JP2003078238A - 異方性導電体貼り付け装置および異方性導電体貼り付け方法 - Google Patents
異方性導電体貼り付け装置および異方性導電体貼り付け方法Info
- Publication number
- JP2003078238A JP2003078238A JP2001266289A JP2001266289A JP2003078238A JP 2003078238 A JP2003078238 A JP 2003078238A JP 2001266289 A JP2001266289 A JP 2001266289A JP 2001266289 A JP2001266289 A JP 2001266289A JP 2003078238 A JP2003078238 A JP 2003078238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- anisotropic conductor
- anisotropic
- conductor
- peeling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
ための特別な機構を設けることなく、しかも、異方性導
電体やテープを損傷させることなく確実な剥離動作を可
能とする。 【解決手段】 供給リール20と巻き取りリール間7に
架け渡されたテープ2のうち、少なくとも、圧着対象と
なる異方性導電体1aの存在するテープ2部分に対し、
テープ進行路に沿う方向への引っ張り力を与えることで
テープ2にテンションを与えることを可能とするととも
にそれを保持する可動クランパ32および固定クランパ
33を有し、異方性導電体1aが基板14に圧着された
のち、その圧着された異方性導電体1aからテープ2を
剥離させる際、可動クランパ32がテープ2をクランプ
して上昇することによって、テープ2に対し異方性導電
体1aのテープ進行方向先端部からその後端部に向かっ
て剥がすような引っ張り力を与えて、異方性導電体1a
からテープ2を剥離させる動作を行う。
Description
路基板等のワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け装
置および異方性導電体貼り付け方法に関する。
品を実装するに先立って、異方性導電体をワークに貼り
付ける工程が採用されており、この異方性導電体貼り付
け工程において異方性導電体貼り付け装置が用いられ
る。
テープの一方の面に異方性導電体が貼着されてなるAC
F( )テープをその進行
方向に沿って所定長さごとにカッタにより切れ目を刻
み、それぞれの切れ目間の異方性導電体を液晶パネル等
のワークの所定位置に貼り付ける機構を有した異方性導
電体貼り付け装置が知られている(特開平10−278
20号公報他参照)。
性導電体貼り付け装置を使用した際の異方性導電体張り
付け工程を概略的に示すものである。まず、図15に示
すように、ACFテープとして、異方性導電体1が一方
の面に貼着されたテープ2は、ここでは図示しない供給
リールから送りローラ3によって送られる。テープ2
は、まず、ガイドローラ4によって下方(矢印A方向)
に進行方向を変えて、次のガイドローラ5で水平方向に
進行方向が変えられ、さらに、次のガイドローラ6によ
って再び上方へ進行を方向を変え、巻取りリール7によ
って異方性導電体1が剥がされたあとのテープ2が巻き
取られる。
間には、テープ2に貼着された異方性導電体1に対し、
テープ2の進行方向に沿って所定の長さごとに切れ目を
刻むカッタ8が設けられ、その切れ目によって、異方性
導電体1は所定の長さごとに切り分けられる状態とな
る。
間には、圧着ヘッド機構9と基板支持台10が設けられ
ている。この圧着ヘッド機構9は、圧着ツール11と、
この圧着ツール11をロッド13によって往復動させる
シリンダ12とから構成されている。なお、圧着ツール
11内には、異方性導電体1を加熱するためのヒータが
設けられている。
ワークとなる基板14が載せられ、この基板14は矢印
B方向に間欠的に移動するようになっている。また、こ
の圧着ヘッド機構9の近傍には、異方性導電体剥離機構
15が設けられている。
ダ16と、このシリンダ16によって往復動可能な駆動
軸17と、この駆動軸17の先端に回動自在に取り付け
られた剥離ローラ18などによって構成されている。
れ目との間の異方性導電体(以下、それぞれの切れ目に
よって切り分けられるそれぞれの異方性導電体を1a,
1b,1c,・・・で表す)が圧着ヘッド機構9に到達
すると(図15の状態では異方性導電体1aが圧着ヘッ
ド機構9に到達した状態となっている)、圧着ヘッド機
構9のロッド13が駆動される。それによって、圧着ツ
ール11がテープ2を基板14に押圧させ、異方性導電
体1aを基板14上に圧着させる動作を行う(図16の
状態)。
ツール11は元の位置に復帰するがその復帰動作が行わ
れる直前の段階、つまり、図16の状態で異方性導電体
剥離機構15が動作を開始する。
導電体剥離機構15の駆動軸17が水平方向に駆動さ
れ、その先端に設けられた剥離ローラ18がテープ2に
当接した状態となる。このとき、異方性導電体1aは、
ヒータによる加熱により基板14側に接着された状態と
なっている。この状態で、圧着ツール11が上方に復帰
するとともに剥離ローラ18がさらに前方に進み、テー
プ2が巻取りリール7に巻取られる動作を行うことによ
って、図17に示すように、基板14に圧着された異方
性導電体1aはテープ2から剥離されて行く。
帰することで、次に圧着される異方性導電体1bが圧着
ツール11の真下に到達し、上述したような圧着動作が
繰り返される。なお、このとき、基板14も矢印B方向
に移動させられているので、上述した動作により、基板
14上に圧着された異方性導電体1aは、所定位置にま
で移動した状態となっている。この異方性導電体1aの
あとに続いて、次の異方性導電体1bが次の基板14上
に圧着される。このような圧着動作が連続的に行われ
る。
り付け装置は、圧着ヘッド機構9によって異方性導電体
1a,1b,1c,・・・を基板14に圧着させる際、
上述したように、それぞれの切れ目によって分けられた
異方性導電体を1a,1b,1c,・・・のうち、圧着
ヘッド機構9の真下に到達した異方性導電体(図15か
ら図17においては異方性導電体1a)に対し、圧着ヘ
ッド機構9のロッド13が垂直方向に駆動されることに
よって、圧着ツール11がテープ2を基板14に押圧さ
せることで、異方性導電体1aを基板14上に圧着させ
る動作を行う(図16の状態)。
図17に示されるように、ガイドローラ5とガイドロー
ラ6間のテープ2は、一定量だけたるみを持った状態、
つまり、少なくとも、図15の状態におけるガイドロー
ラ5とガイドローラ6間においては、異方性導電体1付
きテープ2はテンションが解除された状態とする必要が
ある。
移行するような圧着動作が行われる際、ロッド13が所
定の距離(圧着ツール11と基板14との間隔)だけ押
し下げられることになるためであり、それに対応できる
ように、少なくとも、図15の状態におけるガイドロー
ラ5とガイドローラ6間においては、テープ2のテンシ
ョンが解除されている。
は、異方性導電体1a,1b,1c,・・・の貼着され
たテープ2は、送りローラ3等によるわずかなテンショ
ンがかけられた状態としてある。すなわち、もし、テー
プ2に大きなテンションがかかった状態で、圧着ツール
11による押圧動作がなされると、テープ2が無理矢理
に伸ばされて、場合によっては切れてしまうこともあり
得るからである。一方、図16の直前においてテンショ
ンが無いと、テープ2が折り重なってしまう危険が生ず
るためである。
は、異方性導電体1aが基板14に圧着された状態(図
16の状態)となったあと、上述したように、異方性導
電体剥離機構15により、図17に示すように異方性導
電体1aをテープ2から剥離させる動作を行う必要があ
る。
間において、テープ2にはわずかなテンションのみが与
えられている状態となっているため、圧着ツール11が
上方に復帰しても、テープ2と異方性導電体1aは基板
14への圧着状態がそのまま保持され、仮に、その状態
で巻き取りリール7を駆動させても、テープ2の動きは
基板14上においては水平方向(矢印B方向)であり、
剥離動作が適正になされないからである。この状態に対
処するために、わずかな隙間内を水平方向に動作させる
特別な機構としての異方性導電体剥離機構15が必要と
されている。
性導電体1a,1b,1c,・・・の剥離動作は、図1
6および図17からもわかるように、異方性導電体1
a,1b,1c,・・・が圧着されたあと、往復動可能
な剥離ローラ18がテープ2を押圧しながら進むこと
で、異方性導電体1a,1b,1c,・・・からテープ
2を剥がすような機構となっている。
付け装置は、異方性導電体1a,1b,1c,・・・か
らテープ2を剥がすための異方性導電体剥離機構15と
いうものを異方性導電体貼り付け装置本体とは別に用意
し、それによって、圧着された各異方性導電体1a,1
b,1c,・・・からテープ2を剥がすような構造とな
っている。
いられる異方性導電体剥離機構15は、シリンダ16、
このシリンダ16によって往復動可能な駆動軸17、こ
の駆動軸17の先端に回動自在に取り付けられた剥離ロ
ーラ18などを有した構成となっているため、構造も複
雑であり、また、その動作も、上述したように、剥離ロ
ーラ18でテープ2を押圧して行く動作を行うので、テ
ープ2や圧着された各異方性導電体1a,1b,1c,
・・・を損傷させるおそれもあり、また、異方性導電体
剥離機構15そのものを限られた狭いスペースに設置し
なければならないといった問題もある。
上述したもの以外にも様々な機構が用いられている。た
とえば、特開平2−293721や特開平9ー5771
にも異方性導電体からテープを剥離させる方法が提案さ
れている。しかし、これらの技術は、図15から図17
で説明したものと同様に、いずれも異方性導電体剥離機
構として異方性導電体貼り付け装置本体とは別に設ける
必要があり、また、ローラを用いて異方性導電体からテ
ープを剥離させるようにしたものであるので、前述した
と同様の問題が発生する。
b,1c,・・・からテープ2を剥がす際、圧着部分に
熱が残っているため、大きな貼着力が残存し、剥がしに
くいものとなっている。このため、異方性導電体1a,
1b,1c,・・・が基板14側に転写されずに、テー
プ2に残ったまま巻き取りリール7に巻き取られていく
という問題が生じがちとなっている。
機構という特別な剥離機構を設けることなく、圧着され
た異方性導電体からテープを容易に剥離させることがで
き、しかも、その剥離動作はテープに無理な力を加えず
に、テープや圧着された異方性導電体を損傷させること
なく確実な剥離動作が可能となる異方性導電体貼り付け
装置および異方性導電体貼り付け方法を提供することを
目的とする。また、他の発明は、圧着された異方性導電
体からテープを容易に剥離させることができる異方性導
電体貼り付け装置および異方性導電体貼り付け方法を提
供することを目的とする。
め、本発明の異方性導電体貼り付け装置は、テープの一
方の面に貼着された異方性導電体をテープの進行方向に
沿って所定長さごとに切れ目を刻み、それぞれの切れ目
間の異方性導電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼
り付け装置において、異方性導電体が貼着されたテープ
を供給する供給リールおよび異方性導電体の圧着動作が
終了した後のテープを巻き取る巻き取りリールと、それ
ぞれの切れ目間に存在する異方性導電体をそれぞれの異
方性導電体ごとに上記ワークに貼り付ける圧着ヘッド機
構と、供給リールと巻き取りリール間に架け渡されたテ
ープのうち、少なくとも、圧着対象となる異方性導電体
の存在するテープ部分に対し、テープ進行路に沿う方向
への引っ張り力を与えることでテープにテンションを与
えることを可能とするとともにそれを保持するテンショ
ン付与手段と、供給リール、巻き取りリール、圧着ヘッ
ド機構、テンション付与手段の各構成要素を取り付け、
全体として上記ワーク側に移動可能とされるフレーム
と、圧着された異方性導電体からテープを剥離させる
際、テンション付与手段によりテープに対し異方性導電
体のテープ進行方向における一方の端部から他方の端部
に向かって剥がすような引っ張り力を与えて、異方性導
電体からテープを剥離させる動作を行う機構とを有した
構成としている。
ープにテンションを与えた状態で、テープに引っ張り力
を与え、それによって、圧着された異方性導電体からテ
ープを剥がすことができる。このため、従来のような異
方性導電体剥離機構という特別な剥離機構を設けること
なく確実な剥離が可能となる。また、テープはワーク上
に圧着された異方性導電体のテープ進行方向における一
方の端部から他方の端部に向かって徐々に剥がれて行く
ような動作を行うので、圧着された異方性導電体やテー
プに対し、無理な剥離力が加わることがなく、スムーズ
な剥離動作を行うことができる。これによって、圧着さ
れた異方性導電体やテープが損傷させられたりするのを
防止できる。
は、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をテー
プの進行方向に沿って所定長さごとに切れ目を刻み、そ
れぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに貼り付ける
異方性導電体貼り付け装置において、それぞれの切れ目
間に存在する異方性導電体をそれぞれの異方性導電体ご
とにワークに貼り付ける圧着ヘッド機構と、テープ進行
路に沿う方向への引っ張り力を与えることでテープにテ
ンションを与えることを可能とするとともにそれを保持
するテンション付与手段と、圧着された異方性導電体か
らテープを剥離させる際、テンション付与手段によりテ
ープに対し異方性導電体のテープ進行方向における一方
の端部から他方の端部に向かって剥がすような引っ張り
力を与えて、異方性導電体からテープを剥離させる動作
を行う機構とを有したものとしている。
ープにテンションを与えた状態で、テープに引っ張り力
を与え、それによって、圧着された異方性導電体からテ
ープを剥がすことができる。このため、従来のような異
方性導電体剥離機構という特別な剥離機構を設けること
なく確実な剥離が可能となる。また、テープはワーク上
に圧着された異方性導電体のテープ進行方向における一
方の端部から他方の端部に向かって徐々に剥がれて行く
ような動作を行うので、圧着された異方性導電体やテー
プに対し、無理な剥離力が加わることがなく、スムーズ
な剥離動作を行うことができる。これによって、圧着さ
れた異方性導電体やテープを損傷させてしまうのを防止
できる。
導電体貼り付け装置に加え、異方性導電体からテープを
剥離させる動作を行う機構は、テンション付与手段と、
このテンション付与手段の前段に位置し、異方性導電体
から剥離されたテープの進行をガイドするガイドローラ
が取り付けられたガイドローラ取り付け部材とでなり、
このガイドローラ取り付け部材は、通常時はフレームに
対して動きが規制された状態にあり、異方性導電体から
テープを剥離する動作を行う際は、その動きの規制され
た状態が解除されて往復動自在となり、テンション付与
手段がテープに対して引っ張り力を与えるとそれに応動
して一方向に動き、それによって、テープを異方性導電
体から剥離させる機構としている。
ープを剥離させる動作を行う機構は、異方性導電体貼り
付け装置として設けられている構成要素を利用して、異
方性導電体からテープを剥離させる動作を行う機構を構
成しているので、構成を複雑化することなく、安価な異
方性導電体取り付け装置とすることができる。また、従
来のように、剥離ローラやそれを駆動するシリンダやピ
ストンなど異方性導電体剥離機構としての特別な機構を
設ける必要もなくなり、小型化やコストの面で有利なも
のとなる。
テンション付与手段は、2つのクランパからなり、一方
のクランパはテープ進行方向先方側に設けられ、取り付
け位置の固定された固定クランパであり、他方のクラン
パは固定クランパのテープ進行方向後方側に設けられ、
テープ進行路上を所定量だけ往復動可能な可動クランパ
であって、それら2つのクランパはテープを進行させる
ための機能をも有し、その動作は、テープを巻き取りリ
ール方向に進行させる場合には、可動クランパがテープ
をクランプ状態とするとともに、固定クランパはクラン
プ解除状態とし、その状態で、可動クランパがテープに
対し供給リールとの間でのテンションを保持した状態
で、テープ進行方向に所定量移動することでテープを進
行させ、当該可動クランパの所定量の進行が終了した時
点で、固定クランパがテープに対し、テンションを保持
した状態で当該テープをクランプするとともに、可動ク
ランパがテープのクランプ状態を解除して元の位置に復
帰する動作を行い、テープを異方性導電体から剥離する
動作を行う際は、可動クランパがテープをクランプ状態
とするとともに、固定クランパはクランプ解除状態と
し、その状態で、可動クランパがテープに対し供給リー
ルとの間でのテンションを保持した状態で、テープ進行
方向に所定量移動する動作を行ってテープに対し引っ張
り力を与えることで、異方性導電体からテープを剥離さ
せる動作を行うようにしている。
テープの進行やテープのテンション付与が行われ、しか
も、これらのクランパによって、テープを異方性導電体
から剥離する動作をも可能としているので、複雑な動作
を簡単な機構で達成することができ、長期間安定した動
作が達成される。
性導電体貼り付け装置に加え、テープを異方性導電体か
ら剥離する動作を行う際に、圧着された異方性導電体と
テープ部分を冷却する冷却手段を設けている。
とテープ部分を冷却することができ、異方性導電体から
テープを剥離しやすくすることができる。
明は、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をテ
ープの進行方向に沿って所定長さごとに切れ目を刻み、
それぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに貼り付け
る異方性導電体貼り付け装置において、それぞれの切れ
目間に存在する異方性導電体をそれぞれの異方性導電体
ごとにワークに貼り付ける圧着ヘッド機構と、圧着ヘッ
ド機構の熱圧着によってワークに圧着された異方性導電
体およびその異方性導電体が貼り付けられたテープ部分
を冷却するための気体を送出する冷却手段とを有した構
成としている。
とテープ部分を冷却することができ、異方性導電体から
テープを剥離しやすくすることができる。また、気体の
送出によって、圧着部周辺の塵が他へ飛ばされるので、
塵が原因となる圧着不良等の品質不良が生じにくくな
る。
は、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をワー
クに貼り付ける異方性導電体貼り付け方法において、ワ
ークに貼り付ける異方性導電体をワークに対向する位置
にテープにテンションをかけながら移動させる異方性導
電体移動工程と、テンションがテープにかかった状態
で、テープ全体をワーク側に移動させるテープ全体移動
工程と、テープにテンションがかかった状態で異方性導
電体がワークに当接した後または当接と同時に異方性導
電体をワークに圧着し加熱する圧着加熱工程と、圧着加
熱工程ののちに、テープにテンションがかかった状態で
テープに対し、異方性導電体のテープ進行方向における
一方の端部から他方の端部に向かって剥がすような引っ
張り力を与えて、異方性導電体からテープを剥離させる
テープ剥離工程と有している。
いても、圧着された異方性導電体からテープを剥がす
際、テープはワーク上に圧着された異方性導電体のテー
プ進行方向における一方の端部から他方の端部に向かっ
て徐々に剥がれて行くような動作を行うので、圧着され
た異方性導電体やテープに対し、無理な剥離力が加わる
ことがなく、スムーズな剥離動作を行うことができる。
これによって、圧着された異方性導電体やテープを損傷
させたりするのを防止できる。また、この方法を採用す
ると、剥離ローラ等を有する従来の異方性導電体剥離機
構のような特別な機構が不要となり、安定かつ確実な剥
離動作が行えるものとなる。
は、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をワー
クに貼り付ける異方性導電体貼り付け方法において、ワ
ークに貼り付ける異方性導電体をワークに対向する位置
に移動させる異方性導電体移動工程と、異方性導電体を
ワークに圧着し加熱する圧着加熱工程と、圧着加熱工程
ののちに、テープにテンションがかかった状態でテープ
に対し異方性導電体のテープ進行方向における一方の端
部から他方の端部に向かって剥がすような引っ張り力を
与えて、異方性導電体からテープを剥離させるテープ剥
離工程とを有している。
いても、圧着された異方性導電体からテープを剥がす
際、テープはワーク上に圧着された異方性導電体のテー
プ進行方向における一方の端部から他方の端部に向かっ
て徐々に剥がれて行くような動作を行うので、圧着され
た異方性導電体やテープに対し、無理な剥離力が加わる
ことがなく、スムーズな剥離動作を行うことができる。
これによって、圧着された異方性導電体やテープを損傷
させたりするのを防止できる。また、この方法を採用す
ると、剥離ローラ等を有する従来の異方性導電体剥離機
構のような特別な機構が不要となり安定かつ確実な剥離
動作が行えるものとなる。
法は、テープの一方の面に貼着された異方性導電体をワ
ークに貼り付ける異方性導電体貼り付け方法において、
ワークに貼り付ける異方性導電体をワークに対向する位
置に移動させる異方性導電体移動工程と、異方性導電体
をワークに圧着し加熱する圧着加熱工程と、異方性導電
体からテープを剥離させる際に、剥離部分を気体の送出
によって冷却させならがら当該剥離を行うテープ剥離工
程とを有している。
とテープ部分を冷却することができ、異方性導電体から
テープを剥離しやすくすることができる。また、気体の
送出によって、圧着部周辺の塵が他へ飛ばされるので、
塵が原因となる圧着不良等の品質不良が生じにくくな
る。
貼り付け装置の実施の形態について図1から図14を参
照しながら説明する。なお、従来技術の説明で用いた異
方性導電体貼り付け装置(図15から図17参照)は、
テープ2の一面側に異方性導電体1が貼り付けられた2
層構造のACFテープ用の異方性導電体貼り付け装置で
あったが、この実施の形態では、異方性導電体1の他面
(テープ2とは反対側となる面)に異方性導電体1を保
護するための保護テープ2aが貼り付けられた3層構造
のACFテープにも適用可能な異方性導電体貼り付け装
置として説明する。
け装置の実施の形態を説明する構成図であり、図15か
ら図17と同一部分には同一符号が付されている。
に貼着され、保護テープ2aがその異方性導電体1の上
に貼着されたテープ2は、モータ(図示省略)によって
供給側とは反対となる方向に回動力が付与されているデ
ィスクブレーキ20a付きの供給リール20に装着され
ている。このディスクブレーキ20aは、異方性導電体
1をテープ2から剥離するためにテープ2に後述するよ
うなテンションを掛ける際、そのテープ2のテンション
によって供給リール20が回転しないようにするための
ものである。なお、ディスクブレーキ20aの代わり
に、ブレーキ付きモータを使用しても同様な効果が得ら
れる。
省略)によって巻き取り方向に回動力が付与されている
巻き取りリール7に取り付けられ、供給リール20と、
巻き取りリール7や保護テープ巻き取りリール28の間
には複数のガイドローラ(この実施の形態では、9個の
ガイドローラ21,22,23,24a,24b、25
a,25b、26,27が設けられている。なお、以下
では、これら9個のガイドローラ全体を指す場合にはガ
イドローラ21〜27と記すこともある。
テープ巻き取りリール28に取り付けられ、テープ2の
進行動作と保護テープ巻き取りリール28の巻き取り動
作に伴って、保護テープ2aはテープ2から剥がされて
行く。すなわち、保護テープ2aは、ガイドローラ22
の部分で、異方性導電体1から剥がされ、ガイドローラ
21を介して保護テープ巻き取りリール28に巻き取ら
れていく。
ガイドローラ22の直後以降)では、テープ2は保護テ
ープ2aが剥がされた状態、つまり、図15から図17
で説明したと同様の2層構造の状態となる。また、剥が
された保護テープ2aは、ガイドローラ22からガイド
ローラ21へ進む間は水平とされ、しかもこの水平の移
動経路中に保護テープ2aの有無を検出するセンサ(図
示省略)が配置されている。
ずかに方向が変えられると共に保護テープ2aが剥がさ
れて2層構造となったACFテープ(テープ2と異方性
導電体1からなる)は、図示下方向(矢印A方向)に送
られる。なお、この実施の形態の説明に用いるそれぞれ
の図(図1から図14)において、図示上下(垂直)方
向を矢印A−A’方向(矢印Aを下方向、矢印A’を上
方向)として表し、図示左右(水平)方向を矢印B−
B’方向(矢印Bを右方向、矢印B’を左方向)として
表すことにする。
られた異方性導電体1の貼着されたテープ2は、次のガ
イドローラ23で斜め下方向に進行方向が変えられる。
テープ2は、さらに、ガイドローラ24aによりガイド
されたのち、ガイドローラ24bによって水平方向(矢
印B方向)に進行方向を変え、次のガイドローラ25a
によって斜め上方向に進行を方向を変え、ガイドローラ
25bを経て、次のガイドローラ26によって上方向
(矢印A’方向)に進行方向を変えて、ガイドローラ2
7のガイドで巻取りリール7に巻き取られるようになっ
ている。なお、巻き取りリール7には、異方性導電体1
の剥がされたあとのテープ2のみが巻き取られる。
3の間には、テープ2に貼着された異方性導電体1に対
し、テープ2の進行方向に沿って所定の長さごとに切れ
目を刻むカッタ8が設けられ、このカッタ8によって刻
まれた切れ目によって、異方性導電体1は所定の長さご
とに切り分けられ、前述したように、異方性導電体1
a,1b,1c,・・・が形成される状態となる。
て分けられるそれぞれの異方性導電体間、つまり、隣り
合う異方性導電体間(たとえば、異方性導電体を1aと
異方性導電体1bとの間)には所定間隔のギャップGが
形成される。
上述のカッタ8と、互いに隣り合う異方性導電体間に所
定間隔の2本の切れ目を刻むようなカッタ8の駆動制御
を行うカッタ駆動部29と、その2本の切れ目間に存在
する余分な異方性導電体部分をテープ2から剥ぎ取る剥
ぎ取りレバー30と、その剥ぎ取りレバー30を駆動す
るための剥ぎ取りレバー駆動部31とを有している。こ
こで、剥ぎ取りレバー30、剥ぎ取りレバー駆動部31
によって剥ぎ取り手段が構成される。
25aの間の上方には、その間のテープ2に対し動作す
るように、圧着ヘッド機構9が設けられている。この圧
着ヘッド機構9は、圧着ツール11と、この圧着ツール
11をロッド13によって往復動させるシリンダ12と
から構成されている。なお、圧着ツール11内には、こ
こでは図示しないが異方性導電体1を加熱するためのヒ
ータが設けられている。この実施の形態では圧着ツール
11による加圧力は2kg/cm2とされ、ヒータによ
る温度は80℃プラスマイナス10℃とされている。
7の間には、テープ2(異方性導電体1が剥がされた後
のテープ)をクランプ可能な2つのクランパ(可動クラ
ンパ32と固定クランパ33)からなるクランパ手段が
設けられている。
するポールネジ32aにそのほぼ中央が係合し、一端側
が固定部32bに摺動可能に取り付けられ、予め設定さ
れた移動量だけ、矢印A−A’方向に往復動可能に設け
られている。一方、固定クランパ33は、可動クランパ
32の上方の所定位置に固定された状態で設けられてい
る。
3は、テープ2の送り機構としての働きを行うととも
に、供給リール20との間に存在するテープ2に対し、
進行路に沿った方向へのテンションを与えて、それを保
持する働きも行う。すなわち、この可動クランパ32と
固定クランパ33、さらに供給リール20とでテンショ
ン付与手段が構成される。
よってテープ供給方向とは反対方向にテンションがかけ
られており、一方、クランパ手段によってテープ2をそ
の位置に固定し、または、進行方向にテープ2を駆動す
ることで、供給リール20とクランパ手段との間のテー
プ2を緊張状態(テンション付与状態)で保持してい
る。この可動クランパ32と固定クランパ33の詳細な
動作についてはのちに説明する。
わち、供給リール20、保護テープ巻き取りリール2
8、カッタ8、カッタ駆動部29、剥ぎ取りレバー3
0、剥ぎ取りレバー駆動部31、圧着ヘッド機構9、巻
き取りリール7、可動クランパ32と固定クランパ3
3、ガイドローラ21〜27などはフレーム34に取り
付けられている。
ってもよいが、これらそれぞれの構成要素を幾つかのブ
ロックにわけて、それぞれのブロックごとのフレームと
して、その複数のフレームを連結して1つのフレームと
したものであってもよい。
7のうち、ガイドローラ21,22,23、24a,2
4bおよびガイドローラ26,27はフレーム34に直
接またはそれぞれのガイドローラ取り付け部材などに取
り付けられ、そのガイドローラ取り付け部材がフレーム
34に固定されている構造とされる。なお、この実施の
形態ではフレーム34に直接取り付けられた構造となっ
ている。このため、本発明では、これらのガイドローラ
21,22,23、24a,24bおよびガイドローラ
26,27の取り付け位置は固定となっている。
bは、可動なガイドローラ取り付け部材36に取り付け
られている。すなわち、ガイドローラ取り付け部材36
は、フレーム34に対して可動な状態で取り付けられて
おり、ガイドローラ25a,25bはフレーム34に対
してその位置を相対移動可能となっている。具体的に
は、ガイドローラ取り付け部材36は、フレーム34に
対し、ガイドレール36aに沿って図示の上下方向(矢
印A−A’方向)に往復動可能に取り付けられている。
ただし、剥離動作を行わない通常時は、ガイドローラ取
り付け部材制御部37によって下方向(矢印A方向)に
押圧された状態で保持されていて、ガイドローラ25a
がガイドローラ24bと同一平面上に位置する状態とな
っている。
部37によるガイドローラ取り付け部材36に対する下
方向(矢印A方向)への押圧は、ガイドローラ取り付け
部材36に対し所定の空気圧を与えることにによって行
う。剥離動作を行わない通常時は、ガイドローラ取り付
け部材36に対し、所定の空気圧が与えられており、ガ
イドローラ25aがガイドローラ24bと同一平面上に
位置するような位置に保持されたまま、その動きが規制
された状態となっている。
ちに説明する)、ガイドローラ取り付け部材制御部37
は、ガイドローラ取り付け部材36への押圧力を解除す
ることができ、それによって、ガイドローラ取り付け部
材36は上下方向(矢印A−A’方向)の動きが自由な
状態となる。
部37がガイドローラ取り付け部材36に対する押圧力
を解除するのは、各異方性導電体1a,1b,1c,・
・・が基板14に圧着動作されたあと、その圧着された
異方性導電体からテープ2を剥がす動作を行うときであ
るが、その動作についてはのちに説明する。
ルネジ等からなるフレーム駆動手段であるフレーム駆動
装置35によって図示上下方向(矢印A−A’方向)に
下降/上昇動作可能となっている。このフレーム34が
下降動作することによって、圧着対象となる異方性導電
体1a,1b,1c,・・・(圧着ツール11の真下に
存在する異方性導電体)を押し下げる動作を行うように
なっている。この動作についてはのちに説明する。
に対向する位置には、基板支持台10が設けられ、この
基板支持台10には液晶パネルなどのワークとなる基板
14が載せられる。この基板支持台10上の基板14
は、図示水平方向(矢印B方向)に間欠的に移動するよ
うになっている。基板14は、ガラス、セラミックス等
の材質からなる硬質部材とされる場合が多いが、この実
施の形態では柔軟性のあるフィルム部材とされている。
このフィルム状の基板14は、上方から基板押さえ(図
示省略)によって押さえられると共に、基板支持台10
内に設けられる真空吸着手段による真空吸着によって基
板支持台10上に載置される。
方には、異方性導電体1a,1b,1c,・・・からテ
ープ2を剥がす動作を行う際に、圧着された各異方性導
電体1a,1b,1c,・・・とテープ2の部分に対し
冷却を行う剥離冷却装置38が設けられる。この剥離冷
却装置38は、先端のノズル38aから空気が吹き出す
送風機であり、吹き出された空気によって、圧着された
異方性導電体1a,1b,1c,・・・とその部分のテ
ープ2を冷却する。
状の圧着端部11aが形成され、この圧着端部11aが
その真下に位置する異方性導電体1a,1b,1c,・
・・をテープ2側から押圧することによって、異方性導
電体1a,1b,1c,・・・を基板14上に圧着させ
るようになっている。圧着端部11aとその根元は、全
体として略T字状の構成をしており、圧着ツール11
は、図1における最下方に圧着端部11aを有するこの
略T字状部分を有し、その上方にヒータを有するヒータ
部が配置され、さらに上方に断熱部が配置され、この断
熱部の上方に冷却用のエアを循環させる冷却部が配置さ
れる4層構成となっている。断熱部の領域に加熱防止の
ためのサーモスイッチが配置されている。
の基板14上への圧着は、圧着ツール11の圧着端部1
1aがここでは図示しないヒータの熱を異方性導電体1
a,1b,1c,・・・に伝え、その熱によって粘性を
持った物質が溶融することで基板14への圧着が行われ
る。このとき、溶融した粘性を持った物質が圧着端部1
1aの両側面(テープ2の進行方向に対しての左右両側
面)側にはみ出る傾向にあり、その粘性を持った物質が
圧着端部11aに付着するのを防止するために、圧着端
部11aに保護カバー11bが装着されている。
持った物質やテープ2に対する剥離性のよいシリコン系
やテフロン(登録商標)系などの材質でなり、その形状
は図2に示すように圧着端部11aの両側面と下端面を
一体的に覆うことのできるよう形状をなしている。な
お、図2は、図1における圧着ツール11をテープ2の
進行方向の前方方向から見た図であり、わかりやすくす
るために、圧着ツール11と圧着端部11a部分と基板
14など説明上必要な構成のみについてを示し、それ以
外の部品の図示は省略されている。
し、弾性部材でなるコの字形状をした保護カバー固定用
ピン11cによって固定されている。このような保護カ
バー11bを圧着端部11aに設けることによって、異
方性導電体1a,1b,1c,・・・の圧着動作を行っ
たときに、粘性を有した物質が圧着ツール11の両側面
部分にはみ出たとしても、圧着端部11aに直接付着す
ることはなく、また、保護カバー11bに触れたとして
も、その材質がシリコン系やテフロン系であるので、保
護カバー11bに付着して取れなくなるという不具合は
なくなる。
の異方性導電体貼り付け装置の動作について説明する。
なお、この動作の説明と共に異方性導電体貼り付け方法
を併せて説明することとする。
造(テープ2とその一方の面に貼着された異方性導電体
1とこの異方性導電体1の上に貼着された保護テープ2
aからなる)のACFテープは、進行するに伴って、そ
の保護テープ2aが保護テープ巻き取りリール28に巻
き取られて行き、ガイドローラ22の直後からは保護テ
ープ2aが剥がされたテープ2と異方性導電体1からな
る2層構造のACFテープとなる。
イドローラ22によって矢印A方向に進行し、カッタ8
によって異方性導電体1に切れ目を入れる工程が行われ
る。前述したように、この実施の形態では、まず、異方
性導電体1に対して、カッタ駆動部29により所定間隔
の2本の切れ目(この2本の切れ目間をスパンカット部
SCと呼ぶ)を刻むようなカッタ駆動制御を行う。すな
わち、カッタ8をB方向に移動させ切れ目をつくり、そ
の後カッタ8をB’方向に戻し、次にテープ2をわずか
に進行させ停止させる。その後、再度カッタ8をB方向
に移動させ2つ目の切れ目をつくり、カッタ8をB’方
向に移動させ戻す。このようにして2本の切れ目を短い
間隔で設ける。
て剥ぎ取りレバー30を駆動させることによって、その
スパンカット部SCに存在する余分な異方性導電体部分
をテープ2から剥ぎ取ることで、当該テープ2上でそれ
ぞれ隣り合う異方性導電体間にそれぞれギャップGを形
成する工程が行われる。この剥ぎ取り工程では、剥ぎ取
りレバー30をA方向に移動させ、その先端を1本目の
切れ目に入れ、かき上げるような動作をさせることで、
スパンカット部SCをテープ2から剥ぎ取る。なお、こ
の剥ぎ取り工程では、スパンカット部SCに貼着テープ
を押し当ててスパンカット部SCの異方性導電体部分を
貼着テープに貼りつかせて剥ぎ取る方法を採用しても良
い。
バー駆動部31の動作を、テープ2の進行動作にしたが
って行うことにより、異方性導電体1の貼着されたテー
プ2は、図3のような状態となる。すなわち、テープ2
上の異方性導電体1は、所定の長さごとの異方性導電体
1a,1b,1c,・・・に分けられ、しかも、それぞ
れ隣接する異方性導電体間(異方性導電体1aと異方性
導電体1bの間、異方性導電体1bと異方性導電体1c
の間など)には、スパンカット部分SCにほぼ相当する
1〜2mm程度のギャップGが形成された状態となる。
ープ2は、図1において、ガイドローラ23,24a,
24bを経て圧着ツール11部分に送られて行き、それ
ぞれの異方性導電体1a,1b,1c,・・・が、順
次、各基板14に圧着される動作が行われる。なお、こ
の図1および以降の説明で用いる図4から図14では、
各異方性導電体1a,1b,1c,・・・中の代表例と
して異方性導電体1aの圧着動作と、圧着された異方性
導電体1aからテープ2を剥離する動作について示す。
以下、この異方性導電体1aの圧着動作と、圧着された
異方性導電体1aからテープ2を剥離する動作を可動ク
ランパ32と固定クランパ33の動作とともに説明す
る。
に存在する位置に到達し、まだ、圧着ツール11が圧着
動作を行う前の状態(図1に示す状態)においては、可
動クランパ32は、テープ2のクランプを解除している
状態、固定クランパ33は、テープ2をクランプしてい
る状態となっている。なお、図1および図4から図13
に示されている可動クランパ32と固定クランパ33に
おいて、可動クランパ32のクランプ部32cと固定ク
ランパのクランプ部33cは、図示左方向(矢印B’方
向)に動いてテープ2に当接することによってテープ2
をクランプするようになっている。
32のクランプ部32cがテープ2のクランプを解除し
た状態、固定クランパ33がテープ2をクランプした状
態であり、テープ2は固定クランパ33と供給リール2
0との間で、その進行路に沿った方向にテンションがか
けられた状態である。したがって、当然のことながら、
圧着対象となる異方性導電体1aは同様にテンションが
かけられている状態となっている。これは、供給リール
20がモータによって供給方向とは反対方向に回動力が
常時付与されているためである。
ル11の真下に存在する位置に到達し、まだ、圧着ツー
ル11が圧着動作を行う前の状態においては、供給リー
ル20から固定クランプ33までの間のテープ2は、テ
ンションがかけられた状態となっているため、圧着対象
となる異方性導電体1aもテンションがかけられた状態
で圧着ツール11の真下に存在する。
作は、まず、フレーム駆動装置35の駆動により、フレ
ーム34が矢印A方向に下降動作することによって、異
方性導電体1aが基板14の所定位置に押し当てられ
(図4参照)、そのあと、または同時に、圧着ツール1
1が押圧動作することで行われる(図5参照)。つま
り、フレーム34が下降動作するということは、このフ
レーム34に取り付けられている全ての構成要素がフレ
ーム34とともに下降動作するということであり、それ
によって、異方性導電体1aは基板14の所定位置に押
し当てられることになる。
によって、異方性導電体1aが基板14の所定位置に押
し当てられた状態を示すものである。このように、フレ
ーム34そのものが下降動作を行うことで、圧着対象と
なる異方性導電体1aはテンションをかけられた状態の
まま基板14に押し当てられるので、基板14上への圧
着位置にずれが生じることなく高い圧着位置精度を得る
ことができる。
ム34の下降動作により、異方性導電体1aが基板14
の所定位置に押し当てられた状態において、圧着ツール
11が下降動作し、異方性導電体1aを基板14上に押
圧するとともに熱を加えることで、異方性導電体1aは
基板14の所定位置に圧着される(図5参照)。
行われる際、その後に続く異方性導電体1bは、異方性
導電体1aとの間でギャップGが存在しているため、異
方性導電体1aに加えられる熱の影響を受けにくくする
ことができる。
14上への圧着動作が終わると、圧着ルール11が上昇
する(図6参照)。その後または同時に、フレーム34
がフレーム駆動装置35の駆動によって、異方性導電体
1aの貼着面に対して垂直方向となる上方(矢印A’方
向)に移動し、圧着動作前の状態に復帰する(図7参
照)が、このようなフレーム34の上方への移動の前工
程として、基板14上に圧着された異方性導電体1aか
らテープ2を剥がす工程(異方性導電体剥離工程)が行
われる。なお、この図7の状態においても、可動クラン
パ32のクランプ部32cは、テープ2のクランプを解
除した状態を保持し、固定クランパ33のクランプ部3
3cは、テープ2をクランプした状態を保持している。
て図8〜図13を用いて説明する。なお、図8〜図13
は、図1の破線wで囲まれた部分を取り出して示すもの
である。
ム34の下降動作により、異方性導電体1aが基板14
の所定位置に押し当てられ、その後、圧着ツール11が
下降動作し、異方性導電体1aを基板14上に押圧する
とともに熱を加えることで、異方性導電体1aが基板1
4の所定位置に圧着された状態である。
ンプ部32cは、テープ2のクランプを解除した状態、
固定クランパ33のクランプ部33cは、テープ2をク
ランプした状態となっている。この状態で異方性導電体
1aからテープ2の剥離動作を行うが、このとき、ガイ
ドローラ取り付け部材36は、ガイドローラ取り付け部
材制御部37の制御によって、下方向(矢印A方向)へ
の押圧力は解除された状態となり、矢印A−A’方向へ
の動きが自由な状態となる。
を開始する。この圧着ツール11の上昇した状態を図9
に示す(全体的な構成図としては図6参照)。また、こ
のとき、剥離冷却装置38が動作を開始し、圧着された
異方性導電体1aとテープ2部分に送風が行われ、異方
性導電体1aとテープ2部分を冷却する。このように、
剥離動作を行う際、異方性導電体1aとテープ2部分を
冷却するのは、熱による圧着を行った後、常温にまで温
度を下げないと剥離しにくいためである。
ランパ32のクランプ部32cがテープ2をクランプ
し、固定クランパ33のクランプ部33cがテープ2の
クランプを解除した状態となる(図10参照)。なお、
この図10の状態においては、テープ2は可動クランパ
32と供給リール20間でテンションがかけられた状態
となっている。また、供給リール20のディスクブレー
キ20aが動作し、供給リール20の回転を完全に阻止
した状態となっている。
矢印A’方向に予め決められた一定量上昇する。する
と、テープ2もそれに伴って矢印A’方向に引っ張られ
る。このように、テープ2が矢印A’方向に引っ張られ
ると、その引っ張り力をガイドローラ取り付け部材36
が受けて、矢印A’方向に上昇する。このように、テー
プ2が矢印A’方向に引っ張られると、それに伴って、
ガイドローラ取り付け部材36がガイドレール36aに
沿って上方に動く。このようなテープ2とガイドローラ
取り付け部材36の動作によって、圧着された異方性導
電体1aからテープ2が徐々に剥離されて行き、図11
に示すような状態となる。
は、前述したように、通常時は空気圧などによって、矢
印A方向に押圧力が与えられていて、ガイドローラ25
aがガイドローラ24bと同一平面上となるような位置
でその動きが規制されている。しかし、剥離動作を行う
際は、その押圧力が解除された状態となるため、ガイド
ローラ取り付け部材36は、上下方向(矢印A−A’方
向)の動きが自由な状態となる。
り詳細に示したものが図14である。この図14は、異
方性導電体1aの圧着動作終了後、圧着ツール11が上
昇する一方、ディスクブレーキ20aが動作し供給リー
ル20の回転を阻止した後、可動クランパ32のクラン
プ部32cがテープ2をクランプして矢印A’方向に上
昇することによって、異方性導電体1aからテープ2が
剥がれて行く様子を示すものである。なお、この図14
は、図8〜図13をさらに簡略化して示すもので、異方
性導電体1aからテープ2が剥がれて行く様子を説明す
る上で特に必要のない部分の図示は省略している。
り、この状態から、可動クランパ32がテープ2をクラ
ンプした状態で上昇すると、テープ2に上方向(矢印
A’方向)の引っ張り力が働く。このとき、ガイドロー
ラ取り付け部材36は、上下方向の動きが自由となって
いるので、テープ2は矢印矢印A’方向に引っ張られな
がらガイドローラ24bを支点にして回動するような動
作を行う。このため、図14(B)に示すように、基板
14上に圧着された異方性導電体1aのテープ進行方向
先端部Ts(図示右方向端部)からテープ進行方向後端
部Te(図示左方向端部)に向かってテープ2が異方性
導電体1aから徐々に剥がれて行くような動作を行う。
プ2をクランプした状態で上昇すると、それに応動して
ガイドローラ取り付け部材36もさらに上昇し、図14
(C)に示すように、異方性導電体1aからテープ2が
完全に剥がされた状態となる。
1aからテープ2が剥がされると、図12に示すよう
に、フレーム34がフレーム駆動装置35の駆動によっ
て、異方性導電体1aの貼着面に対して垂直方向となる
上方(矢印A’方向)に上昇する。なお、この図12の
状態においても、可動クランパ32のクランプ部32c
がテープ2をクランプし、固定クランパ33のクランプ
部33cがクランプを解除した状態を保持した状態が保
たれれている。
ったら、今度は、図13に示すように、固定クランパ3
3のクランプ部33cがテープ2をクランプする状態と
なるとともに、可動クランパ32のクランプ部32cが
テープ2のクランプを解除する。この後、可動クランパ
32は下降すると共にディスクブレーキ20aの動作が
解除され、供給リール20は、テープ2に供給方向への
力が加わるとテンションを維持しつつテープ2の供給が
可能となる。
解除と同時に、ガイドローラ取り付け部材36がガイド
ローラ取り付け部材制御部37によって押圧制御され、
もとの状態(ガイドローラ25aがガイドローラ24b
と同一平面上となる位置)に復帰する。この復帰によっ
てテープ2はわずかに進行するが、次の異方性導電体1
bが圧着ツール11の真下までくることはない。この図
13の状態の全体的な構成図を示したものが図7であ
る。
後、テープ2を固定クランパ33でクランプせずに、巻
き取りローラ7によるテンションで進行方向にテンショ
ンをかけつつガイドローラ取り付け部材36を下降さ
せ、下降した時点で固定クランパ33によってテープ2
をクランプするようにしても良い。
2をクランプしている状態で、可動クランプ32が上昇
する動作を行うことによって、圧着された異方性導電体
1aからテープ2を剥がすことができる。
ガイドローラ24bを支点にして引っ張られながら回動
するような動作を行うので、基板14上に圧着された異
方性導電体1aのテープ進行方向先端部Tsからテープ
進行方向後端部Te側に向かって徐々に剥がれて行くよ
うな動作を行うこととなる(図14参照)。この結果、
圧着された異方性導電体1aに対し、無理な剥離力が加
わることがなく、スムーズな剥離動作を行うことができ
る。これによって、圧着された異方性導電体1aやテー
プ2を損傷させたりするのを防止できる。
れを駆動するシリンダ16やピストンなど異方性導電体
剥離機構としての特別な機構を設ける必要もなくなり、
また設置スペースなどを確保する必要も特にない。
上への圧着動作が終わって、異方性導電体1aからテー
プ2を剥離する動作が終了すると(図7の状態)、この
図7の状態から、今度は、可動クランパ32のクランプ
部32cがテープ2をクランプし、固定クランパ33の
クランプ部33cがテープ2のクランプを解除する。
がテープ2をクランプした状態で矢印A’方向に決めら
れた移動量だけ移動する。この移動量は、異方性導電体
1aのあとに続く異方性導電体1bを適正な圧着位置
(圧着ツール11の真下)に移動させるに必要な距離で
ある。
着動作が終了すると、可動クランパ32がテープ2をク
ランプした状態で所定量だけ引っ張り上げることによっ
て、次の異方性導電体1bを圧着ツール11の真下に位
置させるという動作を行う。なお、このとき、可動クラ
ンパ32が矢印A’方向に所定量移動することによっ
て、テープ2が可動クランパ32の移動量の分だけ、ガ
イドローラ27側に進行するが、そのテープ2は巻き取
りリール7によって巻き取られる。
移動し終わると、固定クランパ33がテープ2をクラン
プする。一方、可動クランパ32は、テープ2のクラン
プを解除し、下方(矢印A方向)に移動して、もとの位
置に復帰する。この状態においては、前述したように、
供給リール20から固定クランプ33までの間のテープ
2は、テンションがかけられた状態となっているため、
圧着対象となる異方性導電体1bもテンションがかけら
れた状態で圧着ツール11の真下に存在する。
して圧着させたときと同様の動作を行うことで、異方性
導電体1bに関しても次の基板14に対して圧着動作を
行い、さらに、その圧着された異方性導電体1bからテ
ープ2を剥離させる動作も上述した異方性導電体1aの
場合と同様に行うことができる。なお、このとき、基板
14も所定量だけ矢印B方向に移動した状態となってお
り、圧着対象となる異方性導電体1bが次の基板14の
圧着位置に対向するようになる。
は、圧着ツール11によって異方性導電体1aを基板1
4上に圧着させたあと、その異方性導電体1aからテー
プ2を剥離させる動作は、可動クランプ32がテープ2
をクランプしている状態で、可動クランプ32が上昇す
る動作を行うだけで、圧着された異方性導電体1aから
テープ2を剥がすことができる。
ガイドローラ24bを支点にして引っ張られながら回動
するような動作を行うので、基板14上に圧着された異
方性導電体1aのテープ進行方向先端部Tsからテープ
進行方向後端部Teに向かって徐々に剥がれて行くよう
な動作を行うこととなり、圧着された異方性導電体1a
に対し、無理な剥離力が加わることがなく、スムーズな
剥離動作を行うことができる。
置38から冷却用の空気がテープ2と圧着された異方性
導電体1aとの剥離部分に当たるようにかつ食い込んで
いくように送出されるため、剥離部分の冷却効率が良い
ものとなると共に、剥離がスムーズなものとなる。ま
た、気体の送出によって、圧着部周辺の塵が他へ飛ばさ
れるので、塵が原因となる圧着不良等の品質不良が生じ
にくくなる。
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。たとえば、前述の実施の形態では、
送風による冷却を行う剥離冷却装置38はテープ2の進
行方向前方側に設ける例を示したが、テープ2の上方に
設けたり、テープ2の進行方向後方側に設けたりしても
良い。また、テープ2の進行方向前方側と進行方向後方
側の2ヶ所に設けたり、テープ2の進行方向前方側とテ
ープ2の上方の2ヶ所に設けたり、テープ2の進行方向
前方と後方の2ヶ所に加え、テープ2の上方の計3ヶ所
に剥離冷却装置38を設けるようにしても良い。このよ
うに、剥離冷却装置38の設置位置は、テープ2の進行
方向前方側に限られるものではなく、要は、圧着された
異方性導電体1aとテープ2に空気等の冷却気体を送風
可能な位置であればよく、また個数も2つ以上としても
良い。
吹きつける剥離冷却装置38以外に、窒素ガスを吹きつ
けたり、圧着ツール11を上昇させた後に冷却された冷
却ツールをテープ2に接触させるようにしても良い。ま
た、吹きつける空気としては、室温(15〜25℃)程
度の温度のものとしているが、30〜50℃程度のもの
でも冷却効果を有する。なお、冷却効率を高めたいとき
には、室温以下に冷却された空気を吹きつけるのが好ま
しい。
フレーム34にすべての他の機構を取り付けているが、
従来のように、上下動するものを圧着ツール11のみと
し、この圧着ツール11の上下動とは別にガイドローラ
取り付け部材36をクランパ手段の動作に連動させて上
下動させるようにしても良い。このようにすると、異方
性導電体1の基板14に対する位置精度は向上しない
が、剥離のスムーズさ、特別な機構が不要となる等の効
果は有するものとなる。
11やフレーム34を上下方向に移動させる例を示した
が、上下方向に移動しているテープ2に対しフレーム3
4と圧着ツール11を左右方向に移動させて異方性導電
体を基板14に圧着させるようにしても良い。また、供
給リール20、巻き取りリール7および保護テープ巻き
取りリール28を上下動不能な固定部に取り付け、フレ
ーム34の上下動によってテープ2がわずかに巻き取ら
れたり巻き戻されたりするようにしても良い。
4を下降させ(=テープ2全体を下降させ)、テープ2
に貼着している異方性導電体1a,1b,1c,・・・
を基板14に当接させてから圧着ツール11を下降させ
ているが、異方性導電体1a,1b,1c,・・・を基
板14に当接させず、わずかな隙間を有している状態ま
で下降させ、その状態において圧着ツール11を下降さ
せ、この圧着11によって異方性導電体1a,1b,1
c,・・・と基板14との当接、圧着を行わせるように
しても良い。また、フレーム34の下降と同時に圧着ツ
ール11も独自に下降させ、フレーム34の下降の終了
と同時に圧着ツール11がテープ2に当接し圧着を開始
するようにしても良い。
0の近傍に配置し、ガイドローラ取り付け部材36をガ
イドローラ24a,24b部分に設け、異方性導電体1
a,1b,1c,・・・からテープ2を剥がす際、テー
プ2の進行方向とは反対側から剥がすようにしても良
い。
異方性導電体1a,1b,1c,・・・から剥離させた
後にフレーム34を上昇させているが、基板14に圧着
された異方性導電体1a,1b,1c,・・・からテー
プ2の一部が剥離し始めた状態のときにフレーム34の
上昇を開始させるようにしても良い。
ACFテープを用いた場合について説明したが、2層構
造のACFテープにも適用できることは勿論である。ま
た、上述の実施の形態では、液晶パネル面などのワーク
に異方性導電体を貼り付ける例を示したが、ワークとし
ては通常の回路基板やフレキシブル基板等の基板とした
り、テープ状のものとしてもよい。さらに、異方性導電
体の代わりに等方性導電体を採用してもよい。
テープはワーク上に圧着された異方性導電体のテープ進
行方向における一方の端部から他方の端部に向かって徐
々に剥がれて行くような動作を行うので、圧着された異
方性導電体やテープに対し、無理な剥離力を与えること
がなく、スムーズな剥離動作を行うことができる。これ
によって、圧着された異方性導電体やテープを損傷させ
たりするのを防止できる。また、テンション付与手段を
うまく利用することで剥離動作を行わせているので従来
のように、剥離ローラやそれを駆動するシリンダやピス
トンなど異方性導電体剥離機構としての特別な機構を設
ける必要もなくなり、小型化やコストの面で有利なもの
となる。
方性導電体とテープ部分を冷却することができ、異方性
導電体からテープを剥離しやすくすることができる。
置の概略的な構成図である。
れている圧着ツールと圧着端部の部分をテープ進行方向
前方側から見た図である。
する異方性導電体付きテープの様子を示す図で、それぞ
れ隣り合う異方性導電体間にそれぞれギャップを形成す
る工程が行われたあとの状態を示す図である。
て、フレームが下降動作することによって圧着対象とな
る異方性導電体がワーク(基板)上に押し当てられた状
態を示す図である。
電体をワーク(基板)に対して圧着している状態を示す
図である。
電体の圧着状態を解除した状態を示す図である。
図である。
て、圧着された異方性導電体からテープを剥離させる動
作を説明するために要部を取り出して示す図であり、異
方性導電体の圧着が終わった状態を示す図である。
を示す図である。
をクランプし、固定クランプがテープのクランプを解除
した状態を示す図である。
向に上昇し、それに応動してガイドローラ取り付け部材
も矢印A’方向に上昇した状態を示す図(異方性導電体
からテープが剥離された状態を示す図)である。
方向に上昇した状態を示す図である。
プをクランプし、可動クランプがテープのクランプを解
除するとともに、可動クランプがもとの位置に復帰し、
さらに、ガイドローラ取り付け部材がもとの位置に復帰
した状態を示す図である。
説明する図であり、(A)は図10と同じ状態を示す図
で、(B)は(A)の状態において異方性導電体からテ
ープが剥がれつつある状態を示す図で、(C)は図11
と同じ状態を示す図である。
方性導電体貼り付け手順を説明する図であり、テープ上
のある1区間の異方性導電体が圧着ツール上に到達した
様子を示す図である。
方性導電体貼り付け手順を説明する図であり、テープ上
のある1区間の異方性導電体に対し圧着ツールによる圧
着動作を示す図である。
方性導電体貼り付け手順を説明する図であり、圧着動作
後、圧着された異方性導電体をテープから剥がす動作を
説明する図である。
27 ガイドローラ 28 保護テープ巻き取りリール 29 カッタ駆動部(ギャップ形成手段の一部) 30 剥ぎ取りレバー(ギャップ形成手段の一部、剥ぎ
取り手段の一部) 31 剥ぎ取りレバー駆動部(ギャップ形成手段の一
部、剥ぎ取り手段の一部) 32 可動クランパ(クランパ手段の一部) 32c 可動クランパ32のクランプ部 33 固定クランパ(クランパ手段の一部) 33c 固定クランパ33のクランプ部 34 フレーム 35 フレーム駆動装置(フレーム駆動手段) 36 ガイドローラ取り付け部材 37 ガイドローラ取り付け部材制御部 38 剥離冷却装置 40 ギャップ形成手段
Claims (9)
- 【請求項1】 テープの一方の面に貼着された異方性導
電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとに切れ目
を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに
貼り付ける異方性導電体貼り付け装置において、 上記異方性導電体が貼着されたテープを供給する供給リ
ールおよび異方性導電体の圧着動作が終了した後のテー
プを巻き取る巻き取りリールと、 上記それぞれの切れ目間に存在する異方性導電体をそれ
ぞれの異方性導電体ごとに上記ワークに貼り付ける圧着
ヘッド機構と、 上記供給リールと巻き取りリール間に架け渡されたテー
プのうち、少なくとも、圧着対象となる異方性導電体の
存在するテープ部分に対し、テープ進行路に沿う方向へ
の引っ張り力を与えることでテープにテンションを与え
ることを可能とするとともにそれを保持するテンション
付与手段と、 上記供給リール、上記巻き取りリール、上記圧着ヘッド
機構、上記テンション付与手段の各構成要素を取り付
け、全体として上記ワーク側に移動可能とされるフレー
ムと、 圧着された異方性導電体から上記テープを剥離させる
際、上記テンション付与手段によりテープに対し上記異
方性導電体のテープ進行方向における一方の端部から他
方の端部に向かって剥がすような引っ張り力を与えて、
上記異方性導電体から上記テープを剥離させる動作を行
う機構と、 を有したことを特徴とする異方性導電体貼り付け装置。 - 【請求項2】 テープの一方の面に貼着された異方性導
電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとに切れ目
を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに
貼り付ける異方性導電体貼り付け装置において、 上記それぞれの切れ目間に存在する異方性導電体をそれ
ぞれの異方性導電体ごとに上記ワークに貼り付ける圧着
ヘッド機構と、 テープ進行路に沿う方向への引っ張り力を与えることで
テープにテンションを与えることを可能とするとともに
それを保持するテンション付与手段と、 圧着された異方性導電体から上記テープを剥離させる
際、上記テンション付与手段によりテープに対し上記異
方性導電体のテープ進行方向における一方の端部から他
方の端部に向かって剥がすような引っ張り力を与えて、
上記異方性導電体から上記テープを剥離させる動作を行
う機構と、 を有したことを特徴とする異方性導電体貼り付け装置。 - 【請求項3】 前記異方性導電体から前記テープを剥離
させる動作を行う機構は、前記テンション付与手段と、
このテンション付与手段の前段に位置し前記異方性導電
体から剥離されたテープの進行をガイドするガイドロー
ラが取り付けられたガイドローラ取り付け部材とでな
り、このガイドローラ取り付け部材は、通常時は前記フ
レームに対して動きが規制された状態にあり、テープを
異方性導電体から剥離する動作を行う際は、その動きの
規制された状態が解除されて往復動自在となり、前記テ
ンション付与手段がテープに対して引っ張り力を与える
とそれに応動して一方向に動き、それによって、前記異
方性導電体から前記テープを剥離させる機構であること
を特徴とする請求項1または2記載の異方性導電体貼り
付け装置。 - 【請求項4】 前記テンション付与手段は、2つのクラ
ンパからなり、一方のクランパはテープ進行方向先方側
に設けられ、取り付け位置の固定された固定クランパで
あり、他方のクランパは上記固定クランパのテープ進行
方向後方側に設けられ、上記テープ進行路上を所定量だ
け往復動可能な可動クランパであって、これら2つのク
ランパはテープを進行させるための機能をも有し、その
動作は、 前記テープを巻き取りリール方向に進行させる場合に
は、上記可動クランパが前記テープをクランプ状態とす
るとともに、固定クランパはクランプ解除状態とし、そ
の状態で、上記可動クランパが前記テープに対し前記供
給リールとの間でのテンションを保持した状態で、テー
プ進行方向に所定量移動することで当該テープを進行さ
せ、当該可動クランパの所定量の進行が終了した時点
で、上記固定クランパが上記テープに対しテンションを
保持した状態で当該テープをクランプするとともに、上
記可動クランパがテープのクランプ状態を解除して元の
位置に復帰する動作を行い、 前記異方性導電体からテープを剥離する動作を行う際
は、上記可動クランパが前記テープをクランプ状態とす
るとともに、固定クランパはクランプ解除状態とし、そ
の状態で、上記可動クランパが前記テープに対し前記供
給リールとの間でのテンションを保持した状態で、テー
プ進行方向に所定量移動する動作を行って前記テープに
対し引っ張り力を与えることで、前記異方性導電体から
前記テープを剥離させる動作を行う、 ことを特徴とする請求項1、2または3記載の異方性導
電体貼り付け装置。 - 【請求項5】 前記テープを異方性導電体から剥離する
動作を行う際に、圧着された異方性導電体とテープ部分
を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする請求項
1、2、3または4記載の異方性導電体貼り付け装置。 - 【請求項6】 テープの一方の面に貼着された異方性導
電体をテープの進行方向に沿って所定長さごとに切れ目
を刻み、それぞれの切れ目間の異方性導電体をワークに
貼り付ける異方性導電体貼り付け装置において、 上記それぞれの切れ目間に存在する異方性導電体をそれ
ぞれの異方性導電体ごとに上記ワークに貼り付ける圧着
ヘッド機構と、 上記圧着ヘッド機構の熱圧着によって上記ワークに圧着
された異方性導電体およびその異方性導電体が貼り付け
られたテープ部分を冷却するための気体を送出する冷却
手段と、 を有したことを特徴とする異方性導電体貼り付け装置。 - 【請求項7】 テープの一方の面に貼着された異方性導
電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け方法に
おいて、 上記ワークに貼り付ける異方性導電体を上記ワークに対
向する位置に上記テープにテンションをかけながら移動
させる異方性導電体移動工程と、 テンションがテープにかかった状態で、テープ全体を上
記ワーク側に移動させるテープ全体移動工程と、 上記テープにテンションがかかった状態で上記異方性導
電体が上記ワークに当接した後または当接と同時に上記
異方性導電体を上記ワークに圧着し加熱する圧着加熱工
程と、 上記圧着加熱工程ののちに、上記テープにテンションが
かかった状態でテープに対し上記異方性導電体のテープ
進行方向における一方の端部から他方の端部に向かって
剥がすような引っ張り力を与えて、上記異方性導電体か
ら上記テープを剥離させるテープ剥離工程と、 を有することを特徴とする異方性導電体貼り付け方法。 - 【請求項8】 テープの一方の面に貼着された異方性導
電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け方法に
おいて、 上記ワークに貼り付ける異方性導電体を上記ワークと対
向する位置に移動させる異方性導電体移動工程と、 上記異方性導電体を上記ワークに圧着し加熱する圧着加
熱工程と、 上記圧着加熱工程ののちに、上記テープにテンションが
かかった状態でテープに対し上記異方性導電体のテープ
進行方向における一方の端部から他方の端部に向かって
剥がすような引っ張り力を与えて、上記異方性導電体か
ら上記テープを剥離させるテープ剥離工程と、 を有することを特徴とする異方性導電体貼り付け方法。 - 【請求項9】 テープの一方の面に貼着された異方性導
電体をワークに貼り付ける異方性導電体貼り付け方法に
おいて、 上記ワークに貼り付ける異方性導電体を上記ワークに対
向する位置に移動させる異方性導電体移動工程と、 上記異方性導電体を上記ワークに圧着し加熱する圧着加
熱工程と、 上記異方性導電体から上記テープを剥離させる際に、剥
離部分を気体の送出によって冷却させならがら当該剥離
を行うテープ剥離工程と、 を有することを特徴とする異方性導電体貼り付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266289A JP2003078238A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 異方性導電体貼り付け装置および異方性導電体貼り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266289A JP2003078238A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 異方性導電体貼り付け装置および異方性導電体貼り付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003078238A true JP2003078238A (ja) | 2003-03-14 |
JP2003078238A5 JP2003078238A5 (ja) | 2008-10-23 |
Family
ID=19092616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001266289A Pending JP2003078238A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 異方性導電体貼り付け装置および異方性導電体貼り付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003078238A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006086245A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Casio Comput Co Ltd | 粘着性接着材の転写方法 |
JP2007057957A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Hitachi High-Technologies Corp | Acf貼り付け方法及びacf貼り付け装置 |
JP2007324471A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Toray Eng Co Ltd | 異方性導電テープ貼付装置 |
JP2009187037A (ja) * | 2009-05-26 | 2009-08-20 | Hitachi High-Technologies Corp | Acf貼り付け方法及びacf貼り付け装置 |
JP2010067996A (ja) * | 2009-12-14 | 2010-03-25 | Hitachi High-Technologies Corp | Acf貼り付け装置 |
KR100967687B1 (ko) | 2007-08-21 | 2010-07-07 | 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 | Acf부착장치, 플랫 패널 디스플레이의 제조장치 및 플랫패널 디스플레이 |
KR100967688B1 (ko) | 2007-08-21 | 2010-07-07 | 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 | Acf 부착 장치, 플랫 패널 디스플레이의 제조장치 및 플랫 패널 디스플레이 |
JP2010287901A (ja) * | 2004-04-28 | 2010-12-24 | Sony Chemical & Information Device Corp | 異方性導電膜担持テープを用いた実装方法 |
WO2013179533A1 (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | パナソニック株式会社 | Acf貼着装置及びacf貼着方法 |
JP2015060900A (ja) * | 2013-09-18 | 2015-03-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | テープ貼付け装置 |
KR20170006012A (ko) * | 2015-07-07 | 2017-01-17 | 엘지전자 주식회사 | 디스플레이 장치 |
US11246227B2 (en) | 2015-07-07 | 2022-02-08 | Lg Electronics Inc. | Display device |
KR20220112545A (ko) * | 2021-02-04 | 2022-08-11 | 한미반도체 주식회사 | 마스킹 테이프 박리장치 |
-
2001
- 2001-09-03 JP JP2001266289A patent/JP2003078238A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010287901A (ja) * | 2004-04-28 | 2010-12-24 | Sony Chemical & Information Device Corp | 異方性導電膜担持テープを用いた実装方法 |
JP2006086245A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Casio Comput Co Ltd | 粘着性接着材の転写方法 |
JP4595459B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2010-12-08 | カシオ計算機株式会社 | 粘着性接着材の転写方法 |
JP2007057957A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Hitachi High-Technologies Corp | Acf貼り付け方法及びacf貼り付け装置 |
JP4539856B2 (ja) * | 2005-08-25 | 2010-09-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | Acf貼り付け方法及びacf貼り付け装置 |
JP2007324471A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Toray Eng Co Ltd | 異方性導電テープ貼付装置 |
KR100967687B1 (ko) | 2007-08-21 | 2010-07-07 | 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 | Acf부착장치, 플랫 패널 디스플레이의 제조장치 및 플랫패널 디스플레이 |
KR100967688B1 (ko) | 2007-08-21 | 2010-07-07 | 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 | Acf 부착 장치, 플랫 패널 디스플레이의 제조장치 및 플랫 패널 디스플레이 |
JP2009187037A (ja) * | 2009-05-26 | 2009-08-20 | Hitachi High-Technologies Corp | Acf貼り付け方法及びacf貼り付け装置 |
JP2010067996A (ja) * | 2009-12-14 | 2010-03-25 | Hitachi High-Technologies Corp | Acf貼り付け装置 |
WO2013179533A1 (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | パナソニック株式会社 | Acf貼着装置及びacf貼着方法 |
JP2013251357A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Panasonic Corp | Acf貼着装置及びacf貼着方法 |
JP2015060900A (ja) * | 2013-09-18 | 2015-03-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | テープ貼付け装置 |
KR20170006012A (ko) * | 2015-07-07 | 2017-01-17 | 엘지전자 주식회사 | 디스플레이 장치 |
US11246227B2 (en) | 2015-07-07 | 2022-02-08 | Lg Electronics Inc. | Display device |
KR102382300B1 (ko) * | 2015-07-07 | 2022-04-05 | 엘지전자 주식회사 | 디스플레이 장치 |
US11785726B2 (en) | 2015-07-07 | 2023-10-10 | Lg Electronics Inc. | Display device |
KR20220112545A (ko) * | 2021-02-04 | 2022-08-11 | 한미반도체 주식회사 | 마스킹 테이프 박리장치 |
KR102692146B1 (ko) * | 2021-02-04 | 2024-08-06 | 한미반도체 주식회사 | 마스킹 테이프 박리장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003078238A (ja) | 異方性導電体貼り付け装置および異方性導電体貼り付け方法 | |
EP1128415B1 (en) | Sheet removing apparatus and method | |
JP5078672B2 (ja) | 粘着テープの貼着装置及び貼着方法 | |
JP4599324B2 (ja) | 粘着性テープの貼着装置 | |
JP2008201669A (ja) | 複合ガラス板の分断方法および装置 | |
JPH066019A (ja) | 異方性導電膜の貼付け方法および装置 | |
JP2003051517A (ja) | テープ部材貼着装置 | |
JPH1027820A (ja) | 異方性導電体貼付装置及び異方性導電体貼付方法 | |
JP2007057957A (ja) | Acf貼り付け方法及びacf貼り付け装置 | |
JP4616521B2 (ja) | 異方性導電体貼り付け装置および異方性導電体貼り付け方法 | |
JP4892411B2 (ja) | 粘着テープの貼着装置及び貼着方法 | |
JP4824505B2 (ja) | 電子部品圧着装置および電子部品圧着方法 | |
JP4727513B2 (ja) | 粘着性テープの貼着装置及び貼着方法 | |
JP2010149988A (ja) | フィルム片剥離装置 | |
JP2007047286A (ja) | 異方導電膜貼付装置及び方法 | |
JP4958817B2 (ja) | 電子部品の実装装置 | |
JP5370280B2 (ja) | テープ貼付け装置およびテープ貼付け方法 | |
JP4116509B2 (ja) | テープ部材の貼着装置 | |
JP2008159617A (ja) | テープの交換方法及び装置 | |
JPH1051115A (ja) | 異方性導電膜貼付け装置及び異方性導電膜分割方法 | |
JP3466469B2 (ja) | 粘着テープ貼付装置および粘着テープ貼付方法 | |
JPH1062807A (ja) | 異方性導電膜の貼り付け方法およびその装置 | |
JPH0926594A (ja) | Acfテープのカッタ装置 | |
JP2011048062A (ja) | 粘着テープの貼着装置及び貼着方法 | |
JPH07287245A (ja) | 異方性導電膜貼付装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080829 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080829 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101102 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110308 |