JP2003078259A - 高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置 - Google Patents

高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置

Info

Publication number
JP2003078259A
JP2003078259A JP2002135901A JP2002135901A JP2003078259A JP 2003078259 A JP2003078259 A JP 2003078259A JP 2002135901 A JP2002135901 A JP 2002135901A JP 2002135901 A JP2002135901 A JP 2002135901A JP 2003078259 A JP2003078259 A JP 2003078259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency circuit
mounting
chassis
component
circuit component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002135901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4166035B2 (ja
Inventor
Yukio Toyama
幸雄 遠山
Yasunari Hara
康成 原
Tsuguhisa Ishii
嗣久 石井
Ritsu Katsuoka
律 勝岡
Shinji Sakamoto
信次 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2002135901A priority Critical patent/JP4166035B2/ja
Priority to US10/173,142 priority patent/US20030048625A1/en
Priority to KR10-2002-0033959A priority patent/KR100476130B1/ko
Priority to CN02124606A priority patent/CN1392630A/zh
Publication of JP2003078259A publication Critical patent/JP2003078259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4166035B2 publication Critical patent/JP4166035B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/02Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
    • H05K7/04Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure on conductive chassis
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/0053Arrangements for assisting the manual mounting of components, e.g. special tables or light spots indicating the place for mounting
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16152Cap comprising a cavity for hosting the device, e.g. U-shaped cap
    • H01L2924/16153Cap enclosing a plurality of side-by-side cavities [e.g. E-shaped cap]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロストリップ線路を用いた高周波回路
部品(モジュール等)を実装するに際し、伝送ロスや性
能のバラツキを低減する。 【解決手段】 高周波回路部品Mjの四辺の側面に少な
くとも1つのほぼ同じ高さの突起3を設け、該突起3を
隣接する回路部品Mjに互いに接触させてシャーシ1上
に配置する。また、高周波回路部品Mjの互いに隣接す
る側面の1方又は両方に耐熱フィルム又は耐熱テープ4
を付着し、隣接する回路部品Mjに互いに接触させてシ
ャーシ1上に配置する。回路部品をシャーシに実装する
際には、部品実装ノズルを用いて回路部品を吸着した状
態でこれをシャーシ上又はシャーシ近傍に取り付けたガ
イドに突き当てて回路部品のシャーシ上での位置決めを
行う。更に、部品実装ノズルを用いて回路部品をシャー
シ上に仮置きした後、シャーシの周囲に配置したアクチ
ュエータで位置決めすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波回路部品
(モジュール等)の実装構造、実装方法、及び実装装置
に関し、特に、レーダ装置等に使用する高周波回路部品
を伝送ロスがなく、かつ、性能のバラツキを低減するよ
うに実装する実装構造、実装方法、及び実装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動追尾装置としてのレーダ装置
が航空機のみならず、地上を走行する車両にも採用され
つつある。このようなレーダ装置には、送信用の電圧制
御発振器に三角波のベースバンド信号を加え、周波数変
調を行って送信アンテナから信号を送信し、物標に当た
って反射した信号を受信する高周波回路が備えられてい
る。この高周波回路では、送信用電圧制御発振器から得
られる高周波信号を一部分岐して受信アンテナの受信信
号が供給される受信ミキサに加えることにより、物標か
らの距離や相対速度に応じたビート信号が得られ、物標
までの距離や相対速度が測定できる。このようなレーダ
装置に使用される高周波回路では微弱な信号を扱うた
め、高周波回路に伝送ロスがなく、性能にばらつきがな
いことが要求される。
【0003】ところで、高周波回路部品を複数個組み合
わせて高周波回路を構成する場合、部品装着は通常は絶
対座標で行うので、部品公差や装着位置のばらつきによ
り回路部品(本例では基板上に部品が実装されたモジュ
ール)間の間隔にバラツキが生ずる。
【0004】図1は従来の高周波回路部品の実装構造の
例を示したものである。図1(a)に示すように、シャ
ーシ1上に高周波回路を構成する電子回路部品を実装す
る場合、基準点Rp を基準にして各電子回路部品Mj の
中心点pの座標を設定して配置することにより実装す
る。この場合、図1(b)に示すように、部品公差によ
る各電子回路部品Mj の外形のバラツキのため、各電子
回路部品間の間隔が異なってしまう。また、設定座標は
部品の外形公差や実装機の装着バラツキを考慮して設定
するので、電子回路部品間には間隔が発生する。
【0005】また、高周波回路部品間を接続する場合、
線路インピーダンスの変化を避けるため、図2に示すよ
うに電子回路部品Mj の高周波パターンと同等幅の金リ
ボン線2等が使用され、温度変化時等の応力に対応する
ためループを持たせている。1はシャーシである。な
お、図2の下側に描いたように、高周波信号は電子回路
部品の接続部において減衰してゆく。従って、高周波回
路を構成する電子回路部品は、電波を伝播する線路にお
いて直線かつ間隔が0に近いことが理想である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マイクロスト
リップ線路を用いた高周波の伝搬においては、図1
(a)に示すような電子回路部品間の間隔のバラツキが
線路インピーダンスの不整合の原因となり、伝送ロスが
バラツクため、製品間の性能にバラツキが発生する。
【0007】また、高周波回路における電子回路部品間
の接続に、温度変化時等の応力に対応するためループを
持った金リボン線等を用いた場合は、線路インピーダン
スの不整合の原因となって伝送ロスが発生する。
【0008】更に、電子回路部品の間の隙間を0に近づ
けるためには、現状の部品実装設備を用いてこれを実現
しようとすると、画像認識システム、電子回路部品及び
サブストレート位置決めシステム、X−Y−Z軸の移動
システム等の部品実装装置を構成するシステムの機械的
な繰り返し精度はサブミクロンオーダを追求しなけれ
ば、理想伝播線路を実現する実装精度を求めることはで
きない。
【0009】そして、部品実装装置を構成するシステム
の機械的な繰り返し精度をサブミクロンオーダにする
と、非常に高価で生産性の低い設備となる。逆に、設備
の繰り返し精度を犠牲にすると、実装する電子回路部品
間に前述のような隙間が発生することになり、高周波回
路の電気的特性が犠牲になってしまう。
【0010】従って、本発明は、マイクロストリップ線
路を用いた高周波回路において電子回路部品を実装する
に際し、部品実装装置を構成するシステムを高価にする
ことなく、かつ伝送ロスや性能のバラツキを低減する高
周波回路の実装構造、実装方法、及び実装装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による複数の高周
波回路部品をシャーシに実装する構造によれば、高周波
回路部品の各々はその四辺の側面に少なくとも1つのほ
ぼ同じ高さの突起が設けられており、該突起を隣接する
回路部品に互いに接触させて配置する。
【0012】また、高周波回路部品の互いに隣接する側
面の1方又は両方に耐熱フィルム又は耐熱テープを付着
し、隣接する回路部品に互いに接触させて配置する。こ
のようにすることによって、回路部品間の間隔を一定に
することができる。
【0013】本発明の高周波回路部品の実装構造によれ
ば、少なくとも3以上の高周波回路部品を有し、互いに
その側面が当接して実装されており、当接した箇所を複
数有している。
【0014】また、高周波回路部品は回路部品のサイズ
の公差内でランク分けされており、同一ランクの回路部
品が用いられ実装されている。そして、高周波回路部品
は、縦と横のサイズをそれぞれS、M、L等に分けてラ
ンク付けし、縦×横の組み合わせで複数のランクに分か
れている。
【0015】本発明の高周波回路部品の実装構造によれ
ば、複数、好ましくは少なくとも3以上の高周波回路部
品を含む複数のブロックを有し、各ブロック内の高周波
回路部品は互いにその側面が当接して実装され、また側
面が当接した箇所を複数有しており、ブロック間は外形
公差相当の間隔を設けて配置されている。
【0016】また、ブロックは送信系ブロックと受信系
ブロックの2つに分かれている。
【0017】本発明の高周波回路部品の実装構造によれ
ば、複数、好ましくは少なくとも3以上の高周波回路部
品を有する複数のブロックを有し、該ブロック内の高周
波回路部品は互いにその側面が当接して実装され、また
側面が当接した箇所を複数有しており、ブロック間は最
接近部の間隔がほぼ0となるように配置されている。
【0018】本発明の高周波回路部品の実装構造によれ
ば、回路部品とシャーシは導電性接着剤によって固着さ
れている。また、回路部品が互いに当接する端面は研磨
されている。
【0019】また、回路部品とシャーシは異方性導電シ
ートによって固着されている。
【0020】また、回路部品とシャーシの線膨張率をほ
ぼ同じにしている。
【0021】また、高周波回路部品間を、ループを持た
ない金リボンで接続している。そして、回路部品とシャ
ーシ線膨張率をほぼ同じにしている。
【0022】本発明の高周波回路部品の実装構造によれ
ば、高周波回路部品間を盛りハンダ又は導電性接着剤を
盛って接続している。
【0023】また、高周波回路部品間を金属板で接続
し、金属板と回路部品間を異方性導電シート又は溶接に
よって接続している。
【0024】また、高周波回路部品間を金リボンで接続
し、金リボンと回路部品間を導電性接着剤、異方性導電
シート又は溶接によって接続している。
【0025】本発明の高周波回路部品をシャーシに実装
する構造によれば、シャーシに基準端面を設け、高周波
回路部品をシャーシに固定する基準面を設定する、基部
とつめ部を有する冶具の基部をシャーシの基準端面に当
接し、当接した冶具のつめ部の端面を基準面として回路
部品をシャーシに固定できるようにした構造とする。
【0026】また、シャーシの基準端面に段差を設け、
この段差の底部と側部に冶具の基部を当接し、該当接し
た冶具のつめ部の端面を基準に回路部品をシャーシに固
定できるようにした構造とする。
【0027】また、シャーシの基準端面は、シャーシの
X軸方向とY軸方向に設けられている。
【0028】本発明の高周波回路部品をシャーシに実装
する構造によれば、シャーシに凹部を設け、設けられた
凹部のコーナーの側面を基準として、高周波回路部品を
シャーシに固定できるようにした構造とする。
【0029】また、シャーシに設けた突起を基準とし
て、高周波回路部品をシャーシに固定できるようにす
る。
【0030】また、シャーシに孔を設け、孔に挿入され
た冶具の突起を基準として、高周波回路部品をシャーシ
に固定できるようにした構造とする。
【0031】また、高周波回路部品をシャーシに固定す
る基準をシャーシに設けられたアンテナ結合用孔とした
構造とする。
【0032】本発明の複数の高周波回路部品のシャーシ
への実装方法としては、以下の方法が可能である。 (1)高周波回路部品の各々を部品実装ノズルを用いて
吸着し、この部品実装ノズルで高周波回路部品をシャー
シ上又はシャーシ近傍に取り付けたガイドまで運び、高
周波回路部品の四辺の側面の少なくとも1つの辺を、ガ
イドに突き当てて高周波回路部品のシャーシ上の位置決
めを行う方法。
【0033】この方法では、シャーシ上にガイドに突き
当てて位置決めを行った高周波回路部品が既に存在する
場合には、既に位置決めされた高周波回路部品に対し
て、次に位置決めをする高周波回路部品をあてがい、既
に位置決めされた高周波回路部品にガイドの役割をさせ
て次の高周波回路部品を位置決めすることができる。
【0034】また、この方法では、高周波回路部品の運
搬を、部品数と同数の複数の部品実装ノズルを用いて行
うことができる。更に、複数の部品実装ノズルで高周波
回路部品を順次吸着した後に、複数の部品実装ノズルに
よって高周波回路部品を吸着したまま高周波回路部品の
位置合わせを行い、高周波回路部品の位置合わせが終了
した時点で、複数の部品実装ノズルにより高周波回路部
品を一括してシャーシ上に運んで実装することもでき
る。 (2)高周波回路部品の各々を、部品実装ノズルを用い
て吸着し、この部品実装ノズルで高周波回路部品をシャ
ーシ上に運んで仮実装し、シャーシの周囲に配置したア
クチュエータによって、シャーシ上の高周波回路部品の
位置を調整することにより、高周波回路部品のシャーシ
上の位置決めを行う方法。
【0035】この方法では、複数の高周波回路部品を事
前にサブステージ上に仮配置し、仮配置した複数の高周
波回路部品を、1つ又は複数の部品実装ノズルでまとめ
て吸着してシャーシ上に運ぶことができる。 (3)高周波回路部品の各々を、部品実装ノズルを用い
て吸着し、この部品実装ノズルで高周波回路部品を事前
にサブステージ上に運び、このサブステージ上に設けら
れたガイドに突き当てることにより高周波回路部品の位
置を調整し、位置調整後の複数の高周波回路部品を、部
品実装ノズルを使用してサブステージ上から一括吸着
し、これをシャーシ上に運んで一括位置決めを行う方
法。 (4)高周波回路部品の各々を、部品実装ノズルを用い
て吸着し、この部品実装ノズルで高周波回路部品を事前
にサブステージ上に運び、このサブステージ上でサブス
テージの周囲に配置したアクチュエータにより高周波回
路部品の位置を調整し、位置調整後の複数の高周波回路
部品を、部品実装ノズルを使用してサブステージ上から
一括吸着し、これをシャーシ上に運んで一括位置決めを
行う方法。
【0036】(3)又は(4)における高周波回路部品
の運搬は、部品数と同数の複数の部品実装ノズルを用い
て行うことができる。 (5)複数の高周波回路部品により構成される高周波回
路が複数の系統を備える場合の高周波部品の実装方法で
あって、複数の高周波回路部品を各系統に属する部品毎
に事前にサブステージ上に仮配置し、仮配置した複数の
系統毎の高周波回路部品を、部品実装ノズルでまとめて
吸着してシャーシ上に運び、シャーシ上の高周波回路部
品の位置を系統毎に調整することにより、高周波回路部
品のシャーシ上の位置決めを行う方法であり、シャーシ
上における各系統毎の高周波回路部品の位置調整をシャ
ーシに取り付けたガイドにより行うもの。 (6)複数の高周波回路部品により構成される高周波回
路が複数の系統を備える場合の高周波部品の実装方法で
あって、複数の高周波回路部品を各系統に属する部品毎
に事前にサブステージ上に仮配置し、仮配置した複数の
系統毎の高周波回路部品を、部品実装ノズルでまとめて
吸着してシャーシ上に運び、シャーシ上の高周波回路部
品の位置を系統毎に調整することにより、高周波回路部
品のシャーシ上の位置決めを行う方法であり、シャーシ
上における各系統毎の高周波回路部品の位置調整をシャ
ーシの近傍に設けたアクチュエータにより行うもの。 (7)複数の高周波回路部品により構成される高周波回
路が複数の系統を備える場合の高周波部品の実装方法で
あって、複数の高周波回路部品を各系統に属する部品毎
に部品実装ノズルを用いて吸着し、1つの系統に属する
高周波回路部品をこの部品実装ノズルによってサブステ
ージ上に運び、サブステージ上でこの系統の部品の位置
合わせを行い、位置合わせの終了したこの系統の部品を
部品実装ノズルを使用してサブステージ上から一括吸着
し、これをシャーシ上に運んで一括位置決めを行う方法
であり、サブステージ上における各系統毎の高周波回路
部品の位置合わせを、サブステージに取り付けたガイド
により行うもの。 (8)複数の高周波回路部品により構成される高周波回
路が複数の系統を備える場合の高周波部品の実装方法で
あって、複数の高周波回路部品を各系統に属する部品毎
に部品実装ノズルを用いて吸着し、1つの系統に属する
高周波回路部品をこの部品実装ノズルによってサブステ
ージ上に運び、サブステージ上でこの系統の部品の位置
合わせを行い、位置合わせの終了したこの系統の部品を
部品実装ノズルを使用して前記サブステージ上から一括
吸着し、これをシャーシ上に運んで一括位置決めを行う
方法であり、サブステージ上における各系統毎の高周波
回路部品の位置合わせを、サブステージの近傍に設けた
アクチュエータにより行うもの。
【0037】また、本発明の複数の高周波回路部品のシ
ャーシへの実装装置の第1の形態は、以下の部材を最低
限備えて構成される。 (A)高周波回路部品が実装されるシャーシを取り付け
る実装ステージ (B)高周波回路部品の各々を吸着可能な少なくとも1
つの品実装ノズル (C)部品実装ノズルにバキュームを供給するバキュー
ム供給装置 (D)部品実装ノズルを高周波回路部品置き場から、実
装ステージに移動させる部品実装ノズルの移動装置、 (E)実装ステージを移動させるX−Yステージ、及び (F)シャーシ上で高周波回路部品の位置決めを行う位
置決め機構。
【0038】一方、本発明の複数の高周波回路部品のシ
ャーシへの実装装置の第2の形態は、以下の部材を最低
限備えて構成される。 (a)高周波回路部品が実装されるシャーシを取り付け
る実装ステージ (b)高周波回路部品の各々を吸着可能な少なくとも1
つの部品実装ノズル (c)部品実装ノズルにバキュームを供給するバキュー
ム供給装置 (d)部品実装ノズルを高周波回路部品置き場から移動
させる部品実装ノズルの移動装置、 (e)高周波回路部品を一時的に載置するサブステー
ジ、 (f)サブステージ又は実装ステージを移動させるX−
Yステージ、及び、 (g)サブステージ上、或いはシャーシ上の何れかで高
周波回路部品の位置決めを行う位置決め機構。
【0039】シャーシ上の位置決め機構は、ガイド或い
はアクチュエータとすることができる。また、アクチュ
エータによって高周波回路部品の位置決めを行う場合に
は、アクチュエータによる高周波回路部品の移動を、高
周波回路部品上の回路パターンをパターン合わせ装置に
よって検出しながら行うことができる。このパターン合
わせ装置には、顕微鏡装置等を使用することができる。
【0040】さらに、本発明の全ての実装装置におい
て、高周波回路部品をシャーシ側に加圧状態で押しつけ
る加圧ピンを更に設け、位置合わせの完了したシャーシ
上の高周波回路部品を個別に加圧して、シャーシ上に塗
布されている接着剤に高周波回路部品を押し付けて固定
することができる。
【0041】本発明の高周波回路部品の実装構造によれ
ば、シャーシに実装する回路部品の間隔を所定の僅かな
隙間で一定にすることができるので、伝送ロスのバラツ
キや性能のバラツキをなくすことができる。また、本発
明の高周波回路部品の実装方法及び実装装置によれば、
シャーシの上に高周波回路部品を少なくとも同一系統の
回路間では隙間なく実装することができるので、回路部
品間が密着し、伝送ロスが少なく、性能のバラツキも小
さくなる。更に、本発明の高周波回路部品の実装方法及
び実装装置によれば、高周波回路部品の数が多数であっ
ても、多数の回路部品を密着して実装することができ、
伝送ロスを少なくでき、かつ性能のバラツキをなくすこ
とができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
【0043】〔実施例1〕まず、回路部品間の間隔のバ
ラツキを少なく実装することによって、伝送ロスのバラ
ツキや性能のバラツキを小さくするようにした本発明の
実施例1について説明する。なお、以下に説明する実施
例では、回路部品は平面視長方形、又は正方形である
が、本発明が適用できる回路部品は、この形状に限定さ
れるものではない。
【0044】図3に示す本発明の実施例1は、シャーシ
1に実装する複数の回路部品Mj の間の間隔dを一定に
してバラツキをなくすようにしたものであり、以下にこ
の間隔dを一定にする構成について説明する。
【0045】図4は回路部品Mj の間の間隔を一定にす
るための構成の一例を示すものである。この例では、各
回路部品Mjの四辺の側面に少なくとも1つの、同じ高
さの突起3を設けている。この突起3を設ける位置は、
各回路部品Mjを隣接させた時に、双方の突起3同士が
接触しないような位置である。そして、回路部品Mjの
実装時には、この突起3を隣接する回路部品Mjに接触
させる。隣接する回路部品Mjにも突起3が設けられて
いるので、このようにすれば、隣接する回路部品Mjの
間の間隔は突起3の高さとなり、一定となる。この突起
3の高さは、例えば50μmとする。
【0046】図5(a)から(c)は回路部品Mjの間
の間隔を一定にするための構成の別の例を示すものであ
る。この例では、回路部品Mj を実装する際に、耐熱フ
ィルム又は耐熱テープ4を回路部品Mjが互いに隣接す
る面に仮固定しておく。耐熱フィルム又は耐熱テープ4
は、図5(b)や(c)に示すように構成し、回路部品
Mj を実装する際に回路部品Mjの上に載せれば良い。
そして、回路部品Mjを固着した後に、これら耐熱フィ
ルム又は耐熱テープ4を取り除けば良い。なお、図5
(a)においては、回路部品Mj を実装する際に、一方
の回路部品Mjの側面にのみ耐熱フィルム又は耐熱テー
プ4が位置するようにしているが、隣接する回路部品M
j の双方の側面に耐熱フィルム又は耐熱テープ4が位置
するようにしてもよい。
【0047】〔実施例2〕次に、回路部品Mj 間の間隔
を最小にして伝送ロスを低減させた実装構造を図6を用
いて説明する。この例では、先に実装した回路部品Mj
に、後から実装する回路部品Mjを直接突き当てること
により、互いにその側面を当接させて実装している。こ
のようにすることによって、回路部品Mjの間の間隔d
は最小となり、伝送ロスが低減し、線路インピーダンス
に与える影響も最小となる。
【0048】図7(a),(b)は、従来の実装構造と
実施例2の実装構造を対比して示したものである。図7
(a)に示す従来の実装構造においては、回路部品Mj
の 間に間隔があるが、図7(b)に示す実施例2の実
装構造においては、回路部品Mjの 間にはほとんど間隔
がなく、従って伝送ロスがほとんどない。
【0049】しかし、回路部品Mjのサイズが全て一定
で同じサイズであればよいが、回路部品Mjは外形公差
を有している。図8に示すように、外形が大きい回路部
品MjのサイズをL、外形が小さい回路部品Mjのサイ
ズをSとした時に、隣接する回路部品Mjのサイズが異
なると、これらの回路部品Mjをその側面を突き当てて
実装しようとしても間隙が生じてしまう場合がある。
【0050】本発明の実施例2では、このように各回路
部品Mjの間に外形公差を有する場合でも、信号の伝送
経路が複数ある場合には、回路部品Mjの間の間隔のバ
ラツキを少なくすることによって、伝送ロスのバラツキ
や性能のバラツキを小さくすることができる。信号の伝
送経路が複数ある場合には、本発明では回路部品Mjを
複数の系統のブロックに分けて、各ブロック毎に回路部
品Mj の側面を互いに直接突き当てて実装することによ
り、間隔を最小限にして伝送ロス等をなくすことができ
る。
【0051】例えば、高周波回路が前述のレーダ装置の
ように、送信系と受信系の2つの伝送経路を備えている
場合には、図9に示すように、外形公差によって外形の
サイズが異なる複数の回路部品Mj を、相互に影響を受
けにくい送信系と受信系のブロックに分ける。そして、
各ブロックの回路部品Mjはその側面同士を突き当てて
実装し、その側面の間隔を最小にする。異なるブロック
に対しては、回路部品Mjはその側面同士を突き当てて
は実装せず、所定の間隔があってもそのまま実装する。
【0052】図9に示す例は、送信系の回路部品Mj の
サイズがS、L、Sであり、受信系の回路部品Mj のサ
イズがL、S、Lである場合である。回路部品Mj のサ
イズがこのような組み合わせの場合、まず、送信系の回
路部品Mj を、信号の流れに沿って隣接させ、その側面
を当接させて実装し、間隔を最小限にする。次に、同様
に受信系の回路部品Mj を、信号の流れに沿って隣接さ
せ、その側面を当接させて実装し、間隔を最小限にす
る。そして、送信形と受信系の間は、回路部品Mjの公
差相当の間隔を設けて配置する。
【0053】図10は外形公差のために外形のサイズが
異なる回路部品Mj を、例えば2つの系統A、Bに分け
て配置する別の例を示すものである。この例では、ま
ず、系統Aと系統B毎に回路部品Mj の側面を当接して
実装し、各系統毎の各回路部品Mjの間隔を最小限に
し、その後、2つの系統の間隔を縮めて配置している。
例えば、図10において、系統Aの回路部品Mj のサイ
ズがS、L、Sであり、系統Bの回路部品Mj のサイズ
がL、S、Lである場合を考える。このような組み合わ
せの場合、まず、系統Aの回路部品Mj の側面同士を突
き当てて実装して間隔を最小限にし、同様に系統Bの回
路部品Mj の側面同士を突き当てて実装して間隔を最小
限にする。この後、系統Aと系統Bを最接近部dをでき
るだけ接近させて配置する。系統Aと系統Bの最接近部
の間隔aが0となるまで接近させて配置しても良い。
【0054】また、回路部品を複数の系統に分けなくて
も、回路部品を回路部品のサイズの公差内で数段階にラ
ンク分けし、同一ランクの回路部品を用いて突き当てて
実装配置することによって、回路部品間の間隔をより小
さくすることができる。例えば、回路部品の縦と横のサ
イズをそれぞれ小(S)、中(M)、大(L)の3段階
に分けてランク付けすれば、縦×横の組み合わせで9の
ランクに分けることができる。そして、9ランクに分け
た回路部品のうち、同一ランクの回路部品を用いて実装
することによって、回路部品の間隔を小さくできる。な
お、サイズは3段階以外のn段階に分けてもよく、その
場合ランク数はn×nとなる。
【0055】〔実施例3〕前述のように、回路部品Mj
を突き当てて実装する場合には、所定の基準が必要にな
るが、この実施例では、この基準をどのようにとるかを
説明する。
【0056】図11(a)に示すように、1は回路部品
を配置する空間14を設けたシャーシであり、XはX軸
方向の基準を取るための基準冶具であり、YはY軸方向
の基準を取るための基準冶具である。そして、シャーシ
1にはX軸方向の基準のための端面Rx とY方向の基準
のための端面Ryが設けられている。図11(a)の下
部に描かれた図は側面図で、基準冶具Xは基準面を取る
ためのつめ部x1と基準端面に接する基部x2を有す
る。基準冶具Yも同様に基準面を取るためのつめ部y1
と基準端面に接する基部y2を有している。
【0057】このような構成において基準を取るために
は、まず基準冶具XとYを基準端面Rx とRy にそれぞ
れ当接させる。基準冶具XとYが基準端面Rx とRy に
それぞれ当接した状態を図11(b)に示す。当接した
状態の基準冶具XとYの端面xr とyr が、それぞれX
軸方向とY軸方向の基準端面となる。回路部品Mjはこ
の基準端面xr とyrに当接させてシャーシ1に固定す
る。
【0058】図12は、図11で説明した実施例の変形
例である。この変形例では、図12(a)に示すよう
に、シャーシ1の基準端面Rx とRyには段差Rz が設
けられている。また、基準冶具Zは基準面を取るための
つめ部z1と基準端面に接する基部z2を有する。図1
2(b)に示すように、この段差Rzの底部と側部に冶
具Zの基部z2を当接し、当接した冶具Zのつめ部z1
の端面を基準に回路部品をシャーシ1に固定する。この
場合、段差Rz によってつめ部z1 のZ方向の位置も規
定でき、シャーシ1の上面からの間隔δが規定される。
このδが確実に規定されると回路部品が非常に薄い場合
であっても、回路部品が冶具の上下に乗り上げたり潜り
込んだりして冶具の基準面に当接しないといった不具合
を防止できる。この段差によってδが回路部品の厚さよ
り小さくなるように規定している。
【0059】図13は回路部品を突き当てて実装するた
めに、シャーシ1に凹部Rcを設けた例を示す図であ
る。図13(a)に示すようにシャーシ1に基準を設定
するための凹部Rc を設けてある。図13の(b)はこ
の凹部Rc に回路部品Mj を実装した図を示したもので
ある。図に示すように、凹部Rc の右上コーナーの側面
部を基準に回路部品Mj を当接させて固定し、固定され
た回路部品に他の回路部品を突き当てて当接させて点線
で示す回路部品を順次実装して行く。なお、基準面は凹
部Rc の右上コーナーに限らず、他のコーナーでもよ
い。
【0060】図14は、回路部品Mjを突き当てて実装
する際の基準を設けた別の実施例である。この実施例で
は、回路部品Mjを配置する空間14を設けたシャーシ
1に、突き当て基準となる突起pを複数個設けている。
そして、この突起pに回路部品Mj を当接して実装する
ことにより、回路部品Mjが基準位置に実装されること
になる。そして、残りの回路部品Mjは、実装した回路
部品Mjに当接させることにより、順次実装して行く。
【0061】図15は、回路部品Mjを突き当てて実装
する際の基準を設けるための更に別の実施例である。こ
の実施例では、回路部品Mjを配置する空間14を設け
たシャーシ1に、突き当て基準冶具を挿入するための孔
Rh を複数個設けている。そして、回路部品Mjを実装
する前に、シャーシ1の裏面側からこの孔Rhに冶具H
に突設した突起hを挿入し、シャーシ1の表面側に突出
した複数の突起hに回路部品Mj を当接して固定する。
残りの回路部品Mjは、固定した回路部品Mjにその側
面を順次突き当てることにより実装して行く。
【0062】図16は、例えば、レーダ装置のように、
高周波回路の入出力がアンテナである場合の、アンテナ
との結合位置に基づいて回路部品Mjの基準位置を設定
する場合の実施例を示すものである。
【0063】レーダ装置用のシャーシ1は、例えば、図
16(c)に示すような構造をしている。この例のレー
ダ装置用のシャーシ1の上には、アンテナ結合用の孔
(導波管)5、及び回路部品Mjを取り付けるための空
間である取付孔13,14がある。取付孔13には発振
器Mj1が取り付けられ、取付孔14には、逓倍器、増
幅器、アンテナ共用回路、及びミキサの機能を内蔵する
集積回路Mj2が取り付けられ、アンテナ結合用の孔5
には、マイクロストリッkプ線路/導波管変換基板のよ
うな回路部品Mj3が取り付けられる。
【0064】このようなシャーシ1に回路部品Mjを、
アンテナ結合用の孔5を基準にして取り付ける場合の実
施例を説明する。図16(a)に示すように、5はシャ
ーシ1に穿設されたアンテナ結合用の孔であり、6a、
6bは基準設定のための冶具である。冶具6aにはスト
ッパーsと、シャーシ1のアンテナ結合孔5に挿入され
る突起pが設けられている。
【0065】この実施例では、図16(b)に示すよう
に、まず、シャーシ1の孔5に冶具6aの突起pを挿入
し、次いで、冶具6bをストッパーsに当接するまで図
の左に移動させる。そして、この状態で冶具6bのつめ
部6b1 に回路部品Mj3を当接させて固定する。残り
の回路部品Mj2とMj1は、固定した回路部品Mj3
にその側面を順次突き当てることにより実装して行く。
なお、上記実施例ではアンテナ結合部の孔5を基準にし
ているが、アンテナ結合部の孔5と精度保証がとれた別
の孔を基準にすることもできる。
【0066】〔実施例4〕本発明による突き当て実装構
造においては、実装時の位置関係を保ったまま回路部品
をシャーシに固着しなければならない。しかし、通常用
いられる半田付けでは、半田の溶融時に溶融状態の半田
上に回路部品が浮いている状態となり、実装時の正確な
位置を保持できなくない。そこで、以下に本発明による
実装時の位置を保持した状態で回路部品をシャーシに固
着する構成を説明する。
【0067】図17は、固着のために導電性接着剤又は
異方性導電シート7を用いた実施例を示すものである。
図17において、回路部品Mj をシャーシ1に固着する
に際し、導電性接着剤7を使用する場合には、シャーシ
1上に導電性接着剤7を接着部からはみ出さないように
定量塗布し、加熱硬化させて固着する。又、異方性導電
シート7を使用する場合には、異方性導電シート7を回
路部品Mj とシャーシ間に挟み、熱によって圧着する。
【0068】一方、回路部品Mjを突き当てて当接させ
る際、図17に示すようにシャーシ1と回路部品Mj を
導電性接着剤7を用いて固着する場合、図18(a)に
示すように回路部品Mj が互いに当接する端面に微細な
凹凸があるため、図18(b)に示すように突き当てて
当接された回路部品の接触部に微細な間隙δが生じ、図
18(c)に示すようにこの間隙を伝わって導電性接着
剤7が這い上がり、回路部品Mj の高周波パターンに付
着して性能不良を発生する可能性がある。そこで、本発
明では回路部品を突き当て実装する場合、回路部品Mj
の突き当てて当接した端面を研磨して回路部品間の密着
度を高め、導電性接着剤7の這い上がりを防止する構成
とした。
【0069】〔実施例5〕本発明による突き当てて互い
に当接した実装構造においては、温度変化によって熱応
力が回路部品Mjの接触部に加わり、回路部品Mjの破
損、性能劣化、信頼性低下を起こすことがある。そこで
本発明においては回路部品Mjの線膨張率に合わせてシ
ャーシ1の材料を選択し、温度変化によって生ずる接触
部の変位を小さくしている。
【0070】図19は、本発明の実施例を示したもの
で、シャーシ1の線膨張係数α1が回路部品Mjの線膨
張係数α2とほぼ同じとなるようにシャーシ1の材料を
選択した例である。例えば、回路部品Mjがセラミック
部品の場合には、シャーシ1として鉄ニッケル合金を用
いる。このような構造とすることによって、温度が変化
してもシャーシ1は回路部品Mj とほぼ同じ線膨張率で
伸縮するので、回路部品Mjの接触部に温度変化による
熱応力が加わらないため、回路部品Mjの破損、性能劣
化、信頼性低下を防止できる。
【0071】図20は、隣接する回路部品Mj の間を金
リボン線2で接続した構成において、金リボン線2にル
ープを持たせず、例えば超音波溶接等によってボンディ
ングした本発明による実装構造を示した図である。この
ように金リボン線2にループを持たせずにボンディング
することによって、金リボン線2の高さ及び長さを小さ
くすることができ、線路インピーダンスに与える影響を
最小にすることができ、伝送ロスを低減させることがで
きる。
【0072】しかし、このように金リボン線2にループ
を持たせずに接続すると、温度変化による熱応力が直接
金リボン線2に加わって性能が劣化し、信頼性の低下に
つながる可能性がある。例えば、温度変化によって回路
部品Mj の接続部の間隙δが変化した場合、金リボン線
2が変形等をして性能が劣化する可能性が生ずる。
【0073】そこで本発明では図21に示すように、シ
ャーシ1の線膨張係数α1が回路部品Mj の線膨張係数
α2とほぼ同じとなるようにシャーシ1の材料を選択す
る。例えば、回路部品Mjがセラミック回路部品の場合
には、シャーシ1として鉄ニッケル合金を用いる。この
ような構成とすることによって、温度変化が生じても回
路部品Mjとシャーシ1の間の線膨張差によって生ずる
回路部品Mjの間隙の変化はほとんどないため、金リボ
ン線2に力が加わって変形することがない。
【0074】〔実施例6〕回路部品Mjを接続する構成
として、金リボン線2のボンディングによる構成を説明
したが、それ以外にも以下のような構成を採用すること
ができる。
【0075】図22は回路部品を盛り半田8で接続した
構成を示すものである。この例では、シャーシ1に設け
られた回路部品Mjを盛り半田8を使用して接続してい
る。また、盛り半田8の代わりに、導電性接着剤を接続
部に盛って回路部品を接続してもよい。
【0076】図23は回路部品Mjを金属板9で接続
し、異方性導電シートによって金属板9と回路部品Mj
を接着した構成を示す図である。この例では、シャーシ
1に設けられた回路部品Mj の間を金属板9で接続し、
金属板9と回路部品Mjの間を異方性導電シートで接着
している。なお、図23において異方性導電シートで接
着する代わりに、金属板9の溶接により回路部品Mjと
接続してもよい。
【0077】図24は回路部品を金リボン線2で接続
し、金リボン線2と回路部品Mjを導電性接着剤7、又
は異方性導電シート7によって接着した構成例を示すも
のである。この例では、シャーシ1に設けられた回路部
品Mj間を金リボン線2で接続し、金リボン線2と回路
部品Mj 間を導電性接着剤7又は異方性導電シート7
で接着している。
【0078】ここで、以上のような構造を実現するため
の、高周波回路部品の実装方法について説明する。 (第1の方法)第1の方法では、複数の高周波回路部品
をシャーシに実装する際に、高周波回路部品の各々を部
品実装ノズルを用いて吸着する。次に、この部品実装ノ
ズルで高周波回路部品をシャーシ上又はシャーシ近傍に
取り付けたガイドまで運び、高周波回路部品の四辺の側
面の少なくとも1つの辺を、このガイドに突き当てて高
周波回路部品のシャーシ上の位置決めを行う。
【0079】図25(a)は高周波回路部品を取り付け
るための複数の空間14が設けられたシャーシ1と、こ
のシャーシ1に取り付けて使用する高周波回路部品の位
置決め用のガイド10の一例を示すものである。ガイド
10は、シャーシ1の縁部に取り付けるための凹部11
を備えており、図25(b)に示すように、シャーシ1
の隣接する2辺に取り付けて使用する。シャーシ1に
は、高周波回路部品Mjがこのガイド10を基準として
実装される。
【0080】図26(a)〜(c)は高周波回路部品の
第1の実装方法の手順を段階的に説明するものである。
ガイド10が取り付けられたシャーシ1に対して、高周
波回路部品Mjは部品実装ノズル20によって吸着され
てシャーシ1に運ばれる。部品実装ノズル20には一般
に、バキュームによって高周波回路部品Mjを吸着する
ものが使用される。最初の高周波回路部品をMj1とす
ると、高周波回路部品Mj1は図26(b)に示すよう
に、ガイド10の2辺に突き当てられて位置決めされた
状態でシャーシ1に実装される。次の高周波回路部品M
j2は、その一辺がガイド10に、もう一辺が既に実装
されている高周波回路部品Mj1の一辺に突き当てられ
て位置決めされた状態でシャーシ1に取り付けられる。
即ち、既にシャーシ1の上に実装されている高周波回路
部品Mj1が、次の高周波回路部品Mj2のガイドとし
て使用される。
【0081】3個目の高周波回路部品Mj3と4個目の
高周波回路部品Mj4も同様に、その一辺がガイド10
に、もう一辺が既に実装されている高周波回路部品Mj
1とMj2の一辺に突き当てられて位置決めされた状態
でシャーシ1に取り付けられ、図26(c)の状態とな
る。5個目の高周波回路部品Mj5は、図26(c)か
ら分かるように、既に実装されている高周波回路部品M
j2の一辺と高周波回路部品Mj4の一辺に突き当てら
れて位置決めされた状態でシャーシ1に取り付けられ
る。
【0082】このように、第1の方法では、シャーシ1
に取り付けられたガイド10が高周波回路部品Mjの位
置決めに使用されると共に、既に実装された高周波回路
部品Mjの辺も、後から実装される高周波回路部品Mj
の位置決めガイドとして使用される。
【0083】図26(a)〜(c)で説明した第1の方
法では、部品実装ノズル20の数は1個であり、高周波
回路部品Mj1〜Mj6を1つずつこの部品実装ノズル
20でシャーシ1に運んでいた。一方、図27に示す第
1の方法の変形例では、部品実装ノズル20の数が、シ
ャーシ1の上に実装する高周波回路部品の数と同数の6
本設けられている。従って、この変形例では、6本の部
品実装ノズル20によって高周波回路部品Mj1〜Mj
6を同時に吸着し、図26(a)〜(c)で説明した第
1の方法と同様に、順次高周波回路部品Mj1〜Mj6
をシャーシ1に実装することができるので、実装時間の
短縮を図ることができる。
【0084】また、この第1の方法の変形例の応用とし
て、図28に示すように、複数の部品実装ノズル20で
高周波回路部品Mj1〜Mj6を順次吸着した後に、複
数の部品実装ノズル20によって高周波回路部品Mj1
〜Mj6を吸着したまま高周波回路部品Mj1〜Mj6
の位置合わせを行い、高周波回路部品Mj1〜Mj6の
位置合わせが終了した時点で、複数の部品実装ノズル2
0により、高周波回路部品Mj1〜Mj6を一括してシ
ャーシ1上に運び、ガイド10に突き当てて実装するこ
とも可能である。 (第2の方法)第2の方法では、図29(a)に示すよ
うに、シャーシ1の周囲に複数個設けられたアクチュエ
ータ30を使用して高周波回路部品Mjの位置決めを行
う。アクチュエータ30はシャーシ1に設けられた空間
14を挟んで対向するように、シャーシ1の周囲に配置
される。各アクチュエータ30は、その先端部にプッシ
ュロッド31が設けられており、このプッシュロッド3
1はアクチュエータ30から突出する長さを微調整でき
るようになっている。
【0085】第2の方法では、高周波回路部品Mjの各
々を、1つまたは複数の部品実装ノズル20を用いて吸
着し、図29(b)に示すように、この部品実装ノズル
20で高周波回路部品Mjをシャーシ1上に運んで仮実
装する。そして、図29(c)に示すように、シャーシ
1の周囲に配置したアクチュエータ30からプッシュロ
ッド31を突出させて各高周波回路部品Mjの側面を押
し、シャーシ1上の高周波回路部品Mjの位置を調整す
る。この調整は、図示はしていないが、各高周波回路部
品Mjの上面に設けられた回路パターンの位置を顕微鏡
カメラ等で観察しながら行うことができる。この結果、
高周波回路部品Mjがシャーシ1上で位置決めされて実
装される。実装後に各アクチュエータ30は除去され
る。
【0086】図30(a)〜(b)は第2の方法の第1
の変形例を示すものであり、シャーシ1の上にガイド1
0Aを設けることにより、アクチュエータ30の数を減
らした例である。ガイド10Aは図30(a)に示すよ
うに、シャーシ1の一方の端部側の2つの空間14の脇
に、L字状に設けておけば良い。
【0087】この変形例では、高周波回路部品Mjの各
々を、1つまたは複数の部品実装ノズル20を用いて吸
着し、図30(b)に示すように、シャーシ1上に運ん
で仮実装する。そして、図30(c)に示すように、シ
ャーシ1の周囲に配置したアクチュエータ30からプッ
シュロッド31を突出させて各高周波回路部品Mjの側
面を押し、ガイド10Aに押しつけてシャーシ1上の高
周波回路部品Mjの位置を調整する。この結果、高周波
回路部品Mjがシャーシ1上で位置決めされて実装され
る。実装後にガイド10Aと各アクチュエータ30は除
去される。
【0088】図31は第2の方法の第2の変形例を示す
ものであり、シャーシ1の手前に、高周波回路部品Mj
を仮置きするサブステージ40を設けた例である。第2
の変形例では、複数の高周波回路部品Mj1〜Mj6を
シャーシ1に運ぶ前にサブステージ40上に仮配置す
る。そして、仮配置した複数の高周波回路部品Mj1〜
Mj6を、1つの大きな部品実装ノズル、又は複数の部
品実装ノズル20でまとめて吸着し、シャーシ1上に運
ぶのである。図31に示したアクチュエータ30の配置
は図29(a)と同じであり、以後は、図29(b),
(c)で説明した手順と同様の手順で高周波回路部品M
j1〜Mj6がシャーシ1の上に実装される。 (第3の方法)第3の方法は、複数の高周波回路部品を
シャーシに運ぶ前にサブステージに運び、サブステージ
の上で位置決めを行うものである。第3の方法では、図
32(a)に示すようなサブステージ40を用意してお
く。このサブステージ40には、高周波回路部品取付用
の空間41の脇に、L字状のガイド42を設けておく。
そして、高周波回路部品Mjの各々を部品実装ノズル2
0を用いて吸着し、この部品実装ノズル20で高周波回
路部品Mjをまずサブステージ40上に運ぶ。サブステ
ージ40上に運んだ高周波回路部品Mjは、図32
(b)に示すように、このサブステージ40上に設けら
れたガイド42又は既に実装された高周波回路部品Mj
に突き当てることによりその位置を調整する。
【0089】このようにして位置が調整された複数の高
周波回路部品Mjを、図32(c)に示すように、複数
の部品実装ノズル20(又は大きな1つの部品実装ノズ
ルでも良い)を使用してサブステージ40上から一括吸
着し、これをシャーシ1上の二点鎖線で示す位置に運ん
で一括位置決めを行う。このとき、一括吸着した複数の
高周波回路部品Mjのシャーシ1の上における位置決め
を容易にするために、シャーシ1の上に小さなガイド1
0Bを設けておいても良い。 (第4の方法)第4の方法も、複数の高周波回路部品を
シャーシに運ぶ前にサブステージに運び、サブステージ
の上で位置決めを行うものである。第4の方法に使用す
るサブステージは、図33(a)に示すように、サブス
テージ40の周囲に高周波回路部品取付用の空間41を
挟んで対向させた状態で複数個のアクチュエータ30A
を設けたものである。各アクチュエータ30Aは図29
で説明したアクチュエータ30と同じもので良く、その
先端部にプッシュロッド31Aがあり、このプッシュロ
ッド31Aもアクチュエータ30Aからの突出長さを微
調整できるものである。
【0090】第4の方法では、高周波回路部品Mjの各
々を部品実装ノズル20を用いて吸着し、この部品実装
ノズル20で高周波回路部品Mjをまずサブステージ4
0上に運ぶ。サブステージ40上に運んだ高周波回路部
品Mjは、図33(b)に示すように、このサブステー
ジ40の周囲に配置したアクチュエータ30Aからプッ
シュロッド31Aを突出させて各高周波回路部品Mjの
側面を押し、サブステージ40の上で高周波回路部品M
jの位置を調整する。
【0091】このようにして位置が調整された複数の高
周波回路部品Mjを、図33(c)に示すように、複数
の部品実装ノズル20(又は大きな1つの部品実装ノズ
ルでも良い)を使用してサブステージ40上から一括吸
着し、これをシャーシ1上の二点鎖線で示す位置に運ん
で一括位置決めを行う。このとき、一括吸着した複数の
高周波回路部品Mjのシャーシ1の上における位置決め
を容易にするために、シャーシ1の上に小さなガイド1
0Bを設けておいても良いことは第3の方法と同様であ
る。 (第5の方法)第5の方法は、複数の高周波回路部品に
より構成される高周波回路が、複数の系統を備える場合
の高周波部品の実装方法である。複数の系統とは、例え
ば、高周波回路がレーダ装置に用いられる回路の場合、
アンテナに信号を送出する送信回路と、アンテナで受信
した信号を復調回路に導く受信回路のような2系統の回
路がある場合のことである。
【0092】第5の方法では、図34(a)に示すよう
に、複数の高周波回路部品Mjを各系統に属する部品毎
に事前にサブステージ40の上に仮配置する。例えば、
高周波回路がレーダ装置に用いられる回路の場合、送信
系統に属する高周波回路部品MjT1〜MjT3をサブ
ステージ40の上に仮配置する。
【0093】次に、サブステージ40の上に仮配置した
送信系統の高周波回路部品MjT1〜MjT3を、図3
4(b)に示すように複数の部品実装ノズル20(或い
は1つの部品実装ノズル)で一括して吸着し、図34
(c)に示すように、シャーシ1上に運び、シャーシ1
上の高周波回路部品MjT1〜MjT3の位置をガイド
10に突き当てることによって調整し、高周波回路部品
MjT1〜MjT3のシャーシ1上の位置決めを行う。
第5の方法で使用するガイド10は第1の方法で使用し
たガイド10と同じもので良い。
【0094】この後、受信系統に属する高周波回路部品
MjR1〜MjR3をサブステージ40の上に仮配置
し、これらを同様に複数の部品実装ノズル20(或いは
1つの部品実装ノズル)で一括して吸着し、図34
(d)に示すように、シャーシ1上に運ぶ。受信系統に
属する高周波回路部品MjR1〜MjR3は、シャーシ
1上に既に位置決めされている送信系の高周波回路部品
MjT1〜MjT3とガイド10に突き当てることによ
ってシャーシ1上の位置決めを行う。 (第6の方法)第6の方法も、複数の高周波回路部品に
より構成される高周波回路が、複数の系統を備える場合
の高周波部品の実装方法であり、第5の方法とは、高周
波回路部品のシャーシ1の上での位置決め方法が異な
る。
【0095】第6の方法では、図29(a)で説明した
第2の方法におけるシャーシ1と同様に、シャーシ1の
上に複数個のアクチュエータ30が設けられている。第
6の方法のシャーシ1が第2の方法のシャーシ1と異な
る点は、図35(a)に示すように、各系統毎の空間1
4と空間14の間に位置決めピンを挿入するための孔1
5が設けられている点である。この孔15には図35
(b)に示すような治具16に突設されたガイドピン1
7をシャーシ1の裏面側から挿入し、シャーシ1の表面
側にガイドピン17の先端部が突出するようにしてお
く。
【0096】この状態で、サブステージ40の上に仮配
置したある系統の高周波回路部品Mjを、各系統に属す
る部品毎にサブステージ40のガイドピン17とアクチ
ュエータ30との間に配置する。例えば、高周波回路が
レーダ装置に用いられる回路の場合、図35(c)に示
すように、送信系統に属する高周波回路部品MjT1〜
MjT3をサブステージ40のガイドピン17とアクチ
ュエータ30との間に仮配置する。そして、アクチュエ
ータ30からプッシュロッド31を突出させ、送信系統
の高周波回路部品MjT1〜MjT3をガイドピン17
とアクチュエータ30によって位置決めする。
【0097】この後、受信系統に属する高周波回路部品
MjR1〜MjR3をサブステージ40の上に仮配置
し、これらを同様に複数の部品実装ノズル20(或いは
1つの部品実装ノズル)で一括して吸着し、シャーシ1
上に運ぶ。受信系統に属する高周波回路部品MjR1〜
MjR3は、送信系統に属する高周波回路部品MjT1
〜MjT3と同様に、サブステージ40のガイドピン1
7とアクチュエータ30との間に仮配置する。そして、
アクチュエータ30からプッシュロッド31を突出さ
せ、受信系統の高周波回路部品MjR1〜MjR3をガ
イドピン17とアクチュエータ30によって位置決めす
る。
【0098】このようにして、送信系統の高周波回路部
品MjT1〜MjT3と受信系統の高周波回路部品Mj
R1〜MjR3とをシャーシ1の上に位置決めした後
に、ガイドピン17を有する治具16をシャーシ1から
取り外した状態を図35(d)に示す。第6の方法で
は、送信系統の高周波回路部品MjT1〜MjT3と受
信系統の高周波回路部品MjR1〜MjR3との間に僅
かな隙間Sが生じるが、異なる信号系統間の隙間は、信
号の伝送に影響しない。 (第7の方法)第7の方法も、複数の高周波回路部品に
より構成される高周波回路が、複数の系統を備える場合
の高周波部品の実装方法であり、第6の方法とは、シャ
ーシの上に、送信系と受信系の配線が同一面上に設けら
れている送受信モジュールがある点と、高周波回路部品
のシャーシの上での位置決め方法が異なる。第7の方法
では、サブステージを使用する必要はない。
【0099】第7の方法では、図29(a)で説明した
第2の方法におけるシャーシ1において、右側の2つの
アクチュエータ30がガイド42に置き換えられたシャ
ーシが用いられる。なお、図36(a)〜(d)に示す
第7の方法では、このシャーシの図示は省略してあり、
シャーシの上に配置されているアクチュエータ30とガ
イド42のみが示してある。
【0100】更に、第7の方法のシャーシが第2の方法
のシャーシ1と異なる点は、アクチュエータ30が高周
波回路部品を押すだけでなく、引っ張ることもできるよ
うに、アクチュエータ30のプッシュロッド31にバキ
ュームによる吸引機構が設けられている点である。この
アクチュエータ30の吸引機構により、高周波回路部品
の位置を細かく調整することができる。
【0101】なお、アクチュエータ30に吸引機構を設
けない場合には、図35(a)で説明したように、シャ
ーシの各系統毎の空間と空間の間に設けた孔に、治具に
突設されたガイドピンをシャーシの裏面側から挿入し、
シャーシの表面側にガイドピンの先端部が突出するよう
にしておけば良い。
【0102】第7の方法では、高周波回路がレーダ装置
に用いられる回路の場合、図36(a)に示すように、
まず、図示しない部品実装ノズルによって、送信系と受
信系の配線が設けられた高周波回路部品である送受信モ
ジュールMjTRを、ガイド42に付き当ててシャーシ
上に実装する。次に、図36(b)に示すように、送信
系統に属する高周波回路部品MjT1を、部品実装ノズ
ルによって送受信モジュールMjTRに付き当てる。こ
の状態で、アクチュエータ30からプッシュロッド31
を突出させて送信系統の高周波回路部品MjT1にプッ
シュロッド31を吸着させる。そして、プッシュロッド
31を移動させ、高周波回路部品MjT1を送受信モジ
ュールMjTRに沿って摺動させ、高周波回路部品Mj
TRの表面に形成された回路パターンPと、送受信モジ
ュールMjTRの上に形成された回路パターンPTRと
の位置合わせを行う。
【0103】同様にして、送信系統に属する高周波回路
部品MjT2,MjT3を、部品実装ノズルによって高
周波回路部品MjT1に隣接させてシャーシ上に配置
し、図36(c)に示すように、この状態で、アクチュ
エータ30からプッシュロッド31を突出させて送信系
統の高周波回路部品MjT2,MjT3にプッシュロッ
ド31を吸着させる。そして、プッシュロッド31を移
動させ、高周波回路部品MjT1とMjT2の回路パタ
ーンPと、高周波回路部品MjT2とMjT3の回路パ
ターンPとの位置合わせを行う。
【0104】このようにして送信系統の高周波回路部品
MjT1〜MjT3をアクチュエータ30によって位置
決めした後は、図36(d)に示すように、受信系統に
属する高周波回路部品MjR1〜MjR3を複数の部品
実装ノズルで個々に吸着し、シャーシ上に運ぶ。受信系
統に属する高周波回路部品MjR1〜MjR3は、送信
系統に属する高周波回路部品MjT1〜MjT3と同様
に、アクチュエータ30からプッシュロッド31を突出
させて位置決めする。この位置決めにより、送受信モジ
ュールMjTRの回路パターンPTRと高周波回路部品
MjR1上の回路パターンP、高周波回路部品MjR1
とMjR2の回路パターンP、及び高周波回路部品Mj
R2とMjR3の回路パターンPの位置が合う。
【0105】このようにして、送信系統の高周波回路部
品MjT1〜MjT3の回路パターンP、受信系統の高
周波回路部品MjR1〜MjR3の回路パターンP、及
び、送受信モジュールMjTRの回路パターンPTRの
位置合わせを行うことができる。第7の方法では、送信
系統の高周波回路部品MjT1〜MjT3と受信系統の
高周波回路部品MjR1〜MjR3との間に位置合わせ
時の調整スペースとして僅かな隙間を開けてあるが、異
なる信号系統間の隙間は、信号の伝送に影響しない。 (第8の方法)第8の方法も複数の高周波回路部品によ
り構成される高周波回路が、複数の系統を備える場合の
高周波部品の実装方法である。第5,第6の方法では、
複数の高周波回路部品Mjを各系統に属する部品毎に事
前にサブステージ40の上に仮配置し、シャーシ1の上
で系統毎に正確な位置合わせを行っていた。一方、第8
の方法では、複数の高周波回路部品Mjを各系統に属す
る部品毎に事前にサブステージ40の上で系統毎に正確
な位置合わせを行う点が異なる。
【0106】第8の方法においても、複数の系統を、レ
ーダ装置における信号の送信系統と受信系統として説明
する。
【0107】第8の方法では、まず、図37(a)に示
すように送信系統に属する高周波回路部品MjT1〜M
jT3を複数の部品実装ノズル20(或いは1つの部品
実装ノズル)で一括して吸着し、図37(b)に示すよ
うなガイド42が設けられたサブステージ40上に運
び、図37(c)に示すように、サブステージ40上の
高周波回路部品MjT1〜MjT3の位置をガイド42
に突き当てることによって調整し、高周波回路部品Mj
T1〜MjT3のシャーシ1上の位置決めを行う。第8
の方法で使用するガイド42は第3の方法で使用したガ
イド42と同様のもので良い。
【0108】次に、サブステージ40の上で位置決めし
た送信系統の高周波回路部品MjT1〜MjT3を、図
37(f)に示すように複数の部品実装ノズル20(或
いは1つの部品実装ノズル)で一括して吸着し、図37
(g)に示すように、これをシャーシ1上に運んで送信
系統の一括位置決めを行う。このとき、一括吸着した送
信系統の高周波回路部品MjT1〜MjT3のシャーシ
1の上における位置決めを容易にするために、シャーシ
1の上に小さなガイド10Bを設けておいても良い。
【0109】この後、受信系統に属する高周波回路部品
MjR1〜MjR3をサブステージ40の上で同様に位
置決めし、これらを同様に複数の部品実装ノズル20
(或いは1つの部品実装ノズル)で一括して吸着し、図
37(h)に示すように、シャーシ1上に運ぶ。受信系
統に属する高周波回路部品MjR1〜MjR3は、シャ
ーシ1上に既に位置決めされている送信系統の高周波回
路部品MjT1〜MjT3に隣接させて実装する。この
とき、送信系統の高周波回路部品MjT1〜MjT3と
受信系統に属する高周波回路部品MjR1〜MjR3と
は前述のように密着させる必要はなく、2つの系統の間
にわずかな隙間があっても良い。また、一括吸着した受
信系統の高周波回路部品MjR1〜MjR3のシャーシ
1の上における位置決めを容易にするために、シャーシ
1の上に小さなガイド10Cを設けておいても良い。 (第9の方法)第9の方法も複数の高周波回路部品によ
り構成される高周波回路が、複数の系統を備える場合の
高周波部品の実装方法であり、第8の方法と同様に複数
の高周波回路部品Mjを各系統に属する部品毎に事前に
サブステージ40の上で系統毎に正確な位置合わせを行
う。第9の方法においても、複数の系統を、レーダ装置
における信号の送信系統と受信系統として説明する。
【0110】第9の方法では、まず、図37(a)に示
すように送信系統に属する高周波回路部品MjT1〜M
jT3を複数の部品実装ノズル20(或いは1つの部品
実装ノズル)で一括して吸着し、図37(d)に示すよ
うな周囲にアクチュエータ30Aが設けられたサブステ
ージ40上に運び、図37(e)に示すように、サブス
テージ40上の高周波回路部品MjT1〜MjT3の位
置をアクチュエータ30Aからプッシュロッド31Aを
突出させることによって調整し、高周波回路部品MjT
1〜MjT3のシャーシ1上の位置決めを行う。第9の
方法で使用するアクチュエータ30Aは第4の方法で使
用したアクチュエータ30Aと同じもので良い。
【0111】サブステージ40の上で位置決めした送信
系統の高周波回路部品MjT1〜MjT3を、図37
(f)に示すように複数の部品実装ノズル20(或いは
1つの部品実装ノズル)で一括して吸着し、これをシャ
ーシ1上に運んで送信系統の一括位置決めを行う手順、
及び、この後の受信系統に属する高周波回路部品MjR
1〜MjR3をサブステージ40の上での位置決めを行
ってからシャーシ1上で位置決めする手順は、第8の方
法を同じであるので、これ以上の説明を省略する。
【0112】最後に、以上説明した実装方法を実現する
ための、高周波回路部品の実装装置の構成について説明
する。 (第1の構成)図38(a)は本発明の第1の構成にお
ける第1の形態の高周波回路部品の実装装置101の側
面図であり、図38(b)はこれを平面視したものであ
る。第1の形態の実装装置101には実装ベース90が
あり、その上に、X−Yロボット21、X−Yテーブル
51、及び部品トレイ80がある。また、実装ベース9
0の上方には顕微鏡カメラ60と加圧機構90とが設け
られている。
【0113】X−Yロボット21には実装ベース90の
上を移動できるZ軸アクチュエータ22が設けられてお
り、このZ軸アクチュエータ22に部品実装ノズル20
が取り付けられている。部品実装ノズル20はこのZ軸
アクチュエータ22によって実装ベース90に近接した
り、離間したりできるようになっている。部品実装ノズ
ル20にはバキューム供給管29を通じて図示しないバ
キューム供給源からバキュームが供給されるようになっ
ている。部品実装ノズル20はこのバキュームの吸引力
によって高周波回路部品Mjを吸着することができる。
この部品実装ノズル20の実装ベース90の上における
移動可能範囲内に、高周波回路部品を載置する部品トレ
イ80が設けられている。
【0114】一方、X−Yテーブル51の上には、実装
ベース90上を移動可能な実装ステージ50が取り付け
られており、この実装ステージ50の上に高周波回路部
品を実装するシャーシ1が取り付けられる。第1の形態
では、シャーシ1には高周波回路部品の位置決め用のガ
イド10が取り付けられている。
【0115】なお、図示はしないが、高周波回路部品の
実装装置101には、以上説明した構成の他に、X−Y
ロボット21の動作、Z軸アクチュエータ22の動作、
バキュームの供給量、X−Yテーブルの動作、及び加圧
機構70の動作等を制御するコンピュータを利用した制
御装置、制御パネルや表示器等が設けられるが、ここで
はこれらの説明は省略する。
【0116】以上のように構成された本発明の第1の構
成における第1の形態の高周波回路部品の実装装置10
1では、図示のようにまず、高周波回路部品を実装する
シャーシ1がガイド10と共に実装ステージ50の上に
取り付けられる。この状態で、実装ステージ50はX−
Yテーブル51の動作により、X−Yロボット21の動
作範囲内に移動させられる。次に、X−Yロボット21
が動作し、高周波回路部品が部品トレイ80から部品実
装ノズル20によって吸着され、この高周波回路部品が
直接実装ステージ50上のシャーシ1に運ばれる。この
第1の構成における第1の形態の高周波回路部品の実装
装置101では、部品実装ノズル20に吸着された高周
波回路部品は、既に説明した方法により、ガイド10に
ガイドされてシャーシ1の上に実装され、顕微鏡カメラ
60で検査を受けた後に、加圧機構70によってシャー
シ1に固定される。
【0117】なお、この第1の構成における第1の形態
の高周波回路部品の実装装置101には、前述の方法の
ところで説明したような、部品実装ノズル20が複数本
設けられている構成、複数本の部品実装ノズル20に高
周波回路部品の位置合わせ機構が設けられている構成等
の変形例が可能である。
【0118】図39(a)は本発明の第1の構成におけ
る第2の形態の高周波回路部品の実装装置102の側面
図であり、図39(b)はこれを平面視したものであ
る。第2の形態の実装装置102が第1の形態の実装装
置101と異なる点は、第1の形態では実装ステージ5
0の上に、ガイド10が取り付けられたシャーシ1が配
置されるのに対して、第2の形態では実装ステージ50
の上に、高周波回路部品の位置合わせ用の複数個のアク
チュエータ30が設けられる点のみである。よって、第
2の形態では第1の形態と同じ構成部材には同じ符号を
付してその説明を省略する。
【0119】本発明の第1の構成における第2の形態の
高周波回路部品の実装装置102では、実装ステージ5
0の上にはシャーシ1のみが取り付けられる。この状態
で、実装ステージ50はX−Yテーブル51の動作によ
り、X−Yロボット21の動作範囲内に移動させられ
る。次に、X−Yロボット21が動作し、高周波回路部
品が部品トレイ80から部品実装ノズル20によって吸
着され、この高周波回路部品が直接実装ステージ50上
のシャーシ1に運ばれる。この第1の構成における第2
の形態の高周波回路部品の実装装置102では、シャー
シ1の上に高周波回路部品が全て仮配置されると、X−
Yテーブル51により実装ステージ50が移動して、シ
ャーシ1が顕微鏡カメラ60の直下に位置させられる。
そして、シャーシ1の上の高周波回路部品は、既に説明
した方法により、シャーシ1の上で顕微鏡カメラ60で
位置検査を受けつつ、アクチュエータ30によって位置
決めされる。この後、シャーシ1はX−Yテーブル51
によって加圧機構70まで移動させられ、加圧機構70
によって高周波回路部品がシャーシ1に固定される。 (第2の構成)図40(a)は本発明の第2の構成の高
周波回路部品の実装装置200の概要を示す側面図であ
り、図40(b)はこれを平面視したものである。第2
の構成の実装装置200が第1の構成の実装装置10
1、102と異なる点は、第1の構成ではX−Yテーブ
ル51の上に実装ステージ50のみが設けられていたの
に対して、第2の構成ではX−Yテーブル51の上に共
通ステージ52が設けられており、この共通ステージ5
2の上に実装ステージ50とサブステージ40とが設け
られている点である。
【0120】この第2の構成の実装装置には、図示はし
ないが、前述の方法を実施するために、(1)実装ステ
ージ50の上にガイド10が設けられた構成、(2)実
装ステージ50の上にアクチュエータ30が設けられた
構成、(3)サブステージ40の上にガイド42が設け
られた構成、及び(4)サブステージ40の上にアクチ
ュエータ30Aが設けられた構成、及び(5)部品実装
ノズルが複数個設けられた構成等があり、これらの組み
合わせも可能であるが、これらの構成は、方法において
既に説明したので、ここではその説明を省略する。
【0121】第2の構成では、高周波回路部品は部品ト
レイ80から部品吸着ノズル20によって一旦サブステ
ージ40上に運ばれ、このサブステージ40から再び部
品吸着ノズル20によって実装ステージ50上のシャー
シ1に運ばれる。この第2の構成の高周波回路部品の実
装装置200の詳細な動作については、実装方法のとこ
ろで既に説明したので、ここではその説明を省略する。
【0122】ここで、以上のように構成された実装装置
のうち、第2の形態の実装装置102におけるシャーシ
1への高周波回路部品Mjの実装手順について説明す
る。
【0123】シャーシ1の上に高周波回路部品Mjを実
装する際には、まず、シャーシ1の上に高周波回路部品
Mjを固着するための接着剤を塗布する。図41(a)
に示すように、この接着剤12は、接着剤12を通す孔
19Aが所定箇所に設けられたスクリーン19を、シャ
ーシ1の上に位置を合わせた状態で載置し、スキージ1
8を用いて塗布する。
【0124】図41(b)、(c)は、部品実装ノズル
20を用いたシャーシ1の上への高周波回路部品Mjの
仮実装の様子を説明するものである。図41(b)、
(c)は、シャーシ1の上に既に高周波回路部品Mjが
1つ位置決めされている状態であり、次の高周波回路部
品Mjを位置決めする場合を説明するものである。部品
実装ノズル20で次の高周波回路部品Mjがシャーシ1
の上の実装位置の近傍まで運ばれてくると、部品実装ノ
ズル20が下降し、接着剤12の塗布高さに数十μmの
距離を加えた高さで停止する。
【0125】部品実装ノズル20の停止位置は、Z軸ア
クチュエータ22にレーザ測長装置を取り付けておき、
部品実装ノズル20のシャーシ1からの高さ、或いは、
既に実装されている高周波回路部品Mjの上面からの高
さを測定することによって調節することができる。
【0126】この状態から、部品実装ノズル20は吸着
している高周波回路部品Mjの2辺を、図42(a),
(b)に示すように、既に仮実装されている高周波回路
部品Mjとアクチュエータ30とに突き当てる方向に移
動する。部品実装ノズル20が吸着している高周波回路
部品Mjの2辺が、既に仮実装されている高周波回路部
品Mjとアクチュエータ30とに突き当たると、高周波
回路部品Mjの移動は止まるが、部品実装ノズル20は
慣性力でそのまま進行方向に進む。この場合、高周波回
路部品Mjは部品実装ノズル20にバキュームによって
吸着されているので、部品実装ノズル20は高周波回路
部品の上面を高周波回路部品Mjは吸着したままスライ
ドする。この結果、高周波回路部品はストレスなくシャ
ーシ1の上に実装される。
【0127】高周波回路部品の位置が決まると、部品実
装ノズル20は吸着を解除して、接着剤12の上に高周
波回路部品Mjが仮実装される。このとき、接着剤12
は、高周波回路部品Mjの自重のみで加圧されるが、高
周波回路部品Mjの自重は小さいので、接着剤12がつ
ぶれることはない。
【0128】このような動作が繰り返されて、シャーシ
1の上に必要な数だけの高周波回路部品Mjが仮実装さ
れる。図42(a)に示す例では、シャーシ1の上には
4つの高周波回路部品Mjが仮実装される。
【0129】この後、図43(a),(b)に示すよう
に、アクチュエータ30によって高周波回路部品Mjの
シャーシ1の上における位置決めが行われる。例えば、
図42(b)に示すように、高周波回路部品Mjの上面
に設けられた回路パターンPがずれていた場合には、図
43(a),(b)に示すように、アクチュエータ30
が動作して、シャーシ1の上の回路パターンPの中心位
置が一致させられる。アクチュエータ30によって高周
波回路部品Mjの位置決めを行う場合には、アクチュエ
ータ30による高周波回路部品Mjの移動を、高周波回
路部品Mj上の回路パターンPを顕微鏡カメラのような
パターン合わせ装置によって検出しながら行うことがで
きる。
【0130】このようにして、シャーシ1の上の高周波
回路部品Mjの位置が決められると、図43(c)に示
すように、加圧機構70の加圧ピン71により高周波回
路部品Mjが加圧され、高周波回路部品Mjが接着剤1
2によってシャーシ1に接着される。この例では、高周
波回路部品Mjは個別に加圧ピン71によって加圧され
て接着剤12に押し付けられて、シャーシ1の上に固着
される。
【0131】また、既に実装された高周波回路部品Mj
の側面をガイドとして次の高周波回路部品を実装する場
合に、次の高周波回路部品Mjを既に実装された高周波
回路部品Mjの側面に突き当てた後、部品実装ノズル2
0を一定量戻すことにより、高周波回路部品Mjの実装
間隔を制御することができる。この制御は、異なる系統
間の高周波回路部品を隣接配置する場合に有効である。
【0132】
【発明の効果】上記のように本発明では、回路部品の側
面にほぼ同じサイズの突起を設けたのでシャーシに実装
する回路部品の間隔を一定にすることができ、それによ
って伝送ロスのバラツキや性能のバラツキをなくすこと
ができる。
【0133】また、シャーシに固定された回路部品に他
の回路部品の側面を直接突き当てて当接させているの
で、回路部品間が密着し伝送ロスが少なく、性能のバラ
ツキも小さくなる。また、回路部品は突き当てられその
側面を互いに当接して実装されているので、多数の回路
部品の場合でも密着して実装することができ、伝送ロス
を少なくでき、かつ性能のバラツキをなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の高周波回路部品の実装構造の例を示した
図であり、(a)はシャーシ上の回路部品の配置を示す
図、(b)は(a)の部分拡大図である。
【図2】従来の高周波回路部品の実装構造における問題
点を説明する図である。
【図3】本発明による高周波回路部品の実装構造の例を
示す断面図である。
【図4】本発明による高周波回路部品の実装構造の実施
例1における回路部品の構成を示す平面図である。
【図5】本発明による高周波回路部品の実装構造の実施
例1の別の構成を示すものであり、(a)は断面図、
(b),(c)は(a)の耐熱フィルム又は耐熱テープ
の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明による高周波回路部品の実装構造の実施
例2における構成を示す断面図である。
【図7】(a)に示す従来の高周波回路部品の実装構造
と(b)に示す本発明の実施例2における高周波回路部
品の実装構造を対比して示す図である。
【図8】高周波回路部品の側面を単に当接して実装した
場合の問題点を説明する図である。
【図9】高周波回路に送信系と受信系の2つの系統があ
る場合の、本発明による高周波回路部品の実装構造の例
を示す図である。
【図10】高周波回路に系統Aと系統Bの2つの系統が
ある場合の、本発明による高周波回路部品の実装構造の
例を示す図である。
【図11】本発明による実装構造の実施例3において基
準をどのようにとるかの一例を示すものであり、(a)
は基準治具と基準端面を説明する図、(b)は基準端面
に基準治具が取り付けられた状態を示す図である。
【図12】本発明による実装構造の実施例3において基
準をどのようにとるかの別の例を示すものであり、
(a)は基準治具と基準端面を説明する図、(b)は基
準端面に基準治具が取り付けられた状態を示す図であ
る。
【図13】本発明による実装構造の実施例3において基
準をどのようにとるかの更に別の例を示すものであり、
(a)はシャーシの断面図、(b)はシャーシに回路部
品を実装した状態を示す図である。
【図14】本発明による実装構造の実施例3において基
準をどのようにとるかの更に別の例を示す図である。
【図15】本発明の実装構造の実施例3において基準を
どのようにとるかの更に別の例を示す図である。
【図16】高周波回路の入出力がアンテナである場合の
本発明による実装構造において、基準をどのようにとる
かの例を示す図であり、(a)はシャーシと基準治具を
示す図、(b)はシャーシに基準治具を取り付けて1つ
の回路部品を実装した状態を示す図、(c)はシャーシ
と回路部品の取付位置を示す組立斜視図である。
【図17】本発明の実装構造の実施例4において、回路
部品をシャーシに固着する構成を示す図である。
【図18】(a)から(c)は本発明の実装構造の実施
例4において、回路部品をシャーシに固着した場合の問
題点を説明する図である。
【図19】本発明の実装構造の実施例5において、回路
部品とシャーシとを線膨張係数がほぼ同じ材料で構成し
て両者を固着した構成を示す図である。
【図20】本発明の実装構造の実施例5において、回路
部品間をループのない金リボンで接続した構成を示す図
である。
【図21】図19の構成において、回路部品とシャーシ
とを線膨張係数がほぼ同じ材料で構成した状態を示す図
である。
【図22】本発明の実装構造の実施例6において、回路
部品を盛り半田で接続した構成を示す図である。
【図23】本発明の実装構造の実施例6において、回路
部品を金属板で接続した構成を示す図である。
【図24】本発明の実装構造の実施例6において、回路
部品を金属板で接続した別の構成を示す図である。
【図25】(a)は本発明の高周波回路部品の実装方法
の第1の方法に使用するシャーシとガイドの構成を示す
組立斜視図、(b)は(a)の組立後の斜視図である。
【図26】(a)〜(c)は本発明の高周波回路部品の
実装方法の第1の方法の手順を段階的に説明する説明図
である。
【図27】本発明の高周波回路部品の実装方法の第1の
方法の変形例を示す図である。
【図28】本発明の高周波回路部品の実装方法の第1の
方法の変形例を示す図である。
【図29】(a)〜(c)は本発明の高周波回路部品の
実装方法の第2の方法の手順を段階的に説明する説明図
である。
【図30】(a)〜(c)は本発明高周波回路部品の実
装方法の第2の方法の第1の変形例の手順を段階的に説
明する説明図である。
【図31】本発明高周波回路部品の実装方法の第2の方
法の第2の変形例を説明する説明図である。
【図32】(a)〜(c)は本発明の高周波回路部品の
実装方法の第3の方法の手順を段階的に説明する説明図
である。
【図33】(a)〜(c)は本発明の高周波回路部品の
実装方法の第4の方法の手順を段階的に説明する説明図
である。
【図34】(a)〜(c)は本発明の高周波回路部品の
実装方法の第5の方法の手順を段階的に説明する説明図
である。
【図35】(a)〜(d)は本発明の高周波回路部品の
実装方法の第6の方法の手順を段階的に説明する説明図
である。
【図36】(a)〜(d)は本発明の高周波回路部品の
実装方法の第7の方法の手順を段階的に説明する説明図
である。
【図37】(a)〜(h)は本発明の高周波回路部品の
実装方法の第8の方法及び第9の方法の手順を段階的に
説明する説明図である。
【図38】(a)は本発明の高周波回路部品の実装装置
の第1の構成の第1の形態の側面図、(b)は(a)の
平面図である。
【図39】(a)は本発明の高周波回路部品の実装装置
の第1の構成の第2の形態の側面図、(b)は(a)の
平面図である。
【図40】(a)は本発明の高周波回路部品の実装装置
の第2の構成の概要を示す側面図、(b)は(a)の平
面図である。
【図41】(a)はシャーシへの接着剤の塗布工程を示
す断面図、(b)は高周波回路部品の実装時において、
2つ目の部品を吸着したノズルが下降した状態を示す平
面図、(c)は(b)の側断面図である。
【図42】(a)は図41(b)の状態からノズルで回
路部品をアクチュエータに突き当てた状態を示す平面
図、(b)は(a)の側断面図である。
【図43】(a)はシャーシに部品を実装した後のパタ
ーン合わせを説明する平面図、(b)は(a)の側断面
図、(c)はパターン合わせ後の加圧ピンによる部品の
シャーシへの圧着を説明する側断面図である。
【符号の説明】
1…シャーシ 2…金リボン 3…突起 4…耐熱フィルム、耐熱テープ 5…アンテナ結合孔 6…冶具 7…導電性接着剤、異方性導電シート 8…盛りはんだ、盛り導電性接着剤 9…金属板 10,10A,10B,42…ガイド 12…接着剤 14,41…空間 20…部品実装ノズル 21…X−Yロボット 22…Z軸アクチュエータ 30,30A…アクチュエータ 31,31A…プッシュロッド 40…サブステージ 50…実装ステージ 51…X−Yテーブル 52…共通ステージ 60…顕微鏡カメラ 70…加圧機構 80…部品トレイ 90…実装ベース Mj,Mj1〜Mj6 …高周波回路部品 MjTR…送受信モジュール X、Y、Z、H…冶具 Rz …段差 Rc …凹部 p、h…突起 P,PTR…回路パターン Rh …孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 石井 嗣久 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 勝岡 律 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 坂本 信次 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の高周波回路部品をシャーシに実装
    する構造であって、該高周波回路部品の各々はその四辺
    の側面に少なくとも1つのほぼ同じ高さの突起が設けら
    れており、該突起を隣接する回路部品に互いに接触させ
    て配置した高周波回路部品の実装構造。
  2. 【請求項2】 複数の高周波回路部品をシャーシに実装
    する構造であって、該高周波回路部品の互いに隣接する
    側面の1方又は両方に耐熱フィルム又は耐熱テープを付
    着し、隣接する回路部品を互いに接触させて配置した高
    周波回路部品の実装構造。
  3. 【請求項3】 複数の高周波回路部品をシャーシに実装
    する構造であって、該高周波回路部品は互いにその側面
    が当接して実装されてなり、該高周波回路部品の側面の
    当接した箇所が複数である高周波回路部品の実装構造。
  4. 【請求項4】 前記高周波回路部品は回路部品のサイズ
    の公差内でランク分けされており、同一ランクの回路部
    品が用いられ実装されている請求項3に記載の高周波回
    路部品の実装構造。
  5. 【請求項5】 前記高周波回路部品は、縦と横のサイズ
    をそれぞれS、M、L等に分けてランク付けされ、縦×
    横の組み合わせでランク分けされている、請求項4に記
    載の高周波回路部品の実装構造。
  6. 【請求項6】 複数の高周波回路部品をシャーシに実装
    する構造であって、前記複数の高周波回路部品が複数の
    ブロックに分割され、各ブロック内の複数の高周波回路
    部品は互いにその側面が当接して実装されている高周波
    回路部品の実装構造。
  7. 【請求項7】 前記ブロック間は外形公差相当の間隔を
    設けて配置されている、請求項6に記載の高周波回路部
    品の実装構造。
  8. 【請求項8】 前記ブロックは送信系ブロックと受信系
    ブロックの2つである、請求項6又は7に記載の高周波
    回路部品の実装構造。
  9. 【請求項9】 前記ブロック間は最接近部の間隔がほぼ
    0であるように配置されている請求項6、7、8の何れ
    か1項に記載の高周波回路部品の実装構造。
  10. 【請求項10】 前記回路部品とシャーシは導電性接着
    剤によって固着されている、請求項3、6、7、8、9
    の何れか1項に記載の高周波回路部品の実装構造。
  11. 【請求項11】 前記回路部品が互いに当接する端面が
    研磨されている、請求項3、6、7、8、9の何れか1
    項に記載の高周波回路部品の実装構造。
  12. 【請求項12】 前記回路部品とシャーシは異方性導電
    シートによって固着されている、請求項3、6、7、
    8、9の何れか1項に記載の高周波回路部品の実装構
    造。
  13. 【請求項13】 前記回路部品とシャーシの線膨張率を
    ほぼ同じとした、請求項3、6、7、8、9の何れか1
    項に記載の高周波回路部品の実装構造。
  14. 【請求項14】 前記高周波回路部品間を、ループを持
    たない金リボンで接続した、請求項3、6、7、8、9
    の何れか1項に記載の高周波回路部品の実装構造。
  15. 【請求項15】 前記回路部品とシャーシの線膨張率を
    ほぼ同じとした、請求項14に記載の高周波回路部品の
    実装構造。
  16. 【請求項16】 前記高周波回路部品間を、盛りはんだ
    で接続した、請求項3、6、7、8、9の何れか1項に
    記載の高周波回路部品の実装構造。
  17. 【請求項17】 前記高周波回路部品間を、導電性接着
    剤を盛って接続した、請求項3、6、7、8、9の何れ
    か1項に記載の高周波回路部品の実装構造。
  18. 【請求項18】 前記高周波回路部品間を金属板で接続
    し、金属板と回路部品間を異方性導電シートによって接
    続した、請求項3、6、7、8、9の何れか1項に記載
    の高周波回路部品の実装構造。
  19. 【請求項19】 前記高周波回路部品間を金属板で接続
    し、金属板と回路部品間を溶接によって接続した、請求
    項3、6、7、8、9の何れか1項に記載の高周波回路
    部品の実装構造。
  20. 【請求項20】 前記高周波回路部品間を金リボンで接
    続し、金リボンと回路部品間を導電性接着剤によって接
    続した、請求項3、6、7、8、9の何れか1項に記載
    の高周波回路部品の実装構造。
  21. 【請求項21】 前記高周波回路部品間を金リボンで接
    続し、金リボンと回路部品間を異方性導電シートによっ
    て接続した、請求項3、6、7、8、9の何れか1項に
    記載の高周波回路部品の実装構造。
  22. 【請求項22】 高周波回路部品をシャーシに実装する
    構造であって、該シャーシには基準端面が設けられ、該
    高周波回路部品をシャーシに固定する基準面を設定し、
    基部とつめ部を有する冶具の基部を該シャーシの前記基
    準端面に当接し、該当接した冶具のつめ部の端面を基準
    面として回路部品をシャーシに固定できるようにした、
    請求項3、6、7、8、9の何れか1項に記載の高周波
    回路部品の実装構造。
  23. 【請求項23】 前記シャーシの基準端面に段差が設け
    られており、この段差の底部と側部に前記冶具の基部を
    当接し、該当接した冶具のつめ部の端面を基準に回路部
    品をシャーシに固定できるようにした、請求項3、6、
    7、8、9の何れか1項に記載の高周波回路部品の実装
    構造。
  24. 【請求項24】 前記シャーシの基準端面は、該シャー
    シのX軸方向とY軸方向に設けられている、請求項22
    又は23に記載の高周波回路部品の実装構造。
  25. 【請求項25】 前記高周波回路部品をシャーシに固定
    するに際し、該シャーシに凹部を設け、該凹部のコーナ
    ーの側面を基準とできるようにした、請求項3、6、
    7、8、9の何れか1項に記載の高周波回路部品の実装
    構造。
  26. 【請求項26】 前記高周波回路部品をシャーシに固定
    するに際し、該シャーシに突起を設け、該突起を基準と
    できるようにした、請求項3、6、7、8、9の何れか
    1項に記載の高周波回路部品の実装構造。
  27. 【請求項27】 前記高周波回路部品をシャーシに固定
    するに際し、該シャーシに孔を設け、該孔に挿入された
    冶具の突起を基準とできるようにした、請求項3、6、
    7、8、9の何れか1項に記載の高周波回路部品の実装
    構造。
  28. 【請求項28】 前記高周波回路部品をシャーシに固定
    するに際し、該シャーシに設けられたアンテナ結合用孔
    を基準とする、請求項3、6、7、8、9の何れか1項
    に記載の高周波回路部品の実装構造。
  29. 【請求項29】 複数の高周波回路部品をシャーシに実
    装する方法であって、前記高周波回路部品の各々を部品
    実装ノズルを用いて吸着し、この部品実装ノズルで前記
    高周波回路部品を前記シャーシ上又はシャーシ近傍に取
    り付けたガイドまで運び、前記高周波回路部品の四辺の
    側面の少なくとも1つの辺を、前記ガイドに突き当てて
    前記高周波回路部品の前記シャーシ上の位置決めを行う
    高周波回路部品の実装方法。
  30. 【請求項30】 前記高周波回路部品の運搬が、前記部
    品数と同数の複数の部品実装ノズルを用いて行われるこ
    とを特徴とする請求項29に記載の高周波回路部品の実
    装方法。
  31. 【請求項31】 前記複数の部品実装ノズルで前記高周
    波回路部品を順次吸着した後に、前記複数の部品実装ノ
    ズルによって前記高周波回路部品を吸着したまま前記高
    周波回路部品の位置合わせを行い、前記高周波回路部品
    の位置合わせが終了した時点で、前記複数の部品実装ノ
    ズルにより、前記高周波回路部品を一括して前記シャー
    シ上に運んで実装することを特徴とする請求項30に記
    載の高周波回路部品の実装方法。
  32. 【請求項32】 複数の高周波回路部品をシャーシに実
    装する方法であって、前記高周波回路部品の各々を、部
    品実装ノズルを用いて吸着し、この部品実装ノズルで前
    記高周波回路部品を前記シャーシ上に運んで仮実装し、
    前記シャーシの周囲に配置したアクチュエータによっ
    て、前記シャーシ上の高周波回路部品の位置を調整する
    ことにより、前記高周波回路部品の前記シャーシ上の位
    置決めを行う高周波回路部品の実装方法。
  33. 【請求項33】 前記複数の高周波回路部品を事前にサ
    ブステージ上に仮配置し、仮配置した複数の高周波回路
    部品を、1つ又は複数の部品実装ノズルでまとめて吸着
    して前記シャーシ上に運ぶことを特徴とする請求項32
    に記載の高周波回路部品の実装方法。
  34. 【請求項34】 複数の高周波回路部品をシャーシに実
    装する方法であって、前記高周波回路部品の各々を、部
    品実装ノズルを用いて吸着し、この部品実装ノズルで前
    記高周波回路部品を事前にサブステージ上に運び、この
    サブステージ上に設けられたガイドに突き当てることに
    より前記高周波回路部品の位置を調整し、位置調整後の
    複数の高周波回路部品を、前記部品実装ノズルを使用し
    て前記サブステージ上から一括吸着し、これを前記シャ
    ーシ上に運んで一括位置決めを行う高周波回路部品の実
    装方法。
  35. 【請求項35】 複数の高周波回路部品をシャーシに実
    装する方法であって、前記高周波回路部品の各々を、部
    品実装ノズルを用いて吸着し、この部品実装ノズルで前
    記高周波回路部品を事前にサブステージ上に運び、この
    サブステージ上で前記サブステージの周囲に配置したア
    クチュエータにより前記高周波回路部品の位置を調整
    し、位置調整後の複数の高周波回路部品を、前記部品実
    装ノズルを使用して前記サブステージ上から一括吸着
    し、これを前記シャーシ上に運んで一括位置決めを行う
    高周波回路部品の実装方法。
  36. 【請求項36】 前記高周波回路部品の運搬が、前記部
    品数と同数の複数の部品実装ノズルを用いて行われるこ
    とを特徴とする請求項34又は35に記載の高周波回路
    部品の実装方法。
  37. 【請求項37】 前記複数の高周波回路部品により構成
    される高周波回路が複数の系統を備える場合の高周波部
    品の実装方法であって、 前記複数の高周波回路部品を前記各系統に属する部品毎
    に事前にサブステージ上に仮配置し、仮配置した複数の
    系統毎の高周波回路部品を、前記部品実装ノズルでまと
    めて吸着して前記シャーシ上に運び、前記シャーシ上の
    高周波回路部品の位置を前記系統毎に調整することによ
    り、前記高周波回路部品の前記シャーシ上の位置決めを
    行う高周波回路部品の実装方法。
  38. 【請求項38】 前記シャーシ上における各系統毎の高
    周波回路部品の位置調整が、前記シャーシに取り付けた
    ガイドにより行われることを特徴とする請求項37に記
    載の高周波回路部品の実装方法。
  39. 【請求項39】 前記シャーシ上における各系統毎の高
    周波回路部品の位置調整が、前記シャーシの近傍に設け
    たアクチュエータにより行われることを特徴とする請求
    項37に記載の高周波回路部品の実装方法。
  40. 【請求項40】 前記複数の高周波回路部品により構成
    される高周波回路が複数の系統を備える場合の高周波部
    品の実装方法であって、 前記複数の高周波回路部品を前記各系統に属する部品毎
    に部品実装ノズルを用いて吸着し、1つの系統に属する
    前記高周波回路部品をこの部品実装ノズルによってサブ
    ステージ上に運び、サブステージ上でこの系統の部品の
    位置合わせを行い、位置合わせの終了したこの系統の部
    品を前記部品実装ノズルを使用して前記サブステージ上
    から一括吸着し、これを前記シャーシ上に運んで一括位
    置決めを行う高周波回路部品の実装方法。
  41. 【請求項41】 前記サブステージ上における各系統毎
    の高周波回路部品の位置合わせが、前記サブステージに
    取り付けたガイドにより行われることを特徴とする請求
    項40に記載の高周波回路部品の実装方法。
  42. 【請求項42】 前記サブステージ上における各系統毎
    の高周波回路部品の位置合わせが、前記サブステージの
    近傍に設けたアクチュエータにより行われることを特徴
    とする請求項40に記載の高周波回路部品の実装方法。
  43. 【請求項43】 請求項29の方法を実施する高周波回
    路部品の実装装置であって、 前記高周波回路部品が実装されるシャーシを取り付ける
    実装ステージと、 前記該高周波回路部品を吸着可能な部品実装ノズルと、 前記部品実装ノズルにバキュームを供給するバキューム
    供給装置と、 前記部品実装ノズルを前記高周波回路部品置き場から、
    前記実装ステージに移動させる部品実装ノズルの移動装
    置、及び、 前記シャーシ上又はその近傍に取り付けられるガイドを
    備え、 前記高周波回路部品を前記部品実装ノズルで吸着して前
    記実装ステージに取り付けられたシャーシまで運び、前
    記高周波部品の四辺の側面の少なくとも1つの辺を、前
    記ガイドに突き当てて前記高周波回路部品の前記シャー
    シ上の位置決めを行うことを特徴とする高周波回路部品
    の実装装置。
  44. 【請求項44】 前記部品実装ノズルが少なくとも前記
    シャーシ上に実装する高周波回路部品の数と同数だけ設
    けられていることを特徴とする請求項43に記載の高周
    波回路部品の実装装置。
  45. 【請求項45】 前記部品実装ノズルの移動装置に、前
    記複数の部品実装ノズルが前記高周波回路部品を吸着し
    たまま前記高周波回路部品の位置合わせを行うことがで
    きる、位置合わせ機構が設けられていることを特徴とす
    る請求項44に記載の高周波回路部品の実装装置。
  46. 【請求項46】 請求項32の方法を実施する高周波回
    路部品の実装装置であって、 前記高周波回路部品が実装されるシャーシを取り付ける
    実装ステージと、 該高周波回路部品を吸着可能な部品実装ノズルと、 前記部品実装ノズルにバキュームを供給するバキューム
    供給装置と、 前記部品実装ノズルを前記高周波回路部品置き場から、
    前記実装ステージに移動させる部品実装ノズルの移動装
    置、及び、 前記シャーシの周囲に配置されたアクチュエータを備
    え、 前記高周波回路部品を前記部品実装ノズルで吸着して前
    記実装ステージに取り付けられたシャーシまで運び、前
    記シャーシの周囲に配置したアクチュエータにより、前
    記シャーシ上の高周波回路部品の位置を調整することに
    より、前記高周波回路部品の前記シャーシ上の位置決め
    を行う高周波回路部品の実装装置。
  47. 【請求項47】 更に、前記複数の高周波回路部品を仮
    配置するサブステージを備えており、前記部品実装ノズ
    ルが高周波回路部品を前記実装ステージ上のシャーシに
    運ぶ前に前記サブステージに運んで仮配置し、仮配置後
    の前記高周波回路部品を前記部品実装ノズルでまとめて
    吸着して前記シャーシ上に運ぶことを特徴とする請求項
    43又は46に記載の実装装置。
  48. 【請求項48】 請求項34の方法を実施する高周波回
    路部品の実装装置であって、 前記高周波回路部品が実装されるシャーシを取り付ける
    実装ステージと、 前記高周波回路部品を吸着可能な部品実装ノズルと、 前記部品実装ノズルにバキュームを供給するバキューム
    供給装置と、 前記高周波回路部品を仮配置するサブステージと、 前記部品実装ノズルを前記高周波回路部品置き場から、
    前記サブステージ及び前記実装ステージに移動させる部
    品実装ノズルの移動装置、及び、 前記サブステージ上に配置された前記高周波部品の位置
    決め用ガイドを備え、前記高周波回路部品を前記部品実
    装ノズルで吸着して前記サブステージ上で位置調整し、
    位置調整後の前記高周波部品を一括して前記実装ステー
    ジに取り付けられたシャーシまで運んで一括位置決めを
    行う高周波回路部品の実装装置。
  49. 【請求項49】 請求項35の方法を実施する高周波回
    路部品の実装装置であって、 前記高周波回路部品が実装されるシャーシを取り付ける
    実装ステージと、 前記高周波回路部品を吸着可能な部品実装ノズルと、 前記部品実装ノズルにバキュームを供給するバキューム
    供給装置と、 前記高周波回路部品を仮配置するサブステージと、 前記部品実装ノズルを前記高周波回路部品置き場から、
    前記サブステージ及び前記実装ステージに移動させる部
    品実装ノズルの移動装置、及び、 前記サブステージ上の周囲に配置された前記高周波部品
    の位置決め用のアクチュエータを備え、 前記高周波回路部品を前記部品実装ノズルで吸着して前
    記サブステージ上で位置調整し、位置調整後の前記高周
    波部品を一括して前記実装ステージに取り付けられたシ
    ャーシまで運んで一括質決めを行う高周波回路部品の実
    装装置。
  50. 【請求項50】 前記部品実装ノズルが、前記シャーシ
    上に配置する複数の高周波回路部品と同数、或いは、前
    記シャーシ上の1つの系統に属する複数の回路部品と同
    数だけ設けられていることを特徴とする請求項46から
    49の何れか1項に記載の実装装置。
  51. 【請求項51】 前記実装ステージをX−Y方向に移動
    させるX−Yテーブルが更に設けられており、このX−
    Yテーブルは、前記部品実装ノズルの移動装置の移動範
    囲の外側まで前記実装ステージを移動させることができ
    るようになっていることを特徴とする請求項43から5
    0の何れか1項に記載の実装装置。
  52. 【請求項52】 前記実装ステージの前記X−Yテーブ
    ルによる移動範囲内に、前記シャーシ上に仮配置された
    前記高周波回路部品のパターン合わせ装置が設けられて
    おり、前記高周波回路部品はこのパターン合わせ装置の
    位置で前記シャーシ上又はその近傍に設けられたアクチ
    ュエータによって精密な位置合わせが行われることを特
    徴とする請求項51に記載の実装装置。
  53. 【請求項53】 前記高周波回路部品を前記シャーシ側
    に加圧状態で押しつける加圧ピンが更に設けられてお
    り、位置合わせの完了した前記シャーシ上の高周波回路
    部品を個別に加圧して、前記シャーシ上に塗布されてい
    る接着剤に前記高周波回路部品を押し付けて固定するこ
    とを特徴とする請求項43から52の何れか1項に記載
    の実装装置。
JP2002135901A 2001-06-18 2002-05-10 高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置 Expired - Fee Related JP4166035B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002135901A JP4166035B2 (ja) 2001-06-18 2002-05-10 高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置
US10/173,142 US20030048625A1 (en) 2001-06-18 2002-06-17 Mounting structure, mounting method and mounting apparatus for high frequency circuit components
KR10-2002-0033959A KR100476130B1 (ko) 2001-06-18 2002-06-18 고주파 회로 부품의 실장 구조, 실장 방법 및 실장 장치
CN02124606A CN1392630A (zh) 2001-06-18 2002-06-18 高频电路部件的装配构造、装配方法和装配装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001183926 2001-06-18
JP2001-183926 2001-06-18
JP2002135901A JP4166035B2 (ja) 2001-06-18 2002-05-10 高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008151087A Division JP2008211263A (ja) 2001-06-18 2008-06-09 高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003078259A true JP2003078259A (ja) 2003-03-14
JP4166035B2 JP4166035B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=26617133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002135901A Expired - Fee Related JP4166035B2 (ja) 2001-06-18 2002-05-10 高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20030048625A1 (ja)
JP (1) JP4166035B2 (ja)
KR (1) KR100476130B1 (ja)
CN (1) CN1392630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6183578B1 (ja) * 2017-01-24 2017-08-23 三菱電機株式会社 半導体装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742071B2 (en) * 2003-01-23 2010-06-22 Oracle America, Inc. Methods and apparatus for inspecting centerplane connectors
CN107745167A (zh) * 2017-09-19 2018-03-02 安徽华东光电技术研究所 一种多频点的振荡器模块的制作方法
US11711898B2 (en) * 2019-03-06 2023-07-25 Google Llc Methods and systems for aligning a component

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2629358C3 (de) * 1976-06-30 1980-01-24 Elmeg-Elektro-Mechanik Gmbh, 3150 Peine Anordnung mit einer Fassung zur Aufnahme elektrischer Schaltungselemente
JPS58197B2 (ja) * 1978-11-10 1983-01-05 太陽誘電株式会社 電子部品の配列方法
JPS5821847A (ja) * 1981-07-31 1983-02-08 Nec Corp 電子部品取付用構成体の製造方法
US5354695A (en) * 1992-04-08 1994-10-11 Leedy Glenn J Membrane dielectric isolation IC fabrication
US5035098A (en) * 1988-09-20 1991-07-30 Advanced Building Technologies, Inc. Container block
JPH02207599A (ja) * 1989-02-07 1990-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品規正装置
JP2594355B2 (ja) * 1989-04-28 1997-03-26 山一電機工業株式会社 Icキャリア
US5065123A (en) * 1990-10-01 1991-11-12 Harris Corporation Waffle wall-configured conducting structure for chip isolation in millimeter wave monolithic subsystem assemblies
US5592022A (en) * 1992-05-27 1997-01-07 Chipscale, Inc. Fabricating a semiconductor with an insulative coating
US5343366A (en) * 1992-06-24 1994-08-30 International Business Machines Corporation Packages for stacked integrated circuit chip cubes
US5612512A (en) * 1992-11-11 1997-03-18 Murata Manufacturing Co., Ltd. High frequency electronic component having base substrate formed of bismaleimide-triazine resin and resistant film formed on base substrate
JP2849040B2 (ja) * 1994-05-31 1999-01-20 太陽誘電株式会社 チップ状回路部品マウント方法及び装置
US5567654A (en) * 1994-09-28 1996-10-22 International Business Machines Corporation Method and workpiece for connecting a thin layer to a monolithic electronic module's surface and associated module packaging
JPH09148784A (ja) * 1995-11-27 1997-06-06 Nec Kansai Ltd テーピング材及びテーピング処理方法
US5917708A (en) * 1997-03-24 1999-06-29 Qualcomm Incorporated EMI shield apparatus for printed wiring board
US6191933B1 (en) * 1998-01-07 2001-02-20 Tdk Corporation Ceramic capacitor
US6163459A (en) * 1997-07-25 2000-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor mounting system and semiconductor chip
US6058004A (en) * 1997-09-08 2000-05-02 Delaware Capital Formation, Inc. Unitized discrete electronic component arrays
JP3319418B2 (ja) * 1999-02-23 2002-09-03 株式会社村田製作所 高周波回路装置、アンテナ共用器及び通信機装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6183578B1 (ja) * 2017-01-24 2017-08-23 三菱電機株式会社 半導体装置
WO2018138774A1 (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 三菱電機株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1392630A (zh) 2003-01-22
KR100476130B1 (ko) 2005-03-15
US20030048625A1 (en) 2003-03-13
JP4166035B2 (ja) 2008-10-15
KR20020096976A (ko) 2002-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3855879B2 (ja) フレキシブルプリント基板の搬送用キャリアおよびフレキシブルプリント基板への電子部品実装方法
US6961994B2 (en) Method of high-speed and accurate alignment using a chip mounting device
US7797822B2 (en) Electronic component mounting method
KR100634239B1 (ko) 보강판 부착 장치 및 부착 방법
US20070006453A1 (en) Component mounting apparatus and component mounting method
US6049656A (en) Method of mounting an integrated circuit on a printed circuit board
US6686222B2 (en) Stacked semiconductor device manufacturing method
JP2003078259A (ja) 高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置
KR20010021167A (ko) 콘택터용 픽킹 및 배치 기구
JP2007311774A (ja) 異種接着テープ貼付方法およびこれを用いたボンディング方法ならびにこれらの装置
JP3948551B2 (ja) 実装方法および実装装置
JP5370903B2 (ja) 基板貼り合わせ方法
JPH10177182A (ja) 液晶パネルのpcb圧着装置
JPH11261214A (ja) 部品実装装置
JP2008211263A (ja) 高周波回路部品の実装構造、実装方法及び実装装置
JP7159626B2 (ja) 超音波接合装置および超音波接合方法
JP5626710B2 (ja) 基板貼り合わせ方法及び基板貼り合わせ装置
US11711898B2 (en) Methods and systems for aligning a component
US20240014167A1 (en) Substrate holder and bonding system
WO2001041208A1 (fr) Dispositif de montage d'une puce
JP4197334B2 (ja) 貼り合わせ装置及びその装置を用いたインクジェットヘッドの製造方法
KR100900710B1 (ko) 디스플레이 패널과 피씨비의 접착장치
JP2000036656A (ja) 薄膜ジャンパ―コネクタの基板への組み付け方法
JP4308444B2 (ja) 部品接合装置
JPH08139096A (ja) 電子部品及び電子部品の実装方法並びに電子部品の実装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees