JP2641957B2 - 転写式プリンタ - Google Patents
転写式プリンタInfo
- Publication number
- JP2641957B2 JP2641957B2 JP8395290A JP8395290A JP2641957B2 JP 2641957 B2 JP2641957 B2 JP 2641957B2 JP 8395290 A JP8395290 A JP 8395290A JP 8395290 A JP8395290 A JP 8395290A JP 2641957 B2 JP2641957 B2 JP 2641957B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- ribbon
- shaft
- fixing means
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、転写リボンを用いて例えばラベルに品名や
バーコードを印字するラベルプリンタ等の転写式プリン
タに関する。
バーコードを印字するラベルプリンタ等の転写式プリン
タに関する。
[従来の技術] 例えばバーコードを印字するラベルプリンタにおいて
使用されているリボン装置は、一対のリボンセット軸を
備えており、そのうちの一方のセット軸から繰り出され
た転写リボンは、印字部を経由して、他方のリボンセッ
ト軸に巻き取られる。上記一対のリボンセット軸は、リ
ボン支持フレームが備える相対向するフレーム側板にわ
たって着脱可能に取付けられている。これらリボンセッ
ト軸には消耗品である転写リボンが着脱可能に支持され
ている。
使用されているリボン装置は、一対のリボンセット軸を
備えており、そのうちの一方のセット軸から繰り出され
た転写リボンは、印字部を経由して、他方のリボンセッ
ト軸に巻き取られる。上記一対のリボンセット軸は、リ
ボン支持フレームが備える相対向するフレーム側板にわ
たって着脱可能に取付けられている。これらリボンセッ
ト軸には消耗品である転写リボンが着脱可能に支持され
ている。
上記リボンセット軸の一端部には巻き芯固定手段が設
けられ、他端部には巻き芯抜け止め手段が設けられてい
る。巻き芯固定手段には転写リボンの巻き芯の一端部が
着脱可能に嵌合され、この嵌合によりリボンセット軸に
対する径方向および軸方向一端側への巻き芯の動きが止
められている。巻き芯抜け止め手段は、上記巻き芯の他
端面に着脱可能に掛合されて、巻き芯を上記巻き芯固定
手段との間に挟んで、リボンセット軸の他端側への巻き
芯の動きを防止している。したがって、これら両手段を
介して巻き芯はリボンセット軸に支持され、このセット
軸とともに回転されるように設けられる。
けられ、他端部には巻き芯抜け止め手段が設けられてい
る。巻き芯固定手段には転写リボンの巻き芯の一端部が
着脱可能に嵌合され、この嵌合によりリボンセット軸に
対する径方向および軸方向一端側への巻き芯の動きが止
められている。巻き芯抜け止め手段は、上記巻き芯の他
端面に着脱可能に掛合されて、巻き芯を上記巻き芯固定
手段との間に挟んで、リボンセット軸の他端側への巻き
芯の動きを防止している。したがって、これら両手段を
介して巻き芯はリボンセット軸に支持され、このセット
軸とともに回転されるように設けられる。
そして、リボンセット軸の端部に設けられた上記巻き
芯固定手段と巻き芯抜け止め手段とは、いずれも移動不
能であり、これら両手段間の間隔は、使用する転写リボ
ンの幅に対応していた。したがって、上記間隔を調整す
ることは不可能であった。
芯固定手段と巻き芯抜け止め手段とは、いずれも移動不
能であり、これら両手段間の間隔は、使用する転写リボ
ンの幅に対応していた。したがって、上記間隔を調整す
ることは不可能であった。
[発明が解決しようとする課題] 転写リボンには、その幅が2インチ、3インチ、4イ
ンチ、および6インチのものが現在使用されている。し
かし、以上のように従来においては、使用される転写リ
ボンに対してリボンセット軸が専用化されているから、
印字される種々異なる幅の用紙に適合する幅の転写リボ
ンを、同じリボンセット軸に取付けることができないと
いう問題がある。なお、例えば4インチ幅の転写リボン
を用いる場合には、それ以下の幅の用紙に対して、上記
転写リボンの一部を使用して印字することは可能であ
る。しかし、その場合には、転写リボンの無駄が大き
い。
ンチ、および6インチのものが現在使用されている。し
かし、以上のように従来においては、使用される転写リ
ボンに対してリボンセット軸が専用化されているから、
印字される種々異なる幅の用紙に適合する幅の転写リボ
ンを、同じリボンセット軸に取付けることができないと
いう問題がある。なお、例えば4インチ幅の転写リボン
を用いる場合には、それ以下の幅の用紙に対して、上記
転写リボンの一部を使用して印字することは可能であ
る。しかし、その場合には、転写リボンの無駄が大き
い。
本発明の目的は、各種の用紙幅に適合する幅を有した
転写リボンを使用できるとともに、転写リボンの無駄が
ない転写式プリンタを得ることにある。
転写リボンを使用できるとともに、転写リボンの無駄が
ない転写式プリンタを得ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の転写式プリンタ
においては、転写リボンを支持するリボンセット軸の一
端部に、上記転写リボンの巻き芯を径方向および軸方向
に動き止めする巻き芯固定手段を設け、上記リボンセッ
ト軸の他端側に、上記一端側から上記他端側に向かうに
従い径方向外側に次第に開くとともに、先端に上記巻き
芯の他端に引っ掛かる掛合部を有した弾性変形可能な複
数のアームからなる巻き芯抜け止め手段を少なくとも一
つ設け、上記リボンセット軸における上記巻き芯固定手
段と上記巻き芯抜け止め手段との間に位置して、少なく
とも一つの位置決め手段を設け、この位置決め手段に位
置決めされて上記リボンセット軸に着脱可能に取付けら
れ、上記巻き芯抜け止め手段とともに上記巻き芯よりも
短い他の巻き芯を支持する補助固定手段を備えたもので
ある。
においては、転写リボンを支持するリボンセット軸の一
端部に、上記転写リボンの巻き芯を径方向および軸方向
に動き止めする巻き芯固定手段を設け、上記リボンセッ
ト軸の他端側に、上記一端側から上記他端側に向かうに
従い径方向外側に次第に開くとともに、先端に上記巻き
芯の他端に引っ掛かる掛合部を有した弾性変形可能な複
数のアームからなる巻き芯抜け止め手段を少なくとも一
つ設け、上記リボンセット軸における上記巻き芯固定手
段と上記巻き芯抜け止め手段との間に位置して、少なく
とも一つの位置決め手段を設け、この位置決め手段に位
置決めされて上記リボンセット軸に着脱可能に取付けら
れ、上記巻き芯抜け止め手段とともに上記巻き芯よりも
短い他の巻き芯を支持する補助固定手段を備えたもので
ある。
[作用] 本発明において、リボンセット軸の一端部の巻き芯固
定手段と他端部の巻き芯抜け止め手段の掛止部との間の
距離は、リボンセット軸の軸長に近い幅の転写リボンお
よびその巻き芯の長さに合致している。したがって、上
記幅の転写リボンをリボンセット軸に取付けて使用する
場合には、このリボンの巻き芯を、巻き芯抜け止め手段
側から巻き芯固定手段に向けてリボンセット軸に嵌合さ
せることにより、この巻き芯の一端部を、巻き芯固定手
段に支持させるとともに、巻き芯の他端を、巻き芯抜け
止め手段をなすアームの掛合部に掛合させる。それによ
り、アームの弾性力で上記両手段間に巻き芯が挟持され
て、上記幅の転写リボンがリボンセット軸に取付けられ
る。この場合には、補助固定手段は使用しない。
定手段と他端部の巻き芯抜け止め手段の掛止部との間の
距離は、リボンセット軸の軸長に近い幅の転写リボンお
よびその巻き芯の長さに合致している。したがって、上
記幅の転写リボンをリボンセット軸に取付けて使用する
場合には、このリボンの巻き芯を、巻き芯抜け止め手段
側から巻き芯固定手段に向けてリボンセット軸に嵌合さ
せることにより、この巻き芯の一端部を、巻き芯固定手
段に支持させるとともに、巻き芯の他端を、巻き芯抜け
止め手段をなすアームの掛合部に掛合させる。それによ
り、アームの弾性力で上記両手段間に巻き芯が挟持され
て、上記幅の転写リボンがリボンセット軸に取付けられ
る。この場合には、補助固定手段は使用しない。
補助固定手段は、上記転写リボンよりも幅が狭い転写
リボンをリボンセット軸に取付ける場合に使用される。
この場合、補助固定手段は、幅狭な転写リボンの取付け
に先立って、このリボンに適合して予め設けられている
位置決め手段に位置決めされて、リボンセット軸に取付
けられる。この取付けにより、補助固定手段は上記巻き
芯固定手段よりも巻き芯抜け止め手段側に配置されて、
この補助固定手段とアームの掛合部との間の距離が、上
記幅狭な転写リボンおよびその巻き芯の長さに合致す
る。
リボンをリボンセット軸に取付ける場合に使用される。
この場合、補助固定手段は、幅狭な転写リボンの取付け
に先立って、このリボンに適合して予め設けられている
位置決め手段に位置決めされて、リボンセット軸に取付
けられる。この取付けにより、補助固定手段は上記巻き
芯固定手段よりも巻き芯抜け止め手段側に配置されて、
この補助固定手段とアームの掛合部との間の距離が、上
記幅狭な転写リボンおよびその巻き芯の長さに合致す
る。
そこで、この巻き芯を、巻き芯抜け止め手段側から補
助固定手段に向けてリボンセット軸に嵌合させることに
より、この巻き芯の一端部を、補助固定手段に支持させ
るとともに、巻き芯の他端を、アームの掛合部に掛合さ
せる。それにより、アームの弾性力で上記補助固定手段
と巻き芯抜け止め手段との間に巻き芯が挟持されて、上
記幅狭な転写リボンがリボンセット軸に取付けられる。
助固定手段に向けてリボンセット軸に嵌合させることに
より、この巻き芯の一端部を、補助固定手段に支持させ
るとともに、巻き芯の他端を、アームの掛合部に掛合さ
せる。それにより、アームの弾性力で上記補助固定手段
と巻き芯抜け止め手段との間に巻き芯が挟持されて、上
記幅狭な転写リボンがリボンセット軸に取付けられる。
そして、リボンセット軸に対し補助固定手段を位置決
めする手段は、少なくとも一つ設けてあるから、それが
複数の場合には、それらの位置に応じた幅の転写リボン
を以上のようにして取付けることができる。
めする手段は、少なくとも一つ設けてあるから、それが
複数の場合には、それらの位置に応じた幅の転写リボン
を以上のようにして取付けることができる。
したがって、各種の幅の転写リボンを取付けて印字を
行わせることができる。
行わせることができる。
[実施例] 以下、本発明の第1実施例を第1図から第9図を参照
して説明する。
して説明する。
第8図および第9図中1で示す本体ケース内には、印
字を行うための機構部2が設けられている。機構部2は
水平に配置された底板3の左右両端部に、垂直な側板4,
5を夫々連結してなる本体フレーム6を備えている。
字を行うための機構部2が設けられている。機構部2は
水平に配置された底板3の左右両端部に、垂直な側板4,
5を夫々連結してなる本体フレーム6を備えている。
機構部2は、その側板4,5間に配置されるとともに両
側板4,5に回動可能に支持されたプラテンユニット11を
備えている。このユニット11は、第9図に示すように、
支点軸12と、左右一対の端板13と、プラテンローラ14
と、中間軸15と、剥離板16と、図示しないトーションば
ねとを有して形成されている。
側板4,5に回動可能に支持されたプラテンユニット11を
備えている。このユニット11は、第9図に示すように、
支点軸12と、左右一対の端板13と、プラテンローラ14
と、中間軸15と、剥離板16と、図示しないトーションば
ねとを有して形成されている。
支点軸12の両端部は夫々側板4,5に回動不能に固定さ
れている。ローラ支持板としての一対の端板13は、支点
軸12の両端部に、この軸12の軸回り方向に沿って回動可
能に嵌合されている。プラテンローラ14の一対の端板13
の前端部間にわたって図示しない軸受を介して回転自在
に横架されている。このプラテンローラ14の一端部は、
上記機構部2が備える図示しない用紙送り機構に連結さ
れており、この送り機構により適宜回転駆動されるもの
である。
れている。ローラ支持板としての一対の端板13は、支点
軸12の両端部に、この軸12の軸回り方向に沿って回動可
能に嵌合されている。プラテンローラ14の一対の端板13
の前端部間にわたって図示しない軸受を介して回転自在
に横架されている。このプラテンローラ14の一端部は、
上記機構部2が備える図示しない用紙送り機構に連結さ
れており、この送り機構により適宜回転駆動されるもの
である。
中間軸15は支点軸12とプラテンローラ14との間に位置
して、一対の端板13間に横架されている。剥離部材とし
ての剥離板16は、プラテンローラ14の前側近傍に位置し
て一対の端板13の両端部にわたって横架されている。
して、一対の端板13間に横架されている。剥離部材とし
ての剥離板16は、プラテンローラ14の前側近傍に位置し
て一対の端板13の両端部にわたって横架されている。
支点軸12に巻き付けられた上記トーションばねは、そ
の一端部を支点軸12に固定した図示しないばね受けに引
っ掛けるとともに、他端部を中間軸15にその下側から引
っ掛けて取付けられている。このトーションばねの弾性
力により、プラテンユニット11の支点軸12以外の部分は
上向きに付勢されている。それによって、プラテンロー
ラ14は後述のラインサーマルヘッド29に下方から押付け
られるようになっている。また、プラテンユニット11の
支点軸12以外の部分は、上記トーションばねの弾性力に
抗して、手動または自動制御により支点軸12を中心に下
向きに適宜回動されるようにもなっている。
の一端部を支点軸12に固定した図示しないばね受けに引
っ掛けるとともに、他端部を中間軸15にその下側から引
っ掛けて取付けられている。このトーションばねの弾性
力により、プラテンユニット11の支点軸12以外の部分は
上向きに付勢されている。それによって、プラテンロー
ラ14は後述のラインサーマルヘッド29に下方から押付け
られるようになっている。また、プラテンユニット11の
支点軸12以外の部分は、上記トーションばねの弾性力に
抗して、手動または自動制御により支点軸12を中心に下
向きに適宜回動されるようにもなっている。
上記プラテンユニット11の上方位置にはヘッドフレー
ム21が配設されている。このフレーム21の取付け構造は
第7図および第8図に示す通りである。つまり、ヘッド
フレーム21の後端部は、上位側板4から側板5がわに向
けて突設された支持軸22に嵌合されている。ヘッドフレ
ーム21における上記側板4がわの前端部端面には支持ピ
ン23が突設され、これは上記側板4に設けた図示しない
通孔に嵌合されている。しかも、上記支持軸22の先端部
はヘッドフレーム21における上記側板5がわの端面から
突出されているとともに、ヘッドフレーム21の側板5が
わ端面の前端部には支持ピン24が突設されている。これ
ら支持軸22の先端部と支持ピン24とは、上記側板5に枢
着されたクランプ板25が有する図示しない孔に嵌合され
ている。
ム21が配設されている。このフレーム21の取付け構造は
第7図および第8図に示す通りである。つまり、ヘッド
フレーム21の後端部は、上位側板4から側板5がわに向
けて突設された支持軸22に嵌合されている。ヘッドフレ
ーム21における上記側板4がわの前端部端面には支持ピ
ン23が突設され、これは上記側板4に設けた図示しない
通孔に嵌合されている。しかも、上記支持軸22の先端部
はヘッドフレーム21における上記側板5がわの端面から
突出されているとともに、ヘッドフレーム21の側板5が
わ端面の前端部には支持ピン24が突設されている。これ
ら支持軸22の先端部と支持ピン24とは、上記側板5に枢
着されたクランプ板25が有する図示しない孔に嵌合され
ている。
このようにしてヘッドフレーム21は、その一端部を支
持軸22および支持ピン23を介して上記側板4に支持され
るとともに、他端部を支持軸22の先端部および支持ピン
24を介して側板5のクランプ板25に支持されることによ
り、両端支持されている。なお、第7図中26はクランプ
板25の枢軸、27は掛止孔である。掛止孔27には上記ヘッ
ドフレーム21の上面に取付けた板ばね製の掛止板28が挿
脱可能に引掛けられており、そのクランプ板25への引掛
かりによって、ヘッドフレーム21の支持状態が維持され
るようになっている。したがって、第8図中矢印A方向
に掛止板28の先端部28aを押し下げた後に、クランプ板2
5を第8図中矢印B方向に回動させることにより、ヘッ
ドフレーム21の側板5がわの支持を解放できる。
持軸22および支持ピン23を介して上記側板4に支持され
るとともに、他端部を支持軸22の先端部および支持ピン
24を介して側板5のクランプ板25に支持されることによ
り、両端支持されている。なお、第7図中26はクランプ
板25の枢軸、27は掛止孔である。掛止孔27には上記ヘッ
ドフレーム21の上面に取付けた板ばね製の掛止板28が挿
脱可能に引掛けられており、そのクランプ板25への引掛
かりによって、ヘッドフレーム21の支持状態が維持され
るようになっている。したがって、第8図中矢印A方向
に掛止板28の先端部28aを押し下げた後に、クランプ板2
5を第8図中矢印B方向に回動させることにより、ヘッ
ドフレーム21の側板5がわの支持を解放できる。
ヘッドフレーム21にはラインサーマルヘッド29が取付
けられている。このヘッド29には、その下側から上記プ
ラテンローラ14が押し当てられている。ヘッドフレーム
21を支持した支持軸22には第9図に示すように転写リボ
ン用のガイドローラ30が回転自在に取付けられている。
けられている。このヘッド29には、その下側から上記プ
ラテンローラ14が押し当てられている。ヘッドフレーム
21を支持した支持軸22には第9図に示すように転写リボ
ン用のガイドローラ30が回転自在に取付けられている。
上記側板4の上端には第8図および第9図に示すよう
にリボン駆動装置31が取付けられている。この駆動装置
31は上記用紙送り機構(図示しない)の動力を受けて動
作されるもので、第8図および第9図中32は上記用紙送
り機構に連結された入力歯車を示す。また、第9図中33
は伝動ベルト機構、34は駆動歯車、35は従動歯車、36は
テンションプーリで、これらによって第8図に示す上下
の回転軸37,38が回転されるようになっている。回転軸3
7,38は夫々一対設けられている。
にリボン駆動装置31が取付けられている。この駆動装置
31は上記用紙送り機構(図示しない)の動力を受けて動
作されるもので、第8図および第9図中32は上記用紙送
り機構に連結された入力歯車を示す。また、第9図中33
は伝動ベルト機構、34は駆動歯車、35は従動歯車、36は
テンションプーリで、これらによって第8図に示す上下
の回転軸37,38が回転されるようになっている。回転軸3
7,38は夫々一対設けられている。
上記側板4にはヘッドフレーム21の上方に位置するリ
ボン装置取付け部41が取付けられている。この取付け部
41は、第7図に示すように側板4に固定されたガイド42
と、このガイド42に沿って移動するスライダー43とを備
えている。スライダー43の上面には一対の係合突部44が
突設されている。
ボン装置取付け部41が取付けられている。この取付け部
41は、第7図に示すように側板4に固定されたガイド42
と、このガイド42に沿って移動するスライダー43とを備
えている。スライダー43の上面には一対の係合突部44が
突設されている。
このリボン装置取付け部41には、これを跨ぐようにし
てリボン装置45が着脱可能に取付けられている。リボン
装置45は、第6図等に示すように、リボン支持フレーム
46と、一対のリボンセット軸47と、テンション軸48と、
リボン駆動軸49とを備えている。リボン支持フレーム46
は、縦方向に配置された左右一対のフレーム側板50を、
上部横架軸51および下部横架板52で連結して形成されて
いる。
てリボン装置45が着脱可能に取付けられている。リボン
装置45は、第6図等に示すように、リボン支持フレーム
46と、一対のリボンセット軸47と、テンション軸48と、
リボン駆動軸49とを備えている。リボン支持フレーム46
は、縦方向に配置された左右一対のフレーム側板50を、
上部横架軸51および下部横架板52で連結して形成されて
いる。
各フレーム側板50の上部外面には、リボン支持フレー
ム46の前部に位置して、相対向する第1軸受53が夫々取
付けられているとともに、同フレーム46の後部に位置し
て相対向する第2軸受54が夫々取付けられている。これ
ら軸受け53,54は、第1軸受53で代表して示すようにU
字状の受け溝57と、この上方に位置する外れ止め58とを
有しており、外れ止め58のアーム部58aは弾性変形可能
である。さらに、各側板50には、その前側下部に位置し
て相対向する第3軸受55が夫々取付けられているととも
に、後側下部に位置して相対向する第4軸受56が夫々取
付けられている。
ム46の前部に位置して、相対向する第1軸受53が夫々取
付けられているとともに、同フレーム46の後部に位置し
て相対向する第2軸受54が夫々取付けられている。これ
ら軸受け53,54は、第1軸受53で代表して示すようにU
字状の受け溝57と、この上方に位置する外れ止め58とを
有しており、外れ止め58のアーム部58aは弾性変形可能
である。さらに、各側板50には、その前側下部に位置し
て相対向する第3軸受55が夫々取付けられているととも
に、後側下部に位置して相対向する第4軸受56が夫々取
付けられている。
上記一対のリボンセット軸47は同一構造であり、これ
らは相対向する第1軸受53にわたって、又は相対向する
第2軸受54にわたって、その上方から着脱自在に横架さ
れている。これらリボンセット軸47を取付けるには、そ
の両軸端部47aを受け溝57に対向させて、リボンセット
軸47全体をリボン支持フレーム46の上側から下方に向け
て押し込めばよい。そうすると、外れ止め58がそのアー
ム部58aの弾性変形により一端逃げた後に、受け溝57に
嵌合された軸端部47aの上部周面に圧接する。それによ
り、軸端部47aの受け溝57からの離脱が防止されて、上
記軸端部47aは受け溝57に回転自在に支持される。
らは相対向する第1軸受53にわたって、又は相対向する
第2軸受54にわたって、その上方から着脱自在に横架さ
れている。これらリボンセット軸47を取付けるには、そ
の両軸端部47aを受け溝57に対向させて、リボンセット
軸47全体をリボン支持フレーム46の上側から下方に向け
て押し込めばよい。そうすると、外れ止め58がそのアー
ム部58aの弾性変形により一端逃げた後に、受け溝57に
嵌合された軸端部47aの上部周面に圧接する。それによ
り、軸端部47aの受け溝57からの離脱が防止されて、上
記軸端部47aは受け溝57に回転自在に支持される。
リボン支持フレーム46に取付けられたリボンセット軸
47を取外すには、このセット軸47を持って上方へ引き上
げればよい。そうすると、アーム部58aの弾性変形を伴
って軸端部47aが受け溝57の上方に離脱されるから、リ
ボンセット軸47を取外すことができる。
47を取外すには、このセット軸47を持って上方へ引き上
げればよい。そうすると、アーム部58aの弾性変形を伴
って軸端部47aが受け溝57の上方に離脱されるから、リ
ボンセット軸47を取外すことができる。
以上のようにして着脱されるリボンセット軸47には、
後述のようにして各種の幅の転写リボン61(第4,5,9図
参照)の円筒体からなる巻き芯62が着脱可能に取付けら
れる。転写リボン61は、後側のリボンセット軸47から引
き出されてテンション軸48およびリボン駆動軸49等を順
次経由した後に、前側のリボンセット軸47に巻き取られ
るようになっている。転写リボン61のテンション軸48か
らリボン駆動軸49に至る部分は、プラテンローラ14とラ
インサーマルヘッド29との間を通っている。
後述のようにして各種の幅の転写リボン61(第4,5,9図
参照)の円筒体からなる巻き芯62が着脱可能に取付けら
れる。転写リボン61は、後側のリボンセット軸47から引
き出されてテンション軸48およびリボン駆動軸49等を順
次経由した後に、前側のリボンセット軸47に巻き取られ
るようになっている。転写リボン61のテンション軸48か
らリボン駆動軸49に至る部分は、プラテンローラ14とラ
インサーマルヘッド29との間を通っている。
上記リボン駆動軸49は、その両側の軸端部49aを相対
向する第3軸受55に回転自在に支持されて、各フレーム
側板50間にわたって取外しできないように横架されてい
る。この駆動軸49の周部はゴムなどにより形成されてお
り、その外面には転写リボン61が巻き掛けられている。
上記テンション軸48は、その両側の軸端部48aを相対向
する第4軸受56に回転自在に支持されて、各フレーム側
板50間にわたって取外しできないように横架されてい
る。この軸48の周部はゴムなどにより形成されており、
その外面には転写リボン61が巻き掛けられている。
向する第3軸受55に回転自在に支持されて、各フレーム
側板50間にわたって取外しできないように横架されてい
る。この駆動軸49の周部はゴムなどにより形成されてお
り、その外面には転写リボン61が巻き掛けられている。
上記テンション軸48は、その両側の軸端部48aを相対向
する第4軸受56に回転自在に支持されて、各フレーム側
板50間にわたって取外しできないように横架されてい
る。この軸48の周部はゴムなどにより形成されており、
その外面には転写リボン61が巻き掛けられている。
以上の構成のリボン装置45は、その下部横架板52に設
けた達磨状の孔63(第6図参照)の幅広な孔部分を上記
係合突部44に挿通させた後に、上位側板4がわにリボン
装置45を少し動かして、達磨状孔63の幅狭な孔部分に係
合突部44を引っ掛けることにより、リボン取付け部41に
対してその上方への外れを防止されて取付けられる。そ
して、リボン装置45は上記スライダー43とともに、上記
側板4がわに移動させることにより、所定位置に配置さ
れる。また、その状態は、ガイド42に固定された板ばね
製の掛止部材59(第7図参照)側板5がわのフレーム側
板50に引っ掛かることによって保持される。リボン値45
が以上のようにして定位置に配置されると、その各軸47
〜49の端部は、上記リボン駆動装置31の各回転軸37,38
に嵌合して連結されるようになっている。
けた達磨状の孔63(第6図参照)の幅広な孔部分を上記
係合突部44に挿通させた後に、上位側板4がわにリボン
装置45を少し動かして、達磨状孔63の幅狭な孔部分に係
合突部44を引っ掛けることにより、リボン取付け部41に
対してその上方への外れを防止されて取付けられる。そ
して、リボン装置45は上記スライダー43とともに、上記
側板4がわに移動させることにより、所定位置に配置さ
れる。また、その状態は、ガイド42に固定された板ばね
製の掛止部材59(第7図参照)側板5がわのフレーム側
板50に引っ掛かることによって保持される。リボン値45
が以上のようにして定位置に配置されると、その各軸47
〜49の端部は、上記リボン駆動装置31の各回転軸37,38
に嵌合して連結されるようになっている。
以上の構成おいて、本体ケース1の後側等に支持され
た図示しない用紙ホルダーには、一面にラベルが等間隔
で貼付けられていて連続した長い台紙(図示しない)
が、ロール状に巻かれた状態で支持されている。この台
紙は、上記用紙ホルダーから繰り出され、プラテンロー
ラ14とラインサーマルヘッド29との間を通ってセットさ
れ、上記用紙送り機構の動作により適宜紙送りされる。
た図示しない用紙ホルダーには、一面にラベルが等間隔
で貼付けられていて連続した長い台紙(図示しない)
が、ロール状に巻かれた状態で支持されている。この台
紙は、上記用紙ホルダーから繰り出され、プラテンロー
ラ14とラインサーマルヘッド29との間を通ってセットさ
れ、上記用紙送り機構の動作により適宜紙送りされる。
この紙送りと同時に、リボン駆動装置31が同期して動
作されるので、リボン駆動軸49に伝えられる回動力で、
後側のリボンセット軸47に巻かれた転写リボン61が、テ
ンション軸48を経由して引き出されるとともに、それに
伴って前側のリボンセット軸47に伝えられる回動力で、
プラテンローラ14とラインサーマルヘッド29との間を通
った転写リボン61の使用済み部分が、前側のリボンセッ
ト軸47に巻き取られる。この転写リボン61と上記台紙と
の送り量は同じであり、したがって、上記印字動作によ
り、ラベルに対し転写リボン61のインクが熱転写される
ものである。
作されるので、リボン駆動軸49に伝えられる回動力で、
後側のリボンセット軸47に巻かれた転写リボン61が、テ
ンション軸48を経由して引き出されるとともに、それに
伴って前側のリボンセット軸47に伝えられる回動力で、
プラテンローラ14とラインサーマルヘッド29との間を通
った転写リボン61の使用済み部分が、前側のリボンセッ
ト軸47に巻き取られる。この転写リボン61と上記台紙と
の送り量は同じであり、したがって、上記印字動作によ
り、ラベルに対し転写リボン61のインクが熱転写される
ものである。
リボン装置45の着脱は、上記クランプ板25を下側に回
動させて、ヘッドフレーム21を片持ち状態とした後に、
手動によりプラテンユニット11を下げて、プラテンロー
ラ14をラインサーマルヘッド29から離し、この状態で転
写リボン61を側板5がわからプラテンローラ14とライン
サーマルヘッド29との間に出し入れしながら実施される
ものである。
動させて、ヘッドフレーム21を片持ち状態とした後に、
手動によりプラテンユニット11を下げて、プラテンロー
ラ14をラインサーマルヘッド29から離し、この状態で転
写リボン61を側板5がわからプラテンローラ14とライン
サーマルヘッド29との間に出し入れしながら実施される
ものである。
なお、第7図から第9図に示す符号91は、上記剥離板
16とともに、上記台紙から印字されたラベルを剥離する
ための剥離手段を形成する剥離装置である。この装置91
は、上記プラテンロー14にその下側から圧接する剥離ロ
ーラ92を有しており、このローラ92で剥離板16を経由し
て導かれた台紙のラベルが剥離された部分を、プラテン
ローラ14との間に挟むとともに、この剥離ローラ92をプ
ラテンローラ14に従動回転させることにより、台紙に引
っ張り力を与えて、印字されたラベルを剥離板16の位置
で剥離させるようになっている。
16とともに、上記台紙から印字されたラベルを剥離する
ための剥離手段を形成する剥離装置である。この装置91
は、上記プラテンロー14にその下側から圧接する剥離ロ
ーラ92を有しており、このローラ92で剥離板16を経由し
て導かれた台紙のラベルが剥離された部分を、プラテン
ローラ14との間に挟むとともに、この剥離ローラ92をプ
ラテンローラ14に従動回転させることにより、台紙に引
っ張り力を与えて、印字されたラベルを剥離板16の位置
で剥離させるようになっている。
次に、転写リボン61が巻き付けられる巻き芯62の上記
リボンセット軸47に対する取付け構造を、第1図から第
5図を参照して説明する。
リボンセット軸47に対する取付け構造を、第1図から第
5図を参照して説明する。
リボンセット軸47は合成樹脂の成形品であり、その軸
本体65の一端部には、巻き芯62を径方向および軸方向に
動き止めする巻き芯固定手段66が設けられている。この
固定手段66は、外面に軸端部47aが突設された円板形の
フランジ部67と、このフランジ部67の内面に一体に突設
された円形の巻き芯支え68と、この支え68の周面の一部
から一体に突設された突部69とから形成されている。
本体65の一端部には、巻き芯62を径方向および軸方向に
動き止めする巻き芯固定手段66が設けられている。この
固定手段66は、外面に軸端部47aが突設された円板形の
フランジ部67と、このフランジ部67の内面に一体に突設
された円形の巻き芯支え68と、この支え68の周面の一部
から一体に突設された突部69とから形成されている。
巻き芯支え68は軸本体65より大径でかつフランジ部67
よりも小径である。この巻き芯支え68の外径寸法は上記
巻き芯62の内径寸法より僅かに小さい。上記突部68は巻
き芯62の端部に形成された図示しない切欠溝に嵌合さ
れ、この嵌合によりリボンセット軸47に対する巻き芯62
の周方向の回動が防止されるようになっている。
よりも小径である。この巻き芯支え68の外径寸法は上記
巻き芯62の内径寸法より僅かに小さい。上記突部68は巻
き芯62の端部に形成された図示しない切欠溝に嵌合さ
れ、この嵌合によりリボンセット軸47に対する巻き芯62
の周方向の回動が防止されるようになっている。
軸本体65の他端側には第1,第2の巻き芯抜け止め手段
71,72が夫々設けられている。これら抜け止め手段71,72
は同一構造であって、軸本体65間においてこの径方向両
側に配置された一対のアーム73により形成されている。
各アーム73は夫々弾性変形が可能であって、軸本体65の
上記一端側から上記他端側に向かうに従い軸本体65から
次第に離れて径方向外側に開いている。しかも、アーム
73の先端には上記巻き芯62の他端に引っ掛かる掛合部74
が形成されている。
71,72が夫々設けられている。これら抜け止め手段71,72
は同一構造であって、軸本体65間においてこの径方向両
側に配置された一対のアーム73により形成されている。
各アーム73は夫々弾性変形が可能であって、軸本体65の
上記一端側から上記他端側に向かうに従い軸本体65から
次第に離れて径方向外側に開いている。しかも、アーム
73の先端には上記巻き芯62の他端に引っ掛かる掛合部74
が形成されている。
上記軸本体65には巻き芯固定手段66と第2巻き芯抜け
止め手段72との間に位置して一つの位置決め手段75が設
けられている。この位置決め手段75は軸本体65より大径
のフランジで形成されており、本実施例の場合には上記
巻き芯支え68と同径にして、巻き芯支えを兼ねている。
止め手段72との間に位置して一つの位置決め手段75が設
けられている。この位置決め手段75は軸本体65より大径
のフランジで形成されており、本実施例の場合には上記
巻き芯支え68と同径にして、巻き芯支えを兼ねている。
さらに、軸本体65には、第1、第2の巻き芯抜け止め
手段71,72間に位置して巻き芯支え76が設けられている
とともに、第2巻き芯抜け止め手段72と位置決め手段75
との間に位置して巻き芯支え77が設けられている。これ
ら巻き芯支え76,77はいずれもフランジで形成されてい
て、上記巻き芯支え68と同径である。
手段71,72間に位置して巻き芯支え76が設けられている
とともに、第2巻き芯抜け止め手段72と位置決め手段75
との間に位置して巻き芯支え77が設けられている。これ
ら巻き芯支え76,77はいずれもフランジで形成されてい
て、上記巻き芯支え68と同径である。
しかも、軸本体65における位置決め手段75と巻き芯支
え77との間の軸部分65aは、第2図を除く第1図から第
5図により分かるように断面干状をなしており、その上
辺部分(ただし、第2図を除く第1図から第5図におい
て)78の一部は切り欠かれている。符号79はその切り欠
き部を示している。
え77との間の軸部分65aは、第2図を除く第1図から第
5図により分かるように断面干状をなしており、その上
辺部分(ただし、第2図を除く第1図から第5図におい
て)78の一部は切り欠かれている。符号79はその切り欠
き部を示している。
第1図中81はリボンセット軸47に着脱自在に取付けら
れる補助固定手段で、これは幅が狭い転写リボンを用い
る場合にリボンセット軸47に取付けて使用される。この
手段81は、上記フランジ部67と同じ外径寸法を有し駒で
あって、その一面には第2図に示すように巻き芯支え82
および突部83が一体に形成されている。これら巻き芯支
え82および突部83は、切巻き芯固定手段66の巻き芯支え
68および突部69と同様の関係をもって設けられている。
そして、この補助固定手段81には、上記軸部分65aに嵌
合するための係合溝84が形成されている。
れる補助固定手段で、これは幅が狭い転写リボンを用い
る場合にリボンセット軸47に取付けて使用される。この
手段81は、上記フランジ部67と同じ外径寸法を有し駒で
あって、その一面には第2図に示すように巻き芯支え82
および突部83が一体に形成されている。これら巻き芯支
え82および突部83は、切巻き芯固定手段66の巻き芯支え
68および突部69と同様の関係をもって設けられている。
そして、この補助固定手段81には、上記軸部分65aに嵌
合するための係合溝84が形成されている。
上記構成のリボンセット軸47には、例えば4インチ幅
の転写リボン61の巻き芯62、または2インチ幅の転写リ
ボン61′の巻き芯62′が選択的に取付けられる。
の転写リボン61の巻き芯62、または2インチ幅の転写リ
ボン61′の巻き芯62′が選択的に取付けられる。
4インチ幅の巻き芯62の取付けについて説明する。こ
の場合には上記補助固定手段81は使用しない。まず、第
1,第2の巻き芯抜け止め手段71,72の各アーム73を、軸
本体65に接近するように弾性変形させながら巻き芯62の
内部に収めるようにして、この巻き芯62をリボンセット
軸47に嵌合する。引続きリボンセット軸47への嵌合を押
し進めて、巻き芯62の一端部を巻き芯固定手段66のフラ
ンジ部67の内面に当接させるとともに、巻き芯支え68に
嵌合させ、しかも突部69に巻き芯62端部の切欠溝(図示
しない)を嵌合させる。そうすると、巻き芯62の一端部
が巻き芯固定手段66に支持されて、巻き芯62がリボンセ
ット軸47に対して周方向へ回ることが防止されるととも
に、フランジ部67の外面方向への巻き芯62の移動が防止
される。このような巻き芯62の一端側の支持と同時に、
第1巻き芯抜け止め手段71をなすアーム73の掛合部74が
巻き芯62の他端から突出して、アーム73がその弾性力に
より広がるから、その掛合部74が巻き芯62の他端に弾性
的に掛合する。そのため、巻き芯62の他端部が第1巻き
芯抜け止め手段71に支持されるとともに、この第1巻き
芯抜け止め手段71は巻き芯62の抜け止めを行う。
の場合には上記補助固定手段81は使用しない。まず、第
1,第2の巻き芯抜け止め手段71,72の各アーム73を、軸
本体65に接近するように弾性変形させながら巻き芯62の
内部に収めるようにして、この巻き芯62をリボンセット
軸47に嵌合する。引続きリボンセット軸47への嵌合を押
し進めて、巻き芯62の一端部を巻き芯固定手段66のフラ
ンジ部67の内面に当接させるとともに、巻き芯支え68に
嵌合させ、しかも突部69に巻き芯62端部の切欠溝(図示
しない)を嵌合させる。そうすると、巻き芯62の一端部
が巻き芯固定手段66に支持されて、巻き芯62がリボンセ
ット軸47に対して周方向へ回ることが防止されるととも
に、フランジ部67の外面方向への巻き芯62の移動が防止
される。このような巻き芯62の一端側の支持と同時に、
第1巻き芯抜け止め手段71をなすアーム73の掛合部74が
巻き芯62の他端から突出して、アーム73がその弾性力に
より広がるから、その掛合部74が巻き芯62の他端に弾性
的に掛合する。そのため、巻き芯62の他端部が第1巻き
芯抜け止め手段71に支持されるとともに、この第1巻き
芯抜け止め手段71は巻き芯62の抜け止めを行う。
したがって、巻き芯62は第4図に示すように巻き芯固
定手段66と第1巻き芯抜け止め手段71との間に挟持され
て、リボンセット軸47に取付けられる。なお、この状態
において巻き芯62の中間部は、その内側から巻き芯支え
76,77および位置決め手段75により支持される。
定手段66と第1巻き芯抜け止め手段71との間に挟持され
て、リボンセット軸47に取付けられる。なお、この状態
において巻き芯62の中間部は、その内側から巻き芯支え
76,77および位置決め手段75により支持される。
以上のようにして取付けられた巻き芯62を取外すに
は、まず、第1巻き芯抜け止め手段71をなすアーム73
を、軸本体65に近付くように指で弾性変形させることに
より、その掛止部74と巻き芯62の他端との掛合を外して
から、巻き芯62を第4図中左方向に引き抜けばよい。
は、まず、第1巻き芯抜け止め手段71をなすアーム73
を、軸本体65に近付くように指で弾性変形させることに
より、その掛止部74と巻き芯62の他端との掛合を外して
から、巻き芯62を第4図中左方向に引き抜けばよい。
2インチ幅の巻き芯62′の取付けについて説明する。
この場合には補助固定手段81を使用する。
この場合には補助固定手段81を使用する。
この固定手段81は、その掛合溝84をリボンセット軸47
の切り欠き部79に第1図中矢印X方向から挿入した後、
位置決め手段75に当たるまで同図中矢印Y方向に移動さ
せることによって、リボンセット軸47に取付けられる。
この取付け状態では、補助固定手段81の掛合溝84のうち
第1図および第2図中上部のT字状溝部分84aが、上記
軸部分47aの上辺部分78とこれに連なる垂直部からなる
断面T字状部分に嵌合するから、補助固定手段81がリボ
ンセット軸47の軸直角方向に不用意に外れることがな
い。
の切り欠き部79に第1図中矢印X方向から挿入した後、
位置決め手段75に当たるまで同図中矢印Y方向に移動さ
せることによって、リボンセット軸47に取付けられる。
この取付け状態では、補助固定手段81の掛合溝84のうち
第1図および第2図中上部のT字状溝部分84aが、上記
軸部分47aの上辺部分78とこれに連なる垂直部からなる
断面T字状部分に嵌合するから、補助固定手段81がリボ
ンセット軸47の軸直角方向に不用意に外れることがな
い。
この後に2インチ幅の62′が取付けられるが、この手
順は上記4インチ幅の巻き芯62の取付けと同様に、巻き
芯62′を第1巻き芯抜け止め手段71側から巻き芯固定手
段66側に向けて嵌合することによりなされる。そうする
と、巻き芯62′の一端部が、補助固定手段81に当接され
るとともに、その巻き芯支え82に嵌合され、しかも巻き
芯62′端部の切欠溝(図示しない)が突部83に嵌合され
る。これと同時に、第2巻き芯抜け止め手段72をなすア
ーム73の掛合部74が巻き芯62′の他端から突出して、ア
ーム73がその弾性力により広がるから、その掛合部74が
巻き芯62′の他端に弾性的に掛合する。
順は上記4インチ幅の巻き芯62の取付けと同様に、巻き
芯62′を第1巻き芯抜け止め手段71側から巻き芯固定手
段66側に向けて嵌合することによりなされる。そうする
と、巻き芯62′の一端部が、補助固定手段81に当接され
るとともに、その巻き芯支え82に嵌合され、しかも巻き
芯62′端部の切欠溝(図示しない)が突部83に嵌合され
る。これと同時に、第2巻き芯抜け止め手段72をなすア
ーム73の掛合部74が巻き芯62′の他端から突出して、ア
ーム73がその弾性力により広がるから、その掛合部74が
巻き芯62′の他端に弾性的に掛合する。
したがって、巻き芯62′は第5図に示すように補助固
定手段81と第2巻き芯抜け止め手段72との間に挟持され
て、リボンセット軸47に取付けられる。なお、この状態
において巻き芯62の中間部は、その内側から巻き芯支え
77により支持される。
定手段81と第2巻き芯抜け止め手段72との間に挟持され
て、リボンセット軸47に取付けられる。なお、この状態
において巻き芯62の中間部は、その内側から巻き芯支え
77により支持される。
巻き芯62′のリボンセット軸47からの取外しは、上記
長い巻き芯62の取外しと同様の手順で行えるので、その
説明は省略する。
長い巻き芯62の取外しと同様の手順で行えるので、その
説明は省略する。
以上のように補助固定手段81の使用の有無によって、
幅か大きい巻き芯62と、幅が狭い巻き芯62′とを任意に
付け替えることができ、これらの巻き芯62,62′に対し
てリボンセット軸47を共通して使用できる。
幅か大きい巻き芯62と、幅が狭い巻き芯62′とを任意に
付け替えることができ、これらの巻き芯62,62′に対し
てリボンセット軸47を共通して使用できる。
第10図および第11図は本発明の第2実施例の要部を示
しており、以下説明する点以外の構成は図示しない部分
を含めて上記第1実施例と同じである。
しており、以下説明する点以外の構成は図示しない部分
を含めて上記第1実施例と同じである。
この第2実施例においてリボンセット軸47には、第
1、第2の巻き芯抜け止め手段71,72の他に更に第3の
抜け止め手段95が設けられている。この巻き芯抜け止め
手段95も、弾性変形が可能で先端に掛止部74を有した一
対のアーム73で形成されている。更にリボンセット軸47
には、第1の位置決め手段75の他に第2の位置決め手段
96が設けられているとともに、第1の軸部分47aの他に
第2の軸部分47bが設けられている。第2の位置決め手
段96は位置決め手段75と同じ構成であるとともに、第2
の軸部分47bも軸部分47aと同じ構成であるから、その説
明は省略する。したがって、第2の軸部分47bは切り欠
き部79を有した上辺部分78を有している。リボンセット
軸47に着脱自在な補助固定手段81は、第1位置決め手段
75または第2位置決め手段96のいずれかに選択的に位置
決めされて取付けられるようになっている。
1、第2の巻き芯抜け止め手段71,72の他に更に第3の
抜け止め手段95が設けられている。この巻き芯抜け止め
手段95も、弾性変形が可能で先端に掛止部74を有した一
対のアーム73で形成されている。更にリボンセット軸47
には、第1の位置決め手段75の他に第2の位置決め手段
96が設けられているとともに、第1の軸部分47aの他に
第2の軸部分47bが設けられている。第2の位置決め手
段96は位置決め手段75と同じ構成であるとともに、第2
の軸部分47bも軸部分47aと同じ構成であるから、その説
明は省略する。したがって、第2の軸部分47bは切り欠
き部79を有した上辺部分78を有している。リボンセット
軸47に着脱自在な補助固定手段81は、第1位置決め手段
75または第2位置決め手段96のいずれかに選択的に位置
決めされて取付けられるようになっている。
このような構成において、補助固定手段81を使用しな
い場合は、巻き芯固定手段66と第1巻き芯抜け止め手段
71との間に6インチ幅の巻き芯を着脱自在に挟持でき
る。そして、補助固定手段81を第2の位置決め手段96に
位置決めして取付けた場合には、これと第2巻き芯抜け
止め手段72との間に、3インチ幅の巻き芯を着脱自在に
挟持できる。また、補助固定手段81を第1の位置決め手
段75に位置決めして取付けた場合には、これと第3巻き
芯抜け止め手段95との間に、2インチ幅の巻き芯を着脱
自在に挟持できる。
い場合は、巻き芯固定手段66と第1巻き芯抜け止め手段
71との間に6インチ幅の巻き芯を着脱自在に挟持でき
る。そして、補助固定手段81を第2の位置決め手段96に
位置決めして取付けた場合には、これと第2巻き芯抜け
止め手段72との間に、3インチ幅の巻き芯を着脱自在に
挟持できる。また、補助固定手段81を第1の位置決め手
段75に位置決めして取付けた場合には、これと第3巻き
芯抜け止め手段95との間に、2インチ幅の巻き芯を着脱
自在に挟持できる。
なお、上記各実施例では、各幅の巻き芯をリボンセッ
ト軸47の中央を基準として設けるようにしたが、これに
限らず巻き芯固定手段または第1巻心抜け止め手段を基
準にして巻き芯が取付けられるようにしてもよい。
ト軸47の中央を基準として設けるようにしたが、これに
限らず巻き芯固定手段または第1巻心抜け止め手段を基
準にして巻き芯が取付けられるようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明は以上説明したように構成されているので、リ
ボンセット軸に対して着脱自在な補助固定手段を取付け
ない場合、リボンセット軸の軸長に近い幅の転写リボン
の巻き芯を、巻き芯固定手段と巻き芯抜け止め手段との
間に挟んで取付けることができるとともに、リボンセッ
ト軸に補助固定手段を取付けた場合には、上記リボンセ
ット軸の軸長に近い幅の転写リボンよりも幅が狭い少な
くとも一種類の転写リボンの巻き芯を、上記補助固定手
段と巻き芯抜け止め手段との間に挟んで取付けることが
できる。このように本発明によれば、各種の用紙幅に適
合した転写リボンを取付けて使用でき、汎用性に優れる
とともに、幅が狭い用紙に印字するのに、この用紙幅よ
りも大きい幅の転写リボンを使用する必要がないから、
転写リボンの無駄をなくして印字することができる。
ボンセット軸に対して着脱自在な補助固定手段を取付け
ない場合、リボンセット軸の軸長に近い幅の転写リボン
の巻き芯を、巻き芯固定手段と巻き芯抜け止め手段との
間に挟んで取付けることができるとともに、リボンセッ
ト軸に補助固定手段を取付けた場合には、上記リボンセ
ット軸の軸長に近い幅の転写リボンよりも幅が狭い少な
くとも一種類の転写リボンの巻き芯を、上記補助固定手
段と巻き芯抜け止め手段との間に挟んで取付けることが
できる。このように本発明によれば、各種の用紙幅に適
合した転写リボンを取付けて使用でき、汎用性に優れる
とともに、幅が狭い用紙に印字するのに、この用紙幅よ
りも大きい幅の転写リボンを使用する必要がないから、
転写リボンの無駄をなくして印字することができる。
第1図から第9図は本発明の第1実施例を示し、第1図
はリボンセット軸と補助固定手段とを示す斜視図、 第2図は補助固定手段を第1図中矢印II方向から見た
図、 第3図は第1図中III−III線に沿う断面図、 第4図は補助固定手段を取付けない状態のリボンセット
軸を示す正面図、 第5図は補助固定手段を取付けた状態のリボンセット軸
を示す正面図、 第6図は一部のリボンセット軸を分離して示すリボン装
置全体の斜視図、 第7図は機構部の一部を示す斜視図、 第8図は同機構部を一部断面して示す概略正面図、 第9図は第8図中IX方向から見た同機構部を一部断面し
て示す概略側面図である。 第10図および第11図は本発明の第2実施例を示し、 第10図はリボンセット軸と補助固定手段とを示す斜視
図、 第11図はリボンセット軸の正面図である。 61,61′……転写リボン、62,62′……巻き芯、66……巻
き芯固定手段、71,72……巻き芯抜け止め手段、73……
アーム、74……掛合部、75……位置決め手段、81……補
助固定手段。
はリボンセット軸と補助固定手段とを示す斜視図、 第2図は補助固定手段を第1図中矢印II方向から見た
図、 第3図は第1図中III−III線に沿う断面図、 第4図は補助固定手段を取付けない状態のリボンセット
軸を示す正面図、 第5図は補助固定手段を取付けた状態のリボンセット軸
を示す正面図、 第6図は一部のリボンセット軸を分離して示すリボン装
置全体の斜視図、 第7図は機構部の一部を示す斜視図、 第8図は同機構部を一部断面して示す概略正面図、 第9図は第8図中IX方向から見た同機構部を一部断面し
て示す概略側面図である。 第10図および第11図は本発明の第2実施例を示し、 第10図はリボンセット軸と補助固定手段とを示す斜視
図、 第11図はリボンセット軸の正面図である。 61,61′……転写リボン、62,62′……巻き芯、66……巻
き芯固定手段、71,72……巻き芯抜け止め手段、73……
アーム、74……掛合部、75……位置決め手段、81……補
助固定手段。
Claims (1)
- 【請求項1】転写リボンを指示するリボンセット軸の一
端部に、上記転写リボンの巻き芯を径方向および軸方向
に動き止めする巻き芯固定手段を設け、 上記リボンセット軸の他端側に、上記一端側から上記他
端側に向かうに従い径方向外側に次第に開くとともに、
先端に上記巻き芯の他端に引っ掛かる掛合部を有した弾
性変形可能な複数のアームからなる巻き芯抜け止め手段
を少なくとも一つ設け、 上記リボンセット軸における上記巻き芯固定手段と上記
巻き芯抜け止め手段との間に位置して、 少なくとも一つの位置決め手段を設け、 この位置決め手段に位置決めされて上記リボンセット軸
に着脱可能に取付けられ、上記巻き芯抜け止め手段とと
もに上記巻き芯よりも短い他の巻き芯を支持する補助固
定手段を備えたことを特徴とする転写式プリンタ。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8395290A JP2641957B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 転写式プリンタ |
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EP95100311A EP0654358B1 (en) | 1990-03-30 | 1991-03-26 | Transfer printer |
DE69118005T DE69118005T2 (de) | 1990-03-30 | 1991-03-26 | Umschaltdrucker |
DE69130367T DE69130367T2 (de) | 1990-03-30 | 1991-03-26 | Transferdrucker |
US07/675,984 US5174667A (en) | 1990-03-30 | 1991-03-26 | Transfer printer |
KR1019910005030A KR960000968B1 (ko) | 1990-03-30 | 1991-03-29 | 전사식 프린터 |
KR1019950005879A KR950008988B1 (ko) | 1990-03-30 | 1995-03-20 | 전사식 프린터 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8395290A JP2641957B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 転写式プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03281371A JPH03281371A (ja) | 1991-12-12 |
JP2641957B2 true JP2641957B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=13816921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8395290A Expired - Lifetime JP2641957B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 転写式プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2641957B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4745862B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2011-08-10 | 株式会社サトー | 支管支持装置 |
JP6191398B2 (ja) * | 2013-10-31 | 2017-09-06 | ブラザー工業株式会社 | インクリボンカートリッジ |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP8395290A patent/JP2641957B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03281371A (ja) | 1991-12-12 |
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