JP2003077278A - 半導体メモリ装置及びそのデータ読出し方法 - Google Patents

半導体メモリ装置及びそのデータ読出し方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数特性に対する要求が大きい読出し動作
時と周波数特性に対する要求が相対的に小さな読出し動
作時のデータ読出し経路とを異なるようにすることによ
ってデータを安定的に出力することができる半導体メモ
リ装置及びそのデータ読出し方法を提供する。 【解決手段】 半導体メモリ装置及びそのデータ読出し
方法であって、メモリセルアレイ、及び第1待ち時間動
作の場合にはイネーブル信号に応答してメモリセルアレ
イから出力される信号対の各々をラッチして出力し、第
2待ち時間動作の場合にはイネーブル信号に応答してメ
モリセルアレイから出力される信号対の各々の電圧差を
増幅して出力するための差動増幅及びラッチ回路で構成
されている。したがって、高周波特性が要求される待ち
時間動作と相対的に高周波特性が要求されない待ち時間
動作とを区分し、相異なるデータ読出し経路を通してデ
ータが出力されるようにすることによって、データ読出
しエラーを減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリ装置及
びそのデータ読出し方法に係り、特に、メモリセルアレ
イから読み出されるデータを安定的に出力することがで
きる半導体メモリ装置及びそのデータ読出し方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体メモリ装置は、メモリセル
アレイから読み出されるデータを共通データ入出力ライ
ンに伝送する。共通データ入出力ラインに伝送されたデ
ータは、電流−電圧変換器、差動増幅器(またはラッ
チ)、データ出力バッファ、及びデータ出力ドライバを
通して出力される。
【0003】すなわち、従来の半導体メモリ装置は、電
流−電圧変換器の出力端に差動増幅器を備えて電流−電
圧変換器の出力信号を増幅してデータ出力バッファに伝
送したり、ラッチを備えて電流−電圧変換器の出力信号
をラッチしてデータ出力バッファに伝送したりしてい
る。
【0004】図1は、従来の半導体メモリ装置のブロッ
ク図であって、メモリセルアレイ10、電流−電圧変換
器(IVC)20−1〜20−n、差動増幅器(DA)
22−1〜22−n、データ出力バッファ(DOB)2
4−1〜24−n、及びデータ出力ドライバ(DOD)
26−1〜26−nで構成されている。
【0005】図1に示したブロック図は、更に、データ
読出し経路の構成を示し、LIO11/B〜LIO1n
/B、...、LIOm1/B〜LIOmn/Bはロー
カルデータ入出力ライン対を、MIO1/B〜MIOn
/Bはメインデータ入出力ライン対を各々示す。
【0006】図1に示したブロックの各々の読出し動作
時の機能を以下に説明する。
【0007】メモリセルアレイ10に貯蔵されたデータ
がローカルデータ入出力ライン対LIO11/B〜LI
O1n/B、...、LIOm1/B〜LIOmn/B
で伝送される。そして、ローカルデータ入出力ライン対
LIO11/B〜LIO1n/B、...、LIOm1
/B〜LIOmn/Bで伝送されたデータは、メインデ
ータ入出力ライン対MIO1/B〜MIOn/Bで伝送
される。電流−電圧変換器20−1〜20−nの各々
は、メインデータ入出力ライン対MIO1/B〜MIO
n/Bの各々で伝送されるデータの電流差を電圧差に変
換して信号Xを発生する。差動増幅器22−1〜22−
nは、信号Yに応答して、電流−電圧変換器20−1〜
20−nの各々から出力される信号の電圧差を増幅して
信号Zを発生する。データ出力バッファ24−1〜24
−nの各々は、差動増幅器22−1〜22−nの各々か
ら出力される信号をバッファして出力する。データ出力
ドライバ26−1〜26−nの各々は、データ出力バッ
ファ24−1〜24−nの各々から出力されるデータを
駆動して、データD1〜Dnを出力する。
【0008】図2A〜図2Cにおいて、図1に示した半
導体メモリ装置の電流−電圧変換器及び差動増幅器の動
作を説明するための動作タイミング図である。図2Aは
正常動作時の動作タイミング図を、図2Bは高周波動作
時の動作タイミング図を、図2Cは工程変化による動作
タイミング図を各々示す。
【0009】図2A〜図2Cにおいて、CLKはクロッ
ク信号を、CMDは命令信号を示し、斜線を付けた部分
は無効データ区間を示す。
【0010】図2Aでは、電流−電圧変換器20−1〜
20−nからデータCSA1、CSA2、CSA3、C
SA4が連続的に出力される。差動増幅器22−1〜2
2−nをイネーブルするための信号Yが入力されると、
差動増幅器22−1〜22−nは、信号Yに応答してデ
ータCSA1、CSA2、CSA3、CSA4を取り込
み、データDO1、DO2、DO3、DO4を連続的に
発生する。期間t1は読出し命令が印加される時のクロ
ック信号CLKの発生時点から最初のデータCSA1が
電流−電圧変換器20−1〜20−nを通して出力され
始める時点までを示す。期間t2は読出し命令が印加さ
れる時のクロック信号CLKの発生時点から信号Yが発
生し始める時点までを示す。期間t3は信号Yのイネー
ブル期間を示す。
【0011】図2Bでは、クロック信号CLKの発生周
期が速くなり、クロック信号CLKに応答して電流−電
圧変換器20−1〜20−nからデータCSA1、CS
A2、CSA3、CSA4が連続的に出力される。信号
Yに応答して差動増幅器22−1〜22−nはデータC
SA1、CSA2、CSA3、CSA4を取り込み、デ
ータDO1、DO2、DO3、DO4を連続的に出力す
る。ところで、データCSA2が信号Yのイネーブル期
間t2内に差動増幅器22−1〜22−nに入力される
と、差動増幅器22−1〜22−nはデータDO1を出
力しないで、次のデータDO2を出力するようになる。
これは差動増幅器22−1〜22−nのイネーブル期間
t2内にデータが遷移されると差動増幅器22−1〜2
2−nの出力信号も変更されるためである。したがっ
て、図2Bの場合には、データDO1が出力されなくな
ってデータ読出しエラーが発生する。図2Bでは、デー
タDO2、DO3、DO4が切られて出力されるように
なるが、後段のデータ出力バッファによってデータDO
2、DO3、DO4が連結されて出力されるようにな
る。
【0012】図2Cでは、工程変化によって電流−電圧
変換器20−1〜20−nを通して出力されるデータC
SA1、CSA2、CSA3、CSA4が時間t4ほど
遅延されて出力される。差動増幅器22−1〜22−n
はデータCSA1、CSA2、CSA3、CSA4が時
間t4ほど遅延されて出力されても、信号Yのイネーブ
ル期間t2内にデータCSA1、CSA2、CSA3、
CSA4が入力されると、差動増幅器22−1〜22−
nがデータDO1、DO2、DO3、DO4を安定して
発生できる。図2Cでは、データDO1、DO2、DO
3、DO4が切られて出力されるようになるが、後段の
データ出力バッファによってデータDO1、DO2、D
O3、DO4が連結されて出力されるようになる。した
がって、データ読出しエラーが発生しなくなる。
【0013】すなわち、図1に示したように半導体メモ
リ装置のデータ読出し経路を電流−電圧変換器と差動増
幅器とで構成すると高周波動作時にデータ読出しエラー
が発生するようになるが、工程変化によるデータ読出し
エラーは発生しなくなる。
【0014】図3は、従来の半導体メモリ装置のブロッ
ク図であって、メモリセルアレイ10、電流−電圧変換
器20−1〜20−n、ラッチ28−1〜28−n、デ
ータ出力バッファ24−1〜24−n、及びデータ出力
ドライバ26−1〜26−nで構成されている。図3に
示したブロック図は図1に示したブロック図の差動増幅
器22−1〜22−nの代りにラッチ28−1〜28−
nを備えて構成されている。図3では、LAはラッチを
示し、図2に示したブロックと同様なブロックは同様の
符号及び番号で示した。
【0015】図3に示したブロック各々の機能を説明す
ると次の通りである。
【0016】図3では、図2に示したブロックと同様な
ブロックの機能は、図1に示した説明を参考とすると容
易に理解されよう。ラッチLAは信号Yに応答して電流
−電圧変換器20−1〜20−nの出力信号をラッチし
て出力する。
【0017】図4A〜図4Cは、図3に示した半導体メ
モリ装置の電流−電圧変換器及びラッチの動作を説明す
るための動作タイミング図であって、図4Aは正常動作
時の動作タイミング図を、図4Bは高周波動作時の動作
タイミング図を、図4Cは工程変化による動作タイミン
グ図を各々示すものである。
【0018】図4A〜図4Cでは、CLKはクロック信
号を、CMDは命令信号を示し、斜線を付けた部分は無
効データ区間を示す。
【0019】図4Aでは、電流−電圧変換器20−1〜
20−nからデータCSA1、CSA2、CSA3、C
SA4が連続的に出力される。ラッチ28−1〜28−
nは信号Yに応答してデータCSA1、CSA2、CS
A3、CSA4を取り込み、データDO1、DO2、D
O3、DO4を連続的に発生する。期間t1は読出し命
令が印加される時のクロック信号CLKの発生時点から
最初のデータCSA1が電流−電圧変換器20−1〜2
0−nを通して出力され始める時点までを示す。期間t
2は読出し命令が印加される時のクロック信号CLKの
発生時点から信号Yが発生し始める時点までを示す。期
間t3は信号Yのイネーブル期間を示す。
【0020】図4Bでは、クロック信号CLKの発生周
期が速くなり、クロック信号CLKに応答して電流−電
圧変換器20−1〜20−nからデータCSA1、CS
A2、CSA3、CSA4が連続的に出力される。信号
Yの立ち上がりエッジでラッチ28−1〜28−nはデ
ータCSA1、CSA2、CSA3、CSA4を取り込
んでラッチし、データDO1、DO2、DO3、DO4
を出力する。ラッチ28−1〜28−nは信号Yのイネ
ーブル期間t2内に電流−電圧変換器20−1〜20−
nから出力されるデータの状態が変わっても、信号Yの
立ち上がりエッジでラッチされたデータをそのまま維持
する。したがって、データ読出しエラーが発生しない。
【0021】図4Cでは、工程変化によって電流−電圧
変換器20−1〜20−nを通してデータCSA1、C
SA2、CSA3、CSA4が時間t4ほど遅延されて
出力される。ラッチ28−1〜28−nは信号Yの立ち
上がりエッジで無効データをラッチすることによって、
データDO1を出力できなくなる。そして、ラッチ28
−1〜28−nは信号Yに応答してデータCSA2、C
SA3、CSA4をラッチしてデータDO2、DO3、
DO4を出力する。すなわち、この場合にはデータDO
1を出力できないためにデータ読出しエラーが発生す
る。
【0022】上述したように、電流−電圧変換器20−
1〜20−nの出力端にラッチ28−1〜28−nを備
えると、高周波動作の場合にはデータを安定化するよう
に出力することができるが、工程変化が発生すると無効
データを出力するようになる。
【0023】すなわち、従来の半導体メモリ装置のデー
タ読出し経路に電流−電圧変換器と差動増幅器を備える
ように構成すると、工程変化時にはデータを安定的に出
力できるが、高周波動作時にデータ読出しエラーが発生
するという問題点があった。
【0024】また、データ読出し経路に電流−電圧変換
器とラッチを備えるように構成すると、高周波動作時に
データを安定的に出力することができるが、工程変化時
にはデータ読出しエラーが発生するという問題点があっ
た。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みてなされたものであり、例えば、データを安定
的に出力することができる半導体メモリ装置及びそのデ
ータ読出し方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の半導体メモリ装置は、周波数特性に対する要
求が大きい読出し動作時のデータ読出し経路と、周波数
特性に対する要求が相対的に小さな読出し動作時のデー
タ読出し経路とを異なるようにすることによって、デー
タを安定的に出力することを特徴とする。
【0027】前記目的を達成するための本発明の半導体
メモリ装置のデータ読出し方法は、周波数特性に対する
要求が大きい読出し動作時のデータ読出し段階と、周波
数特性に対する要求が相対的に小さな読出し動作時のデ
ータ読出し段階とを含むようにすることによって、デー
タを安定的に出力することを特徴とする。
【0028】また、前記目的を達成するための本発明の
半導体メモリ装置は、メモリセルアレイ、第1待ち時間
動作の場合に前記メモリセルアレイから出力される信号
を増幅して出力するための第1増幅回路、及び第2待ち
時間動作の場合に前記メモリセルアレイから出力される
信号を増幅して出力するための第2増幅回路を備えるこ
とを特徴とする。
【0029】前記目的を達成するための本発明の半導体
メモリ装置の一実施形態は、メモリセルアレイ、及び第
1待ち時間動作の場合にはイネーブル信号に応答して前
記メモリセルアレイから出力される信号対の各々をラッ
チして出力し、第2待ち時間動作の場合には前記イネー
ブル信号に応答して前記メモリセルアレイから出力され
る信号対の各々の電圧差を増幅して出力するための差動
増幅及びラッチ回路を備えることを特徴とする。
【0030】前記目的を達成するための本発明の半導体
メモリ装置の他の実施形態は、メモリセルアレイ、第1
待ち時間動作の場合にはイネーブル信号に応答して前記
メモリセルアレイから出力される信号対の各々をラッチ
して出力するためのラッチ回路、及び第2待ち時間動作
の場合には前記イネーブル信号に応答して前記メモリセ
ルアレイから出力される信号対の各々の電圧差を増幅し
て出力するための差動増幅回路を備えることを特徴とす
る。
【0031】前記他の目的を達成するための本発明の半
導体メモリ装置のデータ読出し方法は、メモリセルアレ
イからデータが出力される段階、及び第1待ち時間動作
の場合にはイネーブル信号に応答して前記メモリセルア
レイから出力されるデータをラッチして出力し、第2待
ち時間動作の場合には前記イネーブル信号に応答して前
記メモリセルアレイから出力されるデータを増幅して出
力する段階を含むことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参考として
本発明の好適な第1の実施形態に係る半導体メモリ装置
及びそのデータ読出し方法を説明する。 (第1の実施形態)図5は、本発明の好適な第1の実施
形態に係る半導体メモリ装置のブロック図であって、図
1に示したブロック図の差動増幅器22−1〜22−n
の代りに差動増幅器及びラッチ30−1〜30−nが配
置されている。図5では、“DA&LA”は差動増幅器
及びラッチを含む回路を示し、図1に示したブロックと
同様なブロックは同様の符号及び番号で示した。図5で
図1に示したブロックと同様なブロックの機能は、図1
に示したブロックの機能の説明を参考とすると容易に理
解されよう。
【0033】図5に示したブロックの各々の機能を説明
すると次の通りである。半導体メモリ装置は、一般的
に、CAS(Column Adress Strobe;
カラムアドレスストローブ)待ち時間が2の場合にはC
AS待ち時間(CL)が3の場合に比べて周波数特性に
対する要求が相対的に小さく、CAS待ち時間が3の場
合にはCAS待ち時間が2の場合に比べて時間tAA、
すなわち、データ読出し速度に対する要求は大きくない
反面、周波数特性に対する要求が相対的に大きい。
【0034】そこで、本発明の好適な第1の実施形態に
係る半導体メモリ装置では、差動増幅器及びラッチ30
−1〜30−nは、CAS待ち時間(CL)が2の場合
には信号Yに応答して電流−電圧変換器20−1〜20
−nを通して出力されるデータを差動増幅器を通して出
力し、CAS待ち時間(CL)が3の場合には信号Yに
応答して電流−電圧変換器30−1〜30−nを通して
出力されるデータをラッチを通して出力する。すなわ
ち、差動増幅器及びラッチ30−1〜30−nの各々
は、信号CL2、Yに応答して差動増幅器で動作し、信
号CL3、Yに応答してラッチで動作する。
【0035】図5の実施形態の構成では、半導体メモリ
装置が電流−電圧変換器20−1〜20−nを備えるも
ので示したが、本発明の半導体メモリ装置は、必ずしも
電流−電圧変換器20−1〜20−nを備える必要はな
い。
【0036】図6は、図5に示した差動増幅器及びラッ
チ(DA&LA)の実施形態の回路図であって、PMO
SトランジスタP1、P2で構成されたPMOSラッチ
40、PMOSトランジスタP3、P4、P5で構成さ
れたプリチャージ回路42、NMOSトランジスタN
7、N8で構成されたNMOSラッチ44、NMOSト
ランジスタN1〜N6、N9〜N11、及びPMOSト
ランジスタP6で構成されている。
【0037】図6に示した回路の動作を説明すると次の
通りである。
【0038】CAS待ち時間が2に設定されると信号C
L2が“ハイ”レベルになる。そうすると、NMOSト
ランジスタN1、N4、N5、N6がオンされて、これ
によりNMOSトランジスタN7、N8がオフされる。
この際、信号CL3は“ロー”レベルであるので、NM
OSトランジスタN2、N3がオフされる。したがっ
て、この場合には差動増幅器及びラッチがPMOSラッ
チ40でのみ構成されるようになる。信号Yが“ロー”
レベルの場合にPMOSトランジスタP3〜P5がオン
されてノードA、Bがプリチャージされて、PMOSト
ランジスタP6がオンされてノードC、Dがプリチャー
ジされる。この状態で、信号Yが“ハイ”レベルに遷移
されると、NMOSトランジスタN11がオンされて、
PMOSトランジスタP6がオフされて、プリチャージ
回路42の動作がディスエーブルされることによって差
動増幅器及びラッチの動作がイネーブルされる。この
際、電流−電圧変換器から“ハイ”レベルの入力信号I
Nと“ロー”レベルの反転入力信号INBが印加される
とノードDが“ロー”レベルに、ノードCが“ハイ”レ
ベルになる。したがって、ノードAはプリチャージレベ
ルから“ハイ”レベルに遷移されて、ノードBはプリチ
ャージレベルから“ロー”レベルに遷移される。したが
って、“ハイ”レベルの信号が出力信号OUTで発生し
て、“ロー”レベルの信号が反転出力信号OUTBで発
生する。そして、ノードA、Bの信号がPMOSラッチ
40によって増幅される。ところで、もし信号Yのイネ
ーブル期間内に入力信号INと反転入力信号INBのレ
ベルが各々“ロー”レベルと“ハイ”レベルに遷移され
るとすると、出力信号OUTと反転出力信号OUTBと
のレベルが各々“ロー”レベルと“ハイ”レベルに遷移
される。すなわち、差動増幅器及びラッチが差動増幅器
と同一に動作するようになる。
【0039】CAS待ち時間が3に設定されると信号C
L3が“ハイ”レベルになる。そうすると、NMOSト
ランジスタN2、N3がオンされる。この際、信号CL
2は“ロー”レベルであるので、NMOSトランジスタ
N1、N4、N5、N6がオフされる。したがって、こ
の場合には差動増幅器及びラッチがPMOSラッチ40
とNMOSラッチ44で構成される。信号Yが“ハイ”
レベルに遷移されると、NMOSトランジスタN11が
オンされて、PMOSトランジスタP6がオフされて、
プリチャージ回路42の動作がディスエーブルされるこ
とによって差動増幅器及びラッチの動作がイネーブルさ
れる。この際、電流−電圧変換器から“ハイ”レベルの
入力信号INと“ロー”レベルの反転入力信号INBが
印加されるとノードDが“ロー”レベルに、ノードCが
“ハイ”レベルになる。したがって、ノードA、Bの各
々が“ハイ”レベル、“ロー”レベルに遷移される。し
たがって、出力信号OUTが“ハイ”レベルに、反転出
力信号OUTBが“ロー”レベルに遷移される。この
際、ノードA、Bの信号レベルがPMOSラッチ40と
NMOSラッチ44によってラッチされる。以後、信号
Yのイネーブル期間内に入力信号INと反転入力信号I
NBのレベルが各々“ロー”レベルと“ハイ”レベルに
遷移されてノードC、Dの信号レベルが遷移されても、
NMOSラッチ44によってノードAとノードCとの間
及びノードBとノードDとの間に電流経路が形成されな
いので、出力信号OUTと反転出力信号OUTBとがラ
ッチされたレベルを維持するようになる。すなわち、こ
の場合には差動増幅器及びラッチがラッチで動作するよ
うになる。
【0040】図7A、図7Bは図5に示した半導体メモ
リ装置の電流−電圧変換器(IVC)及び差動増幅器及
びラッチ(DA&LA)の動作を説明するための動作タ
イミング図であって、図7AはCAS待ち時間が2であ
って、差動増幅器及びラッチが差動増幅器で動作する場
合の動作タイミング図を、図7BはCAS待ち時間が3
であって、差動増幅器及びラッチがラッチで動作する場
合の動作タイミング図をそれぞれ示すものである。
【0041】図7A及び図7Bでは、CLKはクロック
信号を、CMDは命令信号を示し、斜線を付けた部分は
無効データ区間を示す。
【0042】図7Aでは、差動増幅器及びラッチが差動
増幅器で動作するようになることによって、読出し命令
が印加される場合のクロック信号CLKの立ち上がりエ
ッジから信号Yのイネーブルのタイミングまでの期間t
5が減るようになってもデータを安定的に出力すること
ができる。すなわち、信号Yのイネーブル期間t3にこ
のデータを増幅して出力することができる。また、信号
Yのイネーブルのタイミングが速くなって時間tAA2
が減るようになることによってデータ読出し速度が速く
なる。
【0043】図7Bでは、差動増幅器及びラッチがラッ
チで動作するようになることによって、クロック信号C
LKの周期が短くなってもデータを安定的に出力するこ
とができる。すなわち、信号Yのイネーブル期間t3内
で次のデータが入力されても、以前のデータをラッチし
て出力するためにデータ読出しエラーが発生しない。
【0044】したがって、本発明の半導体メモリ装置
は、CAS待ち時間が2の場合には差動増幅器及びラッ
チが差動増幅器で動作するようにして、信号Yのイネー
ブルのタイミングが速くなるように設計することによっ
てデータ読出し速度が改善され、CAS待ち時間が3の
場合にはラッチで動作するように設計することによって
データ読出しエラーが発生しない。 (第2の実施形態)図8は、本発明の好適な第2の実施
形態に係る半導体メモリ装置のブロック図であって、図
5に示した本発明の好適な第1の実施形態に係る半導体
メモリ装置の電流−電圧変換器20−1〜20−nと差
動増幅器及びラッチ30−1〜30−nとの間に差動増
幅器32−1〜32−nを追加的に備えて構成されてい
る。
【0045】図8に示したブロックと同様なブロックは
同様の符号と番号で示した。
【0046】すなわち、図8に示した半導体メモリ装置
は、電流−電圧変換器20−1〜20−nから出力され
る信号の電圧差が小さいために、差動増幅器32−1〜
32−nを用いて電流−電圧変換器20−1〜20−n
の出力信号をさらに増幅して差動増幅器及びラッチ30
−1〜30−nに印加することによって、データ読出し
動作をさらに安定的に行うことができる。 (第3の実施形態)図9は、本発明の好適な第3の実施
形態に係る半導体メモリ装置のブロック図であって、図
5に示した電流−電圧変換器20−1〜20−nとデー
タ出力バッファ24−1〜24−nとの間に連結された
差動増幅器及びラッチ50−1〜50−nで構成され、
差動増幅器及びラッチ50−1〜50−nの各々は並列
連結された差動増幅器50−1〜50−nとラッチ52
−1〜52−nとで構成されている。
【0047】図9では、図5に示したブロックと同様な
ブロックは同様の符号及び番号を用いて示した。
【0048】図9では、差動増幅器52−1〜52−n
はCAS待ち時間が2の場合に信号Yに応答して電流−
電圧変換器20−1〜20−nの出力信号を増幅して出
力する。ラッチ54−1〜54−nはCAS待ち時間が
3の場合に信号Yの立ち上がりエッジで電流−電圧変換
器20−1〜20−nの出力信号をラッチして出力す
る。
【0049】すなわち、図9に示した本発明の好適な第
3の実施形態に係る半導体メモリ装置は、図5に示した
差動増幅器及びラッチの構成を一体型で構成したもので
なく、別々に構成したものである。
【0050】図8及び図9の好適な第2及び第3の実施
形態の構成でも、図5の構成と同様に半導体メモリ装置
が電流−電圧変換器20−1〜20−nを備えることを
示したが、本発明の半導体メモリ装置は、必ずしも電流
−電圧変換器20−1〜20−nを必ず備える必要はな
い。
【0051】図10は、図9に示した差動増幅器及びラ
ッチの具体的な構成を示す図であって、差動増幅回路5
2は差動増幅器60以外にインバータI1及びCMOS
伝送ゲートC1、C2を追加的に備え、ラッチ回路54
はラッチ62以外にインバータI2及びCMOS伝送ゲ
ートC3、C4を追加的に備えて構成されている。
【0052】図10に示した回路の動作を説明すると次
の通りである。
【0053】CAS待ち時間が2に設定されると信号C
L2が“ハイ”レベルになって信号CL3が“ロー”レ
ベルになる。そうすると、CMOS伝送ゲートC1、C
2がオンされて電流−電圧変換器から出力される信号C
SA、CSABが伝送される。この際、CMOS伝送ゲ
ートC1を通して出力される信号を信号IN/INBと
すると、差動増幅器60は信号Yに応答して信号IN/
INBの電圧差を増幅して信号OUT/OUTBを発生
する。CMOS伝送ゲートC2は信号OUT/OUTB
を伝送する。この際、CMOS伝送ゲートC2を通して
出力される信号が信号DO/DOBになる。
【0054】CAS待ち時間が3に設定されると信号C
L3が“ハイ”レベルになって信号CL2が“ロー”レ
ベルになる。そうすると、CMOS伝送ゲートC3、C
4がオンされて電流−電圧変換器から出力される信号C
SA、CSABが伝送される。この際、CMOS伝送ゲ
ートC3を通して出力される信号を信号IN/INBと
すると、ラッチ62は信号Yに応答して信号IN/IN
Bをラッチして信号OUT/OUTBを発生する。この
際、発生する信号YのイネーブルのタイミングはCAS
待ち時間が2の場合に発生する信号Yのイネーブルのタ
イミングより遅くなる。CMOS伝送ゲートC4は信号
OUT/OUTBを伝送する。この際、CMOS伝送ゲ
ートC4を通して出力される信号が信号DO/DOBに
なる。
【0055】図示しなかったが、図10に示した実施形
態の回路で、差動増幅器60の前段にもう一つの差動増
幅器を追加的に備えて構成してもよい。
【0056】図11に示した回路は、図6に示した差動
増幅器及びラッチから差動増幅器の構成のみを示したも
のである。
【0057】図11は、図10に示した差動増幅器の実
施形態の回路図であって、図6に示した差動増幅器及び
ラッチのPMOSトランジスタP1〜P5、及びNMO
SトランジスタN9〜N11で構成されている。
【0058】図11に示した回路の動作を説明すると次
の通りである。
【0059】信号Yが“ロー”レベルの場合にPMOS
トランジスタP3〜P5がオンされてノードA、Bがプ
リチャージされる。
【0060】信号Yが“ハイ”レベルに遷移されるとP
MOSトランジスタP3〜P5がオフされてNMOSト
ランジスタN11がオンされて差動増幅器の動作がイネ
ーブルされる。この状態で、“ハイ”レベルの信号IN
と“ロー”レベルの信号INBが印加されるとNMOS
トランジスタN10がオンされてNMOSトランジスタ
N9がオフされてノードA、Bが各々“ハイ”レベルと
“ロー”レベルに遷移される。PMOSラッチ40はノ
ードA、Bの信号を増幅する。したがって、出力信号O
UTと反転出力信号OUTBが各々“ハイ”レベルと
“ロー”レベルに遷移される。ところで、信号Yが“ハ
イ”レベルを維持する状態で“ロー”レベルと“ハイ”
レベルの信号IN、INBが発生するとノードA、Bが
各々“ロー”レベルと“ハイ”レベルに遷移される。す
なわち、信号Yが“ハイ”レベルを維持する状態で信号
IN、INBのレベルが変われば出力信号OUTと反転
出力信号OUTBの状態も変わるようになる。
【0061】図12は図10に示したラッチの実施形態
の回路図であって、図6に示した差動増幅器及びラッチ
のPMOSトランジスタP1〜P5、及びNMOSトラ
ンジスタN2、N3、N9〜N11で構成されている。
【0062】図12に示した回路の動作を説明すると次
の通りである。
【0063】信号Yが“ロー”レベルの場合にPMOS
トランジスタP3〜P5がオンされてノードA、Bがプ
リチャージされる。
【0064】信号Yが“ハイ”レベルに遷移されるとP
MOSトランジスタP3〜P5がオフされてNMOSト
ランジスタN11がオンされてラッチの動作がイネーブ
ルされる。この状態で、“ハイ”レベルの信号INと
“ロー”レベルの信号INBが印加されるとNMOSト
ランジスタN10がオンされてNMOSトランジスタN
9がオフされてノードA、Bが各々“ハイ”レベルと
“ロー”レベルに遷移される。NMOSラッチ44とP
MOSラッチ40はノードA、Bのデータをラッチす
る。したがって、出力信号OUTと反転出力信号OUT
Bが各々“ハイ”レベルと“ロー”レベルに遷移され
る。ところで、信号Yが“ハイ”レベルを維持する状態
で“ロー”レベルと“ハイ”レベルの信号IN、INB
が発生してもNMOSラッチ44を通してノードA、B
にデータが伝送されることができないのでノードA、B
は各々ラッチされたレベルを維持するようになる。すな
わち、出力信号OUTと反転出力信号OUTBのレベル
が変わらないで最初にラッチされたレベルを維持するよ
うになる。
【0065】図11に示した差動増幅器で動作する場合
における信号Yのイネーブルのタイミングは図12に示
したラッチで動作する場合における信号Yのイネーブル
のタイミングより速くなる。
【0066】図11に示した差動増幅器と図12に示し
たラッチは、図6に示した差動増幅器及びラッチを用い
て構成したが、図10の差動増幅器及びラッチを一般的
な差動増幅器及びラッチを用いて構成してもかまわな
い。
【0067】すなわち、本発明の半導体メモリ装置及び
そのデータ読出し方法は、周波数特性に対する要求が相
対的に大きいCAS待ち時間動作の場合には、電流−電
圧変換器の出力信号をラッチを通して出力し、周波数特
性に対する要求が相対的に小さなCAS待ち時間動作の
場合には、信号Yのイネーブルのタイミングを周波数特
性に対する要求が相対的に大きいCAS待ち時間動作の
場合における信号Yのイネーブルのタイミングより速く
発生し、電流−電圧変換器の出力信号を差動増幅器を通
して出力することによってデータ読出しエラーを減らす
ことができる。
【0068】以上のように、本発明をその好適な実施形
態を参照して説明したが、当業者は、特許請求の範囲に
記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内
で、本発明を多様に修正及び変更させることができるこ
とが理解できよう。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、データを安定的に出力することができる半導体
メモリ装置及びそのデータ読出し方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体メモリ装置の一例の構成を示すブ
ロック図である。
【図2A】、
【図2B】、
【図2C】図1に示した半導体メモリ装置の電流−電圧
変換器及び差動増幅器の動作を説明するための動作タイ
ミング図である。
【図3】従来の半導体メモリ装置の他の例の構成を示す
ブロック図である。
【図4A】、
【図4B】、
【図4C】図3に示した半導体メモリ装置の電流−電圧
変換器及びラッチの動作を説明するための動作タイミン
グ図である。
【図5】本発明の好適な第1の実施形態に係る半導体メ
モリ装置のブロック図である。
【図6】図5に示した差動増幅器及びラッチの実施形態
の回路図である。
【図7A】、
【図7B】図5に示した半導体メモリ装置の電流−電圧
変換器及び差動増幅器及びラッチの高周波動作時の動作
を説明するための動作タイミング図である。
【図8】本発明の好適な第2の実施形態に係る半導体メ
モリ装置のブロック図である。
【図9】本発明の好適な第3の実施形態に係る半導体メ
モリ装置のブロック図である。
【図10】図9に示した差動増幅器及びラッチの具体的
な構成を示す図である。
【図11】図10に示した差動増幅器の実施形態の回路
図である。
【図12】図10に示したラッチの実施形態の回路図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5M024 AA36 BB14 BB15 BB35 CC72 CC79 DD23 DD29 PP01 PP02 PP03 PP07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルアレイと、 第1待ち時間動作の場合には前記メモリセルアレイから
    出力される信号対の各々をラッチして出力し、第2待ち
    時間動作の場合には前記メモリセルアレイから出力され
    る信号対の各々の電圧差を増幅して出力するための差動
    増幅及びラッチ回路と、 を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルアレイから出力される信
    号対の各々の電流差を電圧差に変換して前記差動増幅及
    びラッチ回路に出力するための電流−電圧変換回路をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体メ
    モリ装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルアレイと前記差動増幅及
    びラッチ回路との間に差動増幅回路をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記差動増幅及びラッチ回路は、 第1ノードと第1電源電圧との間に連結されてイネーブ
    ル信号に応答してオンされる第1NMOSトランジスタ
    と、 第2ノードと前記第1ノードとの間に連結されて前記メ
    モリセルアレイから出力される反転出力信号に応答して
    オンされる第2NMOSトランジスタと、 第3ノードと前記第1ノードとの間に連結されて前記メ
    モリセルアレイから出力される出力信号に応答してオン
    される第3NMOSトランジスタと、 前記第2ノードと前記第3ノードとの間に連結されて反
    転イネーブル信号に応答してオンされる第1プリチャー
    ジ回路と、 前記第1待ち時間動作の場合に前記第2ノード及び前記
    第3ノードの電圧をラッチするための第1ラッチと、 前記反転イネーブル信号に応答して第4ノード及び第5
    ノードの電圧をプリチャージするための第2プリチャー
    ジ回路と、 前記第1待ち時間動作の場合にオンされて前記第2ノー
    ド及び前記第3ノードの電圧を前記第4ノード及び前記
    第5ノードに伝送するための第1スイッチング回路と、 第2電源電圧に連結されて前記第4ノード及び前記第5
    ノードの電圧をラッチするための第2ラッチと、 前記第2待ち時間動作の場合に前記第1ラッチの動作を
    ディスエーブルするためのディスエーブル回路と、 前記第2待ち時間動作の場合にオンされて前記第2ノー
    ド及び前記第3ノードの電圧を前記第4ノード及び前記
    第5ノードに伝送するための第2スイッチング回路と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモ
    リ装置。
  5. 【請求項5】前記第2待ち時間動作の場合における前記
    イネーブル信号のイネーブルのタイミングが、前記第1
    待ち時間動作の場合における前記イネーブル信号のイネ
    ーブルのタイミングより速いことを特徴とする請求項4
    に記載の半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 メモリセルアレイと、第1待ち時間動作
    の場合に前記メモリセルアレイから出力される信号対の
    各々をラッチして出力するためのラッチ回路と、 第2待ち時間動作の場合に前記メモリセルアレイから出
    力される信号対の各々の電圧差を増幅して出力するため
    の差動増幅回路と、 を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリセルアレイから出力される信
    号対の各々の電流差を電圧差に変換して前記差動増幅及
    びラッチ回路に出力するための電流−電圧変換回路をさ
    らに備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体メ
    モリ装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリセルアレイと前記差動増幅回
    路との間に差動増幅回路をさらに備えることを特徴とす
    る請求項6に記載の半導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記ラッチ回路は、 前記第1待ち時間動作の場合にオンされて前記電流−電
    圧変換回路の出力信号を伝送するための第1スイッチ
    と、 前記第1スイッチを通して出力される信号をラッチして
    出力するためのラッチ回路と、 前記第1待ち時間動作の場合に前記ラッチ回路の出力信
    号を伝送するための第2スイッチと、 を備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体メモ
    リ装置。
  10. 【請求項10】 前記ラッチ回路は、 第1ノードと第1電源電圧との間に連結されてイネーブ
    ル信号に応答してオンされる第1NMOSトランジスタ
    と、 第2ノードと前記第1ノードとの間に連結されて前記第
    1スイッチを通して出力される反転出力信号に応答して
    オンされる第2NMOSトランジスタと、 第3ノードと前記第1ノードとの間に連結されて前記第
    2スイッチを通して出力される出力信号に応答してオン
    される第3NMOSトランジスタと、 前記第2ノード及び前記第3ノードの信号をラッチして
    第4ノード及び第5ノードに出力するための第1ラッチ
    と、 反転イネーブル信号に応答して前記第4ノード及び前記
    第5ノードをプリチャージするための第1プリチャージ
    回路と、 第2電源電圧に連結されて前記第4ノード及び前記第5
    ノードの信号をラッチするための第2ラッチと、 を備えることを特徴とする請求項9に記載の半導体メモ
    リ装置。
  11. 【請求項11】 前記第2待ち時間動作の場合における
    前記イネーブル信号のイネーブルのタイミングが、前記
    第1待ち時間動作の場合における前記イネーブル信号の
    イネーブルのタイミングより速いことを特徴とする請求
    項10に記載の半導体メモリ装置。
  12. 【請求項12】 前記差動増幅回路は、 前記第2待ち時間動作の場合にオンされて前記電流−電
    圧変換回路の出力信号を伝送するための第3スイッチ
    と、 前記第3スイッチを通して出力される信号を増幅するた
    めの差動増幅器と、 前記第2待ち時間動作の場合に前記差動増幅器の出力信
    号を伝送するための第4スイッチと、 を備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体メモ
    リ装置。
  13. 【請求項13】 前記差動増幅器は、 第6ノードと第1電源電圧との間に連結されて前記イネ
    ーブル信号に応答してオンされる第4NMOSトランジ
    スタと、 第7ノードと前記第6ノードとの間に連結されて前記第
    3スイッチを通して出力される反転出力信号に応答して
    オンされる第5NMOSトランジスタと、 第8ノードと前記第6ノードとの間に連結されて前記第
    3スイッチを通して出力される出力信号に応答してオン
    される第6NMOSトランジスタと、 前記反転イネーブル信号に応答して前記第7ノード及び
    前記第8ノードをプリチャージするための第2プリチャ
    ージ回路と、 第2電源電圧に連結されて前記第7ノード及び前記第8
    ノードの信号をラッチするための第3ラッチと、 を備えることを特徴とする請求項12に記載の半導体メ
    モリ装置。
  14. 【請求項14】 メモリセルアレイと、 第1待ち時間動作の場合に前記メモリセルアレイから出
    力される信号を増幅して出力するための第1増幅回路
    と、 第2待ち時間動作の場合に前記メモリセルアレイから出
    力される信号を増幅して出力するための第2増幅回路
    と、 を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  15. 【請求項15】 前記第1増幅回路は、 ラッチを備えることを特徴とする請求項14に記載の半
    導体メモリ装置。
  16. 【請求項16】 前記第2増幅回路は、 差動増幅器を備えることを特徴とする請求項14に記載
    の半導体メモリ装置。
  17. 【請求項17】 メモリセルアレイからデータが出力さ
    れる段階と、 第1待ち時間動作の場合には前記メモリセルアレイから
    出力される信号をラッチして出力し、第2待ち時間動作
    の場合には前記メモリセルアレイから出力される信号を
    増幅して出力する段階と、 を含むことを特徴とする半導体メモリ装置のデータ読出
    し方法。
  18. 【請求項18】 前記第2待ち時間動作の場合における
    前記メモリセルアレイから出力されるデータをラッチし
    て出力するタイミングが、前記第1待ち時間動作の場合
    における前記メモリセルアレイから出力されるデータを
    増幅して出力するタイミングより速いことを特徴とする
    請求項17に記載の半導体メモリ装置のデータ読出し方
    法。
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