具を各軸線まわりに回転自在に支持
    する第1側板と、 第2および第4支持具が固定される第2側板とを含むこ
    とを特徴とするインクフィルム保持装置。
  2. 【請求項2】 前記供給リールには、軸線方向他端部よ
    りも軸線方向一端部寄りに前記第2支持具によって回転
    自在に支持される軸受部が設けられることを特徴とする
    請求項1記載のインクフィルム保持装置。
  3. 【請求項3】 第2支持具は、第2側板から突出するに
    つれて先細状に形成されることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のインクフィルム保持装置。
  4. 【請求項4】 第4支持具は、第2側板から突出するに
    つれて先細状に形成されることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1つに記載のインクフィルム保持装置。
  5. 【請求項5】 第2支持具の供給リールの装着完了位置
    における外径と、第4支持具の巻取リールの装着完了位
    置における外径とを異ならせ、かつ前記供給リールの軸
    線方向他端部の内径と、前記巻取リールの軸線方向他端
    部の内径とを、前記供給リールの装着完了位置における
    外径および前記巻取リールの装着完了位置における外径
    よりも僅かに大きく形成したことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1つに記載のインクフィルム保持装置。
  6. 【請求項6】 第2側板は、前記インクフィルムを用い
    て印刷する装置の装置本体に固定されていることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のインクフィ
    ルム保持装置。
  7. 【請求項7】 前記装置本体には、少なくとも前記第1
    支持具が収容される領域を覆う蓋体が開閉自在に設けら
    れ、この蓋体には、蓋体の開閉動作に連動して、開放時
    に第1支持具の回動部を予め定めるインクフィルム繰出
    し方向に回転させ、閉鎖時に第1支持具の回動部を前記
    予め定める巻取り方向に回転させる係合部材が設けられ
    ることを特徴とする請求項6記載のインクフィルム保持
    装置。
  8. 【請求項8】 供給リールは、その軸線方向一端部の内
    径が、軸線方向他端部の内径よりも大きく選ばれている
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の
    インクフィルム保持装置。
  9. 【請求項9】 前記供給リールと巻取リールとは、少な
    くとも第1側板に第1および第3支持具ととも装着され
    てユニット化されていることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1つに記載のインクフィルム保持装置。
  10. 【請求項10】 インクフィルムが巻回される直円筒状
    のリール本体を有し、このリール本体の軸線方向両端部
    が、前記インクフィルムを用いて印刷する装置の装置本
    体に、支持具によって前記軸線まわりに回転自在に支持
    されるインクフィルムリールにおいて、 前記リール本体の軸線方向一端部には、その軸線方向一
    端部の端面よりも軸線方向他端部寄りに退避して、前記
    支持具の先端部によって前記軸線まわりに回転自在に支
    持される軸受部が設けられることを特徴とするインクフ
    ィルムリール。
  11. 【請求項11】 熱可塑性合成樹脂から成ることを特徴
    とする請求項10記載のインクフィルムリール。
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