JP2003078742A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003078742A
JP2003078742A JP2001260679A JP2001260679A JP2003078742A JP 2003078742 A JP2003078742 A JP 2003078742A JP 2001260679 A JP2001260679 A JP 2001260679A JP 2001260679 A JP2001260679 A JP 2001260679A JP 2003078742 A JP2003078742 A JP 2003078742A
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Michihiro Nakagawa
道弘 中川
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形成した画像の周囲の上下左右の余白の長さ
を定規などにより測定することなくシフト値を迅速に求
めて、記録紙上での画像形成位置をシフト値として入力
して容易に位置調整することを可能にする。 【解決手段】 複数の画像を重ね合わせるオーバーレイ
機能を有する画像形成装置であって、目的とする画像
(目的画像)と、前記目的画像の領域より大きい領域の
所定のパターンの背景画像とを合成して画像を形成する
ように制御する制御手段101と、前記目的画像の位置
の調整を行うための操作入力手段111を備え、前記制
御手段は、前記目的画像と前記背景画像とを重ね合わせ
た状態で画像形成した後に、前記操作入力手段に入力さ
れた値に基づいて前記目的画像の位置を移動させて前記
目的画像を形成する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、位置調整のためのテスト印字の画像形成をす
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録紙に画像形成した画像について、画
像の中心と記録紙の中心を合わせるためや、画像の周囲
の余白を均等にするなどの目的で、記録紙上での位置を
シフト値として入力して位置調整する機能が存在してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、2頁の画像
を1頁に縮小配置して画像形成(2イン1コピー)した
画像を例にすると、その2頁の画像の合わさる中心部分
と記録紙の中心部分とが一致していることが望ましい。
【0004】そこで、この位置調整を実行するには、画
像形成により出力した記録紙について、定規などを用い
て、形成した画像の周囲の上下左右の余白の長さを測定
する必要があった。そして、その余白の長さから判断し
て、目的とする画像をシフトさせるためのシフト値を求
めねばならなかった。
【0005】また、通常の画像形成のモードから、画像
形成を一時停止させた後に、上記シフト値を入力するモ
ードに移行させる操作が必要であり、画像形成装置の操
作が煩雑になる問題点が存在していた。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであって、形成した画像の周囲の上下
左右の余白の長さを定規などにより測定することなくシ
フト値を迅速に求めて、記録紙上での画像形成位置をシ
フト値として入力して容易に位置調整することが可能な
画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決する本
発明は、以下に記載するようなものである。 (1)請求項1記載の発明は、複数の画像を重ね合わせ
るオーバーレイ機能を有する画像形成装置であって、目
的とする画像(目的画像)と、前記目的画像の領域より
大きい領域の所定のパターンの背景画像とを合成して画
像を形成するように制御する制御手段と、前記目的画像
の位置の調整を行うための操作入力手段を備え、前記制
御手段は、前記目的画像と前記背景画像とを重ね合わせ
た状態で画像形成した後に、前記操作入力手段に入力さ
れた値に基づいて前記目的画像の位置を移動させて前記
目的画像を形成する制御を行う、ことを特徴とする画像
形成装置である。
【0008】この発明の画像形成装置では、複数の画像
を重ね合わせるオーバーレイ機能を有しており、目的画
像と、その目的画像より大きな領域の背景画像とを重ね
合わせた状態で画像形成した後に、操作入力手段に入力
された値に基づいて目的画像の位置を移動させて目的画
像を形成する制御を行う。
【0009】この結果、目的画像の上下左右の周囲に背
景画像が形成されるため、その背景画像の大きさから記
録紙上の目的画像の位置や片寄り状態などを容易に判断
することができる。
【0010】この結果、形成した画像の周囲の上下左右
の余白の長さを定規などにより測定することなくシフト
値を迅速に求めて、記録紙上での画像形成位置をシフト
値として入力して容易に位置調整することが可能にな
る。
【0011】(2)請求項2記載の発明は、前記制御手
段は、前記目的画像と前記背景画像とを重ね合わせた状
態で画像形成した後に、前記目的画像の位置を移動させ
るための値を前記操作入力手段で受け付けるために画像
形成を一時停止する制御を行う、ことを特徴とする請求
項1記載の画像形成装置である。
【0012】この発明の画像形成装置では、上記(1)
において、目的画像と背景画像とを重ね合わせた状態で
画像形成した後に、目的画像の位置を移動させるための
値を操作入力手段で受け付けるために画像形成を一時停
止する制御を行うようにしている。
【0013】この結果、画像形成の一時停止などのため
の操作をすることなく、目的画像の上下左右の周囲に形
成された背景画像の大きさから記録紙上の目的画像の位
置や片寄り状態などを判断し、シフト値を迅速に求め、
記録紙上での画像形成位置をシフト値として入力して容
易に位置調整することが可能になる。
【0014】(3)請求項3記載の発明は、前記目的画
像は、少なくとも2頁の画像を1頁に縮小配置した画像
である、ことを特徴とする請求項1または請求項2のい
ずれかに記載の画像形成装置である。
【0015】この発明の画像形成装置では、上記(1)
または(2)において、複数頁の画像を1頁に縮小配置
した目的画像の上下左右の周囲に背景画像が形成される
ため、その背景画像の大きさから記録紙上の目的画像の
位置や片寄り状態などを容易に判断することができるよ
うになる。
【0016】この結果、形成した画像の周囲の上下左右
の余白の長さを定規などにより測定することなくシフト
値を迅速に求めて、記録紙上での画像形成位置をシフト
値として入力して容易に位置調整することが可能にな
る。
【0017】(4)請求項4記載の発明は、前記目的画
像は、記録紙の表面と裏面との画像である、ことを特徴
とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形
成装置である。
【0018】この発明の画像形成装置では、上記(1)
〜(3)において、記録紙の両面に形成された目的画像
のそれぞれの頁の上下左右の周囲に背景画像が形成され
るため、その背景画像の大きさから記録紙両面の目的画
像相互の位置や片寄り状態などを容易に判断することが
できるようになる。
【0019】なお、この場合、位置調整のためのシフト
値の入力は、いずれか片面のみの入力であってもよい
し、あるいは、両面のそれぞれを独立して入力できるも
のであってもよい。
【0020】この結果、形成した画像の周囲の上下左右
の余白の長さを定規などにより測定することなくシフト
値を迅速に求めて、記録紙両面の画像の画像形成位置を
シフト値として入力して容易に位置調整することが可能
になる。
【0021】(5)請求項5記載の発明は、前記背景画
像を記録紙の全面に形成することが可能な画像記録手段
を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
ずれかに記載の画像形成装置である。
【0022】この発明の画像形成装置では、上記(1)
〜(4)において、目的画像と、記録紙全面の背景画像
とを重ね合わせた状態で画像形成した後に、操作入力手
段に入力された値に基づいて目的画像の位置を移動させ
て目的画像を形成する制御を行う。
【0023】この結果、目的画像の上下左右の周囲(目
的画像の端部から記録紙端部までの領域)に背景画像が
形成されるため、その背景画像の大きさから記録紙上の
目的画像の位置や片寄り状態などを容易に判断すること
ができる。
【0024】この結果、形成した画像の周囲の上下左右
の余白の長さを定規などにより測定することなくシフト
値を迅速に求めて、記録紙上での画像形成位置をシフト
値として入力して容易に位置調整することが可能にな
る。
【0025】(6)請求項6記載の発明は、前記制御手
段は、前記背景画像として所定間隔のマス目あるいはド
ットを有する画像を形成する、ことを特徴とする請求項
1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置であ
る。
【0026】この発明の画像形成装置では、上記(1)
〜(5)において、目的画像と、その目的画像より大き
な領域であってドットあるいは背景画像とを重ね合わせ
た状態で画像形成した後に、操作入力手段に入力された
値に基づいて目的画像の位置を移動させて目的画像を形
成する制御を行う。
【0027】この結果、目的画像の上下左右の周囲に背
景画像のドットあるいはマス目が形成されるため、その
背景画像の大きさ(すなわち、ドットあるいはマス目の
数)から記録紙上の目的画像の位置や片寄り状態などを
容易に判断することができる。
【0028】この結果、形成した画像の周囲の上下左右
の余白の長さを定規などにより測定することなくシフト
値を迅速に求めて、記録紙上での画像形成位置をシフト
値として入力して容易に位置調整することが可能にな
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。 〈画像形成装置の構成〉まず、図2を参照して画像形成
装置の機械的構成を説明する。なお、ここでは、原稿の
画像を読み取って画像形成する複写機としての画像形成
装置を具体例として用いる。
【0030】この図2において、10は自動原稿給送手
段(以下、ADFと言う)であり、原稿の両面を読み取
るための給紙を行う手段である。20は原稿を光学的に
スキャンして読み取って画像データを生成する画像読み
取り部(スキャナ)である。40は画像データに応じた
露光用光ビームを生成する画像書き込み部である。50
は画像データを静電方式により記録媒体(転写紙あるい
は記録紙と言うが、本願明細書では、記録紙という)p
上に記録する画像形成部である。60は記録紙の搬送を
行う搬送手段である。
【0031】なお、この画像形成部50は、目的とする
画像(目的画像)の領域より大きい領域、望ましくは、
記録紙の全面に画像を形成することが可能な画像記録手
段である。すなわち、露光、静電潜像形成、現像、転
写、定着の各ステップにおいて、目的画像の領域より大
きい領域、望ましくは、記録紙の全面への画像形成が可
能に構成されているものとする。
【0032】ここで、原稿の両面給送が可能なADF1
0の原稿載置部11には、原稿第1頁の表面を上にした
状態の原稿dが複数枚載置されている。ローラ12a、
ローラ12bを介して繰り出された原稿の1枚目はロー
ラ13を介して回転される。
【0033】この時、光源23により原稿dの原稿面が
照射され、その反射光がミラー24,25,26を介し
て結像光学系27を介して光電変換手段であるCCD2
8の受光面に像を結ぶ。ここで、光源23、ミラー2
4,25,26、結像光学系27及びCCD28を有す
る光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段と
で画像読み取り部20を構成している。
【0034】この図において、原稿dがプラテンガラス
21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合
には、光学系はプラテンガラス21に沿って走査して読
み取りを行う。
【0035】また、原稿dが自動給紙されてローラ13
の周囲を回る場合には、第2のプラテンガラス22下に
光源23とミラー24とが固定された状態で読み取りを
行う。そして、読み取られた原稿dの画像データは、C
CD28から図示しない読み取り画像処理部に送られ
る。
【0036】なお、原稿dがADF10により自動給送
される場合には、原稿dの1ページ目が読み取られる
と、今度は反転ローラ14を介して再度ローラ13を用
いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像読み
取り部20で読み取られ、読み取り画像処理部に送られ
る。
【0037】このようにして、表面と裏面との画像が読
み取られた原稿dは、再度反転ローラ14で反転され
て、表面を下に向けた状態で排紙皿16に積載されてい
く。このようにして画像読み取り部20で読み取られた
画像データは、読み取り画像処理部で所定の画像処理が
行なわれた後、圧縮伸長回路で圧縮されて画像メモリに
記憶される。
【0038】一方、記録紙pが積載されている給紙トレ
イ30a〜30cのいずれかから、第一給紙ローラ31
a〜31cにより記録紙pが繰り出され、画像形成部5
0に給送される。
【0039】画像形成部50に給送される記録紙pは、
その入口付近の第二給紙ローラ(レジストローラ)32
で同期がとられた後、像担持体となる感光体ドラム51
に近接する。
【0040】記録画像処理部から画像書き込み部40に
画像データが入力され、画像書込み部40内のレーザダ
イオードから画像データに応じたレーザ光を感光体ドラ
ム51上に照射し、静電潜像を形成する。この静電潜像
を現像部53で現像することで、感光体ドラム51上に
トナー像を形成する。
【0041】なお、本実施の形態例における感光体ドラ
ム51は、目的とする画像(目的画像)の領域より大き
い領域、望ましくは、記録紙の全面に画像を形成するこ
とが可能に構成されている。
【0042】このトナー像は感光体ドラム51の下部の
転写部54により記録紙pに転写される。そして、感光
体ドラム51に圧着されている記録紙pは分離部55に
より分離される。感光体ドラム51から分離された記録
紙pは搬送機構58を介して定着部59に入り、トナー
像が熱と圧力とにより定着される。このようにして、記
録紙pに画像が形成される。
【0043】なお、必要に応じて、トナー像が定着され
た記録紙pは、ガイド61を介して下方に搬送され、反
転部63に入る。次に、反転部63に入っている記録紙
pは、反転ローラ62により再度繰り出され、反転搬送
路64を経由して再度画像形成部50に送られる。前記
原稿dの片面の画像形成が終了した画像形成部50で
は、感光体ドラム51に付着したトナーがクリーニング
部56で除去され、続く帯電部52により帯電させら
れ、次の画像形成に備えている。
【0044】この状態で記録紙pのもう一方の面(未だ
画像形成されていない面)が画像形成部50に搬入さ
れ、画像が形成される。分離部55で感光体ドラム51
から分離された記録紙pは搬送機構58を介して再度定
着部59に入って定着される。このようにして、裏面と
表面との画像形成が完了した記録紙p、または、一方の
面の画像形成が完了した記録紙pは排出される。
【0045】つぎに、電気的なブロック図である図1に
おいて、電気的な構成について説明する。なお、ここで
は、本実施の形態例の動作に必要な機能に限定して説明
を行う。
【0046】101は画像に関する各種制御を行う画像
制御部であり、画像処理の際に画像データが展開される
画像メモリ102と、形成すべき目的画像と重ね合わさ
れる背景画像に関するデータが予め格納されている背景
画像メモリ103とを備えて構成されている。
【0047】また、この画像制御部101は、複数の画
像を重ね合わせるオーバーレイ機能を有しており、目的
とする画像(目的画像)と前記目的画像の領域より大き
い領域の所定のパターンの背景画像とが画像メモリ10
2上で合成される。
【0048】なお、この画像の合成は、(秘)、(社外
秘)、(至急)、などの文字を透かし文字として目的画
像と合成して画像形成するオーバーレイ機能として既知
の機能である。
【0049】111は画像形成についての各種操作の入
力がなされる操作部であり、本実施の形態例では、目的
画像の位置の調整を行うための操作がなされる操作入力
手段を構成している。
【0050】112は各種操作の際の表示、および、機
器の状態の表示などを行う表示部である。なお、前記操
作部111と前記表示部112とが一体となった操作表
示部であってもよい。
【0051】120はスキャナ部であり、原稿を光学的
にスキャンして読み取って画像データを生成する画像読
み取り部の電気的構成部分である。なお、スキャナ部1
20以外に、外部の機器から直接画像データが画像制御
部101に対して供給されることもあり得る。
【0052】130は各部のタイミングを制御するタイ
ミング制御部であり、感光体ドラム51を帯電させる帯
電電源132と、現像部53に現像バイアスを印加する
現像バイアス電源134と、現像部53にトナーを補給
するトナー補給モータ136とを制御している。
【0053】140は画像制御部101からの画像デー
タを受けて、感光体ドラム51への書き込み(画像(静
電潜像)形成)の制御を行う書き込み制御部である。1
50は書き込み制御部140で制御された画像データを
受けて画像形成を実行する画像形成部であり、図2にお
ける画像形成部50に相当する部分である。
【0054】160はプリント(画像形成全般)を制御
・管理するプリンタコントローラであり、前述した書き
込み制御部140と画像形成部150とによる画像形成
を制御している。
【0055】なお、画像制御部101、タイミング制御
部130、書き込み制御部140、およびプリンタコン
トローラ160が、本発明の請求項における制御手段を
構成している。
【0056】そして、本実施の形態例の画像形成装置に
おける制御手段は、目的画像と背景画像とを重ね合わせ
た状態で画像形成した後に、操作入力手段に入力された
値に基づいて目的画像の位置を移動させて目的画像を形
成する制御を行うことが可能なように構成されているも
のとする。
【0057】〈実施の形態例の動作状態〉ここで、図3
の画像制御フローチャートを参照して、本実施の形態例
の画像形成装置の動作説明を行う。
【0058】なお、この実施の形態例では、出力するこ
とを目的とする画像を「目的画像」と呼ぶことにする。
また、オーバーレイ機能によって、前記目的画像の領域
より大きい領域で目的画像と重ね合わされるべき所定の
パターンの画像を「背景画像」と呼ぶことにする。
【0059】画像形成装置の使用者(以下、「ユー
ザ」)からのオーバーレイ機能による目的画像と背景画
像との重ね合わせの画像形成とその調整(以下、「テス
ト印字指定」)の指示は、操作部111にてなされる
(図3S1でYES)。
【0060】テスト印字指定がない場合(図3S1でN
O)には、画像制御部101は通常の画像制御(通常制
御、図3S2)を実行する。一方、テスト印字指定がな
される場合(図3S1でYES)には、画像制御部10
1は、背景画像メモリ103から背景画像のパターン
(背景パターン)を読み出しておく(図4(a)、図3
S3)。
【0061】そして、複写機であればコピースタートボ
タンが押下された場合(図3S4でYES)、あるい
は、プリンタであれば画像形成の指示があった場合、画
像制御部101内の画像メモリ102に画像データが読
み込まれ、あるいは画像データが展開される。
【0062】なお、ここでは、2頁の画像を1頁に縮小
配置して画像形成(2イン1コピー)した画像を例にし
て説明を続ける(図4(c)(d))が、本実施の形態
例はこの例に限定されるものではない。
【0063】また、背景画像メモリ103から読み出し
た背景パターンと上記画像データとを、画像メモリ10
2上で合成し、目的画像の画像データと背景パターンの
画像データとが一体になった画像データを生成する(図
3S5、図4(e))。これにより、目的画像と、記録
紙全面の背景画像とが重ね合わされた状態の画像が出力
される(図3S6、図4(f))。
【0064】なお、図4(f)は、全面印刷の背景画像
と、それに重ね合わされた目的画像との例であったが、
背景画像は全面印刷でなくとも、目的画像より大きい領
域であればよい。この場合、背景画像が記録紙の左右に
均等な余白、あるいは、記録紙の上下に均等な余白を有
していてもかまわない。
【0065】これにより、目的画像の上下左右の周囲
(目的画像の端部から記録紙端部までの領域)に背景画
像が形成されるため、その背景画像の大きさから記録紙
上の目的画像の位置や片寄り状態などを容易に判断する
ことができる。
【0066】なお、以上の動作において、通常は初期設
定された位置に応じて目的画像が形成されるが、その直
後に、目的画像の微調整を行うことが可能である。な
お、この目的画像を微調整する際に、一時停止の操作を
したり、階層構造をとるメニュー画面をユーザ自身が順
次操作することは非常に面倒である。
【0067】そこで、目的画像と背景画像とを重ね合わ
せた状態で1枚の画像形成出力した後に画像制御部10
1やタイミング制御部130の働きにより、装置の動作
を一時停止し(図3S7)、図5の目的画像の微調整受
付画面を表示する(図3S8)。
【0068】すなわち、目的画像位置の微調整を実行す
るか否かのウィンドウを、表示部112の一般の表示画
面などの上に別ウィンドウなどを用いて表示する(図
5)。このウィンドウで「YES」が選択された場合に
は、続いて、目的画像の位置の微調整を行うための位置
微調整画面を表示部112に表示する(図6)。そし
て、この位置微調整画面内で、初期設定された位置から
の上下左右方向の微調整量を入力できるようにする。
【0069】ここでは、目的画像の上下左右の周囲(目
的画像の端部から記録紙端部までの領域)に背景画像が
形成されるため、その背景画像の大きさから記録紙上の
目的画像の位置や片寄り状態などをユーザが容易に判断
することができる。そして、形成した画像の周囲の上下
左右の余白の長さを定規などにより測定することなくシ
フト値を迅速に求めて、記録紙上での画像形成位置をシ
フト値として入力できる(図3S9)。シフト値が操作
部111に入力された場合には、そのシフト値に応じて
画像制御部101は目的画像をシフトさせ(図3S1
0)、そのシフトさせた状態で再度合成し(図3S
5)、画像形成出力する(図3S6)。以下、同様な処
理を繰り返す。なお、微調整が不要と入力された場合
(図3S8でNO)には、通常制御(図3S2)に復帰
する。
【0070】〈構成と動作の対応関係〉以上のような構
成と動作における本実施の形態例の効果、また変形例の
構成と効果とを列記すれば以下のようになる。
【0071】(1)この実施の形態例の画像形成装置で
は、複数の画像を重ね合わせるオーバーレイ機能を有し
ており、目的画像と、その目的画像より大きな領域の背
景画像とを重ね合わせた状態で画像形成した後に、操作
入力手段に入力された値に基づいて目的画像の位置を移
動させて目的画像を形成する制御を行う。この結果、目
的画像の上下左右の周囲に背景画像が形成されるため、
その背景画像の大きさから記録紙上の目的画像の位置や
片寄り状態などを容易に判断することができる。これに
より、形成した画像の周囲の上下左右の余白の長さを定
規などにより測定することなくシフト値を迅速に求め
て、記録紙上での画像形成位置をシフト値として入力し
て容易に位置調整することが可能になる。
【0072】(2)この実施の形態例の画像形成装置で
は、上記(1)において、目的画像と背景画像とを重ね
合わせた状態で画像形成した後に、目的画像の位置を移
動させるための値を操作入力手段で受け付けるために画
像形成を一時停止する制御を行うようにしている。この
結果、画像形成の一時停止などのための操作をすること
なく、目的画像の上下左右の周囲に形成された背景画像
の大きさから記録紙上の目的画像の位置や片寄り状態な
どを判断し、シフト値を迅速に求め、記録紙上での画像
形成位置をシフト値として入力して容易に位置調整する
ことが可能になる。
【0073】(3)この実施の形態例の画像形成装置で
は、上記(1)または(2)において、複数頁の画像を
1頁に縮小配置した目的画像の上下左右の周囲に背景画
像が形成されるため、その背景画像の大きさから記録紙
上の目的画像の位置や片寄り状態などを容易に判断する
ことができるようになる。この結果、形成した画像の周
囲の上下左右の余白の長さを定規などにより測定するこ
となくシフト値を迅速に求めて、記録紙上での画像形成
位置をシフト値として入力して容易に位置調整すること
が可能になる。なお、2頁を1頁に縮小配置した場合だ
けでなく、さらに多くの頁を1頁に縮小配置した場合で
も、あるいは、1頁の画像を縮小せずに1頁のまま配置
した場合であっても、同様の効果が得られる。
【0074】(4)この実施の形態例の画像形成装置で
は、上記(1)〜(3)において、記録紙の両面に形成
された目的画像のそれぞれの頁の上下左右の周囲に背景
画像が形成されるため、その背景画像の大きさから記録
紙両面の目的画像相互の位置や片寄り状態などを容易に
判断することができるようになる。この場合、シフト値
の入力は、いずれか片面のみの入力であってもよいし、
あるいは、両面のそれぞれを独立して入力できるもので
あってもよい。この結果、形成した画像の周囲の上下左
右の余白の長さを定規などにより測定することなくシフ
ト値を迅速に求めて、記録紙両面の画像の画像形成位置
をシフト値として入力して容易に位置調整することが可
能になる。
【0075】(5)この実施の形態例の画像形成装置で
は、上記(1)〜(4)において、目的画像と、記録紙
全面の背景画像とを重ね合わせた状態で画像形成した後
に、操作入力手段に入力された値に基づいて目的画像の
位置を移動させて目的画像を形成する制御を行う。この
結果、目的画像の上下左右の周囲(目的画像の端部から
記録紙端部までの領域)に背景画像が形成されるため、
その背景画像の大きさから記録紙上の目的画像の位置や
片寄り状態などを容易に判断することができる。この結
果、形成した画像の周囲の上下左右の余白の長さを定規
などにより測定することなくシフト値を迅速に求めて、
記録紙上での画像形成位置をシフト値として入力して容
易に位置調整することが可能になる。
【0076】(6)この画像形成装置では、上記(1)
〜(5)において、背景画像のパターンがドットあるい
はマス目(方眼)として形成されることにより、その背
景画像の大きさ(すなわち、ドットあるいはマス目の
数)から記録紙上の目的画像の位置や片寄り状態などを
容易に判断することができる。この場合、1mmあるい
は2mmなどの所定の間隔のドットあるいはマス目であ
ることが望ましい。この結果、形成した画像の周囲の上
下左右の余白の長さを定規などにより測定することなく
シフト値を迅速に求めて、記録紙上での画像形成位置を
シフト値として入力して容易に位置調整することが可能
になる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置では、目的画像の上下左右の周囲に背景画像が形
成されるため、その背景画像の大きさから記録紙上の目
的画像の位置や片寄り状態などを容易に判断することが
できる。これにより、形成した画像の周囲の上下左右の
余白の長さを定規などにより測定することなくシフト値
を迅速に求めて、記録紙上での画像形成位置をシフト値
として入力して容易に位置調整することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的
構成を示す回路構成図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的
構成を示す断面構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作を
示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作に
おける表示画面例を二値画像で示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作に
おける表示画面例を二値画像で示す説明図である。
【符号の説明】
101 画像制御部 102 画像メモリ 103 背景画像メモリ 111 操作部 120 スキャナ部 130 タイミング制御部 140 書き込み制御部 150 画像形成部 160 プリンタコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/393 H04N 1/393 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 MM21 2C087 AA09 AA18 AC08 BB03 BB10 BD09 CA03 CA05 CA10 5B057 AA11 BA02 BA24 CA12 CA16 CB12 CB16 CD02 CE08 5C076 AA12 AA14 AA17 AA19 AA22 AA40 BA03 BA04 CA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像を重ね合わせるオーバーレイ
    機能を有する画像形成装置であって、 目的とする画像(目的画像)と、前記目的画像の領域よ
    り大きい領域の所定のパターンの背景画像とを合成して
    画像を形成するように制御する制御手段と、 前記目的画像の位置の調整を行うための操作入力手段を
    備え、 前記制御手段は、前記目的画像と前記背景画像とを重ね
    合わせた状態で画像形成した後に、前記操作入力手段に
    入力された値に基づいて前記目的画像の位置を移動させ
    て前記目的画像を形成する制御を行う、ことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記目的画像と前記背
    景画像とを重ね合わせた状態で画像形成した後に、前記
    目的画像の位置を移動させるための値を前記操作入力手
    段で受け付けるために画像形成を一時停止する制御を行
    う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記目的画像は、少なくとも2頁の画像
    を1頁に縮小配置した画像である、ことを特徴とする請
    求項1または請求項2のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記目的画像は、記録紙の表面と裏面と
    の画像である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記背景画像を記録紙の全面に形成する
    ことが可能な画像記録手段を備えた、ことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記背景画像として所
    定間隔のマス目あるいはドットを有する画像を形成す
    る、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載の画像形成装置。
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